『かなうならば、やさしく』
PC1:“あづま” 梔子 衣緒(キャラシート)PL:嗣子
PC2:“ウォードッグ” 上江洲 来夏((キャラシート)PL:ハシブトガラス
PC3:“アンガーキャリアー” 原谷 狭霧(キャラシート)PL:黄色の月
メインログ|雑談ログ
目次
プリプレイ
GM:【トレーラー】
GM:とすんと堕ちてきたその少年は、ぽふんと受け止めた少女に告げました。
GM:『ボクをコロしてくださいな』
GM:追ってきたわるものは、ほほえみ浮かべて告げてきます。
GM:『コロさないで、その子はとってもだいじなの』
GM:ダブルクロス The 3rd Edition Ver.大N市SSSC
GM:『かなうならば、やさしく』
GM:ダブルクロス、それは、裏切りを意味する言葉――
GM:【シナリオハンドアウト】
GM:PC1枠@梔子衣緒@ロイス対象:謎の少年
GM:推奨初期感情 庇護 など
GM:のんびりぼんやりと夜の散策をしていたある夜──
GM:あなたは高架上から堕ちてきた謎の少年と、少年を追う女性と遭遇します。
GM:すったもんだのあげく女性から逃れたあなたに、少年は告げました。
GM:「ありがとう、おねいさん。よければボクをコロしてくれませんか?」
GM:では自己紹介をお願います。
梔子衣緒:「梔子・衣緒(くちなし・いお)。剣道剣術そういうのなら任せなさいな」
梔子衣緒:のんびりほんわり系な、売剣稼業で生きる剣術小町な娘さんです。
梔子衣緒:口調の通りにのんびりと。これでも星辰館高等部の剣道部指導員補助とか、どこかの館の娘さんへの剣道指導とかで
梔子衣緒:結構、最近は場末の仕事からは離れられています。
梔子衣緒:とまあこんなんですが、キャラシにある通り記憶喪失縁者なし財産なしでなんかN市にいたため、こんな剣で稼いでるのだとか。
梔子衣緒:まあ、任せなさいな、とほんわり行きます。
梔子衣緒:データは白兵固定値型。あとカバーに孤独の魔眼。
梔子衣緒:今回のPTだとそんなに魔眼は役に立たない…かな?まあいいか。
梔子衣緒:どうかよろしく。ああそうだ、わたし。身体は14歳らしいけど、本当にそうなのかは分かんないんだよね。
梔子衣緒:ま、それでもよければどうかお願い。
GM:噂の剣術小町さん。よろしくおねがいします。今日はヒロイン(?)を拾ってもらいます。
GM:では続いてPC2と3のハンドアウトをば
GM:PC2、3枠共通@上江洲来夏、原谷沙霧共通@ロイス対象:千鳥咲夜
GM:推奨初期感情 任務に強力できる範囲のモノ
GM:千鳥咲夜は先日十三支部支部長補佐に就任したUGNチルドレンです。
GM:そんな彼女よりUGNを通して、支援要請があなた方に寄せられます。
GM:曰く、十三支部管轄区域外縁にて、FHらしき動きがみられたとのとことなのですが……
GM:では上江洲さん>原谷くんの順番に自己紹介をお願いします。
上江洲 来夏:いえっさ
上江洲 来夏:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYpZby8wIM
上江洲 来夏:「なになに、お仕事」
上江洲 来夏:「なになに、お仕事ー? それともお使い? ……え、休暇? やだー!」
上江洲 来夏:上江洲 来夏(かみえず・らいか)、UGNエージェント。前線に出たがりの戦闘員です。
上江洲 来夏:コンセプトは「明るく騒がしくそそっかしく」。だいたい初雪の日の犬みたいなものです。
上江洲 来夏:とにかく仕事をしている時が幸せなので、休暇を与えられてもこっそり出撃しようとしたり企みますが、
上江洲 来夏:侵蝕率の問題などで出撃できない時は自室でふて寝するような、私生活の無いタイプ。
上江洲 来夏:性能としてはタゲロ攻性変色からのRC射撃でそこそこの打点を出すアタッカー。ちょっとHPが多いよ。
上江洲 来夏:基本的には飼い主だとか依存先を探しているような生物です。よろしくお願い致します。
GM:よろしくおねがいします、がっつり仕事していきましょうね!
GM:ではPC3の狭霧くん、お願いします!
原谷狭霧:ういっす!
原谷狭霧:「原谷狭霧だ。アンガーキャリアーって呼ばれてる。」
原谷狭霧:「13支部の辺りって初めて行くんだよな……ヤベーのいたりしねえ……?」
原谷狭霧:はらやさぎり!高校一年兼イリーガル!
原谷狭霧:山登り中にカエンタケRBに寄生されてオーヴァードに覚醒したかわいそうな子!
原谷狭霧:頼れる先輩や友達とワイワイやりながら星辰館高校の近辺で寮暮らししてます。
原谷狭霧:シンドロームはサラマンダー/エグザイル/キュマイラのトライブリード。
原谷狭霧:イニシアチブに近づいて復讐の刃によりエンチャントフレイムしたカエンタケでを殴り合いを始めます。
原谷狭霧:今回向かう先はぶっちぎりの治安ヤベーエリア!上江洲さん頼りにしてますぜ!
原谷狭霧:以上!よろしくお願いいたします-!
GM:はい、ハレム状態ですね。満喫してくださいませ!
GM:では初めてまいりましょう。まずはマスターシーンからです。
GM:あ、その前に。SSSCの説明を流します。メモなどしておいてくださいませ。
GM:本日のSSSCですが、大まかには以下の内容で進めさせて頂きます。
GM:基本目標値:9
GM:プライズ:0/8 ※1シーン最大4点まで
GM:シーン数:0/6
GM:プライズが8の時点でトリガーイベントが発生、クライマックス戦闘へと移ります。
GM:プライズ内容:目標値9 使用技能《情報:UGN》《情報:噂話》※その他、リサーチ方法によるPCより提示の技能を一人一種まで(白兵、運転、射撃、RC、交渉を除く
GM:ミドルフェイズシーン4終了時点でプライズが既定値達しなかった場合、デウス・エクス・マキナってミッション失敗となります。
GM:また、ディシジョン・ポイント、一時財産点のシステムも採用します。
GM:ディシジョン・ポイントはプライズ判定、サブトピック判定でPPを発生させたさい、全PCが「発生させたPP-1」だけ、DPを獲得します。
GM:このDPはクライマックス直前に係数3で侵食率を増加させるか、バックトラック直前に係数1で侵食率を低減させることができます。
GM:一時財産点システムは、定められたサブトピックを開くことで、そのシーン間で使い切りとなる一時的な財産点をゲットできると言うシステムです。
GM:順当な形としてはプライズ判定前にこれらを獲得し、プライズ判定の補填に使うのが良いかと思われます。余剰分は、シーン後の購入判定で使用可能です。
GM:http://pulpfunction.ohugi.com/dx3_tw/sssc/
GM:詳細は里村さんがまとめてくださったこちらをばm(_ _)m
GM:では改めまして──
OP1
GM:シーンPC:マスターシーン
GM:一つ、二つ、三つ──
GM:然と理解していた、故に抗い、逆らった──
GM:よっつ、いつつ、むっつ──
GM:ぼんやりと感じてた、これはだめなことだって──
GM:ななちゅ、やっちゅ、ここのちゅ──
GM:だめだよ、こんなこと。だから──
GM:シーンエンド
OP2
GM:シーンPC:梔子衣緒(他PC登場不可
GM:※衣緒ちゃんが少年を拾うシーンです
GM:※侵蝕率をお願います。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:45->49)
梔子衣緒:や、悪かないね。
GM:月のきれいな夏の夜──
GM:夕方に降った雨の恵みか、涼やかな風が吹き絶好の散歩日和。
GM:あなたは少し足を伸ばして、十三区域外縁近くまで、夜の散歩としゃれこんでいました。
GM:高速道を上に備えた高架下──
梔子衣緒:「や。最近は暑くて敵わないからなあ…エアコン代もタダじゃないし」
梔子衣緒:そうやってふらふらと。気の向くまま足の向くまま。
梔子衣緒:「…おっと。あまり入ったことないとこまで来ちゃったな…」
梔子衣緒:廃ビルに荒れた路面。最近は、結構整っていた場所に馴れていたから。
梔子衣緒:まあ、それも一興。あの棒きれでなんとかしようと悪戦苦闘した日々を思い返すも悪くはなかろう。
梔子衣緒:脚の一歩が、長短がくるりくるりと変化する。
梔子衣緒:長く、短く、長く、長く、短く、そうやって。リズムもなにもなく。
GM:そしてリズムの変化は、あなたではなく上で起こりました。
GM:ききぃぃぃぃぃぃぃぃっ!
GM:高架状の高速道から鳴り響く、急激なブレーキ音。そして──
GM:がごごごごごごごごごっっっ! なにやら大きな鉄の固まりが、アスファルトを削る音。
梔子衣緒:「おっと。こいつは」ゆるりと。頭上を仰いで。「またまた凄いな」
GM:そして頭上を仰いだあなたの目に──
GM:空を舞う小さな少年が、浮かび上がります。
GM:小柄な身体を手術衣に包み──
GM:淡い金髪と、碧眼までもがしっかりと映し出され──
梔子衣緒:お、とそれを振り仰ぎ。その身がそのまま叩き付けられるのではないか、と見て取って。
GM:放っておけば、数秒後には、地面に叩きつけられ肉塊となることが、あなたには予想できました。
梔子衣緒:其処まで見て取ったと同時、自身も空へ跳んでいる。
梔子衣緒:一歩目で踏切り、
梔子衣緒:二歩目で高架の端を踏み、
梔子衣緒:三歩目で電柱に掛かった??違うかもしれないがまあいい??ワイヤーをジャンプ台に。
梔子衣緒:するりと抱え込む。
GM:とすん──
GM:その手の中に、驚くほどに軽い少年の身体が収まります。
謎の少年:「……わふっ?」
梔子衣緒:そのままくるくると回転し、勢いも壁を蹴り勢いを分散させれば無傷で降りられるだろう。
梔子衣緒:「やあ、少年」
梔子衣緒:「こんな涼しい日に、何をしてるかは知らないが」
GM:びっくりした声をあげ、少年が目を見引く。
梔子衣緒:にこり、と。梔子色の髪が、月の光に照らされて。
梔子衣緒:「気分がいいんだ。落し物くらい、拾ってあげたくなってね」
GM:その問いかけに、腕の中の少年はあどけなく微笑んで──
謎の少年:「ありがとう、おねいさん」
GM:少し舌足らずな口調で、礼を述べます。
梔子衣緒:その言葉と共に、いち、にい、さん、と壁を蹴るというより触れさせて調整し。
梔子衣緒:「なあに。気紛れさ。お礼になんて及ばない」
謎の少年:「──でもできれば受け止めないでほしかったな」されど、不思議なことをつぶやきます。
梔子衣緒:とん、と。
梔子衣緒:驚くほどに小さな音だけを立てて、路面に立つ。
梔子衣緒:「おお。余計なお世話だったかな」
GM:あなたが問いかけると同時に──
GM:どごぉぉぉぉぉんっ!
GM:頭上から聞こえる爆発音。
梔子衣緒:「やれやれ…今日は一段と激しいな。ハリウッド映画でも撮ってるのかね」
GM:どうやら事故を起こした車が、爆発炎上したようです。
謎の少年:「うん、ごめんなさい」
GM:再び意味のわからない謝罪。そして──
???:「あらあら──」
梔子衣緒:「さて。何に対して謝ってるのか分からないよ…おっと?」
GM:ふわり──
GM:上空から聞こえる声と気配。
GM:三度上を仰ぎ見れば、スラッとした肢体を白衣で包んだ黒髪の女性が、優雅に舞い降りてくることを確認できます。
梔子衣緒:「ふうむ」そっと少年を片腕で抱え直す。
謎の少年:「………………」ぎゅっとその手を握り返す。怯えるように。
???:「ありがとうございます、その子を受け止めてくださって」
GM:そして穏やかな笑みを浮かべ、女性が礼を述べてきます。
梔子衣緒:「今日は気紛れが感謝される日だ。…で、そういう貴方はどちらさま?」
GM:剣技に長けた梔子衣緒なれば──
GM:女性のその所作の裏に、おぞましい気配を感じるとることができます。
梔子衣緒:気配は読み取った上で、変わらずのんびりと微笑んでいます。
???:「そうですね、おそらくは知らないほうがあなた様にとってもよろしいかと?」
???:「何も問わず、その子を返してくださいませんか?」
梔子衣緒:「なんだい、どこかのやんごとなきどこぞかか何かの?」まるで映画だな、とでも言いたげな口調。
梔子衣緒:「…さて、そいつについてはだ」
梔子衣緒:「……少年、どうかな?」問いかける。「キミは、どうしたい?」
GM:実力のほどは計り知れません。ましてやあなたの片腕は、塞がれてしまっています。
謎の少年:「ボクは──」
謎の少年:「戻っちゃ、いけないんだ」
梔子衣緒:「ふうむ。事情があると。そいつは中々だ」
GM:ぎゅっと、あなたの腕を握る手に力を込める。
梔子衣緒:「よし、決めた」
???:「と、申されますと?」
梔子衣緒:「わたしが会ったのはこの子が先だ」
梔子衣緒:「そしてこの子は、そっちはイヤだって言ってる」
梔子衣緒:「じゃあ、落し物を拾ったわたしがどうするか、なんて決まってるさ」
梔子衣緒:その言葉が届く前に。
梔子衣緒:既に身を翻し、夜闇とビルの群れの中へ。
梔子衣緒:「こうする!残念だね、ミス!今回はご縁が無かったということで!」
梔子衣緒:片手は開けたまま。脱兎のごとくに音も無く。
???:「ああ、ご無体な──」不満の声を上げるが、その速度に対応できない。
梔子衣緒:こういう廃ビルだとか入り組んだ地形を駆ける訓練は欠かしたことがない。
梔子衣緒:相手も事故だ??車両などを回すのに、時間が必要だろう。
GM:荷物が多い状態ですが、あなたの目論見どおりなんとか逃げることはできそうです。
GM:もっとも流石に長時間この速度を維持することは難しいでしょうが──
GM:そして逃走がてらあなたは、こうした場合のUGNへの連絡先を思い出します。
GM:念の為近隣の支部──十三支部に連絡を取るべきかもしれません。
GM:そして──
謎の少年:「うわあ──」
梔子衣緒:ひょう、と跳躍しビルを跳び下り跳び上り。そうやって攪乱をして。一度撒いたということでペースを落とす。
GM:どこか呑気な声をあげる少年──
謎の少年:「おねいさん、とってもはやいなぁ──」
梔子衣緒:「キミも随分度胸があるなあ。前こうしてやった子は、大分愉快なことになってたんだけど」
梔子衣緒:アップダウンに急旋回、速度域もめちゃくちゃな走り方。
梔子衣緒:これくらいできなければ、銃器相手に戦うなどできないからこうしてるのだが。理解は中々得られていない。
梔子衣緒:「…さて、少年」
梔子衣緒:「ついつい流れで攫ったけれど。きみはどうしたい?」
謎の少年:「んー」
GM:しばし可愛らしく悩んだ少年は──
謎の少年:「おねいさん──よければボクをコロしてくれませんか?」
GM:──そう、あなたに告げました。
GM:シーンエンド!
GM:ロイス操作のみ可能です。
梔子衣緒:シナリオロイス?!
梔子衣緒:契約相手候補かも?:謎の少年 〇庇護/不審 で。
GM:では次のシーン。上江洲さんと原谷くんの合同OPです。
原谷狭霧:はーい!
OP3
GM:シーンPC:上江洲来夏、原谷沙霧(他PC登場不可)
GM:※千鳥咲夜より依頼を受けるシーンです
GM:※侵蝕率をお願いします
上江洲 来夏:登場侵蝕 上江洲 来夏の侵蝕率を9上昇(侵蝕率:35->44)
原谷狭霧:原谷狭霧の侵蝕を8増加しました(侵蝕率:40->48)+8(1d10->8)
原谷狭霧:たかい…
GM:十三支部管轄区域外縁
GM:同・寂れたドライブイン
GM:『FHの調査に協力してもらいたい』
GM:そう連絡を受けたあなた方二人は、指定された
GM:ドライブインへと訪れました。そして──
千鳥咲夜:「よく来てくれた──」
GM:奥のテーブルで待ち構えていたのは、しかめっつらの少女です。
上江洲 来夏:「ん、こんにちはー」ととん、と軽い足取りで飛び込んでくる少女の髪は、老婆のように白い。
原谷狭霧:「こんにちはっす!」
千鳥咲夜:「ウォードッグに、アンガーキャリアーで間違いないな?」
原谷狭霧:遅れて店内に入る少年が一人。
上江洲 来夏:周囲を見渡しながら、鼻をひくつかせるのは、臭いを覚えているのだ。
GM:確認するように、じろりと視線を送ってくる。
原谷狭霧:人気のない店内をてくてく歩き、テーブルの少女の元へ。
上江洲 来夏:コードネーム〝ウォードッグ〟、読んで字の如くである。
上江洲 来夏:「そうだよ。そっちが今日のお仕事をくれる人?」
GM:店内には、あなた方三人の他には誰もいません。
GM:カウンターには「ちょっと出てきます」と乱雑に書かれたメモ用紙。
原谷狭霧:アンガーキャリアー。戦闘になれば一発でわかるコードネームだ。
原谷狭霧:「そうっすね!お店の人は……休憩してる感じで?」
千鳥咲夜:「ああ、そうだ。依頼をさせてもらう形になる。十三支部支部長補佐、”夜を裂くモノ”、だ」
上江洲 来夏:誰もいない場所。あまり好ましくは思わない。人の声や臭いは、多ければ多いほどに良い──というか、嬉しいというか。
上江洲 来夏:ひくつく鼻が無意識に、呼び寄せられたもうひとりの方へと寄りながら、
GM:「ここは年中有休だからな、だいたいいつもこうだ。だから都合がいいとも言えるが──」
千鳥咲夜:「ここは年中有休だからな、だいたいいつもこうだ。だから都合がいいとも言えるが──」
上江洲 来夏:「〝夜を裂くモノ〟……ちょっと物騒な名前だね。ロンドンとかに居そう」
原谷狭霧:(だ、大丈夫なのかこの店……?)
GM:対面側の席に、着座を促します。
原谷狭霧:「あ、じゃあお先にどうぞ」レディーファースト!
上江洲 来夏:「はーい!」促されるままストンと腰を落とす。……足をぶらぶらさせて、靴の踵で床を蹴る。
上江洲 来夏:落ち着きが無いのだ、この犬は。
原谷狭霧:「んじゃ、失礼して─」着席!
上江洲 来夏:視線はきょろきょろと、一カ所にとどまらずに揺れるばかり。対面の少女にさえ固定されないが──
上江洲 来夏:「……………………」
上江洲 来夏:「……キノコ!」
上江洲 来夏:隣の少年の方を見て、唐突にそう言った。
原谷狭霧:びくっ
千鳥咲夜:「ん、知りキノコか?」<キノコ!
原谷狭霧:「あ゛?……たしかにキノコっちゃあキノコなんすけど……」
上江洲 来夏:「んーん、知らないキノコ。初キノコ」
原谷狭霧:イージーエフェクト:〈異形の痕〉使用。
上江洲 来夏:「なんだか食べたら危なそうな臭いがするー──」
上江洲 来夏:「──っとと。ごめん、脱線した! お仕事の話だったよね?」
上江洲 来夏:両手を合わせて拝むようにしながら、そう聞き直す。
原谷狭霧:「ウォードッグさんだっけ、それ正解だ。」
原谷狭霧:「赤い奴に触んねーよう頼んますぜ。」
原谷狭霧:〈異形の痕〉解除。
上江洲 来夏:「わっ、戦化粧」ちょっと仰け反り気味になりながら
千鳥咲夜:「カエンタケ──だったな確か」資料には真面目に目を通すタイプ。
千鳥咲夜:「とりあえずうまく折り合いをつけてやってくれ、共に事にあたってもらうわけだからな」
GM:と。一旦言葉を切り、依頼の内容を説明しはじめます。
上江洲 来夏:「はーい。噛み付きません、食べません!」敬礼!
原谷狭霧:「そうっすね。制御の方は大分マシになってきたと思うんで……」少し気を抜いたように。
千鳥咲夜:「ざっくり言ってしまえば、哨戒任務だ」
千鳥咲夜:「最近FHと思わしき輩が、十三支部管轄区外縁で動きを活発化させていてな」
原谷狭霧:「ふむふむ。」
千鳥咲夜:「対応をしたいのはやまやまだが、ウチはもともと人手が足りず、かつ区外での活動に不向きな支部員が多い」
上江洲 来夏:「汎用性が無いって噂だもんねー」
千鳥咲夜:「ああ、心身ともにな」<汎用性が無い
上江洲 来夏:「だいたいさー。地区を分割したのはいいけど、境界線がもともとの土地に書いてある訳じゃないんだから」
原谷狭霧:(俺よりも大変そうな人って事は、マジですごい事になってそうだな……)
千鳥咲夜:「そこで十三──支部長と相談の上で、他支部及びイリーガルに、外縁哨戒の任務を依頼することとなったという訳だ」
上江洲 来夏:「区外線の扱いとかもうちょっとこう、しっかり決めた方がいいと思うんだよねー」
千鳥咲夜:「ウチは少し特殊だが、他支部はそこまで縄張り意識なども無いとは聞いている」
原谷狭霧:「まあ、決めすぎても息苦しくなりそうではありそうっすよね」
千鳥咲夜:「──いや、一部例外はあるんだったか、確か?」ふむ、と思案顔。
原谷狭霧:「一先ず了解っす!なんか見つけたらどうすりゃいいですかね?」
千鳥咲夜:「まあ、支部の区割りは今の私たちが考えることではないな。意見としては、覚えておくとして」
上江洲 来夏:「ん。その地区ギリギリのあたりのしょーかい任務でりょーかい!」
千鳥咲夜:「そうだな。できれば何をしてるかを聞き出してほしい。聞き出し方は、それぞれの流儀に任せる」
上江洲 来夏:「捜し物ならお手の物!」
千鳥咲夜:「私も基本的には同行する予定だ。場合によっては、そちらに任せることになるかもしれんが」
原谷狭霧:「ういっす!俺もがんばって聞き込みとかしてみますね!」
上江洲 来夏:「……で、原谷くん原谷くん。どうやって聞き出せばいいと思う?」首を傾げながら問う
上江洲 来夏:「ファルスハーツ見ませんでした? って言うのは駄目だよね……?」
原谷狭霧:「あ゛ー……上江洲さんでしたっけ。流石にそれはヤバそうっすよね。」
原谷狭霧:ちょっとタジタジしながら答える。顔が近い!
上江洲 来夏:「だよねー。んー……張り紙も駄目だしなー。迷い犬探しじゃないんだもんなー」
原谷狭霧:「怪しい人、っつーのも13支部エリア(このあたり)じゃ多いって聞きますし……」
上江洲 来夏:「むしろ怪しくないひとの方が少ない地区だって聞いた!」授業中の発言のように手を上げて
上江洲 来夏:「うーん。何か最初の手がかりの一つもあれば、そこから追い回してみるんだけど……」
千鳥咲夜:「ウチのやり方でよければ、わかりやすい判別方法があるぞ」
上江洲 来夏:「判別方法?」くるりと体ごと向き直る
原谷狭霧:「おお!何かあるんですか千鳥さん!?」
千鳥咲夜:「ひたすら殴れば、たいていの悪党(にんげん)は真実を吐く」(きっぱり
上江洲 来夏:「殴る相手を判別する方法が無いから却下!」
原谷狭霧:「…………」
上江洲 来夏:両手で×を作る
千鳥咲夜:「む、そうか──」気のせいか、ちょっとだけしゅんとしたように見えなくもない。
原谷狭霧:「いや……大分行き詰った時のやり方だと思うんすけど、それ……」
原谷狭霧:ドン引き!
GM:と──
千鳥咲夜:「む?」
GM:少女の端末が、着信を告げる振動で震えます。
GM:そしてなにやら、通信先の相手と言葉を交わし──
千鳥咲夜:「ああ、ではそちらで落ち合おう」と、通話を切ります。
GM:そしてあなた方二人に視線を戻し──
千鳥咲夜:「どうやら手かがりが向こうから転がってきたらしい」
原谷狭霧:「……なんかあった感じっすか?」
千鳥咲夜:「ああ、ちょっとしたいざこざだ。場所を変えるぞ?」
GM:シーンエンド
GM:ロイス操作が可能です。
原谷狭霧:ロイス!千鳥さんに取ろう
上江洲 来夏:千鳥咲夜 ○お仕事/無関心 でロイス取得
原谷狭霧:〈このスタイルでマシな方の人か……〉千鳥咲夜:〇連帯感/脅威 で取得!
GM:ではミドルフェイズに移行します。
ミドル1
GM:シーンPC:原谷沙霧(全員登場済み
GM:※合流シーンとなります
GM:※侵蝕率をお願いします
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:49->55)
原谷狭霧:原谷狭霧の侵蝕を9増加しました(侵蝕率:48->57)+9(1d10->9)
上江洲 来夏:登場侵蝕 上江洲 来夏の侵蝕率を4上昇(侵蝕率:44->48)
原谷狭霧:た、たけえ!
GM:十三支部管轄区域外縁
GM:同・寂れたコーヒーショップ
GM:梔子衣緒が指定された店は、十三地区外縁にある寂れたコーヒーショップでした。
千鳥咲夜:「………………」
GM:店に居たのは三人。
GM:少女二人と、少年一人です。
原谷狭霧:「あっ。」セルフサービスの水を勝手に取ってきていた。
梔子衣緒:「お。貴方達が待ち合わせってことでいいのかな?」梔子色の髪をした少女と、少年の二人連れ。
GM:例によって、店員は「しばらく留守にします」のメモ書きだけを残して所在不明です。
上江洲 来夏:「〝あづま〟?」
梔子衣緒:傍に寄るか、鋭敏な嗅覚の持ち主なら、梔子の匂いが鼻に利くかも。
原谷狭霧:「さんでしたっけ?」テーブルの方に水を運びながら。
謎の少年:「………………」
梔子衣緒:「お。あまり呼ばれないんだよね、それ。”あづま”の、梔子衣緒。よろしくね」
GM:少年はどこかぼんやり、周囲に目をやっています。
上江洲 来夏:イージーエフェクト《鋭敏感覚》。初対面の相手の臭いはひととおり覚えに行くぞ。
梔子衣緒:ひらひらと手を振って、少年の手を引いて席に。
上江洲 来夏:という訳で鼻をすんすんしながら
原谷狭霧:「くちなしさんっすね!よろしくお願いします!」
千鳥咲夜:「十三支部支部長補佐、夜を裂くモノ──千鳥咲夜だ。そちらが連絡のあった少年か?」
梔子衣緒:「はーい。元気いいねー」ふにゃっと笑いながら。
原谷狭霧:「良けりゃあこっちもどうぞ!」少年と梔子さんの分も水を運ぶ。
梔子衣緒:「はあい、よろしくね千鳥さん?……うん、そうなんだけど」
上江洲 来夏:「〝ウォードッグ〟、上江洲 来夏! ……なんだかあなた、お茶みたいな香りがするね?」
梔子衣緒:「おっとありがとう。…上江洲ちゃんだね?あはは、苗字と一緒だからさ」
梔子衣緒:ついつい買っちゃったんだよー、とぽやぽやしながら。
原谷狭霧:「原谷狭霧。“アンガーキャリアー”ってぇ呼ばれてます」
原谷狭霧:空いたスペースに着席。
梔子衣緒:「おっと…で。そこのきみが原谷くんね。よろしく」
上江洲 来夏:「買っちゃった?」
梔子衣緒:「匂い袋。香水より安くて長持ちするからね」
梔子衣緒:「と。…そうだ、君の名前も聞いていいかい?」少年を座らせて。
GM:あ、そして上江洲さん
梔子衣緒:慌ただしかったからね、と謝りつつ。
GM:少年からは、樹木のような匂いがうっすら感じられました<鋭敏感覚の結果
上江洲 来夏:「へー、珍しい。香水はあれ、全身から臭いがするからちょっと苦手なんだよね──で」
謎の少年:「ボク……なまえ?」きょとん、と。
上江洲 来夏:「そこの子は? なんだか、あんまり普通じゃない感じだけど」
上江洲 来夏:「森とか公園の茂みから拾ってきたの?」
GM:ふるふると、顔を横に振ります。
梔子衣緒:「うーんとね。高架の上から降ってきた」
梔子衣緒:「そっかー。じゃあ後で考えないとだなあ」
謎の少年:「おぼえてないよ」
梔子衣緒:よしよし、とそっと頭をさすって。
GM:そしてちらっと少年を見た衣緒ちゃんは、手術着の名札らしきところに「mt」と書かれていることを確認できます。
原谷狭霧:「覚えてない……?」頬杖を突きながら眺めていた。
千鳥咲夜:「記憶喪失か──」
梔子衣緒:「よくあるよくある。UGNだって記憶操作するでしょ?」その名札をなぞり。
上江洲 来夏:「降って来た……あんまり森っぽくない場所だなぁ」
梔子衣緒:「うーん。mとtか……
梔子衣緒:」
梔子衣緒:「じゃ、仮の名前ってことで。きみはちゃんとした名前がつくまで、ミトくんだ」
ミト:「み……と?」
梔子衣緒:「m、とtが書いてあるからね。そこをそのまま読んだだけだけど…まあ。漢字とか、後から付けよう」
梔子衣緒:「わたしもそうしたし」
原谷狭霧:「みと……ミト。」
原谷狭霧:「良さげな感じっすね、その名前!」
ミト:「みと……みと……」
GM:忘れないように、繰り返す。
梔子衣緒:「お?原谷くんにも好評か。なら男の子的にも悪くないんだな」
梔子衣緒:「そ。きみは今から、ミト。……名無しの誰かなんかじゃあないよ」
千鳥咲夜:「とりあえず。一度情報を整理しておこう。まずはこちらの状況だが──」
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:※互いの情報を共有しました
上江洲 来夏:「なるほど。本当に比喩とかじゃなく降って来たんだ……」
梔子衣緒:「--そういうわけ。中々ない体験だったねえ」
梔子衣緒:そう言いながら、ふわふわと笑っている。
上江洲 来夏:「まいふぁーざーれふふぉーみー♪」軽く口ずさむ
原谷狭霧:「はー……聞いた以上に治安ヤベエんすね、この辺り……」
梔子衣緒:「うん?歌?」こてりと首を傾げて。
千鳥咲夜:「事情を聞こうにも、記憶喪失ではな……」
上江洲 来夏:「歌詞がここしか分からない!」堂々と言う
上江洲 来夏:「……それはさておき」
梔子衣緒:「そうか……じゃあわたしもそれ以上分からない!」
梔子衣緒:「うん」
原谷狭霧:「外国の曲はあんま詳しくね?んだよな……」
原谷狭霧:「うす」
上江洲 来夏:「降って来た人がいて、それにもうひとり……女の人? いたんでしょ?」
梔子衣緒:「いたね。なんかこの子を渡してくれーって来て。随分変な気配してたけど」
千鳥咲夜:「状況から察するに、追手に思えるな」
上江洲 来夏:「場所は一致してるんだよね。私達が探してるFHのエージェントの情報ってあるの?」
千鳥咲夜:「いや、今の時点ではほぼゼロだ。だがもしそいつがFHであると言うなら、『切欠』とすることはできるだろう」
原谷狭霧:「うっかりその子を奪われたら絶対ヤバそうっすよね……」
上江洲 来夏:「どうなんだろ、それ」
梔子衣緒:「まあ、相手もまだこっちを掴めてないとは思うけど…どんなもんかな」
上江洲 来夏:「……というか、その子……なに?」
梔子衣緒:「…?なにか分かったの?」
上江洲 来夏:「木みたいな匂いがするんだけど」
ミト:「?」
原谷狭霧:「俺のキノコとはまた違う感じなんすか、上江洲さん?」
GM:きょとん、と。問われた意味がワカラナイとばかりに。
梔子衣緒:「…ふむん?木、木ねえ…調べてみないと何とも言えないかなあ」
上江洲 来夏:「ん。違うかなー。そっちはキノコ、こっちは木だもん。種類がべつもの!」
上江洲 来夏:「だけど私、木に詳しくないからなー。木のプロとか居たら何か分かるかも知れないけど」
梔子衣緒:「わたしは剣とか棒だからわかんないなー」
上江洲 来夏:「……でもさー。街にいる人から木の匂いがすることってあんまり無いんだよねー」
千鳥咲夜:「確か第九にそうした専門家がいるとは聞いたが──」
上江洲 来夏:「よっぽど公園にずっといるとかなら、別だけど」
上江洲 来夏:腕組みをして、うーと唸りながら首を捻り
梔子衣緒:「じゃあ、単純に木々に近いところに住んでいたか…それとも、”そういう”ルーツとかものを持ってるか、かな?」
千鳥咲夜:「ここで問うても詮無いな。ウォードッグの意見も併せて報告しておこう。なにか判るかもしれん」
原谷狭霧:「レネゲイドビーイング……クソキノコみてえな?」
上江洲 来夏:「少なくともひとつ言えるのは」
梔子衣緒:「ですねえ」コーヒーを一口。
上江洲 来夏:「さっきの匂い袋の方が好きな匂い!」
上江洲 来夏:「それだけ!」
梔子衣緒:くす、と笑って。「それは光栄だなあ。サシェの作者も喜ぶ」
上江洲 来夏:「さしぇ?」
梔子衣緒:「匂い袋のこと。作った人はそう言ってたんだ」
原谷狭霧:「違えねぇや」お冷を呷る。
上江洲 来夏:「お人形みたいに名前つけるんだ、匂い袋って。ほー」こくこく、と何度か首を縦に揺らして
上江洲 来夏:「余ってるのあったら、その子にも持たせておいたりできる?」
梔子衣緒:「お。手持ちは……」ごそごそとカーディガンを脱いで。
原谷狭霧:「目印ならぬ、香り印って感じですかい?」
梔子衣緒:ブラウスのポシェットを漁り。「うん。一個あった。じゃ、ミトくん」
上江洲 来夏:「うん。万が一迷子になってもこれで安心!」
上江洲 来夏:「光も音もすぐにそこからいなくなるけど、匂いは結構残るからね!」
梔子衣緒:「あげる。持っておいてくれると、嬉しいな」にこりと笑って。
梔子衣緒:「わたしと取り違えないでよー?」くすくす笑って。「頼れる子がいてよかったよ」
GM:シーンエンド
GM:ロイス操作、購入判定が可能です。
梔子衣緒:ここは上江洲ちゃんに取っておこう。
梔子衣緒:同行者:上江洲来夏 〇信用/不安 で。
原谷狭霧:ロイスは上江州さんに!
上江洲 来夏:まだざっくりとしか会話してないからロイス返しはもう少し後に回そう……原谷くんに
梔子衣緒:後ワイヤーウィップを買います。手配師・ストーン起動。
上江洲 来夏:原谷狭霧 ○連帯感/危険な臭い で取得
梔子衣緒:3dx+5=>12
DoubleCross : (3R10+5[10]>=12) → 10[8,10,10]+6[4,6]+5 → 21 → 成功
梔子衣緒:回り過ぎだろ…w警棒を持っておいて、ウェポンケースに仕舞います。
梔子衣緒:以上!
上江洲 来夏:調達はアルティメイド服、目標20
原谷狭霧:〈わんこみてえな人だなぁ〉上江洲 来夏:〇誠意/近い…… で取得!
上江洲 来夏:2dx+2>=20
DoubleCross : (2R10+2[10]>=20) → 7[1,7]+2 → 9 → 失敗
上江洲 来夏:まあ無理だよね、以上!
原谷狭霧:じゃあ自分もアルティメイド服調達!
原谷狭霧:2dx>=20
DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 7[6,7] → 7 → 失敗
原谷狭霧:無理!以上です
GM:では次のシーン
ミドル2
GM:シーンPC:上江洲来夏
GM:※リサーチシーンとなります
GM:※登場する場合は侵蝕率をお願いします
上江洲 来夏:登場侵蝕 上江洲 来夏の侵蝕率を3上昇(侵蝕率:48->51)
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:55->56)
原谷狭霧:原谷狭霧の侵蝕を4増加しました(侵蝕率:57->61)+4(1d10->4)
原谷狭霧:ダイスボーナス!
GM:ではここより、プライズ判定シーンとなります。
GM:今回、事前にお伝えしたように、サブトピックを開くことでシーン間で使用可能な一時財産点を獲得できます。
GM:具体的には
GM:ST1:「千鳥咲夜に関して(達成値10、TP20獲得可能)」
GM:ST2:「十三支部の動向に関して(達成値10、TP20獲得可能)」
GM:ST3:「FHの動向に関して(達成値10、TP20獲得可能)」
GM:の3点です。
GM:開かなくても話を進めることは可能ですが、一時財産点とか他にナニカ有利になったりします。
GM:プライズ判定はいつもと同じ、:目標値9 使用技能《情報:UGN》《情報:噂話》 ※その他、リサーチ方法によるPCより提示の技能を一人一種まで(白兵、運転、射撃、RC、交渉を除く
GM:となりますね。
GM:ではまず、判定だけを行ってしまいましょう。だれからいきますかー?
原谷狭霧:財産点12あるけど後詰に回った方がいいかな…?
梔子衣緒:じゃあお先に、ST1にUGNで挑戦したいです
梔子衣緒:コネUGN幹部起動ー。
梔子衣緒:3dx=>10
DoubleCross : (3R10[10]>=10) → 9[2,7,9] → 9 → 失敗
梔子衣緒:財産1点載せます。成功に。
原谷狭霧:やったぜ!じゃあメイントピック向かいます
GM:まず開示してしまいますね
GM:<ST1
上江洲 来夏:GOGO!
原谷狭霧:はーい!
GM:ST1:「千鳥咲夜に関して(達成値10、TP20獲得可能)」
GM:つい先日十三支部支部長補佐に就任した少女です。
GM:支部長である辰巳十三は現在何らかの作戦の準備を行っており、彼女が渉外に赴くことも増えてきました。
GM:NPCカード千鳥咲夜を入手しました。
GM:NPCカード:
GM:名称:
GM:千鳥咲夜
GM:効果:
GM:スパルタン支援行動
GM:シーン1回(戦闘中はラウンド1回)、ATで判定に+5d+9することができる。
GM:加えて共通一時財産点を20獲得できます、お収めください。
原谷狭霧:支援が手厚すぎないか?
GM:では残りお二人です
原谷狭霧:気を取り直してメイントピック!最初だし噂話コネのみで行ってみよう
原谷狭霧:ダイス+2!情報:噂話で判定!
原谷狭霧:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[4,4,7,10,10]+10[9,10]+7[7] → 27 → 成功
上江洲 来夏:わあ
GM:おおう
梔子衣緒:強いw
原谷狭霧:余裕で回ったわ……
梔子衣緒:共有から3点出しちゃいましょう
GM:えーっと、財産点3でマックスに届きますねw
GM:では残り共通財産点は17となりました。
原谷狭霧:上江洲さんも一応振ります?
GM:上江洲さんはどうされますか?
上江洲 来夏:えーと
上江洲 来夏:共通財産点と自前の財産点って同時に使えるんでしたっけ
GM:はい、可能です。
上江洲 来夏:では、ここではダイス振らず!
GM:了解しました、ではPP4までの情報を開示します。
GM:PP0:十三支部管轄区域外縁に現れたFHは、崩落戦の復讐のために活動しているリベンジャーズセルらしきことが判明します。
GM:PP2:ミトはFHの実験体であるとの情報を入手します。残念ながら彼の記憶は混濁しており、詳細を問うてもはっきりしません。
GM:PP4:ミトを追っていた女性は、リベンジャーズセルのエージェント、コードネームアンノウインであることが判明します。
GM:とりあえずこの3点です。話が一つに繋がりました、ぐらいでしょうか現時点では。
GM:──────
GM:──────
GM:──
GM:十三地区外縁部──
GM:寂れた公園──
GM:錆びた遊具と、ちょっとした雑木林を備えた、小規模な公園にあなた方は一旦腰を落ち着けました。
上江洲 来夏:走り回っていた。
上江洲 来夏:理由はない。公園だから走るのだ。
原谷狭霧:直射日光で熱々のベンチに座っている。
原谷狭霧:「すんません、自分で言っといてなんですけど……」
梔子衣緒:「元気だなあー」のんびり見つめて。
梔子衣緒:「おや。何だい?」
上江洲 来夏:実際のところ、屋内に詰め込まれて動けずにいたので体力がありあまっていて、疼いていたのである──が。
原谷狭霧:「超暑いっすね、外」
上江洲 来夏:「ん?」ずざぁーっと急ブレーキをかけてベンチの前に停止する。
梔子衣緒:「あはは、分かってたじゃんか」
上江洲 来夏:「しんとーめっきゃくすればなんとかかんとか!」
梔子衣緒:「冷えピタとか張っておくかい?結構冷えるみたいだよ」もし怪我したときのアイシング用に持っている。
原谷狭霧:「あざます……梔子さんも上江洲さんも元気っすね……」
原谷狭霧:へろへろと受け取り。
梔子衣緒:「わたしは慣れだよ慣れ」
上江洲 来夏:「あのねー。暑い時はね、舌を出すといいんだよ」
梔子衣緒:「おっと…辛いなら張ってあげるよ?」
上江洲 来夏:「こう、んべえって」
梔子衣緒:「ああ、犬とかはそうして放熱するって言うねえ」
上江洲 来夏:舌を思いっきり口の外に突き出す。
原谷狭霧:真似してみる。うべえ。
原谷狭霧:「…………」
上江洲 来夏:「ふぶひふなうよ?」
梔子衣緒:「あはは、御犬さんが二人だ」けらけら笑っている。
原谷狭霧:「わりひははなふないっふは、ほへ。」
梔子衣緒:「何言ってるのかちょっと分かんないなー」くつくつ。
原谷狭霧:ベロを戻し。
上江洲 来夏:「えー。そこはさー、気合いで分かってほしい!」
上江洲 来夏:「折角のチームなんだからさぁ、以心伝心でいこーよー」
梔子衣緒:「ごめんごめん。そういう犬さんとかとは縁遠くてねえ」
原谷狭霧:「そうっすよ梔子さん……全然涼しくなかったけど……」
梔子衣緒:「ありゃ、わたしが悪者だ。じゃあ、冷えピタ張る?」
梔子衣緒:脇とか首筋が血管通ってるからいいんだよー、と言いながら。
原谷狭霧:「まー大丈夫っすよ。一応サラマンダーなんで……」とか言いながらちゃっかり貼り付け。
梔子衣緒:「上江洲ちゃんはどうだい」
上江洲 来夏:「冷えピタ……」狭霧くんの首元に張られた冷えピタの上に手を置く。割とふいうちでぐいっと。
梔子衣緒:結構ひやっとしている。すこし高めのを買ってあるのだ。
原谷狭霧:「おおぅ」びっくり
上江洲 来夏:「……すずしい! 私も、私も欲しい!」目をきらきらさせながら、首を梔子の方へと突き出す。
梔子衣緒:「あはは、はいはい」ぺろりとフィルムをはがして、首筋にぺたり。
上江洲 来夏:「ぅひゃっこぉい!」すっとんきょうな声を出し、
上江洲 来夏:「ふあー…………すずしいぃ……」静かになった。
梔子衣緒:「ふふふ…可愛いねえ。そう思わない?」くすくすと。
上江洲 来夏:熱と騒がしさが比例する体質なのかも知れない。
原谷狭霧:「そうっすねぇ。最初に逢った時は緊張しましたけど」
原谷狭霧:「話してみるとマジで……失礼かもしんないんすけど」
原谷狭霧:「ワンコみたいで……」
上江洲 来夏:「あはははー。……鎖付ける?」
梔子衣緒:「あははは、同年代くらいの女の子に言うことじゃないぞー」
梔子衣緒:「まあ、可愛い女の子だもんねえ、上江洲ちゃん」
上江洲 来夏:笑いながら首元の、チョーカーと呼ぶには少し分厚い革のアクセサリーを引っ張ってみせる。
梔子衣緒:「……鎖、付けちゃうのかなー?」悪戯っぽく笑う。
上江洲 来夏:「付けられちゃうのかなー?」口ぶりを真似て笑う
原谷狭霧:「え゛っ」
GM:ではぽぽぽいっと、ペットボトルが3本そちらに投げつけられます。
原谷狭霧:「いや…………流石にそれは………」
梔子衣緒:ひょい、とそちらを見もせずにボトルの首を掴む。
原谷狭霧:顔を真っ赤にしたところにペットボトル飛来!
千鳥咲夜:「水分も摂っておいた方がいいぞ、暑いからな」
原谷狭霧:「ブホォ!?」後頭部に炸裂!
GM:ミトの手を引いて、ゆっくりと少女が近づいてくる。
上江洲 来夏:がち、とボトルキャップに噛み付いてキャッチする。
上江洲 来夏:「もー。タイミング!」
梔子衣緒:「あっはははは、ごめんね、そんなつもりじゃなかったけど」
ミト:「………………」
梔子衣緒:「コンビネーションになっちゃった。原谷くん」
上江洲 来夏:「せっかく〝チームプレイ〟が面白そうなところだったのに……」
GM:一回り小さなペットボトルを、不思議そうにながめている。
原谷狭霧:(いってーけど助かったぁ……!)
原谷狭霧:「もー、勘弁してくださいよ二人とも……」落ちたペットボトルを回収。
梔子衣緒:「いい反応してくれるからつい…」
ミト:「………………」しばらくじっとペットボトルを見ていたが
ミト:「!」蓋の開け方に気づき、にこっと笑ってその口を開ける。
原谷狭霧:一口ペットボトルの水を飲んで。
原谷狭霧:「そんじゃあ結果の方、改めて纏めていきましょうか!」
原谷狭霧:すっくと立ちあがる。
千鳥咲夜:「ああ、頼む」
原谷狭霧:「ういっす!千鳥さんにも助けてもらって調べた結果ですが……」
原谷狭霧:「梔子さんが会ったっていうエージェント。まずはそいつの身元を割りました」
ミト:「………………」
上江洲 来夏:「白衣の女の人とか言ってたっけ?」
上江洲 来夏:梔子の方を見て
GM:話の合間に、黒セーラの少女のもとから、梔子衣緒の方へととっとこ移動する少年。
GM:そして不安げに、ぎゅっと手をにぎる。
梔子衣緒:「そうそう。話し方は丁寧だったけど、随分とまあ剣呑でねえ」
原谷狭霧:「そうっすね。梔子さんから聞いた外見情報を照らす限り、そいつがリベンジャーズセルに所属する“アンノウイン”。」
梔子衣緒:よしよし、と取られた手を逆の手でそっと撫でる。
原谷狭霧:「とはいえ俺は名前しかわかんないんすけど……」
梔子衣緒:「UGNのデータベースとかの照会は…まだ時間かかりそう?」千鳥さんに。
原谷狭霧:「んで、ミト君もFH繋がりの実験体であるという裏付けもとれたそうっす。」
千鳥咲夜:「そうだな、引き続き照会を依頼してはいる」
千鳥咲夜:「──その件も、含めてな」
上江洲 来夏:「……実験体」
原谷狭霧:「そうなんすよね?……」
梔子衣緒:「まあ、ミトくんの件と、13地区外縁で起きてることは繋がった、って感じだね」
上江洲 来夏:この言葉だけは、ぽつりと小さく吐き出す。
原谷狭霧:「そうらしいのがわかったっつうだけで。どんな目に遭ってたのかもまだ分かんねー」
上江洲 来夏:「……あんまりいいものじゃないと思うなー」
千鳥咲夜:「ああ、仔細はともかく。な」
梔子衣緒:「まあ、色々あるからね。濃縮とか複製とか強化だって色々だ」
原谷狭霧:「なんか手掛かりになるかと思って千鳥さんにお任せしつつ、木がいっぱいある公園まで来たわけですが……」
ミト:「のーしゅく? ふくせー?」
梔子衣緒:「でも、端緒は掴んだ。あとはここをひっぱりこんでいくだけ。やることは大分見えてきたからねえ」
原谷狭霧:「地道に結果が出るのを待った方が良さそうっすね……」
GM:自分のことを言っているのだと言うことだけは理解したのか、間近の少女へと問いかける。
梔子衣緒:「ああ、分かんないならいいよ。同じのを混ぜて濃くするのが濃縮」
梔子衣緒:「複製は」木を指して。
梔子衣緒:「あれみたいに、同じものを増やすこと」隣の、よく似た木を指差す。
原谷狭霧:「…………」
梔子衣緒:「…うーん。なにか、木のこととかで、思い出すようなこと、有る?」
ミト:「ふえ……る……?」理解できたのかできていないのか──
原谷狭霧:(ふざけた真似しやがるぜ、クソ野郎共)
ミト:「んー」考え込むようにして
ミト:「──わかんない」
梔子衣緒:「そ。……まあ、思い出せないならそれもよし、気にし過ぎないで行こう」
GM:ふむ、ではちょっと梔子さんだけ知覚判定をしてみましょうか。
梔子衣緒:お。
梔子衣緒:難易度は。
原谷狭霧:「まー、そうだよなぁ……」
GM:目標値は4としましょう。ちょっとしたことです
梔子衣緒:1dx+1=>4 頼む…
DoubleCross : (1R10+1[10]>=4) → 7[7]+1 → 8 → 成功
梔子衣緒:アブね?っ
GM:はい、それでは衣緒さんは気づきますが。
GM:ミトくんの仕草や喋り方なのですが
GM:最初に出会った時より、なにやら幼児帰りしているような印象を受けました。
梔子衣緒:「…ふむ」
GM:なぜかに関してはまったく不明ですが
梔子衣緒:コレは、一応皆に伝えた方がよさそうかな、と考えて。
梔子衣緒:彼の頭を撫でて。
梔子衣緒:先の、彼の事を聞いたふたりの表情も、脳裏に過った。
GM:ではシーンエンド
GM:ロイス操作、購入判定が可能です。
梔子衣緒:同行者:原谷狭霧 〇信用/不安 を。
原谷狭霧:ロイスは……もうちょい保留しとこう!
上江洲 来夏:同じく保留! たぶん次のシーンで何かしらになる気がする
原谷狭霧:購入はお先にどうぞだぜ!
GM:一時共有財産点が17余ってますね。
GM:ここで使わなければぷしゅーっと消え去ります。
上江洲 来夏:じゃあ引き続きアルティメイド服目標20を狙おう
上江洲 来夏:2dx+2>=20
DoubleCross : (2R10+2[10]>=20) → 10[9,10]+1[1]+2 → 13 → 失敗
上江洲 来夏:ほう
梔子衣緒:7点出して買っちゃって!
上江洲 来夏:共有財産から7もらっても……よいかしら……!
梔子衣緒:いいよー
GM:では残り10点ですね<共有
上江洲 来夏:ではアルティメイド服装備で装甲10の行動-3、RC判定の達成値+3だぜ
原谷狭霧:じゃあ自分は……IC記載のトラックスーツに挑戦!
原谷狭霧:3dx>=22
DoubleCross : (3R10[10]>=22) → 9[5,8,9] → 9 → 失敗
梔子衣緒:じゃあまず無理そうだが僕もトラックスーツに。
梔子衣緒:1dx+4=>22
DoubleCross : (1R10+4[10]>=22) → 8[8]+4 → 12 → 失敗
梔子衣緒:わたしが10点貰えば買えるね。
梔子衣緒:貰います。狭霧くんに。
原谷狭霧:アッ丁度全ツッパでいける。
梔子衣緒:以上。
原谷狭霧:有難く装備!白兵ダイスに+1!
原谷狭霧:以上です
GM:では全員ロイス操作と購入判定が終わり、と。
GM:次のシーンに行きましょう。交流シーンだ!
ミドル3
GM:シーンPC:梔子衣緒
GM:※交流シーンとなります
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:56->62)
上江洲 来夏:登場侵蝕 上江洲 来夏の侵蝕率を4上昇(侵蝕率:51->55)
原谷狭霧:原谷狭霧の侵蝕を1増加しました(侵蝕率:61->62)+1(1d10->1)
原谷狭霧:落ち着いてきた……
GM:『一晩休息を取ろう』
GM:千鳥咲夜の提案で、あなた方は十三支部外縁にある、セーフハウスの一つで一晩身体を休めることとなりました。
GM:見た目は普通の一軒家ですが、複数人が数日間生活できる物資が納められた、立派なUGNの施設です。
GM:様子が少し心配されたミトは現在二階の一室で、千鳥に寝かしつけられています。
GM:そして簡単な雑事を済ませたあなた方は──星空の見える縁側でようやく一息をつくことができました。
梔子衣緒:「いやあ…中々空気が澄んでるね。星が良く見える」
上江洲 来夏:縁側に横になって、夜空を見上げている。
梔子衣緒:「どうかな、二人とも」落ち着いた声。
原谷狭霧:「ええ。望遠鏡とかありゃあよかったかもだ」
原谷狭霧:手すりに腕を置いてくつろいでいる。
上江洲 来夏:星が遠くとも、獣の目にはさしたる障害ではない。
上江洲 来夏:十分に明るい夜と、目には映る。それでも、
上江洲 来夏:「……ずっと太陽出てればいいのになぁ、って思う」
梔子衣緒:「そうかい?どうしてだろう」辺りにある音は、虫の鳴く音、風が草木を揺らす音。それと、しじまの音くらいで。
上江洲 来夏:「明るい方がいいよ、やっぱり」
上江洲 来夏:「暖かいし、いろんなものがちゃんと見えるし、みんな外に出てくるし」
上江洲 来夏:「夜とか暗い場所とか、ぜんぜん良いことないもん」
梔子衣緒:「ん。其れも確かに、そうだ。夜の闇は、色んな物が隠れてる」
原谷狭霧:「暗い場所な?……」
上江洲 来夏:ころり。横に転がって俯せになる──星空に背を向ける。
梔子衣緒:「…まあ、結構嫌な思い出の方が多いな。わたしもね」微かな苦笑。
梔子衣緒:「……」虫の鳴き声に耳を澄ませ。
梔子衣緒:「言っておくべきだと思うから、言っておくね」
原谷狭霧:「?」
梔子衣緒:「ミトくん。どうも、退行かな。そう言うの起こしてるみたい」
上江洲 来夏:「……ふーん」伏せたまま顔だけを起こして、口を閉じたまま鼻から出したような声。
梔子衣緒:「わたしが最初会ったときは見た目通りか、それより上かなってくらいだったけど。いまは見た目より幼い感じだ」ひっついてはなれないしねえ、と。
原谷狭霧:「退行っつ?と……精神的なやつっすか?」
梔子衣緒:「そうだね。わたしから離れたがらないところがある」
梔子衣緒:「……まあ、こうして話したのはね」
梔子衣緒:「共有というのもあるけれど…ふたりとも」
梔子衣緒:「彼の境遇を聴いたとき、どこか危うい様子だったからね。少し、話したいって思ったんだよ」
原谷狭霧:「あ゛?……」
梔子衣緒:そう言って。梔子の髪とみどりの眼をした少女??少なくとも見た目はーーは、微かな笑みを浮かべた。
上江洲 来夏:「…………」持ち上げた首の向きを梔子の方へと変えて
原谷狭霧:「そう、見えちゃってました?」
梔子衣緒:「わたしには、そうかな」
原谷狭霧:少し気まずそうに頬を掻く。
上江洲 来夏:「二人分、一人でカウンセラーするつもり?」
梔子衣緒:「いやあ。気になっただけさ」
梔子衣緒:「他人が何を勝手に、というなら」
梔子衣緒:「その通りだからね。わたしは黙っていよう」
梔子衣緒:「……でも。それでも、話すだけでも。意外と楽になったりするんだ。そう言う相手になら、わたしはなれるよ」
梔子衣緒:おどろくくらいに、穏やかな声。自分でも、こんな声が出るのだなと苦笑する。
原谷狭霧:強い人だ。あるいは、そう見せているだけだとしても。
梔子衣緒:「……あれなら、わたしの事から話してもいい。一方的に知られるのがいやなら、そうしよう」
原谷狭霧:彼女の在り様に重なる影が、一人見える気もする。
上江洲 来夏:「多頭飼いってさぁ、たま?に問題になるよね」
上江洲 来夏:唐突に。何の繋がりも無いような言葉を吐き出した。
上江洲 来夏:まだ縁側に俯せのまま。星ではなく、自分の腕に視線を落として。
梔子衣緒:「……そうだねえ。詳しいわけじゃないが、色々と起きるのは聞いたことがあるよ」
上江洲 来夏:「あれってさ、飼い主の対応力をペットの数が越えちゃって」
上江洲 来夏:「それで結果的に、みんなで不幸になる……って仕組みだよね」
梔子衣緒:「……ああ。ふふ…」
上江洲 来夏:「ねえ、衣緒」
梔子衣緒:「心配、してもらってるのかな。わたし。自意識過剰かも知れないが」
梔子衣緒:「なあに」
上江洲 来夏:「私さ、難しい言い回しとかあんまり上手くないからそのまんま聞くんだけど」
梔子衣緒:「うん」
上江洲 来夏:「衣緒は私を助けようとしてるの?」
梔子衣緒:「……うーん」月を見上げる。
梔子衣緒:「どうなんだろう。わたしは、わたしを助けてくれた人のしてくれたことを、」
梔子衣緒:「ただ真似してるだけかもしれない。わたしは、それで楽になれたから」
梔子衣緒:「そうやって、自分があのひとに近づけたんだ、って。そう想いたいだけなのかもしれない」
梔子衣緒:「……でも、そうだなあ」
梔子衣緒:「そうしてあげたいな、って思ったの」
上江洲 来夏:「なんで?」
梔子衣緒:「勝手に、あなたにわたしを重ねたからかも。それとも、困ってるところにそうすれば、良いことをした気分になれるからかも」
梔子衣緒:「……けむに巻こう、ってつもりじゃないんだ」
梔子衣緒:「わたしにも、ちょっと分からない」苦笑の苦味が、何処か強くなって。
上江洲 来夏:「別にね、私」
上江洲 来夏:体を起こす。……とん、と飛び跳ねる。
上江洲 来夏:一足で縁側の外、星と月の光が落ちる庭に出る。
上江洲 来夏:歳に似合わぬ白髪は、暗い夜の光にこそ良く映える。
上江洲 来夏:きっと本来は、夜に住む生き物なのだろう。
梔子衣緒:月から、庭に視線を落とす。そのしろがねのひかりに、僅かに眼を細めて。
上江洲 来夏:「助けてほしくない訳じゃないんだ。……あなたの言うことも、少しは分かるよ」
上江洲 来夏:「雨に打たれてる捨て犬を見つけて、連れて帰りたくなるのは、優しい人なら普通のことだもんね」
上江洲 来夏:「……けど、さ」
梔子衣緒:「うん」
上江洲 来夏:「いつまであなたは、私を屋根の下に置いてくれる?」
上江洲 来夏:月明かりの下で振り向いた。
上江洲 来夏:微笑みは普段より少し大人びて、哀切の色。
梔子衣緒:「そうだなあ」困ったように微笑んで。
梔子衣緒:「わたしも、いつまでこうできるのか分からないから……そうだよねえ。確かに、それは困るよね」
原谷狭霧:「…………」どこかで見た顔だ。
上江洲 来夏:「私、もう捨てられるの、やだよ」
梔子衣緒:己の身勝手を、そしてその想いを乗せるのに、己では到底足りないことも。分かってしまった人間の浮かべる笑み。
梔子衣緒:「……そっか。そりゃそうだ」
原谷狭霧:抱えていくと決めた、ひと夏の任務で見た顔。
上江洲 来夏:「嫌いなひとに捨てられるのだって、ずっと忘れられないくらいに嫌なのに」
上江洲 来夏:「助けてくれた人に捨てられちゃったら、たぶん、もっと悲しくなるんじゃないかなぁ」
梔子衣緒:「………そうだね。ほんとに、そうだ」
梔子衣緒:「わたしもそうなったら、正直。すっごい傷付いて、どうしていいかわからなくなるんだろうな」
上江洲 来夏:「大丈夫」
上江洲 来夏:「そういう時に何をすればいいかだけはね、知ってる」
上江洲 来夏:「仕事をすればいいんだよ」
原谷狭霧:(──思い出しちまうなぁ、やっぱり)
梔子衣緒:「………ああ。すごいな」
梔子衣緒:「きみは、どうしたらいいか知ってるんだ」
上江洲 来夏:「いつもしてるからね、もう得意技」
上江洲 来夏:「だけどやっぱり、辛くない訳じゃないんだなぁ」
上江洲 来夏:「だからさ」
上江洲 来夏:月光の庭から返ってくる。
上江洲 来夏:人のように、座って星を見上げて、
上江洲 来夏:「衣緒は私を捨てない?」
上江洲 来夏:「……それとも。いつか捨てる?」
梔子衣緒:「………」捨てないよ、と。そう言えば。
梔子衣緒:彼女は、きっとそう言って欲しいのだろうと??
梔子衣緒:己もずっと、こころのうちで思っていたから、わかる。
梔子衣緒:でも、だからこそ。
梔子衣緒:梔子衣緒が、いつまでだってそうできるのか、という。冷徹にただ独り、こうして生き残らせてきたものの囁きだって、無視できない。
上江洲 来夏:「言えないよね」
梔子衣緒:「……もしも。もしも、わたしがあの日までの、たった独りでしかいなかった時なら」
梔子衣緒:「…言えたのかもね。ごめん」
上江洲 来夏:「うん」
梔子衣緒:悠然と佇んでいた姿が、今はもう。どこか傷付いて、苦しくなって、それでも立たなきゃいけないような。
上江洲 来夏:「分かってる。……嘘を吐かないで、正直になろうとしたら、言えないもんね」
梔子衣緒:「わたしは……今はもう。それが、どんなに重たいものなのか、知っているから」
梔子衣緒:「いえないよ………」
上江洲 来夏:「ごめんね、いじわるして」
梔子衣緒:「いいよ」
梔子衣緒:「……わたしのほうが、先にひどい事言ったからね」
上江洲 来夏:「そうかもね。そうかも知れない」
上江洲 来夏:「だけどさ、私は賢くないかも知れないけど、分かるんだよ」
上江洲 来夏:「誰かを助けようとする人の方が、だいたいの場合は立派で偉くって」
上江洲 来夏:「助けてもらう用意が出来てない方が悪いんだ、って」
上江洲 来夏:「……私、まだ、あなたに助けてもらえないや。ごめんね」
梔子衣緒:「………ちがうよ」
梔子衣緒:「きっと……腕の長さがたりないの。わたしが、先の光だけしか見せられないから
梔子衣緒:「……だから、そうして苦しい想いをさせたんだ。謝らないで」
梔子衣緒:苦しいな、と思った。
梔子衣緒:あのひとは、わたしを掬い上げたひとは。
梔子衣緒:こんな思いを、どれくらいしたのだろうな、と思って。
梔子衣緒:「………ごめん。変な空気にさせちゃったね」
上江洲 来夏:「それ、共犯ってこと?」
梔子衣緒:「?」きょとん、とした顔になる。
上江洲 来夏:ことさらに明るく、ケラケラと、払うような笑い方をした。
梔子衣緒:「えっ……ちょ、え?」
上江洲 来夏:……犬のようだと言われる。自覚はしている。
上江洲 来夏:そういう振る舞い方をすれば、そうでない自分より愛されるのだと知っている。
上江洲 来夏:けれども。
上江洲 来夏:人間が人間に向ける愛情と、ペットに向ける愛情の違いだって、実はわかるくらいには賢いのだ。
上江洲 来夏:……賢い筈だ、きっと。
上江洲 来夏:問題は、欲が深いこと。
上江洲 来夏:首輪で小屋に繋いでおいて、定期的な散歩と食事を与えて十数年を添い遂げる。それだけで満足できない程度に。
上江洲 来夏:性格も、良くはない。
上江洲 来夏:下手に出て自分を貶めることで相手に罪悪感を背負わせるような言葉遣いを、
上江洲 来夏:……明確にそうと考えている訳ではなくとも、結果的には選んでいる。
上江洲 来夏:けれども。
上江洲 来夏:〝けれども、それは同じだろう?〟 ──なんて思ってしまう。性格が悪い。
上江洲 来夏:「二人で変な空気にしちゃったんだから、共犯」
上江洲 来夏:「どっちも悪い、で恨みっこ無し! ね?」
梔子衣緒:「…………」ぽかん、と口を開けたような顔。
梔子衣緒:こうして動揺した顔は、悠然としたときなぞよりも。ずっと幼くて。まるで思春期の少女が戸惑うような。
梔子衣緒:「………気、使われちゃったなあ。もう…」
梔子衣緒:「………ね」
梔子衣緒:手を伸ばす。
梔子衣緒:「わたし、そう言う…どっちも悪い、って。なったことなくて。……その」
梔子衣緒:さきほどより、どこかたどたどしく。
梔子衣緒:「ええと……。仲直りって…」
梔子衣緒:「こう、握手とか……したり、するって……」
上江洲 来夏:手を伸ばす。
上江洲 来夏:……手のひらを下に向けて。手首を軽く曲げて。
上江洲 来夏:「こう?」
梔子衣緒:「……そう?かも…?うん」手をそっと取る。
梔子衣緒:そっと指を絡めて。
梔子衣緒:ぎゅ、と。痛くないように、でも確りと。
上江洲 来夏:「お手、ってするかと思ったのにー」
梔子衣緒:「しないよ、そんなこと」
上江洲 来夏:頬を膨らませながら、軽く手を握り返す。
梔子衣緒:「………こうやって、言い合ったり。こうして、手を握ったのは」
梔子衣緒:「はじめてなの」恥じらうような、そんな笑い方をして。
上江洲 来夏:「そんなに難しくないよ」
上江洲 来夏:「難しくないけど、普段はしないだけ」
梔子衣緒:「……そうなんだ。……じゃあね、もうひとつお願いしたいんだ」
上江洲 来夏:「なあに?」
梔子衣緒:「……わたしは、あなたの飼い主になんてなれないけど」きっと、どうしようもなく足りなくて。
梔子衣緒:「……友達に、なってくれる?」
上江洲 来夏:そう言われると、ライカは眉尻を下げて困ったように笑い、
上江洲 来夏:「私なんか友達にするの、やめておいた方がいいよ」
梔子衣緒:「…そう?でも、わたしも性格も手癖も悪いから」
上江洲 来夏:「……あなたや、その周りの他の人の為に、あんまり良くないと思う」
梔子衣緒:「実は、こんなに素を出せたの、あなたくらいなんだよね」
上江洲 来夏:「そうなの?」
梔子衣緒:「そうなの」
上江洲 来夏:「……じゃあ、他に友達は?」
梔子衣緒:「……弟子なら」
上江洲 来夏:「……………………」
上江洲 来夏:「なーんだ」
上江洲 来夏:ぱっ、と手が離れる。その手を縁側について、体を支えて、
上江洲 来夏:聖句の入れ墨が刻まれた両脚を、思いっきり振り上げながら来夏はまた笑った。
梔子衣緒:「ひ、ひどい…!笑うことないじゃない!」
上江洲 来夏:「だって、言われてみたら納得できたんだもん」
上江洲 来夏:「衣緒ってさ」
上江洲 来夏:「〝私が悪いのごめんなさい〟を武器にする方でしょ」
梔子衣緒:「ぐっっ……!」
上江洲 来夏:「分かるよー、私もそうだもん」
上江洲 来夏:「それやると、可哀想って言ってくれる人は増えても友達増えないんだよねー」
梔子衣緒:「……そうですようそうなんですよぅ…!ああー恥ずかしい……!」
上江洲 来夏:ひとしきり、けらけらと笑って。笑い疲れて足を降ろす。
梔子衣緒:こっちは真っ赤な顔を手で覆っている。
上江洲 来夏:そしてまた、始めのように縁側に寝っ転がった。
上江洲 来夏:「……私は上江洲 来夏。暗いところと狭いところが嫌いな」
上江洲 来夏:「梔子 衣緒の最初の友達」
上江洲 来夏:「そう覚えててくれたら、だいたい大丈夫。ね?」
梔子衣緒:むすっとした顔が、耳まで真っ赤に染まって。
梔子衣緒:「………うん」「……だったらわたしが、あなたの…来夏の、最初の友達よ」
梔子衣緒:「……呼んでくれて、気が向いたら。助けて上げなくもない」
上江洲 来夏:「えー、やだ。どうせだったらちゃんと助けてほしい」
上江洲 来夏:「助けてあげなくもない、じゃなくて」
梔子衣緒:「いじわるなのやめたらね」そう言って口を尖らせているけれど。
上江洲 来夏:「……〝助けてあげる〟って言って欲しいなーあ」
上江洲 来夏:そうせびる声は、もうすっかり普段の通りだ。
上江洲 来夏:尾があればぶんぶんと左右に振っているだろう。
梔子衣緒:「ぐっ……!」
上江洲 来夏:耳が頭の上にあるなら、それはピンと伸びているのだろう。
上江洲 来夏:「ふふふー」
上江洲 来夏:「衣緒は甘えるのが下手だなー」
梔子衣緒:「……う、うるさいやい」
上江洲 来夏:「ふふふ」
上江洲 来夏:くるり。
上江洲 来夏:俯せでも仰向けでもなく、横向きに。
上江洲 来夏:膝を腹へ抱えて、胎児のように丸くなる。
原谷狭霧:「──んでもって、二人とも。」
梔子衣緒:びくんっ、と背筋が撥ねる。
上江洲 来夏:「んー?」くるりと丸まったまま、鼻声で応じる。……腕や脚はいつの間にか、白い体毛に覆われ始めている。
原谷狭霧:「友達ができた記念に、インスタントコーヒーでも淹れてきます?」
原谷狭霧:「おれは……ブラックでいいっすけどね。」
梔子衣緒:「…………………………はぃ………わたしも…………それで……」蚊の鳴くような声で。
原谷狭霧:がんばってのんびりした雰囲気を取り繕いながら。
上江洲 来夏:「ミルクたっぷり!」
上江洲 来夏:「カフェオレでも、ただのホットミルクでもいーよ!」
上江洲 来夏:こちらは、誰かに甘えるのは得意分野だ。
上江洲 来夏:先ほどまでの重さは何処へやら。すっかり餌をせびる子犬である。
原谷狭霧:引っ込むタイミングを逃した少年は照れ隠しも兼ねて気軽に言った。
GM:シーンエンド
GM:ロイス操作、購入判定が可能です
梔子衣緒:来夏さんのロイス変更します……
梔子衣緒:同行者:上江洲来夏 〇信用/不安→ 友達:上江洲来夏 〇友情/羞恥 で。
原谷狭霧:ロイス……梔子さんにやな!
上江洲 来夏:梔子 衣緒 ○友達/嫌悪 とした上で
上江洲 来夏:Sロイスに指定します
梔子衣緒:うがっ
GM:はい、Sロイス了解です
梔子衣緒:購入は……ブルゲとか…狙います…
梔子衣緒:2dx+4=>20
DoubleCross : (2R10+4[10]>=20) → 3[2,3]+4 → 7 → 失敗
梔子衣緒:無理。以上…!
上江洲 来夏:購入はどうするかな……
上江洲 来夏:衣緒は装備とか欲しいー?
梔子衣緒:いやまあ在れば防具とかあればうれしいけど…
梔子衣緒:白兵固定値ドッジ型で、カバーもちだから…
上江洲 来夏:行動値を5より下げたら駄目だから……
梔子衣緒:ウィップは持ってる!
原谷狭霧:〈俺の番、回らなさそうだな……〉梔子衣緒:同情/〇疎外感 で取得!
上江洲 来夏:あっそうか!
梔子衣緒:ごめん
梔子衣緒:本当に…ごめん……
上江洲 来夏:それは本当にごめん……
上江洲 来夏:では戦闘用きぐるみ、目標14に挑戦!
上江洲 来夏:2dx+2>=14
DoubleCross : (2R10+2[10]>=14) → 9[3,9]+2 → 11 → 失敗
原谷狭霧:原谷狭霧はクールに去るぜ
上江洲 来夏:自前財産点を3払って購入、衣緒ちゃんにパスするぜ
梔子衣緒:あ、ありがと…装備。
原谷狭霧:購入はブルゲ!
原谷狭霧:3dx>=20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 6[1,6,6] → 6 → 失敗
原谷狭霧:まあ駄目だな!以上です
GM:全員診療。シーンエンドかな。
ミドル4
GM:シーンPC:上江洲来夏
GM:※リサーチシーンとなります
GM:※登場する場合、侵蝕率をお願いします
上江洲 来夏:登場侵蝕 上江洲 来夏の侵蝕率を9上昇(侵蝕率:55->64)
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:62->67)
原谷狭霧:原谷狭霧の侵蝕を5増加しました(侵蝕率:62->67)+5(1d10->5)
GM:んじゃあとはPP判定が残り4/8 サブトピックが2つ残ってますね
GM:判定だけして、情報開示したら今日は終わりとしましょう。
梔子衣緒:はい。わたしがどうせそんなに強くないしST行くべきか、開けてもらってからのがいいか悩むな
GM:STが開けば、一時共通財産点を確保できるので、PP判定も確実になりますし
GM:余っても、購入判定に使えますので、チャレンジするにこしたことはないかと。
上江洲 来夏:それならば
原谷狭霧:はーい!
上江洲 来夏:財産3と固定値2の私がサブトピに挑んでみます
梔子衣緒:おねがいします
上江洲 来夏:流石にいけると思う
原谷狭霧:千鳥さんもサポートにいるぜ!
梔子衣緒:せやった
上江洲 来夏:では、ST2の13支部の動向に関して。コネ噂好きの友人を用いて情報:噂話で行きます
GM:はいはい。判定どうぞー
上江洲 来夏:5dx+2>=10
DoubleCross : (5R10+2[10]>=10) → 9[3,4,5,6,9]+2 → 11 → 成功
GM:うす、ではサブトピック2も開放。あとは3だけ。
梔子衣緒:じゃあST3にわたしが。
GM:とりあえず財産点20を確保ですね。
梔子衣緒:UGN,コネ幹部起動。
梔子衣緒:4dx=>10
DoubleCross : (4R10[10]>=10) → 8[1,5,6,8] → 8 → 失敗
GM:これはST判定にも使えます
梔子衣緒:財産2点ください!
上江洲 来夏:ヤー!
GM:では共通財産点が20-2-20で38となりました。サブトピック3も開放。残りはメイントピックのみです。
GM:狭霧くんも判定しちゃったら、全部まとめて流しましょうか
原谷狭霧:うっしゃあ!メイントピックも行くぜー!
原谷狭霧:千鳥さんも協力オナシャス!
GM:うす、では判定に+効果をどうぞ<NPCカード使用
原谷狭霧:ついでにコネも使用して情報噂話で判定!
原谷狭霧:10dx+9>=9
DoubleCross : (10R10+9[10]>=9) → 7[1,1,2,3,3,4,4,4,7,7]+9 → 16 → 成功
原谷狭霧:こういう日もある……共有財産から14点追加して全開放するぜ!
GM:うす、ではPPも全部開放です。
GM:サブから順に開放を! 共通残り財産点は24
GM:ST2:「十三支部の動向に関して(達成値10、TP20獲得可能)」
GM:もともと混沌としていた十三支部管轄区域ですが、現在地区内の裏社会をまとめていた自治集団『協衛会』が壊滅したため、輪をかけて混沌としているようです。
GM:ST3:「FHの動向に関して(達成値10、TP20獲得可能)」
GM:FHは現在、十三支部に対してなんらかの作戦を行動しているとの噂を入手しました。
GM:故に大規模な作戦行動を取れず、アンノウインは単独で行動せざるを得ないようです。
GM:PP6:アンノウインがミトを担当研究していたエージェントであることが判明します。彼女の研究テーマは『効率の良いお手軽な兵器の開発』です。彼女の現在の研究は。『自身を増殖する爆弾生命体』です。
GM:PP8:ミトは増殖と爆発を繰り返すスナバコノキのRBを埋め込まれた生体兵器です。
GM:いわば人間爆弾の親株であり、短期間で人間爆弾となる子株──自分自身を増殖複製します。
GM:ただし完全に自身を増殖複製できる訳でなく、繰り返すことで記憶や精神に障害が生じます。──兵器として運用するのであれば、さほど問題のない欠点ではありますが。
GM:アンノウインはミトの回収を目的としており、諦めることはないでしょう。
GM:彼女を迎え撃ち、憂いを断つことが合理的だと考えられます。
GM:トリガーイベントが発生。アンノウインを迎え撃つことが可能となります。
GM:情報の開示は以上となります。
GM:ミドルで情報をすり合わせて、迎え撃とうみたいな感じになったら、シーンを切ってクライマックスにみたいな感じですね。
梔子衣緒:了解ですっ
原谷狭霧:許しがたい……
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:一つ、二つ、三つ──
GM:然と理解していた、故に抗い、逆らった──
GM:よっつ、いつつ、むっつ──
GM:ぼんやりと感じてた、これはだめなことだって──
GM:ななちゅ、やっちゅ、ここのちゅ──
GM:だめだよ、こんなこと。だから──
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:十三支部管轄区域外縁──
GM:同・セーフハウス
GM:同・リビング
GM:全員が囲んだテーブルの上に、資料の紙束が置かれている。
GM:UGNの情報部は無能ではない。
GM:あたなたちが集めた情報から、今回の事件における真相を
GM:一晩で、ほぼ丸裸にしてしまいました。
千鳥咲夜:「……以上が、この件の真相と言うやつらしい」
ミト:「………………」
原谷狭霧:「………………」ゆっくり資料に目を通している。
GM:淡々と告げる少女と、淡々と聞き入る少年。
原谷狭霧:「あざます、千鳥さん。」何を言うべきか、とも思ったが。
原谷狭霧:最初にひねり出せそうな言葉はこれだった。
梔子衣緒:「木の匂い、は埋め込まれた”スナバコノキ”のRB。そして、それが分裂増殖するたびに、自我の分化に伴う退行が発生…ね」
千鳥咲夜:「ああ、色々と合点がいったな」
梔子衣緒:「……確かに、まあただの武器、兵器としてだけ考えれば、そうなるのも理解はできた」
上江洲 来夏:「……昔、ビデオテープっていうの使ってたって聞いたことあるけど……それに似てるのかな」
原谷狭霧:「梔子さんがいってたミト君の退行症状の原因は、そこにある訳っすね。」
千鳥咲夜:「近いものがあるのだろうな。コピー用紙でも、世代を重ねれば劣化はしていく」
梔子衣緒:「上書きしていけば、どんどん劣化していくんだっけか。そういうパンチテープは…」
上江洲 来夏:「……だと、したら」
上江洲 来夏:「その子は、何回目のダビングなんだろ……」
ミト:「ああ……」
原谷狭霧:「……?」
GM:上江洲来夏に視線を向けられて、少年がふわりとした笑顔を浮かべる。
梔子衣緒:「起きたのかな。…おはよう、ミトくん」無機質な口調から、柔らかな声で。
ミト:「おもいだせないけど……おもいだしたよ」
ミト:「いっぱいたくさんいじられて、いっぱいたくさんくりかえして──」
GM:すでに、数のかぞえ方も思い出せないけれど──
ミト:「でも、それでもたったひとつだけ、わすれなかったことがあって──」
GM:それを誇るように、微笑みながら告げる。
ミト:「ひとをころすのは、いけないことだから──」
ミト:「だから、ひとをころすボクは、コロしてもらわないといけないとおもうから」
ミト:「だから『ばくはつ』して、くるまからとびだして、おっこちたんだよ──」
梔子衣緒:「……そっか。よく、がんばったね」
GM:えへへ、と。理解しているのか、それともなにも判らないのか。少年が誇らしげに笑みを浮かべる。
梔子衣緒:そっと、髪を払って撫でる。
ミト:「えへへ──」
GM:撫でる手を、嬉しげに受け入れる。
梔子衣緒:「きみは、優しくて強いな。どんなになっても、きみはそれを忘れなかった」
梔子衣緒:膝の上の少年の頭を撫でる。
梔子衣緒:そっと、頭を胸元に抱き締めて。
ミト:「でもぼくは──」膝の上で、うとうととしながら──
梔子衣緒:「よくやったよ。誰がなんて言おうと、きみは凄いことをしたんだ」
ミト:「まだ──『コロしてもらって』ないよ?」
梔子衣緒:「--いいかい、ミトくん」
梔子衣緒:「死ぬのなんてね、何時でもできるのさ」
梔子衣緒:「でも、死んだら。生きて返ってなんてこれやしない。だから、もう少し待っておくれ」
ミト:「そうしたら──」少女の待ってくれと言う言葉に
ミト:「もうコロさないで──すむのかなぁ?」あどけなく、率直に問うてくる。
梔子衣緒:「そうだね」微かに笑みを含めて、ゆるりと。
梔子衣緒:「きっとそうなる。ここは、そのためのお仕事をしてるところだからね」
GM:その言葉に、あるいは暖かな体温に安心したのか──
ミト:「………………」
GM:少年は、次第に静かな寝息を立て始めます。
梔子衣緒:そっと、膝の上に載せる。
原谷狭霧:「…………」さっきから少年は物静かだ。
原谷狭霧:迷いが窺える……とも言っていいかもしれない。
梔子衣緒:「どうかしたのかい、原谷くん」
梔子衣緒:優しく膝の上の少年を撫ぜながら。そう、柔らかく問いかける。
原谷狭霧:「あ……すんません。ちょっと暗かったっすかね?」
梔子衣緒:「謝ることじゃないさ」
梔子衣緒:「非人道的なものを見れば、それに忌避感を抱くのは当然のこと。君が悪いわけじゃあないよ」
原谷狭霧:「そうっすね……俺の場合、あんまし他人事にも思えなかったもんで、」
原谷狭霧:「なんつーか……ここに居ていいのか、みたいな、そういうやつっす。」
梔子衣緒:「ふむ…」
梔子衣緒:「……さっきはまあ、頼りにならない姿を見せたけど。あの時言った言葉は、君にもだ」
梔子衣緒:「わたしでいいなら、吐き出していい。そういうものは、澱のようにたまるものだからね」
原谷狭霧:(まー、アレは凄かったよな……)
梔子衣緒:「思い出すなよ、もう。恥ずかしいだろ」苦笑しつつ。
原谷狭霧:「うおお、こりゃ失礼を!」(やっべー、顔に出てた!)
梔子衣緒:「きみはわたしのあんな恥ずかしいところだって知ってるんだから、まあ等価交換というやつだよ。もしくは口止めの材料だ」
原谷狭霧:「──そんじゃあ、有難くお言葉に甘えちゃいますぜ。」
梔子衣緒:「うん」
原谷狭霧:「俺自身、オーヴァードになったのは事故みたいなもんで──」
原谷狭霧:イージーエフェクト〈異形の痕〉使用。
梔子衣緒:その姿も、声も。静かに見つめたままでいる。
原谷狭霧:カエンタケの菌糸が蔓延り、顔面にまでその命を延ばす。
原谷狭霧:「ここまで抑えられるようになるまででも、メッチャ頑張って訓練を受けてました」
原谷狭霧:「クソキノコは全然いう事聞かねーし、無理やり制御しようとして菌糸を燃やしたら自分も大やけどするし……」
千鳥咲夜:「………………」思うところでもあるのか、押し黙って話に聞き入ります。
原谷狭霧:「俺の人生変えやがったこのクソキノコは、今も大嫌いだ。」
梔子衣緒:透明な眼で、君を見上げています。
原谷狭霧:「全部ぶち抜けるならぶち抜いて、一欠けらも残さず燃やしちまいてえ。」
原谷狭霧:「憎悪衝動でしたっけ。そういう恨みが、どうしても首をもたげる時がある」
原谷狭霧:指先にへばり付いた紅い菌糸が……少しばかり焦げ付き始めている。
原谷狭霧:「…………」
原谷狭霧:「だけど。」
原谷狭霧:「そういう日々を生きて、時間も経って。」
原谷狭霧:「クソキノコが居る事に……少しばかり慣れてきてる自分もいるんです。」
原谷狭霧:「クソキノコ自体は確かにぶちのめされるべき『邪悪』だった。」
梔子衣緒:「その”邪悪”を…受け入れ始めてる自分が、何処か嫌になった?」
原谷狭霧:「いいえ。……なんつーか、あんまし変わんない気もしてきたんです。」
原谷狭霧:「レネゲイドがもたらすシンドロームは……全部が『症例』だ。」
原谷狭霧:「癌だったり、糖尿病だったり。ヤベー病気を言えっていやあそういうのも出てくる。」
梔子衣緒:「そうだねえ。人に害を与えなくちゃ生きていけないものなんて、いっぱいある」
原谷狭霧:「ミトコンドリアは……細胞に取り込まれる形で進化したって話。知ってます?」
梔子衣緒:「聞いたことはあるかな。詳しくはないけれど」
原谷狭霧:「クソキノコも案外そういうもんじゃねーのって気がするんすよね。」
梔子衣緒:「ふふ。それにしてはきみは随分苦労させられているようだけど……」微かな笑み。
原谷狭霧:「あ゛ー……そこはそこっすけどね。」
千鳥咲夜:「それでも、共に在れる、と?」
原谷狭霧:「何というか……そう。」
原谷狭霧:「どんなに悪い奴だって。生き残ったんなら一回くらいはやり直しができるはずなんすよ。」
原谷狭霧:「自分の道を選べる覚悟のあるミト君だったら、尚更だ。」
梔子衣緒:「……ふふ」
梔子衣緒:「そんな目に遭っても、きみがそう言えるのは。君の強さで、優しさだね」
原谷狭霧:「そう思ってました。」
上江洲 来夏:「でもさ。……悪い奴なのかな、その子」
上江洲 来夏:テーブルの上に体を被せて、べったりと張り付きながら。
梔子衣緒:「さあ、どうなんだろう。わたしは、決められるほど、この子の事を知らない」
原谷狭霧:「一応ミト君の自己申告だからな。つまり?……」
梔子衣緒:「こうも記憶を失って。だからこそこう出来ているだけで」
梔子衣緒:「もしも成長したり、本当の、昔の彼は、本当はもっと悪いことをしたり、するようになるのかも」
原谷狭霧:「自分一人の視点だけで決めるのは勿体ねーだろとか。そんな感じがする!」
梔子衣緒:「…ふふ。そうだねえ」
千鳥咲夜:「少なくとも今のソイツは──」
上江洲 来夏:「〝一応〟UGNの正規エージェントとしては、もし悪いことをするようだったら……って言わなきゃなとこだと思うけど」
千鳥咲夜:「他人を殺さないためにと、自己の死を乞うている」
原谷狭霧:「ま、まー皆さんの心配もそうなんすよね……」
上江洲 来夏:「今回はそれ、言うのサボっていいかなぁ」
梔子衣緒:「ふ。まあいいんじゃないかな」
千鳥咲夜:「その行為の良し悪しはともかく、そう考えるやつを、悪しき者とは断じれんな」
梔子衣緒:「猫みたいに気紛れになるのも、たまにはわるくないものだもの」
原谷狭霧:「それでも死にたがるやつを死なない程度にブチのめすってのも……」「おお!」
梔子衣緒:そっと。彼の頬を撫でている。
上江洲 来夏:「だけどさ、それはそれとして」
上江洲 来夏:「あの子をどうするの?」
梔子衣緒:悪い未来や過去を上げた時も、変わらず優しく。
ミト:「ん──」頬を撫でられる手に安堵したのか、表情を緩めて。
上江洲 来夏:「〝繰り返すことで記憶や精神に障害が生じ〟──だっけ」
梔子衣緒:「…わたしとしては、UGNさんの技術力とかそういうものに期待をしたいな、って気持ちだね」
原谷狭霧:「あ゛ー……とりあえず何とかなる方法がないか調べて欲しくはあって……」
上江洲 来夏:「ううん。」
上江洲 来夏:「私が言いたいのは」
原谷狭霧:「でも落ち着いてそういう検査してもらうためには当面邪魔してくるであろう奴をブチのめす必要もあって……」
上江洲 来夏:「もし今の状態から治らなくっても、あなた達はその子を受け入れられるのかな……って」
梔子衣緒:クス、と笑う。
梔子衣緒:「来夏、きみは知らないかもしれないけどさ」
梔子衣緒:「わたしも、実は記憶喪失でなあんにも憶えてなかったけど…それでもこうやって生きてる」
原谷狭霧:「ヘッ。」笑顔を向ける。
千鳥咲夜:「そうだな。いずれは結論を出さねばならないだろうが、物事には順序が在る」
梔子衣緒:「わたしの後輩ができるわけだ」
原谷狭霧:「全く自慢じゃねーですが。俺自体未だにクソキノコの克服は出来てねーっすからね」
梔子衣緒:「きみはどう?」
原谷狭霧:「制御が大変な友達作りも乙ってもんっすよ!」
梔子衣緒:来夏に向かって、からかうように問いかけ返す。
上江洲 来夏:「私は、お仕事だからね」
上江洲 来夏:「ちゃんとお仕事はこなすよ。そうじゃないと、次のお仕事もらえなくなっちゃうかも知れないから」
上江洲 来夏:受け入れられる──とは言わなかった。
上江洲 来夏:「……正直に、言ったよ?」
梔子衣緒:「お堅いやつめ。…ま、それでもいいさ。人それぞれ」
梔子衣緒:「じゃあ、招かれざるお客様に…お帰り願うといたしましょうか」
GM:シーンエンド
GM:ロイス操作、購入判定が可能です。
GM:次のシーンがクライマックスですので、購入判定はここがラストとなります。
原谷狭霧:ウオーッ!ロイスはミト君へ!
GM:共通財産点が24残っていますね。
梔子衣緒:少年のロイスを変更。
上江洲 来夏:ロイスは……ボスに取るやも知れないから保留にしよう
梔子衣緒:”同類で後輩” ミト 〇庇護/不安 で。
梔子衣緒:購入は欲しいものある人いる?ないならブルゲとか狭霧くんの強化素材かなと思います
原谷狭霧:〈ナントカ……ナントカなるといいな……〉ミト:〇連帯感/不安 で取得!
上江洲 来夏:調達は……空いてる手を埋めにブラックアビスを狙おう。目標20
上江洲 来夏:3dx+2>=20
DoubleCross : (3R10+2[10]>=20) → 6[3,5,6]+2 → 8 → 失敗
上江洲 来夏:無理に必要なものではないので以上!
梔子衣緒:12点つかっちゃいましょ
原谷狭霧:ブルゲ買うぜ!
梔子衣緒:欲しいものある人いなさそうだしね
原谷狭霧:3dx>=20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 10[1,9,10]+3[3] → 13 → 失敗
梔子衣緒:7点だして、これで19点使用。
原谷狭霧:7点入れて購入!
梔子衣緒:残り5点だね。
梔子衣緒:狭霧くんの強化素材を。
原谷狭霧:特筆してほしい人が無ければサギリーの懐に入れちゃいます
梔子衣緒:2dx+4=>15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 9[8,9]+4 → 13 → 失敗
梔子衣緒:2点使用。狭霧くんへパス。
梔子衣緒:わたしは大丈夫。以上。
上江洲 来夏:RCアタッカーだしセットアップ埋まってるから大丈夫!
GM:沙霧くんもオケかな? ではクライマックスへと移行しましょうか。
梔子衣緒:まって!
梔子衣緒:狭霧くん強化素材使っておいて
原谷狭霧:頂いて決闘者の剣に装着!以上です
梔子衣緒:以上で。
GM:お、了解です。<強化素材を使用。
GM:では改めまして──
クライマックス
GM:シーンPC:梔子衣緒(全員登場済み
GM:※クライマックスバトルです
GM:※登場侵蝕率をお願いします
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:67->77)
原谷狭霧:原谷狭霧の侵蝕を10増加しました(侵蝕率:67->77)+10(1d10->10)
上江洲 来夏:登場侵蝕 上江洲 来夏の侵蝕率を9上昇(侵蝕率:64->73)
GM:※システムメッセージ。これまでの判定でみなさんDPが9点ずつ溜まっております。
GM:衝動判定の後に侵蝕率を1:3で上げたり、バックトラックの前に侵蝕率を1:1で下げたりできますので、ご留意くださいませ。
GM:十三支部管轄区域外縁──
GM:同・廃工場
GM:千鳥咲夜の手配によって周辺の人払いを済ませ、
GM:『多少の荒事ならばもみ消せる。存分にヤれ』と案内されたのは。
GM:打ち捨てたれた、廃工場でした。
GM:そして待ち受けるあなたたちのもとへ──
アンノウイン:「……あら、皆様おそろいですか?」
GM:白衣を纏った長い黒髪の女──アインノウインが姿を現します。
GM:嫋やかな笑みすら浮かべ、悠然と歩み寄ろうとするアンノウイン。
梔子衣緒:「や。お久し振りだ、ミス・アインノウイン」黒鞘の模造刀を袱紗から出し、腰に下げている。
梔子衣緒:一歩。遮るように前に出る。
ミト:「………………」その姿に少年が怯え、少女の袖をぎゅっと握りしめます。
梔子衣緒:少年には口端だけ上げた笑みひとつと、そっとひとつ頭を撫でて。
アンノウイン:「お久しぶり──となりますか? UGNの方だったとは、世は狭うございますね」
梔子衣緒:「これでもイリーガルではあってね。仕事を受けることもある」
GM:いったん歩を止めて、女が会話に応じます。
アンノウイン:「なるほど、それではその子を殺さないで居てくださったのも、お仕事の一環でしょうか?」
梔子衣緒:「で、だ。君の要求はまあ、だいたい分かってるが。敢えて言おう」
アンノウイン:「はい、伺いましょう」
梔子衣緒:「さあね。そう言う気分じゃあなかったんじゃないか?」煙に巻くような言動。
梔子衣緒:「ここからUターンしてそのままお帰りいただく、という素敵な提案だ」
梔子衣緒:「なんとこうすると、血が流れないで済む」
上江洲 来夏:「それは私がちょっと困るかなぁ」
アンノウイン:「なるほど──」小首をかしげ、細い指を顎に当て思案する素振りを見せる。
アンノウイン:「と、申されますと?」
原谷狭霧:「要するに、だ」
GM:割って入った少女の方へと視線を移し。
上江洲 来夏:「このあたりFHエージェントが何か確認されてたって言うし」
上江洲 来夏:「逃がしたくないなーって」
梔子衣緒:「おっと失礼…それもあったな。じゃあ改めて」
梔子衣緒:「このまま、UGNに投降して、御縄について頂く、だ。こっちもおススメだよ?なにせ無料で宿泊できる」
原谷狭霧:「アンタの狙いはミト君だろ?俺たちはそれをやらせねーために居る」
梔子衣緒:「こんな猛暑の中で、外を出歩いて熱中症に悩まされないですむしね」
梔子衣緒:殆ど挑発であり、時間稼ぎのようなものだ。
原谷狭霧:「アンタがこの子を諦めねえなら全員でブチのめす。シンプルな話だ」
梔子衣緒:封鎖と包囲の為の。
原谷狭霧:──そういう少年の足元より。じわりじわりと紅き悪魔が菌糸を伸ばす。
アンノウイン:「なるほど、皆様のご主張はわかりました」微笑みを湛えたまま、応じる。
原谷狭霧:『後手』を確実に当てるための布石だ。
アンノウイン:「されど──」
GM:梔子衣緒の端末が三度振動する。予め決めてあった『封鎖終了』を告げる千鳥咲夜からの合図。
アンノウイン:「わたくし、こう見えてもその子(兵器)の親(開発者)となりますので」
GM:笑みは浮かび続けている。しかしそれは微笑みと呼べるようなモノではなく──
アンノウイン:「分別のわからぬ子(造られたモノ)を手元で育てる(教育する)のは、親(創造主)の責務でございましょう?」
梔子衣緒:かん、とコジリで床を叩く。封鎖の完成を皆に伝える合図。
GM:昏い夜空に浮かぶ三日月のような笑み──
上江洲 来夏:「こいつ、ジャームかなぁ」
原谷狭霧:「そうかい」〈異形の痕〉使用。
梔子衣緒:「そこまでは調べてなかったねえ」
GM:ごとり──と、その手にしたアタッシュケースを床へと降ろす。
上江洲 来夏:「そうじゃなかったとしても、こういうことを言う奴は」
上江洲 来夏:「捕まえても素直に何か言ったりしないだろうなぁ、って思うな」
上江洲 来夏:包囲網の完成を確認し、戦闘状態への移行を始める。……とは言っても、両手を地面に触れさせるだけだが。
アンノウイン:「あいにくこのようなモノしか準備できませんでしたが──」
原谷狭霧:「だったら!ひよこクラブ読んで出直してきやがれ!!」
GM:ばちん──と、音を立てて展開されるアタッシュケース。
原谷狭霧:「やるぞ──クソキノコォ!!!」
GM:中から飛び出した金属パーツが増殖、変形し──
GM:瞬く間にアンノウインの身体を覆うようにして、巨大な鋼の四肢を展開します!
アンノウイン:「よそのお子様を躾けると言うのも、また一興──」
GM:衝動判定 目標値は9となります。
上江洲 来夏:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[1,1,4,4,7,10]+9[9] → 19 → 成功
梔子衣緒:5dx+3=>9
DoubleCross : (5R10+3[10]>=9) → 7[4,5,6,7,7]+3 → 10 → 成功
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+9(2d10->6,3)した(侵蝕率:77->86)
上江洲 来夏:衝動判定 上江洲 来夏の侵蝕率を13上昇(侵蝕率:73->86)
原谷狭霧:3dx+3 ウオオオヒューマンズネイバー分!
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 9[2,7,9]+3 → 12
原谷狭霧:9は超えた!
GM:おお、みんな成功。
GM:これは良いアドンバンテージとなりますねと言っておきましょう。
原谷狭霧:77+2d10
DoubleCross : (77+2D10) → 77+4[1,3] → 81
GM:で、この時点で。
原谷狭霧:侵蝕81へ!
GM:DP1:侵蝕率3のレートで侵蝕率を上昇させることが可能です。
梔子衣緒:DP使用ありません。
上江洲 来夏:せっかくだし3使います
GM:とっておけば、バックトラック時にDP1:侵蝕率1のレートで下げることができます。
原谷狭霧:据え置きの方がいっぱい殴れるので見送ります!
上江洲 来夏:上江洲 来夏の侵蝕率を9上昇(侵蝕率:86->95)
GM:では衝動判定処理終了。
GM:リアクションの描写を貰ったら、戦闘ラウンドに移行します。
梔子衣緒:ぱしり、と。紫電が走る。黒鞘から、すらりと鋼の刀身が。
梔子衣緒:「さて。そういうのは遠慮していてね。近年は自立の時代だそうだよ」
上江洲 来夏:手を地面に触れさせる。……全身が熱を発する。首位の空気が膨れて歪み、陽炎がゆらゆらと揺れ始める。
原谷狭霧:燃え盛る憎悪を定め。工場に菌糸が蔓延っていく──!
上江洲 来夏:「あなたがどういう人か知らないけど。仲良くなりたくはないなー」
梔子衣緒:「--他者を弄ぶだけの相手は、ただ苛立つ。刃の前でただ迅速に散るが良い」冷え切った刃の如き声を、敵へ向けた。
原谷狭霧:「ヤベー植物だけ欲しいってんなら、直接おすそ分けしてやるまでだ」
原谷狭霧:「ブチのめす」
GM:では戦闘ラウンドへ移行します。
GM:PCたちとミトくんは1つのエンゲージ
GM:そこから15m離れた地点に、アンノウインがエンゲージしています。
GM:また、アンノウインは《加虐の宴》を3つ所持しています。
GM:これはミトがアンノウインの手によって、人間爆弾とされていることを表現したEエフェクトです。
原谷狭霧:ゲェーッ!!!
梔子衣緒:うわっ…
GM:加虐の宴の対象はミト ミトが戦闘不能のなった場合、エンゲージしているすべてのキャラクター(ジャームを除く)は5d10のダメージを受けます。
上江洲 来夏:離れてもらわないかんなぁ……
GM:また、ミトは30点のHPを有しており、2回まではリザレクトに準じた処理で組成しますが。
原谷狭霧:これはエンゲージ妨害するが吉と見たぜ
GM:3回目の加虐の宴効果が発生した時点で死亡します。
原谷狭霧:ウワーッ
GM:以上、今回における特殊な状況説明でした。
梔子衣緒:了解です
GM:あ、念の為。ミトはカバーリングすることが可能です。
原谷狭霧:了解です!
梔子衣緒:移動とかは?
GM:あとミトくんの移動ですが、基本だれかにひっついてきます。
梔子衣緒:了解です。基本わたしに着いてもらうのがいいかな。
GM:特に指示がなければ、最初は衣緒ちゃんとなりますね。
梔子衣緒:はーい
GM:では状況確認はオっケかな? であれば戦闘ラウンドに移行しましょう。
梔子衣緒:大丈夫です
GM:では1ラウンド目
原谷狭霧:やるぜやるぜ!
GM:セットアップフェイズ!
梔子衣緒:衣緒はなし。今後もない。
上江洲 来夏:《ターゲットロック》+《攻性変色》 対象はアンノウイン
GM:アンノウインは▼フルスピード 《クイックダッシュ》+《加速装置》を使用します。
上江洲 来夏:暴走を受けて侵蝕+6
原谷狭霧:麻薬(ヤク)キメます
上江洲 来夏:上江洲 来夏の侵蝕率を6上昇(侵蝕率:95->101)
GM:行動値が+12され、戦闘移動を行うと言うものです。
原谷狭霧:ブルーゲイル使用!と思ったけど必要ないなこれ!見送り!
GM:ではアンノウインはあなたたちにエンゲージします。
GM:イニシアチブ なにもなければ17のアンノウインの行動から
原谷狭霧:エンゲージ済みだし様子を見ていくぜ!
GM:ではまずマイナーアクション
GM:▼アーム展開!
GM:《生命の黄金律》+《形態変化:剛》+《形態変化:柔》
GM:解説:シーン中、肉体基準の判定+4d、攻撃力+10、ガード値+10(計算済)。
GM:続いてメジャーアクション
GM:▼ドリルアーム!
GM:《鋼の馬》+《戦闘嗅覚》+《神機妙算》+《コンセントレイト》
GM:射程:至近 対象:範囲(選択)
GM:ダメージ:+23
GM:範囲対象ですのでPC3人&ミトくんに対して攻撃してきます。なにかありますか?
原谷狭霧:リアクション前なので割り込みなしだぜ!
梔子衣緒:ちょいまった!
梔子衣緒:コンボ:六車≪孤独の魔眼≫。対象を衣緒に変更を。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+6した(侵蝕率:86->92)
GM:了解です。では対象が衣緒ちゃんだけとなりました。
GM:判定いきまーす!
GM:14dx7+4 どりるあーむ
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,4,5,7,8,8,8,9,10]+10[1,2,2,6,8,10]+3[2,3]+4 → 27
GM:回らないな、27です。
梔子衣緒:コンボ:吹毛≪ゲットダウン≫。
梔子衣緒:5dx+28=>27
DoubleCross : (5R10+28[10]>=27) → 5[2,2,3,5,5]+28 → 33 → 成功
梔子衣緒:回避です。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+2した(侵蝕率:92->94)
アンノウイン:「さて──」
GM:脚部の履帯が唸りをあげて急接近! そのまま巨大な右手に備わった巨大な破砕槌を撃ちつけてきます!
アンノウイン:「まずは小手調べ」
梔子衣緒:息を吐く。息を吸う。
梔子衣緒:梔子衣緒の能力は、シンプルなものだ。
梔子衣緒:典型的なブラックドッグ。電磁波を内勁と見立て、身体を強化する。
梔子衣緒:UGNの装備にもあるような、電磁波によるレネゲイドへの干渉を引き起こすとはいえ、然程強力とは言えない。
梔子衣緒:ばちり、と紫電が舞う。
梔子衣緒:ある種の電磁波が、レネゲイドへ干渉できるならば。
梔子衣緒:電磁力による斥力と、引力を以てして??どこまで他のレネゲイドのことを、再現できるのだろう?
梔子衣緒:一瞬を、十に割って、また割り、さらに割って。
梔子衣緒:その領域の住人ならば、見えたのだろうか。
梔子衣緒:六つの鋼の音がした。
梔子衣緒:槌が穿ったのは、誰もいない虚空と機械の残骸だけだ。
アンノウイン:「あらあらまあまあ──」声にはまだ、余裕の響き。
GM:では次のイニシアチブ──6の狭霧くん!
原谷狭霧:うっしゃあ!
原谷狭霧:マイナー無しでメジャー!
原谷狭霧:あっ訂正!マイナーでオリジン:コロニー!
GM:うす、了解<コロニー起動
原谷狭霧:暴走以外のBSを予防状態に以降!
原谷狭霧:侵蝕84にしてメジャー!
原谷狭霧:コンセ2炎の刃1!/コンボ:胞子目潰し
原谷狭霧:対象はアンノウインだぜ!
原谷狭霧:良ければ判定行きます
GM:オケです。阻害はなし。
原谷狭霧:8dx8+4 装備補正も込み!
DoubleCross : (8R10+4[8]) → 10[1,2,4,6,7,9,9,10]+10[2,8,10]+3[2,3]+4 → 27
GM:ガードします。ダメージをどうぞ
原谷狭霧:3d10+2d10+12+2 対抗種とか装備補正込み!
DoubleCross : (3D10+2D10+12+2) → 16[6,8,2]+6[3,3]+12+2 → 36
GM:10の10防いで16ダメージ。まだ元気、演出をどうぞ。
原谷狭霧:振り抜いた槌の影より飛び出す一人の影!
原谷狭霧:踏み切った右足より菌糸を集中させ──着火!
原谷狭霧:「うぉおおおりゃあああ?ッ!!」爆裂する菌糸の加速を受けた踵落としをアームの付け根に叩き込む──
原谷狭霧:がっ
きいん!
アンノウイン:「くぅ──」
GM:その一撃で、バランスを崩す鋼の巨体──
原谷狭霧:「っちぃ!硬えなやっぱ!」たん、と3人の元に立ち戻る!
アンノウイン:「やはり戦闘と言うものは、慣れませんね──」
原谷狭霧:加速した蹴りとはいえ少年の基礎骨格はそのままだ。並みの力押しでは僅かにフレームをへこませるのが限界か!
原谷狭霧:侵蝕88へ!
GM:愚痴をこぼす搭乗者の意志とは別に、プログラムで制御された機体はバランスを回復させる。
GM:イニシアチブ、5の衣緒ちゃん!
梔子衣緒:はい!
梔子衣緒:ではマイナーなし。オートでワイヤーウィップ装備。メジャーでそのまま攻撃!
梔子衣緒:5dx+28
DoubleCross : (5R10+28[10]) → 10[1,6,8,9,10]+4[4]+28 → 42
梔子衣緒:あら回った。
GM:ぐぬぬガード! ダメージどうぞ。
梔子衣緒:5d10+6
DoubleCross : (5D10+6) → 29[2,8,4,6,9]+6 → 35
梔子衣緒:35点装甲等有効ダメージ。しょぼい。
GM:10の10で15ダメージ。累計で31ダメージです。演出どうぞ!
梔子衣緒:とん、と既にアームの上を駆けている。
梔子衣緒:敵手の装甲は厚く、護りは硬い。梔子衣緒にとって、こういう真っ当に固められた相手、というのは苦手だ。
梔子衣緒:あくまでただの刀剣でしかなく、レネゲイドの埒外なブーストを受けていない。
梔子衣緒:コックピットへの合間。アームの稼働部。
梔子衣緒:駆け去り様に、そこへ刃を通した。
梔子衣緒:たん、とん、と落ちて戻る。その後から、その結果が追い付いた。
GM:ばぢんっ!
GM:断ち斬られた関節部が、火花を上げる!
GM:次のイニシアチブ 4の上江洲さん!
上江洲 来夏:マイナーは無し。メジャー、《コンセントレイト:キュマイラ》+《魔獣の衝撃》。対象アンノウイン、判定直前にNPCカード使用!
GM:了解しました判定ダイスに+5 判定値に+9してください
上江洲 来夏:(8+3+5)dx7+4+3+9 命中判定
DoubleCross : (16R10+4+3+9[7]) → 10[1,1,1,2,3,3,4,5,5,5,6,6,7,8,8,10]+10[6,8,10,10]+4[3,4,4]+16 → 40
上江洲 来夏:あっごめんなさい
GM:ん?
上江洲 来夏:メジャー、《コンセントレイト:キュマイラ》+《魔獣の衝撃》+《プラズマカノン》に修正。命中判定には変更無し
GM:あ、了解です。
GM:ではこちらはガード。ダメージどうぞ!
上江洲 来夏:20+32+5d10
DoubleCross : (20+32+5D10) → 20+32+30[6,5,9,6,4] → 82
GM:でっか(汗)
GM:えーっと、-20して62ダメージだから累計が──
GM:くそ、持たない。戦闘不能。そして《蘇生復活》でHP1にして復活!
千鳥咲夜:「ふんっ!」
GM:廃工場の天井──剥き出しとなった鋼鉄製の梁に仁王立った少女が、暴風を操りジャームの動きを阻害する。
アンノウイン:「あら、あらら──!?」
千鳥咲夜:「今だ“ウォードッグ”!」
上江洲 来夏:「ん。十分、十分──」
上江洲 来夏:そう応じた時、既に上江洲 来夏の姿は全長3m程の四足獣へと変貌していた。
上江洲 来夏:雪の如き真白の体毛。太く頑強な四肢、犬に良く似た面構え。その口が、ぐわっと開かれる。
上江洲 来夏:口内に並ぶ歯列の鋭利なことは肉食獣の証明であるが──この獣の体は、狩りの為には作られていない。
上江洲 来夏:大量の空気を取り込んだ肺は膨大な熱を生成する器官。四肢は反動に備える〝アンカー〟。
上江洲 来夏:眼球は照準器。頭部に二つ備え立体視を可能とし、動体の追跡を得意とし、制御装置たる脳に直結されている。
上江洲 来夏:「狙い良し、固定良し、装填良し。万事、万全、万端、良し!」
上江洲 来夏:狩人にあらず。上江洲 来夏は、生きる砲台だ。
上江洲 来夏:四足の爪が地を穿つ。
上江洲 来夏:小柄な少女に過ぎぬ〝生身の上江洲来夏〟では己が力を支えきれぬ故、獣は我が身を大地に繋ぎ止めた──刹那。
上江洲 来夏:サラマンダー能力由来の熱制御無しでは我が身すら蒸発させる極高温の炎弾が、牙を備えた射出口より放たれる。
上江洲 来夏:進路上の物体を、大気中の塵も敵対者も無差別に昇華へと至らしめる〝非実体灼熱砲弾〟、
上江洲 来夏:多少の金属装甲など──物の数ではない!
上江洲 来夏:上江洲 来夏の侵蝕率を8上昇(侵蝕率:101->109)
アンノウイン:「くうぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
GM:極高温の炎に晒された鋼の機体が、熱で溶かされ膝をつく。が──
GM:ウィィィィィィィィィン──
GM:予備の動力機関が唸りを上げて、再び立ち上がります。
アンノウイン:「やって──くださいましたわね」
GM:その笑みは上江洲来夏と同様、肉食獣然としたモノに変質し──
GM:クリンナップフェイズ!
上江洲 来夏:無し!
梔子衣緒:なしかな?
GM:こちらもなし。
原谷狭霧:ないぜ!
GM:2ラウンド目
GM:セットアップフェイズ
梔子衣緒:なし。
GM:▼《加速装置》
GM:解説:行動値を+12する。
GM:よって行動値は17を維持。
原谷狭霧:ブルゲでも超えられんしなし!
上江洲 来夏:無し
GM:イニシアチブ17 アンノウインの攻撃
GM:マイナーはありません。
GM:メジャー
GM:▼ドリルアーム!
GM:《鋼の馬》+《戦闘嗅覚》+《神機妙算》+《コンセントレイト》
GM:射程:至近 対象:範囲(選択)
GM:ダメージ:+23
GM:範囲選択攻撃。対象はやはりPC3人+ミトくん!
梔子衣緒:孤独は100超えないとなしです!
GM:では判定いきます。
GM:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[3,4,4,4,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[2,4,6,6,6,7,7]+5[2,5]+4 → 29
原谷狭霧:〈復讐の刃〉!
GM:ぐ、低め。命中値29
梔子衣緒:コンボ:吹毛≪ゲットダウン≫。
梔子衣緒:5dx+28=>29
DoubleCross : (5R10+28[10]>=29) → 10[1,3,5,10,10]+9[4,9]+28 → 47 → 成功
上江洲 来夏:攻性変色で暴走リア不だぜ
梔子衣緒:回るなあ。回避。そして、
原谷狭霧:リアクション放棄して反撃行くぜ!侵蝕94!
梔子衣緒:コンボ:金剛≪マグネットフォース≫。ミトくんカバー。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+2した(侵蝕率:94->96)
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+2した(侵蝕率:96->98)
GM:了解です。
GM:ではまず此方のダメージ。その後狭霧くんの判定とダメージと行きましょうか。
原谷狭霧:はーい!ダメージどうぞ!
GM:3d10+23 諸々有効
DoubleCross : (3D10+23) → 17[9,3,5]+23 → 40
GM:40点(`・ω・´)
上江洲 来夏:装甲10で軽減して30通し
梔子衣緒:着ぐるみの装甲12点、HP30.HP2点で生存です。
上江洲 来夏:上江洲 来夏に30のダメージ!(HP:35->5)
上江洲 来夏:生き残った
GM:なん──だと
原谷狭霧:装甲引いても死!リザレクト!
GM:では狭霧くんも判定、ダメージをどうぞ。
原谷狭霧:原谷狭霧の侵蝕を4増加しました(侵蝕率:94->98)+4(1d10->4)
原谷狭霧:HP4、侵蝕98にして復讐判定行くぜ!
GM:判定どうぞー
原谷狭霧:8dx8+4 オラーッ
DoubleCross : (8R10+4[8]) → 10[3,6,6,7,8,8,9,10]+10[1,2,2,9]+5[5]+4 → 29
原谷狭霧:おしい。ダメージ!
GM:了解。ダメージどうぞ
原谷狭霧:3d10+2d10+12 装甲とかも有効!
DoubleCross : (3D10+2D10+12) → 16[4,2,10]+10[3,7]+12 → 38
GM:HPが0になりました──
GM:と言うことで。
GM:▼エネルギーマキシマム!
GM:タイミング:オートアクション
GM:《自爆装置》+《体内式除細動器》
GM:解説:HPが0になった直後に使用する。同一エンゲージに対して6d10点の実ダメージを与える。
GM:その後、自身は戦闘不能を回復し、HP1の状態となる。
原谷狭霧:ウワーッ!!!!!
GM:あ、コンボ名が間違えてる(汗)
GM:6d10 ダメージ。ミトくんにも行くよ。
DoubleCross : (6D10) → 16[2,1,3,4,2,4] → 16
GM:しょっぼ(汗)
梔子衣緒:こっちは死ぬのでリザレクト。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:98->103)
原谷狭霧:でも対抗種反動でHP1なので死んじゃう!多分ラストリザレクト!
原谷狭霧:原谷狭霧の侵蝕を9増加しました(侵蝕率:98->107)+9(1d10->9)
上江洲 来夏:死ぬ
原谷狭霧:HPは9へ!
上江洲 来夏:アンノウインに○手柄/嫌悪 でロイスを取得してタイタス化昇華で蘇生、HP15
GM:処理終わりかな。ではとりあえず攻撃演出。
アンノウイン:「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!」
GM:自棄になったように振り回された鋼の四肢が、暴力の嵐を巻き起こす!
梔子衣緒:息を吐く。--どこかで聞いた、オーヴァードが剣を態々握る意味を思い出した。
梔子衣緒:護身ならば、徒手の業でよい。遠間ならば、レネゲイドそのものか、銃器を持てばいい。
梔子衣緒:ならばなぜ、剣を取るのか。
梔子衣緒:それはきっと。この精々1mもない鋼の板切れ分、
梔子衣緒:もう一人分だけ、護れるようになるためなのだと。
梔子衣緒:己と、もう一人分だけの空間を、刃でもって造り上げた。
原谷狭霧:護り切る技量は……ねえ。限界までやって、代わりに傷つくのがやっとだ。
原谷狭霧:クロスガードの上から骨を砕かれ、傷口より紅き悪魔達が零れ出ていく。
原谷狭霧:「ふっざけやがってよう……!」
原谷狭霧:定めるべきは、とにかく動作を止められる場所。
原谷狭霧:むき出しになった操作盤に菌糸が纏わりつき、追いかける炎が機構を焼き払う!
アンノウイン:「くっ──」
GM:その一撃は、致命となりうるダメージをその機体に与えた。故に──
アンノウイン:「仕方がありません──」
GM:操る機体の前面装甲が開き、『ごろん』と何かが吐き出される。
GM:それは淡い金髪と碧の眼を持つ、小柄な少年の身体──
GM:言葉を交わす間も、心を通わせる間も無く──
アンノウイン:「『子株』──です」
GM:女が告げると同時に、護るべき少年と同じ姿かたちをしたモノが、凄まじい勢いで爆砕します!
原谷狭霧:「な」
梔子衣緒:「づっ……、この…」
上江洲 来夏:──固定砲台だ。動かない。盾を翳す機能も無い。白い獣の体毛に血が滲み、苦悶の声が喉から上がる。が。
上江洲 来夏:だが、それがなんだ。
ミト:「くぅ──」
原谷狭霧:──続く言葉と体躯は、爆風に吹き飛ばされた。
上江洲 来夏:痛みだけだ。
GM:護る間もなく。故に少年の身体にも爆発の威力は及び──
上江洲 来夏:体が痛むだけの苦しみなど、オーヴァードにすればいかほどのものでも無い。
上江洲 来夏:〝不要物〟と見做される苦しみに比すれば、例え四肢の全てを奪われる痛みだとて、鼻先で笑い飛ばせるのだ。
上江洲 来夏:獣は不動のままに傷を受け、不動のままに息を吸う。肺の中で熱せられた空気が、周囲の体温までも上昇させた。
GM:次のイニシアチブ 6の狭霧くん。
原谷狭霧?:了解した、マイナーはなし。
原谷狭霧?:メジャーでコンセントレイト3+炎の刃2/コンボ:胞子目潰し
原谷狭霧?:対象は……アンノウインだな。
原谷狭霧?:判定に移るとしよう。
GM:了解です。
GM:NPCカードは使われますか?
原谷狭霧?:いや、後詰にお願いするよ。こっそりしておきたい出自だからね。
GM:では判定どうぞ。
原谷狭霧?:9dx7+4 こうかな。
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[2,4,5,5,6,6,7,7,8]+10[4,7,9]+5[2,5]+4 → 29
GM:こちらはワンチャンガード。ダメージをどうぞ。
原谷狭霧?:ダメージロール前にカラーロイス:ORのクソキノコをタイタス昇華して効果を起動。
原谷狭霧?:ダメージダイスに追加で+5させてもらおうか。
GM:おーらいです。
原谷狭霧?:3d10+2d10+5d10+12+4
DoubleCross : (3D10+2D10+5D10+12+4) → 12[4,6,2]+12[2,10]+27[6,9,8,2,2]+12+4 → 67
原谷狭霧?:装甲は有効だ。意味は無さそうだがね。
GM:20防いで47ダメージ。HPは1。戦闘不能、復活もしません!
GM:演出どうぞ!
原谷狭霧?:OK。HP6、侵蝕111に移行しておくよ
原谷狭霧:──がっしゃん。
原谷狭霧:『子株』の爆風で壁まで吹き飛ばされた少年が、力なくずり落ちる──
原谷狭霧?:ことはなかった。
原谷狭霧?:ざわり。
原谷狭霧?:ボロボロの少年とは裏腹に、燃え盛るカエンタケが繁殖していく。
原谷狭霧?:「全く」
原谷狭霧?:ぎこちない足取りでボロボロの機体へと歩きだす。
原谷狭霧?:「久しぶりに見たぞ」呟く声は小さく。
原谷狭霧?:「ここまで私の趣味に合わん『邪悪』は」
原谷狭霧?:ぽふ、ぽふ。
原谷狭霧?:ズボンに巻き付いている菌糸が。ボロボロの足と歩行機能を補っている。
原谷狭霧?:つい、と手を伸ばす。
原谷狭霧?:伸び行く菌糸が“アンノウイン”までのレールを象り。踏み出す。
アンノウイン:「ひっ──」
GM:嫌悪──否、恐怖の声が上がる。
原谷狭霧?:「リベンジャーズセル……だったか」一歩。
原谷狭霧?:「崩落戦の復讐のために動くとかいう」二歩。
アンノウイン:「──────っ!」
原谷狭霧?:「復讐を生きる目標にするのはいいが、流石に私も許しがたい手段だ。」三歩。
GM:機体を再起動させようと操作を試みるが──ピクリともしない。
原谷狭霧?:「同じ植物のよしみとしてはね」4歩目で。
原谷狭霧?:少年──いや。
原谷狭霧?:『カエンタケのRB』が。アンノウインの目の前に運ばれている。
原谷狭霧?:「因みにどうだい?復讐の材料として用いるなら、私も中々の物だと思うがね。」
原谷狭霧?:軽く笑うように微笑みながら、首に手をかけ、引きずり出す。
アンノウイン:「ひっ──」
GM:引きずり出された女が、いやいやをするように首を振り──
原谷狭霧?:「私自身……断たれた邪悪だからね。特別に体験コースで手を打ってあげよう」
原谷狭霧?:「『30秒』だ」
原谷狭霧?:皮膚、粘膜、口腔を通じ。
原谷狭霧?:捻じ込まれる。カエンタケのもつ猛毒の全てが。
アンノウイン:「ぐっ──がっ──はっ!?」
原谷狭霧?:27、28、29──
原谷狭霧?:30。
原谷狭霧?:「お疲れ、消毒と行こう。」
原谷狭霧?:「オーヴァードなら死にはしないだろうが、後ひと踏ん張りだ。」
原谷狭霧?:燃え盛る炎が少年を包み。アンノウインの体内も合わせて『消毒』を完遂した。
GM:戦闘終了となります。
バックトラック
GM:バックトラック
GM:所持Eロイスは3つとなります。
GM:希望者は3d10侵蝕率を低減可能です。
上江洲 来夏:振らず
GM:また、DP1:侵蝕率1で侵蝕率を下げることも可能です。
梔子衣緒:振りなし、DP使用せず。
梔子衣緒:一倍で。
上江洲 来夏:DPも使わず、残りロイス5個等倍振りで
上江洲 来夏:109-5d10
DoubleCross : (109-5D10) → 109-26[5,4,7,3,7] → 83
梔子衣緒:103-5d10
DoubleCross : (103-5D10) → 103-21[4,5,2,1,9] → 82
上江洲 来夏:5点帰還
梔子衣緒:5点。帰還です。
原谷狭霧?:Eロイスは無しでDP全使用!侵蝕102へ!
原谷狭霧?:帰還確だし5個で等倍振り!
原谷狭霧?:102-5d10
DoubleCross : (102-5D10) → 102-32[8,4,3,7,10] → 70
原谷狭霧?:面目は保てたかな。5点だ
GM:ではそこに基本の15点+Eロイス分3点の18点が加算されたものが、今回の経験点となります。
GM:全員23点、私はそれを3で割って私も23点。お揃い!
梔子衣緒:5+18で23かな。23点です。
原谷狭霧?:23点。
梔子衣緒:来夏さんがSロイスある気がする
GM:あ、そうか。<Sロイス
上江洲 来夏:そうだった
上江洲 来夏:普段使わないから経験点のことを忘れていた
梔子衣緒:23,23,28かな。
GM:かな?<+5点
GM:じゃあGMは25点となりました。
GM:これにてバックトラック処理を終了します。生還おめでとう。
原谷狭霧:すごいぜ!
上江洲 来夏:めでたや
梔子衣緒:頂きます?!
どどんとふ:「梔子衣緒」がログインしました。
どどんとふ:「原谷狭霧」がログインしました。
エンディング1
GM:シーンPC:梔子衣緒、上江洲来夏、原谷狭霧
GM:そして事件は、無事収束を迎えました。
GM:人間兵器として開発されたmt──”メイキングツリー”。否、ミトくんは無事UGNに保護され、
GM:自身でその力を制御できるようになるまで責任を持って庇護するという方針が決定されたと、千鳥咲夜を通じてあなた達に知らされました。
GM:そしてあくる日──
GM:N市に多数店舗を構える、イタリアンファミリーレストランのFC店舗にて──
上江洲 来夏:「──で」
上江洲 来夏:ナイフに刺したステーキ肉を、首を横に振って引き千切り、
原谷狭霧:「はい。」
梔子衣緒:「はいな」からからとコーヒーをマドラーでかき混ぜながら。
上江洲 来夏:「様子は見に行くの? あのミトって子」
上江洲 来夏:言葉の合間にもぐもぐと、大きく切った肉を咀嚼する。
梔子衣緒:「わたしは拾ったからね。予定見つつ見に行くつもり」
原谷狭霧:キノコスパゲティーをフォークで巻き取りながら。
梔子衣緒:ドリアを一口ずつ掬って口へ。
原谷狭霧:「そうっすね。力になれるかはわかんねーけど、俺も休みの日とかに会いに行くつもりっす」
上江洲 来夏:「ふーん。……私はいいかなー。それより次のお仕事が欲しい」
原谷狭霧:そういう彼の服の下には、まだ治りきっていない傷に包帯がまかれている。
梔子衣緒:「来夏は来夏だなあ…」苦笑しつつ。
上江洲 来夏:「本当は直ぐに出たかったんだけど。〝侵蝕率が規定の値に下がるまで駄目〟って言われてさー」
上江洲 来夏:「こういう時、オーヴァードってめんどくさいよね!」
原谷狭霧:「ある意味、これもマイペースなんすかね……」
上江洲 来夏:ぶちいっ、とまた肉を噛み千切る。
梔子衣緒:「そりゃそうでしょうよ。下手に連戦してジャーム化、なんていったら仕事がばかみたいに増える」
梔子衣緒:「ま、世界との向き合い方は人それぞれだからねえ」原谷くんにそう言いながら、もう一口。
原谷狭霧:「自分が仕事になるんじゃあまさしく本末テント?、って奴っすよ。」
梔子衣緒:「わたしも貴方を斬る依頼は嫌だぜ」
原谷狭霧:「そうそう。」
上江洲 来夏:「えー」
上江洲 来夏:「いつかそうなるんだったら、今のところは衣緒にされるのがいいけどなー」
上江洲 来夏:と何事も無いように言って
梔子衣緒:「事務仕事とかそういうやつってないの?戦闘じゃあないならそ…」
上江洲 来夏:「……おいしい!」満足げにステーキの皿を空にした。
梔子衣緒:「こ、この…!何を言うか…!」
上江洲 来夏:「あっはっはっは。でも、考えないってことはないでしょー?」
梔子衣緒:ぐぬぬ、という顔で見ている。こういう風にいかにも楽しそうな顔をされると突っ込むのが野暮に想える。
原谷狭霧:「あ゛ー……侵蝕上がんなさそーな奴ならそれこそ監視任務とかもあるでしょーし、ねえ?」
原谷狭霧:『万が一』の時の相手は、そりゃあ考える事もあるが。
梔子衣緒:「わたしは負荷が一等低い方だからな。わたしはどっかの誰かを気にする方だよ」
梔子衣緒:考えない、とは言わない。
原谷狭霧:頑張って天寿を全うしてえもんだなあ、とも思う。
上江洲 来夏:「あの子くらいに〝逆戻り〟してても考えるんだもん、そういうこと」
梔子衣緒:「湿気た顔してると幸せが逃げるぞ、原谷くん~?綺麗な女の子で目の保養にでもしておきなさいな」
上江洲 来夏:「いっそ意志表示カードとか有ったらいいのにねー。〝ジャーム化したらこの人に連絡して討伐してもらってください〟って」
上江洲 来夏:「……ん? けっこう良いアイデアなんじゃって気がしてきたぞー?」
梔子衣緒:「それで待ってるうちに事態が進行したらどーすんの」
原谷狭霧:「いや、託される人の心労もヤバくねーっすかねそれ?」
上江洲 来夏:「その時はその時ってことで!」と行き当たりばったりのことを言いつつ
上江洲 来夏:「えー。だって知らない人に討伐されるよりなんか嬉しいじゃん」
上江洲 来夏:「そういうサギリーはどうなのさ。この人がいいなー、とか無いの?」
梔子衣緒:「よかないわい」そう言いながら、原谷くんの方を。
原谷狭霧:「まー……そりゃ考えたことがねえっちゃあ嘘になるっすけど……」
梔子衣緒:「ふうん………」じー、っと頭からつま先まで見て。
原谷狭霧:「俺ん場合は、がんばって大往生してえ派っすね。」(できるかは別として)
上江洲 来夏:「あっ、上手くにげた」
上江洲 来夏:「ねえ衣緒、サギリー逃げたよねこれ」
原谷狭霧:「いやだってそうじゃないっすか。救った人からぶっ殺されるのは貴方がいいー!って言われて」
梔子衣緒:「逃げましたな。おそらく女の子を思い浮かべてた顔してた」
原谷狭霧:「俺メッチャ辛いっすよそういうの……」そう言いながらくいと水をあおり。
上江洲 来夏:「救った人、ほうほう」頷きながらテーブルの上に身を乗り出す
原谷狭霧:「ごっふ!!!!」むせた。
原谷狭霧:図星である。
梔子衣緒:「ここまでいい反応されると面白いな」
上江洲 来夏:「つまり話の流れから察するに、サギリーを何かで助けてくれた女の子なんだ」
上江洲 来夏:「へー、ほー」
梔子衣緒:「なるほどね…前を向く切欠になった子とみたぞ」
上江洲 来夏:「なるほどねー、それは大事だよねー」野次馬根性丸出しである。
上江洲 来夏:「いーなー、サギリー。私も誰か助けてくれるひと欲しいなー」
原谷狭霧:「いやいやいあややああ。そそそそんな流れになります今!???」
梔子衣緒:「まあ、命短し恋せよ乙女、ともいいますからな。恋路は応援いたしますぞ」
梔子衣緒:「いやあだって。死出の旅の出掛ける際と、ずっと一生寄り添いたい人、でしょ?まあねえ…」
原谷狭霧:「う゛?……取り乱しちまってすんません……」
原谷狭霧:ナプキンでテーブルを拭く。
原谷狭霧:「言われてみりゃあ、そりゃそうだわって感じっすけどもね…」
梔子衣緒:「気にするない。そういう大事な所のひとなんだろうからね」ことん、とスプーンを置く。
梔子衣緒:「一応女子が二名いるし、相談したいなら乗るよ~」コーヒーを一口。
上江洲 来夏:「うち片方は友達作りも初めてのうぶな子だけど」と横から言い添える
原谷狭霧:「あ゛~……」ちょっぴり顔を紅くしながら。
梔子衣緒:「ぶっ…!こ、この来夏…!あなただって人のこと言えるの!?」
原谷狭霧:「じゃあ、お言葉に甘えて。相談乗ってもらってもいいっすかね?」
上江洲 来夏:「んー? 私はほら、諦めてるから──って」
上江洲 来夏:「おっ、なになにサギリー。急に素直になった!」
梔子衣緒:「…後で色々支部のひととかに言われてしまえ…!」
梔子衣緒:「ん。ごめんね騒がしくて。いつでもどうぞ」
上江洲 来夏:「ちゃんとした恋愛相談には乗れないけど、誰かに甘えるやり方は結構得意分野だよ!」
原谷狭霧:「あざます……そんじゃあ気を取り直して。」
原谷狭霧:「ちょっと俺の気分の都合上、その人の詳しい情報は伏せさせてほしーんすけど……」
原谷狭霧:「18で恋愛に関する思考回路がぱっと見わかんねえ人って、どう思います……?」
梔子衣緒:「まあ、そう言う人もいるんじゃない?凄い美人さんなのに、自分は怖がられてばっかり、って思ってる人もいるし」
上江洲 来夏:「そもそもさぁ、ぱっと見で人のことなんてわからないじゃん」
上江洲 来夏:「逆に聞くけど、恋愛のことの他はぱっと見でその人のこと分かるの?」
原谷狭霧:「んー……それもそうなんすけど。」
原谷狭霧:「ぶっちゃけ、この中で言うと梔子さんが一番(イッチャン)その人とタイプ近えんすよね。」
梔子衣緒:「ふうむ?なんか引っかかるとこある感じ?……………????」
梔子衣緒:わたし?と自分を指差す。
原谷狭霧:「はい。」「全然つかみ所がなくってよう……」
上江洲 来夏:「じゃあ、こうすればいいんじゃない?」
原谷狭霧:「その上でしっかりとした芯があって、隙あらばこっちをぶん回してくる感じの人なんすよ」
梔子衣緒:「はー……原谷くん、結構顔とかも整ってるのにねえ。罪なヒトなんだなあ」
上江洲 来夏:と言うなり椅子から立ち上がって
上江洲 来夏:梔子の席の横に、きりりと真顔になって立つ。
原谷狭霧:「おお……?」
梔子衣緒:「んお…なにさ来夏」
上江洲 来夏:「衣緒」
上江洲 来夏:「好きだよ」きりっとした感じの声
梔子衣緒:「ぶっ………!こ、このっ……!」
原谷狭霧:「ド直球!!!」
上江洲 来夏:「ほら、わかりやすい」
梔子衣緒:顔が赤く染まる。
梔子衣緒:「ひとであーそーぶーなー!」
上江洲 来夏:「ごーめーん。……あっ、でも好きなのはほんとだよ。友達だもんね!」
梔子衣緒:「ぐぅ……っ」
上江洲 来夏:「……って、そうじゃなくって。だからさー、サギリーもこういう風にすればいいんじゃないのー?」
上江洲 来夏:「そもそも、その人に〝好き〟って言ったの?」
梔子衣緒:「……ええ、うん。こっちも好きですよ、初めての友達だもの…!」
原谷狭霧:「あっ、上江州さんも一気にタイプ適正高まったっすね今」
上江洲 来夏:「うふふふ。衣緒、ありがとー。だいすきー」
原谷狭霧:「……言えてねえなー…………」
梔子衣緒:「ぐぐぐ…!一方的にやられてる……!こんなのわたしのキャラじゃないのに…!」
梔子衣緒:ごほん、と咳払いして。
原谷狭霧:「人助けに東奔西走してるような人で、捕まえんのもやっとっつう感じでー……、」
梔子衣緒:「実際、気持ちなんてさ。伝えないと、いいや」
原谷狭霧:「っつうのも、言い訳か。」
梔子衣緒:「伝えても、わかんないことだってあるんだよ」
梔子衣緒:「だったら、余計にさ。きちんと逢いたい、って言って見なよ」
原谷狭霧:「──そうっすよね。」
梔子衣緒:「あなたがそれくらいに思うひとなら、きっと誤魔化したりせず逢ってくれる」
原谷狭霧:「その辺りも、腹括んねえとなぁ。」
梔子衣緒:「がんばれ、男の子」
梔子衣緒:くすり、と柔らかく微笑んで。
上江洲 来夏:「がんばれ、振られちゃったらその時はその時!」
上江洲 来夏:こちらはにっかりと、顔一杯で笑う。悪意は無いのだ。無い筈だ。
梔子衣緒:「来夏ぁ!ここいい感じな空気にするとこじゃない!?」
原谷狭霧:「ういっす。……そんときゃあ慰め会開いてくれると嬉しいっすね。」
上江洲 来夏:「えー、良い感じのこと言ったじゃん私ー。振られるのは先輩だしー」
原谷狭霧:「うっし!迷いタイム終了だ!」ぱん、と頬に手を打ち付け。
原谷狭霧:「因みに因みになんすけど?!」
梔子衣緒:「ここは気持ちよく送り出してあげようよ…」
上江洲 来夏:「んー?」
梔子衣緒:「おっと。なあに?」
原谷狭霧:「俺は好きなタイプを話した。梔子さんはぶっちゃけ話さなくても大体わかる。」
原谷狭霧:「つまり……あと一人いるんすよ。」
梔子衣緒:「えっ」わたしそんなに分かりやすいの!?という顔。
原谷狭霧:「教えてねー人がよう…………!」
上江洲 来夏:「……ありゃ」
上江洲 来夏:「こーれはちょっと困ったぞーう?」
原谷狭霧:「向けますぜぇ……矛先を!」その視線は。
原谷狭霧:“ウォードック”の方へ!
上江洲 来夏:視線を受けると〝ウォードッグ〟は、珍しく本当に困ったような顔をして腕を組み、首を捻った。
梔子衣緒:「あー……わたしが分かられてるの本気でどうしてか分かんないけど…確かに言ってないね来夏」
上江洲 来夏:「好きなタイプかぁ……難しいね、その質問」
原谷狭霧:「実際……飼い主、っつっても色々あるじゃねーっすか。」
原谷狭霧:「そりゃあ、ペットに餌も与えねーようなクソ野郎もいるけど。」
上江洲 来夏:「あ。あと衣緒は〝手が届きそうで届かないところでひらひらしてる蝶々〟が好きなタイプだって思う」と、一度よそに話を向けつつ
原谷狭霧:「お、解釈一致。」
梔子衣緒:「んなっ………………」そう言われて自分で考え込んでみて、「……な。ひ、否定できない……?!」
原谷狭霧:「わかんねー、だったらそれでもいいっすけどね。急に振ってんのはコッチだし。」
上江洲 来夏:「んー……なるほど、なるほど」腕組みをしたまま、こくこくと頷いた。
梔子衣緒:「そ、そんなに分かりやすいのかな………」
上江洲 来夏:「まず、サギリー!」
上江洲 来夏:組んだ腕をほどいて、びしいっ! と指差す。
原谷狭霧:「うぉう」びく。
上江洲 来夏:「実はその飼い主という表現、私はたぶん使っていないのだ! 言い出しっぺは衣緒とあなた!」
上江洲 来夏:「……それとも。この首輪にリードか鎖が繋がってるところを想像しちゃったりするのかなー?」と、チョーカーと呼ぶにはゴツい革の飾りを引っ張ってみせる
原谷狭霧:「え゛っ」
梔子衣緒:「あれっわたし言ったっけ!?」
原谷狭霧:「…………」※思い返し中……
上江洲 来夏:「言いましたー。〝あなたの飼い主になんてなれない〟ってはっきりとー」
梔子衣緒:「い、いやあれは文脈的にそうなるじゃん!」
上江洲 来夏:「……と。そうじゃなくって。あのね、サギリー、私は別に飼い主じゃなくてもいいんだよ」
原谷狭霧:「……本当だ、言ってねえわ!?」
上江洲 来夏:うん。そう頷いて、少しだけ声が静かに、穏やかになる。
原谷狭霧:「やっべー、サイテーかよ俺……!」
上江洲 来夏:「恋人でも、夫婦でも──私が言うなら〝つがい〟とかの方が似合う? 犬だもんね、まぁなんでもいいけど」
原谷狭霧:それを受けて、切り替えるように咳払い。
上江洲 来夏:「私を最後まで捨てないでくれる人だったらいいな、って思う」
上江洲 来夏:「……けどさ。そこですっごく難しいのがさ」
上江洲 来夏:「……〝好きなひとのタイプ〟って、好きなひとがまだちゃんといない時に分からなくない!?」突然テンションが戻る!
原谷狭霧:「ああ……」「すっげえシンプルで、すっげえ大変だよな。」
梔子衣緒:「いやなんとなくでこう…ない?」
原谷狭霧:「一目惚れって言葉の実例、正直存在するのかもわかんねーし……」
上江洲 来夏:「なんとなくでいいならさー。強いひとがいいなーとか、体大きめの方が嬉しいなーとか、まぁかっこいいひとがいいなーってくらいは有るよ?」
上江洲 来夏:「でもさ、その条件全部揃ってても、私を捨てるひとだったら嫌じゃん」
梔子衣緒:「だねえ。わたしも困る」
上江洲 来夏:「逆にそのあたり揃ってなくても、私を絶対に捨てないって約束してくれて、本当にそうしてくれたら凄い嬉しいじゃん」
上江洲 来夏:「そこんところ、こう──」
上江洲 来夏:「難しい!」
梔子衣緒:「それは確かに」
原谷狭霧:「だわなぁ。」
梔子衣緒:「ん?………あ、そうだ」
梔子衣緒:「来夏ー」
上江洲 来夏:「だいたいサギリーだって、好きなタイプを言ったんじゃなくて、好きなひとがどんな性格か言っただけで──ん?」
上江洲 来夏:熱弁を止めて、くるりと顔を向ける。
梔子衣緒:「わたし、捨てたり拾ったりっていうのはなんか違うよなーって思うから出来ないけど」
上江洲 来夏:「なぁに?」
梔子衣緒:「ずっと、あなたがいいなら友達でいるよー」
上江洲 来夏:「んー……」少しの間、頭の中で言葉を組み立てる為の時間を挟んで
梔子衣緒:肘をついて。ふにゃりと笑う。
上江洲 来夏:「ありがと、私は嬉しい。……でも、たぶんあなたが大変だよ。苦労することになる」
上江洲 来夏:「私だったら、私を友達にはしたくないなー」
梔子衣緒:「気が合うねえ。わたしもわたしを友だちにはしたくないんだ」
原谷狭霧:「ヘッ、友達ってのは大体そんなもんっすよ。」
上江洲 来夏:「うん、だろうねぇ」
上江洲 来夏:「でもさー。たぶん衣緒って、本当のところは結構自分のこと好きなんじゃないかなって思うな」
梔子衣緒:「肯定されるとそれはそれで腹立つな…。ともかく。そんなんだから、貴重な友達だもん。見捨てるつもりないよー」
梔子衣緒:「……んん?そうかな」
上江洲 来夏:「うん。だって私と衣緒、結構似てるし」
上江洲 来夏:「衣緒、私のことは好きでしょ?」
梔子衣緒:「うん」
梔子衣緒:即答。
上江洲 来夏:「ほら」
梔子衣緒:「ぐ………じゃあ、来夏もわたしのこと好きなの?」
上江洲 来夏:「……まぁ、それはそれとして。予防線すっごく張るところもあるし」
上江洲 来夏:「でね、衣緒。その答え、私はちょっと前に先に言ってるんだなぁ」
上江洲 来夏:「もしかしてもう忘れちゃった? ……だとしたら、すっごく悲しいなぁ」
梔子衣緒:「…………でしたね…!」机に突っ伏す。
上江洲 来夏:と、悲しさの窺えぬにやにやとした笑みで応じる。
梔子衣緒:「憶えてますよおー……!くそう……」
上江洲 来夏:「良かったー、忘れられてたらどうしようかと思った」
上江洲 来夏:「……私ね、好きなひとのタイプはまだ分からないけど、嫌いなタイプだけは分かるんだー」
上江洲 来夏:「私を要らないものにして、忘れちゃって、引き出しの中に閉じ込めちゃうひと」
原谷狭霧:「…………」
上江洲 来夏:「ずっと傍に置いて使い続けてくれなきゃやだな、って思うし」
上江洲 来夏:「もし私を好きだって言う人がいるなら、ずっと私のことを考えてて欲しいんだ」
上江洲 来夏:「ね、衣緒はどう?」
上江洲 来夏:「ずっと私のこと、考えてられそう?」
梔子衣緒:「ん?………」
梔子衣緒:「ごめん、ずっとは無理」
梔子衣緒:「でも、忘れたりなんてしないし、出来ないよ」
梔子衣緒:「わたし、そういう誰か一人を想い続けたりとか、そう思われるの、ちょっと怖いしね」
上江洲 来夏:「そこだけは私と違うところかなぁ」
梔子衣緒:「まあ、誰か一人に預けたり、預けられるの負担じゃないかなーって思っちゃうからねえ…」
上江洲 来夏:「それもあるけど、衣緒って」
上江洲 来夏:「期待を向けられた後にがっかりされた時の反動が自分に刺さるの、すっごく怖がってる感じだよね」
上江洲 来夏:「私の場合、大事にされてたと思ってたらいきなり捨てられるのが怖い、だから」
上江洲 来夏:「どっちも落差が刺さるのが怖くて自分が大事なんだけど、ちょっとだけ違うんだよ」
梔子衣緒:「……………………そ」「んなことは、ないですよ?」思いっきり詰まった声で。
上江洲 来夏:「〝結構自分のことが好きなんじゃないか〟って言ったのも、それ」
梔子衣緒:「………ぐ……まあ、どこかで自分大事にしちゃってるとこはあるよ…」
上江洲 来夏:「大丈夫」
上江洲 来夏:「衣緒が、私より衣緒自身のことが好きだったとしても」
上江洲 来夏:「そういう衣緒だからこそ、私の友達だよ」
梔子衣緒:「……そういうとこ、ぜーんぜん遠慮しないでずばずば言う、そんな貴方なので」
梔子衣緒:「まあ、わたしも上江洲来夏は梔子衣緒の友達だって思ってるよ」
上江洲 来夏:「ありがとう。じゃあ、梔子衣緒は上江洲 来夏のなんだって思ってる?」
梔子衣緒:「あなたがわたしなんかより、ずっと大切なものを持っててもね」…と、其処で考え込んで。
梔子衣緒:「………聞くのだめ?」
上江洲 来夏:「梔子衣緒は、だからねー。主語があなただから、あなたに決めて欲しいなって」
上江洲 来夏:「……だめ?」
梔子衣緒:「……あー、その」
上江洲 来夏:低い背丈を悪用した上目遣いで問いかける。
梔子衣緒:「的外れなこと言うかもしれないし、そこはその……」そこで眼があって。
梔子衣緒:「……分かった!分かったから…!」
梔子衣緒:「………」コーヒーを一口。
梔子衣緒:「………梔子衣緒は、上江洲来夏の……」「辛かったり、苦しい時に、そう言うのを和らげて。楽しい時に、一緒に楽しめるような…」
梔子衣緒:「そんな、友達だったらいいな、って思ってるよ」
上江洲 来夏:「……だいすき!」その答えを満開の笑顔で受けた来夏は、両手を目一杯に広げて
上江洲 来夏:小さな体で──案外に筋肉もしっかり有り、それ以上に豊かな胸が間に挟まって距離を遠ざけるが──ぎゅうっと抱きしめようと飛びついた。
梔子衣緒:驚いたように目を見開いて。「ああ、もう…」
梔子衣緒:椅子から倒れたり、彼女が落ちたりしないように。しっかりと抱きかかえる。
梔子衣緒:ほっそりとしているようで、確かな体幹と筋肉に支えられた身体。どことなくひんやりとして感じられるかもしれない。
上江洲 来夏:「わふふー」抱えられた腕の中、自分の腕の力は抜いて、全部相手任せにして笑っている。
梔子衣緒:「…まったくもう……お店の中だぞ」そう言いながら、口元は緩んで。彼女のことを労わるように。
原谷狭霧?:(──全くもって、悪い人たちだ。)
原谷狭霧?:(自分一人で抱えきれぬ『邪悪』を託し合える相手を見つけられた、というところは救いだが。)
原谷狭霧?:(私自身、断ち切られた身として彼より先に消えることを目指してはいるが……)
原谷狭霧?:(ロスタイムを過ごす身としては。君たちが歩む行程の祝福をするのが筋だろうね。)
原谷狭霧:「あ゛ー…………とりあえず。」
原谷狭霧:「ドリンクバーのおかわり行ってきますね」
梔子衣緒:「………ごめんね………」
原谷狭霧:見届ける『一株』を知らぬ少年は、こうしていたたまれない空気から逃げる術を学んだとさ。
原谷狭霧?:めでたしめでたし。
GM:シーンエンド
GM:それでは『かなうならば、やさしく』 これにて全行程終了となります。
GM:お疲れ様でしたー
上江洲 来夏:お疲れ様でした、ありがとうございました!
梔子衣緒:おつかれさまでした。誠に、皆様ありがとうございます。
原谷狭霧:お疲れさまでした!ありがとうございましたー!!!