一夜二人転──辰巳十三と琴城星羅の場合


PC1:“ケイヴマン” 无号・辰巳・十三 (むごう・たつみ・じゅうさん)(キャラシート)PL:ロケット商会
PC2:“フェアウェルブーケ” 琴城 星羅(ことしろ せいら)(キャラシート)PL:北白河

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:そんな訳で
GM:辰巳支部長は初めてとのことですので、まずは一旦簡単に二人転システムの概要を説明させて頂ければと思います。
GM:まず概要となりますが
GM:基本、PC二人が特殊なシチュエーションにおかれ、それを解決するために奔走するという流れとなります。
GM:今回で言えば特殊なシチュエーションは「記憶喪失」、解決するための方法は「ジャームを倒す」となるので、ここを踏まえて動いて頂くような感じとなりますね。
GM:完全にシナリオクラフト的な展開をされるGMもおりますが、私の場合は原因や解決方法などをざっくり設定し、そこにそって遊んで頂くという形を取らせて頂いておりますm(_ _)m

GM:あたり、ミドルフェイズはなんと1シーンのみです。なので購入判定などはOP終了時、ミドル終了時の2回のみ。
GM:で、この1シーンだけのミドルフェイズで、FS判定を行って進行度を進めていくことが、システム的な目的となります。
GM:これは最大4ラウンドのFS判定を行い、進行度4を獲得できれば、
GM:そのラウンドの処理終了後、クライマックスへと移行する形となりますね。
GM:もし4ラウンドで進行度4を獲得できなかった場合、
GM:4ラウンド目の処理終了後、暴走、放心のペナルティが課せられたうえで、クライマックスへと移行する形となります。
GM:つまり泣いても笑っても、4ラウンド終了後はクライマックスへと移行して解決編となる訳です。
GM:毎ラウンドFS判定の前に与えられる状況──ハプニングチャートは、二人転オリジナルのモノが採用されております。
GM:内容は6種類、詳細は共有メモをごらんください。
GM:こちらをROC頂くことで、そのラウンドのおおよその環境が決められるといった流れです。
GM:また、内容によってボーナス、ペナルティが課されますのでご注意を。

GM:そのFS判定ですが、基本難易度は6、最大達成値は9、
GM:使用技能は《情報:UGN》《情報:噂話》が基本となりますが、ハプニングチャートで変更されることもあります。
GM:この判定は1ラウンドに1回ずつ、各PCが試みることが可能です。達成値を求めたあと、財産点を加算することも可能となっています。
GM:また、FS判定を放棄することで、他のPCに対して支援行動、あるいはメジャーアクションを用いた支援エフェクトを行うことも可能です。
GM:支援行動の場合も、難易度、使用技能は変わりません。ハプニングチャートの影響を受ける点も同様となります。
GM:この支援行動を行った場合、支援を受けたPCのFS判定は達成値を+3し、最大達成値を10とすることが可能です。
GM:また、メジャーアクションを用いた支援エフェクトを行った場合、そのエフェクトの効果が適応された上で、支援を受けたPCのFS判定最大達成値が10となります。
GM:また、GMの認可があれば、イージーエフェクトを使用することでFS判定にプラスのボーナスが加算されるケースもあります。
GM:判定に関してはざっくり、二人で1回ずつがんばって地道に1点ずつの進行度を稼ぐことを狙うか
GM:どちらかが支援を行って、片方に2点取らせるかのほぼ二択ですね。この辺りは好みやキャラの能力とご相談ください。

GM:そんなこんなで、進行度が4貯まるか、ラウンド4が経過するかでクライマックスへと移行するわけですが、当然シーンが1つしかないので侵蝕率がまったく上がってません。
GM:ので、これを解消するために、敵は《ワンナイト・フィーバー》と言うエフェクトを所持しています。
GM:これは、衝動判定時に2D10上昇する侵蝕率上昇を、PCの任意で「100%とする」ことが可能なエフェクトです。+100%ではないことにご注意ください。
GM:この効果を受けた場合、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下します。
GM:──まあぶっちゃけると「ほぼ確実に還ってこれるからミドルでジェネシフるのもアリだぞ」「大技だって使いたい放題だ!」ってやつですね、はい。

GM:基本概要としては、こんな感じとなります。

GM:一夜二人転──辰巳十三と琴城星羅の場合

GM:【シチュエーション選定】
GM:ジャームにより
GM:『記憶を喪失する』と言う事態に陥る。
GM:事態を解決するためには
GM:『見つけ出して討伐』を進行する必要がある。
GM:最後の障害として
GM:『ジャーム本体を倒す』を達成しなくてはならない。

GM:それでは自己紹介からしていただきましょう。まずは我らが辰巳支部長、お願いいたします。



辰巳十三:はい!
辰巳十三:辰巳十三! こう見えてもN市第13支部の支部長です!
辰巳十三:主な業務はアーティファクトと呼ばれる異物の蒐集・封印・保護……!
辰巳十三:実は日本陸軍の研究で生まれた実験体です。素体は旧陸軍のとある人物でしたが、今回はその一端にアレする感じになりますね。
辰巳十三:最近はいろいろな人と関係を深め……琴城さんとも親しくお付き合いさせていただいています……!
琴城星羅:そう、親しく…
辰巳十三:現代用語でガールフレンド
琴城星羅:もっと近づきたいな。
辰巳十三:スペックとしては全身を骨にする骨細工人間で、ものすごいpowerで殴りにいきます。130点だと、それだけ!
GM:なるほど、まだフレンド。
GM:シンプルisパワー!
辰巳十三:このエピソードを通して関係性の描写や解像度を深めていければいいな……!
辰巳十三:以上、よろしくお願いいたします!
GM:ありがとうございます。改めまして今日明日とよろしくおねがいしますです。

GM:それでは次鋒、星羅ちゃん!



琴城星羅:星羅パルドンいきまーす!
琴城星羅:琴城星羅、享年16歳の女子高生(レネビ)です!
琴城星羅:崩落戦で死んだチルドレンにレネビが憑依して、意識や記憶そのまま黄泉返りました。
琴城星羅:その後いろいろあって(本当にいろいろあった)13支部エージェントとして活動中です!
琴城星羅:崩落戦前はスキャバーズと呼ばれるチームのエースとして辰巳さんのもとアーティファクトを探したり壊したりしていたといいますが…!?
琴城星羅:今回はそこらへんに触れられたらなと思います。
琴城星羅:特記事項として、辰巳さんのことが大好きです。告白の結果、予約済みになりました。
GM:ひゅーひゅー
辰巳十三:記憶が戻らないと大変だ!
琴城星羅:戦闘スタイルはレネビと一緒に吸収したコンクリ状構造体(通称:殺人コンクリ)をばらまいて戦います。
琴城星羅:データ的にはクソほどバフが乗った赫剣をポルターしてまた同じ剣を作って二倍にしてパワーします。
琴城星羅:お互いの過去を知って、関係性を深めたり距離を近づけたりできたらなって思います。よろしくお願いいたします。
GM:応募の反応速度にちょっと微笑みましたw
琴城星羅:そりゃするよ!
GM:(笑)
GM:改めまして、今日明日よろしくおねがいいたします。

琴城星羅:よろしくお願いします!
辰巳十三:よろしくお願いします!

オープニングフェイズ「Let's pretend this never happened.」

GM:シーンPC:辰巳十三&琴城星羅
GM:※謎のジャームと交戦し、記憶を失ってしまうまでのシーンです。

GM:登場侵蝕率は、忘れないうちにふっておきましょうか。
琴城星羅:はいな!
琴城星羅:35+1D10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+8[8] → 43

辰巳十三:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 7[7]+35 → 42


GM:深夜半ば──
GM:N市十三支部管轄区域──
GM:同・再開発地区──

GM:かねてより計画を進めていた地下迷宮の探索を成功させたアナタ──辰巳十三は、
GM:『気分転換に身体でも動かしてこい』との支部長補佐の勧め(と言う名の皮を被った重圧)もあり、
GM:久しぶりに管轄区域内の──ひときわ治安の悪いとされる──再開発地区に、哨戒へと赴くこととなりました。

GM:あたり、気になる情報が1つ。

GM:『崩れかけた雑居ビルで怪しい影を見た』

GM:まるでどこかのアイドルが体当たり収録している番組タイトルのような情報ですが、
GM:ここは魔境十三区。
GM:何があってもおかしくないことは、他ならぬ支部長であるアナタが、一番よく知っています。
辰巳十三:「雑居ビル、雑居ビル……」
辰巳十三:「まだ形があるやつ……」 デカい中華まんを片手に、路地をたどっている。
野球帽の少年:「──ってもさ、ぎりぎり残ってるぐらいだけどな。ビルとしての形」
辰巳十三:「ぶっ壊したやつがけっこう多いんだよね。この前はだいぶ派手にやったみたいだし」
GM:アナタの隣を歩く情報提供者の少年が、その言葉に応じます。
野球帽の少年:「だよなー。なんか五光者もこの前までなんかもめてたしよー」
野球帽の少年:「──大丈夫なのかよ、ケイブマン?」
辰巳十三:「それがあったんだよね。……誰も住まないからぜんぜん復旧しない……、うん」
GM:不安を押し殺すような軽口で
辰巳十三:「今日は様子見だ。サッと見て引き上げる」
辰巳十三:「俺は”無理しない”で有名な男だからね」
野球帽の少年:「知ってるけどさ。けど──」
野球帽の少年:「なんか最近。大人のやつらもピリピリしてんだよな──」
辰巳十三:「緊張してるだけだよ。注射の予防接種前みたいなもんで、終わってしまえばなんてことはない」
辰巳十三:「あとで怖がって損したって思う。……俺はいまだに慣れないから、いまだに怖い」
GM:十三支部管轄区域の住民は、決して一般人とは言い切れないところがあります。
GM:そんな彼らですら──いえ、彼らだからこそ。
GM:この街に訪れる『危機』を、感じ取っているのかも知れません。
野球帽の少年:「なんだよ、ケイブマン『も』苦手なのかよ、注射?」
GM:そして共通点を見出した少年が、ほっとしたように微笑んで──
辰巳十三:「得意なやつはいないよ。……いや、いないでもないか……それはそれでちょっとヤバイけど──」
野球帽の少年:「だよなー、あんなんなくてもいいのにな。変な病気になんて、そーそーかかるもんじゃねえんだしさ」
辰巳十三:「そういうことだな。日常生活を気を付けましょう、ってのは誰でも一緒だ。……お前もそろそろ帰りなよ」
辰巳十三:「俺はちょっとだけ非日常に触ってくる。たぶんあのビルだ……よな?」
辰巳十三:写真をかざし、目の前にあるビルと見比べる。
野球帽の少年:「うん。あの先の──ちょっと行った奥のやつ」
野球帽の少年:「他の建物は全部完全に崩れちゃってるから、間違えたりはないと思う」
辰巳十三:「行ってくる。他の誰かが近づかないように、悪い噂広めといてくれよ」
辰巳十三:片手を振って、ビルに近づいていきます。
野球帽の少年:「りょーかい。けどその追加依頼は高くつくぜ、ケイブマン?」
GM:にっと笑って。
野球帽の少年:「正規報酬のピザまんに加えて、カレーまんもだ!」
辰巳十三:「仕方ねえ。……期待しといてくれ、すぐ戻る。また後でな」
野球帽の少年:「ああ、忘れんなよ。『後で』な?」
辰巳十三:「……」 言葉を止め、歩みを進める。ビルを見上げる。
GM:へへへっと鼻をこすって、少年があなたを見送ります。
辰巳十三:違和感がどこかにあるかもしれない。
GM:地区を管轄しているとは言え
GM:建物のひとつひとつを把握している訳ではありません。
辰巳十三:違和感。そうした感覚については、この素体になった人物が卓越していた。稀代の呪術師……
GM:ましてや、対象は変哲もない朽ちかけた雑居ビル。
辰巳十三:(いまの俺にわかるかな) 写真を撮りながら、建物の裏へと回っていく。
GM:少なくとも、外観から不自然な点を探ることは、『今』のアナタには難しそうです。
GM:建物の裏には、非常階段。
GM:そして、外れかけた、裏口のドアが確認できました。
辰巳十三:(よし……簡単に入れそうだ)
琴城星羅:「…あれ、辰巳さん?」「辰巳さんもここの調査ですか?」
辰巳十三:「……うぉっ!?」
琴城星羅:裏口のドアの影から出てくる。
辰巳十三:「星羅サン!? ……なんで?」 驚いてのけぞる。
琴城星羅:「わわっ!」倒れそうになるのをひゅっと近づいて支える。「調査任務です!『怪しい影が出る』って噂があって、それを突き止めたとこです!」
辰巳十三:「すまん。……調査って、きみ、情報少なくて人材投入すべきか迷ってたし……まだ内緒にしてたんだけど……」
辰巳十三:「なんだ、学校とかでも噂に上がってたか? そりゃちょっときな臭いな」
琴城星羅:「あれ、そうなんですか?」「小町ちゃんから聞いて、調査任務扱いとしてちょっと探ってたんですが…」「結構うわさにはなってますよ」
辰巳十三:「うぇー……俺のところまでそーゆー噂が回ってないだけか……」
辰巳十三:「新聞部にもっと顔出しときゃよかった」
琴城星羅:「でもまあこうやって探ってて会えたんだから、力を合わせればきっと解決できますって!1+1は200!10倍!」
琴城星羅:「立ち話してるのもなんですし、一緒に突入…しちゃいます?」にこり。
辰巳十三:「プロレスラーみたいな計算の仕方するな~。まあ、いいか」
辰巳十三:「星羅サンが一緒なら心強いね。楽しいし。行くか!」
辰巳十三:ドアを開け、足を踏み入れる。
琴城星羅:「えへへ、いきましょいきましょ!」ぱあっと明るい顔になる。
辰巳十三:「思ったより原型留めてるな……とりあえず階段上っとくか」
琴城星羅:「ですね。こういうのは上にいるって相場が決まってます!」
琴城星羅:階段を上り始める前、一瞬辰巳さんの隣に着こうとして、すぐやめる。
辰巳十三:「どんなのがいるかわかんないけどな。……妖怪でもオバケでもいいけど」
辰巳十三:「心霊現象特集にはちょっと時期がずれてると言うか、ハロウィンも──おっと」
辰巳十三:「どうした? 隣にいてくれないのかい?」
琴城星羅:「あ、いや、その…!」「一応、任務中ですし、手とか…」「あっ」一瞬で語るに落ちた
琴城星羅:恥ずかしげに、辰巳さんの隣につく。
琴城星羅:「…お隣、失礼します」
辰巳十三:「うん」
琴城星羅:ふたり並んで、手が触れるか触れないかの距離を保ったまま、上り始める。
辰巳十三:「星羅サン、オバケとか得意かい?」
琴城星羅:「ぶ、物理攻撃が効かない奴は全体的に苦手で…」
琴城星羅:「あ、まあ私自身がお化けみたいなものなのに苦手っていうのも変かな…うん」
辰巳十三:「それを言ったら俺は妖怪だぜ」 笑う
辰巳十三:「殴ってどうしようもない相手は誰だって苦手だよ、たぶん」
琴城星羅:一瞬、脳裏にディセントがよぎる。
琴城星羅:「…それでも」「辰巳さんと一緒なら、怖くないかな」
辰巳十三:「嬉しいこと言ってくれるね。そういうこと言ってくれるから、頑張るになれる」
辰巳十三:「俺も星羅サンには期待してるよ。かなり頼っちまってるからな」
琴城星羅:「よく考えたら、私たちもオバケとか妖怪なんだから初めからそういうの恐れる必要なんかないんですよ!」何かに気づいた顔。
辰巳十三:「おっ。いいこと言うね~」
琴城星羅:「というわけで、どんどん頼ってください!」「私も、同じくらい頼りにさせてもらってますから。いつもいつも」
琴城星羅:「同じくらい?…もっとかも?」
辰巳十三:「そいつはどうも。照れるぜ。……千鳥サンにも苦労かけちまってるからな……」
辰巳十三:「なかなか上手くやれてるって自信はいつになってもつかないもんだ」
琴城星羅:「咲夜ちゃん…」友人にして、目下最大のライバル。「…あの子は、大丈夫です。自分で考えて、答えを出せる強い子のはず」
琴城星羅:「(だから怖いんだけど…)」
辰巳十三:「そうだと思うよ。……ここからしばらく、忙しくなる」
辰巳十三:「ここの案件も、たいしたことないといいんだけどね」
琴城星羅:「…そうですね。考えすぎ、くらいがちょうどいいのかも」
辰巳十三:「俺はオバケとか妖怪より宇宙人の方がずっとヤバイと思うね」
琴城星羅:二か月先に来ることになっていることから、目を背けるように。
辰巳十三:「ってか宇宙友愛協会がヤバイ」
琴城星羅:「え、あの人らのこと知ってるんですか!?」「UFO絡みのときだけ接触してくる謎の組織だとばっかり思ってたんですけど…」
琴城星羅:尊敬の目。
辰巳十三:「それがいちばん怖いよ……」
辰巳十三:「オーヴァードじゃないのに、ものすごい勢いで首突っ込んでくるんだぜ……」
辰巳十三:「手が付けられねえ」
琴城星羅:「た、確かに…」非OVによるOV狩りが行われたという話も聞くし。
辰巳十三:「あれはもう趣味の域を超えてるね……あ、そうだ星羅サン」
琴城星羅:「あ、はい!」
辰巳十三:「星羅サンって、学校の部活何かやらないの?」
琴城星羅:「え、部活!?」「えーと、この体だから運動部は無理だし…」「前の学校で茶道部とか軽音部にちょっとだけ入ったりはしてましたけど…」
辰巳十三:「チャド?に軽音!? すげえな。俺、あれをやりたかったんだよね。知り合いの部活の応援とかに行くやつ……」
琴城星羅:「応援部!チアガール!」「いいですねいいですね!」
辰巳十三:「そっち!? いや、チアとかそういう方向性じゃなくて……ああ……」
琴城星羅:「応援団!」
辰巳十三:「星羅サンが大会とかライブとかやるなら、見に行きたかったってことだよ」
琴城星羅:「あ…」「ありがとうございます。お世辞にも聞かせられる腕前じゃなかったけど…」
琴城星羅:「…でも、私はどっちかというと」「辰巳さんのこと応援して。元気になってもらいたいなって思ってます」
辰巳十三:「へへ……」
琴城星羅:「あ、両方が応援部に入って、応援部の応援に行けば解決する…?」
辰巳十三:「あ、もうよくわかんない方向に進行しつつあるな、これは?」
辰巳十三:「とりあえず、考えといてくれよ。もう一回、なにか部活でも始めてみないかってこと……」
琴城星羅:はっ。ぶんぶん。「…わかりました!私にできること…考えます!」
辰巳十三:「うん。これが一段落したら、もう少し”普通”を楽しむ時間が来るんじゃないかな」
琴城星羅:「…そうですね」普通でない、自分と辰巳さんの体と心を考えながら。
琴城星羅:「…じゃ、その第一歩として」扉の前に立つ。「さくっと、解決しちゃいましょうか!」
琴城星羅:扉を開けようとして、止まる。「…あ!辰巳さん!」
辰巳十三:「ん?」
琴城星羅:「辰巳さん、ファイト!」応援!
琴城星羅:「えへへ、せっかく言われたからには応援しとかなきゃなって!」
辰巳十三:「いいね」 目を伏せる。 「……だが、照れるぜ」
琴城星羅:「…実はこっちもめちゃくちゃ照れてます」
琴城星羅:扉に向き合うにつれ照れ笑いは次第にエージェントの顔になっていく。扉を開ける。
GM:その瞬間!
GM:鉄扉の向こうより生じる、《ワーディング》
GM:何者かが──居ます。
琴城星羅:「!」
辰巳十三:「おっと──」
GM:しかし、それ以降は特に何も反応はなく──
GM:一秒、五秒、十秒──
GM:静寂が、辺りを支配します。
辰巳十三:「なんだこいつ?」 観察する。
琴城星羅:「辰巳さん」「…最初から全力で、いきますか?」
GM:そして──
GM:じわり──と部屋の闇から溶け出すように
???:「………………」
GM:輪郭の朧気な、闇のような何かがその姿を現します。
辰巳十三:「いや、待て! なにか妙だぞ。こいつはいったいなんだ?」
辰巳十三:「通じるか、これ?!」
琴城星羅:「オバケ、なら」「…私たちが苦手なやつですね」
辰巳十三:「みんな苦手だぜ。でも、どうなんだ? 攻撃する気配がないぞ」
辰巳十三:「実は無害な、ただの心霊現象だったらいいんだけど」
GM:眼球の無い眼窩が怪しげに光る。それはあたかもあなた方二人をじっと『観察』しているような──
琴城星羅:「そうだったら最高なんですが…」「こういうパターン、なんかいつも最悪になる気が…」
GM:そして──
???:「アァァァ……アァァ……ァァァァァァァァァァァァァァァァァ──!」
GM:放たれる──不気味な雄叫び。
辰巳十三:「おッ? パターンか、これ!」
GM:経験か、あるいは『以前』の記憶か──
GM:アナタ──辰巳十三は、それが呪詛の類に似たものであることに気づけます。
GM:彼女は──気づけていません!
辰巳十三:「星羅サン」 体を変形させ、巨大な骨細工へと変える。
琴城星羅:「!?」
辰巳十三:「ちょっと隠れて。こいつはかなり、キツい──んじゃねえのか!?」 体を広げ、星羅さんを覆うように展開する。
琴城星羅:不可解な行動に反応が遅れる!「辰巳さんっ!」
GM:その身体に浴びせられる雄叫び──否。それに似たナニカ!
GM:久しく感じることのなかった脱力感。
辰巳十三:遮蔽防御。骨に刻まれた微細な呪言──本来は辰巳十三の体を維持するものが、脆弱ながら防壁となる。
GM:ぞるり──と『大事なもの』が抜け落ちていくような、感覚──
辰巳十三:(嘘だろ?)
???:「カカ──カカカカカカカカカカ!」
GM:雄叫びは嘲るような笑い声へと変わり──
辰巳十三:(……強い! 駄目だ。意識……) (持たな……) (……い)
辰巳十三:骨細工が折りたたまれる。その場に生身に戻って崩れ落ちた。
琴城星羅:自分を囲んでいた骨細工と、その主である少年の姿をした人影から、何かが失われたのを感じる。
琴城星羅:「辰巳さん…!」一瞬目を落とし、その無防備な肉体をかばうように影に構造体を浴びせる!
???:「カカ──カカカ──カカカカカカカカカカカカカカカカカ!」
GM:構造体が届く前に──
GM:ソレは一頻り哄笑し──
GM:闇へ溶け込むように、姿を消しました。
GM:《虚実崩壊》《瞬間退場》が使用されました。

GM:後に残るは、倒れた少年と、呆然とする少女と──
GM:静寂──のみ。
琴城星羅:「逃げ、られ…た」辰巳さんのそばにへたり込む。
琴城星羅:「辰巳さん」肩を揺する。
琴城星羅:「…辰巳さん、起きてください」
辰巳十三:「……ん」
琴城星羅:「たつみ…さん…」
辰巳十三:呻く。
琴城星羅:「!」「辰巳さん!よかった、意識が…!」
琴城星羅:抱きつかんばかりに近付く。
辰巳十三:「……ああ。川端……じゃ、ない? なんだ……これは」
辰巳十三:「なんだ……」自分の腕を見る。服装を見る。 「この……」それから星羅さんを見る。
琴城星羅:「…辰巳さん?」
辰巳十三:「辰巳さん?」 頭を振る。「フィーア? ……違う。なんだ? どうなってる? 俺はまた死んだのか? というか……」
辰巳十三:「あんた、誰だ? ……倒れてる人を起こすのが趣味の、慈善事業のお人よしか?」

GM:風雲急を告げ、シーンエンド!

GM:ロイス操作、購入判定が可能です。購入はきっとこんなこともあろうかと事前に買い物をしていたのでしょう、優秀!
琴城星羅:こちらはまだロイス保留、購入はボデマチャレンジ!
辰巳十三:こちらもロイスは保留!こういうシナリオなら関係を結んだところで取りたいですね~!
琴城星羅:2DX>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 4[1,4] → 4 → 失敗

琴城星羅:だめです。
辰巳十三:購入はボデマチャレンジング
辰巳十三:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 7[6,7]+1 → 8 → 失敗

辰巳十三:イエーイ、だめでーす!
辰巳十三:以上!
GM:おそろい!
琴城星羅:以上で!

ミドルミドルフェイズ「A long time ago.」FS判定:ラウンド1

GM:シーンPC:琴城星羅&辰巳十三
GM:※記憶を失った辰巳さんを連れて、支部に戻ってきたところからスタートを想定です。

GM:侵食率をお願いします。
辰巳十三:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 10[10]+42 → 52

琴城星羅:1D10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 3[3]+43 → 46


GM:それでは──
GM:早速ですが、FS判定を行っていきましょう。
GM:基本は支部に戻ってきたところからとなりますが、それにハプニングチャートの内容が絡むような形で展開を考えております。

GM:ではせっかくですので辰巳さん、ハプニングチャートをROCくださいませ。
辰巳十三:1d6
DoubleCross : (1D6) → 3

GM:3:状態変化がもう片方に反転、あるいは両者になる。既に両方が陥っているシチュエーションの場合は片方が解決、もう片方が深刻化する
GM:ラウンド中達成値-2
GM: 
GM:となります。
辰巳十三:あ、これすぐに解決しちゃいそうなので振り直してもいいですか?
辰巳十三:ああ、でもこれで辰巳がそうなったという解釈なら
辰巳十三:何の問題もなさそうですね、これでいきましょう!
GM:承認!<リロール
GM:あ、どうしましょう。リロールもこのまま通しでも問題なく。解釈はけっこう自由ですので。<ハプニングの
辰巳十三:じゃあ、このまま通しで!
GM:了解です。ではまずはFS判定をしてしまいましょう。
GM:達成値が-2となるので、8を出さねばいけません。
辰巳十三:ここは私が琴城さんを支援しましょう!達成値こそ命!
GM:おお!<星羅さんを支援
琴城星羅:ありがたい…この恩は財産を使ってでもお返しします!
GM:では、情報UGNか情報噂話で判定願います。
GM:難易度は実質8ですね。
辰巳十三:情報:UGNで、コネ:UGN幹部を使って狙います!スキル1あるので、+1で!
GM:ちなみに
GM:ジェネシフトも可能です。
辰巳十三:ジェネシフトは状況的かつロール的に一度おいといて、そのままいきます。ファイト!(自己応援)
辰巳十三:4dx+1=>8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 10[1,6,6,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

GM:すげえ!
辰巳十三:高ぶるエネルギー……!
GM:-2だけど16で、超支援成功です!
辰巳十三:あ、そうですね。?2でした!成功!
GM:星羅ちゃんのFS判定最大値が10となり、さらに達成値に+3されます。やったね!
琴城星羅:こちらはなりふり構ってられないのでマイナーでジェネシフト!なんと5D振れてしまう。
GM:-2のデバフがあるから、+1で考えると判りやすいかな。
琴城星羅:ですね
琴城星羅:46+5D10
DoubleCross : (46+5D10) → 46+20[2,4,2,4,8] → 66

琴城星羅:で、メインでコネ:UGN幹部を使って判定!
琴城星羅:5DX+2+1>=8
DoubleCross : (5R10+2+1[10]>=8) → 9[1,5,5,8,9]+3 → 12 → 成功

琴城星羅:10突破!
GM:おお
GM:-2されるけどぴったり10!
GM:見事進行度が2/4 となりました。
辰巳十三:これが…power!
GM:何というpower
琴城星羅:-2は判定に入れてたけど成功!パワー!
GM:あっと失礼を。では進行度2の情報を解禁します。

GM:進行2:
GM:あなた方二人が交戦したのは、12支部より報告のあった『仮令の欠片』と呼ばれるジャームの1体であることが判明します。
GM:『仮令の欠片』は現実を歪める能力を持っており、おそらく記憶の喪失もその能力の一貫であると考えられます。


GM:N市十三支部管轄区域──
GM:同・十三支部応接室──

GM:以前は名ばかりの応接室でしたが
GM:昨今は手入れがちょこちょことなされており、まあ『ぎりぎり』応接室といった体を保っています。
GM:現在この部屋に居るのは三人。
GM:目を腫らし、沈んだ表情を浮かべる少女。
GM:動じる素振りこそ無いものの、『己の』支部に戸惑う少年。
GM:そして──
千鳥咲夜:「つまり──」
千鳥咲夜:「星羅の話と、十二支部からの報告を合わせて考えると」
千鳥咲夜:「十三がこうなったのは、『仮令の欠片』というジャームが原因のようだ」
GM:仏頂面で報告する、黒セーラーを纏った支部長補佐、千鳥咲夜です。
辰巳十三:「……どっちかというと、俺がこうなった方が深刻な謎だけどな。……ただ、状況は……どうも、あんたらが言ってる方が正しいらしい」
辰巳十三:「浦島太郎だ……。確かに力は使えないし、どう考えても未来の設備が……」 wi-fiルーターを見る。 「ある」
琴城星羅:俯きながら、自分の知らない「辰巳十三」をちらちらとみている。
千鳥咲夜:「十二支部で起こった事件では、血縁に無いものが親子であるといった誤認現象が生じていたらしい」
千鳥咲夜:「健忘──の類ではなく、認識の齟齬かもしれんな」
辰巳十三:「親子? そいつは見ものだな。観客席から眺める分には、愉快だろうよ……」
琴城星羅:「…そんな力があったら、なんでも起こせちゃうよ」
千鳥咲夜:「まったくだ、『アレ』の起こす現象でもあるまいし──」星羅の言葉にうなずき、仏頂面で吐き捨てる。
琴城星羅:「…私たちがいるのは観客席じゃなくて、舞台上なんですよ」辰巳さんに
辰巳十三:「……だから腹が立つ」
辰巳十三:「この世はどうなっちまったんだ? 異能力者が溢れかえって、怪物が跋扈してる」
辰巳十三:「この世の終わりだって言われても、俺は信じるね」
琴城星羅:「…そんなこの世を終わらせないために、私たちがいるんです」「少なくとも、そう信じなきゃ本当に終わってしまうから」
辰巳十三:「ちっ。お人好しだな……。異能力使いなら、生き延びる方法はいくらでもあるだろう。特に、あー……琴城……」
辰巳十三:「世の中がどうなろうが、あんたは変わらない。……わざわざ”普通”の人間に肩入れするなんて、どうかしてるんじゃないか……」
琴城星羅:「琴城星羅、です。」「辰巳さんは…」しばらく間がある。「名前、聞いてもいいですか」
辰巳十三:「……八雲……」 天井を仰ぐ。 「八雲辰巳。いまさら、この名前に意味があるかわからないけどな」
千鳥咲夜:「………………」
千鳥咲夜:立ち上がり、ポットから急須に湯を入れ、茶を注ぐ。
琴城星羅:「やくも、さん。」口の中で復唱する、馴染みのない響き。
千鳥咲夜:盆に乗せられ運ばれて来るのは、普段三人が使っている湯呑と、好物だったアルフォート。
辰巳十三:「あんたは、なんで”普通”の人を助けようと思うんだ」
琴城星羅:「…大好きな人…に似てたからだとか」「理由はいろいろありますが」
琴城星羅:「…一番は、誰一人諦めたくないからです」
辰巳十三:「そいつはずいぶん……欲張りな話だな」
琴城星羅:「よく言われます」「これでも、みんなが幸せになればいいのに、って本気で思ってるんですよ」
辰巳十三:「……は! ……ご立派なことで。あんたは兵士とか狩人じゃなくて、先生や政治屋にでもなればよかったんだ」
琴城星羅:「実践できてるかは、別なんですけどね」たはは、と笑う。「…先生かぁ」
辰巳十三:「本当に助かるのか?」
辰巳十三:「……俺たちが何かすることで、助かるやつはいるのか?」
琴城星羅:「正直、わかりません」「でもね、八雲さん」「私が動くことで、それを実現させてくれるかも、って思わせてくれる人がいるんですよ」
琴城星羅:「その人と一緒に動いたら、助けられる確率は2倍…いやもっとたくさんになるはず」
辰巳十三:「誰だよ? ……って聞くのも、バカバカしいか? 一応、聞いとくよ」
琴城星羅:「…辰巳十三。私の…」「私たちの、支部長です」
千鳥咲夜:「──助けられなかったやつより」後を継ぐようにして
千鳥咲夜:「助けられたやつのほうが、遥かに少ないな。半分、いや。十分の一も居ないだろう」
千鳥咲夜:こころなしか、少し悲しげな目で『少年』を見て──
辰巳十三:「だろうな」 笑う。 「後悔するだろ? 普通はそうだ」
千鳥咲夜:「だが──ゼロではない」
千鳥咲夜:「ゼロでは──ない」
千鳥咲夜:笑う少年に反発するように、きっとした表情で──
辰巳十三:「くそ……」
琴城星羅:「…誰か一人を諦めたら、もしかするとその人が『本当は助かるはずだった唯一の生存者』だったかもしれない」
琴城星羅:「何かを捨てようって考えたら、実はそれが一番大事なものかもしれない」
琴城星羅:「だから…誰一人諦めたくないんです」「ゼロに、したくないから」
琴城星羅:生前。自分が一度だけ「失敗」した時のことを思い出す。冷たく重苦しく寂しい、闇の中のことを。
琴城星羅:「私のことも。咲夜ちゃんのことも。」「…八雲さん。あなたのことも」
琴城星羅:「…もちろん、辰巳支部長のこともです」
辰巳十三:「……かもしれないな。そいつはご立派だよ。あんたらは」 「……わかった」
辰巳十三:「最初で最後かもしれないから言っとくよ……いま、俺の末路を、成れの果てを聞いても、俺にも後悔なんてない」
辰巳十三:「それで誰かを助けられると思ったから、志願したんだ」
辰巳十三:「結局、辰巳十三はうまくやってるってことだな。畜生。……あんたらを巻き込んだこと以外は」
辰巳十三:「続けてる。……それがわかっただけでもよかった。あとは……」
辰巳十三:「俺が手を貸す。……炙り出してやるよ……その悪党」 身を乗り出す。極端に猫背な少年。
千鳥咲夜:「む、十三には迷惑だったかもしれんが、私は感謝しているぞ」
千鳥咲夜:「拾って育てて貰わなければ、死ぬかジャームが関の山だっただろうからな」
琴城星羅:「…ありがとうございます、八雲さん」にこり。
辰巳十三:「……どーも」 嘆息する。
千鳥咲夜:「──ああ、そうだな」
千鳥咲夜:「正直、情けなくは在るがウチは手が足りない」
千鳥咲夜:「被害者であるオマエにも、働いてもらわなければならないほどにな」
辰巳十三:「そのつもりだ。浦島太郎は、玉手箱を開けなきゃならない。いまはその気持ちがわかるぜ」
辰巳十三:「あるべき形なんだよ。俺はそう思う」
千鳥咲夜:深く頷いて──
千鳥咲夜:「──では支部長補佐として指示を出させてもらおう」
千鳥咲夜:「星羅は十三と組んで、サポートを頼む。色々不慣れだろうからな」
千鳥咲夜:「私は単独で件のジャームを探す。一人なら身軽だからな」
琴城星羅:「…お願いね、咲夜ちゃん」「咲夜ちゃんなら、あっという間だよね!」
辰巳十三:「……腕が立つみたいだな」 笑う。 「どっちにしろ、俺は主人公同伴じゃなけりゃ大したことはできない」
千鳥咲夜:「──仮令の欠片とやらは、どうも対象を定めて害を為す類のようだ」
千鳥咲夜:ぎゅっと、星羅の手を握る。
千鳥咲夜:こころなしか、あなたと同じぐらい小さな手が、震えているように思える。
千鳥咲夜:「全力で、あたる──」
千鳥咲夜:「だから──」
千鳥咲夜:「……頼んだぞ、星羅」
千鳥咲夜:それでも──
千鳥咲夜:今自分にできる最善を、尽くすために。
琴城星羅:手の震えに気付き、やさしく握り返す。
琴城星羅:「任せて」「もし私が同じことになったとしても…私は…ううん、私も」「『私』を信じてるから」
千鳥咲夜:ぎゅっと、その言葉に握った手の力がこもり──
千鳥咲夜:そして『少年』へと振り返り。
千鳥咲夜:「──行ってくる」
辰巳十三:「ああ」 皮肉っぽく笑う 「せいぜい気をつけな」
千鳥咲夜:「………………」
琴城星羅:「…うん」「頼んだよ、咲夜ちゃん」
千鳥咲夜:こころなしか悲しげに、無言で少年に頭を下げて。
千鳥咲夜:千鳥咲夜は支部を後にしました──
辰巳十三:「ってわけだな。……よろしく頼むぜ、琴城星羅」
辰巳十三:「俺が支援する限り、あんたに失敗はない」
琴城星羅:「…こちらこそ、よろしくお願いします、八雲辰巳さん」
琴城星羅:「…奇遇ですね」「私も、失敗したことないんです。一度しか」
辰巳十三:「……よほど痛い目を見たようだな」
琴城星羅:「二つ合わされば、絶対に失敗はありませんね!」
琴城星羅:「えへへ。ちょっといろいろありまして…だいぶ、その…はい…」トーンダウンしていく。
辰巳十三:「ま……深入りするつもりはない。俺はな。……あんたが大好きな”辰巳十三”は、取り返すさ」
琴城星羅:目の前の少年を今一度眺める。辰巳十三を取り戻すと、この八雲辰巳はどこへ行くのだろう。
辰巳十三:「……なんだよ。何か言っておきたいことはあるか?」
琴城星羅:「…八雲さん」
琴城星羅:「八雲さんって、やっぱりかわいいですね」「それで、かっこいい人です」
琴城星羅:「…辰巳さんほどじゃ、ありませんけど」
辰巳十三:「は! ……高評価、どーも。……俺も」
辰巳十三:「先に消えた連中みたいに格好よくなりたかったよ。……辰巳十三がそうなってるのなら……それは……」
辰巳十三:「たぶん、みんなのおかげだな」

GM:──────
GM:────
GM:──

ミドルミドルフェイズ「A long time ago.」FS判定:ラウンド2

GM:ではハプニングチャートをROC
琴城星羅:それではこちらが!
辰巳十三:今度は琴城さん振ってみてください!
琴城星羅:1D6
DoubleCross : (1D6) → 3

琴城星羅:だからそうなるって言ってるだろ!
辰巳十三:そのまんまw
GM:(笑)
GM:3:状態変化がもう片方に反転、あるいは両者になる。既に両方が陥っているシチュエーションの場合は片方が解決、もう片方が深刻化する
GM:ラウンド中達成値-2
琴城星羅:とりあえず、これでいきましょう。
GM: 
GM:ですね、それでは判定が-2されます。そのうえでFS判定をどうぞ。
琴城星羅:さっきと同じパターンでいいでしょうか?
辰巳十三:ですね!辰巳が支援します!
辰巳十三:ずおおお!情報:UGN!コネ:UGN幹部で+2! スキル1!
辰巳十三:4dx+1-2
DoubleCross : (4R10+1-2[10]) → 6[2,3,5,6]-1 → 5

辰巳十三:財産を3使って成功させます
琴城星羅:ありがてえ~!
GM:では支援成功です!
GM:星羅ちゃんの判定に+3 上限が10となります。
琴城星羅:では、情報:UGNにコネ:UGN幹部を載せて!
琴城星羅:5DX+2+1>=8
DoubleCross : (5R10+2+1[10]>=8) → 5[1,1,2,3,5]+3 → 8 → 成功

琴城星羅:財産2点で10にします!
GM:オッケーです。ではこれにて進行度が4/4となります。
GM:このラウンド終了後、クライマックスフェイズに移行する形です。おめでとうございます。
GM:それでは、最後の情報を公開。
GM: 
GM:進行4:
GM:『仮令の欠片』の居場所が判明します(任意)。
GM:また、『仮令の欠片』によって歪められた内容が判明します
GM:『仮令の欠片』が現実を歪め作り出した仮令の物語は『二人が様々な経験を得なかったら』と言うものです。
GM:これを打破するために行うべきは2つ──
GM:・《仮令の欠片》を打破する。
GM:・歪められた現実を元に生じた想い(ロイス)を、タイタス化する。
GM:となります。

GM:今回で言うと
GM:例えば八雲辰巳さんにロイスを取得した場合、それはタイタス化しないと、この歪んだ現実をもとに戻せない。といったような感じです。
GM:辰巳十三に対するロイスはオッケーです。
琴城星羅:では、ここで八雲さんにロイスを取得します。
琴城星羅:ロイス:八雲辰巳 かわいい人○/不信


GM:──────
GM:────
GM:──

GM:十三支部管轄区域
GM:同・歓楽街

GM:劣悪な治安と環境と言われている十三支部管轄区域ですが
GM:無人な訳では有りません。
GM:そんな中でも人は営み、楽しみを見出し。
GM:生きています。

GM:支部の応接室で千鳥咲夜と別れたあなた方二人は。
GM:ジャームを追うべく、街中へと場所を移しました。

辰巳十三:「……なんだ、これは」
辰巳十三:周囲を見回す辰巳の足元に、影が伸びている。それは太陽や光源の向きとは逆に伸びる影だった。
辰巳十三:「世紀末って感じだな……」
琴城星羅:「…何世紀のですか?」形式として一応尋ねたあと。「その影…なんですか?」
辰巳十三:「失せモノ探すときとかに使う……、あの……面倒だな」
琴城星羅:「…呪術?」呪術使いの少女の顔を思い出しながら。
辰巳十三:「そう。式神みたいなものだ。……こういう研究は進んでないのか……」
辰巳十三:「世の中は派手になってるみたいだけどな」
琴城星羅:「科学の時代ですからね」「…70年以上経てば、変わります」
辰巳十三:「かもな。……俺のいる場所じゃない」
辰巳十三:「さっさとなんとかしたいもんだ」
琴城星羅:「向きが合ってるなら、きっと辿り着けます」「たどり着いたら…何とかするのは任せてください!」
琴城星羅:薄い胸をどんと叩く。
辰巳十三:「……あんたに限らず、なんだ? ここの連中はみんな薩摩隼人か?」
辰巳十三:「暴力を感じるんだが?」
琴城星羅:「えーと、特に否定する材料がないんですが…」
琴城星羅:「ここの支部には、特にそういう子がいっぱいいますね」
琴城星羅:「その、治安が悪いので…」
辰巳十三:「……この治安の悪さ、この街の特徴かよ……」
琴城星羅:「悲しいことに…そうです…」すでにやられて伸びているチンピラたちを見ながら。
辰巳十三:「こいつら、手を出していい相手とそうじゃない相手を張り出しておいた方がいいんじゃないのか……」
辰巳十三:「道理で頭蓋骨が割れる勢いでたたきつけたと思った」
琴城星羅:「『絶対気絶はするけど傷は残らないくらい』っていうの、めちゃくちゃ気を遣うんですからね!」
辰巳十三:「あー……まあ、いい。それでこの舐めた真似をしてくれたやつにも痛い目を見せてやってくれ──と」
辰巳十三:「来たか」 影が動いている。 「たぶん、近いな」
琴城星羅:「!」
GM:ぞるり──
GM:人混みの向こうで、影が盛り上がり──
GM:ぼやけた人の形を構成します。
GM:《ワーディング》
辰巳十三:「あれは──」
GM:人を昏倒させるのではなく、認識を阻害するタイプのモノ。
GM:故に人々は怪異に気づかず、道路を行き交います。
GM:ジャームとあなたがたとの間を塞ぐようにして。
琴城星羅:「…《仮令の欠片》、ですね」
仮令の欠片:「カカ──カカカ──カカカカカカカカカカカカカっ!」
GM:そして人には聞こえぬ声で、あなたたちを嘲笑い──
辰巳十三:「ここからじゃ狙えない……琴城星羅! 場所を移すぞ、回り込んで──」
GM:ふっ──
GM:指示と同時。
GM:その姿が、掻き消える。
GM:実体を持たぬ、概念が故の動き。
琴城星羅:すでに動き出している!「八雲さんっ!伏せて!」
仮令の欠片:「カカカカカカカカカカカカカカッ!」
GM:辰巳十三の耳元──背後から聞こえる怪異の哄笑!
GM:しかし──
辰巳十三:「ち」 舌打ちをする。 「あんた、なにを」
GM:仮令の欠片の呪詛がその身に届くより早く──
辰巳十三:伏せようとするが間に合わない。
琴城星羅:身を挺して辰巳さんをかばう!
GM:ぞるり──
GM:『大事なもの』が抜け落ちていくような、感覚──
琴城星羅:「ぅ…あぁっ!」全身に悪寒が走る。
琴城星羅:「八雲さん…」「あなたが消えたら…『あなたの続き』まで消えちゃうでしょ」震える声で。
辰巳十三:「琴城」 よろめく。頭痛がした。
GM:そして気づけば、仮令の欠片は影へ溶け込みその姿を消しています。
琴城星羅:「だから…私に続く『私』を…」「よろしくお願いしますね」
辰巳十三:「あんたはどうなる。こんなの……」
GM:《瞬間退場》が使用されました。
辰巳十三:「冗談じゃない」
琴城星羅:そのまま倒れ伏します。
辰巳十三:「……冗談じゃないな……そう。まったく、これは」 頭を押さえて、ゆっくり振る。目を開く。
辰巳十三:「冗談じゃすまないぞ、あの野郎。……なあ、星羅サン」 すでに辰巳十三に戻っている。
辰巳十三:「起きられるか。……返事、してくれよ」
琴城星羅:「…ん…」
琴城星羅:「…あれ…?たつ…み…」
琴城星羅:「…隊長?」
辰巳十三:「そうだよ。辰巳……、隊長……?」
辰巳十三:「待て。いや待てよ。そういうことがありなのか? ……星羅サン。自分の所属は言えるかい?」
琴城星羅:「…え!?なんで?こんなところに…!?しかも名前呼びで…!」
琴城星羅:明らかにわたわたしている。
琴城星羅:「は…はい!スキャバーズ、”ルミネッセント”琴城星羅です!」
辰巳十三:「あー……」 頭をかきむしる。
琴城星羅:慌てて起き上がろうとし、もがく。
辰巳十三:「だよな。そりゃ混乱するよな」
琴城星羅:「え、なにこれ!?重たっ!?」「コンクリにでもなったの、私!?」
辰巳十三:「状況がどんどん最悪になってくな、これ。……無理するな」 肩を掴んで、立たせる。
琴城星羅:「あ…ありがとうございます隊長!」ぴしっと敬礼!
辰巳十三:「ちょっと状況説明が必要みたいだな、”ルミネッセント”。……なに、やることはいつもと変わらない」
辰巳十三:「アーティファクトを探して壊す。よくあるやつさ、心配するな」
辰巳十三:「俺がついてる」
琴城星羅:「は…はいっ!」
琴城星羅:「その、なんか全くよくわからないんですが…」「”ルミネッセント”、いつでも準備OKです!」

GM:──────
GM:────
GM:──

辰巳十三:「……つまり、きみはアーティファクトから攻撃を受けている」
辰巳十三:「記憶がぜんぜん無くて、コンディションが激変しているのはそのせいだな」 チョーク代わりの石を放り出す。
辰巳十三:路面には「わかりやすい現在の状況」のおそろしくおおざっぱな概要図が書き込まれていた。
琴城星羅:「…ま、マジですか…」「きっとそのせいで、身体もこんなことに…いつものエフェクトも使えないし…」光の剣を出そうとするが、出ない。
琴城星羅:「まあ…それでもなんとかなりますって!」「私、失敗したことありませんし!」
琴城星羅:「初めての隊長とのコンビ任務…!」「絶対成功させますから!」
辰巳十三:「きみのその体の状態については……、いや」
辰巳十三:「とりあえず、現状の解決にいそしむべきか」
辰巳十三:「本来のスペックが発揮できないってのは、その通りだ。まあ……不安だよな」
琴城星羅:「えへへ」いつもと同じ笑い方。「でも…基本はおんなじですから!要ちゃんの合図とともに、まっすぐ突撃!」
琴城星羅:「って、要ちゃん…いないんですね?」
辰巳十三:「ん……、ああ。”オレイアデス”は……」
辰巳十三:「別の仕事に出てる」
辰巳十三:「みんな忙しくてね。俺たちでやるしかないわけだ」
琴城星羅:「私たちしかいないってことは、条一くんやミナちゃんも別の仕事…」「いやこれは隊長直々に私を選んでくれたってことでは…!?」
琴城星羅:「…やりましょう!」
辰巳十三:「例によって、見つけて飛び掛かってボコにする。……星羅サンの記憶が戻らないと、すごく困るからな」
琴城星羅:「了解、です!」ぴしっ。「いいとこ見せちゃいますよ!」
辰巳十三:「いいとこならいつも見せてもらってるさ。ただ……無理するなよ」
辰巳十三:「いまの星羅サンにエフェクトは使えないんだからな」
辰巳十三:肩をすくめて、先に立って歩きだします。
琴城星羅:「もー、隊長も要ちゃんみたいなこと言うんですね…」「お言葉に甘えて、頼らせてもらいますね!」
辰巳十三:「”オレイアデス”は面倒見がいいからな……」
辰巳十三:「いまでも琴城星羅を心配してる」
琴城星羅:「今でも?」
琴城星羅:きょとん。
琴城星羅:何か考えているぞ、という顔。「…そういえば、なんでその…急に名前で呼んでくれるようになったんですか?」
琴城星羅:「コードネームか『琴城』だったのに、急に距離が近く…」「いやその、嬉しいですよ?うれしいんですけど…?」
辰巳十三:「あんまり、言いたくないな……」 「知りたいか?」
琴城星羅:「…知りたいです!」食い気味に!
辰巳十三:「……なんでそんなに体が重たいんだと思う?」 前を歩きながら、独り言のように言う。
辰巳十三:「”スキャバーズ”が誰も動けなくて、俺ときみしかいないのは?」
辰巳十三:「エフェクトが使えないのは? ……きみには、それができないからだ」
辰巳十三:「別のことができる」
琴城星羅:「…なんで、って…」言葉に詰まる。「そんな、私が実は『私』じゃない…みたいな…」
琴城星羅:足を止める。
辰巳十三:「……」 こちらも足を止めた。
琴城星羅:頭の中で、なにか重苦しい記憶がよみがえってくる。「…隊長」「もしかして…本当に、そう…なんですか?」
辰巳十三:「俺以外のやつにこれを説明させたくないから、いま一度だけ言うぜ。……崩落戦で、琴城星羅は一度死んだ」
琴城星羅:「…はは」「…まさかぁ」乾いた笑い声。「…」
辰巳十三:「いまのきみは、別の琴城星羅だ。記憶だけが戻っている」
琴城星羅:「…わかってます。隊長、嘘つくの下手ですから。いっつも途中でボロ出して、本当のこと言っちゃうんです」
辰巳十三:「いつも努力はしてるよ」
琴城星羅:「だから…今のも…きっと…本当で…」生前の、崩落戦前の記憶が戻ってくる。
琴城星羅の記憶:「…今回くらい大きい戦いなら、きっといつもの記憶処置も意味がないですね」
琴城星羅の記憶:「だから、本気で言います」
琴城星羅の記憶:「私、辰巳隊長のことが好きです」
琴城星羅の記憶:「だから、絶対に帰ってきます」
琴城星羅の記憶:「…安心してください、私…これでも一回も失敗したことないんですよ?」
琴城星羅:「…辰巳隊長」その後の記憶を、もう一度反芻する。
琴城星羅:「…ごめんなさい」涙を落とす。「…帰ってこれなくて…ごめんなさい…」
辰巳十三:「……いいや」
辰巳十三:「助けに行けなくて、悪かった」
琴城星羅:「隊長は…悪くなんか…ないです…!」泣きじゃくる。
辰巳十三:「最悪だ……」
辰巳十三:「あのアーティファクト、回収じゃ済まさねえ。叩き壊してやる」
琴城星羅:しばらくその場で「ごめんなさい」の言葉とともに泣きじゃくり、少し落ち着いた後切り出す。
琴城星羅:「…その、辰巳隊長」「今の私…琴城星羅って…どんな子ですか?」
辰巳十三:「あー……」
辰巳十三:「間違いなく頼りになる、すごくかわいい友人だよ」
琴城星羅:「かわいい…友人…」
辰巳十三:「納得いかない?」
琴城星羅:「あ、いえ…」「そこまでランクアップできたなら…『私』もさぞ幸せかなって…」
辰巳十三:「はは。なんだそりゃ」 
琴城星羅:「…ちょっとだけ、悔しい気もしますけど」「辰巳隊長にそこまで言わせる子、今まで見たことないですもん」
辰巳十三:「色々あったからな。……質問、そのくらいでいいかい?」
琴城星羅:「…ありがとうございます。」「そのアーティファクトをぶっ潰したら…」
琴城星羅:「…私じゃない『私』のこと、褒めてあげてください」
琴城星羅:「…隊長のこと好きになって、本当に良かった」
辰巳十三:「やめろよ、照れる。……でも、きっとそうするよ」
GM:穏やかに視線が絡まって──
GM:ブブブブブブブブブブ──
辰巳十三:「あ。スマホ」
GM:遮るように、少女のポケットから無粋なバイブ音が鳴り響きます。
琴城星羅:「わわっ」「あれ、咲夜ちゃん…?誰だろ」
辰巳十三:「うちのエージェントだ。貸してみな」
琴城星羅:「あ、はい!」
GM:では辰巳さんが通話ボタンに触れた瞬間──
千鳥咲夜:『聞こえるか、星羅っ!』
GM:スマートフォンより響く、十三支部支部長代理の声。
辰巳十三:「お。どーも、千鳥サン」 スピーカーモードで通話に出る。
千鳥咲夜:『十三──か?』聞き慣れた呼び方に、おそるおそる問いかけて──
辰巳十三:「そうだよ。……まあ、話すとだいぶややこしくなるんで、そっちの要件を言ってくれ」
辰巳十三:「見つけたか?」
千鳥咲夜:『──────』
千鳥咲夜:一瞬、何かを口にしかけますがすぐに思いとどまり──
千鳥咲夜:『ああ。ヤツを追い詰めた、場所は──』

GM:シーンエンド

GM:ロイス操作、購入判定が可能です。
GM:この後、クライマックスフェイズに突入します(`・ω・´)
辰巳十三:”ルミネッセント”琴城星羅さんにロイス。 誠意○/悔悟 で!
琴城星羅:ロイスはさっき取ったので保留。ボデマチャレンジ!
琴城星羅:3DX>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 10[6,8,10]+7[7] → 17 → 成功

琴城星羅:やったー!
GM:おお!
琴城星羅:装備!
辰巳十三:ボデマチャレンジ、こっちも!
辰巳十三:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 2[2,2]+1 → 3 → 失敗

GM:残念!
辰巳十三:だめ!以上です!
琴城星羅:以上!

クライマックスフェイズ「Screw you, it's mine.」

GM:シーンPC:辰巳十三&琴城星羅
GM:※仮令の欠片との決戦となります。

GM:登場侵食率をお願いします。
辰巳十三:うおーっ
辰巳十三:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 10[10]+52 → 62

琴城星羅:66+1D10
DoubleCross : (66+1D10) → 66+4[4] → 70


GM:N市十三支部管轄区域──
GM:同・再開発地区──

GM:ごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ──

GM:事件発端の場所──
GM:崩れかけた雑居ビルが、巨大な旋風に覆われています。

GM:『ヤツを追い詰めた』との報告を受けあなた方が向かった先で出迎えたのは──
千鳥咲夜:「──遅いぞ、十三」
GM:旋風を前に、雷霆辻風を構えて瞑目する千鳥咲夜です。

GM:ここに向かう間に、あなた方二人の記憶は回復しています。
GM:しかし、それはとても不安定なものであり──
GM:気を抜くと、自身が辰巳十三なのか、八雲辰巳なのか──
GM:フェアウェルブーケの琴城星羅なのか、ルミネッセントの琴城星羅なのか定かでなくなるといった状況です。

GM:問題を根本から解決するためには、やはり仮令の欠片を打破する必要があるでしょう

琴城星羅:「…行くしか、ないですね」今の自分はフェアウェルブーケだと言い聞かせながら。
千鳥咲夜:「ビルの中に、とりあえず『押し込んで』ある」
GM:限界を超える力を行使した反動で、時折肉が裂け血が飛沫く。
辰巳十三:「星羅サン。調子が戻らないなら、休んでてもいいぜ」
GM:見ればすでに、黒セーラーとその身体は、半ば以上血で赤く染まっています。
辰巳十三:「千鳥サンもこの状態だ。……俺は非常に怒ってる」
琴城星羅:「…いえ。咲夜ちゃんがここまでやってくれてるし」
琴城星羅:「何より…「さっさと終わらせる」って言っちゃいましたからね」
千鳥咲夜:「──オマエたちがああだと、私もイヤだ」目を瞑り、集中したまま──
千鳥咲夜:「とっととカタをつけてこい。十三、星羅」
辰巳十三:「そーだな」 片手を振る
辰巳十三:「行くよ。獲物を俺が仕留めても文句はナシで頼むぜ」 ビルへと侵入していく。
琴城星羅:「それじゃ、行ってくるよ」微笑む。「私、もう二度と失敗しないから」
千鳥咲夜:「星羅!」と、少女の背に声をかける。
琴城星羅:「?」
千鳥咲夜:「──頼む」改めて、自身の想いをしかと口にする。
琴城星羅:「…任せて!」ビルに駆け出す!

GM:──────
GM:────
GM:──

GM:そしえ崩れかけたビルの中であなた方を待ち受けていたのは──
仮令の欠片:「カカ──カカ──カ──カカカカカカカカカカカっ!」
GM:件の怪異──仮令の欠片です!
GM:衝動判定を行ってください。
GM:目標値は9!
辰巳十三:うおおおおー!
琴城星羅:5DX>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 6[3,3,3,6,6] → 6 → 失敗

辰巳十三:2dx=>9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 9[5,9] → 9 → 成功

琴城星羅:失敗!
GM:では、辰巳さんは成功。星羅ちゃんは失敗で暴走します。
GM:さらに《ワンナイトフィーバー》が発動。
GM:上昇する侵食率を、2d10か100にするかを選択可能です。
琴城星羅:100に!
GM:後者を選択時は、戦闘終了後に侵食率が-50されます。
辰巳十三:100にします!
GM:了解しました、では二人共侵食率が100に。

辰巳十三:「なるほど。こいつは予想通り、腹が立つアーティファクトだな……たいした呪物だ」
辰巳十三:「放っておけねェぞ」 床に這うような姿勢を取る。
琴城星羅:「だけど…タネの割れたお化けなんて、怖くありません」構造体を刺突剣の形にまとめて構える。
琴城星羅:「八雲さんと『私』の分まで、四人分。一万倍殴らないと不公平です」
辰巳十三:「そーするか。八雲のやつも不機嫌そうにしてるよ……」
辰巳十三:「やっつけちまうかァ!」

GM:では戦闘ラウンドに移行します。
琴城星羅:「はいっ!いつも通り、ブチのめします!」
GM:そちらは1エンゲージに纏まっています。
GM:そこから10m離れた所に、仮令の欠片がエンゲージしています。
GM:状況説明、終了!

GM:1ラウンド目

GM:セットアップフェイズ!
琴城星羅:なし!
辰巳十三:なし!
GM:こちらもありません。

GM:ではまず、9の琴城さんか辰巳さんなので、これはお好きな方からとなる訳です──が。
GM:イニシアチブ
GM:イニシアチブアクションで、仮令の欠片がエフェクトを使用します。
GM:《原初の白:時間凍結》
GM:メインフェイズを行う HP-20
GM:お二人共阻害系エフェクトなどないのでサクサクと動きます。
GM:・マイナー
GM:《オリジン:レジェンド/得意領域》
GM:精神由来判定+12 RC判定+6Dのバフ
GM:・メイン
GM:《雨粒の矢/完全なる世界》
GM:シーン攻撃 命中時 ダメージ+22
GM:対象は辰巳支部長と星羅ちゃんの二人!

GM:18dx+16 シーン攻撃 命中時 ダメージ+22
DoubleCross : (18R10+16[10]) → 10[2,3,4,4,4,4,5,5,5,6,6,6,7,7,8,9,9,10]+9[9]+16 → 35


琴城星羅:リア不!
辰巳十三:うおーっ!回避ワンチャン!
辰巳十三:9dx+1=>35
DoubleCross : (9R10+1[10]>=35) → 9[1,2,3,5,5,7,8,9,9]+1 → 10 → 失敗

GM:4d10+22 装甲ガード有効
DoubleCross : (4D10+22) → 23[5,10,6,2]+22 → 45

辰巳十三:無理でした!
GM:45点のダメージ! 装甲ガードなど有効です。
琴城星羅:死!欠片にロイス取って即昇華、復活!
辰巳十三:ギョエー!これならば……八雲辰巳に懐旧/憤懣○ でとって、即昇華! 復活!
GM:了解、ちょい演出!
仮令の欠片:「カ──カカ──カ──カカカカカカカカっ!」
GM:哄笑が呪詛となり、再びあなた方二人の存在を揺るがします!
GM:そして感じる、存在自体がごっそりと削られていくような虚脱感!
辰巳十三:「なかなか強いな」
琴城星羅:肉体とともに、過去と自分の自分自身の境界が溶けていく感覚がある。だが。
琴城星羅:「「そんな攻撃で!倒れてなんかやりませんっ!」」気持ちは一つ!
辰巳十三:「ただ──呪術の張り合いなら、こっちも負けず嫌いがいるもんでね」
辰巳十三:影だけが身をよじるようにしてもがく。本人は、すでに動き出している。

GM:では本来のイニシアチブ9となりますので辰巳支部長か星羅ちゃんのどちらか!
辰巳十三:では、星羅さんお先にどうぞ!
琴城星羅:ほいさ!
琴城星羅:マイナーでコンボ「命の星/輝く星」(赫き剣+破壊の血)!HP14点切って攻撃力38の剣を作成!
琴城星羅:メジャーでシャドテン+コンセ!目標は欠片で、浸食は全部で108に!
琴城星羅:そしてこの判定に、八雲辰巳のロイスをタイタス昇華してダイス+10!
GM:なにぃ! どうぞ!
琴城星羅:18DX7
DoubleCross : (18R10[7]) → 10[2,2,3,3,4,6,6,6,6,7,7,7,8,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,4,7,7,8,10]+10[1,7,7,10]+10[2,8,9]+5[5,5] → 45

GM:4dx ドッジー
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[4,4,8,9] → 9

GM:ダメージかもーん!
琴城星羅:5DX+38
DoubleCross : (5R10+38[10]) → 7[3,4,5,6,7]+38 → 45

琴城星羅:もろもろ有効!
GM:ん、あれ?
GM:おかしくないですか?<ダメージ
琴城星羅:まちがえた!
琴城星羅:5D10+38
DoubleCross : (5D10+38) → 23[4,9,3,1,6]+38 → 61

琴城星羅:こちらです。
GM:では諸々くらって累計ダメージ81
GM:もう死にそう。だけど生きてます。
GM:演出どうぞ!
琴城星羅:「まずは…私の分!」真っ赤に濁ったコンクリの刺突剣を、欠片目掛けてねじ込む!
琴城星羅:体内のウロボロスの因子の悪戯か、その剣が輝き出す。「そしてこれは…」
琴城星羅:「『私』の分!」輝きはフラッシュグレネードのように炸裂し、欠片の影を消し去っていく!
琴城星羅:「そしてここからは…」「辰巳さんの番です!」
仮令の欠片:「カカカカカ──カカカカカ!」人形のように弾かれて──

GM:同じくイニシアチブ9 辰巳支部長の手番です!
辰巳十三:「残してくれるとは、優しいね」
辰巳十三:マイナーで、コンボ:墓獅子。骨の剣+死招きの爪+ハンティングスタイルで、攻撃力31の骨の剣を作成!
辰巳十三:さらに仮令の欠片にエンゲージ!
辰巳十三:侵食率100→106
辰巳十三:そこから流れるようにメジャーで、コンボ:白銀ノ柄杓。コンセントレイト+オールレンジで、なおかつ!
GM:かつ
辰巳十三:”ルミネッセント”琴城星羅をタイタス昇華。C値を?1して、仮令の欠片を思い切り殴ります。
GM:承認!
GM:判定どうぞ!
辰巳十三:ダイスケイサンチュウ…
辰巳十三:14dx6
DoubleCross : (14R10[6]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,4,7,8,8,9,9,9]+10[1,4,5,6,7,7]+10[4,6,10]+10[3,9]+10[8]+4[4] → 54

辰巳十三:デマシタ!
GM:4dx ドッジ!
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,4,8,9] → 9

GM:むりー
GM:ダメージどうぞ!
辰巳十三:6d10+31 諸々有効!
DoubleCross : (6D10+31) → 31[7,5,2,5,9,3]+31 → 62

GM:残りHPは──
GM:2!
GM:60点ほどお釣りが来ます。戦闘不能。復活もなしです。演出どうぞ!
辰巳十三:「極楽の──」 獣のように跳ぶ。その全身がほぐれて、骨の怪物を形作る──三日月ような鉤爪が、宙を走った。
辰巳十三:「月日の浄土にィ」 欠片を逃がさない。左の爪で地面にたたき落とし、縫い留め、
辰巳十三:「花の極楽。 ……お前の行き先は、床の上にも留まらず、床の下にも留まらず」 右の鉤爪を振り下ろし、粉々に破砕する。
辰巳十三:「そういう場所だよ」 異形に膨れ上がっていた影が、収束して人型に戻った。
辰巳十三:侵食率106→110
仮令の欠片:「カ──」
GM:哄笑を上げることも能わず──
GM:仮令の欠片は粉微塵となって砕け散りました。──戦闘終了です!

バックトラック

GM:バック! トラック!
GM:まずはワンナイトフィーバーでぐぐぐっと侵食率が-50。この時点で生還確定おめでとうございます!
辰巳十三:イェイイェイ
GM:経験点はわかりやすく、固定の8点をプレゼントさせて頂きます。
琴城星羅:ありがてえ!

エンディングフェイズ「Back to square one?」

GM:シーンPC:琴城星羅&辰巳十三
GM:※エンディングです。

GM:その後、仁王立ちしたまま気を失っていた支部長補佐を医者のところへ叩き込んだりして、
GM:後始末やら事後報告やら──
GM:最近任せきりにしていた業務を終えてようやっと、
GM:アナタ──辰巳十三は一息つくことができました。そして──

辰巳十三:第13支部。
辰巳十三:地下に広がるその施設に、応接間と居間の区別があることは、あまり知られていない。
辰巳十三:区別が困難であるからだ。
辰巳十三:支部長の辰巳十三が、本人以外には理解不能な理屈で分けて使っている。それがこの居間である。
辰巳十三:居間を使う理由は、本人でなければわかるまい。
辰巳十三:ただ、このときははっきりした目的が存在した。それは──
辰巳十三:「……駄目だ。これ以上はよくわからんな」 書きかけていた紙の束を重ねる。
辰巳十三:「代田が記録した資料じゃ、難しい理屈まで書いてないんだよな……日記つける癖ぐらいあればよかったのに……」
琴城星羅:とんとんとノックの音。
琴城星羅:「辰巳さん、いますか?」ドアの外から声。
辰巳十三:「……ああ」
辰巳十三:「いるよ。どーぞ。鍵はどうせ壊れてる」
琴城星羅:「失礼します!」いつもの顔で入ってくる。「あれ、なんですかその資料?」
辰巳十三:「昔話だよ」
辰巳十三:「俺がシベリアに出かけてる間に、戦争が終わってね。……俺のいた部隊がどうなったのか、その記録を見たかった」
琴城星羅:「…八雲さんだったころ、ですか」
辰巳十三:「うん」
辰巳十三:「いろいろ思い出したからね。……星羅サンも」
辰巳十三:「なんとなく、昔のことを思い出したくなったりしないか?」
琴城星羅:「あ、はい…その…お恥ずかしいところをお見せしました…」
琴城星羅:「…でも、今回の件で昔のことを思い出せてよかったなって思いますよ」
琴城星羅:「ほとんど記憶処理でマスキングされてるんですもん!」
辰巳十三:「まあ、いろいろと支障があるからね……特に」
辰巳十三:「星羅サンの場合は特殊も特殊だからな」
琴城星羅:「記憶処理と物理的断絶のダブルパンチ…」
辰巳十三:「でも、なんていうか……星羅サンは星羅サンだと思ったよ」
辰巳十三:「変わってるけど、変わってない。……俺、意味わかんないこと言ってる?」
琴城星羅:「そ・・・そうですか?」
琴城星羅:「わかりますよ」「…変わってるけど変わってないのは、辰巳さんもそうですよ」
琴城星羅:「そりゃ、口調や生きてきた時代は変わってるけど…根っこはおんなじだなって」
琴城星羅:「嘘が付けなくて、不器用で、だけど頼りになる。かわいくて、かっこいい人。」
辰巳十三:「やめてくれって! 俺はあんなに陰気で自信過剰じゃない……」
辰巳十三:「……でも、褒めてくれる部分は、ありがたく受け取って大事にしまっとくよ」
辰巳十三:「ありがとうよ」
琴城星羅:「えへへへ。そんなに感謝されるならどんどんほめちゃいます」
琴城星羅:すっと近付いて辰巳さんの横に座る。
辰巳十三:「よせ……、どうした? 寂しがりやか」
琴城星羅:「…私、今回の件で思い出せて一番よかったって思ってるのは」
琴城星羅:「生きてた頃の私も、辰巳さんのことを好きだったってことです」
琴城星羅:「これでもちょっと不安だったんですよ。昔の自分が、辰巳さんと喧嘩してたりとか裏切ったりしてたらとかどうしようって」
辰巳十三:「まさか」
辰巳十三:「だったらここまで頼りにしてねえよ」
琴城星羅:「99パーセントそうだってわかってても、1パーセントでもその逆かもしれないって思ったら、やっぱり怖いんですよ!」
琴城星羅:「でもこれで、安心できます。」「もしもこの先何回記憶を失っても、姿が変わっても」
琴城星羅:「私が私である限り。辰巳さんが辰巳さんである限り。何回でも好きになるって」
辰巳十三:「……はは。仕様がねえな、それは」
琴城星羅:辰巳さんに体を預けるように寄せる。
辰巳十三:「俺は泣いちゃうよ。そんなこと言ってもらえるとは思わなかった……」
辰巳十三:「何が返せる?」
琴城星羅:「なんにもいりません。ただ…」
琴城星羅:「ずっと。ずーっと。辰巳さんの隣にいさせてください」
琴城星羅:「…あ、これだと八雲さんでもいけちゃいますね」「…ちょっと修正します」
辰巳十三:「おう?」
琴城星羅:「…十三さん」「十三さんの隣に、いさせてください。」
琴城星羅:「…えへ」「えへへへ、やっと…やっと名前で呼べた…!」
辰巳十三:「ええと……星羅サン」
辰巳十三:「一個聞いていい?」
琴城星羅:「なんですか?」
辰巳十三:「俺、王手かけられてる?」
琴城星羅:「え、王手…」間がある。
琴城星羅:一気に顔が真っ赤になる。
琴城星羅:「……」
琴城星羅:決意したような声。「かけて…ます」
辰巳十三:「……じゃ、反則だろうな。俺のこいつは」
辰巳十三:「待ってくれ。……終わらせたい仕事がある」
琴城星羅:「…それが終わったら…こっちに詰めさせてくれますか?」
辰巳十三:「それが終わったとき、俺がどうなってるかわからない。それでもいいなら」
辰巳十三:「少し、待ってくれ」
琴城星羅:「…はい!」「…十三さんのこと、信じてますから!」
辰巳十三:「怖いんだ」
辰巳十三:「俺は俺のことを信じられない。何度も失敗してきた。でも、信じてくれるのなら……」
辰巳十三:「頑張れる気がするよ」
琴城星羅:「最初から、ずっと信じてますよ。応援もしてます」ファイト!のポーズ。
辰巳十三:「ありがたい応援だ」
辰巳十三:「……やっぱり何か部活、入った方がいいな」
辰巳十三:「チア部やる?」
琴城星羅:「あ、チア部…やろうかな…?」
琴城星羅:「…すべてが終わったら。”普通”を楽しめるようになったら」
琴城星羅:「その時は…」「”普通”の恋人同士がやるみたいに、お互いの晴れ舞台を応援しあえるといいですね」
辰巳十三:「ああ……うん」 笑う。
琴城星羅:「…インドアで…晴れの舞台がある部活…」
琴城星羅:「…演劇部?」
辰巳十三:「そいつはいい」
辰巳十三:「星羅サンには舞台が似合うよ、絶対だ」
琴城星羅:「…決まりですね!最前列のチケット渡しますから!絶対見に来てくださいね!」
琴城星羅:「…十三さんの応援部姿も、楽しみにしてますよ」
辰巳十三:「うん。……忘れないように、今度は」 古ぼけたノートを取り出し、開く。
辰巳十三:「日記つけとく」 書き込む。昔の誰かの日記の続きを、新しい日付で綴っていく。
琴城星羅:「あ、日記!」「…さすがに日記見ちゃうのは、親しき仲にもNGですね」
辰巳十三:「へへ。俺はまあいいんだけど……この日記は、俺じゃないからな」
辰巳十三:「そういうことだ。……さあ、仕事に戻るぞ」
琴城星羅:「…じゃあ、戻る前に、ひとつだけ!」
辰巳十三:「おっと、なんだよ?」
辰巳十三:古ぼけた日記を閉じて、振り返る。
琴城星羅:ぎゅっ。と、抱き締める。
辰巳十三:「うお」 慌てる。 「星羅サン?」
琴城星羅:長いような、短いような抱擁の後。
琴城星羅:「…えへへ、ごちそうさまでした!」「お仕事、戻りますね!」くしゃっと笑う。
辰巳十三:「……ああ……うん」
琴城星羅:笑顔のまま、ぱたぱたと走って部屋の外に出ていく。
辰巳十三:「ごちそうさま。……すごいな、星羅サン」
辰巳十三:「勇気が出てきた気がするよ」

GM:それは何気ない一時にして──
GM:かけがえのない一時──

GM:──────
GM:────
GM:──

GM:「一夜二人転──辰巳十三と琴城星羅の場合」
GM:これにて終了となります、お付き合いいただき、ありがとうございましたー。
辰巳十三:ありがとうございました!!!
琴城星羅:ありがとうございました!好き放題距離を詰めてしまった…