『四毒饗宴』(GM:黒鉛筆)


PC1:“悪食” 横島 誠実(よこしま なりざね)(キャラシート)PL:ゆげたろ
PC2:“大きなお口(オールカインドイート)” 入栄 朽葉(いりえ くちは)(キャラシート)PL:いーさにうむ
PC3:“(slaughter(スローター))” 更科 紅葉(さらしな もみじ)(キャラシート)PL:MAO
PC4:“アイストゥルフ02” 瀬名 楽(せな がく)(キャラシート)PL:紅井寿甘

メインログ雑談ログ

目次


プリプレイ

GM:では、『四毒饗宴』始めていきたいと思います!
瀬名楽:よろしくお願いします!
横島誠実:よろしくお願いしますよっと!
更科紅葉:よろしくお願いいたします。
入栄 朽葉:よろしくおねがいします!
GM:よろしくお願いします! 自己紹介から参りましょう!
GM:PC1! 今回の主役! 横島さん!



横島誠実:主役って柄じゃあないんだけどね。ともあれ、やらせていただきますよ。
横島誠実:横島誠実(ヨコシマ=ナリザネ)。フリーランスの占い師を営む傍ら、少々非合法なことも請け負っているイリーガル。
横島誠実:趣味の悪い柄の和服に、常に人を食ったような言動とニヤついた笑みを浮かべているのが特徴。
GM:怪しい魅力……
横島誠実:商売道具の占いはプロファイリングと統計学を元にしており、自分自身は欠片も信じていない。
横島誠実:シンドロームはウロボロス/ノイマンのクロス。
横島誠実:他者の運(と呼称される何らかのエネルギー)を奪い、操作することが出来る。
GM:運命操作!
横島誠実:不運にあった人間が生きる希望を失ったとか言うだろ?それを人為的に引き起こすわけよ。
横島誠実:まぁこんなとこかね、よろしくお願いするよ。
GM:よろしくお願いします!
GM:そんな横島さんのハンドアウトはこちら!

PC1 横島誠実
シナリオロイス:“フォビドゥン” 推奨感情:興味/嘲笑
あなたが稼業である占いをしていると、あなたの前に一人の男が現れる。“フォビドゥン”。名乗られずともあなたは知っている。覚えていればの話だが。
その男はかつて、あなたが『もう一つの稼業』によって破滅に追いやった男だった。“フォビドゥン”は、あなたへの執着を果たす為、同じ恨みを持つ同士を集めたという。

GM:初稼働で人誅編です。
横島誠実:これはこれは…難儀なことだねぇ。折角拾った命なんだ、誠実に生きりゃいいのに。

GM:ではPC2! 入栄ちゃん!
入栄 朽葉:わかったわ。



『ダウナー女子の作り方』

入栄 朽葉:「"オールカインドイート" 入栄朽葉(いりえ・くちは)です」
入栄 朽葉:「ご連絡ありがとうございます――今日はどういった"バイト"で?」
入栄 朽葉:星辰館2年生で、UGNイリーガル。17歳。灰色の髪を大きなリボンでポニーテイルにしている、左目の眼帯が特徴的な少女。
入栄 朽葉:イリーガル活動を友人に聞かれても良いように"バイト"と呼び、積極的に協力しています。というのも、華奢な身体ですが後述の理由で非常に大食漢のため。
入栄 朽葉:かつてFHの実験体として、「なんでも圧縮して食べられる身体」に弄られ、その名残として腹に大きな『口』が常時発現しています。
入栄 朽葉:この『口』が異常なカロリーを要求しており、そのため色々なバイト(not イリーガル活動)に明け暮れていたのですが、
入栄 朽葉:他者のレネゲイドを喰らうことで『口』が沈静化・空腹を満たせることが分かってからは、こちら一本に絞って頑張ってます。
GM:レネゲイドいっぱいあげるね。いっぱいお食べ
入栄 朽葉:もぐもぐ……
入栄 朽葉:性能としては、エグザイル/バロールの白兵型。
入栄 朽葉:《デモンズウェブ》によるダメージ減衰、《孤独の魔眼》《時の棺》、カバーリング、とロイス保護に秀でています。
入栄 朽葉:その分、攻撃性能は控えめ。サブアタッカーとして頑張るわ。
GM:ひとりいると安心性能
入栄 朽葉:以上です!
GM:はーい、入栄ちゃんのハンドアウトはこちら!

PC2 入栄朽葉
シナリオロイス:“オーダーメイジ”  推奨感情:尽力/恐怖
あなたは当たり前の日常をすごしていた。だが、それを壊すように、その男は現れた。“オーダーメイジ”。名乗られずとも、あなたは知っている。忘れられるはずもない。
その男はかつて、あなたに忌まわしい『口』を付けた研究者なのだから。“オーダーメイジ”の狙いはあなたではないという。彼の標的は――横島誠実。

GM:因縁の相手との再会です。
入栄 朽葉:思い出したくない過去が追いかけてきた。

GM:では、PC3! 更科さん!
更科紅葉:はい



更科紅葉:「やっかいねぇ、殺してはいけないというのは──」
更科紅葉:更科紅葉、“鬼”と分類されるタイプのRB。
更科紅葉:かつてFHに幼生体の状態で発見されましたが、
更科紅葉:魅入られ組織を裏切った研究者に人として育てられました。
GM:鬼っ娘!
更科紅葉:その父もFHによって殺され、現在は残された遺産と伝手を使って、養父の恩に報いるために「ヒト」として生きていこうとしています。
更科紅葉:現実主義な露悪家ですが、根っこの部分ではぎりぎり善良です。
更科紅葉:先述の考えもあり、UGNイリーガルとして活動。
更科紅葉:覚醒時に父を焼き殺されたトラウマから、炎を忌避しています。
更科紅葉:今回はなにやら、父の殺害を命じた男を見つけ出したとか──
更科紅葉:「愉しみねぇ」
更科紅葉:シンドロームはキュマイラ/ノイマン
更科紅葉:ロイス関係は――
更科紅葉:Dロイス №98【遺産保持者】
更科紅葉:亡き養父【更科道生@純愛/◯愚昧】
更科紅葉:使える組織【UGN@○有為/不信感】
更科紅葉:となります。
更科紅葉:データ的にはミドルでは生き字引で情報を、
更科紅葉:戦闘では龍鱗で耐えて近づいて、固定値30オーバーの金棒で単体白兵攻撃を行います、シンプル。
GM:硬い、強い、ミドルも強い
更科紅葉:だいたいこんな感じです。
更科紅葉:がんばって仇をレッツ鏖殺!
更科紅葉:改めましてよろしくお願いいたします。
GM:レッツ鏖殺! 更科さんのハンドアウトはこちら!

・PC3:更科紅葉:ハンドアウト
シナリオロイス:“シヴィライズフリント” 推奨感情:尽力/殺意
あなたはあなたの出自と、父の死に関わる者の情報を追って、父を殺した部隊に命令を下した男に辿り着いた。“シヴィライズフリント”。名乗られるまでもなく、あなたはその名を調べ当てた。
だが、その男は部下を殺したあなたよりも関心を、恨みを抱く相手がいるという。その相手の名は――横島誠実。

GM:お父さんの仇に辿り着きました
更科紅葉:「恨んでもらわなくても結構よぉ」
更科紅葉:「肉塊にするだけだから」(ころころ嗤う

GM:ではPC4! 瀬名くん!
瀬名楽:はい!



瀬名楽:「『ヒポグリフ』、ゲットライド!!」
瀬名楽:瀬名・楽(せな・がく)、18歳。UGNエージェント。
瀬名楽:UGN開発のオールインワンエクイップメント『ヒポグリフ』のテスト部隊、『アイストゥルフ』の一員。
瀬名楽:真っ直ぐな瞳をした青年です。
瀬名楽:鎧形態と二輪形態を変形するExレネゲイドを駆って、ハルバードを振り回して戦います。
瀬名楽:性格としては生真面目で責任感が強いものの、若さを隠しきれない部分が。
瀬名楽:性能としてはひたすらダイス振ってフォールンアックスでダメージを振り直します。
瀬名楽:ヴィークル一閃するので350m先に敵が居ても届きます。お任せください。
瀬名楽:あと、いろんな固定値とか装甲とかもちょっとある。
瀬名楽:以上、よろしくお願いします。
GM:走れて硬くてダイスもいっぱい!
GM:ハンドアウトはこちら!

・PC4:瀬名楽:ハンドアウト
シナリオロイス:“ホットロッド” 推奨感情:尽力/脅威
あなたは同僚の“アイストゥルフ01”此嵐翔子と共に、UGNの勾留施設から脱走したFHマーセナリーを追っていた。“ホットロッド”。名乗られずとも、対象の名前は頭に入っているだろう。
しかし任務は順調には進まなかった。追跡の過程で此嵐翔子が反撃を受けて倒れてしまい、“ホットロッド”を逃してしまう。そしてその男は最後に目的を言い残した。目的は復讐。その相手は――横島誠実。

GM:同僚女子がやられちゃった
瀬名楽:ゼ、ゼロワンッ
瀬名楽:ひとりでも任務を全うします……お見舞い行くからね……
GM:では、トレーラーを貼って始めたいと思います。

恨んで呪って幾星霜。
悪党(ゲテモノ)喰らいの仕置き屋ならば、我らの毒も喰らってみせろ。
“フォビドゥン”。
“オーダーメイジ”。
“シヴィライズフリント”。
“ホットロッド”。
四つの毒牙が宴に招く。
悪鬼羅刹、悪逆非道の復讐鬼。
さあ、欺き、騙し、喰らい尽くせ。

ダブルクロス The 3rd Edition 『四毒饗宴』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

GM:よろしくお願いシマス!
瀬名楽:よろしくお願いします!
更科紅葉:よろしくおねがいします。
横島誠実:おねがいしまーす!
入栄 朽葉:よろしくおねがいします!

オープニングフェイズ/シーン1

GM:シーンプレイヤー:入栄朽葉
GM:登場侵蝕をお願いします。
入栄 朽葉:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 2[2]+35 → 37

GM:軽め

GM:その日は、いつもと変わらない平和な日だった。
GM:授業が終わり、友達と共に帰路に就き、そして挨拶をして別れる。いつもと何も変わらない日常。
入栄 朽葉:友人と、他愛のない会話をして歩く帰り道。今日の話題の主は、2週間後に迫った期末考査の話だった。
入栄 朽葉:珠美はいつも通り、2夜漬けくらいでどうにかしてくるだろう。問題はつむぎの方だった。
入栄 朽葉:暫く前までは、プリントやらを2人に確保してもらって、ぎりぎりで間に合わせていたものだけれど──今は、余裕を持って通学もできている。
入栄 朽葉:よって、友人の成績の心配をする余裕さえあるのだ。
入栄 朽葉:分かれ際、「お重でお弁当作るから、勉強教えて~!」とつむぎが泣きついて来た時は、本当に笑ってしまったものだけど……
入栄 朽葉:薄っすら涙すら浮かべたつむぎの表情を思い返し、一人になった帰り道、表情が綻んだ。
GM:そんな風に、あなたが友人との会話に思いを馳せていると、近付いてくる人影が一つ。



“オーダーメイジ”:「――へえ、何だ。思ったより幸せそうにしてるじゃないか」
“オーダーメイジ”:その男を、あなたは知っているだろう。
入栄 朽葉:片側だけの視界──今となっては然程の障害にもなってはいないが──右の灰色の瞳が、その声の主を捉えた。
入栄 朽葉:「…………!」
“オーダーメイジ”:「久しぶりだな、製品名……何だったっけ。売る前に逃げられたから帳簿に記録してないんだよな」
入栄 朽葉:恐怖からか──或いは、闘争本能か。がちり、と腹の牙が音を立てた。
“オーダーメイジ”:「そっちは覚えてるかなあ。“オーダーメイジ”。そっちからしたら結構印象深いと思うんだけど」
入栄 朽葉:「……ええ。忘れるわけ、ないじゃない」
入栄 朽葉:忘れもしない。私の身体を、"こんな風"にした張本人。
“オーダーメイジ”:「なら、自己紹介してくれよ。そっちだけ覚えてるなんて不公平だろ」
入栄 朽葉:あらゆる無機物有機物を圧縮し、喰らい、"処理"できる能力を持つように、身体を弄くり回した男──
入栄 朽葉:「──"クチハ"」
入栄 朽葉:「あなた達が、そう呼んだのよ」
入栄 朽葉:口、歯。笑ってしまうくらい単純で、馬鹿みたいな呼称だった。
“オーダーメイジ”:「ああ、そうそう! そんな製品名だった! 覚えやすくていい名前じゃないか。忘れてたけど」
入栄 朽葉:「……相変わらず、最低ね」
“オーダーメイジ”:「はあ? 何だよその目」
“オーダーメイジ”:「僕は便利なものを作ろうとしただけだ。社会貢献だよ」
“オーダーメイジ”:「なのにあんな目に遭わされて……商品も販路も全部潰された……」
入栄 朽葉:「前もイかれてるとは思ってたけど」「今も、それは変わりなさそうね」
“オーダーメイジ”:「何が不満なんだよ。お前はいいじゃないか」
入栄 朽葉:話を続けながら、ポケットの中の通信機器をそっと操作する──支部へ、繋ぐために。
“オーダーメイジ”:「今は幸せなんだろう? 過去を乗り越えて、仲間に恵まれて! むしろ乗り越える過去を用意した僕に感謝してほしいね!」
入栄 朽葉:「……………」 目を細める。
入栄 朽葉:「……わざわざ、そんな人生用意してくれだなんて、誰も頼まなかった」
入栄 朽葉:「あなた達に玩ばれて、未来もなく壊れていった子たちだって……沢山いたでしょう」
“オーダーメイジ”:「いいや、頼まれたんだよ。お前みたいなのを作ってくれってオーダーだったんだから」
“オーダーメイジ”:「それにさあ、被害者面してるけど、今お前は幸せなんだろ?」
入栄 朽葉:ぎり、と奥歯を噛む。この世界は、"そう"なのだ。誰かを犠牲にして、ただ使い捨てようとする人が──実際に、いる。
“オーダーメイジ”:「僕は今の幸福度の話をしてるんだよ! 明らかに今不幸なのは僕の方だろ!」
入栄 朽葉:「今までのツケを支払ってる、ってことじゃないの」
入栄 朽葉:「……ざまあないわね」 挑発的に、笑う。
“オーダーメイジ”:「……はあ。低脳と話すのは疲れるなあ」
入栄 朽葉:(──この男がろくなことをするはずがない。きっとまた、この街でなにかしようとしているはず……)
入栄 朽葉:(それまで、どうにか。足止めしないと)
“オーダーメイジ”:「お前とこんな話をする為に来たんじゃないんだよ」
“オーダーメイジ”:「お前にはメッセンジャーになってもらう。口はでかいんだから得意だろ」
入栄 朽葉:「な……ッ」 あからさまな挑発に、ブラウスの腹の部分が僅かに破れる音がした。
“オーダーメイジ”:「――横島誠実。僕のセルの情報をUGNに流して、潰した元凶」
“オーダーメイジ”:「そいつが今この街にいるはずだ。UGNにでも知らせておけ」
入栄 朽葉:(……言われなくても)
入栄 朽葉:オンコール状態の通信機器が、進行形で情報を流しているはずだ。
入栄 朽葉:「横島誠実、ね。その人に今はお熱ってこと?」
“オーダーメイジ”:「製品にする気はない。ツケを払ってもらうのさ」
“オーダーメイジ”:「お前への用件はこれだけだ。せめて、このくらいの役には立ってくれよ」
GM:さて、突然ですがここで、〈知覚〉判定をお願いします。難易度は秘密。
入栄 朽葉:なんだとォ……
入栄 朽葉:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 7[5,7] → 7

GM:ふむふむ、なるほど……
“オーダーメイジ”:「じゃあな、“クチハ”。まあ、勝手に幸せになってろ」
“オーダーメイジ”:《瞬間退場》
入栄 朽葉:「……言われなくても」
“オーダーメイジ”:その場を去って行く。
入栄 朽葉:去りゆく背中に、精一杯の笑顔を浮かべて。「奪われた分、幸せになってやる」
入栄 朽葉:私は、私の大事な日常を手放さないためになら──どんな苦痛にも耐えられる。
入栄 朽葉:腹の口に咀嚼され、嚥下された化学繊維が、胃の腑に落ちる感触がした。
入栄 朽葉:──なにも味がしない、ただの布。それすらも、この身体はどうにでもしてしまう。
入栄 朽葉:(────幸せって。どんな味が、するんだろうね)

GM:ロイス取得が可能です。
入栄 朽葉:“オーダーメイジ” 懐旧/○侮蔑 で取得します

オープニングフェイズ/シーン2

GM:シーンプレイヤー:更科紅葉
GM:登場侵蝕をお願いします。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (40 → 42)

GM:町外れの廃工場。
GM:あなたは、この街にあなたの父の死の元凶となった男がいるという情報を聞きつけてやって来た。
GM:そして、その男は今ここに潜伏している。



“シヴィライズフリント”:「……」
“シヴィライズフリント”:一人、何をするでもなく座ってくつろいでいる。
更科紅葉:がらん、がらん──
更科紅葉:廃工場に、重たいものを引きずるような音が響く。
更科紅葉:ひたり、ひたり──
更科紅葉:闇の中から、ナニカが近づく音がする。
更科紅葉:そして──
更科紅葉:「見つけたわよぉ、シヴィライズフリント」
更科紅葉:闇の中から気怠げな声と共に現れたのは、一匹の鬼。
更科紅葉:白く長い髪と鋭い角を備えた、どこか気怠げな顔をした少女。
更科紅葉:その手に、百貫を超える金砕棒。
更科紅葉:その瞳に憎悪を湛えて──
“シヴィライズフリント”:「あ……? おいおい、マジかよ」
“シヴィライズフリント”:「誰か来るとは思ってたが――」
“シヴィライズフリント”:「まさか、お前とまた会うとはなあ、更科の娘」
更科紅葉:「他に来客の予定でもあったのかしらぁ?」
更科紅葉:「であれば申し訳ないけれども」
“シヴィライズフリント”:「いいや? お前を待ってたよ。正確に言えば、俺が流した情報に食いついて、会いに来る奴をな」
“シヴィライズフリント”:「UGN側の奴と話しておきたいことがあったんでな」
更科紅葉:「あら残念ねぇ」
更科紅葉:「誰かと会う約定があるのであれば」
更科紅葉:「シヴィライズフリントではなく、肉塊と対面させてあげられたのに」くつくつと嗤う。
“シヴィライズフリント”:「ははは、相変わらず物騒な娘だ」
更科紅葉:「これでも『人に気づかいができる』と言われてるのよぉ」
更科紅葉:「そう感じるのであれば、あなたが人ではないからなのではないかしらぁ?」
“シヴィライズフリント”:「なら俺相手だからか。まあ、そりゃそうだよなあ。父親の仇だもんなあ」
更科紅葉:笑うのを止め、真顔になり──
更科紅葉:「自覚はあるのねぇ──」
“シヴィライズフリント”:「お前が俺を恨むのは道理だろ」
“シヴィライズフリント”:「俺もお前に部下を殺されて、そのせいで降格くらってセルから抜け出したが――」
“シヴィライズフリント”:「先にやったのは俺だ。別に俺はお前を恨んじゃいない」
“シヴィライズフリント”:「お前の親父は駄目だけどな。裏切り者だもんよ、ありゃ」
更科紅葉:「………………」静かな。されど先よりなお、怒りを湛えた視線を男に送る。
“シヴィライズフリント”:「まあ、それもぶっ殺したから、もう根には持ってねえ」
“シヴィライズフリント”:「ここからが、重要だ。よく聞いて伝えろよ?」
更科紅葉:「ええ、聞くくらいは」
更科紅葉:「伝えるかどうかは、内容しだいねぇ」
“シヴィライズフリント”:「――横島誠実。お前の親父の脱走の手引きをして、お前に俺の部下を殺すように仕向けた悪党の名だ」
“シヴィライズフリント”:「俺はそいつを狙ってる」
“シヴィライズフリント”:「俺はそいつに何もしちゃいなかったんだぜ? こいつは誓って本当だ」
“シヴィライズフリント”:「こっちが悪いってんなら別だが、やられたらやり返す。当然だと思うだろ? お前も」
更科紅葉:「笑わせたいのかしらぁ?」
更科紅葉:「あなたの誓いとやらに、私が感じ入るとでも?」
“シヴィライズフリント”:「だって、お前、俺にやり返すつもりだろ?」
“シヴィライズフリント”:「同じ穴の狢……って言ったら怒るか?」
更科紅葉:「──皮肉ねぇ」笑みが盛れる。嘲るような笑みではない、苦笑だ。
更科紅葉:同じ穴の狢──と言う表現に対して。
更科紅葉:「まさかあなたが、私を“人”として扱うなんて」
更科紅葉:あの人と、同じ様に。
更科紅葉:「なら”人”として応じる義理くらいはあるわねぇ」
更科紅葉:物憂げに、長い髪を手で払い。
更科紅葉:「そこに怒りは感じないわねぇ。同じ穴の狢とあなたが思うのであれば、勝手に思えばいい」
更科紅葉:「私が怒りを感じるとすれば──」
更科紅葉:「あの人の命を奪った──そのことだけに関してねぇ」
更科紅葉:「こう答えれば、満足かしらぁ?」
“シヴィライズフリント”:「当然の怒りだ。だが、悪いな、それでこの命をくれてやる程善人でもねえんだ」
更科紅葉:「善人でも悪人でも構わないわよぉ──」
更科紅葉:たんっ──
更科紅葉:百貫を超える金砕棒を振りかざし、体重を感じさせない動きで真上に跳躍する。そして──
更科紅葉:「肉塊となれば──関係ないでしょうから」
更科紅葉:シヴィライズフリントに、獲物を振り下ろそうと──
“シヴィライズフリント”:「――だから、俺を殺せないことまで恨んでくれるなよ?」
“シヴィライズフリント”:手を前に翳す。
“シヴィライズフリント”:その手から――炎が上がる。
更科紅葉:「!」
更科紅葉:身体が硬直する。
“シヴィライズフリント”:「お前には能力見せてなかったよなあ」
“シヴィライズフリント”:「見せないようにしてたからなあ。お前に対する切り札になるからな」
更科紅葉:身体ではなく心に受けた疵が、全身を蝕みその動きを阻害する。
更科紅葉:「ぐっ──」
更科紅葉:無様に地面に落ち、伏せたまま顔だけを男に向ける。
GM:では、ここで知覚判定をお願いします。難易度は秘密。
更科紅葉:1dx+1 知覚判定
DoubleCross : (1DX10+1) → 5[5]+1 → 6

GM:なるほどなるほど……
“シヴィライズフリント”:「それじゃあ、伝言頼んだぜ」
更科紅葉:「待ち……なさ……」
“シヴィライズフリント”:《瞬間退場》
“シヴィライズフリント”:背を向け、手を振りながら悠々と去って行く。
更科紅葉:一人廃工場に残されて──
更科紅葉:「ふっ。ふふふ──」
更科紅葉:くつくつと、地面に伏せたまま鬼が嗤う。
更科紅葉:ああ、やはり自分は“人でなし”だ。あさましいにも程がある。
更科紅葉:この状況に、怒りだけでなく愉悦を感じている。
更科紅葉:「愉しみねぇ、“シヴィライズフリント”」
更科紅葉:『横島誠実という男を狙っている』
更科紅葉:シヴィライズフリントの言葉を思い返し──
更科紅葉:「“それ”を奪われたなら、どんな顔を見せてくれるのかしらねぇ、あなたは?」
更科紅葉:あの人の受けた苦しみの億万分の一にも届かぬとしても──
更科紅葉:あの男に苦しみを与えてやれるかもしれないと言う状況に。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得が可能です。
更科紅葉:仇【“シヴィライズフリント”@執着/殺意】を取得します。3つ目!

オープニングフェイズ/シーン3

GM:シーンプレイヤー:瀬名楽
GM:登場侵蝕をお願いします。
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (42 → 47)

GM:オールインワンエクイップメント「ヒポグリフ」のテスト部隊、「アイストゥルフ」。
GM:その隊員である“アイストゥルフ01”此嵐翔子と、あなた、“アイストゥルフ02”瀬名楽に指令が下った。
GM:拘留されていたFHマーセナリー“ホットロッド”が何者かの手引きにより脱走。
GM:現在対象はハイウェイを装甲トレーラーに乗って逃走中。
GM:“アイストゥルフ01”、および“アイストゥルフ02”は追跡し、捕縛せよ。



此嵐翔子:「見えてきたぞ。瀬名、用意はできているか」
瀬名楽:「いつでも万全ですよ! やってやります!」
此嵐翔子:“アイストゥルフ01”此嵐翔子。あなたの同僚であり、部隊のエースでもある。
此嵐翔子:「対象の情報を確認しておく」
此嵐翔子:「“ホットロッド”。傭兵兼運びやだが、速さに囚われた走り屋としての面の方が危険性は高い」
此嵐翔子:「奴は自分の速さに誇りを持っている。そういう手合いにはどうすればいいか、分かるか?」
瀬名楽:「はい! ぶっちぎってから、ぶちのめす!」
此嵐翔子:「その通りだ!」
此嵐翔子:「ヒポグリフ」を加速させ、一気に距離を詰める。
瀬名楽:負けじとこちらもぴったりと後ろについて追随する。



“ホットロッド”:「ああ!? もう追い付いてきやがった!」
“ホットロッド”:「いいじゃねえか、おれと勝負しようってのか?」
此嵐翔子:「念の為聞いておこう! 投降するなら今のうちだぞ!」
瀬名楽:「今ならチギられる前にやめられますよ!」
“ホットロッド”:「はッ、投降なんざするかよ」
“ホットロッド”:「おれはただ気持ちよく速く走りてェだけなんだよォ」
“ホットロッド”:「ノロい奴を見るとぶちのめしたくなるし、おれより速い奴を見ると負けたくねェってなるだろォ? お前らも走り屋なら分かんねェかなァ、おれの気持ちがよォ 」
瀬名楽:「緊急事態以外は安全運転! これ正義の味方の鉄則です! 断固NOを突きつけます!」
此嵐翔子:「その通り! そして今は――緊急事態だ!」
此嵐翔子:さらに加速。「ヒポグリフ」を装甲トレーラーに向けて全速で突っ込ませる!
“ホットロッド”:「なッ! 速ェ……」
此嵐翔子:「その装甲車、スクラップにしてやろう!」
“ホットロッド”:「だがよォ……言ったよなァ。おれより速い奴をみると――」
“ホットロッド”:装甲トレーラーが変形する。
“ホットロッド”:荷台部分が音を立てて形を変え――巨大な腕となる。
“ホットロッド”:「――負けたくねェってよォ~~~~!」
“ホットロッド”:巨大な腕が振り下ろされる。
瀬名楽:「!? 翔子さん!!」
此嵐翔子:何とか回避しようとするも、ハイウェイが陥没する程の攻撃を受け、「ヒポグリフ」から投げ出される。
此嵐翔子:「ぐ――ああああああ……ッ!」
此嵐翔子:投げ出され、アスファルトを何度もバウンドする。
瀬名楽:ヘルメットのシールドに表示される、僚機のバイタルが赤く点滅する。
瀬名楽:二輪を横倒しにするようにして緊急ブレーキ。ハイウェイに二本の跡を描き、機体を無理矢理止める。
瀬名楽:「翔子さん! しっかりしてください! 本部! コード01が負傷……」
此嵐翔子:「何を……している……まだ、任務は……」
此嵐翔子:「私のことはいい……対象を……捕縛しろ……」
瀬名楽:「……死なないでくださいよ! この部隊、人少なくて寂しいんですから!」レネゲイド機関にキックを入れる。
瀬名楽:前輪を高く持ち上げて、再加速! トレーラーに追いすがるが、腕の攻撃を警戒して密着はできない!
“ホットロッド”:「遅ェ! 女に気を取られて時間のロスだぜェ!」
瀬名楽:「くっ、そっちの車体がデカいからですよ……!」抜き去ろうにも車幅+腕が長い!
“ホットロッド”:「追い付けねェならよォ~、お前には届け物をしてもらうぜェ~~~!」
瀬名楽:「バイク便呼ばわりとは……!」
“ホットロッド”:「横島誠実! 俺を嘘の情報で嵌めやがったクソ野郎!」
“ホットロッド”:「あの野郎のせいで、おれァUGNなんぞに捕まっちまったんだ!」
“ホットロッド”:「おれはこれから、そいつをブッ殺す! ちゃんと伝えておけよォ~~~」
GM:では、ここで知覚判定をお願いします。
瀬名楽:ウェポンケースからオートアクションで「ブーストアーマー」を装備してもよろしいですか?
GM:どうぞ!
瀬名楽:します! これで感覚ダイス+2個して、その上で判定。
瀬名楽:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[2,6,6,10]+8[8] → 18

瀬名楽:結構高いな
GM:強いな……ふむふむ……
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を2増加 (47 → 49)
“ホットロッド”:「ちゃんと、任務で得た情報は上に伝えるんだろォ? UGNのいい子ちゃんはよォ~~~」
“ホットロッド”:《瞬間退場》
“ホットロッド”:そのまま距離を離され、逃げられてしまう。
瀬名楽:「く……追跡困難、任務失敗……」減速。
瀬名楽:「横島……一体何者なんだ?」ともかく、汚名を雪ぐためにも。これ以上の被害を出さぬためにも。調べる必要があるだろう。
瀬名楽:だが、ひとまずは。同僚と大破した『ヒポグリフ』の一号機を回収するために。
瀬名楽:ターンを行い、ハイウェイを走った。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得が可能です。
瀬名楽:"ホットロッド"/執着/○脅威で取得します。

オープニングフェイズ/シーン4

GM:シーンプレイヤー:横島誠実
GM:登場侵蝕をお願いします。
横島誠実:35+1d10 侵蝕
DoubleCross : (35+1D10) → 35+6[6] → 41


GM:あなたには二つの稼業がある。
GM:そのうちの一つ。表の稼業の占い屋。
GM:さて、今日はどこで占いをしているだろうか?
横島誠実:人が行き交う大通りから一本奥へと入った裏通り。浮浪者やバイヤー、脛に傷のある連中が屯っている。
横島誠実:そんな通りの奥の奥。誰も彼もが好き好んで入っちゃこない通りの片隅に、安っぽい装飾がされた机と椅子が置いてある。
横島誠実:占星術、四柱推命、タロット、算命学、紫微斗数、姓名判断、数秘術…。雑多に詰まれた占い道具が和洋中なんでもござれといった有様である。
横島誠実:そして、店主とおぼしき男は…机の上に肘を乗せ、頬杖を着いている。
横島誠実:「「いやぁ~…暇だねぇ。いや、暇なのはいいことなんだけどね? それでもこれだけ暇だと、暇だ暇だと言いたくもなるよ、そうじゃないかい?」
横島誠実:目の前を横切る猫に話しかけている。
:「ニャー」知らんとでも言いたげに欠伸している。
横島誠実:「なるほどねぇ、君も苦労をしているわけだ」



“フォビドゥン”:「おやおや、退屈そうだね。ではひとつ、ワタシのことを占ってもらってもいいかな?」
“フォビドゥン”:そう言って、あなたの前に座る男が一人。
“フォビドゥン”:あなたはこの男のことを知っているはずだ。
“フォビドゥン”:“フォビドゥン”あなたがかつて陥れた相手。
横島誠実:「はいはい、ようこそお客さん」
横島誠実:「おや、おやおやおやおやぁ?」
“フォビドゥン”:具体的には、彼が所属していたセルに虚偽情報を流し、彼を裏切り者に仕立て上げたのだ。
横島誠実:「もしかして、貴方のこと知ってたりします?」
“フォビドゥン”:「ふふふ、久しぶりだね。横島誠実。ワタシはキミにとても会いたかった」
横島誠実:「おっと、つまりはリピーターってことだね?いやぁ、これでも結構売れっ子だからねぇ」
“フォビドゥン”:「ああ……この日をどれだけ心待ちにしたことか……キミを思って焦がれぬ夜はなかった……」
横島誠実:「んっふふふふふ、いやいや、悪いね。嘘嘘、覚えてますとも!まぁこっちは会いたくなかったわけだけど」
横島誠実:「そんなに思われるようなことしたっけかなぁ?」
“フォビドゥン”:「そう言われるとすこし傷付くなあ。ふふふ、まあ、ワタシの片想いというのは分かっていたけどね」
“フォビドゥン”:「ワタシはね、キミの掌の上で弄ばれた連中に追われて、こんな体になってしまったよ」
横島誠実:「あっはっはっはっは!なんだいそれは!」
“フォビドゥン”:顔の皮を捲る。その下には、肉ではなく金属――機械の体だ。
横島誠実:「んふふふ…いやぁ、失敬失敬。衣替えの季節だったかな?」
“フォビドゥン”:「ふふふ……キミと別れてから、ずっとこうさ。でもね、ワタシはキミを恨んでいないよ。本当さ」
“フォビドゥン”:「ワタシはキミの強さに魅入られたんだ」
“フォビドゥン”:「ワタシの上に立っていた者達が、全て、キミの思い通りに動いていた」
“フォビドゥン”:「ふふ……ふふふ……ああ……あんなに醜く踊っていたのに、それがキミの采配と思うだけで……ふふ、ふふふふ」
横島誠実:「そこまで褒められると悪い気は勿論しないねぇ」
“フォビドゥン”:「だからね、お礼をしようと思ったんだ」
“フォビドゥン”:「ワタシと同じく、キミに魅入られた仲間達がいるんだ」
横島誠実:「へぇ、そんなに。うちはいつでもニコニコ現金払いしか受け付けてないんだけど大丈夫かな」
“フォビドゥン”:「“パリトキシン”セル。キミの為にワタシが作ったんだ」
横島誠実:「おやおや、もしかしてお礼の意味をご存知無いのかな?猛毒じゃないか」
横島誠実:「随分と暇な人間が多いことだねぇ、あっはっは!」
“フォビドゥン”:「ふふふ……“悪喰”なら、毒も美味しくいただけるだろう?」
横島誠実:「なんだいなんだい、暇人が揃っちゃってさ。折角味見だけで済ませたってのに」
横島誠実:「大体ね、他人を喰い物にしようとしてる人間がだよ?自分が喰い物にされたからってさ、それで文句を言うのはお門違いってもんだろう?」
“フォビドゥン”:「文句なんてないさ……ふふ……本当に、ワタシはキミに焦がれているのさ……」
横島誠実:「もっと建設的なことに情熱を燃やしたらどうだい?フットサルなんかいいんじゃないかな」
“フォビドゥン”:「生憎、ワタシはキミ以上に情熱を燃やせるものを知らないな」
横島誠実:「それじゃあこんな言葉はどうかな?」
横島誠実:「憎しみは何も生まないよ」
横島誠実:「良い言葉だと思わないかい?まぁ俺は全然そんなこと思わないんだけどさ、あっはっは!」
“フォビドゥン”:「ああ、そうだね。この愛を憎しみというのなら、何も生まなくて構わないさ」
横島誠実:「平行線だねぇ。まぁ交わりたいとは思わないけど」
“フォビドゥン”:「――ふふ、こうしてキミと話すのはとても楽しいけれど、あまり商売の邪魔をするのも悪いね」
横島誠実:「まぁ君をからかうのはこの辺りにしておいて、最後に真面目にアドバイスをしてあげよう」
横島誠実:「聞くかい?」
“フォビドゥン”:「ああ、是非。キミの言葉なら」
横島誠実:「君ね、悪い事は止めて誠実に生きるべきだよ」
横島誠実:「───僕みたいに、ね」
“フォビドゥン”:「ふ――ふふふふふふ! ああ、そうだね! ふふふふ! キミの言う通りだ!」
“フォビドゥン”:「――近いうちに、また会いに来るよ。今度は、仲間も紹介したいしね」
横島誠実:「それはそれは。まるでクズのフルコースじゃないか」
“フォビドゥン”:《瞬間退場》
“フォビドゥン”:笑みを浮かべたまま、その場を去って行く。
横島誠実:「んふふふ…ふふ…あっはっはっは!!」
横島誠実:「あぁ~…面白かった。ふふっ、バカだなぁ。折角拾った命だっていうのにね」
横島誠実:「さて、運が無いのはどちらかな」
横島誠実:天を仰ぎ、両手で頬を引いて笑みを作る。
横島誠実:欺き、騙し、喰らい合い。最後に残るは、どちらの悪か。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得が可能です。
横島誠実:んふふふ ロイスかい?
横島誠実:“フォビドゥン” ◎好意/嘲笑 で取得。
“フォビドゥン”:好意! 嬉しいね

ミドルフェイズ/シーン1

GM:シーンプレイヤー:入栄朽葉
GM:合流&情報収集です。全員登場可能!
GM:登場侵蝕をお願いします。
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (49 → 58)
横島誠実:41+1d10 侵蝕
DoubleCross : (41+1D10) → 41+1[1] → 42

入栄 朽葉:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 7[7]+37 → 44

更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (42 → 44)

GM:まず情報収集からやっちゃいましょう

・“フォビドゥン”について〈情報:噂話〉7 横島誠実のみ〈情報:噂話〉5
・“オーダーメイジ”について〈情報:UGN〉8 入栄朽葉のみ〈情報:UGN〉6
・“シヴィライズフリント”について〈情報:UGN〉9 更科紅葉のみ〈情報:UGN〉7
・“ホットロッド”について〈情報:UGN〉8 瀬名楽のみ〈情報:UGN〉6

GM:クソ野郎共について探ろうのコーナー。各シナリオロイスに対しては難易度が下がります。
更科紅葉:となるとこれは各人に当たるのがよさそうですね。
瀬名楽:ですね、やってしまいましょう
横島誠実:オーケーオーケー。
入栄 朽葉:じゃあ早速。“オーダーメイジ”について調べるわ
入栄 朽葉:(2+1)dx+4+1>=6 コネ:UGN幹部/ストーン
DoubleCross : (3DX10+5>=6) → 10[1,7,10]+3[3]+5 → 18 → 成功

GM:流石、よく知ってらっしゃる
入栄 朽葉:ふふん。
更科紅葉:ではコンボ『点鬼簿』(生き字引/コンセ)使用。侵蝕率3点。シヴィライズフリントについて調べます。
瀬名楽:では、「"ホットロッド"について」をコネ:UGN幹部使って〈情報:UGN〉で。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を3(→ 3)増加 (44 → 47)
更科紅葉:5dx7+5>=7 シヴィライズフリントに関して
DoubleCross : (5DX7+5>=7) → 10[2,3,3,4,7]+5[5]+5 → 20 → 成功

更科紅葉:丸裸ね
横島誠実:ではこっちは"フォビドゥン"について調査するとしようか。コネ:噂好きの友人も使うよ。
GM:仇のことは調べ尽くしてるって訳ね……
横島誠実:3dx+1>=5
DoubleCross : (3DX10+1>=5) → 9[7,7,9]+1 → 10 → 成功

瀬名楽:4dx+4>=6 情報:UGN
DoubleCross : (4DX10+4>=6) → 8[4,7,8,8]+4 → 12 → 成功

GM:二人も危なげなく成功!
GM:では開示します。

・“フォビドゥン”について〈情報:噂話〉7 横島誠実のみ〈情報:噂話〉5
かつてはマスターエージェント候補とまで言われたFHエージェント。しかし、横島誠実が流した虚偽情報により裏切り者(ダブルクロス)との疑いをかけられ、追われる身となった。逃亡の際にセルメンバーを多数殺害、当時のマスターエージェントを負傷させた。ただし、その際に自分も重篤なダメージを受け、肉体の八割を機械化、更に残りの二割にも何らかの改造を施している。
自分を含め、マスターエージェントすら翻弄した横島誠実の『強さ』に異常な執着を抱いており、横島誠実に恨みを持つ者を集め、復讐者の集団“パリトキシン”セルを結成した。
ブラックドッグ/キュマイラ/ノイマン。強力な徒手空拳を用いて戦う。その来歴から、一対多の劣勢でも確実に多数の敵を倒し得る威力と手数を誇る。

・“オーダーメイジ”について〈情報:UGN〉8 入栄朽葉のみ〈情報:UGN〉6
依頼に応じて様々なレネゲイドアイテムや実験体オーヴァードを製造、出荷する製造、研究セル〝マニュファクチュア〟の研究者だったが、横島誠実が流した情報を受けて行動したUGNによって“マニュファクチュア”は既に壊滅している。現在は横島誠実への復讐を誓うセル“パリトキシン”に所属している。“フォビドゥン”に対しても何らかの改造を施しているようだ。
レネゲイドアイテムをオーヴァードに移植して、特殊な能力を持つ実験体を多数製造してきた。本人は研究者ではなく、製造者だと自称しており、想定した性能以上の性能を発揮しても、安定した稼働をしない失敗作だと見なす傾向にある。
モルフェウス/オルクス。自身のエフェクトよりも武装やレネゲイドアイテムを駆使した戦いを得意とする。

・“シヴィライズフリント”について〈情報:UGN〉9 更科紅葉のみ〈情報:UGN〉7
遺産発掘研究セル〝モンキークライスト〟の元上級エージェント。遺産の弱点を研究し、対遺産継承者用の戦闘部隊の隊長を務めていたが、横島誠実に脱走の手引きをされた更科道生の追討に派遣した部下を更科紅葉によって全て失い、その責任を追及されセル内での発言力を失い、脱退した。現在は横島誠実への復讐を誓うセル“パリトキシン”に所属している。
サラマンダー/ウロボロス。強力な能力の代わりに重い代償を持つ遺産の弱点を突く対遺産使い能力者。複数の遺産に対応した戦いが可能だが、特にジュラシックレコード使いとの戦いを得意とする。

・“ホットロッド”について〈情報:UGN〉8 瀬名楽のみ〈情報:UGN〉6
巨大な装甲トレーラーで運び屋や傭兵業を営んでいたFHマーセナリー。速さや自由に執着を抱いており、自分の邪魔をする者に対しては誰であろうと武力行使を辞さない。横島誠実に虚偽情報で誘導され、結果UGNに捕まり、“フォビドゥン”に救出され、“パリトキシン”のメンバーとなった。その為、横島誠実及びUGNを憎み、“フォビドゥン”に恩義を感じている。
ブラックドッグ/ハヌマーン。高速で走る巨大な装甲トレーラーを用いて戦う。

GM:メモにも追加しておきました

GM:UGN支部。
雛菊遥:「みなさん、ご足労ありがとうございますー」



雛菊遥:「僭越ながら、今回の任務のまとめ役を仰せつかりました雛菊遥と申しますー」
入栄 朽葉:「あら、遥さん。今日はよろしくお願いしますね」
瀬名楽:「いえ、こちらこそ! 取り次いでいただいて感謝しています!」
更科紅葉:「……よろしくお願いするわねぇ」
瀬名楽:「"アイストゥルフ02"、瀬名と申します、よろしくお願いします、雛菊さん、皆さん!」
此嵐翔子:「フゴ、フガフガフガフガ(ああ、よろしく頼む)」包帯でぐるぐる巻きになっている。
更科紅葉:「“鏖”更科紅葉」
更科紅葉:苛立たしげに長い白髪を弄りながら応じる。
入栄 朽葉:「"大きなお口(オールカインドイート)" 入栄朽葉と申します」 折り目正しい流麗な礼で以て挨拶。
瀬名楽:「翔子さん……本当に病院で寝てなくて平気なんですか……?」同僚に心配げな目線を向ける。
此嵐翔子:「フゴ……ぷはっ。“アイストゥルフ02”此嵐翔子だ」顔の包帯をずらす。
此嵐翔子:「何も問題はない。すぐにでも任務に迎えるくらいだ」
雛菊遥:「駄目ですよー。本当は安静にしてなきゃいけないんですからー」
雛菊遥:「どうしてもというのでミーティングには参加してもらいますが、医療班のみなさん困ってましたよー」
更科紅葉:「集められたと言うことは──」案ずる言葉を遮るように。
更科紅葉:「関係があるのかしらぁ、この面々は?」とりまとめる少女に問う。
入栄 朽葉:「ええ、本当に。これが終わったらお大事になさって下さいね」「……」 ちらり、と長い白髪の少女に視線を向ける。
雛菊遥:「はいー。みなさんそれぞれ、同じセルのエージェントと接触されています」
入栄 朽葉:弄くられた副作用でこうなった自分の髪とは違う、"生まれもって"そうであるような髪色だ──と思った。
雛菊遥:「“パリトキシン”セル。ですがそれよりも、みなさんピンとくる共通点がありますねー」
瀬名楽:「もしかして」
更科紅葉:「件のセルが目的としている男──ねぇ」
瀬名楽:「横島誠実――ですか」
雛菊遥:「その通りですー。みなさんこの名前を聞いていると報告を受けていますー」
入栄 朽葉:「ええ、報告の通り」 このような形で、自身の『恩人』の名を知ることになるとは、想定外だったが。
雛菊遥:「横島さんもイリーガルですので、みなさんと同じように招集させていただいているのですが――」
更科紅葉:「それは幸い」
入栄 朽葉:UGNに本格的に関わるようになってから、資料を探せるだけ探したが見つからなかった名前。外部の人間、しかも情報のみであれば当然のことで──
更科紅葉:イリーガルとの言葉を受けて。
入栄 朽葉:会えるとは思っていなかった、が。
入栄 朽葉:「え……」「呼んでる、の?」
更科紅葉:と、言葉がそこで途切れたことに気づき。
更科紅葉:「──『ですが』?」
更科紅葉:睨めるような視線を少女に投げかける結果となる。
雛菊遥:「はいー。偶然、というより、“パリトキシン”が動いたのは横島さんがこの街にいると掴んだからでしょうからー」
雛菊遥:「ええと……、横島さんも、もう少しでくると思うんですけど……」
瀬名楽:「UGNに多大な貢献をしている方と聞いていますからね! 協力できれば嬉しいです!」
更科紅葉:「『けど』?」
雛菊遥:「遅れてるようですねー」
更科紅葉:ふぅ──と嘆息。
更科紅葉:「命を狙われてると言う伝達はされてるのかしらぁ?」
更科紅葉:知らぬところで野垂れ死なれては、たまったものではない。
横島誠実:噂をすれば影、なんて陳腐な言い回しになる事は御勘弁。扉の向こう、廊下の果てから喧々とした話し声が聞こえてくる。
横島誠実:『そこで俺様はこう言ってやったわけだ。『君、それは国家機密漏洩罪だよ』ってね!』
横島誠実:『あっはっは、爆笑物だろう?…え、なんだい?ここ?あぁ、うん、ありがとうね。はいはい、またね』
横島誠実:ガチャリ、と扉を開いて室内に一歩。集まる視線を感じて、ふわりと一笑。
横島誠実:「これはこれは、皆様お揃いのようで。お初にお目にかかる方ばかりかな?」
雛菊遥:「あ、いらっしゃいましたねー」
入栄 朽葉:「……この人が?」
瀬名楽:「この方が!」
更科紅葉:「これが?」
入栄 朽葉:扉の向こうから聞こえていた会話に、あからさまに怪訝そうな表情を浮かべる。
此嵐翔子:「この男か」
横島誠実:「おやおやおや~?もしかして、これは来る場所を間違った感じかな」
入栄 朽葉:「あなたが横島さんなら、間違ってないわ」
更科紅葉:「あなたが横島誠実ならまちがってはいないわねぇ」
雛菊遥:「お待ちしてましたよー」
更科紅葉:あの人の運命を変えた男に、睨めるような視線を向ける。
横島誠実:「おっと、それじゃあ合ってるね。アタシ以外に『横島誠実』なんて馬鹿な名前を名乗ってる酔狂な奴がいなければ、だけどさ」
雛菊遥:「今ちょうど横島さんの話をしていたところだったんですよー」
横島誠実:「おっと、それは悪い話と凄く悪い話のどっちかな?」
雛菊遥:「更科さんが、横島さんのことを心配されてましたよー」
瀬名楽:(コードネームとはまた別に偽名を名乗っている人なのかな……?)馬鹿な名前、というところに関して。
雛菊遥:「あ、更科さんというのはこちらの方で……」
更科紅葉:「とりあえず何処ぞで野垂れ死んでなくてほっとはしたわねぇ」
横島誠実:「ほうほうほうほう?」しげしげと少女の姿を眺める。
入栄 朽葉:「……ええと、立ち話もなんですし」「横島さんにも座ってもらって……本格的にお話、しましょうか」
此嵐翔子:「(瀬名、大丈夫なのかこの男。ものすごく胡散臭いが)」耳打ちする
更科紅葉:「ええそうねぇ、オールカインドイートの言う通り」
更科紅葉:「まずはおかけなさいな」
瀬名楽:「(大丈夫ですよ、きっと! 今までの功績は嘘を吐きません!)」純粋な瞳。
雛菊遥:「あ、横島さんにもお茶を用意しますねー」
更科紅葉:視線はさらりと受け流す。
入栄 朽葉:「……登録しておいてなんだけれど、長いので」「朽葉、で構いませんから」
横島誠実:「ややや、それは助かるね。こちとら実は立っているのも辛い身でね。まぁ理由はないんだけど」
雛菊遥:ポットからお茶を注いで、席に置く。
此嵐翔子:「(……大丈夫か? 本当に大丈夫か?)」
瀬名楽:「(仮に大丈夫じゃないとしても、命を狙われてる人を放ってはおけないでしょう)」
瀬名楽:「(自分たちの正義のためにも)」
此嵐翔子:「(ふ、お前らしいな)」
更科紅葉:「なら入栄朽葉、と。それでいいかしらぁ?」
入栄 朽葉:「その方が落ち着きます。どうにも……コードネーム呼びは、あまり慣れなくて」
瀬名楽:「では失礼して、入栄さんと。自分もコードが長いと感じたら瀬名で構いませんので!」場の皆に。
更科紅葉:「所詮は呼称ねぇ。便利ではあるけれども」
更科紅葉:「こちらはお好きに」
雛菊遥:「入栄さん、お茶菓子のおかわりもありますからねー」
入栄 朽葉:「ありがとうございます、遥さん」 言うが早いか、マフィンに骨の浮いた手が伸びる。
横島誠実:「はいはい、各々方のお名前の程承知しましたよ」
更科紅葉:カップに手を伸ばし、口につける。
横島誠実:袖の中から取り出した扇子をパタリ、パタリと弄び。
横島誠実:「はてさて、それで一体全体どのようなご用向きでございますかね」
入栄 朽葉:「……ええと、全く検討も付かない?」
横島誠実:「よもやよもや」長い指でカップを掴み、一口。
横島誠実:「“パリトキシン”セルのことだろう?」
横島誠実:二ィ、と口元が笑みを作る。
入栄 朽葉:安堵と困惑が入り混じった表情を浮かべる。「名前を知ってるのでしたら、話は早いのですが……」
瀬名楽:「ご存知でしたか! 流石、情報を専門とされるだけありますね!」
瀬名楽:「……というか、知っていてその態度なのは素晴らしい胆力ですね……!?」
此嵐翔子:「……」こいつ、そのうち詐欺に引っかからないかな、と心配の表情。
入栄 朽葉:「私達は、それぞれが"パリトキシン"セル構成員に……いうなれば、因縁を持つ者です」
横島誠実:「呵呵。情報を専門にした覚えはないんだけどねぇ」ツイ、とグラスの淵を指で撫でる。
更科紅葉:「──そうしたことも」入栄朽葉の言葉を継ぐように。
更科紅葉:「お見通しと言う顔ねぇ?」
更科紅葉:飄々とした態度を崩さない男に問う。
横島誠実:「さてさて、それはどうかな」
横島誠実:「まぁ、戯れはここまでにしておきましょうかね」
更科紅葉:「誤解しないでねぇ、安心しているのよぉ」
更科紅葉:「話が早そうで」
横島誠実:「あぁ、そうそう。君、お父上はお元気かな?」
更科紅葉:「ご存知なんでしょう、それも?」
更科紅葉:目以外は微笑みながら。
横島誠実:「いやいやいや、人の運命なんてものはね。案外読み解けない物なのだよ?」
更科紅葉:「あいにく運命の類は信じないことにしているのよぉ」
更科紅葉:「それを口にするような男も、ねぇ」
此嵐翔子:(何だこの雰囲気……! き、気まずいぞ……)
横島誠実:「これは心外だねぇ!」両手を広げ、実に楽しそうにケラケラと笑う。
入栄 朽葉:(なんだか、思ってた人と。随分違うな……)
入栄 朽葉:別に、何かしらの願望とかそういうのがあったわけではないが。ただ、飄々とした姿の男を見ていると、力の抜けていくような感覚は否めない。
横島誠実:「1つ教えておこうか。君のお父上に関してはね、占った結果を伝えただけだよ」
横島誠実:「君が心の底から望まぬ選択をするならば安穏な生を得られるであろう、とね」
横島誠実:「まぁ彼がどっちを選んだのかは、君を見て分かってしまった訳だけどさ」
横島誠実:「そういう訳で、君のお父上が自殺する後押しをしたって言う意味なら否定はしないよ」
更科紅葉:「──それが事実かどうかを確かめる術はなし」
更科紅葉:「そうであったかもしれないとして、受け止めておくわねぇ」
更科紅葉:視線を切り、再びカップに口をつける。
更科紅葉:おそらくはそれは事実だろうと、確信しながら。
雛菊遥:「……」二人のやり取りを観察して。
横島誠実:「都合のいい所だけ聞いておけばいいのさ、占い師の言葉なんてのはね」
雛菊遥:「ふふふー、どうやら親交も深まったようですし、本題に参りましょうかー」
入栄 朽葉:(本当かなあ)
瀬名楽:「なにやら只ならぬ雰囲気ですが……それはそれ!  そうですね、"パリトキシン"セルにどう対抗していくか、考えましょう!」
雛菊遥:「みなさんが遭遇した“パリトキシン”のメンバーについて、お聞かせ願えますかー?」
横島誠実:「手前のとこに来たのは“フォビドゥン”って奴だよ」
横島誠実:「元はマスター候補とまで言われた野郎でね。徒手空拳、それも一対多を得意とする奴さ」
雛菊遥:「マスター候補! それは手強い相手ですねー」
横島誠実:「やつがれのどこをそんなに気にいったのかは知らないけどね。まぁ『強さ』に執着した恐ろしい手合いさ」
横島誠実:「まぁ、この辺の話はここに来る前に全部説明してきたんだけどね?」
横島誠実:「データベースにももう載ってるはずさ」
雛菊遥:「確認しておきますねー。ふむふむ……。あ、みなさんの端末でも確認できると思いますよー」
入栄 朽葉:「……確かに」 つい先程、彼が話した内容を纏めたのだろう。作戦用のデーターベースが更新されていた。
横島誠実:自分の知る限りの情報は提出済みである。そう伝えるだけでもよかったのだが…それじゃあ味気ないと思わないかい?
入栄 朽葉:「では……関連情報もあるので、次は此方が」
入栄 朽葉:「私が出遭ったのは、"オーダーメイジ"。昔は"マニュファクチュア"というセルの研究者だった男です。……ああ、セルの方はもう壊滅してるんですが」 瞳だけ僅かに動かし、横島さんを視界に捉えて。
入栄 朽葉:「人や物を弄って、依頼に応じたものを造ろうとする。研究者としては外道も外道。そういう手合です」
入栄 朽葉:「先程名前が挙がった、"フォビドゥン"に対しても、"オーダーメージ"のことですから。何かしら手を加えているでしょうね」
雛菊遥:「FHの研究者は倫理観を無視した方も多いので、みなさん注意してくださいねー」
入栄 朽葉:製造者だとか、研究者じゃないとか。その辺りはどうでもいいことだ。
入栄 朽葉:──果たして、自分は成功だったのか、失敗だったのか。今となっては、これも……
入栄 朽葉:瞳を閉じ、ふるり、と一つ首を振った。「瀬名さんは、どのような人と?」
瀬名楽:「はい!」端末を操作しながら応える。
瀬名楽:「自分たちアイストゥルフ隊が遭遇したのは、"ホットロッド"というFHマーセナリーですね!」
瀬名楽:「変形強襲する巨大な装甲トレーラーを操る走り屋で、過去に横島さんの協力もあり一度捕らえたのですが……」
瀬名楽:「"フォビドゥン"の手引きで脱走し、今は横島さんを逆恨みしているようです。まったく、迷惑甚だしい!」
瀬名楽:「一度は後れを……文字通りに後れをとりましたが、二度は負けません」
此嵐翔子:「本当に何もかも傍迷惑な男だった」
此嵐翔子:「無論、次は勝つとも!」
横島誠実:「はてさて…そんな手合いを相手したことがあったかな?」
瀬名楽:「横島さんをお護りすると同時、ヤツの再捕縛にも力を貸していただければと!」
雛菊遥:「此嵐さんは待機ですからねー」
横島誠実:「協力するのは勿論かまわないんだけどね。あっし誰かと勘違いされて恨まれてたりしない?」
瀬名楽:「少なくとも"ホットロッド"の中ではそういう事になっているものかと……」
横島誠実:「それじゃあ仕方ないね。なぁに、居るだけでお相手が釣れるってんなら構わないよ」
更科紅葉:「では殿。いいかしらぁ、アイストゥルフ02?」
瀬名楽:「ご協力、あらためて感謝します! 更科さんからも、敵の情報をお聞かせください! 情報は多いと助かりますからね!」
更科紅葉:「同感ねぇ」
更科紅葉:「私が遭遇したのは“モンキークライストセル”の元部隊長“シヴィライズフリント”」
更科紅葉:「遺産の研究を主とするセルで任務に失敗し、逃げ出した男よぉ」
更科紅葉:一旦言葉を切り、男の方へちらりと視線を向ける。
更科紅葉:「その原因が、“これ”が先に告げていた一人の男の脱走劇」
更科紅葉:「──を発端として、部下全てを鏖にされたと言う事件」
更科紅葉:「よほど嫌われているのねぇ?」
更科紅葉:ニヤニヤ笑う男に向け、くつくつと皮肉げに笑う。
更科紅葉:おそらく──まったく堪えはしないのだろうと確信しながら、それでも。
更科紅葉:「実際に部下を鏖殺した私を歯牙にも欠けず、そちらへの復讐のために邁進しているのだから」
横島誠実:「あぁ、そりゃあそうだろうね」
横島誠実:「彼にしてみたら君がお父上の仇を討とうとするのは当然だと思うだろ?」
更科紅葉:「本人もそう言っていたわねぇ」
横島誠実:「それと同じさ。関係の無い人間に害されたらそりゃあ怒る」
更科紅葉:「ましてあなたのような男に──と言うやつかしらねぇ」
更科紅葉:嘆息──
更科紅葉:この男の人格と
更科紅葉:少しでもあの男の気持ちを理解しそうとなったことに。
横島誠実:「然り然り。つまりはこの近くに居れば、自ずと邂逅出来るって訳さ」
更科紅葉:「“餌”の自覚はあるのねぇ。褒めてあげた方がいいのかしら?」
入栄 朽葉:「……餌だなんて」 思わず、言葉を零す。
横島誠実:「なぁに、それくらいで丁度いいのさ!」
更科紅葉:正当な非難に、目を閉じ──
更科紅葉:「言い換えましょう、“囮”あたりに」言い直す。
横島誠実:「しかし、そうか。"オーダーメイジ"とやらは、殺しておいた方がよかったかねぇ」
入栄 朽葉:ぴくり、と片眉が動く。
入栄 朽葉:「……別に。恨みはあるけど、死んでほしいとまでは思ってないわ」
入栄 朽葉:「ただ、自由にしておけばそれだけ被害者が増える、そういう手合であることは事実だから……それも、一つの手段ではあるのでしょうけれど」
横島誠実:「嫌な思いをしたんじゃないかい?あの時きっちり始末しておけば、と柄にも無く思った訳だよ」
入栄 朽葉:「……それは」 嫌な思いをしたのは、紛れもない事実だ。
入栄 朽葉:「──だけれど、そうする理由がなかったからそうしなかった。違いますか?」
横島誠実:「ま、そうだね。正義の味方とは名乗りはしないが、殺し屋って訳でもない」
入栄 朽葉:(……掴みどころのない人だ。目的を持って動いてるのかも、よく分からない)
横島誠実:「痛い目を見て、省みて、日の当たる場所に帰れるなら帰った方がいいんだよ」
入栄 朽葉:「それには、同感です」「残念ながら、そういう人は、一握りなんでしょうけど」
横島誠実:「ま、年端もいかない少年少女を巻き込んでしまった小生が言うのもなんだけどさ」
瀬名楽:「自分たちの行いも振り返らされますね……」
入栄 朽葉:「……いえ」 ゆるり、と首を振って。
入栄 朽葉:「横島さん。貴方には、私個人としては、感謝をしているんです」
入栄 朽葉:「貴方が情報を流さなければ、私はあのまま──セルに、使い潰されていたかもしれませんから」
入栄 朽葉:「だから、ありがとうございます」
入栄 朽葉:感情の大きく籠もらない声だ。だが、それでも──出逢えた恩人に、可能な限り万感の想いを込めて。
横島誠実:「そんなに真っ直ぐ礼を言われちゃあ、照れちまうね」開いた扇子で口元を隠して。
更科紅葉:「よかったわねぇ。好いてくれる子もいて」
入栄 朽葉:「す、好いてって……そういう意味じゃ……」
更科紅葉:「気をつけなさいな」からかうように、笑う。
更科紅葉:「誑かされないように」
入栄 朽葉:「……と、ともかく」 一つ咳払い。「私は、単に"オーダーメイジ"の動向が気になる以上に、横島さんの身の安全の助けになるなら、協力は惜しみません」
瀬名楽:「皆さん……それぞれに事情はおありでしょうが、ご協力いただき重ねて感謝します」
入栄 朽葉:「済みません、私情で長々と」 ぺこり、と頭を下げる。
瀬名楽:「いえいえ! 話しておくべきことだったと思います! モヤモヤを抱えていると良くないですからね!」
更科紅葉:「UGNとしての意見も聞きたいわねぇ」
更科紅葉:正規エージェントである少年に向けて問う。
横島誠実:「正規のエージェントさんにそう言って貰えると安心さ」
横島誠実:「それで、UGNとしちゃどういう見解になるんだい?捕縛か討伐か、とかね」
瀬名楽:「UGNからの方針は、基本的に捕縛……ですが、現場裁量が大きくなりますね。特に今回、明確に殺意を持って襲い掛かってくる敵をさばく訳ですから」
更科紅葉:「それでも目的が明確な分、ましなケースと言えるかもしれないわねぇ」
瀬名楽:「交戦時に起きたことについては、こちらで面倒を見ます、というと紋切り型な答弁になりますが……」
瀬名楽:「協力者の皆さんの身の安全が最優先です。誠心誠意、任務にあたらせていただきます!」
入栄 朽葉:「私も。可能な限り、頑張ります」
此嵐翔子:「我々アイストゥルフ隊を存分に頼ってくれ!」
更科紅葉:「当事者のあなたとしてはどうなのかしらぁ、横島誠実?」
瀬名楽:「翔子さんは怪我治してきてくださいね、先に!」
此嵐翔子:「むぅ……」
横島誠実:「そりゃあ存分に囮として使って貰って構わんよ」
横島誠実:「相手が誰か分かっていて、確実に食いつくであろう囮がいるんだ。普段よりは楽な仕事なはずさ、違うかい?」
瀬名楽:「否定できませんね!」
更科紅葉:「まったくもって、そのとおりねぇ」
横島誠実:最も、相対する連中の実力が問題ではあるのだけどね?それは言わぬが花ってやつさ。
雛菊遥:「どちらにせよ、横島さんが狙われていることには変わりありませんからねー。わたし達と行動を共にした方が安全の面から考えてもいいと思いますよー」
雛菊遥:「ね、入栄さん」
更科紅葉:「ええ甚だ不本意だけれども、結果護ってあげることになるわねぇ」
入栄 朽葉:「ええ、それは勿論」「護るのは、ほんの少し得手とするところですから」
横島誠実:「それでは皆様、苦労をおかけしますが何卒よろしくお願いしますよ」
更科紅葉:「そちらもねぇ、横島誠実」
更科紅葉:形だけの礼に、形だけの礼を返して。
瀬名楽:「はい、皆さんよろしくお願いします!」
横島誠実:「なぁに、喰うか喰われるかなんていつもの事さ。相手が毒を名乗るってんなら、こっちの餌も猛毒だよ」にんまりと笑みを浮かべる。
入栄 朽葉:「どうぞ、宜しくお願いします」 頭を下げる動作に、大きなリボンとポニーテールが揺れた。
雛菊遥:「ふふふっ、ではみなさん、引き続き情報収集から、よろしくお願いしますねー」

GM:シーンカット
GM:ロイス取得と購入が可能です。
入栄 朽葉:横島誠実 ○感謝/懐疑心 で取得。
瀬名楽:ロイス。横島誠実/○信頼/脅威で取得。
更科紅葉:善良そうな子【入栄朽葉@気をつけなさいなぁ/◯疑惑】 を取得します。4つ目
入栄 朽葉:2dx+5>=12 UGNボディアーマー
DoubleCross : (2DX10+5>=12) → 6[5,6]+5 → 11 → 失敗

入栄 朽葉:これなら。財産点1点消費して成功にします。
GM:調達5、つよい
瀬名楽:調達は強化素材狙ってみましょう。マイナーでストライクモービルに乗ってから判定。
瀬名楽:2dx+6>=15
DoubleCross : (2DX10+6>=15) → 7[2,7]+6 → 13 → 失敗

更科紅葉:同じくボデマ狙いで。まだ調達チャンスはありそうなので今回は素で。
更科紅葉:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 10[6,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

瀬名楽:財産点2点入れて購入。フォールンアックスの攻撃力+1で。
GM:みんな買い物上手だな?
更科紅葉:お、成功。ボデマを購入して装備します(しゃきーん
横島誠実:ロイスはこのシーンでは取得せず。購入はボデマでもやってみようかね。
横島誠実:1dx>=12
DoubleCross : (1DX10>=12) → 4[4] → 4 → 失敗

GM:よ、横島さん……!
横島誠実:あっはっは!社会性がないなぁ!
更科紅葉:仕方ないねw
更科紅葉:<社会性が無い


ミドルフェイズ/シーン2

GM:シーンプレイヤー:横島誠実
GM:情報収集です。全員登場可能。
GM:登場侵蝕をお願いします。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (44 → 52)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (47 → 49)
横島誠実:42+1d10 侵蝕
DoubleCross : (42+1D10) → 42+1[1] → 43

瀬名楽:はーい、出ます。

瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (58 → 60)
GM:項目は

・“パリトキシン”の目的〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉7
・“オーダーメイジ”が“フォビドゥン”に施した改造について〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉8

GM:とりあえずこの二つ! 追加情報もあるかも!
入栄 朽葉:"オーダーメイジ"の方を調べるわ
入栄 朽葉:(2+1)dx+4+1>=8 コネ:UGN幹部/ストーン
DoubleCross : (3DX10+5>=8) → 9[2,3,9]+5 → 14 → 成功

横島誠実:ではこっちで目的を調べるとしようか。コネ:噂好きの友人を使用。
入栄 朽葉:問題なく。
横島誠実:3dx+1>=7
DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 5[1,2,5]+1 → 6 → 失敗

横島誠実:おや、財産点を1点使って成功にしておこうかね。
入栄 朽葉:おやおや
GM:おっと
横島誠実:その通り!
GM:金は天下の回りもの
GM:と言うわけでひとまず開示します

・バリトキシン”の目的〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉7
当然、横島誠実への復讐だが、その手段について。
数日前、“シヴィライズフリント”がUGNの遺産発掘隊の情報を探っていた形跡がある。その情報とは、数年前に発掘され、遺産認定されずに保管されているEXレネゲイドの果実についてだった。キュマイラのオーヴァードに力を与える『禍々しき果実』に分類されるアイテムだが、内包されているレネゲイドの量が通常のものの数十倍だという。ただし、口にしたとしても通常のオーヴァードではそのエネルギーを消化できず、レネゲイドの不調を起こしてしまうという。その為、現在はこの街の人気のない研究施設で解析しているが、現在はほぼ保管されているだけだという。
“フォビドゥン”はキュマイラシンドロームを保持しているが、この果実を食べても強化される可能性は低いだろう。

・“オーダーメイジ”が“フォビドゥン”に施した改造について〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉8
以前、“オーダーメイジ”が入栄朽葉に施した改造に近い。入栄朽葉のものは『あらゆるものを圧縮し、食べて処理する』為のものだが、“フォビドゥン”のものは『あらゆるもの食べ、完全に消化して取り込む』為のもの。これによって、より効率よくエネルギーを取り入れた結果、“フォビドゥン”は以前以上の戦闘能力を保持している。

GM:この二つを開示したことで追加項目があります。

・“パリトキシン”の目的2〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉9

GM:強い!
瀬名楽:では、パリトキシンの目的2を情報:UGNで。マイナーでストライクモービルに乗ってから、コネ:UGN幹部使って判定。
GM:開示!
瀬名楽:5dx+6>=9 情報:UGN
DoubleCross : (5DX10+6>=9) → 10[1,3,5,8,10]+1[1]+6 → 17 → 成功

・“パリトキシン”の目的2〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉9
“オーダーメイジ”が改造した『口』から、果実を取り込み、“フォビドゥン”の能力を飛躍的に上昇させ、圧倒的な戦闘能力を手に入れ、横島誠実への復讐を果たすのが“パリトキシン”の目的だ。
“フォビドゥン”が果実を口にした場合、“フォビドゥン”はEロイス《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》を取得する。解除条件は、戦闘開始から3ラウンド経過すること。
この情報を受け、雛菊遥はある作戦を立案する。

GM:メモにも追加しました。
更科紅葉:ありがとうございます
GM:では共有ロールに行きましょう

GM:街外れの研究所。
GM:あなた達は、ここが“パリトキシン”の標的となることを知り、やってきた。
雛菊遥:「もう一度、敵の目的を確認しておきましょう」
更科紅葉:「ええ、そうねぇ」
横島誠実:「目的は、復讐ときたか。わかってはいたけどね、参った参った。我ながら恨まれたものだ」鈴を転がすような声で笑う。
更科紅葉:「徳と言うやつかしらねぇ」くつくつと、同じ様に笑う。
横島誠実:「とは言え、手段が美味くない。遺産認定されずに保管されているEXレネゲイドの果実ときた」
横島誠実:「どうやらそいつをアテにしてるらしいがね。どうにも食あたりするらしいのだよ」
此嵐翔子:「だからこんな寂れた研究所に保管されているのだろうな」
瀬名楽:「美味くない上に食あたりするとは! 果実の方が可哀想になってきますね!」
入栄 朽葉:「……だけれど、今の"フォビドゥン"なら。それすら取り込めるのでしょう」
更科紅葉:「”今の”というと?」
入栄 朽葉:既にデータは回ってあるはずだ。この"身体"について、為されたこと、その結果も。
入栄 朽葉:人差し指を一本、すぅ、と自身の腹を横一文字に滑らせて。
入栄 朽葉:「"オーダーメイジ"は、私の身体にしたのと同じような改造を、"フォビドゥン"に行ったようだから」
入栄 朽葉:「『あらゆるものを圧縮し、食べて処理する』──ではなく、『あらゆるもの食べ、完全に消化して取り込む』といったところでしょうか」
横島誠実:「美味しく調理する訳じゃなく、胃袋を改造したってことかな。なるほどねぇ」
瀬名楽:「仮に本当に消化・吸収が可能だとすると……よろしくないですね! この果実の中に含まれるレネゲイドウィルスの量からすると……」端末で過去の調査記録を参照して。
入栄 朽葉:「胃袋だけじゃなく、消化に関わる器官はほぼ全て、よ」 自嘲気味に微笑みながら。
瀬名楽:「取り込んだレネゲイドを放出しきるまでの間、ほぼ無敵になると言っていいでしょう! 参りました……!」
雛菊遥:「ふむ……それは、あちらに渡す訳にはいきませんねー」
入栄 朽葉:──慣れるまで、幾度も吐き戻した。その度に調整され、やがて、吐き戻すこともできなくなって。
更科紅葉:「つまり向こうは“悪食”を確実に殺すために」
更科紅葉:「不安定なEXレネゲイドに賭けて、己が身を改造したと──」
更科紅葉:ため息を吐いて──
更科紅葉:「善悪はさておき、真摯ではあると言うことねぇ」
雛菊遥:ぽむ、と手を叩く。
瀬名楽:「敵ながら恐ろしい執着ですね」
更科紅葉:「アイストゥルフ02の言うとおりねぇ──?」
雛菊遥:「その執着は利用できるかもしれませんー」
更科紅葉:「なにか考えがあるのかしらぁ、リヴァイヴボルト?」
雛菊遥:「はいー。このまま籠城して守りを固めるというのもありと言えばありなのですがー」
雛菊遥:「こちらの戦力を炙り出す為に、無関係の場所で破壊工作を行われる可能性があります」
雛菊遥:「あまり被害は広げたくはありませんので、おすすめできません」
雛菊遥:「ですので、一つ情報を流すのはいかがでしょうー? もちろん、敢えて流したと気付かれないよう偽装した上でですー」
瀬名楽:「そうですね! 横島さんを守るのも大切ですが、民間に被害を出すのも当然ダメです!」
雛菊遥:「『果実を安全な場所に移送することになった』『その移送人員に横島さんが含まれている』という情報ですー」
入栄 朽葉:「成程ね」
更科紅葉:「なるほど」
更科紅葉:「敵の目的を一箇所にまとめるというわけねぇ」
横島誠実:「ははぁ、中々悪いことを考えるじゃあないか」
雛菊遥:「より守りが固められると分かっていれば、相手も動かざるを得ないはずですー」
雛菊遥:「作戦において重要なのは、相手の思い通りにさせないことですからー」
瀬名楽:「それはそれは! そして、情報を流すことにかけては一流の方がいらっしゃいますからね!」きらきらした目で横島さんの方を見る。
雛菊遥:「あ、それと、果実の方は実際には動かさない方がいいと思いますー」
入栄 朽葉:「敵の攻撃が集中するなら、護る側としても予測が立てやすいですから」「悪くない案だと思います」
更科紅葉:「いっそ”これ”も果実と同じ場所で保管するため移送することになった、でもいいかもしれないわねぇ」
横島誠実:「あっはっは!いいねいいね、面白い策だ。"これ"としても反対はしないよ」
更科紅葉:実際にそうしてくれれば、なお好都合。
雛菊遥:「果実を守りながら戦うとなると、全力を発揮しにくいでしょうしー」
雛菊遥:「果実の方は、私が守りますからー」
入栄 朽葉:困ったように眉根を寄せ、その会話を聞いている。
更科紅葉:「ええ、万が一もありえるのだから、リスクは分散すべきでしょうねぇ」
雛菊遥:「敵がこちらの情報を疑って戦力を分断してきたとしても、本命は横島さんのいるそちらでしょうから、みなさんはそちらに固まってもらいたいと思いますー」
更科紅葉:顎に指を当て思索する。
入栄 朽葉:「……遥さん、お任せして大丈夫ですか?」 能力の不足を疑っているわけではない。ただ──まだ、彼女がまだ幼いのも事実で。
雛菊遥:「大丈夫ですよー」にっこりと笑う。
更科紅葉:同じく、リヴァイヴボルトを値踏みするように見る。
更科紅葉:「子供の強がりとしてではなく、エージェントとしての判断と捉えてよいのかしらぁ?」
雛菊遥:「機動力から見て、“ホットロッド”。執着の強さから見て、“フォビドゥン”はほぼ確実にそちらに向かうと思いますー」
雛菊遥:「“フォビドゥン”相手では厳しいと思いますが、残り二人相手なら応援がくるまでの時間稼ぎなら十分に果たせると思いますよー」
雛菊遥:「これでも、元は結構大きなセルの幹部候補だったんですからー。お任せくださいー」
入栄 朽葉:「……」 時間稼ぎ。柔らかな雰囲気の少女から紡ぎ出される言葉としては、あまりにも重く。
横島誠実:「その年で随分と修羅場を潜ってるようだねぇ。あれかな、家族同然の人でも亡くしたのかな?」
入栄 朽葉:「横島さん、あまりそういうのは……」
雛菊遥:「……そうですね。はい、それくらいの修羅場は潜り抜けているので、安心していただいて大丈夫ですよー」
更科紅葉:「──だ、そうよぉ?」
横島誠実:「いやいや、それなら安心だ。任せるのに不安は無いよ」口元を扇子で隠しながら。
瀬名楽:「了解しました! エージェントの同僚として、お任せします」まっすぐな瞳で少女を見やる。
更科紅葉:邪気のない返しにくつくつと笑いながら、男に問う。
更科紅葉:「ええ、そうねぇ。理には適っているのだし」
更科紅葉:「であればあとは互いに健闘を、とでもいったところかしらぁ」
更科紅葉:──と、同じ白い髪の少女へと顔を向け。
雛菊遥:「はいっ、みなさん、よろしくお願いします!」
更科紅葉:「それでもまだ心配かしらぁ、入栄朽葉?」
入栄 朽葉:「心配するなという方が、無理な話です」
雛菊遥:「ふふふっ、入栄さんは優しいですねー」
入栄 朽葉:「ですが……それは、私のエゴでしかありませんから」 数歩、桃色の髪の少女に近付いて。
入栄 朽葉:ぽふ、と、その柔らかな髪に。骨ばった手が乗った。
入栄 朽葉:「どうか、ご無事でいて下さいね」
雛菊遥:「でも、ほぼ確実に“フォビドゥン”が来るみなさんの方が危険は大きいんですからー」
雛菊遥:「むしろ、『あ、こいつ楽しようとしてる!』って思ってもらって構わないんですよー」
入栄 朽葉:「思ってないですよ、そんなこと」 なでなで
雛菊遥:「――みなさんこそ、ご無事でいてくださいね」
雛菊遥:「ふふふっ」撫でられて笑顔になる。
瀬名楽:「いえいえ。共同での作戦なんですから! 自分たちのことも、信じて任せてくださいね!」
更科紅葉:「どちらも“お優しい”わねぇ」二人の様子に笑みを浮かべながら。
横島誠実:「ま、最悪こっちは囮を置いて逃げればどうにでもなるからね」
入栄 朽葉:「はい、では、改めて。お互いの健闘を祈りましょう」
更科紅葉:「そういう訳にはいかないわねぇ」
更科紅葉:男へと振り返り。
更科紅葉:「“囮”を置いていく訳にはいかないでしょう?」
更科紅葉:少女らに向けたのとは違う笑みを投げかけて──
横島誠実:「それはありがたい、精々よろしく頼むよ」
横島誠実:隠していた口元を露にして、意地の悪そうな笑みを浮かべる。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得と購入が可能です。
入栄 朽葉:ロイスは保留。強化素材を狙いましょうかね
入栄 朽葉:2dx+5>=15 強化素材
DoubleCross : (2DX10+5>=15) → 7[4,7]+5 → 12 → 失敗

入栄 朽葉:んん……3点払って成功にします。ワイヤーウィップに取り付けて攻撃力+1で以上。
GM:やはり金……! 金は全てを解決する……!
瀬名楽:ロイス保留の、調達はブルーゲイル狙いで。マイナーでストライクモービルに乗って判定。
更科紅葉:ロイス、ちょっとまだ保留で。難しいな横島さんに対するロイス。。。
瀬名楽:3dx+6>=20 調達
DoubleCross : (3DX10+6>=20) → 10[3,9,10]+3[3]+6 → 19 → 失敗

GM:やはり金の力こそ最強……!
横島誠実:んふふふ、存分に悩んでいいんだよ。
瀬名楽:マジで。財産1点入れて買います。11→10で。以上!
更科紅葉:2dx+1>20 購入はブルーゲイル
横島誠実:こっちもロイスは保留で、購入は…応急手当キットでも買おうか。
更科紅葉:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 8[2,8]+1 → 9

更科紅葉:失敗。以上です。
横島誠実:1dx>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 4[4] → 4 → 失敗

横島誠実:以上で!


ミドルフェイズ/シーン3

GM:シーンプレイヤー:瀬名楽
GM:ミドル戦闘があります。
GM:登場侵蝕をどうぞ!
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (52 → 56)
横島誠実:43+1d10 侵蝕
DoubleCross : (43+1D10) → 43+2[2] → 45

瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (60 → 64)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (49 → 59)

GM:ハイウェイを二台の乗機が走っている。
GM:“アイストゥルフ02”瀬名楽の駆る『ヒポグリフ』。
GM:そして、もう一人の“アイストゥルフ”此嵐翔子の『ヒポグリフ』。
此嵐翔子:「瀬名、油断するなよ。いつ敵が来るか分からんぞ」
此嵐翔子:『ヒポグリフ』の後ろに追加アタッチメントが取り付けられており、そこに他の三人を乗せている。
瀬名楽:「はい! いつでも戦う準備はできてます!」
此嵐翔子:「本当は私も戦いたかったが……戦闘行為の許可は下りなかった……頼んだぞ、瀬名」
瀬名楽:「しっかり治すのも仕事の内ですよ! 任せてください、"アイストゥルフ"隊の名にかけて。勝ってみせます!」
此嵐翔子:「ああ、十中八九、あの“ホットロッド”が来る。奴の変形攻撃には注意しろよ」
瀬名楽:「おかげさまで一度見てますよ。あれはそうそう忘れられるものじゃないです」
此嵐翔子:「私が万全なら、手ずから雪辱を晴らしてやったものを……!」
此嵐翔子:「……ああ、お前なら大丈夫だ。私は全く心配していない」
瀬名楽:「自分に頼んだぞ、って一度言ったんですから。最後まで任せてください」
此嵐翔子:「瀬名楽は、最高の“アイストゥルフ”だからな」
此嵐翔子:「……もちろん、私を除いての話だが」
瀬名楽:「エースの"01"が言いますか……と思ったら」
瀬名楽:「はい、キッチリ片をつけますよ!」
瀬名楽:「……自分も結構、これで怒ってますからね」
“ホットロッド”:ブボオオオオオオオオオ――――…………
“ホットロッド”:後方から、重低音が響く。
“ホットロッド”:「オイオイオイ~~~! 随分とすっトロく走ってんじゃねェかよォ~~~~!」
瀬名楽:ミラー越しに影を視認する。ヘルムから来る解析結果を待つまでもない。
瀬名楽:「"ホットロッド"……!」
“ホットロッド”:「仲良くツーリングデートかァ? 色ボケガキがよォ~~~~」
瀬名楽:「安全運転のイロハは前に会った時に口で言いましたが……」
瀬名楽:「今度は体に叩き込みますよ!」
此嵐翔子:「一応最後の警告をしよう。投降しろ、さもなくば――」
“ホットロッド”:「うるせェ~~~~! ちんたら警告なんぞしやがってよォ、言ったよなァ」
“ホットロッド”:「ノロい奴見てるとぶちのめしたくなるってよォ~~~~!
瀬名楽:「――聞き入れないのなら、今度こそそのトレーラー、スクラップです!」
瀬名楽:「行きましょう、皆さん!」
入栄 朽葉:「ええ、いつでもいけるわ」
此嵐翔子:スイッチを押して、輸送アタッチメントの扉を開く。
更科紅葉:「同感ねぇ──」
更科紅葉:開いたコンテナの中から、少女の声が響く。
更科紅葉:「頭の働きが遅そうな相手をぶちのめしたくなると言う点に関しては」
更科紅葉:風圧で長い白髪をたなびかせながら、からかうように。
更科紅葉:少女が姿を現す。
横島誠実:「いやいや、もっと揺れるかと思ってたけど流石にプロの技術だねぇ」黒塗りに金の細工が美しい高下駄を履いている。
横島誠実:「ふむ、しかしダメだね。これはダメだ」コテン、と首をかしげる。
横島誠実:「いやね、他の連中は顔と名前が一致するんだよ。けど、彼だけどうにも思い出せないんだ」
“ホットロッド”:「あァ!? てめェ~……おれを舐めてやがるなァ」
“ホットロッド”:「横島誠実ェ~~~~~!!」
更科紅葉:「そんなことを言うから、恨まれるのではなくてぇ?」
横島誠実:「あ、わかった。完璧に思い出したよ、その顔」
横島誠実:「あちきはね、あれが好きだったんだよ。『さっぱりおろしかつめし』だっけ、どうしてレギュラーメニューじゃないんだい?」
“ホットロッド”:ブチッ
“ホットロッド”:運転席越し、ハイウェイを走る騒音の中ですら、血管が切れる音が聞こえるだろう。
“ホットロッド”:「ブチ殺す」
更科紅葉:嘆息。
入栄 朽葉:「……全く、緊張感のない人ですね」 風に揺れる大きなリボンを抑えながら、ゆらりと立ち上がる。
更科紅葉:「──まあ、囮としての役目は果たしているわねぇ」
入栄 朽葉:ぐぅ、と縮こまっていた身体を伸ばした。「ご飯の話をするものだから、お腹が空いてきましたし」
入栄 朽葉:「戻ったら、皆さんでご飯にしましょう」
更科紅葉:「──あなたも大概ねぇ、入栄朽葉
更科紅葉:」
更科紅葉:口を手元で隠し、くつくつと笑う。
更科紅葉:「”天然”と言うやつかしらぁ?」
“ホットロッド”:「てめェら……いい気になってやがるなァ……」
入栄 朽葉:「さて、どうでしょうね」 薄らと笑う。
“ホットロッド”:「く、くくくく……いい気になってられんのも、今のうちだけだ」
“ホットロッド”:「知ってんだぜェ~~? てめェらが、ブツを持ってねェってことくらいはよォ~~~~!」
更科紅葉:「あら」
更科紅葉:「それじゃああなたは、何をしに来たのかしらぁ?」
“ホットロッド”:「おれ達をおびき寄せたつもりだろうがよォ~~~~」
“ホットロッド”:「来たのはおれだけだ。そんで、おれの役目は……」
“ホットロッド”:「研究所にそのまんま置いてあるブツを“フォビドゥン”さん達がぶん奪るまで、てめェらを足止めすることだよォ~~~~~~!」
更科紅葉:「ああ──」
更科紅葉:「”捨て駒”と言うことねぇ」
更科紅葉:「ご苦労さま」
“ホットロッド”:「どうとでも言えよ……くくくく……その減らず口も笑えるぜ」
“ホットロッド”:「おれ達がてめェらの作戦を知れたのは、てめェのお陰なんだからよォ~~~」
“ホットロッド”:「気付かなかったか? “シヴィライズフリント”の旦那が仕掛けた『盗聴器』!」
“ホットロッド”:「ご丁寧に話してくれたお陰で、今頃、三人が研究所にカチコミかけてるぜェ~~~~?」
“ホットロッド”:「捨て駒結構! おれァ“フォビドゥン”さんには感謝してるし……」
入栄 朽葉:すぐさま、通信機器を操作。"リヴァイヴボルト"宛に掛ける──出ない。
“ホットロッド”:「横島誠実ェ……てめェをぶちのめせれば、何だって構わねェんだよォ~~~~~~!」
瀬名楽:「……むむ! 仕方がないので、ここはポジティブに行きましょう! 各個撃破がやりやすくなったと! 全速力で倒して、Uターンです!」事が起こってしまった以上、腹は括るものだ。
入栄 朽葉:「瀬名さんの仰る通り」「やるべきことは同じ、です」
更科紅葉:「そうねぇ、やりそうなことねぇ」
更科紅葉:自身の失策と、やり口に嘆息。しかし微笑みを浮かべて──
更科紅葉:「礼を言わせてもらうわねぇ、”ホットロッド”」
更科紅葉:「言う必要もないことを、もらしてくれて」
“ホットロッド”:「あァ?」
“ホットロッド”:「………………」
更科紅葉:「………………」
更科紅葉:「これね」
更科紅葉:見つけた盗聴器を、プチッと潰す。
“ホットロッド”:「……………………おれが勝つから関係ねェんだよんなことはよォ!」
横島誠実:「やっぱり君、転職するべきじゃないかい。デリバリー業って今流行っているんだろう?」
入栄 朽葉:「その速度なら、結構な稼ぎになるんじゃないですか」
“ホットロッド”:「今から運んでやるよォ~~~~てめェらを地獄になァ~~~~~!」
瀬名楽:「法定速度を守らないのはダメですからね!」
更科紅葉:「ご親切に戻らなければならないと教えてもらえた訳だし」
更科紅葉:「丁重にお断りさせてもらうわねぇ」

GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:今回は既に走っている状況からのスタートなので、瀬名くんと“ホットロッド”は互いにヴィークルに搭乗している状態から戦闘開始します。

▼エンゲージ
(ホットロッド[2])
   10m
(横島[8]、入栄[6]、更科[5]、瀬名[3])

GM:エンゲージはこちら
GM:セットアップ!
“ホットロッド”:加速装置 行動値+16
入栄 朽葉:此方はありません。
横島誠実:《螺旋の悪魔》を使用、侵蝕+3だ。
更科紅葉:ありません
瀬名楽:セットアップなし!
GM:ではイニシアチブ! 何もなければホットロッドの手番!
横島誠実:なし、以降もなし!
更科紅葉:なしです

“ホットロッド”:じゃァ行くぜェ~~~
入栄 朽葉:今後もなし
瀬名楽:ありません! ミドル中は今後も無しの予定!
“ホットロッド”:マイナーでバトルトレーラーの効果起動。攻撃力と装甲値が上がり、攻撃力を白兵で適用できるようになります。
“ホットロッド”:メジャー:コンセントレイト:ブラックドッグ アームズリンク 一閃
“ホットロッド”:PCのエンゲージに移動して攻撃するぜェ~~~

▼エンゲージ
(ホットロッド[2]、横島[8]、入栄[6]、更科[5]、瀬名[3])

“ホットロッド”:では判定
“ホットロッド”:おっと、忘れてた
“ホットロッド”:獅子奮迅も使用して範囲攻撃だァ~~~~!
“ホットロッド”:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[1,2,3,3,6,7,7,9,9,10]+10[2,4,5,10,10]+10[1,10]+10[8]+10[8]+3[3]+1 → 54

“ホットロッド”:回ったぜェ!
瀬名楽:本当に回すな!?
入栄 朽葉:オート 《崩れずの群れ》 侵蝕[+2] 行動権使用せずカバーリングを行う 瀬名さんをカバーリング。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を2増加 (56 → 58)
“ホットロッド”:一応リアクションをお先にどうぞだぜェ
横島誠実:こっちは暴走中だからリアクション不能、当たってあげようじゃないか!
更科紅葉:コンボ『金剛身』(龍鱗)侵蝕率+3
入栄 朽葉:忘れてた。一応ドッジ
更科紅葉:リアクションを放棄して、装甲38になります。
入栄 朽葉:7dx>=54
DoubleCross : (7DX10>=54) → 10[1,4,6,8,8,9,10]+5[5] → 15 → 失敗

更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を3(→ 3)増加 (59 → 62)
瀬名楽:そうだった。ドッジを試みます。オートアクションで「ブーストアーマー」をウェポンケースで装備してからドッジ。
“ホットロッド”:じゃァダメ~~~ジ!
“ホットロッド”:6d10+20
DoubleCross : (6D10+20) → 35[8,8,3,5,9,2]+20 → 55

瀬名楽:6dx+1>=54
DoubleCross : (6DX10+1>=54) → 9[1,2,3,5,9,9]+1 → 10 → 失敗

入栄 朽葉:計算するまでもない! HPゼロになってリザレクト。
横島誠実:死!!リザレクト!
入栄 朽葉:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

更科紅葉:55-38で17ダメージ。HPが16になりました。
横島誠実:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 1

入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を4増加 (58 → 62)
“ホットロッド”:硬ェ~~~~~
“ホットロッド”:リザレクトも上手ェ~~~~
横島誠実:ダイスボーナスどころか50にもなってないんだけど!?

GM:では、次、横島さんの手番です
GM:こちら妨害などはないので判定まで一気にどうぞ!
横島誠実:ほいほい、同エンゲージだものね。マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》で攻撃だ。
横島誠実:9dx7 命中判定
DoubleCross : (9DX7) → 10[1,5,5,7,7,8,9,9,10]+10[4,8,8,9,10,10]+10[3,5,5,6,8]+10[8]+10[7]+6[6] → 56

“ホットロッド”:ドッジだァ~~~~!
“ホットロッド”:7dx>=56
DoubleCross : (7DX10>=56) → 10[1,2,5,7,7,10,10]+6[2,6] → 16 → 失敗

“ホットロッド”:ダメージ来いやァ!
横島誠実:30+6d10 ダメージ
DoubleCross : (30+6D10) → 30+35[5,4,10,7,6,3] → 65

横島誠実:装甲有効で65点だよ。
横島誠実:侵蝕値はこれで56だ。
“ホットロッド”:装甲で減らして45ダメージだァ~~! 半分くらい吹き飛んだぞコラァ~~~!!
横島誠実:ふむふむ、かなり硬いねぇ。

GM:では、行動値6の入栄ちゃんの手番
入栄 朽葉:わかった。
入栄 朽葉:マイナーはなし。オートで異形の魔眼(ワイヤーウィップ)を装備。
入栄 朽葉:メジャー "大食らい" 《C:バロール》《巨人の斧》 侵蝕[+5] 対象:単体 射程:10m
入栄 朽葉:(5+1)dx7+2
DoubleCross : (6DX7+2) → 10[2,3,5,7,7,10]+10[3,5,8]+5[5]+2 → 27

“ホットロッド”:ドッジだァ!
“ホットロッド”:7dx>=27
DoubleCross : (7DX10>=27) → 10[1,4,5,6,8,9,10]+9[9] → 19 → 失敗

“ホットロッド”:惜しいぜェ……
入栄 朽葉:3D10+15+1 装甲・ガード値有効
DoubleCross : (3D10+15+1) → 15[4,1,10]+15+1 → 31

“ホットロッド”:11受けるぜェ……まだ生きてるぜェ
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を5増加 (62 → 67)
入栄 朽葉:硬いわね……

GM:では、行動値5の更科さん!
更科紅葉:マイナーは向こうから来てくれたので放棄
更科紅葉:メジャーでコンボ蹂躙(獣の力/獣王の力/コンバットシステム/コンセ)侵蝕率+10
更科紅葉:8dx7
DoubleCross : (8DX7) → 10[1,2,3,3,4,5,8,10]+10[3,7]+10[10]+6[6] → 36

更科紅葉:36です。
“ホットロッド”:ドッジするぜェ
“ホットロッド”:7dx>=36
DoubleCross : (7DX10>=36) → 10[1,3,5,5,6,8,10]+1[1] → 11 → 失敗

更科紅葉:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 15[4,4,2,5]+32 → 47

更科紅葉:低いな。47の装甲有効です。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を10(→ 10)増加 (62 → 72)
“ホットロッド”:27受けるぜェ……結構ギリギリだがまだ生きてるぜェ……

GM:では行動値3の瀬名くん!
瀬名楽:はい!
瀬名楽:ヴィークル搭乗済なのでマイナーはなしの、メジャー。
瀬名楽:▼イーグルチャージ=《C:ハヌマーン》Lv3+《一閃》Lv1+《さらなる波》Lv4
“ホットロッド”:ドッジだァ~~~~~~~!
瀬名楽:判定直前、「能力訓練:肉体」を仕様。達成値+1。
“ホットロッド”:7dx>=52
DoubleCross : (7DX10>=52) → 6[1,3,4,4,4,6,6] → 6 → 失敗

瀬名楽:(11+1)dx7+7 命中
DoubleCross : (12DX7+7) → 10[1,3,6,7,7,8,8,9,9,9,9,10]+10[1,1,4,6,6,7,8,8,10]+10[6,8,9,10]+10[1,2,8]+5[5]+7 → 52

瀬名楽:6d10+19 ダメージ
DoubleCross : (6D10+19) → 28[2,3,5,5,6,7]+19 → 47

瀬名楽:「フォールンアックス」の効果起動。ダメージダイスから3つまで選んで振り直し。
瀬名楽:2,3を再ロール。
“ホットロッド”:ぐェ~~~~~~~~~~! 耐えられる訳ねェ~~~~~!
瀬名楽:2d10+42
DoubleCross : (2D10+42) → 13[5,8]+42 → 55

瀬名楽:装甲有効、55点。
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を10増加 (64 → 74)
“ホットロッド”:戦闘不能だが…………このままじゃ終われねェなァ~~~~~!
“ホットロッド”:自爆装置
“ホットロッド”:てめェらに8D10のHPダメージだァ~~~~~~!
“ホットロッド”:ちなみにリア不で装甲も意味ねェがカバーリングはできるぜ
“ホットロッド”:8d10
DoubleCross : (8D10) → 38[5,3,10,5,3,2,2,8] → 38

“ホットロッド”:死ねェ~~~~~~!
入栄 朽葉:オート 《崩れずの群れ》 侵蝕[+2] 行動権使用せずカバーリングを行う 瀬名さんをカバーリング。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を2増加 (67 → 69)
横島誠実:自爆ヤッター!!蒸発するのでリザレクト!!
横島誠実:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 5

更科紅葉:流石に耐えられないのでHPが0になって戦闘不能でリザレクト。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (72 → 79)
横島誠実:ボーナス乗った!ありがとう自爆!
入栄 朽葉:耐えられないのでリザレクト
入栄 朽葉:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

更科紅葉:HPが7になりました
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を7増加 (69 → 76)
“ホットロッド”:蘇生はねェ……
GM:あなた達の勝利だ!
入栄 朽葉:よしよし。
更科紅葉:ふぅ
更科紅葉:仕事しっかりしていったなぁ
横島誠実:装甲高い相手が得意なパーティじゃないからねぇ。
GM:では、演出と行きましょう

“ホットロッド”:ブオンブオンブオンブオン!!!!!!
“ホットロッド”:エンジンが雄叫びを上げる。
“ホットロッド”:ガキンガキンガキンガキンガキン!!!!!!
“ホットロッド”:変形機構が全力で稼働する。
“ホットロッド”:装甲トレーラーの荷台が巨大なロボットアームに変形し、凄まじい勢いであなた達に突進する!
“ホットロッド”:「ヒャッハァ~~~~~~~~~!!!!!」
“ホットロッド”:猛烈な突進と同時に、遮二無二振り下ろされる拳打の嵐!
入栄 朽葉:暴虐の雨の中、恐れもせず。ぐぅと背を伸ばして立ちはだかる。
入栄 朽葉:破壊は少女の華奢な身体を用意に押し潰す。身体で庇えぬ部分は、散開させた魔眼にて覆いを造る。
入栄 朽葉:魔眼は──肉体の延長上だ。そこに被弾した分も、全て己が肉体に返り、
入栄 朽葉:「こ、ふ……っ」 血を吐き零しながら、身体を緩やかに作り戻し、ゆらり、と身体を起こした。
入栄 朽葉:「無事なようで何よりです」 薄ら、背後の少年に笑いかける。
瀬名楽:「入栄さん! ……恩に着ます!」運転する二輪の速度を落とさずに、礼を述べる。
入栄 朽葉:「ええ、お願い、します」 つぅ、と溢れる血をブラウスの袖で拭った。
瀬名楽:「この分は攻撃でお返ししますので!」じゃきりと、斧槍を機体から飛び出させながら言う。
更科紅葉:仁王立ち。微動だにせず、巨大な拳の乱撃を受ける。
更科紅葉:額からつぅっと一筋だけ赤い血が流れ──
更科紅葉:「──軽い」
更科紅葉:それだけ、口にする。
横島誠実:「あいたたた…人に向けて使うような物じゃないだろう、それ!」拳打の嵐で叩き潰され、半分消し飛んだ顔のまま声を上げる。
横島誠実:「全く、最近の若者はキレやすくて困るよ」影が渦を巻くように集まり、肉体を復元していく。
“ホットロッド”:「キレさせるようなことしたのはてめェだろうがよォ~~~~~~!」
横島誠実:「えぇっ!?そうなのかい!?いやぁ、それは悪いことをしたね」
横島誠実:「ごめんごめん」片目を瞑り、笑顔を1つ。
横島誠実:「でもダメじゃないか、不用意に触れるなんて。廻ってしまうよ」
横島誠実:視線を誘うように、右手を前に。布に包まれた長い指が、乾いた音を立てる。
“ホットロッド”:「あァ~~~?」
“ホットロッド”:誘われるまま、その手に目を向ける。
横島誠実:「空転・廻」
横島誠実:「教えてあげるよ。他人に押し付けた不幸はね、返ってくるものなのだよ」
横島誠実:ミシミシとロボットアームが軋み始める。まるで、遮二無二振り下ろされる拳打の嵐を受けたように。
“ホットロッド”:「オイオイ……何だァ、この音……」
横島誠実:装甲トレーラー全体を激しい衝撃が襲っていく。
“ホットロッド”:「ぬおわァ~~~~~~!? なんじゃこりゃァ~~~~~!」
横島誠実:「さて、何だろうね?」
“ホットロッド”:衝撃にハンドルを取られ、ふらふらと左右に揺れる。
入栄 朽葉:明らかに正常な走行能力を失った今を機と捉え。
入栄 朽葉:握り拳程の赤い小ぶりな魔眼──中央に暗く、紅い亀裂が浮かぶそれが、幾多も空中に展開される。
入栄 朽葉:少女のバロールとしての能力であり、それ自体が質量を持つエグザイルとしての肉体の延長線上。
入栄 朽葉:ぎち ぎ ちぎち !!!
入栄 朽葉:姦しい音を立て、幾多の"魔眼"が一斉に口を開いた。ぞろりと十数本の牙が溢れ出す。長い蛇のような舌が覗く──
入栄 朽葉:(……醜悪)
入栄 朽葉:押し殺す感情。 「喰らえ」 低く漏れた言葉、それを皮切りに、
入栄 朽葉:全てが飛来し、喰らい付いた。ごりごりと、装甲を物理的に削り、咀嚼し、次々と呑み込んでいく
“ホットロッド”:「ぐわァ~~~~~! クソッ、趣味悪ィんだよ“オーダーメイジ”の野郎~~~~~!」
入栄 朽葉:容易に喰らい尽くせぬ硬さ。これが決定打には為りえないだろう。それでいい。まだ、私の後ろには──
入栄 朽葉:「──さあ、どうぞ。中身は、まだ無事ですよ」
入栄 朽葉:ぽっかりと開いた装甲の穴を見て、微笑んだ。
入栄 朽葉:ごくり、と嚥下する。少女の喉が鳴る。たらふく食べさせられた、無機物の味が胃の腑に溶け落ちて──消えていった。
更科紅葉:「ええ。ありがとう、入栄朽葉」
更科紅葉:何処かより取り出した巨大な金砕棒を右手に構え──
“ホットロッド”:「てめェ~~~……おれの相棒の攻撃受けて軽いっつってたなァ~~どっちが軽いか……ぬおわッ!」
更科紅葉:がっ!
更科紅葉:しなやかな指で削り取られた装甲をさらに穿ち、巨大な機腕を左手で鷲掴む。
更科紅葉:「『ぶちのめせればソレで構わない』──」
更科紅葉:先に男が吐いた言葉と、その表情に眉根を寄せて──
更科紅葉:「軽いわねぇ」
更科紅葉:「攻撃も言葉も──この絡繰も」
“ホットロッド”:「て……め……ェ……!」
更科紅葉:そして片手で無造作に、その巨体を頭上に持ち上げる!
“ホットロッド”:「うおおおおおおおおおおおッ――!」
更科紅葉:「申し訳ないけれど、こちらのしくじりで急がねばならないようだから」
更科紅葉:「トドメをお願いできるかしらぁ、“アイストゥルフ02”?」
更科紅葉:がごんっ!
更科紅葉:金砕棒を叩きつけ、装甲トレーラーを少年の方へと弾き飛ばす!
此嵐翔子:「美味しい場面だ。決めてやれ――瀬名!」
瀬名楽:「はい! それでは、約束通り……ぶっちぎった上で、スクラップです!」
瀬名楽:猛回転するレネゲイド機関を、一度完全にストップ。
“ホットロッド”:「クソがァ~~~~~~~~~!」
瀬名楽:空転するタイヤで滑ってくるトレーラーの後ろに回り、
瀬名楽:「はぁッ!!」
瀬名楽:機関を全速で再燃させる。
“ホットロッド”:「このまま轢き潰してやるァ~~~~~!」
瀬名楽:トレーラーの真後ろについていた車体が、ぐんぐんと距離を縮め、
瀬名楽:「ふっ!!」突き出したハルバードを敵の車体に差し込むと、さらに加速!
瀬名楽:「軽いよりも怒る言葉を言ってあげましょうか」
瀬名楽:「……"遅い"ですよ、あなた!!」
“ホットロッド”:「がッ……!」
瀬名楽:追い抜きざまに装甲トレーラーの運転席を両断する!!
“ホットロッド”:両断され、外に晒される。
“ホットロッド”:「遅い……? おれが……遅ェだとォ~~~~~~!」
“ホットロッド”:「ふざけんじゃねェ~~~~~! このまま終わるとでも思ってんのかよォ~~~~!」
“ホットロッド”:「相棒ッ! 一世一代の大勝負だァ! 行くぞオラァ~~!」
“ホットロッド”:強化ガラスのカバーで保護されているスイッチを、カバーを砕いて叩く。
入栄 朽葉:「────まだ、来ます!」
“ホットロッド”:「てめェら全員、地獄に道連れだァ~~~~!」
“ホットロッド”:ドッッッッッッッッ
“ホットロッド”:ゴォオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
“ホットロッド”:装甲トレーラーは轟音を立てて爆発する!
入栄 朽葉:跳ぶ。魔眼全てを引き付け、最も近くにいた──瀬名さんと、その"相棒"の前に身を投げ出した。
入栄 朽葉:「く、うぅ……ッ!」 爆風に呑まれる身体──意識は、決して手放さずに。
更科紅葉:もうもうとたちこもる土煙の中、再生を終えてゆらりと立ち上がる。
更科紅葉:「──オーヴァードであれば、これくらいで道連れにできないことくらい理解できるでしょうに」
更科紅葉:「本当に、“軽い”」
更科紅葉:苛立たしげに爆発四散した男を睨めつける。
横島誠実:「……やれやれ、これは最初に釣って正解だったかな。」華やかだった着物は煤け、破れて見る影も無い。
瀬名楽:「一度ならず二度までも。ありがとうございます……!」入栄さんに改めて礼を。
横島誠実:「ま、堅気のお人らが巻き込まれなくてよかったよ」立ち上がり際、懐からころりと何かが転がり落ちる。
横島誠実:焦る様子も無く、それを手に取り懐へと戻した。
“ホットロッド”:「が……ァ……ちく……しょう……」
入栄 朽葉:「助けになれたのなら、何よりです」 顔についた砂埃を払いながら、片目を細めて。
此嵐翔子:「……こいつは私が護送する。瀬名、輸送アタッチメントをお前の『ヒポグリフ』に付け替えろ」
此嵐翔子:「ここまでは戦闘になるから、お前単騎の小回りが必要だったから輸送役に付いてきたが、戻る分には私は不要だろう」
瀬名楽:「はい! 雛菊さんのところに行ってきます!」一度停車し、輸送アタッチメントの切り替え作業に入る。
此嵐翔子:「……健闘を祈る!」
瀬名楽:「任されました!」"ホットロッド"との因縁は、一足先に晴らさせてもらったが……ここからは純粋に、人々の盾。正義の味方。UGNとしての戦いだ。

GM:シーンカット
GM:ロイスと購入が可能です。ここが最後の購入!
更科紅葉:応急手当キットを購入して即使用は大丈夫でしょうか?
瀬名楽:ロイス、入栄朽葉/○尊敬/不安で取得します。ありがとうね……
GM:大丈夫です!
更科紅葉:3dx+1>=8 応急手当キット
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 6[2,2,6]+1 → 7 → 失敗

入栄 朽葉:瀬名楽 ○信頼/隔意 で取得 / 更科紅葉 ○連帯感/不信感 で取得
更科紅葉:財産点を1使って購入。使用します。
更科紅葉:2d10+7
DoubleCross : (2D10+7) → 4[2,2]+7 → 11

瀬名楽:購入は応急手当キット、マイナーでストライクモービルに搭乗して調達判定。
更科紅葉:うん、だめだめ。11点まで回復です。
瀬名楽:3dx+6>=8
DoubleCross : (3DX10+6>=8) → 6[1,6,6]+6 → 12 → 成功

更科紅葉:<HP
入栄 朽葉:(3+3)dx+5>=18 コネ:手配師使用 簡易手術キット購入
DoubleCross : (6DX10+5>=18) → 9[1,2,3,4,8,9]+5 → 14 → 失敗

横島誠実:よしよし、皆がどんな人か見れたしロイスを取ろう。
入栄 朽葉:財産点4点使用で成功にします。
瀬名楽:更科さんにこの応急手当キットとさっき調達したブルーゲイルを渡しておきましょう。これもお使い!
更科紅葉:ありがたく。同キャラが2つ使用するのは大丈夫でしょうか?<応急手当キット
GM:大丈夫です!
更科紅葉:ありがとうございます。では使用。
更科紅葉:2d10+11
DoubleCross : (2D10+11) → 7[1,6]+11 → 18

更科紅葉:18点までHPが回復しました。
横島誠実:入栄朽葉:◎誠意/悔悟 / 瀬名楽:◎好奇心/隔意 / 更科紅葉:◎有為/悔悟
入栄 朽葉:ふむ、ではこの簡易手術キットも更科さんに。HP4D10点回復します
横島誠実:購入は応急ホニャララで。
更科紅葉:あ、ありがたい。では追加で回復。
横島誠実:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 7[1,7] → 7 → 失敗

更科紅葉:4d10+18
DoubleCross : (4D10+18) → 22[5,3,7,7]+18 → 40

横島誠実:残念だなぁ、以上で。
更科紅葉:マキシマム 33まで回復しました。
入栄 朽葉:こちらも以上。

クライマックスフェイズ

GM:全員登場! 登場侵蝕をどうぞ!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (74 → 80)
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (76 → 78)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (79 → 88)
横島誠実:61+1d10 侵蝕
DoubleCross : (61+1D10) → 61+5[5] → 66

GM
GM:街はずれの研究所。
GM:寂れた研究所……という形容は既に相応しくない。
GM:戦闘の余波によって建物は破壊され、研究員や防衛の為に待機していたエージェントが何人も倒れている。
雛菊遥:「それを……返して、ください」
雛菊遥:既に満身創痍。肩で息をしている。
“オーダーメイジ”:「言われて返すと思ってるのか? そういう無意味な問答はやめてくれないかな、無駄だからさあ」
入栄 朽葉:「遥さん!」 声のする方へ駆け込んでいく。
入栄 朽葉:「──"オーダーメイジ"……!」
“オーダーメイジ”:「あー……“クチハ”だ。今度は覚えてたぞ」
“オーダーメイジ”:「ふうん、お前も来たのか」
“シヴィライズフリント”:「となると、やっぱりお前も来てるよなあ」
“シヴィライズフリント”:「――更科の娘。俺を殺しに来たか?」
更科紅葉:「そうねぇ──」
更科紅葉:満身創痍──だがまだ無事な少女を確認し、内心で安堵する。
更科紅葉:ロイス取得 【雛菊遥@◯庇護/罪悪感】
更科紅葉:「──どちらかと言えば、あなたはもはや『ついで』ねぇ」
更科紅葉:そして仇の一人に目を向ける。
“シヴィライズフリント”:「ほう?」
更科紅葉:「仇を見つけ、激高し、挙げ句の果てがこの有様」
更科紅葉:「あなたを許すつもりはさらさらないけれども」
更科紅葉:「それを優先してしまっては、あの人の望みを私が踏みにじることになってしまうわねぇ」
更科紅葉:人であれ──
更科紅葉:ただそれだけを、あの人は願っていた。故に──
更科紅葉:「だからここに来たのは責任」
更科紅葉:「”人でなし”だからこそ、すべきことと、してはいけないことがあると言うことねぇ」
“シヴィライズフリント”:「ちっ、厄介な目になったもんだ。情報の代わりに龍……いや、鬼を起こしちまったか」
更科紅葉:ロイス変更【“シヴィライズフリント”@異なる存在/◯同じ存在】
更科紅葉:「それにそうした方が──」
更科紅葉:「あなたへの嫌がらせになるでしょう、シヴィライズフリント」にぃっと嗤う。
“シヴィライズフリント”:「能力の相性はともかく――やはり、厄介な女だ。恨みはないが、ここで殺した方がよさそうだな」
更科紅葉:「ありがたいわねぇ」
更科紅葉:「であれば悪食だけでなく、私が生き残ることでも、嫌がらせになりそう。助かるわぁ」
雛菊遥:「みなさん……すみません……。わたしの判断ミスです」
更科紅葉:「誰がミスをしたかと言えば」
雛菊遥:「果実を奪われてしまいました……」
更科紅葉:「間違いなくこの私でしょう」声音も表情も無愛想なまま
入栄 朽葉:「……仮にそうだとしても」「貴女が生きているなら、最悪足り得るものではありません」
瀬名楽:「いえいえ! よくぞ持ちこたえてくれました……おかげで、自分たちはちゃんと一番大事な時には間に合いましたよ」
入栄 朽葉:「そもそも、果実を奪うことは"手段"です」
入栄 朽葉:「彼らの目的ではない──そして、その目的は」 視線を、横島さんに。
入栄 朽葉:「未だ、果たされてはいません」
横島誠実:「そうそう、これは相手が上手だったということだよ。責任を感じる必要はないさ」
“フォビドゥン”:「――ふ、ふふ、ふふふふふふふ」
更科紅葉:「むしろあなたが居てくれたからこそ」
更科紅葉:「こいつらは今だこの場に留まっている」
更科紅葉:「感謝するわぁ、リヴァイヴボルト」
更科紅葉:「あなたの健闘に」
雛菊遥:「――はい。そうですね。まだ、終わってませんでした」
“フォビドゥン”:「ああ、遂に、遂にだ! ようやく、キミに、愛を返すことができる!」
“フォビドゥン”:「横島誠実! あの日ワタシはキミの強さに魅入られた! だからこそ、ワタシの持てる最大の強さで、キミをもてなそう!」
“フォビドゥン”:手に持つ果実を掲げる。
横島誠実:「一方的な感情の押し付けは嫌われるよ、君。悪い事は言わないから、それを食べるのは止した方がいいと思うよ」
“フォビドゥン”:「ふふ、心配してくれるのかい? でも大丈夫さ。ワタシには、心強い仲間がいる」
“フォビドゥン”:腹が横に裂ける。巨大な口が開く。
更科紅葉:「一人はリタイアしたわねぇ」
入栄 朽葉:(────やはり) 人の腹に私と同じモノが覗いた光景に、背筋が粟立つ。
“フォビドゥン”:「ふふ、彼も役に立ってくれたよ。彼の分まで――キミを愛そう、横島誠実!」
“フォビドゥン”:がぶり、と『口』が果実を丸呑みにする。
“フォビドゥン”:「ああ――これで、これで……!」
“フォビドゥン”:「……これ、で……」
横島誠実:「時に入栄くん。君、毒って効くのかい?」
入栄 朽葉:「……えっ?」 唐突な質問に、ほんの少し裏返った声を上げて。
入栄 朽葉:「……効かない、わけではありません。勿論、食べられますが……それが胃液で無効化出来ない場合は、」
入栄 朽葉:「"通常通り"、影響します」
横島誠実:「ふむ、となると…」
横島誠実:「横紋筋融解症による筋肉痛、呼吸困難、麻痺、痙攣、あたりの症状は出るのかな?」
更科紅葉:「具体的ねぇ」
入栄 朽葉:「──出るでしょうね。オーヴァードとしての再生速度が、勝らない限りは」
横島誠実:「んふふ…くは…はははははっ!!いやいや、好き好んで毒を喰らおうだなんてねぇ!」
横島誠実:「もしかして、君の方がよほど悪喰なんじゃあないかい?」口元を隠し、目だけが笑みを作る。
横島誠実:リバースハンドアウトを公開します。

・リバースハンドアウト(横島誠実)
あなたは更科紅葉に盗聴器が仕掛けられていることに気付いた。雛菊遥が立案した作戦は“パリトキシン”に漏洩していると考えるべきだろう。
そこで、あなたはそれを逆手に取ることにした。誰にも気付かれないよう、果実を研究所に保管されていた通常の『禍々しき果実』とすり替え、懐に入れた。
恐らく敵はこちらの足止めの為に戦力を割いてくる。これによって、敵の目当てのものを安全に守り、戦力の分断を誘うことが可能となる。

“フォビドゥン”:体が痙攣を始める。
“フォビドゥン”:「な……何を……した……? 一体、キミは何を……!」
横島誠実:「いやいや、単純な話だよ。毒を盛ってみたのさ、猛毒をね?」
横島誠実:「──"猛毒(パリトキシン)"の味はどうだったかな。お気に召して貰えたらいいんだけどね?」
横島誠実:勿論オーヴァードが通常の毒でどうにか出来るとは思ってはいない、つまるところ、ただの嫌がらせだよ。
“フォビドゥン”:「は……」
“フォビドゥン”:「はは、はははははははははは――――! すばら……しい!」
“フォビドゥン”:「それでこそ! それでこそ横島誠実だ!」
入栄 朽葉:パリトキシン──フグ毒として有名なテトロドトキシンより尚強い、猛毒!
“フォビドゥン”:「ああ、最高だよ。キミからもらった毒ならば、それは至上の果実に勝る甘露だとも!」
入栄 朽葉:発症までのタイムラグなど、この際何の障害にもならない。腹の口は特別性だ。喰らえば、そのまま"血肉と化す"のだから!
“フォビドゥン”:オーヴァード相手であろうと、その毒はある程度効果を発揮するだろう。
“フォビドゥン”:ましてや、あらゆるものを食べ、完全に消化する口を持った今ならば。
“フォビドゥン”:しかし、同時に“フォビドゥン”は全身の八割を機械化している。
“フォビドゥン”:そして――その執念は最早ジャームの域。
“フォビドゥン”:その精神性は、猛毒を歓喜によって克服する。
“フォビドゥン”:そして、通常の果実であっても、『口』によって十全にその力を取り込むことが可能!
“フォビドゥン”:《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》を取得します。ただし、効果は1ラウンド経過か、“フォビドゥン”以外のエネミーの全滅で解除されます。
瀬名楽:「いまいち状況が掴めませんが……とにかく最悪の事態は避けられたと! ならばこの好機、逃す理屈はありません!」
更科紅葉:無言のまま、”悪食”の顔面に拳を叩き込む。全力の一撃を。
横島誠実:「あいたぁッ!!?ちょっと待って欲しい!!敵はあちらですよ、お嬢さん!!?」
更科紅葉:「ええ、そうねぇ」
更科紅葉:ロイス取得 クズ【横島誠実@◯同族嫌悪/殺意】
入栄 朽葉:「……更科さん。色々と思うところがあるのはお察ししますが」
入栄 朽葉:「今は、どうか。その力は、取っておいて下さい」
更科紅葉:「ここで殺してしまっては本末転倒」
更科紅葉:「少なくともあちらをどうにかするまでは、今の一撃のみにしておきましょう」
瀬名楽:「あ、後でも勘弁しておいてくださいね!? 一応その……見過ごせる発数にも限度があるので!」今のは見なかったことにした!
入栄 朽葉:「──それなら、今は」「今取れる最善を、選びましょう」
横島誠実:「まぁまぁ瀬名くん。悪いのは我輩だからね、この程度は受け止めるさ」
更科紅葉:おそらくはここで一撃を喰らうぐらいは、織り込み済みだったのだろう。
更科紅葉:それがなお、癪に障る。
横島誠実:「とりあえずこの後吊るし上げて貰うにしても、だ。彼らを倒さなきゃどうにもならないってことで頼むよ」
更科紅葉:「確かにそうねぇ」
更科紅葉:「あなたを喜ばせる趣味もないけれど、あちらを喜ばせるつもりもなし」
更科紅葉:「それでいいかしらぁ、入栄朽葉、アイストゥルフ02?」
入栄 朽葉:「言ったはずです、"最善"を取りましょうと」
入栄 朽葉:「──いつでも。準備はできています」
瀬名楽:「はい! こちらもです……一網打尽にしてしまいましょう!」
入栄 朽葉:血色の魔眼が幾重にも浮遊する。
“オーダーメイジ”:「また嵌められた。本当に不愉快だなあ! 横島誠実!」
“シヴィライズフリント”:「やっぱり、お前は殺さねえと、気が済まねえわ。横島誠実!」
“フォビドゥン”:「――さあ、ワタシが心を込めた饗宴を受け取ってくれ! 横島誠実――!」
GM:三者三様のレネゲイドの波動があなた達のレネゲイドを活性化させる!
GM:衝動判定! 難易度は9です。
瀬名楽:4dx>=9 意志
DoubleCross : (4DX10>=9) → 10[6,8,9,10]+3[3] → 13 → 成功

入栄 朽葉:3dx+4>=9
DoubleCross : (3DX10+4>=9) → 10[1,1,10]+10[10]+7[7]+4 → 31 → 成功

瀬名楽:2d10+80
DoubleCross : (2D10+80) → 17[9,8]+80 → 97

更科紅葉:5dx+5>=9 衝動判定
DoubleCross : (5DX10+5>=9) → 7[4,4,6,6,7]+5 → 12 → 成功

入栄 朽葉:意志強者
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を2d10(→ 8)増加 (88 → 96)
入栄 朽葉:78+2d10
DoubleCross : (78+2D10) → 78+10[7,3] → 88

更科紅葉:成功して暴走しません。
横島誠実:7dx+1>=9 衝動判定
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 8[1,4,5,6,6,6,8]+1 → 9 → 成功

横島誠実:66+2d10 侵蝕
DoubleCross : (66+2D10) → 66+7[3,4] → 73

GM:NPCカードがあります
GM:雛菊遥 《マグネットフォース》 カバーリングを行う。1回のみ。
GM:満身創痍なので、一回だけ庇ったら倒れます。
入栄 朽葉:遥さん…………
GM:エンゲージはこちら!

▼エンゲージ
(“フォビドゥン”[3]、“オーダーメイジ”[5]、“シヴィライズフリント”[6])
   10m
(横島[8]、入栄[6]、更科[5]、瀬名[6])

GM:セットアップ!

“オーダーメイジ”:ブルーゲイル 行動値5上昇。10に
入栄 朽葉:なし。今後もありません
瀬名楽:なし! 今後も無し!
横島誠実:《螺旋の悪魔》を使用して侵蝕+3、合計76に上昇。
“フォビドゥン”:加速装置 行動値12上昇。15に
“シヴィライズフリント”:なし
更科紅葉:このラウンドはありません。

▼エンゲージ
(“フォビドゥン”[15]、“オーダーメイジ”[10]、“シヴィライズフリント”[6])
   10m
(横島[8]、入栄[6]、更科[5]、瀬名[6])

GM:ではイニシアチブ! 何もなければ“フォビドゥン”の手番ですが……
瀬名楽:ちょっとだけお待ちください!
瀬名楽:よし、イニシアチブで《スピードフォース》宣言したいです。
GM:了解! では瀬名くんの手番!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を4増加 (97 → 101)
瀬名楽:メインプロセス入って、マイナー。「ストライクモービル」に搭乗。
瀬名楽:オート。「ウェポンケース」の効果で「ブーストアーマー」を装備。
瀬名楽:メジャー。
瀬名楽:▼イーグルチャージ=《C:ハヌマーン》Lv4+《一閃》Lv2+《さらなる波》Lv5
GM:判定どうぞ!
瀬名楽:全力移動でエネミーエンゲージ突入後に白兵攻撃。対象は"シヴィライズフリント"!
瀬名楽:判定直前、「能力訓練:肉体」を仕様。達成値+1。
瀬名楽:(11+3)dx7+7 命中
DoubleCross : (14DX7+7) → 10[2,2,3,3,4,4,4,5,5,5,6,8,10,10]+10[1,7,7]+3[2,3]+7 → 30

“シヴィライズフリント”:ドッジ!
“シヴィライズフリント”:6dx>=30
DoubleCross : (6DX10>=30) → 9[1,3,4,5,8,9] → 9 → 失敗

“シヴィライズフリント”:命中! ダメージどうぞ!
瀬名楽:4d10+19 ダメージ
DoubleCross : (4D10+19) → 20[1,9,9,1]+19 → 39

瀬名楽:「フォールンアックス」の効果起動。ダメージダイスから3つまで選んで振り直し。
瀬名楽:1,1を再ロール。
瀬名楽:2d10+37
DoubleCross : (2D10+37) → 4[2,2]+37 → 41

瀬名楽:び、微妙!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を10増加 (101 → 111)
“シヴィライズフリント”:そのまま41点受ける! まあまあ受けたがまだ元気!

▼エンゲージ
(“フォビドゥン”[15]、“オーダーメイジ”[10]、“シヴィライズフリント”[6]、瀬名[3])
   10m
(横島[8]、入栄[6]、更科[5])

GM:では、行動値15の“フォビドゥン”の手番
“フォビドゥン”:マイナー:超越活性:サイバーアーム 業師:ポルターガイスト
“フォビドゥン”:素手を変更し、破壊してその攻撃力分攻撃力上昇。エピックの効果によって破壊無効。
“フォビドゥン”:また、サイバーアームには濃縮体の効果もあるため、22レベル相当です。
入栄 朽葉:クソデカサイバーアームじゃねえか……
“フォビドゥン”:しめて攻撃力58上昇!
“フォビドゥン”:メジャー:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:対象は瀬名楽!
瀬名楽:来い!
“フォビドゥン”:ハードワイヤードと武芸の達人もあるので……
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[4,4,5,5,5,6,7,8,9,9,10,10]+6[1,2,3,5,6,6]+20 → 36

瀬名楽:ど、ドッジし切れる気がしない! ガードを選択!
“フォビドゥン”:ではダメージ!
“フォビドゥン”:4d10+58
DoubleCross : (4D10+58) → 14[4,3,4,3]+58 → 72

入栄 朽葉:これなら。オート 《デモンズウェブ》 侵蝕[+2] 対象の受けるダメージを[-6D]点
入栄 朽葉:72-6d10
DoubleCross : (72-6D10) → 72-27[1,8,5,1,4,8] → 45

入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を2増加 (88 → 90)
瀬名楽:装甲ガードで30点引いて、15点貰って……生存!
“フォビドゥン”:倒しきれなかっただと……!
瀬名楽:瀬名楽のHPを15減少 (28 → 13)
“フォビドゥン”:《分割思考》行動値を10下げて未行動に
GM:では、行動値10のオーダーメイジの手番
“オーダーメイジ”:コンセントレイト:モルフェウス カスタマイズ ギガンティックモード
“オーダーメイジ”:使用武器は、装備しているメタルスーツに付属している射撃武器!
“オーダーメイジ”:対象は瀬名楽以外の固まっているPC3人!
入栄 朽葉:ちょっと相談で
“オーダーメイジ”:更に、CR弾使用。攻撃力+3
“オーダーメイジ”:さらにインフィニティノヴァ使用。C値-1
“オーダーメイジ”:フォールンスプライトで判定ダイス+3個
入栄 朽葉:差し込みなし、そのまま判定どうぞ
“オーダーメイジ”:妨害などあればここで
“オーダーメイジ”:あ、失礼もう一つ
“オーダーメイジ”:《オーバーロード》
入栄 朽葉:全部乗せの勢い……!
更科紅葉:ありません、そちらのアクション待ち。
“オーダーメイジ”:武器を破壊して武器攻撃力を二倍
“オーダーメイジ”:では判定!
“オーダーメイジ”:12dx6+2
DoubleCross : (12DX6+2) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7]+10[4,8]+10[9]+10[7]+4[4]+2 → 46

入栄 朽葉:9dx>=46 ワンチャンドッジ
DoubleCross : (9DX10>=46) → 10[2,3,4,4,6,10,10,10,10]+10[5,7,7,10]+1[1] → 21 → 失敗

入栄 朽葉:そこそこ頑張りました
横島誠実:暴走中だから食らうとも!
更科紅葉:ちょいお待ちを
更科紅葉:コンボ『金剛身』(龍鱗)侵蝕率+3
更科紅葉:リアクションを放棄して、装甲38で受け止めます。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を3(→ 3)増加 (96 → 99)
“オーダーメイジ”:ではダメージ
“オーダーメイジ”:5d10+27+1d10
DoubleCross : (5D10+27+1D10) → 44[8,9,9,9,9]+27+3[3] → 74

“オーダーメイジ”:めっちゃ回った
入栄 朽葉:吹き飛ぶ。リザレクト
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (90 → 95)
横島誠実:爆発四散する!リザレクト!
横島誠実:1d10 リザよろ
DoubleCross : (1D10) → 2

更科紅葉:流石にその目は耐えられない。戦闘不能でリザレクト。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (99 → 106)
GM:横島さんリザレクト上手すぎない?
更科紅葉:HP7に

GM:では、行動値8の横島さん!
横島誠実:はいな!マイナーで移動、相手のエンゲージに突撃!
横島誠実:メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》で攻撃、対象はエネミーの3人。
GM:妨害はなし!
横島誠実:(9+1)dx7 命中判定
DoubleCross : (10DX7) → 10[2,2,5,5,6,6,8,8,9,10]+5[1,2,4,5] → 15

横島誠実:おっと、これは流石によろしくないね。
GM:こんな達成値だと避けちゃうぞ~
横島誠実:《原初の紫:妖精の手》を使用。
GM:はッ
GM:そんなものが……
横島誠実:侵蝕5上昇して83に。
横島誠実:1dx7+20 妖精の手
DoubleCross : (1DX7+20) → 10[7]+1[1]+20 → 31

GM:ちゃんと回してきた……!
横島誠実:まぁ十分でしょうよ
“フォビドゥン”:ガードを宣言  キミの攻撃を避けたりなんかしないさ
“オーダーメイジ”:ドッジ
“オーダーメイジ”:4dx-3>=31
DoubleCross : (4DX10-3>=31) → 7[6,6,7,7]-3 → 4 → 失敗

“シヴィライズフリント”:ドッジ
“シヴィライズフリント”:6dx>=31
DoubleCross : (6DX10>=31) → 10[4,5,5,7,9,10]+3[3] → 13 → 失敗

“シヴィライズフリント”:ではここで
“シヴィライズフリント”:あ、いや、違う
“シヴィライズフリント”:先にダメージどうぞ
横島誠実:30+4d10 ダメージ
DoubleCross : (30+4D10) → 30+17[6,3,5,3] → 47

横島誠実:装甲有効47点だね。
“シヴィライズフリント”:氷雪の守護 吹雪の守護 至近範囲のダメージを5D軽減
“シヴィライズフリント”:47-5d10
DoubleCross : (47-5D10) → 47-21[5,2,1,6,7] → 26

“フォビドゥン”:《不死英雄:精神》でノーダメージ
“オーダーメイジ”:装甲で軽減して10ダメージ
“オーダーメイジ”:まだまだ元気
横島誠実:攻撃分の侵蝕値上昇して90だ。
“シヴィライズフリント”:そのまま受けて26ダメージ。まだ大丈夫

▼エンゲージ
(“フォビドゥン”[15]、“オーダーメイジ”[10]、横島[8]、“シヴィライズフリント”[6]、瀬名[3])
   10m
(入栄[6]、更科[5])

GM:では行動値6、入栄ちゃん!
入栄 朽葉:はい。
入栄 朽葉:マイナーで移動して向こう側のエンゲージへ。
入栄 朽葉:オートで異形の魔眼(ワイヤーウィップ)を装備。
入栄 朽葉:メジャー "大食らい" 《C:バロール》《巨人の斧》 侵蝕[+5] 対象:単体 射程:10m 対象は“シヴィライズフリント”
GM:判定どうぞ!
入栄 朽葉:(5+2)dx7+2
DoubleCross : (7DX7+2) → 10[3,6,7,8,10,10,10]+10[2,3,4,10,10]+10[7,8]+10[5,8]+1[1]+2 → 43

“シヴィライズフリント”:ドッジ
“シヴィライズフリント”:6dx>=43
DoubleCross : (6DX10>=43) → 10[2,3,5,7,9,10]+10[10]+5[5] → 25 → 失敗

入栄 朽葉:5D10+15+1 装甲・ガード値有効
DoubleCross : (5D10+15+1) → 28[4,9,1,8,6]+15+1 → 44

入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を5増加 (95 → 100)
“シヴィライズフリント”:ぐおっ、結構喰らったが……なんとか生きてる! でも結構やばい!
GM:では行動値6のシヴィライズフリントの手番
“シヴィライズフリント”:コンセントレイト:サラマンダー 焦熱の弾丸 結合粉砕 原初の赤:スターダストレイン 原初の灰:災いの雷
“シヴィライズフリント”:シーン選択、装甲無視、ダメージを与えたら対象:横島誠実の憎悪付与。拒否可能。拒否した場合暴走付与。
入栄 朽葉:流石に笑ってしまう
入栄 朽葉:──やらせませんよ。
入栄 朽葉:オート 《時の棺》 侵蝕[+10] その判定を失敗にする
“シヴィライズフリント”:ちっ!
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を10増加 (100 → 110)

▼エンゲージ
(“フォビドゥン”[15]、“オーダーメイジ”[10]、横島[8]、入栄[6]、“シヴィライズフリント”[6]、瀬名[3])
   10m
(更科[5])

GM:では行動値5、更科さん!
更科紅葉:はい
更科紅葉:ではマイナーアクションで戦闘移動。みんなのところにエンゲージ。
更科紅葉:メジャーコンボ、蹂躙(獣の力/獣王の力/コンバットシステム/コンセ)侵蝕率+10
更科紅葉:対象はオーダーメイジ
GM:判定どうぞ!
更科紅葉:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[2,3,3,5,6,7,7,7,9,10,10]+10[1,4,4,4,6,8]+2[2] → 22

“オーダーメイジ”:ドッジ!
“オーダーメイジ”:4dx-3>=22
DoubleCross : (4DX10-3>=22) → 7[2,5,6,7]-3 → 4 → 失敗

“オーダーメイジ”:駄目! ダメージ来い!
更科紅葉:ではオート、フェイタルヒット起動。さらに侵食率+4
更科紅葉:ダメージを+4d10します
更科紅葉:7d10+36 装甲有効
DoubleCross : (7D10+36) → 26[3,1,8,1,1,5,7]+36 → 62

更科紅葉:低いなぁ……でもなんとか62点。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を10(→ 10)増加 (106 → 116)
“オーダーメイジ”:装甲で減らして46ダメージ! 結構削れてきたがまだ生きてる!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を0増加 (116 → 116)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を4(→ 4)増加 (116 → 120)

▼エンゲージ
(“フォビドゥン”[15]、“オーダーメイジ”[10]、横島[8]、入栄[6]、“シヴィライズフリント”[6]、更科[5]、瀬名[3])

GM:では行動値5のフォビドゥン
“フォビドゥン”:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:対象は当然……横島誠実!
“フォビドゥン”:受け取っておくれ
入栄 朽葉:静観しましょう……
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,1,2,2,3,3,5,5,6,7,8,10]+10[1,7,10]+6[2,6]+20 → 46

横島誠実:なんだとォ…
横島誠実:暴走中なので食らう、ダメージどうぞ!
“フォビドゥン”:5d10+58
DoubleCross : (5D10+58) → 28[2,5,9,6,6]+58 → 86

横島誠実:ワッハッハ、消し飛ぶ!リザレクトだ。
横島誠実:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 5

GM:次螺旋の悪魔してもまだ100行かないじゃん!
“フォビドゥン”:という訳で
“フォビドゥン”:《ブリッツクリーク》
“フォビドゥン”:もう一回殴れるドン!
入栄 朽葉:倍プッシュやめなよぉ!
更科紅葉:おお
“フォビドゥン”:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:当然横島誠実!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,1,3,3,3,4,4,4,6,8,8,9]+10[2,7,8]+6[3,6]+20 → 46

入栄 朽葉:(静かに見つめている)
横島誠実:こんなに攻撃されるようなことした覚えはないんだけどね!?命中ダメージどうぞ!
“フォビドゥン”:5d10+58
DoubleCross : (5D10+58) → 28[5,10,2,8,3]+58 → 86

“フォビドゥン”:達成値も火力もさっきとまるっきり一緒だ
横島誠実:てことは当然消し飛ぶのも一緒って訳だね。リザレクト
横島誠実:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 6

横島誠実:うーん、100超えたかぁ
GM:流石にね

GM:クリンナップ! もろもろ行動値が元にもどって、フォビドゥンの《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》が解除されます
GM:では演出!

瀬名楽:「一番槍、頂きます! 『ヒポグリフ』、ゲットライド!」
瀬名楽:傍らに止めていた二輪車に飛び乗り、加速をつける。
瀬名楽:「チェンジ……ブリガンダイン!!」
瀬名楽:突撃の最中、二輪が唐突に分解する。否――これは、変形だ!
瀬名楽:「はぁぁぁッ!!」身に纏う鎧状に変形したExレネゲイドヴィークルを纏い、足元に移動したタイヤで滑走!
瀬名楽:"シヴィライズフリント"にハルバードを突き立て……そのまま真横を走り去って引き抜く!
瀬名楽:『ヒポグリフ』隊の十八番、機動突撃戦法だ!
“シヴィライズフリント”:「ちぃ……! 文明の武器……相性悪いなあ、くそ!」
“フォビドゥン”:「おやおや、『早い』ね」
“フォビドゥン”:そういいつつ、平然と、抜き去った先に待ち構えている。
瀬名楽:「!!」
“フォビドゥン”:バチバチと拳がスパークを放つ。次の瞬間――
“フォビドゥン”:既に、拳は振り抜かれている。
“フォビドゥン”:「こんな感じかな? 腕だけでしか真似できないね」
入栄 朽葉:先陣を切った瀬名さんの背後を付く、遅れること数瞬。宙を奔った血色の魔眼が、『ぐぱり』と口を開いた。
入栄 朽葉:「──ええ、では。その腕を戴きましょう」
入栄 朽葉:口内の醜い舌を惜しげもなく晒すように、鋭い牙が十数本。"フォビドゥン"の拳に貪るように喰らい付いた。
“フォビドゥン”:追撃に向かうはずの拳が止まる。
瀬名楽:「二度ならず三度までも! 今度菓子折りを持ってお礼に伺いますね……!」
“フォビドゥン”:「これはこれは……“オーダーメイジ”。やはりキミは優秀な開発者のようだね」
入栄 朽葉:「ふふ、じゃあ」「私、プリンが好きなので、お願いしますね」
“オーダーメイジ”:「ふん……こんな用途は想定していない。過剰な性能は、必要ない」
入栄 朽葉:「今は感謝してますよ──"オーダーメイジ"」
入栄 朽葉:「この手で。何かを護ることが、出来るんですから」
“オーダーメイジ”:「ああ、腹立つなあ! 不要な製品は処分するに限るよまったく!」
“オーダーメイジ”:装甲から複数の銃器が飛び出す。
“オーダーメイジ”:対レネゲイド弾装填。出力過剰抽出。サイドリール因子活性化率120%。
“オーダーメイジ”:「まとめて、ごみに出してやる。処分は、次の“クチハ”にでもやらせるさ!」
“オーダーメイジ”:――シュート。
“オーダーメイジ”:殺意の弾丸がばら撒かれる。
入栄 朽葉:嗤った。次の、次の? さて、であれば私は──何人目の"クチハ"だったのだろう。
入栄 朽葉:薄いブラウス、タイツ、諸々が弾丸の雨に晒され塵屑と化す。薄い腹に、隠し切れない歪な奇形が覗いて──
入栄 朽葉:その口が、『べろり』と舌舐めずりをするのと同時、ゆらりと立ち上がった。
入栄 朽葉:「──そういうところが、最悪なんですよ」 吐き捨てるように、呟いた。
更科紅葉:「くっ──」
更科紅葉:雨霰と降り注ぐ特殊弾が、白い肌を裂き赤い弾痕を穿っていく。
更科紅葉:しかし、倒れることはなく──
横島誠実:「全く、どいつもこいつもろくでなしばかりだねぇ。人様に向けていいもんじゃないだろう、それ」
横島誠実:弾丸に穿たれた穴へと渦を巻いて影が集まり、修復していく。
横島誠実:「でもまぁ、遠慮せずに"運"を奪えるってんだから…悪党相手はありがたいね」
横島誠実:慌てず急がず、常に風雅に。普段と変わらぬ足取りで近づいていく。
横島誠実:誘い手繰り寄せるように、長い指が空間を薙ぐ。
横島誠実:"運"の簒奪。"運"とは即ち、生体エネルギーの一種(と、横島誠実は考えている)である。
横島誠実:それを奪われるという事は…成長や再生、修復といった肉体が活きようとする力が失われるという事だ。
横島誠実:ごそり、と自らの中から"何か"が奪われる感触を味わってくれたまへ。
“シヴィライズフリント”:「――お前の手管は知ってるぜ」
“シヴィライズフリント”:“シヴィライズフリント”と“オーダーメイジ”の体に炎が灯る。
“シヴィライズフリント”:「炎は人類の文明化の象徴。進化の始まりだ」
“シヴィライズフリント”:「そんな運なんて非科学的で原始的な概念、否定してやるよ」
“フォビドゥン”:そして、火が灯らずともこの男は。
“フォビドゥン”:「まだまだそんなものじゃないだろう、横島誠実! もっと、もっとキミを見せてくれ!」
横島誠実:「んふふふふ!いいね、少しばかり楽しくなってきた。けど、いいのかな?」
横島誠実:「──迂生だけ見ていては危ないよ?」
入栄 朽葉:とん、とん。
入栄 朽葉:アン・ドゥ・トロワ。
入栄 朽葉:華奢な身体が、踊るように距離を詰める。
入栄 朽葉:"オーダーメイジ"に向けられた銃器を、軽いステップでするりと躱し、
入栄 朽葉:視界の端から滑り込む。"シヴィライズフリント"の傍へと、傅くように擦り寄った。
入栄 朽葉:その距離、僅かに10cm。ほんの少し、身体を傾ければ──ほら。
入栄 朽葉:くちづけすら、容易に届く。
“シヴィライズフリント”:「おいおい、実験体なんてよお……」
入栄 朽葉:嗤ったのは、少女の口か、腹の異形か。
入栄 朽葉:「──いただき、ます」
入栄 朽葉:白日のもとに晒された異形の口、羞恥と醜悪を内包したその身体が──言葉を発した男の腹を、かぶり付くように奪い去った。
“シヴィライズフリント”:「……文明の権化じゃねえか。相性、最悪だぜ……ッ!」
“シヴィライズフリント”:腹の肉を抉られて、バックステップで距離を取る。
“シヴィライズフリント”:「――相性が悪い相手は、別の奴にぶつけるに限る」
“シヴィライズフリント”:手に炎が灯る。それは“シヴィライズフリント”の憎悪衝動のレネゲイドが込められている。
“シヴィライズフリント”:炎を受ければ、“シヴィライズフリント”の憎悪を身に宿し――その仇、横島誠実への攻撃衝動が喚起される。
“シヴィライズフリント”:強い意志で耐えたとしても、レネゲイドの暴走は免れない。
“シヴィライズフリント”:「ちょっと、あっちに行っててもらおうか!」
入栄 朽葉:喰らい付いた脇腹の傷口、そこに垣間見える。零れ落ちる血より尚紅い──深紅の魔眼が、ひとつ。
入栄 朽葉:ひとつ、否──それは、無数の極小の魔眼の集合体。
入栄 朽葉:それら全てが、一斉に牙を生やした。舌を覗かせ、哄笑するように──
入栄 朽葉:『──ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち!!!』
入栄 朽葉:おぞましい造形の魔眼が、男の傷口から這い出し、這い上がる。否、それはもう、
入栄 朽葉:悪夢が、形を為したものでしかない。
“シヴィライズフリント”:「ぐ、うおおおおおおッ!?」
入栄 朽葉:その身に舐め付き、縋り付き、喰らい付き、魔眼は男の体を覆い尽くし──
入栄 朽葉:膨れ上がるレネゲイドを、ごっそりと、喰らい尽くした。
“シヴィライズフリント”:「……おいおい、“オーダーメイジ”、こいつはちょっと、性能よすぎだぜ」
“シヴィライズフリント”:灯った憎悪の炎は、食い尽くされた。
入栄 朽葉:けふ、と喉を鳴らした。憎悪の炎は、喉を焼いたが──
入栄 朽葉:喉元過ぎれば、熱さは忘れるものなのだ。
“シヴィライズフリント”:「――さて、俺にとどめを刺しにくるか? 今なら火も出ねえぜ」
“シヴィライズフリント”:(俺は浮いた駒だ。まだ利いてる“オーダーメイジ”の負担を減らす)
更科紅葉:「言ったでしょう──」嘯く男に一瞥をくれ。
更科紅葉:「あなたは”ついで”──だと」
更科紅葉:“シヴィライズフリント”は入栄朽葉によって抑えられている。で、あれば──
更科紅葉:「奇しくも入れ替えといった形ねぇ」
更科紅葉:召喚。虚空より喚び出しその手にするは、百貫を超える無骨な金砕棒。
更科紅葉:「とりあえず──」
更科紅葉:たんっ──
更科紅葉:かろやかに大地を蹴り、一瞬で間合いを潰して“オーダーメイジ”の眼前へと。
“オーダーメイジ”:「はあ!? お前の仇はあっちだろうが!」
更科紅葉:にぃっと、笑みを確認できるほどの距離。そして──
更科紅葉:「口を閉じなさいなぁ、あなた?」
更科紅葉:凶悪な鉄塊が、悪口雑言を吐き出す器官(くち)へと突き穿たれる!
“オーダーメイジ”:「ぶっ……! お、前……!」
更科紅葉:「あら──」
更科紅葉:仕留めきれなかったことに嘆息し、白い髪を苛立たしげにかきあげ。
更科紅葉:「存外頑丈ねぇ──」
“オーダーメイジ”:装甲が展開するエネルギーシールドで致命傷こそ避けたものの、顔面に直撃を受け、前歯が欠け、鼻から血が流れる。
“オーダーメイジ”:「こおしてやう……!」
更科紅葉:「──やはり“ひとでなし”はしぶといのかしらぁ?」
更科紅葉:ちらり、と。今は味方である男の方へと目をやる。
更科紅葉:無論、自分もそうであるのだが──
“シヴィライズフリント”:「けっ、厄介な女になりやがったもんだ」
更科紅葉:ぞっとする微笑みを以て、仇敵には応じ──
“フォビドゥン”:痛手を受けた同志二人には目もくれず。
“フォビドゥン”:「さあ、キミとワタシの時間だ! さあ、さあ、さあ! 受け取っておくれ!」
横島誠実:「あっはっは!御免被るよ!でもまぁ、受けて立とうじゃないか」
“フォビドゥン”:正拳。肘鉄。蹴り上げ。踵落とし。諸々、諸々、一秒間に約十九手。
“フォビドゥン”:そのどれもが必殺。
横島誠実:徒手空拳の達人、否。既に魔人の域にある者の攻撃に対し、この身は余りにも無力。
“フォビドゥン”:ただ純粋な体技。洗練された、死の奔流が襲いかかる。
“フォビドゥン”:一度殴る毎に頬は紅潮し、一度蹴るごとに恍惚を浮かべる。
横島誠実:だが、それで正解だ。目まぐるしく移り変わる戦況を認識し、最善を選ぶ。
“フォビドゥン”:「ああ、楽しい! 楽しいねえ! キミもそうだろう!?」
横島誠実:「あっはっは!楽しい訳ないだろう!今ので何回死んだと思ってるんだい?」
横島誠実:「でもまぁ、やっとこれで全部が同じ盤上にのった訳だ」
横島誠実:「後はそう、"悪"党同士が"喰"らい合うだけってことさ」
横島誠実:血に濡れた髪をかき上げて、口元は三日月のような笑みを浮かべていた。

GM:2ラウンド目
GM:セットアップ
入栄 朽葉:変わらず、なし。
瀬名楽:なし!
“フォビドゥン”:加速装置 行動値+12
“オーダーメイジ”:なし
“シヴィライズフリント”:なし
横島誠実:《螺旋の悪魔》を使用。侵蝕+3で104に。
更科紅葉:ありません

▼エンゲージ
(“フォビドゥン”[15]、横島[8]、入栄[6]、“シヴィライズフリント”[6]、更科[5]、“オーダーメイジ”[5]、瀬名[3])

GM:では行動値15のフォビドゥンの手番ですが、イニシアチブ何かありますか?
瀬名楽:イニシアチブなしで! 少なくとも行動値6の味方手番終わるまでありません!

“フォビドゥン”:ではこちらの手番
“フォビドゥン”:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:対象は……横島誠実!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,2,2,3,3,3,5,5,6,7,7,10]+5[3,5,5]+20 → 35

横島誠実:はっはっは、来るがいい!暴走中なのでリア不!
“フォビドゥン”:4d10+58
DoubleCross : (4D10+58) → 22[9,3,2,8]+58 → 80

横島誠実:当然吹き飛ぶ、ので!ロイスをタイタス化して消化。HP11で復活。
横島誠実:残りロイス6個だね。

GM:では行動値8の横島さん!
横島誠実:マイナーなし。メジャー《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》で攻撃、対象は敵の3人。
横島誠実:(9+3)dx7 命中判定
DoubleCross : (12DX7) → 10[1,2,3,4,5,7,7,8,8,8,9,10]+10[1,3,5,6,8,8,9]+6[1,3,6] → 26

“フォビドゥン”:ガード
“オーダーメイジ”:ドッジ
横島誠実:うーん、落としておきたいし《原初の紫:妖精の手》
“オーダーメイジ”:おっと、なら判定は待つ
横島誠実:1dx7+30 妖精の手
DoubleCross : (1DX7+30) → 3[3]+30 → 33

横島誠実:ん~…まぁいいかな。
“オーダーメイジ”:では
“オーダーメイジ”:4dx-3>=33
DoubleCross : (4DX10-3>=33) → 9[6,8,9,9]-3 → 6 → 失敗

“シヴィライズフリント”:ドッジ
“シヴィライズフリント”:6dx>=33
DoubleCross : (6DX10>=33) → 10[4,6,7,10,10,10]+9[2,4,9] → 19 → 失敗

GM:ダメージどうぞ!
横島誠実:36+4d10 ダメージ
DoubleCross : (36+4D10) → 36+28[8,2,9,9] → 64

“シヴィライズフリント”:氷雪の守護 吹雪の守護
“シヴィライズフリント”:64-5d10
DoubleCross : (64-5D10) → 64-33[6,6,9,3,9] → 31

“シヴィライズフリント”:これは……落ちる!
“シヴィライズフリント”:復活も無し!
横島誠実:よしよし、面倒なところは落とせたね。
“オーダーメイジ”:こっちは装甲で軽減して15ダメージ! 何とか生きてる!
“フォビドゥン”:ガード値分軽減して26ダメージ。まだ大丈夫
横島誠実:攻撃分も上昇して侵蝕値は116だ。

GM:では行動値6の入栄ちゃん!
入栄 朽葉:マイナーはなし。メジャー "大食らい" 《C:バロール》《巨人の斧》 侵蝕[+5] 対象:単体 射程:10m 対象は"フォビドゥン"
入栄 朽葉:(5+3)dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[2,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,2,5,8,9,9]+10[8,8,10]+10[2,8,8]+6[2,6]+2 → 48

“フォビドゥン”:横島誠実以外の攻撃はドッジも選択肢に入るけど、この数値ならガードかな。
入栄 朽葉:5D10+18+1 装甲・ガード値有効
DoubleCross : (5D10+18+1) → 22[7,2,1,8,4]+18+1 → 41

入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を5増加 (110 → 115)
“フォビドゥン”:ガード値で減らして36ダメージ。割と削れてきたね

GM:では行動値5の更科さん
更科紅葉:はい。
更科紅葉:マイナーは放棄。
更科紅葉:メジャー コンボ蹂躙(獣の力/獣王の力/コンバットシステム/コンセ)侵蝕率+10
更科紅葉:対象はオーダーメイジで
“オーダーメイジ”:来い!
更科紅葉:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[3,3,3,3,7,7,8,9,9,9,10]+10[5,6,7,8,8,8,10]+10[1,3,4,10,10]+10[6,7]+10[10]+1[1] → 51

更科紅葉:お、回った。
“オーダーメイジ”:ど、ドッジ
“オーダーメイジ”:4dx-3>=51
DoubleCross : (4DX10-3>=51) → 9[3,5,5,9]-3 → 6 → 失敗

更科紅葉:念は押す。オートでフェイタルヒット
更科紅葉:ダメージ行きます。
GM:どうぞ!
更科紅葉:10d10+36
DoubleCross : (10D10+36) → 51[9,7,1,2,2,9,4,10,5,2]+36 → 87

更科紅葉:87の装甲有効!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を10(→ 10)増加 (120 → 130)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を4(→ 4)増加 (130 → 134)
“オーダーメイジ”:装甲で減らしても余裕で死ぬ! 復活なし!
更科紅葉:うし!

GM:では行動値3、瀬名くん!
瀬名楽:はい!
瀬名楽:マイナーなしの、メジャー。
瀬名楽:▼イーグルチャージ=《C:ハヌマーン》Lv4+《一閃》Lv2+《さらなる波》Lv5
瀬名楽:対象はフォビドゥン!
瀬名楽:(11+3)dx7+6 命中
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,4,4,5,6,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,4,6,6,6,7,8,9]+10[7,8,10]+10[2,8,8]+5[2,5]+6 → 51

“フォビドゥン”:ガード!
横島誠実:お、ラウンド1回だし乗せよう。《勝利の女神》
横島誠実:達成値に+15だ。
“フォビドゥン”:横島誠実~
瀬名楽:では達成値66からのダメージ!
瀬名楽:7d10+19 ダメージ
DoubleCross : (7D10+19) → 38[4,4,6,6,10,6,2]+19 → 57

瀬名楽:「フォールンアックス」の効果起動。ダメージダイスから3つまで選んで振り直し。
瀬名楽:4,4,2を再ロール。
瀬名楽:3d10+47
DoubleCross : (3D10+47) → 21[8,6,7]+47 → 68

瀬名楽:68点装甲ガード有効。
“フォビドゥン”:伸びたな……! ガード値で軽減して63!
“フォビドゥン”:これは落ちる!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を10増加 (111 → 121)

“フォビドゥン”:が、《混沌の宿命:ラストアクション》
“フォビドゥン”:マイナー:巨獣の爪牙 メジャーアクションを二回行う。ただし、素手による攻撃しか行なえない。
“フォビドゥン”:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム 神機妙算
“フォビドゥン”:今度は範囲全員に攻撃だ!
入栄 朽葉:オート 《孤独の魔眼》 侵蝕[+4] 自身を対象に含む範囲(選択)を対象:単体とし、自身へ。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を4増加 (115 → 119)
“フォビドゥン”:む、いいだろう
“フォビドゥン”:判定!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,2,5,5,5,5,7,7,7,8,10,10]+10[1,2,3,8,8,10]+10[2,2,10]+6[6]+20 → 56

入栄 朽葉:10dx>=56 ドッジ
DoubleCross : (10DX10>=56) → 10[1,2,2,3,3,4,5,6,8,10]+5[5] → 15 → 失敗

“フォビドゥン”:ではダメージ
“フォビドゥン”:6d10+58
DoubleCross : (6D10+58) → 29[8,3,3,7,1,7]+58 → 87

入栄 朽葉:これは限界までやっても耐えられない。"オーダーメイジ"へのロイスをタイタス化して昇華、HP17点で復活。
“フォビドゥン”:二回目のメジャー:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム 神機妙算
“フォビドゥン”:もう一回!
“フォビドゥン”:対象はもちろんPC全員!
入栄 朽葉:オート 《孤独の魔眼》 侵蝕[+4] 自身を対象に含む範囲(選択)を対象:単体とし、自身へ。
入栄 朽葉:侵蝕が伸びてるのでまだ遊べる
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を4増加 (119 → 123)
“フォビドゥン”:キィ~!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[2,2,2,3,5,5,6,6,7,8,10,10]+10[1,3,4,9]+1[1]+20 → 41

入栄 朽葉:10dx>=41
DoubleCross : (10DX10>=41) → 10[1,3,4,4,6,6,6,8,8,10]+10[10]+8[8] → 28 → 失敗

入栄 朽葉:結構頑張ってるんだよな
“フォビドゥン”:5d10+58
DoubleCross : (5D10+58) → 18[2,2,7,2,5]+58 → 76

入栄 朽葉:オート 《デモンズウェブ》 侵蝕[+2] 対象の受けるダメージを[-7D]点
入栄 朽葉:76-7d10-8
DoubleCross : (76-7D10-8) → 76-39[4,3,10,5,7,3,7]-8 → 29

入栄 朽葉:く、流石に耐えきれないか! そのまま倒れます。
入栄 朽葉:入栄 朽葉の侵蝕率を4増加 (123 → 127)
入栄 朽葉:失礼、増加は2なので125です
“フォビドゥン”:戦闘不能が適用。メカニカルハート HPを10にして復活。攻撃力+5。

GM:クリンナップ!
瀬名楽:なし!
更科紅葉:ありません
横島誠実:なし!
入栄 朽葉:済みません、蘇生するならロイス切らせてください!
GM:どうぞ!
入栄 朽葉:では、更科さんへのロイスをタイタス昇華してHP17で蘇生。
入栄 朽葉:そしてクリンナップはありません

“フォビドゥン”:「あ は は は は は は は !」
“フォビドゥン”:拳打が、悦楽が止まらない。
“フォビドゥン”:しかし、それでもなお絶頂には程遠い。
“フォビドゥン”:「もっと! もっとだ! はは、ははは! ああ、あああ――!」
“フォビドゥン”:「もっと、ワタシに横島誠実を魅せてくれ!」
横島誠実:「何度でも言ってあげるけどね。君のその情熱はもっと生産的なことで発散するべきだと思うよ」
横島誠実:「とは言え、この状況は悪くはない。幸運と不運が入り混じる混沌の坩堝」
横島誠実:「まさに、禍福は糾える縄の如しという奴だ。であれば、後は少々流れを整えるだけでいい」
横島誠実:ほんの少しだけ、見えない何かを流れへと介入する。人はその流れを"運命"と呼ぶこともあるらしいがね?
横島誠実:「弱り目に祟り目。泣きっ面に蜂。奪いやすい人間から先に奪われるものなのだよ、わかるかい?」
“シヴィライズフリント”:「なるほどな。ああ、だが十分だ」
“シヴィライズフリント”:「その不幸は俺がもらっておこう」
横島誠実:「"シヴィライズフリント"君。因果応報だよ、これは」
“シヴィライズフリント”:「はっ……、なら負け惜しみを言っておくぜ」
横島誠実:「あぁ、悲しいかな人生とはそういう物だ。ままならないね?」
“シヴィライズフリント”:「その因果は、いずれお前に追い付くぜ」
横島誠実:しなやかな指が男の顔を掴み、何かを奪い取る。
横島誠実:「なら逃げるとしよう。なに、逃げ足には自信があるんだよ」
横島誠実:殺しはしない。だが、暫くは起き上がることすら困難になるだろう。生きる希望を失うというのは、そういうことだ。
横島誠実:彼の場合であれば、闘争本能とか言うのかな?まぁ、牙を抜かれて大人しくなるといい。
入栄 朽葉:ゆらり、と矮躯が揺れる。一歩、二歩、躙り寄る。紅い髪の男の視線は、決して此方に向かない。
入栄 朽葉:「夢中に為るのもいいですが。貴方の相手は横島さんだけでないことを、お忘れなく」
入栄 朽葉:彼の拳打の速度、威力──それだけでない。横島さんへの"執念"は、おぞましいほどに強い。
入栄 朽葉:だが──彼に、唯一勝るものが、私には"ある"。
入栄 朽葉:とうに破れ、解れ、襤褸切れのようになったブラウスが揺れる。視線を集めるのは、何か。骨の浮いた肋、否、その下──
入栄 朽葉:十数本の醜悪な牙を晒した異形の口。"フォビドゥン"との"お揃い"だ。
“フォビドゥン”:「ふむ、前菜にいただくには、少し――美しくないね」
入栄 朽葉:「ええ、知ってるわ」「醜悪な、悍ましいもの。そういう風に、造られたから」
入栄 朽葉:自嘲のような言葉とともに、その矮躯は倒れ込むように男に品垂れ掛かり──
入栄 朽葉:男の腹の口と、少女の腹の口が、咬み付くように絡み合った。
入栄 朽葉:──ええ、そう。この"身体"で生きている長さだけなら、少しだけ。私は、彼に勝る。
入栄 朽葉:ぬるりと男の腹の口に滑り込んだ肉厚の舌の上には、圧縮された肉塊。
入栄 朽葉:流し込む、吐き出せぬよう牙でその口を塞ぐ。呑み込ませたそれは、そう、
入栄 朽葉:先程食らった、“シヴィライズフリント”の肉。炎を燃やす、男のそれ。
“フォビドゥン”:「ご……っ、く、ぁ……」
“フォビドゥン”:“フォビドゥン”が毒に耐えたのは、機械化した肉体以上にその精神性が大きい。
“フォビドゥン”:横島誠実から受けた毒ならば、歓喜によって克服もしよう。
“フォビドゥン”:しかし、それがただ横島誠実をおびき寄せる為の『おまけ』の少女によるものならば。
入栄 朽葉:「いずれ吸収されるでしょうけど。腹の中で燃え盛れば──多少の痛手には、なるでしょう?」
“フォビドゥン”:「ぁ……あ、ああ……! 仲間の肉を食べさせるなんて……何て酷いことをする子なんだ……」
入栄 朽葉:ずるり、と糸引く舌が引き抜かれる。折角食べたものを失った飢えからか、がしゃがしゃと煩く鳴った。
入栄 朽葉:「あら、仲間の肉を食べるのは、初めて?」
入栄 朽葉:「私は、その男に。とうの昔に経験させられているのだけど」 "オーダーメイジ"を見て、嘲笑った。
“オーダーメイジ”:「昔の話をねちねちと、面倒くさいなあ……! この顔を見ろよ! 今は! 僕の方が! 不幸だろうが!」
更科紅葉:金砕棒を逆手に持ち替え──
更科紅葉:「姦しい男ねぇ──」
更科紅葉:ごしゅっ!!
更科紅葉:その先端で、男の爪先を──痛覚神経の集中する爪先を、轢潰す。
“オーダーメイジ”:「ぎィ……ァ、ああああああああああああ――!」
更科紅葉:そして──
更科紅葉:「すこし黙りなさいな」
“オーダーメイジ”:「ッお前! お前お前お前お前お前ええええええええ!!!」
更科紅葉:がごっ!
更科紅葉:返しの一閃。
更科紅葉:柄を真上に振り上げて、その顎に一撃を食らわせ“オーダーメイジ”の身体を宙に舞わせる。
“オーダーメイジ”:「ァ……っご」
更科紅葉:これでいい。
更科紅葉:入栄朽葉は告げていた。『死んでほしいとまでは思ってない』と。
更科紅葉:であれば自分がこの男を殺してしまうのは、道理に反している。
更科紅葉:生殺与奪は、彼女に任せるべきだ。
更科紅葉:戦闘能力を奪えれば、それで構わない。
“オーダーメイジ”:それ以上、悲鳴も恨み言も上げることなく。倒れ伏してぴくぴくと痙攣している。
更科紅葉:「──“当然”と言っていたわねぇ、シヴィライズフリント?」
更科紅葉:痙攣する男には関心をくれることなく。
更科紅葉:地に伏せる仇敵に、底冷えする視線を送る。
更科紅葉:「それが、そうよ」
更科紅葉:報いを受けろ。
更科紅葉:あの人の命を、あの人の未来を奪ったことを、償え。
更科紅葉:あの人を私から奪ったことを──償え。
更科紅葉:それが、当然(道理)と言うものだ。
更科紅葉:「あなたは何ひとつ、望みを叶えることなく終わる」
更科紅葉:「因果がこの男に追いつくのかどうか、確かめることもできず、ここで終わる」
更科紅葉:はらり、と白い髪をかきあげて──
更科紅葉:「歯噛みを許してあげる」
更科紅葉:「恨み骨髄に入る男の笑顔すら奪えなかったこと、悔いながら眠りなさいな」
“シヴィライズフリント”:「ああ、くそ――」
“シヴィライズフリント”:「せっかく、悔しくない振りしてかっこつけて負けたってのに」
“シヴィライズフリント”:「ああ、とんだ報いだぜ……ちく、しょう……」
更科紅葉:その表情は、不満足気なまま──
“シヴィライズフリント”:ゆっくりと意識を失う。眉間に皺を寄せ、歯を食いしばった表情で。
瀬名楽:「これで残るはあなた一人ですね! 行きますよ!」
瀬名楽:仲間たちが次々と敵を打倒するのを確認し、レネゲイド機関を全開に。
瀬名楽:キュルキュルキュルキュル!
瀬名楽:タイヤが焼け付く跡を地面に残しながら回転、旋回!
瀬名楽:同時にハルバードのExレネゲイドを励起。この斧槍は、重量比が自在に移動する!
瀬名楽:タイミングはヘルム内のAIが演算。最適な挙動を導いてくれる。
瀬名楽:一回転してインパクトの瞬間、遠心力が最大まで乗った状態で、全ての重量を斧の刃の先端に!
横島誠実:戦闘の痕跡が大きく残り、とても最善とは言えない状況の中で。
横島誠実:全くの"偶然"だが、フォビドゥンへと向かうその僅かな空間だけが無傷のままだった。
横島誠実:この一瞬、全てが瀬名楽の思うがままになる。だってほら、君には勝利の女神がついているのだからね。
瀬名楽:十全な機動性能が発揮できたその"偶然"に、あるいは本人すら気付いていなかったが。それゆえにどこまでも真っ直ぐに。
瀬名楽:ゴ ギャッ
瀬名楽:斧槍、『イーグル』。可変装甲、『スティード』。統括制御ヘルム、『ライオ』。全て一体となって『ヒポグリフ』。
瀬名楽:無骨な外見に反して精緻極まる制御によって放たれた一打が、"フォビドゥン"を吹き飛ばす!
“フォビドゥン”:その衝撃は、いかなフォビドゥンであろうと、致命傷に足る一撃だった。
“フォビドゥン”:――通常のオーヴァードの道理であれば。
“フォビドゥン”:「……仲間って、思ったより役に立たないんだなあ……」
“フォビドゥン”:致命傷を受けてなお、ゆらりと立ち上がる。
“フォビドゥン”:「邪魔なのを受け持ってもらおうと思って誘ったのになあ……」
“フォビドゥン”:「やっぱり、ワタシに必要なのは敵だけだ」
“フォビドゥン”:「横島誠実! キミだけが欲しい!」
“フォビドゥン”:「――だから、邪魔は、消えてよ」
“フォビドゥン”:瞬間、“フォビドゥン”が増えた。
“フォビドゥン”:否、圧倒的な速度によって、増えたように見えた。
“フォビドゥン”:だが、放たれる拳は全て真実。全て同時に、この場の全員に平等に降りかかる。
入栄 朽葉:「──ようやく、此方を見ましたね?」
入栄 朽葉:牙持つ魔眼が、ぞろりと舌を剥き出して。歓喜するように"フォビドゥン"を一斉に、視た。
入栄 朽葉:視線に晒された拳打が、質量を持った一撃一撃が、不可解な軌道を描いて収束していく。
入栄 朽葉:『おまけ』の少女の腹に向けて。
入栄 朽葉:「もう十分、味わったはずです。復讐も過ぎれば毒になりましょう」
入栄 朽葉:「彼には。もう、指一本触れさせません」
“フォビドゥン”:「違う……キミじゃない……邪魔だ……邪魔……邪魔……邪魔……」
“フォビドゥン”:最早、会話は成立していない。
“フォビドゥン”:その目には、一人の男しか映っていない。

GM:3ラウンド目!
GM:セットアップ
入栄 朽葉:ないよー
瀬名楽:なし!
“フォビドゥン”:加速装置!
“フォビドゥン”:行動値は15!
更科紅葉:ありません
横島誠実:一応《螺旋の悪魔》を使用、侵蝕+3だ。

GM:イニシアチブ! 行動値15のフォビドゥンの手番ですが……
瀬名楽:イニシアチブ、宣言しましょう。
瀬名楽:《スピードフォース》Lv2
GM:お待ちください
“フォビドゥン”:《加速する刻》
瀬名楽:待ちます
瀬名楽:なっばっここでこんなとは
更科紅葉:おお
“フォビドゥン”:行動値的にこちらが先!
瀬名楽:そうなる!

“フォビドゥン”:マイナーなし
“フォビドゥン”:メジャー:コンセントレイト:ノイマン コンバットシステム
“フォビドゥン”:対象はもちろん……横島誠実!
“フォビドゥン”:12dx7+20
DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,1,3,4,4,5,5,5,7,8,9,10]+10[3,5,7,8]+4[2,4]+20 → 44

横島誠実:サンドバッグか何かだと思ってないかな!?
横島誠実:暴走リア不!命中!
横島誠実:ダメージどうぞ!
“フォビドゥン”:5d10+63
DoubleCross : (5D10+63) → 26[6,7,4,7,2]+63 → 89

横島誠実:当然落ちる、ので。“フォビドゥン”のロイスの感情を変更 懐旧/◎無関心 に。
横島誠実:そしてタイタス化して昇華、蘇生しようかな。
“フォビドゥン”:そんな……
GM:そして行動値15のフォビドゥンの手番ですが、改めてスピードフォース使用しますか?

瀬名楽:使います!《スピードフォース》Lv2!
瀬名楽:通らばこのイニシアチブ内でメインプロセス実行。
GM:どうぞ!
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を4増加 (121 → 125)
瀬名楽:また、このタイミングでロイス取得、"パリトキシン"セル/感服/○撃滅!で7枠目。
瀬名楽:マイナーなし、メジャー。
瀬名楽:▼イーグルチャージ=《C:ハヌマーン》Lv4+《一閃》Lv2+《さらなる波》Lv5
瀬名楽:対象はもちろん"フォビドゥン"!
GM:どうぞ!
瀬名楽:(11+3)dx7+6 命中
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,1,4,4,4,6,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,2,4,4,4,4,7]+10[9]+10[10]+10[10]+10[8]+10[10]+10[8]+10[10]+2[2]+6 → 98

瀬名楽:?
GM:……?
入栄 朽葉:?
“フォビドゥン”:ドッジ……
横島誠実:《勝利の女神》で達成値+15
横島誠実:侵蝕+4で127に上昇。
瀬名楽:最終達成値……113です……
“フォビドゥン”:9dx+1>=113
DoubleCross : (9DX10+1>=113) → 9[1,2,3,3,3,4,4,5,9]+1 → 10 → 失敗

“フォビドゥン”:ダメージどうぞ……
瀬名楽:12d10+19 ダメージ
DoubleCross : (12D10+19) → 78[6,5,10,7,6,6,5,5,7,3,10,8]+19 → 97

瀬名楽:フォールンアックスの効果は使いません。このままどうぞ。
“フォビドゥン”:当然倒れる! 復活は……
“フォビドゥン”:ない! 完全にやられます。
瀬名楽:瀬名楽の侵蝕率を8増加 (125 → 133)
GM:全滅! あなた達の勝利だ!
GM:演出!

“フォビドゥン”:「キミだけが……キミがいれば……横島……誠実……!」
“フォビドゥン”:ゆらゆらと、幽鬼のように、一歩一歩近付いてくる。
“フォビドゥン”:「ワタシには、キミだけなんだ……!」
入栄 朽葉:「言ったでしょう、指一本触れさせない、と……!」 度重なる能力の行使に息を切らし、"フォビドゥン"の行く先を阻まんとする
“フォビドゥン”:「横島……誠実……」
“フォビドゥン”:まるでそこに何もないかのように、阻まれようと、一切意に介さず前に進む。
横島誠実:「…ふむ。幸い人的被害は…無いかな」周囲を見渡し、被害の状況を確認する。
雛菊遥:「入栄さん……横島、さん……!」雛菊遥の纏う遡行装甲は限定的に時間を遡行して肉体の損傷を復元する。
雛菊遥:ようやく動けるようになって、二人の援護に入ろうと立ち上がる。
横島誠実:「あぁ、君達は無理しなくていいよ。もう終わっているからね」
横島誠実:「身勝手な復讐を試みた"パリトキシン"セルの面々は目的を果たすことなく、正規のエージェントによって打ち倒された」
横島誠実:「それで決着ということだよ、これはね。最初からそういう話だ」
横島誠実:「だからね、君。あー…なんだったかな、名前。まぁ、いいか。そう、君も復讐なんて止めたまえよ」幽鬼のような男に笑みを向ける。
“フォビドゥン”:「あ、ああ、ああああああああ……! 横島ぁ……誠実ぇ……!」
“フォビドゥン”:もはや、そこに洗練された武術の極みなど宿っていない。
“フォビドゥン”:獣ですらなく、ただ感情に任せた醜い人間の拳が頬を打った。
横島誠実:殴られるまま、吹き飛ばされる。地面へと叩きつけられ、動かなくなる。
横島誠実:横島誠実は、悪党である。それは否定出来ない事実であり、自身もそう認識している。
横島誠実:だが、誰も彼をも巻き込み、騙し、欺いて、自分だけ危険の無い場所から眺めるのを良しとしていた訳ではない。
横島誠実:横島誠実は最初から、全てを平等に扱っている。
横島誠実:敵も、味方も。男も、女も。子供も、大人も。それが自分の命だとしても、だ。
横島誠実:復讐の物語?馬鹿馬鹿しい、そんな物にはしてやらないよ。これは取るに足らない事件の1つだ。
横島誠実:だって、君を終わらせるのは吾ではないのだから。
更科紅葉:「──執念ねぇ、だけれども」
更科紅葉:憐れむような、蔑むような。
更科紅葉:ともすれば己を見るような面持ちで男に視線を送り──
更科紅葉:「もう、“それ”は叶わない」
更科紅葉:──終わりを、告げる。
瀬名楽:変形装甲の足元のタイヤを急回転。
瀬名楽:敵の鬼気に対応が遅れた自分を恥じる暇はない。
瀬名楽:その瞬間瞬間で最善を選び取る。それがエージェントだ。
瀬名楽:"フォビドゥン"が横島誠実を殴り抜いたこの隙、この一瞬が好機。
瀬名楽:回転するタイヤが生み出す速度、一瞬で時速にして100キロ超。アーマーによる筋力補助を受けて突きこむ先端速度はさらに伸びる。
瀬名楽:斧槍による、音を置き去りにする一閃。今度こそ確かに、"フォビドゥン"を沈黙させる。
“フォビドゥン”:「ぁ……ぅ……ぁああ……」倒れながら、前に――一人の男へ向けて手を伸ばす。
“フォビドゥン”:最初から最後まで、この目にはたった一人しか映っていない。
“フォビドゥン”:けれど、同じように。終始、あちらがこちらを見ることはなかった。
瀬名楽:対象の沈黙を、確かに確認し。がん、と石突を地に突き立てて。
瀬名楽:「任務、完了……!」
瀬名楽:ヘルムを解放し、復讐劇――否。数多あった、任務の一つの終わりを宣言した。
入栄 朽葉:その言葉を聞くと同時、膝を付き、ぐったりとした面持ちで呟く。「……終わりましたか」
更科紅葉:「ええ、そうねぇ──」
雛菊遥:「ふぅー。一時はどうなることかと思いましたー」
更科紅葉:入栄朽葉の言葉に応え、”そちら”へと向かう。
更科紅葉:そして倒れながらもなお笑っている男を見下ろして──
更科紅葉:「どこまで──」
更科紅葉:『どこまで計算して?』と問いかけて、口を閉じる。
更科紅葉:意味はないだろう。
更科紅葉:例えそうだとしても、またそうでないにしても。
更科紅葉:この男が、素直に応じるとは思えない。
更科紅葉:であればこの問い自体が無意味だ。
更科紅葉:嘆息。
更科紅葉:故に言動と結果から推測するしかなく──
更科紅葉:「勉強させてもらったわぁ──」
更科紅葉:男に手を差し伸べる。
横島誠実:「おや、殊勝な言葉だね。てっきり2、3回殺されると思っていたんだが」
横島誠実:その手を取らず、ヒョイと立ち上がる。
更科紅葉:カンのいい──
更科紅葉:握りつぶそうとした手を戻しながら──
更科紅葉:「利用はしても、信用するな」
更科紅葉:「警戒して、関わるな」
更科紅葉:「それがあなたなのねぇ、横島誠実」
更科紅葉:自分なりに割り切って、嫋やかな微笑みを向ける。
横島誠実:「馬鹿と鋏は使いよう、とも言うね」
更科紅葉:「最近は使い捨てらしいわよぉ、そのあたりの道具も」
更科紅葉:くつくつと笑い。
更科紅葉:「捨てられないように、考えておいた言い訳は告げてきた方がいいのではなくてぇ?」
横島誠実:「使い捨て社会の歪みだね、嘆かわしいことだ」
更科紅葉:「リサイクルが利かないのだもの、しかたないでしょう?」
更科紅葉:あなたたちの──私たちのようなクズは──
横島誠実:「なに、そう自罰的なことを考えるものじゃあないよ」
横島誠実:「本当のクズというのはね、得てして自分がクズであると自覚がないものなのさ」
更科紅葉:「なんのことかしらねぇ」しらばっくれ、長い髪をかきあげて──
横島誠実:「反面教師に出来る人間に出会えたんだ。これ幸いと思って生きるといい」
横島誠実:「と、まぁ年長者としての言葉はこんなところだ。参考になったかな」
更科紅葉:「ご想像におまかせするわぁ」

GM:四つの毒牙が宴に招く。
GM:悪鬼羅刹、悪逆非道の復讐鬼。
GM:さあ、欺き、騙し、喰らい尽くせ。
GM:――なんて、結局、そんな話にはなることはなく。
GM:ありきたりな悪党が、ありきたりに敗れただけの話。
GM:あと一人悪党がいる? そこはほら、ご愛敬。
GM:毒も薬も平等に喰らえば、悪党かどうかも煙に巻かれて分からない。
GM:物語は大団円。それでよしといたしましょう。
GM:これにて、一件落着。


バックトラック

GM:では、バックトラック!
GM:今回のEロイスは……
GM:“フォビドゥン”の《不死英雄:肉体》《不死英雄:精神》《超越活性:サイバーアーム》の三つ!
入栄 朽葉:振ります!
GM:振りたい人は振りな!
入栄 朽葉:125-3d10
DoubleCross : (125-3D10) → 125-11[1,8,2] → 114

更科紅葉:振りまーす
瀬名楽:振ります!
横島誠実:振りますか!
更科紅葉:134-3d10
DoubleCross : (134-3D10) → 134-19[3,6,10] → 115

瀬名楽:133-3d10
DoubleCross : (133-3D10) → 133-16[5,1,10] → 117

横島誠実:127-3d10 Eロイス
DoubleCross : (127-3D10) → 127-23[10,9,4] → 104

入栄 朽葉:残り4枚、等倍で
入栄 朽葉:114-4d10
DoubleCross : (114-4D10) → 114-22[7,5,7,3] → 92

更科紅葉:5つ。等倍で。
横島誠実:残りロイス5個、等倍で振りましょう。
入栄 朽葉:5点帰還です~
更科紅葉:115-5d10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-34[6,9,4,6,9] → 81

横島誠実:104-5d10 等倍
DoubleCross : (104-5D10) → 104-25[5,5,6,8,1] → 79

瀬名楽:この数値なら流石に流石に。117から残ロイス6本、等倍振り。
更科紅葉:あぶない。こちらも5点帰還域です。
瀬名楽:117-6d10
DoubleCross : (117-6D10) → 117-37[9,7,6,3,7,5] → 80

瀬名楽:5点帰還。
横島誠実:綺麗に5点帰還。
GM:全員帰還!
GM:Eロイス
GM:3
GM:Dロイスは“フォビドゥン”の《業師》、“オーダーメイジ”“ホットロッド”の《秘密兵器》 2、“シヴィライズフリント”の《亜純血》で4!
GM:シナリオ10! 更にいつもの5! 計22に侵蝕分を足して!
入栄 朽葉:27点!
瀬名楽:27! いただきます!
更科紅葉:27点! 拝領いたします。
横島誠実:27点!
GM:GMは
GM:C((27*4)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 36

GM:36点!
更科紅葉:やったー

エンディングフェイズ/シーン1

GM:事件が終わり、ある休日。
GM:とあるカフェ。プリンが評判の店に、あなたは約束したお礼の品の購入と品定めの為に来ていた。
此嵐翔子:「……美味いな」何故か微妙に浮かない顔で。
瀬名楽:「翔子さん! ここは王道にプレーンなプリンで攻めるべきでしょうか? それとも、季節限定のこっちで行くべきですかね……?」食べ比べるために、テーブルには二つのプリンが乗っている。
瀬名楽:「? 美味しいなら何よりでは?」
此嵐翔子:「ああ、何も問題はないぞ。いいことだとも。ふんっ」
此嵐翔子:「……お前は随分と熱心なんだな」
瀬名楽:「はい! なにせ今回の件、入栄さんに命を救われた回数が片手では足りませんからね!」
瀬名楽:「組織から正式な謝礼は出ていますが……誠意はやはり見せておくべきかと!」
瀬名楽:「勿論、更科さんと横島さんにも……あ、でも横島さんに貰った連絡先、繋がらなかったんですよね! 生ものを届けたいのにこれでは困ります!」
此嵐翔子:「……あの男は、まあそんな気はしていた」
瀬名楽:「今回の作戦も、皆様に信頼されるUGNとしてはもっと全面的に……頼ってほしかったですね!」
瀬名楽:「敵を欺くにはまず味方からと言いますが、せめて一言……いえ、盗聴器があったのなら一筆欲しかったところ!」
此嵐翔子:「それはそうだ! まったく、私は初めからあの男は胡散臭いと……」
此嵐翔子:「いや、やめておこう。曲がりなりにも善意の……善意? ……まあ、協力者だ」
瀬名楽:「実際被害が極小で抑えられたのも横島さんのおかげですからね!」
此嵐翔子:「それで……その、お礼にプリンを選んだ件だが……」
瀬名楽:「はい! 入栄さんが好物とお聞きしましたので!」
此嵐翔子:「……」むっ
瀬名楽:「贈り物は人に喜ばれるのが第一……翔子さん? やっぱりなんか機嫌が悪くないですか? 折角あまいもの食べてるのに……」
此嵐翔子:「こういうのはだな、瀬名。一人の相手の好物を贈るのはそれはそれで軋轢を生むというか……」
瀬名楽:「それは確かに! しかし、甘い消えものは相手をそこまで選ばないと思いますが……」
此嵐翔子:「……もしかして……だが、瀬名。その……」
此嵐翔子:「入栄さんに対して、特別に好意があるから……、その! あの三人の中でだ! あくまで協力者三人の中でだぞ!」
此嵐翔子:「特に好感を抱いたからとか……そういう……そういう……こと、なのか!?」
瀬名楽:「いえ! 皆さん良い人たちでしたし、確かに入栄さんには直接命を護っていただいた恩がありますが……お返しは平等に、です!」
瀬名楽:「エージェントとして仁義を通す。そのつもりでしたが……?」
此嵐翔子:「ほ、ほう……そうかそうか……う、うむ、いい心がけだ!」安堵したような顔。
瀬名楽:「……うーん、決めました! 迷った時にはやはり王道ど真ん中! プレーンで行きましょう!」
瀬名楽:「それじゃ買って帰りましょうか! 横島さんは……今度会えたらお礼を個別にするとして。入栄さんと更科さんへの謝礼と……」
瀬名楽:「翔子さんの快気祝い」
此嵐翔子:「うむ、迷ったら正面突破。“アイストゥルフ”の鉄則……何?」
瀬名楽:「翔子さん頑丈ですけど、一応心配はしてたんですからね! 無事に治って何よりです」
瀬名楽:「買ったら、早速届けに行きましょう! 翔子さんとまた並んで走れること、何より嬉しいですからね!」
此嵐翔子:「……私は、ただ突っ込んで倒されただけだ」
此嵐翔子:「あれは私の不覚だ。そこから復帰しても、祝われるようなことではない」
瀬名楽:「らしくないですよ、"01"たる者が。アレを見てなかったら、自分が先にやられてたかも分かりませんし」
瀬名楽:「いつもみたく、どーんと胸張っててくださいよ。自分たち揃って"アイストゥルフ"なんですから!」
此嵐翔子:「お前は、へこむこととかないのか?」苦笑して。
此嵐翔子:「私は正直、結構へこんだんだぞ。お前が戦ってるのに、私には何もできず……お前の隣には、別の誰かがいて……」
瀬名楽:「へこんだとして、すぐに立ち上がって誰かを守る。それがエージェントでしょう」
瀬名楽:「そもそも、翔子さんが『一人でも任務を全うしろ』って送り出したくせに……」
此嵐翔子:「あ、あれは……強がりだ……本当は結構へこんでた……」
瀬名楽:「結局、ほとんど最後までついていてもらいましたし。やっぱり、隣で走っててもらわないと落ち着きませんしね!」
瀬名楽:「一緒に走るなら翔子さんがいい。自分は、ずっとそう思ってますよ」
此嵐翔子:「……む。むう。お、お前は、もう、仕方のない奴だな」
此嵐翔子:「ふ、お前の毒気のなさは、ふふ、へこんでるのが馬鹿らしくなってくるな。ふふふ……」
瀬名楽:「いつも翔子さんに引っ張ってもらってる分ですよ。さ、行きましょう! いっぱい買うんで、荷物半分乗っけてってくださいね!」
此嵐翔子:「なら、これは私達二人のものだな。私の快気祝いではなく、“アイストゥルフ”の復活祝いだ」
此嵐翔子:「だから、ちょっと待て、瀬名」
此嵐翔子:プリンをスプーンで掬って、口の前に差し出す。
此嵐翔子:「お、お前の……分、だ……」
瀬名楽:「……」ほんの一瞬、動きを止めて。
瀬名楽:ぱくり、と一口。
瀬名楽:「……」口元に手をやって、またほんの少し黙って。
瀬名楽:「美味しい、ですね……この店、選んでよかったです」
瀬名楽:にっと微笑んで。
此嵐翔子:「……む、うう」もう少し狼狽えろとか、そういう文句を飲み込んで。
此嵐翔子:「行くぞ! 瀬名!! 荷物が多いのだろう!」
此嵐翔子:ずかずかと会計へと進む。
瀬名楽:「はい! 行きましょうか!」その背中に走って追いつき、並ぶ。

エンディングフェイズ/シーン2

GM:イリーガルとして任務に協力したあなた達は事件の後処理などが諸々が終わった後、事後の聴取の為に再び支部へ呼び出された。
雛菊遥:「お二人共お疲れ様ですー」
雛菊遥:あなた達が案内された先には、三人分のお茶が並んだテーブルに座る雛菊遥。
更科紅葉:「お疲れ様ねぇ、リヴァイヴボルト」
入栄 朽葉:「ええ、遥さんもお疲れ様でした」 微笑む。
更科紅葉:案内された部屋を、ぐるりと確認して──
更科紅葉:「てっきり咎められるのかと思っていたのだけれども、どうやら違うようねぇ?」
雛菊遥:「今日のお茶は上手く淹れられたんですよー。是非召し上がってくださいー」
雛菊遥:「咎める、ですかー?」意外な言葉が出てきた、という顔。
入栄 朽葉:この支部の方々は、お茶会が好きらしく、こうしてご相伴に預かることも多々ある。差し出されたカップを持ち上げ、薫りを楽しむ。
更科紅葉:「失態と言っていいことをしたのだもの、当然でしょう?」
更科紅葉:そう告げて着座。手に持っていた紙袋からきちんと包装された紙箱を取り出し、テーブルの上にと。
雛菊遥:「果実を奪われたことなら、あれは横島さん以外全員の失態ですよー」
雛菊遥:「逆に利用してくれた横島さんに感謝することはあっても、更科さん一人を責めることなんてありませんよー」
入栄 朽葉:一口、お茶を口に含んで、柔らかな味わいを楽しむ。かちゃり、とカップが置かれて、
更科紅葉:「………………」まじまじと、無言で少女を見る。
入栄 朽葉:「そうね」「誰一人──いえ、横島さん以外は気付けなかった」
雛菊遥:「そのお礼もしたくて横島さんもお呼びしたのですがー、登録されていた連絡先が何故かラーメン屋さんのものにすり替わっていて、連絡が付かないんですよー」
更科紅葉:「『結果が良かったのだからそれで良し』と個人的にはしたくはないのだけれども──」嘆息。
更科紅葉:「ええ、そうね。あなたがたはそう考えるのよねぇ」
入栄 朽葉:「ふふっ、あの人らしい」
更科紅葉:「ならこれは、お詫びではなくお茶請けにでも使ってもらえればねぇ」
雛菊遥:「過程も大事ですよー? ですが、もし、更科さんが失敗をしたと思っているのなら、それは挽回できることです」
更科紅葉:箱の中身は、色とりどりの焼き菓子たち。
雛菊遥:「今回の被害は取り返しの付くものしかありませんからー」
更科紅葉:「──それでも少なくとも」
更科紅葉:「あなたには迷惑をかけたわぁ、リヴァイヴボルト」
更科紅葉:「せめて、頭ぐらいは下げさせてもらえればねぇ」
更科紅葉:神妙に、深々と頭を垂れる。
雛菊遥:「ふふっ、更科さんの誠意ですねー。なら、無下にするのも申し訳ありませんねー」
雛菊遥:「はい、ではその謝罪は謹んでお受けしますー」
雛菊遥:「では、こちらからも」
更科紅葉:「ならこの件はこれで。以降の働きで、失態は挽回すると──?」
更科紅葉:こちらからも、と言う言葉に怪訝な顔になり。
雛菊遥:「今回は、ご協力ありがとうございました。今回の事件の解決は更科さんなしではありえませんでした」
雛菊遥:「実績としての挽回なら、それでもう済んでいると思いますよー」
雛菊遥:「あとは、更科さんの気持ち次第ですー」
更科紅葉:「──甘いようで、厳しいわねぇ」率直な指摘に苦笑する。
雛菊遥:「厳しい、ですか。ふふっ」
雛菊遥:「わたしも、UGNに慣れてきた証拠ですかねー」
入栄 朽葉:「……貴女の力なら、"オーダーメイジ"の息の根を止めることも出来たはずです」 カップから少しだけ口を離し、独り言のように。
入栄 朽葉:「そうしなかったのは、私への配慮だと。私は、勝手にそう思っています」
更科紅葉:もう一人の少女へと顔を向ける。
更科紅葉:「──どうかしらねぇ」嘯き、カップに口をつける。
更科紅葉:「──収監されているのでしょう、あの男は?」そして逆に問い返す。
更科紅葉:「会いには行かないのかしらぁ?」
入栄 朽葉:「ジャームではなかったようですが、野に放つには危険過ぎますからね」 薄く笑って。
更科紅葉:「──それでも、生かされている」
更科紅葉:じっと、瞳を覗き込むように。
入栄 朽葉:「別に……会いに行く理由も、ありませんから。素直に牢の中にいる分には構いません」
更科紅葉:「自由を奪われ、望みを奪われ、未来を奪われてたとしても──」
更科紅葉:「生きている」
入栄 朽葉:やや色素の薄く、灰色がかった昏い瞳が鬼の少女を見返す。
更科紅葉:「──あなたはそれでいいのかしらぁ、入栄朽葉?」
更科紅葉:笑みは浮かべず
更科紅葉:真顔で、問う。
入栄 朽葉:「死んでほしいとまでは、思っていません」
更科紅葉:「前にも、そう言ってたわねぇ」
入栄 朽葉:「何もせず真っ当に更生して生きるならそれも良いでしょう。さもなくば、このまま牢の中へ」
入栄 朽葉:「どちらにしても……私の知るところでは、ありませんから」
更科紅葉:「“恨み”を晴らそうとは、考えないのかしらぁ?」
入栄 朽葉:「復讐をしたくないのか、そういうことですか」
更科紅葉:「ええ」
更科紅葉:声音にも、からかうような雰囲気はなく。
入栄 朽葉:「いいえ、特には」 クッキーを二つまとめて、形良い唇が飲み込む。奥に僅か、肉色の薄い舌が覗いた。
入栄 朽葉:「そもそも、復讐するとして。一体誰にすれば良いのか、検討も付きません」
入栄 朽葉:「"オーダーメイジ"は、確かに私の身体を『こんな風』にした張本人ですが」 立てた指が一本、ブラウスの上から腹の上を滑り、
入栄 朽葉:「そもそも、あれは依頼がなければ動きません。であれば、依頼をした人? はたまた、それを必要とした人?」
入栄 朽葉:ふ、と薄く笑って。「果ては、一体どこまで辿ればいいんでしょうね」
入栄 朽葉:「……実益を兼ねて、私はUGNに協力していますが」
入栄 朽葉:「元を辿れば、私はただ──平和に、過ごしたいだけなんですよ」
入栄 朽葉:つむぎの作るお弁当を食べ、珠美と内緒話をこっそりとして、マキエさんの新発見情報を笑顔で聴く。
入栄 朽葉:ただ、在り来たりの日常が、欲しいだけだ。
入栄 朽葉:「そこに、復讐が入る余地なんて。何一つ、ありません」
入栄 朽葉:「学生の本分は、勉強ですからね」
更科紅葉:「──強いわねぇ、あなたは」ふっと、表情を柔らかくして。
更科紅葉:「私が同じ立場ならば、おそらくそれら全てに恨みを晴らそうとするわねぇ」そしてくつくつと、あえて冗談めかして笑う。
入栄 朽葉:「それもまた、強さですよ」
入栄 朽葉:「私は、戦うことに向いているわけじゃありませんから」
入栄 朽葉:いっぱいいっぱいです。と付け加える。
更科紅葉:「それであれだけ戦えるのであれば」
更科紅葉:「十二分でしょう」そして再びカップに口をつけようとして、思い直し。
更科紅葉:「ありがとう、入栄朽葉、雛菊遥」少女二人へ向き直り、礼を述べる。
更科紅葉:「ほんの少しばかり人間不信になっていたけれど」
更科紅葉:「おかげさまで、踏みとどまれそうねぇ」
更科紅葉:横島誠実は、紛れもなくクズだが、人間だ。
更科紅葉:“シヴィライズフリント”たちも、そうであるだろう。
更科紅葉:であれば、あの人の望んでいた『人らしく』とはなんであるのか?
更科紅葉:おそらく、その答えとなるものが、
更科紅葉:瀬名楽の実直さであり、
更科紅葉:雛菊遥の誠実さであり、
更科紅葉:入栄朽葉の強さなのだろう。
更科紅葉:「──考えなければならないことは、増えそうだけれども」
更科紅葉:そして再びいつもの気怠げな表情に戻り、長い髪をかきあげる。
雛菊遥:「ふふっ、それはとてもいいことですっ!」
雛菊遥:「誰かと絆を結べるということは素晴らしいことですから、信じられないなんてもったいないですよー」
雛菊遥:「あ、そうだ、なら一つお願いがあるんですがー」
更科紅葉:「なにかしらぁ?」
雛菊遥:「遥、と呼んでもらえませんか? お友達とは下の名前で呼び合ってるんですー」
雛菊遥:「わたしも、紅葉さん、朽葉さんと、お呼びしてもいいでしょうかー?」
入栄 朽葉:「ええ、私は勿論」 以前から支部の人員に『遥さん』と呼ばれていたことに、既に倣っている。
更科紅葉:「……悪意と害意が伴っていなければ、こちらの呼び方はご自由に」
更科紅葉:「それでいいかしらぁ、“遥”?」名前を口にしたときのみ、声音がほんの少しだけ柔らかく。
雛菊遥:「ふふふっ、はいっ! 朽葉さんっ、紅葉さんっ」
更科紅葉:「こぼれているわよぉ」ハンカチを取り出し、少女の口元についた焼き菓子のカスを拭う。
雛菊遥:「ふぉふぃふぃいふぇふっ!(美味しいですっ!)」
入栄 朽葉:目を細めて、その光景を見ている。
入栄 朽葉:データ上、この少女は"鬼"なのだという。確かに、人ではないのだろう。だが、同時に──
入栄 朽葉:彼女を、『人』たらしめんと情を注いだものが、確かにいたのだろう、と。
入栄 朽葉:思わせるやり取りが、目の前に在った。

更科紅葉:──────
更科紅葉:────
更科紅葉:──

更科紅葉:そして有意義な──
更科紅葉:否、存分に楽しんだ“お茶会”の帰り道。

更科紅葉:「………………」

更科紅葉:思案の末、通信端末を開く。
更科紅葉:そして『調べたあげた』番号に発信し──
更科紅葉:『只今電話に出られません、ご用の方はメッセージを──』
更科紅葉:機械の告げるメッセージに対し、伝言を告げる。
更科紅葉:「──“モンキークライスト”の本隊にも、恨まれているんでしょう?」
更科紅葉:「追われることがあれば、連絡なさいな」
更科紅葉:「使われてあげる。だからそちらも──」
更科紅葉:「年長者として、精々役にたちなさいな?」

更科紅葉:それだけ告げて。通信を切る。

更科紅葉:利用はしても、信用しない。
更科紅葉:されど関わらぬのは、傷弓之鳥にすぎる。故に──

更科紅葉:「持ちつ持たれつ──ねぇ」
更科紅葉:“ヒトデナシ”の少女は、
更科紅葉:嘆息と共に、人間臭い言葉を吐いた。

GM:シーンカット


エンディングフェイズ/シーン3

GM:お茶会の帰り道。
GM:雛菊遥の見送りを受けて、更科紅葉とも別れて、あなたは家路に就いていた。
入栄 朽葉:2週間……否、正確には13日後に迫った期末考査のことを思い返しながら、歩いている。
入栄 朽葉:さて、どういう順番でつむぎの面倒を見ようか。要点だけを絞ってみっちり教え込んでもいいし、勘の良い珠美の狙った場所だけ重点にやるのも……
入栄 朽葉:「……でも、それじゃつむぎのためにならないかな……」
入栄 朽葉:誰もいない、と思って。つい、独り言が小さく口から漏れ出た。
横島誠実:「やぁやぁ、そこ行く可憐なお嬢さん。どうだい、占いなんて1つ。今ならお安くしておくよ」
横島誠実:いつの間にか、視界の端に人影があった。
入栄 朽葉:……知った声が、聞こえないはずの場所で聞こえた。
横島誠実:安っぽい装飾がされた机と椅子を道の片隅に並べて。そして、胡散臭い笑みを浮かべた……率直に言って、実に胡散臭い男が机の上に肘を乗せ、頬杖を着いている。
入栄 朽葉:「横島さん……本物ですか?」
横島誠実:「んふふふふ!そこで偽者だよって言ったらどうするんだい?残念ながら正真正銘、本物だけどね」
入栄 朽葉:「……失礼しました」 複数いても困ってしまう。色々と。
入栄 朽葉:「それが"本職"ですか」
横島誠実:「おっと、そうは言っても期末考査のヤマを教えるのは無しだよ。それは自分の努力で乗り越えるものだからね」
横島誠実:「"本職"…まぁそうだとも言えるし、違うとも言えるね。別に占いなんて信じてないし」
入栄 朽葉:「テストなら、問題ないですよ。意外と成績は良い方なんです」
入栄 朽葉:「なら、どうして占い師の格好を?」
横島誠実:「特に理由は無いよ。強いて言うなら、"そういう人間"だとパッと見で分かってもらえるだろう?」
入栄 朽葉:「あー……」 納得。
横島誠実:「毒キノコが派手な色をしているようなものさ」
入栄 朽葉:「わざわざ毒キノコだと本人がアピールしてるのに、付け狙った"パリトキシン"の方々は。御愁傷様と言うべきなんでしょうかね」
入栄 朽葉:とことこと近付き、客用の椅子を引いて座る。
横島誠実:「で、どうかな。占い、割と当たるんだよ」もっとも、プロファイリングと統計学で計算する未来予想ではあるが。
入栄 朽葉:「そうですね……」 ぐるり、と思考を巡らせる。「占い。しようと思ったことがないので、思い付かないものですね」
入栄 朽葉:つむぎなら、きっと飛びついてあれやこれやと悩むのだろうが。……そうだ、彼女なら──何を占ってもらうだろう。
入栄 朽葉:「……じゃあ、定番どころで」
入栄 朽葉:「未来のパートナーについて。とか。どうですか」
横島誠実:「ほうほう、中々にストロベリーな話題だね。いいだろう」
横島誠実:机に並べられたタロットを無造作に捲る。勿論ポーズだけだ。
横島誠実:筮竹を手に持ちジャカジャカと振る。当然なんに意味もない。
横島誠実:最後に水晶に手を翳して思念を送る。夕飯どうしようかな。
横島誠実:「むむっ、見えます見えます」
入栄 朽葉:「…………」 目を細めてその様子を見ている。果たして何を語るのだろうか、と興味だけは本物で。
横島誠実:「さて、君の未来のパートナーだけどね。君、パートナーを作る気ないだろう」
横島誠実:「正確に言えば、作れると思っていない。あるいは、作ってはいけないと思っている」
入栄 朽葉:「さて……白馬の王子様でもいれば、或いは?」 薄く唇が歪む。
横島誠実:「君相手に"口"煩く言うのも無粋だがね」クックと笑う。
入栄 朽葉:答えとばかりに、腹の口が「ぎち」と、小さく啼いた。
横島誠実:「君がどんな思いをしてきたか。君がどんな体験をしてきたか。大して知らない身で、あえて言うとしよう」
横島誠実:「たかだか腹に口がついてるだけで、人の美しさは変わらないよ」
入栄 朽葉:「……ふふっ」
入栄 朽葉:一体何を言うのかと身構えていれば──それは、ある意味とても拍子抜けな言葉だった。
入栄 朽葉:だからこそ、歪んで弧を描いていた唇は、年相応の柔らかさを以て音を漏らした。おかしそうに目は細められて、くつくつ、と笑って、
入栄 朽葉:「ええ、ええ。覚えておきます」
横島誠実:「今のご時勢、やろうと思えば幾らでも取り繕えるからね。──美醜なんて物差しは」
横島誠実:「どんな由来の能力であっても、それを君が誰かを護る為に使うのであれば…君の未来は明るい」
入栄 朽葉:底知れぬ紅い瞳を覗き込んだ。そこに見えているのは運命か、未来か、或いは果たして何なのか……分からないが。
入栄 朽葉:その言葉は、不思議と、す──と沁み渡るような。清々しい響きを伴っていて。
横島誠実:「入栄朽葉、君は美しい。儂が保証するよ」
入栄 朽葉:「……そういうこと、さらっと言うから」「胡散臭いって思われちゃうんですよ」
横島誠実:「それは生まれ持っての性分だねぇ!妾ほど誠実に生きてる人間も珍しいってのにさ!」
入栄 朽葉:言葉を聞き流し、バッグから小さな包を取り出して机に。
入栄 朽葉:「皆さん、貴方に連絡が付かないと困ってましたよ」
入栄 朽葉:「全部私が食べても良かったんですけど、少しだけ分けておいて正解でした」
横島誠実:「おや、それは困ったね。あそこのチャーシューメンは絶品なんだけどなぁ。ま、食べたことないんだけど」
横島誠実:「それで一体これはなんだろうね」
入栄 朽葉:「期限が切れる前で"幸運"でしたね」 包みの中には、瀬名さんのプリン、更科さんの焼き菓子、それと──入栄が自ら焼いたマフィン。
横島誠実:「おやおや、これはまた。随分とあれだね、胸焼けしそうな物が沢山だ」ころころと笑う。
入栄 朽葉:「どうぞ。皆さんの気持ちですので、味わって食べて下さいね」 再び薄く笑う。
横島誠実:「折角だ、ありがたく頂戴するとしよう。なに、甘いものは嫌いじゃないのでね」
入栄 朽葉:「因みにあのラーメン屋さんは、チャーシュー麺よりも炒飯の方がおすすめですよ」
入栄 朽葉:「元は本格中華の店だったそうですので」 実食済みだ。
横島誠実:「あっはっは!もう行ってみたのかい?そう、あの店のオススメは炒飯だ」
横島誠実:「どうやら要らぬ世話を焼いてしまったみたいだね。うん、君は大丈夫だ」
入栄 朽葉:「横島さんのお墨付きなら、はい」「当たるも八卦当たらぬも八卦と。信用しておきましょう」
横島誠実:「良い出会いは何よりの"幸運"だ。彼女達を大切にするといい、絆は大切だからね」
入栄 朽葉:お菓子類を占いの駄賃代わりと勝手に見做して、ゆっくりと立ち上がる。
入栄 朽葉:「ええ、言われずとも」
入栄 朽葉:「──それでは、また。"縁"があれば、また逢いましょう」
横島誠実:それには応えず、にんまりとした笑みを浮かべた。
入栄 朽葉:背を向ける。それ以上何も言葉を交わすことなく、歩み去っていく。
入栄 朽葉:──夕暮れの、帰り道。雨が降り去った後なのだろう、まだ濡れたアスファルトを踏みしめていく。
入栄 朽葉:彼の視界からすっかり自分が消え去ったであろう距離で、ふと、足を止めた。一つ、大きく息を吐いた。
入栄 朽葉:らしくもなく、空を見上げた。
入栄 朽葉:夕立の後で、空気の汚れが綺麗に落ちた後だからなのだろう。橙色の空は、酷く澄んで見えた。
入栄 朽葉:或いは……柄にもなく、浮かれているとでもいうのだろうか。"占い師"の言葉に。
入栄 朽葉:……そういえば、私は。友人のことについて、彼の前で喋ったことがあっただろうか。
入栄 朽葉:そんな一抹の疑念は、沈みゆく夕日のように、緩やかに思考から消え去っていく。
入栄 朽葉:横島誠実。私の、"恩人"だった人。────まるで夢の中で逢ったかのような。不思議な、人だった。
横島誠実:去り行く少女の背を静かに見送った。
横島誠実:そして、男はくるりと振り返る。
横島誠実:「これにて、『四毒饗宴』無事に完結と相成りました」
横島誠実:「おっと…お客さん、何か言いたいことでもおありですか?」
横島誠実:「……『五毒饗宴』の間違いだろうって?」
横島誠実:「あっはっは、馬鹿を言っちゃあいけませんよ」 横島誠実:「おっと失礼。この辺りの話は…なるほど、上の方で既にされたようですね?」
横島誠実:「でしたら、某はここらで失礼を…っと。何です、お客さん」
横島誠実:「結局、お前はなんだったのかって?」
横島誠実:「それはね、お客さん」
横島誠実:「私は"悪喰" 」
横島誠実:「悪党を喰らう、ただの悪党ですよ」
横島誠実:そして、男は優雅に一礼。何処かから、太鼓の音が聞こえた気がした。

GM:『四毒饗宴』、もう上で言われてしまいましたが
GM:これにて全工程終了です!
GM:お疲れ様でした!
入栄 朽葉:お疲れ様でした~!
瀬名楽:お疲れさまでした~!
更科紅葉:お疲れ様でしたー
横島誠実:お疲れ様でした!