GM:エンゲージはこちら
GM:セットアップ!
“ホットロッド”:加速装置 行動値+16
入栄 朽葉:此方はありません。
横島誠実:《螺旋の悪魔》を使用、侵蝕+3だ。
更科紅葉:ありません
瀬名楽:セットアップなし!
GM:ではイニシアチブ! 何もなければホットロッドの手番!
横島誠実:なし、以降もなし!
更科紅葉:なしです
“ホットロッド”:じゃァ行くぜェ~~~
入栄 朽葉:今後もなし
瀬名楽:ありません! ミドル中は今後も無しの予定!
“ホットロッド”:マイナーでバトルトレーラーの効果起動。攻撃力と装甲値が上がり、攻撃力を白兵で適用できるようになります。
“ホットロッド”:メジャー:コンセントレイト:ブラックドッグ アームズリンク 一閃
“ホットロッド”:PCのエンゲージに移動して攻撃するぜェ~~~
“ホットロッド”:では判定
“ホットロッド”:おっと、忘れてた
“ホットロッド”:獅子奮迅も使用して範囲攻撃だァ~~~~!
“ホットロッド”:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[1,2,3,3,6,7,7,9,9,10]+10[2,4,5,10,10]+10[1,10]+10[8]+10[8]+3[3]+1 → 54
“ホットロッド”:回ったぜェ!
瀬名楽:本当に回すな!?
入栄 朽葉:オート 《崩れずの群れ》 侵蝕[+2] 行動権使用せずカバーリングを行う 瀬名さんをカバーリング。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を2増加 (56 → 58)
“ホットロッド”:一応リアクションをお先にどうぞだぜェ
横島誠実:こっちは暴走中だからリアクション不能、当たってあげようじゃないか!
更科紅葉:コンボ『金剛身』(龍鱗)侵蝕率+3
入栄 朽葉:忘れてた。一応ドッジ
更科紅葉:リアクションを放棄して、装甲38になります。
入栄 朽葉:7dx>=54
DoubleCross : (7DX10>=54) → 10[1,4,6,8,8,9,10]+5[5] → 15 → 失敗
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を3(→ 3)増加 (59 → 62)
瀬名楽:そうだった。ドッジを試みます。オートアクションで「ブーストアーマー」をウェポンケースで装備してからドッジ。
“ホットロッド”:じゃァダメ~~~ジ!
“ホットロッド”:6d10+20
DoubleCross : (6D10+20) → 35[8,8,3,5,9,2]+20 → 55
瀬名楽:6dx+1>=54
DoubleCross : (6DX10+1>=54) → 9[1,2,3,5,9,9]+1 → 10 → 失敗
入栄 朽葉:計算するまでもない! HPゼロになってリザレクト。
横島誠実:死!!リザレクト!
入栄 朽葉:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4
更科紅葉:55-38で17ダメージ。HPが16になりました。
横島誠実:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 1
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を4増加 (58 → 62)
“ホットロッド”:硬ェ~~~~~
“ホットロッド”:リザレクトも上手ェ~~~~
横島誠実:ダイスボーナスどころか50にもなってないんだけど!?
GM:では、次、横島さんの手番です
GM:こちら妨害などはないので判定まで一気にどうぞ!
横島誠実:ほいほい、同エンゲージだものね。マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》で攻撃だ。
横島誠実:9dx7 命中判定
DoubleCross : (9DX7) → 10[1,5,5,7,7,8,9,9,10]+10[4,8,8,9,10,10]+10[3,5,5,6,8]+10[8]+10[7]+6[6] → 56
“ホットロッド”:ドッジだァ~~~~!
“ホットロッド”:7dx>=56
DoubleCross : (7DX10>=56) → 10[1,2,5,7,7,10,10]+6[2,6] → 16 → 失敗
“ホットロッド”:ダメージ来いやァ!
横島誠実:30+6d10 ダメージ
DoubleCross : (30+6D10) → 30+35[5,4,10,7,6,3] → 65
横島誠実:装甲有効で65点だよ。
横島誠実:侵蝕値はこれで56だ。
“ホットロッド”:装甲で減らして45ダメージだァ~~! 半分くらい吹き飛んだぞコラァ~~~!!
横島誠実:ふむふむ、かなり硬いねぇ。
GM:では、行動値6の入栄ちゃんの手番
入栄 朽葉:わかった。
入栄 朽葉:マイナーはなし。オートで異形の魔眼(ワイヤーウィップ)を装備。
入栄 朽葉:メジャー "大食らい" 《C:バロール》《巨人の斧》 侵蝕[+5] 対象:単体 射程:10m
入栄 朽葉:(5+1)dx7+2
DoubleCross : (6DX7+2) → 10[2,3,5,7,7,10]+10[3,5,8]+5[5]+2 → 27
“ホットロッド”:ドッジだァ!
“ホットロッド”:7dx>=27
DoubleCross : (7DX10>=27) → 10[1,4,5,6,8,9,10]+9[9] → 19 → 失敗
“ホットロッド”:惜しいぜェ……
入栄 朽葉:3D10+15+1 装甲・ガード値有効
DoubleCross : (3D10+15+1) → 15[4,1,10]+15+1 → 31
“ホットロッド”:11受けるぜェ……まだ生きてるぜェ
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を5増加 (62 → 67)
入栄 朽葉:硬いわね……
GM:では、行動値5の更科さん!
更科紅葉:マイナーは向こうから来てくれたので放棄
更科紅葉:メジャーでコンボ蹂躙(獣の力/獣王の力/コンバットシステム/コンセ)侵蝕率+10
更科紅葉:8dx7
DoubleCross : (8DX7) → 10[1,2,3,3,4,5,8,10]+10[3,7]+10[10]+6[6] → 36
更科紅葉:36です。
“ホットロッド”:ドッジするぜェ
“ホットロッド”:7dx>=36
DoubleCross : (7DX10>=36) → 10[1,3,5,5,6,8,10]+1[1] → 11 → 失敗
更科紅葉:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 15[4,4,2,5]+32 → 47
更科紅葉:低いな。47の装甲有効です。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を10(→ 10)増加 (62 → 72)
“ホットロッド”:27受けるぜェ……結構ギリギリだがまだ生きてるぜェ……
GM:では行動値3の瀬名くん!
瀬名楽:はい!
瀬名楽:ヴィークル搭乗済なのでマイナーはなしの、メジャー。
瀬名楽:▼イーグルチャージ=《C:ハヌマーン》Lv3+《一閃》Lv1+《さらなる波》Lv4
“ホットロッド”:ドッジだァ~~~~~~~!
瀬名楽:判定直前、「能力訓練:肉体」を仕様。達成値+1。
“ホットロッド”:7dx>=52
DoubleCross : (7DX10>=52) → 6[1,3,4,4,4,6,6] → 6 → 失敗
瀬名楽:(11+1)dx7+7 命中
DoubleCross : (12DX7+7) → 10[1,3,6,7,7,8,8,9,9,9,9,10]+10[1,1,4,6,6,7,8,8,10]+10[6,8,9,10]+10[1,2,8]+5[5]+7 → 52
瀬名楽:6d10+19 ダメージ
DoubleCross : (6D10+19) → 28[2,3,5,5,6,7]+19 → 47
瀬名楽:「フォールンアックス」の効果起動。ダメージダイスから3つまで選んで振り直し。
瀬名楽:2,3を再ロール。
“ホットロッド”:ぐェ~~~~~~~~~~! 耐えられる訳ねェ~~~~~!
瀬名楽:2d10+42
DoubleCross : (2D10+42) → 13[5,8]+42 → 55
瀬名楽:装甲有効、55点。
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を10増加 (64 → 74)
“ホットロッド”:戦闘不能だが…………このままじゃ終われねェなァ~~~~~!
“ホットロッド”:自爆装置
“ホットロッド”:てめェらに8D10のHPダメージだァ~~~~~~!
“ホットロッド”:ちなみにリア不で装甲も意味ねェがカバーリングはできるぜ
“ホットロッド”:8d10
DoubleCross : (8D10) → 38[5,3,10,5,3,2,2,8] → 38
“ホットロッド”:死ねェ~~~~~~!
入栄 朽葉:オート 《崩れずの群れ》 侵蝕[+2] 行動権使用せずカバーリングを行う 瀬名さんをカバーリング。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を2増加 (67 → 69)
横島誠実:自爆ヤッター!!蒸発するのでリザレクト!!
横島誠実:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 5
更科紅葉:流石に耐えられないのでHPが0になって戦闘不能でリザレクト。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (72 → 79)
横島誠実:ボーナス乗った!ありがとう自爆!
入栄 朽葉:耐えられないのでリザレクト
入栄 朽葉:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
更科紅葉:HPが7になりました
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を7増加 (69 → 76)
“ホットロッド”:蘇生はねェ……
GM:あなた達の勝利だ!
入栄 朽葉:よしよし。
更科紅葉:ふぅ
更科紅葉:仕事しっかりしていったなぁ
横島誠実:装甲高い相手が得意なパーティじゃないからねぇ。
GM:では、演出と行きましょう
“ホットロッド”:ブオンブオンブオンブオン!!!!!!
“ホットロッド”:エンジンが雄叫びを上げる。
“ホットロッド”:ガキンガキンガキンガキンガキン!!!!!!
“ホットロッド”:変形機構が全力で稼働する。
“ホットロッド”:装甲トレーラーの荷台が巨大なロボットアームに変形し、凄まじい勢いであなた達に突進する!
“ホットロッド”:「ヒャッハァ~~~~~~~~~!!!!!」
“ホットロッド”:猛烈な突進と同時に、遮二無二振り下ろされる拳打の嵐!
入栄 朽葉:暴虐の雨の中、恐れもせず。ぐぅと背を伸ばして立ちはだかる。
入栄 朽葉:破壊は少女の華奢な身体を用意に押し潰す。身体で庇えぬ部分は、散開させた魔眼にて覆いを造る。
入栄 朽葉:魔眼は──肉体の延長上だ。そこに被弾した分も、全て己が肉体に返り、
入栄 朽葉:「こ、ふ……っ」 血を吐き零しながら、身体を緩やかに作り戻し、ゆらり、と身体を起こした。
入栄 朽葉:「無事なようで何よりです」 薄ら、背後の少年に笑いかける。
瀬名楽:「入栄さん! ……恩に着ます!」運転する二輪の速度を落とさずに、礼を述べる。
入栄 朽葉:「ええ、お願い、します」 つぅ、と溢れる血をブラウスの袖で拭った。
瀬名楽:「この分は攻撃でお返ししますので!」じゃきりと、斧槍を機体から飛び出させながら言う。
更科紅葉:仁王立ち。微動だにせず、巨大な拳の乱撃を受ける。
更科紅葉:額からつぅっと一筋だけ赤い血が流れ──
更科紅葉:「──軽い」
更科紅葉:それだけ、口にする。
横島誠実:「あいたたた…人に向けて使うような物じゃないだろう、それ!」拳打の嵐で叩き潰され、半分消し飛んだ顔のまま声を上げる。
横島誠実:「全く、最近の若者はキレやすくて困るよ」影が渦を巻くように集まり、肉体を復元していく。
“ホットロッド”:「キレさせるようなことしたのはてめェだろうがよォ~~~~~~!」
横島誠実:「えぇっ!?そうなのかい!?いやぁ、それは悪いことをしたね」
横島誠実:「ごめんごめん」片目を瞑り、笑顔を1つ。
横島誠実:「でもダメじゃないか、不用意に触れるなんて。廻ってしまうよ」
横島誠実:視線を誘うように、右手を前に。布に包まれた長い指が、乾いた音を立てる。
“ホットロッド”:「あァ~~~?」
“ホットロッド”:誘われるまま、その手に目を向ける。
横島誠実:「空転・廻」
横島誠実:「教えてあげるよ。他人に押し付けた不幸はね、返ってくるものなのだよ」
横島誠実:ミシミシとロボットアームが軋み始める。まるで、遮二無二振り下ろされる拳打の嵐を受けたように。
“ホットロッド”:「オイオイ……何だァ、この音……」
横島誠実:装甲トレーラー全体を激しい衝撃が襲っていく。
“ホットロッド”:「ぬおわァ~~~~~~!? なんじゃこりゃァ~~~~~!」
横島誠実:「さて、何だろうね?」
“ホットロッド”:衝撃にハンドルを取られ、ふらふらと左右に揺れる。
入栄 朽葉:明らかに正常な走行能力を失った今を機と捉え。
入栄 朽葉:握り拳程の赤い小ぶりな魔眼──中央に暗く、紅い亀裂が浮かぶそれが、幾多も空中に展開される。
入栄 朽葉:少女のバロールとしての能力であり、それ自体が質量を持つエグザイルとしての肉体の延長線上。
入栄 朽葉:ぎち ぎ ちぎち !!!
入栄 朽葉:姦しい音を立て、幾多の"魔眼"が一斉に口を開いた。ぞろりと十数本の牙が溢れ出す。長い蛇のような舌が覗く──
入栄 朽葉:(……醜悪)
入栄 朽葉:押し殺す感情。 「喰らえ」 低く漏れた言葉、それを皮切りに、
入栄 朽葉:全てが飛来し、喰らい付いた。ごりごりと、装甲を物理的に削り、咀嚼し、次々と呑み込んでいく
“ホットロッド”:「ぐわァ~~~~~! クソッ、趣味悪ィんだよ“オーダーメイジ”の野郎~~~~~!」
入栄 朽葉:容易に喰らい尽くせぬ硬さ。これが決定打には為りえないだろう。それでいい。まだ、私の後ろには──
入栄 朽葉:「──さあ、どうぞ。中身は、まだ無事ですよ」
入栄 朽葉:ぽっかりと開いた装甲の穴を見て、微笑んだ。
入栄 朽葉:ごくり、と嚥下する。少女の喉が鳴る。たらふく食べさせられた、無機物の味が胃の腑に溶け落ちて──消えていった。
更科紅葉:「ええ。ありがとう、入栄朽葉」
更科紅葉:何処かより取り出した巨大な金砕棒を右手に構え──
“ホットロッド”:「てめェ~~~……おれの相棒の攻撃受けて軽いっつってたなァ~~どっちが軽いか……ぬおわッ!」
更科紅葉:がっ!
更科紅葉:しなやかな指で削り取られた装甲をさらに穿ち、巨大な機腕を左手で鷲掴む。
更科紅葉:「『ぶちのめせればソレで構わない』──」
更科紅葉:先に男が吐いた言葉と、その表情に眉根を寄せて──
更科紅葉:「軽いわねぇ」
更科紅葉:「攻撃も言葉も──この絡繰も」
“ホットロッド”:「て……め……ェ……!」
更科紅葉:そして片手で無造作に、その巨体を頭上に持ち上げる!
“ホットロッド”:「うおおおおおおおおおおおッ――!」
更科紅葉:「申し訳ないけれど、こちらのしくじりで急がねばならないようだから」
更科紅葉:「トドメをお願いできるかしらぁ、“アイストゥルフ02”?」
更科紅葉:がごんっ!
更科紅葉:金砕棒を叩きつけ、装甲トレーラーを少年の方へと弾き飛ばす!
此嵐翔子:「美味しい場面だ。決めてやれ――瀬名!」
瀬名楽:「はい! それでは、約束通り……ぶっちぎった上で、スクラップです!」
瀬名楽:猛回転するレネゲイド機関を、一度完全にストップ。
“ホットロッド”:「クソがァ~~~~~~~~~!」
瀬名楽:空転するタイヤで滑ってくるトレーラーの後ろに回り、
瀬名楽:「はぁッ!!」
瀬名楽:機関を全速で再燃させる。
“ホットロッド”:「このまま轢き潰してやるァ~~~~~!」
瀬名楽:トレーラーの真後ろについていた車体が、ぐんぐんと距離を縮め、
瀬名楽:「ふっ!!」突き出したハルバードを敵の車体に差し込むと、さらに加速!
瀬名楽:「軽いよりも怒る言葉を言ってあげましょうか」
瀬名楽:「……"遅い"ですよ、あなた!!」
“ホットロッド”:「がッ……!」
瀬名楽:追い抜きざまに装甲トレーラーの運転席を両断する!!
“ホットロッド”:両断され、外に晒される。
“ホットロッド”:「遅い……? おれが……遅ェだとォ~~~~~~!」
“ホットロッド”:「ふざけんじゃねェ~~~~~! このまま終わるとでも思ってんのかよォ~~~~!」
“ホットロッド”:「相棒ッ! 一世一代の大勝負だァ! 行くぞオラァ~~!」
“ホットロッド”:強化ガラスのカバーで保護されているスイッチを、カバーを砕いて叩く。
入栄 朽葉:「────まだ、来ます!」
“ホットロッド”:「てめェら全員、地獄に道連れだァ~~~~!」
“ホットロッド”:ドッッッッッッッッ
“ホットロッド”:ゴォオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
“ホットロッド”:装甲トレーラーは轟音を立てて爆発する!
入栄 朽葉:跳ぶ。魔眼全てを引き付け、最も近くにいた──瀬名さんと、その"相棒"の前に身を投げ出した。
入栄 朽葉:「く、うぅ……ッ!」 爆風に呑まれる身体──意識は、決して手放さずに。
更科紅葉:もうもうとたちこもる土煙の中、再生を終えてゆらりと立ち上がる。
更科紅葉:「──オーヴァードであれば、これくらいで道連れにできないことくらい理解できるでしょうに」
更科紅葉:「本当に、“軽い”」
更科紅葉:苛立たしげに爆発四散した男を睨めつける。
横島誠実:「……やれやれ、これは最初に釣って正解だったかな。」華やかだった着物は煤け、破れて見る影も無い。
瀬名楽:「一度ならず二度までも。ありがとうございます……!」入栄さんに改めて礼を。
横島誠実:「ま、堅気のお人らが巻き込まれなくてよかったよ」立ち上がり際、懐からころりと何かが転がり落ちる。
横島誠実:焦る様子も無く、それを手に取り懐へと戻した。
“ホットロッド”:「が……ァ……ちく……しょう……」
入栄 朽葉:「助けになれたのなら、何よりです」 顔についた砂埃を払いながら、片目を細めて。
此嵐翔子:「……こいつは私が護送する。瀬名、輸送アタッチメントをお前の『ヒポグリフ』に付け替えろ」
此嵐翔子:「ここまでは戦闘になるから、お前単騎の小回りが必要だったから輸送役に付いてきたが、戻る分には私は不要だろう」
瀬名楽:「はい! 雛菊さんのところに行ってきます!」一度停車し、輸送アタッチメントの切り替え作業に入る。
此嵐翔子:「……健闘を祈る!」
瀬名楽:「任されました!」"ホットロッド"との因縁は、一足先に晴らさせてもらったが……ここからは純粋に、人々の盾。正義の味方。UGNとしての戦いだ。
GM:シーンカット
GM:ロイスと購入が可能です。ここが最後の購入!
更科紅葉:応急手当キットを購入して即使用は大丈夫でしょうか?
瀬名楽:ロイス、入栄朽葉/○尊敬/不安で取得します。ありがとうね……
GM:大丈夫です!
更科紅葉:3dx+1>=8 応急手当キット
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 6[2,2,6]+1 → 7 → 失敗
入栄 朽葉:瀬名楽 ○信頼/隔意 で取得 / 更科紅葉 ○連帯感/不信感 で取得
更科紅葉:財産点を1使って購入。使用します。
更科紅葉:2d10+7
DoubleCross : (2D10+7) → 4[2,2]+7 → 11
瀬名楽:購入は応急手当キット、マイナーでストライクモービルに搭乗して調達判定。
更科紅葉:うん、だめだめ。11点まで回復です。
瀬名楽:3dx+6>=8
DoubleCross : (3DX10+6>=8) → 6[1,6,6]+6 → 12 → 成功
更科紅葉:<HP
入栄 朽葉:(3+3)dx+5>=18 コネ:手配師使用 簡易手術キット購入
DoubleCross : (6DX10+5>=18) → 9[1,2,3,4,8,9]+5 → 14 → 失敗
横島誠実:よしよし、皆がどんな人か見れたしロイスを取ろう。
入栄 朽葉:財産点4点使用で成功にします。
瀬名楽:更科さんにこの応急手当キットとさっき調達したブルーゲイルを渡しておきましょう。これもお使い!
更科紅葉:ありがたく。同キャラが2つ使用するのは大丈夫でしょうか?<応急手当キット
GM:大丈夫です!
更科紅葉:ありがとうございます。では使用。
更科紅葉:2d10+11
DoubleCross : (2D10+11) → 7[1,6]+11 → 18
更科紅葉:18点までHPが回復しました。
横島誠実:入栄朽葉:◎誠意/悔悟 / 瀬名楽:◎好奇心/隔意 / 更科紅葉:◎有為/悔悟
入栄 朽葉:ふむ、ではこの簡易手術キットも更科さんに。HP4D10点回復します
横島誠実:購入は応急ホニャララで。
更科紅葉:あ、ありがたい。では追加で回復。
横島誠実:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 7[1,7] → 7 → 失敗
更科紅葉:4d10+18
DoubleCross : (4D10+18) → 22[5,3,7,7]+18 → 40
横島誠実:残念だなぁ、以上で。
更科紅葉:マキシマム 33まで回復しました。
入栄 朽葉:こちらも以上。
GM:セットアップ!
“オーダーメイジ”:ブルーゲイル 行動値5上昇。10に
入栄 朽葉:なし。今後もありません
瀬名楽:なし! 今後も無し!
横島誠実:《螺旋の悪魔》を使用して侵蝕+3、合計76に上昇。
“フォビドゥン”:加速装置 行動値12上昇。15に
“シヴィライズフリント”:なし
更科紅葉:このラウンドはありません。
GM:ではイニシアチブ! 何もなければ“フォビドゥン”の手番ですが……
瀬名楽:ちょっとだけお待ちください!
瀬名楽:よし、イニシアチブで《スピードフォース》宣言したいです。
GM:了解! では瀬名くんの手番!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を4増加 (97 → 101)
瀬名楽:メインプロセス入って、マイナー。「ストライクモービル」に搭乗。
瀬名楽:オート。「ウェポンケース」の効果で「ブーストアーマー」を装備。
瀬名楽:メジャー。
瀬名楽:▼イーグルチャージ=《C:ハヌマーン》Lv4+《一閃》Lv2+《さらなる波》Lv5
GM:判定どうぞ!
瀬名楽:全力移動でエネミーエンゲージ突入後に白兵攻撃。対象は"シヴィライズフリント"!
瀬名楽:判定直前、「能力訓練:肉体」を仕様。達成値+1。
瀬名楽:(11+3)dx7+7 命中
DoubleCross : (14DX7+7) → 10[2,2,3,3,4,4,4,5,5,5,6,8,10,10]+10[1,7,7]+3[2,3]+7 → 30
“シヴィライズフリント”:ドッジ!
“シヴィライズフリント”:6dx>=30
DoubleCross : (6DX10>=30) → 9[1,3,4,5,8,9] → 9 → 失敗
“シヴィライズフリント”:命中! ダメージどうぞ!
瀬名楽:4d10+19 ダメージ
DoubleCross : (4D10+19) → 20[1,9,9,1]+19 → 39
瀬名楽:「フォールンアックス」の効果起動。ダメージダイスから3つまで選んで振り直し。
瀬名楽:1,1を再ロール。
瀬名楽:2d10+37
DoubleCross : (2D10+37) → 4[2,2]+37 → 41
瀬名楽:び、微妙!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を10増加 (101 → 111)
“シヴィライズフリント”:そのまま41点受ける! まあまあ受けたがまだ元気!
GM:では、行動値15の“フォビドゥン”の手番
“フォビドゥン”:マイナー:超越活性:サイバーアーム 業師:ポルターガイスト
“フォビドゥン”:素手を変更し、破壊してその攻撃力分攻撃力上昇。エピックの効果によって破壊無効。
“フォビドゥン”:また、サイバーアームには濃縮体の効果もあるため、22レベル相当です。
入栄 朽葉:クソデカサイバーアームじゃねえか……
“フォビドゥン”:しめて攻撃力58上昇!
“フォビドゥン”:メジャー:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:対象は瀬名楽!
瀬名楽:来い!
“フォビドゥン”:ハードワイヤードと武芸の達人もあるので……
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[4,4,5,5,5,6,7,8,9,9,10,10]+6[1,2,3,5,6,6]+20 → 36
瀬名楽:ど、ドッジし切れる気がしない! ガードを選択!
“フォビドゥン”:ではダメージ!
“フォビドゥン”:4d10+58
DoubleCross : (4D10+58) → 14[4,3,4,3]+58 → 72
入栄 朽葉:これなら。オート 《デモンズウェブ》 侵蝕[+2] 対象の受けるダメージを[-6D]点
入栄 朽葉:72-6d10
DoubleCross : (72-6D10) → 72-27[1,8,5,1,4,8] → 45
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を2増加 (88 → 90)
瀬名楽:装甲ガードで30点引いて、15点貰って……生存!
“フォビドゥン”:倒しきれなかっただと……!
瀬名楽:瀬名楽のHPを15減少 (28 → 13)
“フォビドゥン”:《分割思考》行動値を10下げて未行動に
GM:では、行動値10のオーダーメイジの手番
“オーダーメイジ”:コンセントレイト:モルフェウス カスタマイズ ギガンティックモード
“オーダーメイジ”:使用武器は、装備しているメタルスーツに付属している射撃武器!
“オーダーメイジ”:対象は瀬名楽以外の固まっているPC3人!
入栄 朽葉:ちょっと相談で
“オーダーメイジ”:更に、CR弾使用。攻撃力+3
“オーダーメイジ”:さらにインフィニティノヴァ使用。C値-1
“オーダーメイジ”:フォールンスプライトで判定ダイス+3個
入栄 朽葉:差し込みなし、そのまま判定どうぞ
“オーダーメイジ”:妨害などあればここで
“オーダーメイジ”:あ、失礼もう一つ
“オーダーメイジ”:《オーバーロード》
入栄 朽葉:全部乗せの勢い……!
更科紅葉:ありません、そちらのアクション待ち。
“オーダーメイジ”:武器を破壊して武器攻撃力を二倍
“オーダーメイジ”:では判定!
“オーダーメイジ”:12dx6+2
DoubleCross : (12DX6+2) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7]+10[4,8]+10[9]+10[7]+4[4]+2 → 46
入栄 朽葉:9dx>=46 ワンチャンドッジ
DoubleCross : (9DX10>=46) → 10[2,3,4,4,6,10,10,10,10]+10[5,7,7,10]+1[1] → 21 → 失敗
入栄 朽葉:そこそこ頑張りました
横島誠実:暴走中だから食らうとも!
更科紅葉:ちょいお待ちを
更科紅葉:コンボ『金剛身』(龍鱗)侵蝕率+3
更科紅葉:リアクションを放棄して、装甲38で受け止めます。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を3(→ 3)増加 (96 → 99)
“オーダーメイジ”:ではダメージ
“オーダーメイジ”:5d10+27+1d10
DoubleCross : (5D10+27+1D10) → 44[8,9,9,9,9]+27+3[3] → 74
“オーダーメイジ”:めっちゃ回った
入栄 朽葉:吹き飛ぶ。リザレクト
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (90 → 95)
横島誠実:爆発四散する!リザレクト!
横島誠実:1d10 リザよろ
DoubleCross : (1D10) → 2
更科紅葉:流石にその目は耐えられない。戦闘不能でリザレクト。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (99 → 106)
GM:横島さんリザレクト上手すぎない?
更科紅葉:HP7に
GM:では、行動値8の横島さん!
横島誠実:はいな!マイナーで移動、相手のエンゲージに突撃!
横島誠実:メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》で攻撃、対象はエネミーの3人。
GM:妨害はなし!
横島誠実:(9+1)dx7 命中判定
DoubleCross : (10DX7) → 10[2,2,5,5,6,6,8,8,9,10]+5[1,2,4,5] → 15
横島誠実:おっと、これは流石によろしくないね。
GM:こんな達成値だと避けちゃうぞ~
横島誠実:《原初の紫:妖精の手》を使用。
GM:はッ
GM:そんなものが……
横島誠実:侵蝕5上昇して83に。
横島誠実:1dx7+20 妖精の手
DoubleCross : (1DX7+20) → 10[7]+1[1]+20 → 31
GM:ちゃんと回してきた……!
横島誠実:まぁ十分でしょうよ
“フォビドゥン”:ガードを宣言 キミの攻撃を避けたりなんかしないさ
“オーダーメイジ”:ドッジ
“オーダーメイジ”:4dx-3>=31
DoubleCross : (4DX10-3>=31) → 7[6,6,7,7]-3 → 4 → 失敗
“シヴィライズフリント”:ドッジ
“シヴィライズフリント”:6dx>=31
DoubleCross : (6DX10>=31) → 10[4,5,5,7,9,10]+3[3] → 13 → 失敗
“シヴィライズフリント”:ではここで
“シヴィライズフリント”:あ、いや、違う
“シヴィライズフリント”:先にダメージどうぞ
横島誠実:30+4d10 ダメージ
DoubleCross : (30+4D10) → 30+17[6,3,5,3] → 47
横島誠実:装甲有効47点だね。
“シヴィライズフリント”:氷雪の守護 吹雪の守護 至近範囲のダメージを5D軽減
“シヴィライズフリント”:47-5d10
DoubleCross : (47-5D10) → 47-21[5,2,1,6,7] → 26
“フォビドゥン”:《不死英雄:精神》でノーダメージ
“オーダーメイジ”:装甲で軽減して10ダメージ
“オーダーメイジ”:まだまだ元気
横島誠実:攻撃分の侵蝕値上昇して90だ。
“シヴィライズフリント”:そのまま受けて26ダメージ。まだ大丈夫
GM:では行動値6、入栄ちゃん!
入栄 朽葉:はい。
入栄 朽葉:マイナーで移動して向こう側のエンゲージへ。
入栄 朽葉:オートで異形の魔眼(ワイヤーウィップ)を装備。
入栄 朽葉:メジャー "大食らい" 《C:バロール》《巨人の斧》 侵蝕[+5] 対象:単体 射程:10m 対象は“シヴィライズフリント”
GM:判定どうぞ!
入栄 朽葉:(5+2)dx7+2
DoubleCross : (7DX7+2) → 10[3,6,7,8,10,10,10]+10[2,3,4,10,10]+10[7,8]+10[5,8]+1[1]+2 → 43
“シヴィライズフリント”:ドッジ
“シヴィライズフリント”:6dx>=43
DoubleCross : (6DX10>=43) → 10[2,3,5,7,9,10]+10[10]+5[5] → 25 → 失敗
入栄 朽葉:5D10+15+1 装甲・ガード値有効
DoubleCross : (5D10+15+1) → 28[4,9,1,8,6]+15+1 → 44
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を5増加 (95 → 100)
“シヴィライズフリント”:ぐおっ、結構喰らったが……なんとか生きてる! でも結構やばい!
GM:では行動値6のシヴィライズフリントの手番
“シヴィライズフリント”:コンセントレイト:サラマンダー 焦熱の弾丸 結合粉砕 原初の赤:スターダストレイン 原初の灰:災いの雷
“シヴィライズフリント”:シーン選択、装甲無視、ダメージを与えたら対象:横島誠実の憎悪付与。拒否可能。拒否した場合暴走付与。
入栄 朽葉:流石に笑ってしまう
入栄 朽葉:──やらせませんよ。
入栄 朽葉:オート 《時の棺》 侵蝕[+10] その判定を失敗にする
“シヴィライズフリント”:ちっ!
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を10増加 (100 → 110)
GM:では行動値5、更科さん!
更科紅葉:はい
更科紅葉:ではマイナーアクションで戦闘移動。みんなのところにエンゲージ。
更科紅葉:メジャーコンボ、蹂躙(獣の力/獣王の力/コンバットシステム/コンセ)侵蝕率+10
更科紅葉:対象はオーダーメイジ
GM:判定どうぞ!
更科紅葉:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[2,3,3,5,6,7,7,7,9,10,10]+10[1,4,4,4,6,8]+2[2] → 22
“オーダーメイジ”:ドッジ!
“オーダーメイジ”:4dx-3>=22
DoubleCross : (4DX10-3>=22) → 7[2,5,6,7]-3 → 4 → 失敗
“オーダーメイジ”:駄目! ダメージ来い!
更科紅葉:ではオート、フェイタルヒット起動。さらに侵食率+4
更科紅葉:ダメージを+4d10します
更科紅葉:7d10+36 装甲有効
DoubleCross : (7D10+36) → 26[3,1,8,1,1,5,7]+36 → 62
更科紅葉:低いなぁ……でもなんとか62点。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を10(→ 10)増加 (106 → 116)
“オーダーメイジ”:装甲で減らして46ダメージ! 結構削れてきたがまだ生きてる!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を0増加 (116 → 116)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を4(→ 4)増加 (116 → 120)
GM:では行動値5のフォビドゥン
“フォビドゥン”:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:対象は当然……横島誠実!
“フォビドゥン”:受け取っておくれ
入栄 朽葉:静観しましょう……
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,1,2,2,3,3,5,5,6,7,8,10]+10[1,7,10]+6[2,6]+20 → 46
横島誠実:なんだとォ…
横島誠実:暴走中なので食らう、ダメージどうぞ!
“フォビドゥン”:5d10+58
DoubleCross : (5D10+58) → 28[2,5,9,6,6]+58 → 86
横島誠実:ワッハッハ、消し飛ぶ!リザレクトだ。
横島誠実:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 5
GM:次螺旋の悪魔してもまだ100行かないじゃん!
“フォビドゥン”:という訳で
“フォビドゥン”:《ブリッツクリーク》
“フォビドゥン”:もう一回殴れるドン!
入栄 朽葉:倍プッシュやめなよぉ!
更科紅葉:おお
“フォビドゥン”:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:当然横島誠実!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,1,3,3,3,4,4,4,6,8,8,9]+10[2,7,8]+6[3,6]+20 → 46
入栄 朽葉:(静かに見つめている)
横島誠実:こんなに攻撃されるようなことした覚えはないんだけどね!?命中ダメージどうぞ!
“フォビドゥン”:5d10+58
DoubleCross : (5D10+58) → 28[5,10,2,8,3]+58 → 86
“フォビドゥン”:達成値も火力もさっきとまるっきり一緒だ
横島誠実:てことは当然消し飛ぶのも一緒って訳だね。リザレクト
横島誠実:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 6
横島誠実:うーん、100超えたかぁ
GM:流石にね
GM:クリンナップ! もろもろ行動値が元にもどって、フォビドゥンの《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》が解除されます
GM:では演出!
瀬名楽:「一番槍、頂きます! 『ヒポグリフ』、ゲットライド!」
瀬名楽:傍らに止めていた二輪車に飛び乗り、加速をつける。
瀬名楽:「チェンジ……ブリガンダイン!!」
瀬名楽:突撃の最中、二輪が唐突に分解する。否――これは、変形だ!
瀬名楽:「はぁぁぁッ!!」身に纏う鎧状に変形したExレネゲイドヴィークルを纏い、足元に移動したタイヤで滑走!
瀬名楽:"シヴィライズフリント"にハルバードを突き立て……そのまま真横を走り去って引き抜く!
瀬名楽:『ヒポグリフ』隊の十八番、機動突撃戦法だ!
“シヴィライズフリント”:「ちぃ……! 文明の武器……相性悪いなあ、くそ!」
“フォビドゥン”:「おやおや、『早い』ね」
“フォビドゥン”:そういいつつ、平然と、抜き去った先に待ち構えている。
瀬名楽:「!!」
“フォビドゥン”:バチバチと拳がスパークを放つ。次の瞬間――
“フォビドゥン”:既に、拳は振り抜かれている。
“フォビドゥン”:「こんな感じかな? 腕だけでしか真似できないね」
入栄 朽葉:先陣を切った瀬名さんの背後を付く、遅れること数瞬。宙を奔った血色の魔眼が、『ぐぱり』と口を開いた。
入栄 朽葉:「──ええ、では。その腕を戴きましょう」
入栄 朽葉:口内の醜い舌を惜しげもなく晒すように、鋭い牙が十数本。"フォビドゥン"の拳に貪るように喰らい付いた。
“フォビドゥン”:追撃に向かうはずの拳が止まる。
瀬名楽:「二度ならず三度までも! 今度菓子折りを持ってお礼に伺いますね……!」
“フォビドゥン”:「これはこれは……“オーダーメイジ”。やはりキミは優秀な開発者のようだね」
入栄 朽葉:「ふふ、じゃあ」「私、プリンが好きなので、お願いしますね」
“オーダーメイジ”:「ふん……こんな用途は想定していない。過剰な性能は、必要ない」
入栄 朽葉:「今は感謝してますよ──"オーダーメイジ"」
入栄 朽葉:「この手で。何かを護ることが、出来るんですから」
“オーダーメイジ”:「ああ、腹立つなあ! 不要な製品は処分するに限るよまったく!」
“オーダーメイジ”:装甲から複数の銃器が飛び出す。
“オーダーメイジ”:対レネゲイド弾装填。出力過剰抽出。サイドリール因子活性化率120%。
“オーダーメイジ”:「まとめて、ごみに出してやる。処分は、次の“クチハ”にでもやらせるさ!」
“オーダーメイジ”:――シュート。
“オーダーメイジ”:殺意の弾丸がばら撒かれる。
入栄 朽葉:嗤った。次の、次の? さて、であれば私は──何人目の"クチハ"だったのだろう。
入栄 朽葉:薄いブラウス、タイツ、諸々が弾丸の雨に晒され塵屑と化す。薄い腹に、隠し切れない歪な奇形が覗いて──
入栄 朽葉:その口が、『べろり』と舌舐めずりをするのと同時、ゆらりと立ち上がった。
入栄 朽葉:「──そういうところが、最悪なんですよ」 吐き捨てるように、呟いた。
更科紅葉:「くっ──」
更科紅葉:雨霰と降り注ぐ特殊弾が、白い肌を裂き赤い弾痕を穿っていく。
更科紅葉:しかし、倒れることはなく──
横島誠実:「全く、どいつもこいつもろくでなしばかりだねぇ。人様に向けていいもんじゃないだろう、それ」
横島誠実:弾丸に穿たれた穴へと渦を巻いて影が集まり、修復していく。
横島誠実:「でもまぁ、遠慮せずに"運"を奪えるってんだから…悪党相手はありがたいね」
横島誠実:慌てず急がず、常に風雅に。普段と変わらぬ足取りで近づいていく。
横島誠実:誘い手繰り寄せるように、長い指が空間を薙ぐ。
横島誠実:"運"の簒奪。"運"とは即ち、生体エネルギーの一種(と、横島誠実は考えている)である。
横島誠実:それを奪われるという事は…成長や再生、修復といった肉体が活きようとする力が失われるという事だ。
横島誠実:ごそり、と自らの中から"何か"が奪われる感触を味わってくれたまへ。
“シヴィライズフリント”:「――お前の手管は知ってるぜ」
“シヴィライズフリント”:“シヴィライズフリント”と“オーダーメイジ”の体に炎が灯る。
“シヴィライズフリント”:「炎は人類の文明化の象徴。進化の始まりだ」
“シヴィライズフリント”:「そんな運なんて非科学的で原始的な概念、否定してやるよ」
“フォビドゥン”:そして、火が灯らずともこの男は。
“フォビドゥン”:「まだまだそんなものじゃないだろう、横島誠実! もっと、もっとキミを見せてくれ!」
横島誠実:「んふふふふ!いいね、少しばかり楽しくなってきた。けど、いいのかな?」
横島誠実:「──迂生だけ見ていては危ないよ?」
入栄 朽葉:とん、とん。
入栄 朽葉:アン・ドゥ・トロワ。
入栄 朽葉:華奢な身体が、踊るように距離を詰める。
入栄 朽葉:"オーダーメイジ"に向けられた銃器を、軽いステップでするりと躱し、
入栄 朽葉:視界の端から滑り込む。"シヴィライズフリント"の傍へと、傅くように擦り寄った。
入栄 朽葉:その距離、僅かに10cm。ほんの少し、身体を傾ければ──ほら。
入栄 朽葉:くちづけすら、容易に届く。
“シヴィライズフリント”:「おいおい、実験体なんてよお……」
入栄 朽葉:嗤ったのは、少女の口か、腹の異形か。
入栄 朽葉:「──いただき、ます」
入栄 朽葉:白日のもとに晒された異形の口、羞恥と醜悪を内包したその身体が──言葉を発した男の腹を、かぶり付くように奪い去った。
“シヴィライズフリント”:「……文明の権化じゃねえか。相性、最悪だぜ……ッ!」
“シヴィライズフリント”:腹の肉を抉られて、バックステップで距離を取る。
“シヴィライズフリント”:「――相性が悪い相手は、別の奴にぶつけるに限る」
“シヴィライズフリント”:手に炎が灯る。それは“シヴィライズフリント”の憎悪衝動のレネゲイドが込められている。
“シヴィライズフリント”:炎を受ければ、“シヴィライズフリント”の憎悪を身に宿し――その仇、横島誠実への攻撃衝動が喚起される。
“シヴィライズフリント”:強い意志で耐えたとしても、レネゲイドの暴走は免れない。
“シヴィライズフリント”:「ちょっと、あっちに行っててもらおうか!」
入栄 朽葉:喰らい付いた脇腹の傷口、そこに垣間見える。零れ落ちる血より尚紅い──深紅の魔眼が、ひとつ。
入栄 朽葉:ひとつ、否──それは、無数の極小の魔眼の集合体。
入栄 朽葉:それら全てが、一斉に牙を生やした。舌を覗かせ、哄笑するように──
入栄 朽葉:『──ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち!!!』
入栄 朽葉:おぞましい造形の魔眼が、男の傷口から這い出し、這い上がる。否、それはもう、
入栄 朽葉:悪夢が、形を為したものでしかない。
“シヴィライズフリント”:「ぐ、うおおおおおおッ!?」
入栄 朽葉:その身に舐め付き、縋り付き、喰らい付き、魔眼は男の体を覆い尽くし──
入栄 朽葉:膨れ上がるレネゲイドを、ごっそりと、喰らい尽くした。
“シヴィライズフリント”:「……おいおい、“オーダーメイジ”、こいつはちょっと、性能よすぎだぜ」
“シヴィライズフリント”:灯った憎悪の炎は、食い尽くされた。
入栄 朽葉:けふ、と喉を鳴らした。憎悪の炎は、喉を焼いたが──
入栄 朽葉:喉元過ぎれば、熱さは忘れるものなのだ。
“シヴィライズフリント”:「――さて、俺にとどめを刺しにくるか? 今なら火も出ねえぜ」
“シヴィライズフリント”:(俺は浮いた駒だ。まだ利いてる“オーダーメイジ”の負担を減らす)
更科紅葉:「言ったでしょう──」嘯く男に一瞥をくれ。
更科紅葉:「あなたは”ついで”──だと」
更科紅葉:“シヴィライズフリント”は入栄朽葉によって抑えられている。で、あれば──
更科紅葉:「奇しくも入れ替えといった形ねぇ」
更科紅葉:召喚。虚空より喚び出しその手にするは、百貫を超える無骨な金砕棒。
更科紅葉:「とりあえず──」
更科紅葉:たんっ──
更科紅葉:かろやかに大地を蹴り、一瞬で間合いを潰して“オーダーメイジ”の眼前へと。
“オーダーメイジ”:「はあ!? お前の仇はあっちだろうが!」
更科紅葉:にぃっと、笑みを確認できるほどの距離。そして──
更科紅葉:「口を閉じなさいなぁ、あなた?」
更科紅葉:凶悪な鉄塊が、悪口雑言を吐き出す器官(くち)へと突き穿たれる!
“オーダーメイジ”:「ぶっ……! お、前……!」
更科紅葉:「あら──」
更科紅葉:仕留めきれなかったことに嘆息し、白い髪を苛立たしげにかきあげ。
更科紅葉:「存外頑丈ねぇ──」
“オーダーメイジ”:装甲が展開するエネルギーシールドで致命傷こそ避けたものの、顔面に直撃を受け、前歯が欠け、鼻から血が流れる。
“オーダーメイジ”:「こおしてやう……!」
更科紅葉:「──やはり“ひとでなし”はしぶといのかしらぁ?」
更科紅葉:ちらり、と。今は味方である男の方へと目をやる。
更科紅葉:無論、自分もそうであるのだが──
“シヴィライズフリント”:「けっ、厄介な女になりやがったもんだ」
更科紅葉:ぞっとする微笑みを以て、仇敵には応じ──
“フォビドゥン”:痛手を受けた同志二人には目もくれず。
“フォビドゥン”:「さあ、キミとワタシの時間だ! さあ、さあ、さあ! 受け取っておくれ!」
横島誠実:「あっはっは!御免被るよ!でもまぁ、受けて立とうじゃないか」
“フォビドゥン”:正拳。肘鉄。蹴り上げ。踵落とし。諸々、諸々、一秒間に約十九手。
“フォビドゥン”:そのどれもが必殺。
横島誠実:徒手空拳の達人、否。既に魔人の域にある者の攻撃に対し、この身は余りにも無力。
“フォビドゥン”:ただ純粋な体技。洗練された、死の奔流が襲いかかる。
“フォビドゥン”:一度殴る毎に頬は紅潮し、一度蹴るごとに恍惚を浮かべる。
横島誠実:だが、それで正解だ。目まぐるしく移り変わる戦況を認識し、最善を選ぶ。
“フォビドゥン”:「ああ、楽しい! 楽しいねえ! キミもそうだろう!?」
横島誠実:「あっはっは!楽しい訳ないだろう!今ので何回死んだと思ってるんだい?」
横島誠実:「でもまぁ、やっとこれで全部が同じ盤上にのった訳だ」
横島誠実:「後はそう、"悪"党同士が"喰"らい合うだけってことさ」
横島誠実:血に濡れた髪をかき上げて、口元は三日月のような笑みを浮かべていた。
GM:2ラウンド目
GM:セットアップ
入栄 朽葉:変わらず、なし。
瀬名楽:なし!
“フォビドゥン”:加速装置 行動値+12
“オーダーメイジ”:なし
“シヴィライズフリント”:なし
横島誠実:《螺旋の悪魔》を使用。侵蝕+3で104に。
更科紅葉:ありません
GM:では行動値15のフォビドゥンの手番ですが、イニシアチブ何かありますか?
瀬名楽:イニシアチブなしで! 少なくとも行動値6の味方手番終わるまでありません!
“フォビドゥン”:ではこちらの手番
“フォビドゥン”:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:対象は……横島誠実!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,2,2,3,3,3,5,5,6,7,7,10]+5[3,5,5]+20 → 35
横島誠実:はっはっは、来るがいい!暴走中なのでリア不!
“フォビドゥン”:4d10+58
DoubleCross : (4D10+58) → 22[9,3,2,8]+58 → 80
横島誠実:当然吹き飛ぶ、ので!ロイスをタイタス化して消化。HP11で復活。
横島誠実:残りロイス6個だね。
GM:では行動値8の横島さん!
横島誠実:マイナーなし。メジャー《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》で攻撃、対象は敵の3人。
横島誠実:(9+3)dx7 命中判定
DoubleCross : (12DX7) → 10[1,2,3,4,5,7,7,8,8,8,9,10]+10[1,3,5,6,8,8,9]+6[1,3,6] → 26
“フォビドゥン”:ガード
“オーダーメイジ”:ドッジ
横島誠実:うーん、落としておきたいし《原初の紫:妖精の手》
“オーダーメイジ”:おっと、なら判定は待つ
横島誠実:1dx7+30 妖精の手
DoubleCross : (1DX7+30) → 3[3]+30 → 33
横島誠実:ん~…まぁいいかな。
“オーダーメイジ”:では
“オーダーメイジ”:4dx-3>=33
DoubleCross : (4DX10-3>=33) → 9[6,8,9,9]-3 → 6 → 失敗
“シヴィライズフリント”:ドッジ
“シヴィライズフリント”:6dx>=33
DoubleCross : (6DX10>=33) → 10[4,6,7,10,10,10]+9[2,4,9] → 19 → 失敗
GM:ダメージどうぞ!
横島誠実:36+4d10 ダメージ
DoubleCross : (36+4D10) → 36+28[8,2,9,9] → 64
“シヴィライズフリント”:氷雪の守護 吹雪の守護
“シヴィライズフリント”:64-5d10
DoubleCross : (64-5D10) → 64-33[6,6,9,3,9] → 31
“シヴィライズフリント”:これは……落ちる!
“シヴィライズフリント”:復活も無し!
横島誠実:よしよし、面倒なところは落とせたね。
“オーダーメイジ”:こっちは装甲で軽減して15ダメージ! 何とか生きてる!
“フォビドゥン”:ガード値分軽減して26ダメージ。まだ大丈夫
横島誠実:攻撃分も上昇して侵蝕値は116だ。
GM:では行動値6の入栄ちゃん!
入栄 朽葉:マイナーはなし。メジャー "大食らい" 《C:バロール》《巨人の斧》 侵蝕[+5] 対象:単体 射程:10m 対象は"フォビドゥン"
入栄 朽葉:(5+3)dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[2,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,2,5,8,9,9]+10[8,8,10]+10[2,8,8]+6[2,6]+2 → 48
“フォビドゥン”:横島誠実以外の攻撃はドッジも選択肢に入るけど、この数値ならガードかな。
入栄 朽葉:5D10+18+1 装甲・ガード値有効
DoubleCross : (5D10+18+1) → 22[7,2,1,8,4]+18+1 → 41
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を5増加 (110 → 115)
“フォビドゥン”:ガード値で減らして36ダメージ。割と削れてきたね
GM:では行動値5の更科さん
更科紅葉:はい。
更科紅葉:マイナーは放棄。
更科紅葉:メジャー コンボ蹂躙(獣の力/獣王の力/コンバットシステム/コンセ)侵蝕率+10
更科紅葉:対象はオーダーメイジで
“オーダーメイジ”:来い!
更科紅葉:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[3,3,3,3,7,7,8,9,9,9,10]+10[5,6,7,8,8,8,10]+10[1,3,4,10,10]+10[6,7]+10[10]+1[1] → 51
更科紅葉:お、回った。
“オーダーメイジ”:ど、ドッジ
“オーダーメイジ”:4dx-3>=51
DoubleCross : (4DX10-3>=51) → 9[3,5,5,9]-3 → 6 → 失敗
更科紅葉:念は押す。オートでフェイタルヒット
更科紅葉:ダメージ行きます。
GM:どうぞ!
更科紅葉:10d10+36
DoubleCross : (10D10+36) → 51[9,7,1,2,2,9,4,10,5,2]+36 → 87
更科紅葉:87の装甲有効!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を10(→ 10)増加 (120 → 130)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を4(→ 4)増加 (130 → 134)
“オーダーメイジ”:装甲で減らしても余裕で死ぬ! 復活なし!
更科紅葉:うし!
GM:では行動値3、瀬名くん!
瀬名楽:はい!
瀬名楽:マイナーなしの、メジャー。
瀬名楽:▼イーグルチャージ=《C:ハヌマーン》Lv4+《一閃》Lv2+《さらなる波》Lv5
瀬名楽:対象はフォビドゥン!
瀬名楽:(11+3)dx7+6 命中
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,4,4,5,6,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,4,6,6,6,7,8,9]+10[7,8,10]+10[2,8,8]+5[2,5]+6 → 51
“フォビドゥン”:ガード!
横島誠実:お、ラウンド1回だし乗せよう。《勝利の女神》
横島誠実:達成値に+15だ。
“フォビドゥン”:横島誠実~
瀬名楽:では達成値66からのダメージ!
瀬名楽:7d10+19 ダメージ
DoubleCross : (7D10+19) → 38[4,4,6,6,10,6,2]+19 → 57
瀬名楽:「フォールンアックス」の効果起動。ダメージダイスから3つまで選んで振り直し。
瀬名楽:4,4,2を再ロール。
瀬名楽:3d10+47
DoubleCross : (3D10+47) → 21[8,6,7]+47 → 68
瀬名楽:68点装甲ガード有効。
“フォビドゥン”:伸びたな……! ガード値で軽減して63!
“フォビドゥン”:これは落ちる!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を10増加 (111 → 121)
“フォビドゥン”:が、《混沌の宿命:ラストアクション》
“フォビドゥン”:マイナー:巨獣の爪牙 メジャーアクションを二回行う。ただし、素手による攻撃しか行なえない。
“フォビドゥン”:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム 神機妙算
“フォビドゥン”:今度は範囲全員に攻撃だ!
入栄 朽葉:オート 《孤独の魔眼》 侵蝕[+4] 自身を対象に含む範囲(選択)を対象:単体とし、自身へ。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を4増加 (115 → 119)
“フォビドゥン”:む、いいだろう
“フォビドゥン”:判定!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,2,5,5,5,5,7,7,7,8,10,10]+10[1,2,3,8,8,10]+10[2,2,10]+6[6]+20 → 56
入栄 朽葉:10dx>=56 ドッジ
DoubleCross : (10DX10>=56) → 10[1,2,2,3,3,4,5,6,8,10]+5[5] → 15 → 失敗
“フォビドゥン”:ではダメージ
“フォビドゥン”:6d10+58
DoubleCross : (6D10+58) → 29[8,3,3,7,1,7]+58 → 87
入栄 朽葉:これは限界までやっても耐えられない。"オーダーメイジ"へのロイスをタイタス化して昇華、HP17点で復活。
“フォビドゥン”:二回目のメジャー:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム 神機妙算
“フォビドゥン”:もう一回!
“フォビドゥン”:対象はもちろんPC全員!
入栄 朽葉:オート 《孤独の魔眼》 侵蝕[+4] 自身を対象に含む範囲(選択)を対象:単体とし、自身へ。
入栄 朽葉:侵蝕が伸びてるのでまだ遊べる
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を4増加 (119 → 123)
“フォビドゥン”:キィ~!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[2,2,2,3,5,5,6,6,7,8,10,10]+10[1,3,4,9]+1[1]+20 → 41
入栄 朽葉:10dx>=41
DoubleCross : (10DX10>=41) → 10[1,3,4,4,6,6,6,8,8,10]+10[10]+8[8] → 28 → 失敗
入栄 朽葉:結構頑張ってるんだよな
“フォビドゥン”:5d10+58
DoubleCross : (5D10+58) → 18[2,2,7,2,5]+58 → 76
入栄 朽葉:オート 《デモンズウェブ》 侵蝕[+2] 対象の受けるダメージを[-7D]点
入栄 朽葉:76-7d10-8
DoubleCross : (76-7D10-8) → 76-39[4,3,10,5,7,3,7]-8 → 29
入栄 朽葉:く、流石に耐えきれないか! そのまま倒れます。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を4増加 (123 → 127)
入栄 朽葉:失礼、増加は2なので125です
“フォビドゥン”:戦闘不能が適用。メカニカルハート HPを10にして復活。攻撃力+5。
GM:クリンナップ!
瀬名楽:なし!
更科紅葉:ありません
横島誠実:なし!
入栄 朽葉:済みません、蘇生するならロイス切らせてください!
GM:どうぞ!
入栄 朽葉:では、更科さんへのロイスをタイタス昇華してHP17で蘇生。
入栄 朽葉:そしてクリンナップはありません
“フォビドゥン”:「あ は は は は は は は !」
“フォビドゥン”:拳打が、悦楽が止まらない。
“フォビドゥン”:しかし、それでもなお絶頂には程遠い。
“フォビドゥン”:「もっと! もっとだ! はは、ははは! ああ、あああ――!」
“フォビドゥン”:「もっと、ワタシに横島誠実を魅せてくれ!」
横島誠実:「何度でも言ってあげるけどね。君のその情熱はもっと生産的なことで発散するべきだと思うよ」
横島誠実:「とは言え、この状況は悪くはない。幸運と不運が入り混じる混沌の坩堝」
横島誠実:「まさに、禍福は糾える縄の如しという奴だ。であれば、後は少々流れを整えるだけでいい」
横島誠実:ほんの少しだけ、見えない何かを流れへと介入する。人はその流れを"運命"と呼ぶこともあるらしいがね?
横島誠実:「弱り目に祟り目。泣きっ面に蜂。奪いやすい人間から先に奪われるものなのだよ、わかるかい?」
“シヴィライズフリント”:「なるほどな。ああ、だが十分だ」
“シヴィライズフリント”:「その不幸は俺がもらっておこう」
横島誠実:「"シヴィライズフリント"君。因果応報だよ、これは」
“シヴィライズフリント”:「はっ……、なら負け惜しみを言っておくぜ」
横島誠実:「あぁ、悲しいかな人生とはそういう物だ。ままならないね?」
“シヴィライズフリント”:「その因果は、いずれお前に追い付くぜ」
横島誠実:しなやかな指が男の顔を掴み、何かを奪い取る。
横島誠実:「なら逃げるとしよう。なに、逃げ足には自信があるんだよ」
横島誠実:殺しはしない。だが、暫くは起き上がることすら困難になるだろう。生きる希望を失うというのは、そういうことだ。
横島誠実:彼の場合であれば、闘争本能とか言うのかな?まぁ、牙を抜かれて大人しくなるといい。
入栄 朽葉:ゆらり、と矮躯が揺れる。一歩、二歩、躙り寄る。紅い髪の男の視線は、決して此方に向かない。
入栄 朽葉:「夢中に為るのもいいですが。貴方の相手は横島さんだけでないことを、お忘れなく」
入栄 朽葉:彼の拳打の速度、威力──それだけでない。横島さんへの"執念"は、おぞましいほどに強い。
入栄 朽葉:だが──彼に、唯一勝るものが、私には"ある"。
入栄 朽葉:とうに破れ、解れ、襤褸切れのようになったブラウスが揺れる。視線を集めるのは、何か。骨の浮いた肋、否、その下──
入栄 朽葉:十数本の醜悪な牙を晒した異形の口。"フォビドゥン"との"お揃い"だ。
“フォビドゥン”:「ふむ、前菜にいただくには、少し――美しくないね」
入栄 朽葉:「ええ、知ってるわ」「醜悪な、悍ましいもの。そういう風に、造られたから」
入栄 朽葉:自嘲のような言葉とともに、その矮躯は倒れ込むように男に品垂れ掛かり──
入栄 朽葉:男の腹の口と、少女の腹の口が、咬み付くように絡み合った。
入栄 朽葉:──ええ、そう。この"身体"で生きている長さだけなら、少しだけ。私は、彼に勝る。
入栄 朽葉:ぬるりと男の腹の口に滑り込んだ肉厚の舌の上には、圧縮された肉塊。
入栄 朽葉:流し込む、吐き出せぬよう牙でその口を塞ぐ。呑み込ませたそれは、そう、
入栄 朽葉:先程食らった、“シヴィライズフリント”の肉。炎を燃やす、男のそれ。
“フォビドゥン”:「ご……っ、く、ぁ……」
“フォビドゥン”:“フォビドゥン”が毒に耐えたのは、機械化した肉体以上にその精神性が大きい。
“フォビドゥン”:横島誠実から受けた毒ならば、歓喜によって克服もしよう。
“フォビドゥン”:しかし、それがただ横島誠実をおびき寄せる為の『おまけ』の少女によるものならば。
入栄 朽葉:「いずれ吸収されるでしょうけど。腹の中で燃え盛れば──多少の痛手には、なるでしょう?」
“フォビドゥン”:「ぁ……あ、ああ……! 仲間の肉を食べさせるなんて……何て酷いことをする子なんだ……」
入栄 朽葉:ずるり、と糸引く舌が引き抜かれる。折角食べたものを失った飢えからか、がしゃがしゃと煩く鳴った。
入栄 朽葉:「あら、仲間の肉を食べるのは、初めて?」
入栄 朽葉:「私は、その男に。とうの昔に経験させられているのだけど」 "オーダーメイジ"を見て、嘲笑った。
“オーダーメイジ”:「昔の話をねちねちと、面倒くさいなあ……! この顔を見ろよ! 今は! 僕の方が! 不幸だろうが!」
更科紅葉:金砕棒を逆手に持ち替え──
更科紅葉:「姦しい男ねぇ──」
更科紅葉:ごしゅっ!!
更科紅葉:その先端で、男の爪先を──痛覚神経の集中する爪先を、轢潰す。
“オーダーメイジ”:「ぎィ……ァ、ああああああああああああ――!」
更科紅葉:そして──
更科紅葉:「すこし黙りなさいな」
“オーダーメイジ”:「ッお前! お前お前お前お前お前ええええええええ!!!」
更科紅葉:がごっ!
更科紅葉:返しの一閃。
更科紅葉:柄を真上に振り上げて、その顎に一撃を食らわせ“オーダーメイジ”の身体を宙に舞わせる。
“オーダーメイジ”:「ァ……っご」
更科紅葉:これでいい。
更科紅葉:入栄朽葉は告げていた。『死んでほしいとまでは思ってない』と。
更科紅葉:であれば自分がこの男を殺してしまうのは、道理に反している。
更科紅葉:生殺与奪は、彼女に任せるべきだ。
更科紅葉:戦闘能力を奪えれば、それで構わない。
“オーダーメイジ”:それ以上、悲鳴も恨み言も上げることなく。倒れ伏してぴくぴくと痙攣している。
更科紅葉:「──“当然”と言っていたわねぇ、シヴィライズフリント?」
更科紅葉:痙攣する男には関心をくれることなく。
更科紅葉:地に伏せる仇敵に、底冷えする視線を送る。
更科紅葉:「それが、そうよ」
更科紅葉:報いを受けろ。
更科紅葉:あの人の命を、あの人の未来を奪ったことを、償え。
更科紅葉:あの人を私から奪ったことを──償え。
更科紅葉:それが、当然(道理)と言うものだ。
更科紅葉:「あなたは何ひとつ、望みを叶えることなく終わる」
更科紅葉:「因果がこの男に追いつくのかどうか、確かめることもできず、ここで終わる」
更科紅葉:はらり、と白い髪をかきあげて──
更科紅葉:「歯噛みを許してあげる」
更科紅葉:「恨み骨髄に入る男の笑顔すら奪えなかったこと、悔いながら眠りなさいな」
“シヴィライズフリント”:「ああ、くそ――」
“シヴィライズフリント”:「せっかく、悔しくない振りしてかっこつけて負けたってのに」
“シヴィライズフリント”:「ああ、とんだ報いだぜ……ちく、しょう……」
更科紅葉:その表情は、不満足気なまま──
“シヴィライズフリント”:ゆっくりと意識を失う。眉間に皺を寄せ、歯を食いしばった表情で。
瀬名楽:「これで残るはあなた一人ですね! 行きますよ!」
瀬名楽:仲間たちが次々と敵を打倒するのを確認し、レネゲイド機関を全開に。
瀬名楽:キュルキュルキュルキュル!
瀬名楽:タイヤが焼け付く跡を地面に残しながら回転、旋回!
瀬名楽:同時にハルバードのExレネゲイドを励起。この斧槍は、重量比が自在に移動する!
瀬名楽:タイミングはヘルム内のAIが演算。最適な挙動を導いてくれる。
瀬名楽:一回転してインパクトの瞬間、遠心力が最大まで乗った状態で、全ての重量を斧の刃の先端に!
横島誠実:戦闘の痕跡が大きく残り、とても最善とは言えない状況の中で。
横島誠実:全くの"偶然"だが、フォビドゥンへと向かうその僅かな空間だけが無傷のままだった。
横島誠実:この一瞬、全てが瀬名楽の思うがままになる。だってほら、君には勝利の女神がついているのだからね。
瀬名楽:十全な機動性能が発揮できたその"偶然"に、あるいは本人すら気付いていなかったが。それゆえにどこまでも真っ直ぐに。
瀬名楽:ゴ ギャッ
瀬名楽:斧槍、『イーグル』。可変装甲、『スティード』。統括制御ヘルム、『ライオ』。全て一体となって『ヒポグリフ』。
瀬名楽:無骨な外見に反して精緻極まる制御によって放たれた一打が、"フォビドゥン"を吹き飛ばす!
“フォビドゥン”:その衝撃は、いかなフォビドゥンであろうと、致命傷に足る一撃だった。
“フォビドゥン”:――通常のオーヴァードの道理であれば。
“フォビドゥン”:「……仲間って、思ったより役に立たないんだなあ……」
“フォビドゥン”:致命傷を受けてなお、ゆらりと立ち上がる。
“フォビドゥン”:「邪魔なのを受け持ってもらおうと思って誘ったのになあ……」
“フォビドゥン”:「やっぱり、ワタシに必要なのは敵だけだ」
“フォビドゥン”:「横島誠実! キミだけが欲しい!」
“フォビドゥン”:「――だから、邪魔は、消えてよ」
“フォビドゥン”:瞬間、“フォビドゥン”が増えた。
“フォビドゥン”:否、圧倒的な速度によって、増えたように見えた。
“フォビドゥン”:だが、放たれる拳は全て真実。全て同時に、この場の全員に平等に降りかかる。
入栄 朽葉:「──ようやく、此方を見ましたね?」
入栄 朽葉:牙持つ魔眼が、ぞろりと舌を剥き出して。歓喜するように"フォビドゥン"を一斉に、視た。
入栄 朽葉:視線に晒された拳打が、質量を持った一撃一撃が、不可解な軌道を描いて収束していく。
入栄 朽葉:『おまけ』の少女の腹に向けて。
入栄 朽葉:「もう十分、味わったはずです。復讐も過ぎれば毒になりましょう」
入栄 朽葉:「彼には。もう、指一本触れさせません」
“フォビドゥン”:「違う……キミじゃない……邪魔だ……邪魔……邪魔……邪魔……」
“フォビドゥン”:最早、会話は成立していない。
“フォビドゥン”:その目には、一人の男しか映っていない。
GM:3ラウンド目!
GM:セットアップ
入栄 朽葉:ないよー
瀬名楽:なし!
“フォビドゥン”:加速装置!
“フォビドゥン”:行動値は15!
更科紅葉:ありません
横島誠実:一応《螺旋の悪魔》を使用、侵蝕+3だ。
GM:イニシアチブ! 行動値15のフォビドゥンの手番ですが……
瀬名楽:イニシアチブ、宣言しましょう。
瀬名楽:《スピードフォース》Lv2
GM:お待ちください
“フォビドゥン”:《加速する刻》
瀬名楽:待ちます
瀬名楽:なっばっここでこんなとは
更科紅葉:おお
“フォビドゥン”:行動値的にこちらが先!
瀬名楽:そうなる!
“フォビドゥン”:マイナーなし
“フォビドゥン”:メジャー:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:対象はもちろん……横島誠実!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,1,3,4,4,5,5,5,7,8,9,10]+10[3,5,7,8]+4[2,4]+20 → 44
横島誠実:サンドバッグか何かだと思ってないかな!?
横島誠実:暴走リア不!命中!
横島誠実:ダメージどうぞ!
“フォビドゥン”:5d10+63
DoubleCross : (5D10+63) → 26[6,7,4,7,2]+63 → 89
横島誠実:当然落ちる、ので。“フォビドゥン”のロイスの感情を変更 懐旧/◎無関心 に。
横島誠実:そしてタイタス化して昇華、蘇生しようかな。
“フォビドゥン”:そんな……
GM:そして行動値15のフォビドゥンの手番ですが、改めてスピードフォース使用しますか?
瀬名楽:使います!《スピードフォース》Lv2!
瀬名楽:通らばこのイニシアチブ内でメインプロセス実行。
GM:どうぞ!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を4増加 (121 → 125)
瀬名楽:また、このタイミングでロイス取得、"パリトキシン"セル/感服/○撃滅!で7枠目。
瀬名楽:マイナーなし、メジャー。
瀬名楽:▼イーグルチャージ=《C:ハヌマーン》Lv4+《一閃》Lv2+《さらなる波》Lv5
瀬名楽:対象はもちろん"フォビドゥン"!
GM:どうぞ!
瀬名楽:(11+3)dx7+6 命中
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,1,4,4,4,6,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,2,4,4,4,4,7]+10[9]+10[10]+10[10]+10[8]+10[10]+10[8]+10[10]+2[2]+6 → 98
瀬名楽:?
GM:……?
入栄 朽葉:?
“フォビドゥン”:ドッジ……
横島誠実:《勝利の女神》で達成値+15
横島誠実:侵蝕+4で127に上昇。
瀬名楽:最終達成値……113です……
“フォビドゥン”:9dx+1>=113
DoubleCross : (9DX10+1>=113) → 9[1,2,3,3,3,4,4,5,9]+1 → 10 → 失敗
“フォビドゥン”:ダメージどうぞ……
瀬名楽:12d10+19 ダメージ
DoubleCross : (12D10+19) → 78[6,5,10,7,6,6,5,5,7,3,10,8]+19 → 97
瀬名楽:フォールンアックスの効果は使いません。このままどうぞ。
“フォビドゥン”:当然倒れる! 復活は……
“フォビドゥン”:ない! 完全にやられます。
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を8増加 (125 → 133)
GM:全滅! あなた達の勝利だ!
GM:演出!
“フォビドゥン”:「キミだけが……キミがいれば……横島……誠実……!」
“フォビドゥン”:ゆらゆらと、幽鬼のように、一歩一歩近付いてくる。
“フォビドゥン”:「ワタシには、キミだけなんだ……!」
入栄 朽葉:「言ったでしょう、指一本触れさせない、と……!」 度重なる能力の行使に息を切らし、"フォビドゥン"の行く先を阻まんとする
“フォビドゥン”:「横島……誠実……」
“フォビドゥン”:まるでそこに何もないかのように、阻まれようと、一切意に介さず前に進む。
横島誠実:「…ふむ。幸い人的被害は…無いかな」周囲を見渡し、被害の状況を確認する。
雛菊遥:「入栄さん……横島、さん……!」雛菊遥の纏う遡行装甲は限定的に時間を遡行して肉体の損傷を復元する。
雛菊遥:ようやく動けるようになって、二人の援護に入ろうと立ち上がる。
横島誠実:「あぁ、君達は無理しなくていいよ。もう終わっているからね」
横島誠実:「身勝手な復讐を試みた"パリトキシン"セルの面々は目的を果たすことなく、正規のエージェントによって打ち倒された」
横島誠実:「それで決着ということだよ、これはね。最初からそういう話だ」
横島誠実:「だからね、君。あー…なんだったかな、名前。まぁ、いいか。そう、君も復讐なんて止めたまえよ」幽鬼のような男に笑みを向ける。
“フォビドゥン”:「あ、ああ、ああああああああ……! 横島ぁ……誠実ぇ……!」
“フォビドゥン”:もはや、そこに洗練された武術の極みなど宿っていない。
“フォビドゥン”:獣ですらなく、ただ感情に任せた醜い人間の拳が頬を打った。
横島誠実:殴られるまま、吹き飛ばされる。地面へと叩きつけられ、動かなくなる。
横島誠実:横島誠実は、悪党である。それは否定出来ない事実であり、自身もそう認識している。
横島誠実:だが、誰も彼をも巻き込み、騙し、欺いて、自分だけ危険の無い場所から眺めるのを良しとしていた訳ではない。
横島誠実:横島誠実は最初から、全てを平等に扱っている。
横島誠実:敵も、味方も。男も、女も。子供も、大人も。それが自分の命だとしても、だ。
横島誠実:復讐の物語?馬鹿馬鹿しい、そんな物にはしてやらないよ。これは取るに足らない事件の1つだ。
横島誠実:だって、君を終わらせるのは吾ではないのだから。
更科紅葉:「──執念ねぇ、だけれども」
更科紅葉:憐れむような、蔑むような。
更科紅葉:ともすれば己を見るような面持ちで男に視線を送り──
更科紅葉:「もう、“それ”は叶わない」
更科紅葉:──終わりを、告げる。
瀬名楽:変形装甲の足元のタイヤを急回転。
瀬名楽:敵の鬼気に対応が遅れた自分を恥じる暇はない。
瀬名楽:その瞬間瞬間で最善を選び取る。それがエージェントだ。
瀬名楽:"フォビドゥン"が横島誠実を殴り抜いたこの隙、この一瞬が好機。
瀬名楽:回転するタイヤが生み出す速度、一瞬で時速にして100キロ超。アーマーによる筋力補助を受けて突きこむ先端速度はさらに伸びる。
瀬名楽:斧槍による、音を置き去りにする一閃。今度こそ確かに、"フォビドゥン"を沈黙させる。
“フォビドゥン”:「ぁ……ぅ……ぁああ……」倒れながら、前に――一人の男へ向けて手を伸ばす。
“フォビドゥン”:最初から最後まで、この目にはたった一人しか映っていない。
“フォビドゥン”:けれど、同じように。終始、あちらがこちらを見ることはなかった。
瀬名楽:対象の沈黙を、確かに確認し。がん、と石突を地に突き立てて。
瀬名楽:「任務、完了……!」
瀬名楽:ヘルムを解放し、復讐劇――否。数多あった、任務の一つの終わりを宣言した。
入栄 朽葉:その言葉を聞くと同時、膝を付き、ぐったりとした面持ちで呟く。「……終わりましたか」
更科紅葉:「ええ、そうねぇ──」
雛菊遥:「ふぅー。一時はどうなることかと思いましたー」
更科紅葉:入栄朽葉の言葉に応え、”そちら”へと向かう。
更科紅葉:そして倒れながらもなお笑っている男を見下ろして──
更科紅葉:「どこまで──」
更科紅葉:『どこまで計算して?』と問いかけて、口を閉じる。
更科紅葉:意味はないだろう。
更科紅葉:例えそうだとしても、またそうでないにしても。
更科紅葉:この男が、素直に応じるとは思えない。
更科紅葉:であればこの問い自体が無意味だ。
更科紅葉:嘆息。
更科紅葉:故に言動と結果から推測するしかなく──
更科紅葉:「勉強させてもらったわぁ──」
更科紅葉:男に手を差し伸べる。
横島誠実:「おや、殊勝な言葉だね。てっきり2、3回殺されると思っていたんだが」
横島誠実:その手を取らず、ヒョイと立ち上がる。
更科紅葉:カンのいい──
更科紅葉:握りつぶそうとした手を戻しながら──
更科紅葉:「利用はしても、信用するな」
更科紅葉:「警戒して、関わるな」
更科紅葉:「それがあなたなのねぇ、横島誠実」
更科紅葉:自分なりに割り切って、嫋やかな微笑みを向ける。
横島誠実:「馬鹿と鋏は使いよう、とも言うね」
更科紅葉:「最近は使い捨てらしいわよぉ、そのあたりの道具も」
更科紅葉:くつくつと笑い。
更科紅葉:「捨てられないように、考えておいた言い訳は告げてきた方がいいのではなくてぇ?」
横島誠実:「使い捨て社会の歪みだね、嘆かわしいことだ」
更科紅葉:「リサイクルが利かないのだもの、しかたないでしょう?」
更科紅葉:あなたたちの──私たちのようなクズは──
横島誠実:「なに、そう自罰的なことを考えるものじゃあないよ」
横島誠実:「本当のクズというのはね、得てして自分がクズであると自覚がないものなのさ」
更科紅葉:「なんのことかしらねぇ」しらばっくれ、長い髪をかきあげて──
横島誠実:「反面教師に出来る人間に出会えたんだ。これ幸いと思って生きるといい」
横島誠実:「と、まぁ年長者としての言葉はこんなところだ。参考になったかな」
更科紅葉:「ご想像におまかせするわぁ」
GM:四つの毒牙が宴に招く。
GM:悪鬼羅刹、悪逆非道の復讐鬼。
GM:さあ、欺き、騙し、喰らい尽くせ。
GM:――なんて、結局、そんな話にはなることはなく。
GM:ありきたりな悪党が、ありきたりに敗れただけの話。
GM:あと一人悪党がいる? そこはほら、ご愛敬。
GM:毒も薬も平等に喰らえば、悪党かどうかも煙に巻かれて分からない。
GM:物語は大団円。それでよしといたしましょう。
GM:これにて、一件落着。
バックトラック
GM:では、バックトラック!
GM:今回のEロイスは……
GM:“フォビドゥン”の《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》《超越活性:サイバーアーム》の三つ!
入栄 朽葉:振ります!
GM:振りたい人は振りな!
入栄 朽葉:125-3d10
DoubleCross : (125-3D10) → 125-11[1,8,2] → 114
更科紅葉:振りまーす
瀬名楽:振ります!
横島誠実:振りますか!
更科紅葉:134-3d10
DoubleCross : (134-3D10) → 134-19[3,6,10] → 115
瀬名楽:133-3d10
DoubleCross : (133-3D10) → 133-16[5,1,10] → 117
横島誠実:127-3d10 Eロイス
DoubleCross : (127-3D10) → 127-23[10,9,4] → 104
入栄 朽葉:残り4枚、等倍で
入栄 朽葉:114-4d10
DoubleCross : (114-4D10) → 114-22[7,5,7,3] → 92
更科紅葉:5つ。等倍で。
横島誠実:残りロイス5個、等倍で振りましょう。
入栄 朽葉:5点帰還です~
更科紅葉:115-5d10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-34[6,9,4,6,9] → 81
横島誠実:104-5d10 等倍
DoubleCross : (104-5D10) → 104-25[5,5,6,8,1] → 79
瀬名楽:この数値なら流石に流石に。117から残ロイス6本、等倍振り。
更科紅葉:あぶない。こちらも5点帰還域です。
瀬名楽:117-6d10
DoubleCross : (117-6D10) → 117-37[9,7,6,3,7,5] → 80
瀬名楽:5点帰還。
横島誠実:綺麗に5点帰還。
GM:全員帰還!
GM:Eロイス
GM:3
GM:Dロイスは“フォビドゥン”の《業師》、“オーダーメイジ”“ホットロッド”の《秘密兵器》 2、“シヴィライズフリント”の《亜純血》で4!
GM:シナリオ10! 更にいつもの5! 計22に侵蝕分を足して!
入栄 朽葉:27点!
瀬名楽:27! いただきます!
更科紅葉:27点! 拝領いたします。
横島誠実:27点!
GM:GMは
GM:C((27*4)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 36
GM:36点!
更科紅葉:やったー
エンディングフェイズ/シーン1
GM:事件が終わり、ある休日。
GM:とあるカフェ。プリンが評判の店に、あなたは約束したお礼の品の購入と品定めの為に来ていた。
此嵐翔子:「……美味いな」何故か微妙に浮かない顔で。
瀬名楽:「翔子さん! ここは王道にプレーンなプリンで攻めるべきでしょうか? それとも、季節限定のこっちで行くべきですかね……?」食べ比べるために、テーブルには二つのプリンが乗っている。
瀬名楽:「? 美味しいなら何よりでは?」
此嵐翔子:「ああ、何も問題はないぞ。いいことだとも。ふんっ」
此嵐翔子:「……お前は随分と熱心なんだな」
瀬名楽:「はい! なにせ今回の件、入栄さんに命を救われた回数が片手では足りませんからね!」
瀬名楽:「組織から正式な謝礼は出ていますが……誠意はやはり見せておくべきかと!」
瀬名楽:「勿論、更科さんと横島さんにも……あ、でも横島さんに貰った連絡先、繋がらなかったんですよね! 生ものを届けたいのにこれでは困ります!」
此嵐翔子:「……あの男は、まあそんな気はしていた」
瀬名楽:「今回の作戦も、皆様に信頼されるUGNとしてはもっと全面的に……頼ってほしかったですね!」
瀬名楽:「敵を欺くにはまず味方からと言いますが、せめて一言……いえ、盗聴器があったのなら一筆欲しかったところ!」
此嵐翔子:「それはそうだ! まったく、私は初めからあの男は胡散臭いと……」
此嵐翔子:「いや、やめておこう。曲がりなりにも善意の……善意? ……まあ、協力者だ」
瀬名楽:「実際被害が極小で抑えられたのも横島さんのおかげですからね!」
此嵐翔子:「それで……その、お礼にプリンを選んだ件だが……」
瀬名楽:「はい! 入栄さんが好物とお聞きしましたので!」
此嵐翔子:「……」むっ
瀬名楽:「贈り物は人に喜ばれるのが第一……翔子さん? やっぱりなんか機嫌が悪くないですか? 折角あまいもの食べてるのに……」
此嵐翔子:「こういうのはだな、瀬名。一人の相手の好物を贈るのはそれはそれで軋轢を生むというか……」
瀬名楽:「それは確かに! しかし、甘い消えものは相手をそこまで選ばないと思いますが……」
此嵐翔子:「……もしかして……だが、瀬名。その……」
此嵐翔子:「入栄さんに対して、特別に好意があるから……、その! あの三人の中でだ! あくまで協力者三人の中でだぞ!」
此嵐翔子:「特に好感を抱いたからとか……そういう……そういう……こと、なのか!?」
瀬名楽:「いえ! 皆さん良い人たちでしたし、確かに入栄さんには直接命を護っていただいた恩がありますが……お返しは平等に、です!」
瀬名楽:「エージェントとして仁義を通す。そのつもりでしたが……?」
此嵐翔子:「ほ、ほう……そうかそうか……う、うむ、いい心がけだ!」安堵したような顔。
瀬名楽:「……うーん、決めました! 迷った時にはやはり王道ど真ん中! プレーンで行きましょう!」
瀬名楽:「それじゃ買って帰りましょうか! 横島さんは……今度会えたらお礼を個別にするとして。入栄さんと更科さんへの謝礼と……」
瀬名楽:「翔子さんの快気祝い」
此嵐翔子:「うむ、迷ったら正面突破。“アイストゥルフ”の鉄則……何?」
瀬名楽:「翔子さん頑丈ですけど、一応心配はしてたんですからね! 無事に治って何よりです」
瀬名楽:「買ったら、早速届けに行きましょう! 翔子さんとまた並んで走れること、何より嬉しいですからね!」
此嵐翔子:「……私は、ただ突っ込んで倒されただけだ」
此嵐翔子:「あれは私の不覚だ。そこから復帰しても、祝われるようなことではない」
瀬名楽:「らしくないですよ、"01"たる者が。アレを見てなかったら、自分が先にやられてたかも分かりませんし」
瀬名楽:「いつもみたく、どーんと胸張っててくださいよ。自分たち揃って"アイストゥルフ"なんですから!」
此嵐翔子:「お前は、へこむこととかないのか?」苦笑して。
此嵐翔子:「私は正直、結構へこんだんだぞ。お前が戦ってるのに、私には何もできず……お前の隣には、別の誰かがいて……」
瀬名楽:「へこんだとして、すぐに立ち上がって誰かを守る。それがエージェントでしょう」
瀬名楽:「そもそも、翔子さんが『一人でも任務を全うしろ』って送り出したくせに……」
此嵐翔子:「あ、あれは……強がりだ……本当は結構へこんでた……」
瀬名楽:「結局、ほとんど最後までついていてもらいましたし。やっぱり、隣で走っててもらわないと落ち着きませんしね!」
瀬名楽:「一緒に走るなら翔子さんがいい。自分は、ずっとそう思ってますよ」
此嵐翔子:「……む。むう。お、お前は、もう、仕方のない奴だな」
此嵐翔子:「ふ、お前の毒気のなさは、ふふ、へこんでるのが馬鹿らしくなってくるな。ふふふ……」
瀬名楽:「いつも翔子さんに引っ張ってもらってる分ですよ。さ、行きましょう! いっぱい買うんで、荷物半分乗っけてってくださいね!」
此嵐翔子:「なら、これは私達二人のものだな。私の快気祝いではなく、“アイストゥルフ”の復活祝いだ」
此嵐翔子:「だから、ちょっと待て、瀬名」
此嵐翔子:プリンをスプーンで掬って、口の前に差し出す。
此嵐翔子:「お、お前の……分、だ……」
瀬名楽:「……」ほんの一瞬、動きを止めて。
瀬名楽:ぱくり、と一口。
瀬名楽:「……」口元に手をやって、またほんの少し黙って。
瀬名楽:「美味しい、ですね……この店、選んでよかったです」
瀬名楽:にっと微笑んで。
此嵐翔子:「……む、うう」もう少し狼狽えろとか、そういう文句を飲み込んで。
此嵐翔子:「行くぞ! 瀬名!! 荷物が多いのだろう!」
此嵐翔子:ずかずかと会計へと進む。
瀬名楽:「はい! 行きましょうか!」その背中に走って追いつき、並ぶ。
エンディングフェイズ/シーン2
GM:イリーガルとして任務に協力したあなた達は事件の後処理などが諸々が終わった後、事後の聴取の為に再び支部へ呼び出された。
雛菊遥:「お二人共お疲れ様ですー」
雛菊遥:あなた達が案内された先には、三人分のお茶が並んだテーブルに座る雛菊遥。
更科紅葉:「お疲れ様ねぇ、リヴァイヴボルト」
入栄 朽葉:「ええ、遥さんもお疲れ様でした」 微笑む。
更科紅葉:案内された部屋を、ぐるりと確認して──
更科紅葉:「てっきり咎められるのかと思っていたのだけれども、どうやら違うようねぇ?」
雛菊遥:「今日のお茶は上手く淹れられたんですよー。是非召し上がってくださいー」
雛菊遥:「咎める、ですかー?」意外な言葉が出てきた、という顔。
入栄 朽葉:この支部の方々は、お茶会が好きらしく、こうしてご相伴に預かることも多々ある。差し出されたカップを持ち上げ、薫りを楽しむ。
更科紅葉:「失態と言っていいことをしたのだもの、当然でしょう?」
更科紅葉:そう告げて着座。手に持っていた紙袋からきちんと包装された紙箱を取り出し、テーブルの上にと。
雛菊遥:「果実を奪われたことなら、あれは横島さん以外全員の失態ですよー」
雛菊遥:「逆に利用してくれた横島さんに感謝することはあっても、更科さん一人を責めることなんてありませんよー」
入栄 朽葉:一口、お茶を口に含んで、柔らかな味わいを楽しむ。かちゃり、とカップが置かれて、
更科紅葉:「………………」まじまじと、無言で少女を見る。
入栄 朽葉:「そうね」「誰一人──いえ、横島さん以外は気付けなかった」
雛菊遥:「そのお礼もしたくて横島さんもお呼びしたのですがー、登録されていた連絡先が何故かラーメン屋さんのものにすり替わっていて、連絡が付かないんですよー」
更科紅葉:「『結果が良かったのだからそれで良し』と個人的にはしたくはないのだけれども──」嘆息。
更科紅葉:「ええ、そうね。あなたがたはそう考えるのよねぇ」
入栄 朽葉:「ふふっ、あの人らしい」
更科紅葉:「ならこれは、お詫びではなくお茶請けにでも使ってもらえればねぇ」
雛菊遥:「過程も大事ですよー? ですが、もし、更科さんが失敗をしたと思っているのなら、それは挽回できることです」
更科紅葉:箱の中身は、色とりどりの焼き菓子たち。
雛菊遥:「今回の被害は取り返しの付くものしかありませんからー」
更科紅葉:「──それでも少なくとも」
更科紅葉:「あなたには迷惑をかけたわぁ、リヴァイヴボルト」
更科紅葉:「せめて、頭ぐらいは下げさせてもらえればねぇ」
更科紅葉:神妙に、深々と頭を垂れる。
雛菊遥:「ふふっ、更科さんの誠意ですねー。なら、無下にするのも申し訳ありませんねー」
雛菊遥:「はい、ではその謝罪は謹んでお受けしますー」
雛菊遥:「では、こちらからも」
更科紅葉:「ならこの件はこれで。以降の働きで、失態は挽回すると──?」
更科紅葉:こちらからも、と言う言葉に怪訝な顔になり。
雛菊遥:「今回は、ご協力ありがとうございました。今回の事件の解決は更科さんなしではありえませんでした」
雛菊遥:「実績としての挽回なら、それでもう済んでいると思いますよー」
雛菊遥:「あとは、更科さんの気持ち次第ですー」
更科紅葉:「──甘いようで、厳しいわねぇ」率直な指摘に苦笑する。
雛菊遥:「厳しい、ですか。ふふっ」
雛菊遥:「わたしも、UGNに慣れてきた証拠ですかねー」
入栄 朽葉:「……貴女の力なら、"オーダーメイジ"の息の根を止めることも出来たはずです」 カップから少しだけ口を離し、独り言のように。
入栄 朽葉:「そうしなかったのは、私への配慮だと。私は、勝手にそう思っています」
更科紅葉:もう一人の少女へと顔を向ける。
更科紅葉:「──どうかしらねぇ」嘯き、カップに口をつける。
更科紅葉:「──収監されているのでしょう、あの男は?」そして逆に問い返す。
更科紅葉:「会いには行かないのかしらぁ?」
入栄 朽葉:「ジャームではなかったようですが、野に放つには危険過ぎますからね」 薄く笑って。
更科紅葉:「──それでも、生かされている」
更科紅葉:じっと、瞳を覗き込むように。
入栄 朽葉:「別に……会いに行く理由も、ありませんから。素直に牢の中にいる分には構いません」
更科紅葉:「自由を奪われ、望みを奪われ、未来を奪われてたとしても──」
更科紅葉:「生きている」
入栄 朽葉:やや色素の薄く、灰色がかった昏い瞳が鬼の少女を見返す。
更科紅葉:「──あなたはそれでいいのかしらぁ、入栄朽葉?」
更科紅葉:笑みは浮かべず
更科紅葉:真顔で、問う。
入栄 朽葉:「死んでほしいとまでは、思っていません」
更科紅葉:「前にも、そう言ってたわねぇ」
入栄 朽葉:「何もせず真っ当に更生して生きるならそれも良いでしょう。さもなくば、このまま牢の中へ」
入栄 朽葉:「どちらにしても……私の知るところでは、ありませんから」
更科紅葉:「“恨み”を晴らそうとは、考えないのかしらぁ?」
入栄 朽葉:「復讐をしたくないのか、そういうことですか」
更科紅葉:「ええ」
更科紅葉:声音にも、からかうような雰囲気はなく。
入栄 朽葉:「いいえ、特には」 クッキーを二つまとめて、形良い唇が飲み込む。奥に僅か、肉色の薄い舌が覗いた。
入栄 朽葉:「そもそも、復讐するとして。一体誰にすれば良いのか、検討も付きません」
入栄 朽葉:「"オーダーメイジ"は、確かに私の身体を『こんな風』にした張本人ですが」 立てた指が一本、ブラウスの上から腹の上を滑り、
入栄 朽葉:「そもそも、あれは依頼がなければ動きません。であれば、依頼をした人? はたまた、それを必要とした人?」
入栄 朽葉:ふ、と薄く笑って。「果ては、一体どこまで辿ればいいんでしょうね」
入栄 朽葉:「……実益を兼ねて、私はUGNに協力していますが」
入栄 朽葉:「元を辿れば、私はただ──平和に、過ごしたいだけなんですよ」
入栄 朽葉:つむぎの作るお弁当を食べ、珠美と内緒話をこっそりとして、マキエさんの新発見情報を笑顔で聴く。
入栄 朽葉:ただ、在り来たりの日常が、欲しいだけだ。
入栄 朽葉:「そこに、復讐が入る余地なんて。何一つ、ありません」
入栄 朽葉:「学生の本分は、勉強ですからね」
更科紅葉:「──強いわねぇ、あなたは」ふっと、表情を柔らかくして。
更科紅葉:「私が同じ立場ならば、おそらくそれら全てに恨みを晴らそうとするわねぇ」そしてくつくつと、あえて冗談めかして笑う。
入栄 朽葉:「それもまた、強さですよ」
入栄 朽葉:「私は、戦うことに向いているわけじゃありませんから」
入栄 朽葉:いっぱいいっぱいです。と付け加える。
更科紅葉:「それであれだけ戦えるのであれば」
更科紅葉:「十二分でしょう」そして再びカップに口をつけようとして、思い直し。
更科紅葉:「ありがとう、入栄朽葉、雛菊遥」少女二人へ向き直り、礼を述べる。
更科紅葉:「ほんの少しばかり人間不信になっていたけれど」
更科紅葉:「おかげさまで、踏みとどまれそうねぇ」
更科紅葉:横島誠実は、紛れもなくクズだが、人間だ。
更科紅葉:“シヴィライズフリント”たちも、そうであるだろう。
更科紅葉:であれば、あの人の望んでいた『人らしく』とはなんであるのか?
更科紅葉:おそらく、その答えとなるものが、
更科紅葉:瀬名楽の実直さであり、
更科紅葉:雛菊遥の誠実さであり、
更科紅葉:入栄朽葉の強さなのだろう。
更科紅葉:「──考えなければならないことは、増えそうだけれども」
更科紅葉:そして再びいつもの気怠げな表情に戻り、長い髪をかきあげる。
雛菊遥:「ふふっ、それはとてもいいことですっ!」
雛菊遥:「誰かと絆を結べるということは素晴らしいことですから、信じられないなんてもったいないですよー」
雛菊遥:「あ、そうだ、なら一つお願いがあるんですがー」
更科紅葉:「なにかしらぁ?」
雛菊遥:「遥、と呼んでもらえませんか? お友達とは下の名前で呼び合ってるんですー」
雛菊遥:「わたしも、紅葉さん、朽葉さんと、お呼びしてもいいでしょうかー?」
入栄 朽葉:「ええ、私は勿論」 以前から支部の人員に『遥さん』と呼ばれていたことに、既に倣っている。
更科紅葉:「……悪意と害意が伴っていなければ、こちらの呼び方はご自由に」
更科紅葉:「それでいいかしらぁ、“遥”?」名前を口にしたときのみ、声音がほんの少しだけ柔らかく。
雛菊遥:「ふふふっ、はいっ! 朽葉さんっ、紅葉さんっ」
更科紅葉:「こぼれているわよぉ」ハンカチを取り出し、少女の口元についた焼き菓子のカスを拭う。
雛菊遥:「ふぉふぃふぃいふぇふっ!(美味しいですっ!)」
入栄 朽葉:目を細めて、その光景を見ている。
入栄 朽葉:データ上、この少女は"鬼"なのだという。確かに、人ではないのだろう。だが、同時に──
入栄 朽葉:彼女を、『人』たらしめんと情を注いだものが、確かにいたのだろう、と。
入栄 朽葉:思わせるやり取りが、目の前に在った。
更科紅葉:──────
更科紅葉:────
更科紅葉:──
更科紅葉:そして有意義な──
更科紅葉:否、存分に楽しんだ“お茶会”の帰り道。
更科紅葉:「………………」
更科紅葉:思案の末、通信端末を開く。
更科紅葉:そして『調べたあげた』番号に発信し──
更科紅葉:『只今電話に出られません、ご用の方はメッセージを──』
更科紅葉:機械の告げるメッセージに対し、伝言を告げる。
更科紅葉:「──“モンキークライスト”の本隊にも、恨まれているんでしょう?」
更科紅葉:「追われることがあれば、連絡なさいな」
更科紅葉:「使われてあげる。だからそちらも──」
更科紅葉:「年長者として、精々役にたちなさいな?」
更科紅葉:それだけ告げて。通信を切る。
更科紅葉:利用はしても、信用しない。
更科紅葉:されど関わらぬのは、傷弓之鳥にすぎる。故に──
更科紅葉:「持ちつ持たれつ──ねぇ」
更科紅葉:“ヒトデナシ”の少女は、
更科紅葉:嘆息と共に、人間臭い言葉を吐いた。
GM:シーンカット
エンディングフェイズ/シーン3
GM:お茶会の帰り道。
GM:雛菊遥の見送りを受けて、更科紅葉とも別れて、あなたは家路に就いていた。
入栄 朽葉:2週間……否、正確には13日後に迫った期末考査のことを思い返しながら、歩いている。
入栄 朽葉:さて、どういう順番でつむぎの面倒を見ようか。要点だけを絞ってみっちり教え込んでもいいし、勘の良い珠美の狙った場所だけ重点にやるのも……
入栄 朽葉:「……でも、それじゃつむぎのためにならないかな……」
入栄 朽葉:誰もいない、と思って。つい、独り言が小さく口から漏れ出た。
横島誠実:「やぁやぁ、そこ行く可憐なお嬢さん。どうだい、占いなんて1つ。今ならお安くしておくよ」
横島誠実:いつの間にか、視界の端に人影があった。
入栄 朽葉:……知った声が、聞こえないはずの場所で聞こえた。
横島誠実:安っぽい装飾がされた机と椅子を道の片隅に並べて。そして、胡散臭い笑みを浮かべた……率直に言って、実に胡散臭い男が机の上に肘を乗せ、頬杖を着いている。
入栄 朽葉:「横島さん……本物ですか?」
横島誠実:「んふふふふ!そこで偽者だよって言ったらどうするんだい?残念ながら正真正銘、本物だけどね」
入栄 朽葉:「……失礼しました」 複数いても困ってしまう。色々と。
入栄 朽葉:「それが"本職"ですか」
横島誠実:「おっと、そうは言っても期末考査のヤマを教えるのは無しだよ。それは自分の努力で乗り越えるものだからね」
横島誠実:「"本職"…まぁそうだとも言えるし、違うとも言えるね。別に占いなんて信じてないし」
入栄 朽葉:「テストなら、問題ないですよ。意外と成績は良い方なんです」
入栄 朽葉:「なら、どうして占い師の格好を?」
横島誠実:「特に理由は無いよ。強いて言うなら、"そういう人間"だとパッと見で分かってもらえるだろう?」
入栄 朽葉:「あー……」 納得。
横島誠実:「毒キノコが派手な色をしているようなものさ」
入栄 朽葉:「わざわざ毒キノコだと本人がアピールしてるのに、付け狙った"パリトキシン"の方々は。御愁傷様と言うべきなんでしょうかね」
入栄 朽葉:とことこと近付き、客用の椅子を引いて座る。
横島誠実:「で、どうかな。占い、割と当たるんだよ」もっとも、プロファイリングと統計学で計算する未来予想ではあるが。
入栄 朽葉:「そうですね……」 ぐるり、と思考を巡らせる。「占い。しようと思ったことがないので、思い付かないものですね」
入栄 朽葉:つむぎなら、きっと飛びついてあれやこれやと悩むのだろうが。……そうだ、彼女なら──何を占ってもらうだろう。
入栄 朽葉:「……じゃあ、定番どころで」
入栄 朽葉:「未来のパートナーについて。とか。どうですか」
横島誠実:「ほうほう、中々にストロベリーな話題だね。いいだろう」
横島誠実:机に並べられたタロットを無造作に捲る。勿論ポーズだけだ。
横島誠実:筮竹を手に持ちジャカジャカと振る。当然なんに意味もない。
横島誠実:最後に水晶に手を翳して思念を送る。夕飯どうしようかな。
横島誠実:「むむっ、見えます見えます」
入栄 朽葉:「…………」 目を細めてその様子を見ている。果たして何を語るのだろうか、と興味だけは本物で。
横島誠実:「さて、君の未来のパートナーだけどね。君、パートナーを作る気ないだろう」
横島誠実:「正確に言えば、作れると思っていない。あるいは、作ってはいけないと思っている」
入栄 朽葉:「さて……白馬の王子様でもいれば、或いは?」 薄く唇が歪む。
横島誠実:「君相手に"口"煩く言うのも無粋だがね」クックと笑う。
入栄 朽葉:答えとばかりに、腹の口が「ぎち」と、小さく啼いた。
横島誠実:「君がどんな思いをしてきたか。君がどんな体験をしてきたか。大して知らない身で、あえて言うとしよう」
横島誠実:「たかだか腹に口がついてるだけで、人の美しさは変わらないよ」
入栄 朽葉:「……ふふっ」
入栄 朽葉:一体何を言うのかと身構えていれば──それは、ある意味とても拍子抜けな言葉だった。
入栄 朽葉:だからこそ、歪んで弧を描いていた唇は、年相応の柔らかさを以て音を漏らした。おかしそうに目は細められて、くつくつ、と笑って、
入栄 朽葉:「ええ、ええ。覚えておきます」
横島誠実:「今のご時勢、やろうと思えば幾らでも取り繕えるからね。──美醜なんて物差しは」
横島誠実:「どんな由来の能力であっても、それを君が誰かを護る為に使うのであれば…君の未来は明るい」
入栄 朽葉:底知れぬ紅い瞳を覗き込んだ。そこに見えているのは運命か、未来か、或いは果たして何なのか……分からないが。
入栄 朽葉:その言葉は、不思議と、す──と沁み渡るような。清々しい響きを伴っていて。
横島誠実:「入栄朽葉、君は美しい。儂が保証するよ」
入栄 朽葉:「……そういうこと、さらっと言うから」「胡散臭いって思われちゃうんですよ」
横島誠実:「それは生まれ持っての性分だねぇ!妾ほど誠実に生きてる人間も珍しいってのにさ!」
入栄 朽葉:言葉を聞き流し、バッグから小さな包を取り出して机に。
入栄 朽葉:「皆さん、貴方に連絡が付かないと困ってましたよ」
入栄 朽葉:「全部私が食べても良かったんですけど、少しだけ分けておいて正解でした」
横島誠実:「おや、それは困ったね。あそこのチャーシューメンは絶品なんだけどなぁ。ま、食べたことないんだけど」
横島誠実:「それで一体これはなんだろうね」
入栄 朽葉:「期限が切れる前で"幸運"でしたね」 包みの中には、瀬名さんのプリン、更科さんの焼き菓子、それと──入栄が自ら焼いたマフィン。
横島誠実:「おやおや、これはまた。随分とあれだね、胸焼けしそうな物が沢山だ」ころころと笑う。
入栄 朽葉:「どうぞ。皆さんの気持ちですので、味わって食べて下さいね」 再び薄く笑う。
横島誠実:「折角だ、ありがたく頂戴するとしよう。なに、甘いものは嫌いじゃないのでね」
入栄 朽葉:「因みにあのラーメン屋さんは、チャーシュー麺よりも炒飯の方がおすすめですよ」
入栄 朽葉:「元は本格中華の店だったそうですので」 実食済みだ。
横島誠実:「あっはっは!もう行ってみたのかい?そう、あの店のオススメは炒飯だ」
横島誠実:「どうやら要らぬ世話を焼いてしまったみたいだね。うん、君は大丈夫だ」
入栄 朽葉:「横島さんのお墨付きなら、はい」「当たるも八卦当たらぬも八卦と。信用しておきましょう」
横島誠実:「良い出会いは何よりの"幸運"だ。彼女達を大切にするといい、絆は大切だからね」
入栄 朽葉:お菓子類を占いの駄賃代わりと勝手に見做して、ゆっくりと立ち上がる。
入栄 朽葉:「ええ、言われずとも」
入栄 朽葉:「──それでは、また。"縁"があれば、また逢いましょう」
横島誠実:それには応えず、にんまりとした笑みを浮かべた。
入栄 朽葉:背を向ける。それ以上何も言葉を交わすことなく、歩み去っていく。
入栄 朽葉:──夕暮れの、帰り道。雨が降り去った後なのだろう、まだ濡れたアスファルトを踏みしめていく。
入栄 朽葉:彼の視界からすっかり自分が消え去ったであろう距離で、ふと、足を止めた。一つ、大きく息を吐いた。
入栄 朽葉:らしくもなく、空を見上げた。
入栄 朽葉:夕立の後で、空気の汚れが綺麗に落ちた後だからなのだろう。橙色の空は、酷く澄んで見えた。
入栄 朽葉:或いは……柄にもなく、浮かれているとでもいうのだろうか。"占い師"の言葉に。
入栄 朽葉:……そういえば、私は。友人のことについて、彼の前で喋ったことがあっただろうか。
入栄 朽葉:そんな一抹の疑念は、沈みゆく夕日のように、緩やかに思考から消え去っていく。
入栄 朽葉:横島誠実。私の、"恩人"だった人。────まるで夢の中で逢ったかのような。不思議な、人だった。
横島誠実:去り行く少女の背を静かに見送った。
横島誠実:そして、男はくるりと振り返る。
横島誠実:「これにて、『四毒饗宴』無事に完結と相成りました」
横島誠実:「おっと…お客さん、何か言いたいことでもおありですか?」
横島誠実:「……『五毒饗宴』の間違いだろうって?」
横島誠実:「あっはっは、馬鹿を言っちゃあいけませんよ」
横島誠実:「おっと失礼。この辺りの話は…なるほど、上の方で既にされたようですね?」
横島誠実:「でしたら、某はここらで失礼を…っと。何です、お客さん」
横島誠実:「結局、お前はなんだったのかって?」
横島誠実:「それはね、お客さん」
横島誠実:「私は"悪喰" 」
横島誠実:「悪党を喰らう、ただの悪党ですよ」
横島誠実:そして、男は優雅に一礼。何処かから、太鼓の音が聞こえた気がした。
GM:『四毒饗宴』、もう上で言われてしまいましたが
GM:これにて全工程終了です!
GM:お疲れ様でした!
入栄 朽葉:お疲れ様でした~!
瀬名楽:お疲れさまでした~!
更科紅葉:お疲れ様でしたー
横島誠実:お疲れ様でした!