『天網恢々/魔法少女は誰のため?』(GM:アスハル)


PC1:“(slaughter(スローター))” 更科 紅葉(さらしな もみじ)(キャラシート)PL:MAO
PC2:“焼け付いた影(フェイタルフレーム)” 織幡 亞子(おりはた つぎこ)(キャラシート)PL:里村
PC3:“ステファノティス” 雨宮 叶(あまみや かなえ)(キャラシート)PL:Hyoga

メインログ雑談ログ

目次


プリプレイ

更科紅葉:テスト4番
雨宮 叶:ショート7番
織幡 亞子:中継ぎの9ばーん
織幡 亞子:そういう話やないな。
雨宮 叶:先発GM!
GM:OK
GM:それでは、GW記念の魔法少女セッション! 初めて行きましょう
織幡 亞子:よろしくおねがいしますー
更科紅葉:よろしくお願いいたします
雨宮 叶:よろしくお願いします!
GM:それでは、まずは簡単に自己紹介をお願いします。
GM:PC1、更科紅葉さんから!
更科紅葉:はい




更科紅葉:「やっかいねぇ、殺してはいけないというのは──」
更科紅葉:更科紅葉、コードネームは“鏖(スローター)”
更科紅葉:“鬼”と分類されるタイプのRBの少女です。
更科紅葉:かつてFHに幼生体の状態で発見されましたが、
更科紅葉:魅入られ組織を裏切った研究者に人として育てられました。
更科紅葉:その父もFHによって殺され、現在は残された遺産と伝手を使って、養父の恩に報いるために「ヒト」として生きていこうとしています。
GM:しっかりしている……
更科紅葉:現実主義な露悪家で皮肉屋ですが、根っこの部分ではぎりぎり善良。
更科紅葉:「ヒト」としての評価を稼ぐため、イリーガルとしてUGNに協力しています。
更科紅葉:また、覚醒時に父を焼き殺されたトラウマから炎を忌避。
更科紅葉:ここらへんは、遺産であるジュラシック・レコードのフレーバーからです。
更科紅葉:シンドロームはキュマイラ/ノイマン
更科紅葉:ロイス関係は――
更科紅葉:Dロイス №98【遺産保持者】
更科紅葉:亡き養父【更科道生@純愛/◯愚昧】
更科紅葉:使える組織【UGN@○有為/不信感】
更科紅葉:となります。
更科紅葉:データ的にはミドルでは生き字引で情報を、
更科紅葉:戦闘では龍鱗で耐えて近づいて、固定値30オーバーの金棒で単体白兵攻撃を行います。
更科紅葉:100を超えたらフェイタルヒットもどん、とゆーとてもシンプルな構成です。
GM:暴力
更科紅葉:物理は全てを解決する。
更科紅葉:こんな感じです。
更科紅葉:とても久方ぶりに遊んで頂ける方が多く、緊張すると同時にとても嬉しいです。
更科紅葉:粉骨砕身の精神で挑みますので、改めまして皆様よろしくお願いいたしますm(_ _)m
GM:はあい、お願いします! そんな更科さんへのHOはこちら!
GM

PC1:更科紅葉
 シナリオロイス:《桃色の魔法少女》城崎夏美 推奨感情:興味/困惑
 貴女は比較的UGNに対して協力的な、鬼に分類されるRBだ。
 ある日、貴女は通りがかった川辺で、人々を襲う奇怪な怪物と相対する。
 攻撃しても際限なく現れ続ける怪物に苦戦していた時、真っ赤なフリル少女が現れ、怪物を一掃する。
 その少女は、怪物と戦っていた貴女を見て目を輝かせた。
「ひょっとして、――貴女も、私と同じ魔法少女なの!?」

GM:というわけで勘違いされてください。
更科紅葉:「勘違いだといいわねぇ」
更科紅葉:了解でーす。
GM:そういう感じで、よろしくお願いします~
更科紅葉:よろしくおねがいしまーす
GM:それではPC2と3。とりあえず行動値順で
雨宮 叶:先攻どうぞ!
GM:織幡さんどうぞ
織幡 亞子:あ。あたしからか。



※くずはら風メーカー 作者/葛原昏 @cuzuc0

織幡 亞子:はーい。UGNイリーガルの織幡亞子(おりはた・つぎこ)です。
織幡 亞子:どっかの○田一くらい旅行してる女子高生。でも探偵やないよ。UGNに雇われてる、普通にイリーガル。
織幡 亞子:コードネームは"焼け付いた影(フェイタルフレーム)"。シンドロームはノイマン/ウロボロス。まあ鉄板てことで。
織幡 亞子:好きな色はワインレッド。座右の銘は「一日の花を摘め」。スペックとしてはちょっと味方に迷惑なアタッカーやね。
織幡 亞子:範囲殴れるけど、最大火力出そうとすると移動強制が挟まるから白兵型が大変。
GM:えぐ……。
GM:今回は二人コンビで任務に当たってもらいますのです
織幡 亞子:まあ打点は高いほうがええ、娘十八番茶も出花、言うやないの。言わないか?
織幡 亞子:はいはい。かわいい子やと嬉しいね。
GM:ハンドアウトが一緒なので二人目もお願いしましょうか
GM:雨宮さんどうぞ~
雨宮 叶:はーい!




雨宮 叶:「ハッピーエンドのその先へ参りましょう」
雨宮 叶:「道は、私が切り開きます」
雨宮 叶:雨宮叶です。高校生になりました。
雨宮 叶:FHセルで生まれ、健やかに育ち、順当に実験体となった少女です。
雨宮 叶:後天的にキュマイラ因子を埋め込まれたので進化不全を起こしたりしていましたが、
雨宮 叶:とある地方支部にて蛹を破るような経験をしたので無事覚醒。
雨宮 叶:今では立派にその能力を使いこなしています。分解・合成・再構築!
GM:えらい!
雨宮 叶:お力添えを致します。
雨宮 叶:シンドロームはモルフェウスとキュマイラ。
雨宮 叶:ムシムシの実 モデル:ミカドアゲハです。綺麗。
雨宮 叶:「一言サイズのコメント、ですか?」
雨宮 叶:「最近、フィクションが好きなことに気づきました。魔法少女さん、楽しみです」
雨宮 叶:よろしくお願いします!
GM:お願いします! では二人のハンドアウトはこちら
GM

PC2・3 織幡亞子 雨宮叶
 シナリオロイス:新網の魔法少女
 貴方たちはUGNの任務で呼ばれたイリーガルだ。
 今回の任務は、新網町という町で、魔法少女と魔物が戦っているという噂の真相を突き止めることにある。
 既に何度かワーディングの観測も起きており、戦っているのが野良オーヴァードなら説明ののち保護。ジャームならば討伐となる。
 幸い、さほど大規模な事件ではない。早速調査に乗り出すことになった。

GM:謎の魔法少女を追え!
織幡 亞子:大変大変。
雨宮 叶:調べましょう。
GM:それでは、三人が揃ったところでトレーラー

それでは、今回の任務を説明する。
今回のミッションは、魔法少女の鹵獲任務だ。

……そんな顔をするな。俺だってこの表現はどうかと思う。
作戦エリアは、新網町。中央に一級河川が通っている程度で、とくに目立つものもないベッドタウンだ。
ここの小学校の中で、一つの噂が流れている。
それは、世界を闇に包もうとする魔物と、魔法少女が戦っているという噂だ。
魔物が人を襲おうとする時、フリルドレス姿の華やかな少女がどこからともなく現れて倒す。それを目撃できるのは子供だけで、そして、誰もその正体を知らない。

他愛もない噂話だが……先日、実際にレネゲイド反応とワーディングが感知された。
調査班の推測では、自然発生したジャームと野良のオーヴァードが戦っているのではないか、というものだ。
事態を把握し、ジャームの討伐と、野良オーヴァード「魔法少女」を保護すること。それが君たちの任務となる。

ミッションの概要は以上だ。

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
善にも悪にもなりうる者を、一人でも多く善に導く。
UGNの理想を、君たちが守ってくれることを願っている。

ダブルクロス The 3rd Edition 『天網恢々/魔法少女は誰のため?』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

GM:よろしくお願いします!
更科紅葉:よろしくおねがいします!
雨宮 叶:よろしくお願いします!
織幡 亞子:よろしくおねがいしますー
GM:では、OP1、更科さんから。
更科紅葉:はい
GM:登場侵蝕をお願いしますー
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 4)増加 (40 → 44)
GM:まあまあ! では

オープニングフェイズ/シーン1/「」

GM:カァカァ。
GM:夕暮れの町に、カラスの鳴き声が聞こえる。
GM:とある休日。任務や学校もなく、あなたは少し遠出して、のどかな町を歩いていた。
ひとびと:「まいどありがとうございました~」
ひとびと:店から出ると、間延びした声に見送られる。
更科紅葉:『──お父さんが好きだった豆を売っている店を見つけたよ』
更科紅葉:知人からの連絡をもとに赴いた先では、充分な戦果を得ることができた。
更科紅葉:小脇に抱えた紙袋には、小分けした戦利品(珈琲豆)が収められている。
更科紅葉:殊の外店の雰囲気も良く、つい長居をしてしまったが──
更科紅葉:「まあ、とりわけ予定がある訳でなし──」
更科紅葉:ひとりごち、散歩も兼ねて歩を進める。
更科紅葉:相変わらずの仏頂面だが、ほんの少しだけその足取りは軽い。
GM:『あなたの安らぎ 新網モール』と描かれた商店街の古びた看板。
GM:人の数はまばらで、かといって寂れているというほどでもない。
GM:少し歩くと、やがて整備された堤防添いの道に出るだろう。
GM:草原はちょっとした公園のようになっており、子供連れが遊んでいる姿が目に入る。
ひとびと:「待て待てーーー!」「やーだよー!」
ひとびと:「ほーら、慌てると転んじゃうよー」
更科紅葉:自然、子どもたちが視界へと収まる。
ひとびと:「いけ、オレのサイクロンドラグーン!」「負けるかーっ! ハリケーンフェニックスっ!」
更科紅葉:騒がしすぎず、かといって静謐と言う程ではない。
更科紅葉:おそらくは──ごくごく普通なのだろう、こうした光景が。
更科紅葉:自嘲を浮かべ、白く長い髪を無意識に弄くる。
更科紅葉:「──こちらに違和感を感じては、あまりよろしくないわねぇ」
ひとびと:「ほんとだって、あたし見たもん~!」「うそばっかー!」
ひとびと:「こらこら、喧嘩はしないようにな」
GM:幼い姉妹を連れた父親が、隣を通り過ぎる。
更科紅葉:身体を引き、手を繋いだまま親子が通れるようにと。
ひとびと:「ほんとだもん! キレーなフリフリの服の!」
ひとびと:「ああ、すいません。……ほら、道に広がるな、お姉さん落っこちちゃうぞ」
ひとびと:「うそだよー! そんなのいるわけないもん!」
更科紅葉:軽く会釈を返し、親子を見送る。
ひとびと:特に何事もなく、通り過ぎていく。
GM:何の変哲もない、ありふれた日常の風景だ。
更科紅葉:「……知らない町でこそ、懐かしさを感じる──だったかしらぁ?」
更科紅葉:どこかで読んだ一節を思い出し、再びひとりごちる。
更科紅葉:ほうっ──とため息に近い呼気。
GM:『一級河川 新網大川』並ぶ看板。大きな橋が、視界に見える。
GM:このまま、橋を渡って、バスにでも乗って、あなたは住む町へと帰る。
GM:本来の予定なら、それだけだった。
GM:だが、ふと違和感を覚える。
更科紅葉:ぴた──と、歩を止める。
GM:新網大川と書かれた看板が、何か、先ほどよりも色褪せて見える。
GM:前方に掛かる橋が、どこか歪に、曲がりくねっているように見える。
更科紅葉:「体調不良──と言う訳ではなさそうねぇ、これは」
更科紅葉:瞬時に気持ちを切り替え、鋭い眼差しを周囲に送り警戒する。
GM:黒い服に泥飛沫が跳ねたような、空気への違和感。ある程度まで広がって、ようやく貴女はそれが、《ワーディング》であることが分かる。
更科紅葉:不快感に、眉をひそめる。
更科紅葉:認識できたからと言って、不快感が収まる訳ではない。
更科紅葉:まして経験上──これからもっと眉をひそめるようなことになるケースが多いと知っているのだから。
GM:発生源は、堤防を下った、橋の麓のあたりだ。看板によれば、ちょっとした公園になっているようだ。
GM:確かめますか?
更科紅葉:大きな嘆息。一日の終りがこれとは、ツイてないにもほどがある。しかし──
更科紅葉:「素通りするわけには──ねぇ」
更科紅葉:たんっ
更科紅葉:跳躍。
更科紅葉:橋から軽やかに身を躍らせて、発生源の方へと。
GM:川辺には、蹲っている人間が数人ほど。
ひとびと:「ううう……」「…………ああ……」
ひとびと:水遊びをしていたのか。親子連れが砂に塗れて倒れている。
GM:そして。
怪物:川辺から、奇怪なヒトガタが現れていた。
更科紅葉:遠目に蹲ってる人々を観察。ワーディング以外の影響を受けてそうな感じはありますでしょうか?
GM:ワーディングだけですね。完全な気絶というより、朦朧としている様子です。
更科紅葉:ありがとうございます(ほっ
更科紅葉:今のところ、ワーディングの影響下にあるだけらしい。であるならば──
怪物:ざばり。川辺に、それが上がる。
更科紅葉:倒れている人たちと、ヒトガタの間に割り込むような位置へと──
怪物:中身に灰色が渦巻く、水の塊。見ようによっては巨大なこんにゃくのようにも見える、ファンシーだが不気味な人型。
怪物:3メートルほどの巨体が、大きな腕を振り上げて、叩きつけようとする。
更科紅葉:蹲る人たちを庇うように、左腕でその巨腕を受け止める。
更科紅葉:がっ!
怪物:水量相応の衝撃が、更科さんを襲う。
怪物:高所から飛び込みでもしたような衝撃だ。普通の人間では、大怪我を負うだろう。
更科紅葉:しかし。倍以上の体躯を誇る怪異の腕を、軽々と片腕で払い除け──
更科紅葉:「逢魔が時──ではあるのでしょうけど」
更科紅葉:じろり──と、下から睨めつける。
怪物:払いのけられ、怪物はたたらを踏む。
更科紅葉:「人に仇なしていいと言う訳では、ないわねぇ」
怪物:「oooo…………!」今度は両腕だ。真上に振り上げる。
更科紅葉:抱えていた紙袋をそっと置き──
更科紅葉:「はぁっ!」腕が振り下ろされる前に跳躍。顎に当たる部位を、真上へと蹴り上げる!
怪物:「ooo――」一瞬。めり込んだ爪先の形そのままに、頭部が凹み――
怪物:ばしゃん、と弾け飛ぶ。
怪物:何らかの耐久限界を越えたのか。頭部が吹き飛ばされ、両腕も同じようにぼろぼろと崩れ消える。
更科紅葉:蜻蛉を返し、そのままふわりと着地。周囲への警戒は怠らない。
更科紅葉:ワーディングはどうでしょう?
GM:変わりませんね。そして
怪物:ず    ずずずずず
怪物:《????》 を使用。
怪物:……崩れ、はじけ飛んだ水滴。
怪物:そして、その背後の川から。
怪物:ず  ずず と。
怪物:大小こそ差があれ、数多のヒトガタが立ち上がる。
怪物:数十センチの個体から、3メートルほどの個体まで。十や二十ではない。
怪物:それらが、ゆっくりと身を起こす。
更科紅葉:舌打ち。その数も去ることながら──
更科紅葉:後ろに一瞬目を向け、蹲る人たちを確認する。
更科紅葉:この数を相手に、一人で護りながら戦うのはなかなかに難度が高い。
GM:発生した水人形の群れ。その第一陣が、水から這い出してきた。
更科紅葉:「厄介なことになったわねぇ」からかうような笑みを浮かべながら、全員を抱えて橋の上に跳躍可能かを計算したその時──
GM:そのときだった。
???:「ど、い、てーーーーーーーっ!」


※ロリっこメーカー

???:ちらりと見上げた橋の上から、小さな影が飛び出した。
???:活動的なパーカー姿の、小さな少女。
更科紅葉:「は?」間の抜けた声を上げ、この場にそぐわない声の主へと視線を向ける。
???:「キャロラ、お願い!」
???:空中で叫ぶ少女!
キャロラ:「キャロロ~~~っ」 抱える人形が光の粒子を放つ!
???:「レイディア☆チェンジ!」 ぴかりーん!
???:光の粒子が少女を覆い、そのシルエットを大きく変える!
更科紅葉:「──────」(動くこともできず、眼の前の光景を見せつけられている
???:光が消えれば、それはフリルつきの和洋折衷ドレスに身を包み、ファンシーな桃色の炎を全身に纏う少女!


※ロリっこメーカー

???:「《フレア・ドレス》イグニッション! 天に輝け、私の希望!」
???:両手で構えたハートマークの杖から、やはり原色かつ目に痛いピンクの炎!
???:それは怪物の群れを襲うと、跡形もなく蒸発させていく。
更科紅葉:「──────────」(見せつけられている
怪物:「ooooooo…………」「ooooo―――――――」
怪物:水人形の群れは、水中から身を乗り出していたものも含めて、蒸発し、消えていった。
???:「影泥(マッドゥ)さん、お休みなさい。次は、優しい雨になってね」
???:少女は優雅に地面に着地。杖を脇に抱えて、祈るような仕草。
???:更科さんよりも、更に身長は低い。声質からしても、よくて小学校高学年だろう。
更科紅葉:はっと我に返れば、敵性存在は全て消え失せている。
更科紅葉:残ったのは、蹲る人々と──
???:祈り終え、ばっと振り返る。「あっ、おケガはないですか?」
更科紅葉:「え、ええ」珍しく、皮肉も何もない、毒気も間も抜けた返事を返し。
???:「よかったぁ……」胸をなで下ろす。「影泥(マッドゥ)に襲われると、他人への優しさを失ってしまうの」
更科紅葉:「影泥(マッドゥ)?」あのヒトガタの呼称だろうか。
???:「奴らは淵霧(ミスト)で人の動きを止めて……」
???:そこまで言いかけて、ふと顔を上げる。
???:「……ミストの中でも動けてる?」
更科紅葉:「淵霧(ミスト)?」
更科紅葉:聞き覚えの無い単語に、再び小首をかしげ。
???:「影泥の力。周りの景色をおかしくして、普通の人は気持ち悪くなっちゃう」首を傾げる。
???:「ね、そうだよねキャロラ」
更科紅葉:(──ワーディング?)
キャロラ:「キャロロ~」
更科紅葉:「………………」
キャロラ:腰に下げたクマの人形が喋る。
???:「この人、影泥を蹴っ飛ばしてた? え、じゃあ……」
???:「じゃあ…………まさか!」
???:杖を帯に差して。更科さんの両手を握る。
更科紅葉:状況がある程度の閾値を超えたことで、返って平常心を取り戻し。
更科紅葉:びくっ!
更科紅葉:手を握られ、身体を硬直させる。
更科紅葉:厳密には、その少女が纏う桃色の炎に。
???:そのことには気付く余地もない。「――まさか」キラキラと輝く目。初めて同胞を見つけた喜び。
???:「そっかぁ! あなたも、私と同じ――――――魔法少女なんだね!」
更科紅葉:日常からの、非日常。
更科紅葉:そして非日常からの、さらなる未知の非日常。
更科紅葉:加えてトラウマである、炎との接触。

更科紅葉:負荷に負荷が重なって、現実主義な露悪家で皮肉屋の少女は──
更科紅葉:「はぁ?」
更科紅葉:すっとんきょうな声を上げることしか、できなかった。
城崎夏美:「私、城崎夏美! よろしくね!」
GM:――――――――――――――
GM:その後、城崎と名乗り、それはもうすごい勢いで懐いてきた少女について。
GM:UGNに報告したところ――『よく分からないからそのまま暫く捕まえておいてくれ(要約)』との返答が帰ってきた。
GM:そうして、あなたはしばしの間、この原色ピンクの少女と付き合うことになるのだった。
GM:――――――――――――――
GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能。
更科紅葉:【城崎夏美@誠意/○理解の外】を取得します。
GM:ありがとうございます!

オープニングフェイズ/シーン2/「」

GM:魔法少女セッション、2日目――――
GM:始めて行きましょう。それではOP2、
GM:織幡さんと雨宮さん登場です。登場侵蝕お願いします
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (34 → 42)
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を1D10(→ 5)増加 (38 → 43)
織幡 亞子:叶ちゃん高いなあ。大丈夫か
GM:良い感じ! では
雨宮 叶:元気いっぱいです!
GM:――――――――――――――――
GM:【新網町近隣  某市UGN支部 会議室】
GM:あなたたち二人は、任務のために部屋に呼び出されていた。
GM:さほど急を要する雰囲気はなく、机の上にはスタッフの用意したお茶と菓子が並んでいる。
GM:少しして、一人の男が部屋に入ってくる。UGNのエージェント。
羽鳥エミル:集合時間2分前。眉間の皺が消えない顔。「しまった。待たせたようだ」
雨宮 叶:昨日は少し夜更かしをしました。不可抗力の事象です。
雨宮 叶:世の中には私の知らないことが沢山あります。更に世の中の外にも存在します。
雨宮 叶:最近の私は物語を食べる本の虫。そう、昨夜の読書は夜食ということ。
雨宮 叶:たっぷりと栄養補給をしました。心のハリは艷やかに違いありません。
雨宮 叶:私はスクールバッグに入れた身体のお弁当と心のお弁当を浮かべて、
雨宮 叶:語り部のように言い訳を、つらつらと綴っていました。うつらうつらではありません。
雨宮 叶:「いえ、ちょうどです」(くぁ……)
織幡 亞子:「そうそう。話すこともありますし。なあ?」
羽鳥エミル:「《焼けついた影》《ステファノティス》で間違いないな」
雨宮 叶:「はい。"ステファノティス"ここに」
織幡 亞子:「はい。間違いなく。織幡ですー」
羽鳥エミル:「《ラッドデイリー》羽鳥エミルだ。当件のオペレートを担当する。よろしく頼む」
羽鳥エミル:「早速だが、任務の説明に移る」
織幡 亞子:「はい。よろしゅうお願いします」
雨宮 叶:きりりとした表情を作る。意識は形から入るものだ。
羽鳥エミル:手元のPCを稼働し、壁際のスクリーンに地図を映す
羽鳥エミル:「任務区域はここから一駅離れた町、新網町。内容は」
織幡 亞子:「魔法少女の捜索、でええんでしたっけ?」
羽鳥エミル:「魔法少女の保護だ」
羽鳥エミル:「耳が早いな」
雨宮 叶:ぴこりと眉が上がる。最近聞き慣れつつある単語はどこか身体に馴染むようで高揚する。
羽鳥エミル:「経緯を説明する。この新網町で、特に子供たちの間で『魔法少女と怪物が戦っている』という噂が広がる」
羽鳥エミル:「それを元に調査をかけたところ、小規模ワーディングを何回か確認」
織幡 亞子:「小規模いうんがアカンですねえ、そしたら、見られとりますか」
羽鳥エミル:「野良のオーヴァ-ド、ないしジャームが戦闘を繰り返しているのではないか、という推測が立てられた」
羽鳥エミル:「今のところ、目撃談は子供ばかりだ。内容も内容だからな、さほど広がっているわけではない」
雨宮 叶:「魔法少女の保護ということは、彼女がジャームを追っているとまで解釈して良いですか?」
羽鳥エミル:「ああ。捜索……というのは先日までの話でな」
織幡 亞子:「出ましたか」胸の前で手をだらんと垂らす。幽霊の形
羽鳥エミル:「UGNのイリーガル、《スローター》が偶然、当人と接触した」
雨宮 叶:「……」幽霊だったら嫌だなぁと思っている。切れるかわからないので。
羽鳥エミル:「魔法少女のほうだ。幸い、話も通じるし、戸籍もある、生きた人間だ」
羽鳥エミル:安心しろ、と肩を竦める。
織幡 亞子:「ははあ。いうてまだ自称魔法少女と」
羽鳥エミル:「だが……つまり、独自の認識でレネゲイドを理解しているらしい」
羽鳥エミル:「流行りのアニメでもあるのか知らないが……まあ、保護が遅れたオーヴァードならありえない話じゃない」
織幡 亞子:「そしたらなんです。わたしらも、衣装でも用意します?」
羽鳥エミル:額に指を当てる。
雨宮 叶:「衣装」
織幡 亞子:「叶ちゃんは似合いそうやけど、わたしはちょっとキツいなあ」
雨宮 叶:「…………私だけ!?」
織幡 亞子:「餅は餅屋いうやない? 似合う服って財産よ?」
雨宮 叶:「"魔法少女"ならきっと大丈夫です。一緒に着ましょう」
羽鳥エミル:「君たちがそう判断するなら構わんが……」
織幡 亞子:「なんや、お世辞でもうれしいけど、褒めてもなんも出えへんよ?」
織幡 亞子:「はい。きちんと教えなないといかんですか」
羽鳥エミル:「対象を保護しつつ、それとなく正しい知識を教えて引きこんで欲しい」
羽鳥エミル:「特に使用制限だ。レネゲイドの最も危険なところはそこだ」
雨宮 叶:「最近の正義の味方は登録制が推奨されていると聞きます」
雨宮 叶:「ぜひ引き込みましょう」
織幡 亞子:「繰り返し戦闘してたいうんが気になりますしね。ご両親は…まあ知らんですよねえ」
織幡 亞子:「教えんもんなあ。魔法少女」
羽鳥エミル:「戦っている相手については、まだ情報が揃わん」
羽鳥エミル:「それこそ、魔法少女にでも聞き取りするしかない」
織幡 亞子:「そらまた面白そうですねえ」
羽鳥エミル:「正規エージェントが同行するべきなんだが」
羽鳥エミル:「今、小学生女児と話しこんでも問題の無い奴が出払っていてな……」
雨宮 叶:「了解です。保護および勧誘を第一目標として行動します」
織幡 亞子:「そこはお気遣いなく。うち、なんでか知らんけど、こういう仕事多いんですわ」
雨宮 叶:「きっと良い人だからですよ」
羽鳥エミル:「それを見込んで選んでいるよ」
織幡 亞子:「どうもどうも。今後ともぜひご贔屓に」
羽鳥エミル:「雨宮も、君の年齢からすると失礼な話になるが」
羽鳥エミル:「状況によっては小学校に潜入する可能性もありえる」
雨宮 叶:「……頑張ります」正直、自信がない。
織幡 亞子:「OB訪問で通りますかねえ」
羽鳥エミル:「そうならないよう、うまく話してやってくれ。質問は?」
雨宮 叶:「仮に魔法少女とジャーム(仮)の戦闘中に遭遇した場合」
雨宮 叶:「優先事項は保護・撤退でよろしいですか?」
羽鳥エミル:「そうだな。討伐出来るならその方がいいが」
羽鳥エミル:「先に接触した《スローター》は歴戦のイリーガルなんだが」
羽鳥エミル:「報告を聞くに、やや厄介な敵のようにも思える」
織幡 亞子:「無理はせず安全第一でと。いやあ、話の分かる支部長さんで助かりましたわ」
羽鳥エミル:「スローターを通じて、次の待ち合わせ場所は指定してある。端末に送っておくから」
羽鳥エミル:「その時間と場所で接触してくれ」
羽鳥エミル:「それと俺は支部長ではない。一担当だ」
織幡 亞子:「承りました。そしたら、優しい担当さんでなお助かりましたわ」
雨宮 叶:あちらの世界は薄氷の上、コインの表がノンフィクション。
雨宮 叶:私達の景色は位相のズレたコインの裏。嘘と真の行楽線上。
雨宮 叶:魔法も奇跡も当たり前な夜の庭。溢れて零れて落ちていく。
雨宮 叶:手を差し伸べるなんて言葉は仰々しいから。届けましょう。
雨宮 叶:「"ステファノティス"、了解しました。状況を開始します」
織幡 亞子:「…よかったなあ、叶ちゃん」出ていく背中を確認して、そっと耳打ち。
織幡 亞子:「あくび、バレてなかったみたいやで?」
雨宮 叶:「────っ」真っ赤な表情を浮かべて、困惑の色を全面に出して。
雨宮 叶:「…………ナイショです」と、目線を向けて。小さくお願いをした。
GM:――――――――――――――
GM:ではOP2終了。ロイスのみ可能です
織幡 亞子:「お友達:雨宮叶:○幸福感/羨望」でロイス取りますー。初期含めて4枠目
雨宮 叶:ロイス取得。 織幡 亞子 ◯有為 / 驚異 で!

ミドルフェイズ/シーン1/「」

GM:では次! ミドル1.
GM:ミドル1は合流シーンです。全員登場なので登場侵蝕を振ってくださいな。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 2)増加 (44 → 46)
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を1d10(→ 5)増加 (42 → 47)
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を1D10(→ 10)増加 (48 → 58)
GM:では
GM:――――――――――――――
GM:羽鳥エミルの手配は、次のようなものになっていた。
GM:魔法少女・城崎夏美は更科紅葉に強い興味を持っている。そのため、改めて対話の場を設け
GM:その際に、『事情に詳しい友人』として、雨宮・織幡を同行させる。
GM:待ち合わせの場所は日中。新網町内にある、とある自然公園。
GM:織幡・雨宮の両名がそちらに向かっている最中。
GM:あなたたちは、空間から滲み出すような、ひどく曖昧な《ワーディング》が、対象の公園から広がっていることに気がついた。
織幡 亞子:「叶ちゃん、気のせいやないよね、これ?」
雨宮 叶:「……私だけでは気付かずにいたかもしれません」周囲への警戒を高める。
織幡 亞子:「あーややなあ。貴重な時間に水さす野暮天の気配や」
雨宮 叶:「向こうが油であれば、目的を果たしてそそくさと退場しましょう」
織幡 亞子:「せやね。聞いてたとおりなら、お目当てのこらははじめとるかもしれんし」ラフな赤いパーカー姿のまま、少しだけ足を早める。
ひとびと:公園に遊びに来ていた人々が、倒れて地面に蹲ってゆく。。
GM:角を曲がると、柵に囲まれた大きな湖。そして
怪物:その中から立ちあがってくる、濁った水人形の群れ。
城崎夏美:「紅葉ちゃーんっ!」 そして、ワーディングの中で叫んでいる少女。
城崎夏美:「変身するなって、何でっ?!」
更科紅葉:「まったく──」
更科紅葉:「『暫く』なんて、曖昧な承り方をするものではないわねぇ」
更科紅葉:自分と相手に毒づきながら、身の丈を超える凶悪な金砕棒を振り回し、襲い来る水人形たちを粉砕する。
更科紅葉:『変身するな』と強く言い含めた、城崎夏美をその背で護りながら。
更科紅葉:「理由は2つほどねぇ、城崎夏美」
更科紅葉:振り向き、背後から近づいてきた水人形を、横薙ぎに吹き飛ばす。
怪物:「oooooooo―――――――」
怪物:跡形もなく吹き飛ばされる。
怪物:先日の蹴りとは比べものにならない。金砕棒の一撃は、水人形を霞にまで破砕する。
怪物:だが。
怪物:「ooooooo――――」 「oooooooo――――」
怪物:池の水から生まれる。多い。とにかく数が多い!
更科紅葉:「ひとつは単純。あなたが自分の力を正しく把握してるようには思えなかったから」
更科紅葉:空いた左手で水人形の頭部を鷲掴み持ち上げて、回り込もうとしてきた水人形たちへと投げつける!
怪物:上半身を霞にされた人形が、残った脚だけの体積で小さな水人形になる。
怪物:ばしゃん! それも弾けて、地面に広がる。
更科紅葉:ちっ──と舌打ち。強くはないが、とにかく数が多い。せめてもう少し戦力がいればなのだろうが──
城崎夏美:「で、でもでも~っ!」
更科紅葉:「もうひとつはごくごく私的な理由」
城崎夏美:「先輩だからって、ぜんぶ任せられないもんっ」
更科紅葉:じたばたと気遣う少女の頭上を凶悪な鉄塊が通り過ぎ、いつの間にか近づいていた一回り大きな水人形を吹き飛ばす。
更科紅葉:そして──
怪物:ぞろぞろ。ぞろぞろ。びたんびたん。
更科紅葉:「相性がよくないのよぉ。あなたと私は」
更科紅葉:率直に、告げる。
城崎夏美:「えええーーーーっ!」 ががーん!
キャロラ:(キャロロ~~っ!?) ががーん!
キャロラ:少女とぬいぐるみが同時にショックを受けたような顔になった。
怪物:そうしている間にも、人形は増え続ける。
織幡 亞子:「はーい。お取り込み中お邪魔します」
織幡 亞子:不意に声がかかる。赤いパーカー姿の少女が、手指で作った四角越しに、あなたたちのほうを覗いている。
織幡 亞子:「笑って笑ってぇ」
城崎夏美:「えっ?」
織幡 亞子:「はい、チーズ!」
更科紅葉:声の方へと仏頂面を向ける。赤いパーカー、同年代の女性。つまり──
織幡 亞子:ばしん、と凄まじい音を錯覚する。目の前で"モノクロの閃光"としか表現できない何かが一瞬弾けた。
怪物:「oooo―――――」
織幡 亞子:それから、本当に小さな爆発のような音が来る。
織幡 亞子:──包囲していた水人形の大半が、ほんとうにいきなり、一気に蒸発したのだ。そのように見えたし、音も伴っていた。
織幡 亞子:「ほい角道開けたで! 叶ちゃん!」
雨宮 叶:織幡さんが作った隙と光のおかげで対象の推測は完了している。
雨宮 叶:周囲の注目が移っている間に、小さな女の子の側に駆け寄る。
雨宮 叶:「初めまして、魔法少女さん。私は……」
雨宮 叶:「……」
雨宮 叶:「私は、正義の味方の人の仲間です」魔法少女とは言えなかった。
城崎夏美:「えっ……!」
雨宮 叶:「貴女の力を貸してください。一度、ここを離れても良いですか?」
城崎夏美:新たに淵霧(ミスト/ワーディング)の中に入ってきた二人に、目を輝かせる。
城崎夏美:「うっ、うん! 分かったよ! あのね、紅葉ちゃん、ちょっとだけだから!」
城崎夏美:「レイディア☆チェンジ! 二回目以降バンク!」
更科紅葉:はぁ──と小さく嘆息。確かにその方が、結果として負担なくこの場を切り抜けられそうだ。
雨宮 叶:「ありがとうございます。では、こちらに」手信号で誘導しようとする。
更科紅葉:「フェイタルフレーム。それにステファノティスでいいのよねぇ?」乱入してきた少女たちに問いながら、迫りくる水人形たちを吹き飛ばす。
城崎夏美:その姿が原色のピンク色に変わり、ステッキからはごく軽い炎が吐き出される。
怪物:「ooooooo――――――――」 消し飛ばされ、やはり残った部分で再動しようとしていた怪物たちは、それで鎮静化する。
織幡 亞子:「はいはい。"フェイタルフレーム"でございまーす」
城崎夏美:「カット!」 ぱぁあ、とすぐに元の姿に戻る。「ええと、これでいい~っ?」
雨宮 叶:(想定とは異なりましたが、得られた成果は同じだからセーフ……?)
城崎夏美:「ねえねえ、紅葉ちゃんの友達なんだよね! あなたは何の魔法が使えるのっ!」
城崎夏美:後を追いながら呼びかける。
雨宮 叶:雨宮叶は考える。少女の夢を壊さず、嘘を付かず、魔法を工する方法を。
怪物:怪物の消滅と共に、ワーディングも薄れていく。
織幡 亞子:歩調を合わせて横に並ぶ。
織幡 亞子:「うちはせやねえ、女の子なら誰でも使えるやつかなあ」
雨宮 叶:「────私は、言葉の魔法を使えますよ」精一杯の表現。
更科紅葉:ああ、なるほど。二人の対応に、納得する。
城崎夏美:「コトバの魔法! かっこいい~~~」
更科紅葉:『そうした対応』のできるスタッフが、寄越されたということなのだろう。
雨宮 叶:冷や汗をかく。今日は無事に帰れたら言霊について調べないと……。。。
城崎夏美:「女の子の魔法?」
織幡 亞子:「そ。時間限定のやつ」
城崎夏美:「3分間だけ……みたいな? そういう?」
織幡 亞子:「カップ麺とか博多ラーメンと違うんやから」
城崎夏美:「分かった! ひみつのやつだね?」と声をひそめる。良く分かっていない。
GM:ワーディングの圏内……付け加えるなら水場から離れたところで、怪物の襲撃は一段落する。
織幡 亞子:「そ。女の子には秘密があるんよ。夏美ちゃんもわかるやろ?」
GM:ちょうど、自動販売機のある休憩スペースがあった。周りに人もいない。
更科紅葉:「──とりあえず、ねぇ」状況を確認し、金砕棒を収納する。
城崎夏美:「ふいい~。このあたりまでくれば大丈夫だよっ」
更科紅葉:「具合が悪くなったりはしてないわねぇ、城崎夏美?」そしてなにはさておき確認。侵蝕率のしの字も知らないのだ、この少女は。
雨宮 叶:「ありがとうございます。いつの間にか先導して頂いてしまって……」
織幡 亞子:「さすがベテラン。頼りになるわあ」
城崎夏美:「うん! このくらいの時間だったら、ミストで倒れた人達もちょっとめまいくらいで済むから」
織幡 亞子:「お。こっちもプロやんな」
城崎夏美:「うぇっへっへ~」 プロと呼ばれて照れる。
織幡 亞子:「お礼とご挨拶になんかおごるわ。お茶、ジュース、あと炭酸アリナシ、何がええ?」
織幡 亞子:がまぐちから小銭を出してちゃりんちゃりん自販機に連コしている。
雨宮 叶:立場的にはお茶かコーヒーを飲むと良いと聞いたことがある。
城崎夏美:「いいの? りんごのがほしいです!」 織幡さんは大人っぽいと認識している
雨宮 叶:「りんごジュースでお願いします」
更科紅葉:「改めて。“鏖”よ、よろしくお願いするわねぇ」とりあえず問題なさそうだと判断し、改めてフェイタルフレームとステファノティスへと。
織幡 亞子:「りんごジュース、りんごジュース、じゃあ紅葉ちゃんもりんごジュースな」
更科紅葉:『水を』と声をかけようとして、そのタイミングを逸する。
織幡 亞子:「はい。よろしく、"フェイタルフレーム"や。気軽につっこさんって呼んでくれてもええよ?」
雨宮 叶:「"ステファノティス"です。適度に糖分を補給します」
城崎夏美:「スロ・…フェ……ステ」
城崎夏美:「レイディア☆フレアです! よろしくね!」
城崎夏美:魔法少女名だと解釈した。
更科紅葉:「──────」
更科紅葉:「更科紅葉よ。よろしくお願いするわねぇ、織幡亞子、雨宮叶」影響を鑑み、言い直す。
GM:それでは、ここで情報収集判定に入ります。
GM:夏美は幼く、必要な情報を的確に聞き出すにはしかるべき手練手管が必要となります。
GM:大人の技能を使って聞き出せる情報は今のところ以下の二つ。

【《レイディア☆フレア》城崎夏美について】 《交渉》《情報:噂話》 難易度7
【怪物について】 《交渉》《情報:噂話》  難易度8

織幡 亞子:【怪物について】を交渉でチャレンジしてみます。
織幡 亞子:1dx+1>=8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 10[10]+8[8]+1 → 19 → 成功

織幡 亞子:お。回ったので成功
雨宮 叶:めっちゃ聞き上手
更科紅葉:すごい、好きな食べ物、嫌いな食べ物ぐらいまでなら聞き出せてそう。
織幡 亞子:<知識:サービス>が火を吹く
更科紅葉:では【怪物について】を、コンボ点鬼簿《生き字引》で判定します。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1(→ 1)増加 (46 → 47)
GM:夏美について?
更科紅葉:あ、ですね。【《レイディア☆フレア》城崎夏美について】 です。失礼しました。
更科紅葉:判定いきまーす
更科紅葉:4dx+6>=7
DoubleCross : (4DX10+6>=7) → 10[5,5,9,10]+4[4]+6 → 20 → 成功

GM:聞き上手がよ……
更科紅葉:こちらも回りました。成功です。
GM:それでは二つの情報を公開!
雨宮 叶:わーい! お姉さん方すごい!
織幡 亞子:ダテにとしとってないんよー

【《レイディア☆フレア》城崎夏美について】
 レイディア☆フレアは、人の悪意が凝った怪物『影泥(マッドゥ)』から、人々を護る正義の少女!
 相棒のキャロラと一緒に、この町のすべての影泥を浄化するのが私の使命!
 必殺のフレアドレスから巻き起こる炎は、良い心を火種に燃え盛り、悪い心だけを燃やすのだ!
 ――新網町に住む小学五年生。衣装の変化と炎を操作する能力を持つ。
 魔法少女になったのは半年ほど前。マスコットのキャロラと共に影泥と戦っている。彼女の攻撃でのみ、影泥は完全に沈静化する。


【怪物について】
 夏美が言うところの「影泥」。主に水場から現れ、ワーディング(淵霧・ミスト)を放ち人を襲う。
 動きは鈍く、見かけほどの戦闘能力は有していないが、とにかく数が多く、タフ。
 キャロラ曰く(通訳:夏美)、これに襲われた人間は善意を食われて攻撃的になり、周りの人間にも悪意を撒き散らすようになる。
 夏美の友達であったユキミちゃんは、その間接的な被害に遭って転校してしまったらしい。
 影泥は人の悪意の数である108体おり、その3分の1ほどを夏美は既に倒してきているとのこと。

GM:ということを長々とした会話の中で聞き出せました。
GM:追加情報は今のところありません。


城崎夏美:「えーーーっとね、てゆー感じ」
城崎夏美:ジュースを機嫌よく飲み切って、ここまでの事情を話し終える。
更科紅葉:「影泥に淵霧。それに──」じっと、少女が『キャロラ』と称したぬいぐるみを観察。
キャロラ:(キャロロ~~~)
更科紅葉:「マスコット──ねぇ」ちびり──と、自分には少し甘すぎる果汁少なめなりんごジュースに口をつけ。
キャロラ:反応しているようにも見えなくもないが、変身していない時はこちらもあまり動かない。
織幡 亞子:「そら大変やったねえ。休む暇もないんちゃう」
更科紅葉:「それで──半年前に“魔法少女”になった訳ねぇ、城崎夏美は?」改めて、確認する。
城崎夏美:「そんなね、いっつも出てくるわけじゃないの」
雨宮 叶:(覚醒後に有したと仮定する複雑な能力と源泉の不明な影泥、怪奇ですね)
城崎夏美:「そう! キャロラともその時に出会ったの!」
更科紅葉:「魔法少女になったとき──と言う事でいいのよねぇ?」
更科紅葉:ひとつひとつ、内容を噛み砕いて。
城崎夏美:「うん、そうだよ!」
城崎夏美:「ユキミちゃんが転校しちゃって…わたしすっごく悲しかったんだけど」
雨宮 叶:うんうんと頷きながら聴いている。
城崎夏美:「でも、影泥をたおしていけば、そういう人が減らせるんだって!」
更科紅葉:「それは──」
城崎夏美:「おやつの時間に出てくるときもあるけど、だからすぐ倒してるの!」
更科紅葉:「キャロラが、そう言ったのかしらぁ?」
城崎夏美:ぺかー、と輝くように笑う。
城崎夏美:「そうだよ、キャロラが教えてくれたし」
城崎夏美:「それに、ミストから覚めた人、ちょっとこわくなるから」
織幡 亞子:「怖くなるん?」
城崎夏美:「うん。最初は、感知がうまく出来なくて、助けるのがね、遅れちゃったり、」
城崎夏美:「そういう時ね、起こすとね、ウワーッて怒って走っていっちゃうから」
城崎夏美:「みんなはどう?」
更科紅葉:「影泥に襲われずとも、淵霧の影響下にあるだけで──」顎に手を当て思案。
城崎夏美:「魔法使って、衣装着たまま助けたりしたら、うわーって」
城崎夏美:「びっくりされたりしなかった?」
更科紅葉:一瞬だけ
織幡 亞子:「そういうんは見たことないなあ。まあやりかたよやりかた」
雨宮 叶:「私は普段この服のままやっているのですが、同じようにびっくりされたことはあります」
更科紅葉:自身が覚醒したときのことを思い出す。
更科紅葉:確かに悲鳴は上がっていた。
織幡 亞子:「でも、ひとが怒ってるの見るん、ややもんなあ。頑張ったか夏美ちゃん」
更科紅葉:正確には、上げさせたのだが。
城崎夏美:「うん、がんばった! えへへ……」

城崎夏美:「嬉しいなあ。ほかの魔法少女、キャロラも知らないっていうから」
城崎夏美:「三人もいて、こういうの話せるの、ほんとにうれしい!」
更科紅葉:「──そうねぇ」
織幡 亞子:「わたしも嬉しいわ。楽しそうな後輩見るん、好きやの」
城崎夏美:「よろしくおねがいします、せんぱい!」
更科紅葉:偶然とは言えUGNとこうして接触できたことは、幸運だったと言えるのだろう、城崎夏美にとって。
更科紅葉:手遅れとなっていないのだから。
更科紅葉:「もうひとついいかしらぁ、城崎夏美?」
城崎夏美:「なに?」
更科紅葉:しゃがみ込み、目線を合わせて。
更科紅葉:「あなたはどうして、魔法少女になれたのかしらぁ?」
城崎夏美:「どうして……って?」
更科紅葉:急かさず、返事を待つ。
城崎夏美:「ええっとね……ええっと……」
城崎夏美:「だから、ユキミちゃんが転校して……」
城崎夏美:「それでね、堤防でじっとしてて」
城崎夏美:「キャロラがね、影泥にけっとばされて落ちてきて」
城崎夏美:「なんか話して、色々きかれて、なったよ」
更科紅葉:「『キャロラ』が『魔法少女』に『してくれた』のねぇ?」
城崎夏美:「うん、一緒に戦おうって!」
更科紅葉:誠実に言葉を選んでくれたであろう少女に、少しだけ柔らかい表情で応じて。
更科紅葉:「ありがとう、城崎夏美」礼を述べ、立ち上がる。
城崎夏美:「ううん、いいよ!」
城崎夏美:「あ、でも、また紅葉ちゃんのことも聞かせてね!」
雨宮 叶:────『あなたは何の魔法が使えるのっ!』
雨宮 叶:小さな憧れを抱く小さな女の子の瞳は澄んていた。
雨宮 叶:……今の私は、魔法なんて使えない大人の女性だ。
雨宮 叶:だけど、きっとあの頃の私も魔法少女だったのだ。
雨宮 叶:小さな女の子より大きくて、今より少し子供の頃。
雨宮 叶:星空の下に花開いた閃光のように煌めく音を思う。
雨宮 叶:胸の小箱に鍵をした、大切な秘密の呪文は彼の声。
雨宮 叶:私だけが私に聞こえるように、懐かしんで呟いた。
雨宮 叶:────私は『びっくりするくらい強い』って。
雨宮 叶:心の空は雨上がり。雲間は虹を運んでくれるかな。
雨宮 叶:「城崎さん」
雨宮 叶:「きっと、貴女にとっての秘密の呪文も未来にありますよ」ひとりごちる。


GM:では、あなたたちが一通りの聞き取りを終え、
GM:果たして支部に連れて行くべきかどうかを検討し始めたころ。
GM:ふっと、貴方がたに声をかける人間がいた。
男性:「うーんむ……ああ、申し訳ない。そこの君たち」
織幡 亞子:「はい? 私たちですか?」
更科紅葉:とっさに、庇うような位置へと。
更科紅葉:「どうかしたのかしらぁ?」
背の高い男性:「ああいや、突然悪い」 背の高い男性が、君たちに声をかける。
背の高い男性:「知人の子供を探しているんだ。この公園にさっきまでいた筈なんだが」
雨宮 叶:「どのようなご関係でしょうか」
背の高い眼鏡のスーツの男性:「関係? 知人の子供だ。ああ、うん、グッ……」
背の高い眼鏡のスーツの男性:「この公園の近くにいると思うんだ。さっきまで一緒に居たんだが、逸れてしまってね」
背の高い眼鏡のスーツの男性:「写真を見せよう」 PCから印刷したような、ピンボケの写真。
背の高い眼鏡のスーツの男性:そこには、
背の高い眼鏡のスーツの男性:魔法少女姿の、夏美の写真だ! 明らかに隠し撮りされた角度!
背の高い眼鏡白スーツオールバックの神経質そうな男性:「見覚えはないか?」
更科紅葉:「──かわいらしい子ねぇ?」
城崎夏美:「あっ」
更科紅葉:口を抑えてお口チャック。
雨宮 叶:「衣装が派手ですね、ドラマの子役でしょうか」
GM:三人は情報:UGNで判定して下さい 目標値は3。
織幡 亞子:3dx+4 まあコネ込みで…
DoubleCross : (3DX10+4) → 6[2,3,6]+4 → 10

更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1(→ 1)増加 (47 → 48)
雨宮 叶:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 4[3,4] → 4

更科紅葉:4dx+6>=3 ここは外したくないとゆーことでw
DoubleCross : (4DX10+6>=3) → 8[4,5,7,8]+6 → 14 → 成功

《ディアボロス》春日恭二:では分かるだろう! この、背の高い眼鏡白スーツオールバックの神経質そうな男性は
《ディアボロス》春日恭二:春日恭二! FHエージェントについて学ぶ際、真っ先に名前が出る男!
《ディアボロス》春日恭二:「むっ!」 そして不死身のエージェントは、更科さんの背後に隠された少女に気付いた!
更科紅葉:「どちらかと言えば秋葉原あたりにいるのではないかしらぁ、こうした装いの子は?」
更科紅葉:蔑んだような眼差しと笑みで、反応した男に応じる。
織幡 亞子:「せやなあ。いまは厳しいって聞いてるけど」
《ディアボロス》春日恭二:「そんなところは真っ先に調べたわ!」
《ディアボロス》春日恭二:「既存の魔法少女アニメにその装いの物はいない! 間違いない、そいつが適合者だな…!」
《ディアボロス》春日恭二:「大人しくその少女、渡して貰うぞ!」

GM:ダダーン! 不審者の高らかな宣言が、昼間の自然公園に響き渡った。
更科紅葉:「昼日中の公園で、年端も行かぬ少女をこちらに寄越せと喚く──」
更科紅葉:「エージェントというより、変質者ねぇ」くつくつと、嗤う。
GM:―――――――――――――――
GM:ちょっと変則的ですがここでシーンエンド。調達とロイスが可能です。
織幡 亞子:はーい。なんか欲しいものある?
更科紅葉:そうですね、装甲が有効なら防具をゲットしとこうと思いますが。まずは自力チャレンジしてみようかと
雨宮 叶:なんだろ、ジュースのんだからケーキかな
更科紅葉:ボデマチャレンジ。手配師使います。
更科紅葉:5dx+2>=12
DoubleCross : (5DX10+2>=12) → 10[1,2,7,9,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

雨宮 叶:応急手当かなぁ
織幡 亞子:まあそしたら応急手当買っとこうかな。調達低いし
更科紅葉:今日は回るなぁ、ゲットしました。装備。
織幡 亞子:1dx>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 3[3] → 3 → 失敗

雨宮 叶:2dx+4>=8
DoubleCross : (2DX10+4>=8) → 9[7,9]+4 → 13 → 成功

雨宮 叶:おっ常備薬ゲット
織幡 亞子:ん。失敗して、「後輩候補:城崎夏美:○庇護/不安」でロイス。5枠目。
更科紅葉:夏美ちゃんのロイスをポジである誠意に変更。
雨宮 叶:城崎夏美 ◯憧憬 / 不安 で取得します。
更科紅葉:5:イリーガル【織幡亞子@有為/○劣等感】で設定。5つ目です。
更科紅葉:以上で!
GM:OK!
GM:ではミドル2に行くわね
更科紅葉:はーい

ミドルフェイズ/シーン2/「」

GM:ミドル2! 引き続き全員登場!
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (47 → 56)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 4)増加 (48 → 52)
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を1D10(→ 5)増加 (58 → 63)
GM:OK、では。
GM:――――――――――――――――
《ディアボロス》春日恭二:「そのふてぶてしい態度……UGNだな? おせっかい共め」
織幡 亞子:「頼まれもせんと、女の子ひっかけにくるおっさんに言われたかないわ」
《ディアボロス》春日恭二:「言い方をやめろ!」
更科紅葉:「お邪魔虫の変質者に言われたくはないわねぇ」
雨宮 叶:「誘拐はダメですよ。了解を得ましょう」
更科紅葉:「ああ、でも──」
更科紅葉:「今回は少しばかり感謝ねぇ、なにやら役に立ちそうなことを教えてくれそう」
《ディアボロス》春日恭二:「グッ……! 万年人員不足のUGNの癖に、上手い具合の人員を用意しおって……」
《ディアボロス》春日恭二:「良いか。これは正当な回収だ」
《ディアボロス》春日恭二:「半年ほど前、とある場所でFH同士の派手な抗争があった」
《ディアボロス》春日恭二:「その中でエージェントの持つある遺産が行方不明になった」
《ディアボロス》春日恭二:「私は地道な調査の果てに、それがこの町に流れ着いたことを確かめたのだ!」
《ディアボロス》春日恭二:「おあつらえむきに、流れていた魔法少女の目撃談! 古来より伝わる水神の伝説!」
《ディアボロス》春日恭二:「元よりFHの物だ。遺産が今どんな状態にあれ、回収するのは正当な権利だろう!」
城崎夏美:「え、え、あれ……?」
雨宮 叶:「いえ、今は私たちが彼女の保護者です」バッサリ。
更科紅葉:微笑んだまま──
更科紅葉:ディアボロスの発した『回収』という言葉に、背負った空気を一変させる。
更科紅葉:「ご丁寧に、助かるわねぇ」
更科紅葉:城崎夏美の両耳を塞ぎ。
更科紅葉:「もう結構、さっさと殺されなさい」笑顔のまま、端的に吐き捨てる。
織幡 亞子:「張り切っとるねえ。いうわけで、お引取りねがうしかないとこなんやけど」
《ディアボロス》春日恭二:「殺されろ、か。貴様が霧谷より強くなければ言えん言葉だぞ」
《ディアボロス》春日恭二:「そしてお引き取りする必要もない」
更科紅葉:「三人寄ればなんとやら。それなりになるのではなくてぇ?」
《ディアボロス》春日恭二:「フハハハ! 雑魚が何人組んだところで――っ!」
《ディアボロス》春日恭二:スーツの腕が禍々しく変形し、飛びかかった!
GM:それではミドル戦闘です。が、ショートセッションにつき、簡易戦闘です。
雨宮 叶:うおー!
更科紅葉:はーい
織幡 亞子:はーい

『VS春日恭二 簡易戦闘』
春日は、11dx7+4 攻撃力14 の装甲無視攻撃で襲い掛かってきます。

PC三名は、行動値順に《白兵》or《射撃》or《RC》にて攻撃判定を行ってください。
三人の達成値の合計によって、春日が行う攻撃の対象が変わります。
0~29  三人に攻撃
30~49 誰か二人に攻撃
50~79 誰か一人に攻撃
80以上 攻撃なし

雨宮 叶:おおー!
GM:これです。
更科紅葉:ふむふむ
GM:エフェクトはマイナー・メジャー使用可能。移動とかは必要ありません。
更科紅葉:ダメージは関係なし、でオケでしょうか?
GM:はい、ダメージではなく達成値の合計です。
更科紅葉:ありがとうございます
織幡 亞子:そしたら、普通にふってこか。
更科紅葉:ですねー
雨宮 叶:はいな!
織幡 亞子:《コンセントレイト》《原初の赤:災厄の炎》のみで。
織幡 亞子:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[1,2,4,6,7,8,9]+10[1,3,10]+2[2]+4 → 26

織幡 亞子:ん、そこそこ。26
織幡 亞子:織幡亞子の修正値を7増加 (0 → 7)
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を7増加 (63 → 70)
雨宮 叶:《コンセントレイト:モルフェウス》《ペネトレイト》
雨宮 叶:8dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[2,4,5,6,8,8,9,10]+10[3,5,7,8]+4[1,4]+4 → 28

雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を5(→ 5)増加 (56 → 61)
雨宮 叶:まずまず
更科紅葉:頼れる!
更科紅葉:じゃあラスト。まずはマイナーでオリジンヒューマン。エフェクト使用時達成値をプラス1
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を2(→ 2)増加 (52 → 54)
更科紅葉:メジャー。コンセと獣の力のみ。素手で殴ります。お二人の達成値も加算させて出しますね。
GM:来いーっ
更科紅葉:7dx7+4+26+28 うらー
DoubleCross : (7DX7+58) → 10[2,6,6,6,8,9,10]+10[6,6,9]+10[8]+10[8]+1[1]+58 → 99

更科紅葉:妖怪1足りない(成功バージョン)だ
GM:馬鹿な!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を4(→ 4)増加 (54 → 58)
雨宮 叶:友情パワー!
GM:7dx7の期待値は6ではないのか!?
雨宮 叶:ククク……2d6の期待値は3だが7dx7の期待値は6ではない……!
織幡 亞子:さすがに低いんと違うかな
GM:流石に低すぎるけど
更科紅葉:1+1+1が10にも100にもなる、それが友情パワー!
GM:20くらいでは……?
GM:おのれUGNのクズどもめえーっ
更科紅葉:こう考えましょう。
更科紅葉:さすがディアボロスw
GM:判定成功です。春日の攻撃失敗!
GM:順番に演出どうぞ~
《ディアボロス》春日恭二:「まずは貴様だっ! 陰気な眼鏡の女!」
織幡 亞子:「だーれが陰気やこの若白髪!」
《ディアボロス》春日恭二:両腕を強靭な異形に変えて襲いかかる。生半可な盾では効果がない強力な一撃だ!
織幡 亞子:特に防具を着込んでいるでもないパーカー姿、そんなものを受ければオーヴァードでも無事では済まない。
織幡 亞子:だが軽口を叩けるのは、仕込みだけは終わっていたからだ。
織幡 亞子:「こっち、くんな!」
織幡 亞子:ばん、と一瞬、視界を"モノクロの閃光"が埋める。何かにぶつかったわけでもない春日の体が、真後ろに吹き飛ぶ。
《ディアボロス》春日恭二:「ウゴオーッ!?」
織幡 亞子:振り下ろされた腕が間合いを失い、空を切った。
織幡 亞子:「あと頼むわ!」
雨宮 叶:「任されました」
雨宮 叶:ポケットの中には鉄屑が一つ。取り出して放る。
雨宮 叶:「《折り畳み》解除」
《ディアボロス》春日恭二:吹っ飛ばされ、自動販売機にぶつかる。
雨宮 叶:宙に浮いた鉄屑が膨張し、2mを超える大剣へと姿を変える。
《ディアボロス》春日恭二:「小賢しい真似を……! ヌウッ!?」
雨宮 叶:そして自由落下! 春日に影を落とすようにして刃が襲いかかる!
《ディアボロス》春日恭二:「グオオーッ!」
《ディアボロス》春日恭二:自動販売機を盾に、自由落下刺殺から転がるように避ける。
雨宮 叶:そして自身は春日の逃げ道を塞ぐようにナイフを構えて距離を保ちます。
雨宮 叶:「そちらへ行きました!」
《ディアボロス》春日恭二:「横着な奴め! きちんと刺す時は自分の手でと教わらなかったのか!」
雨宮 叶:「これは牽制ですから」
雨宮 叶:トスを上げることには成功。あとは決めてもらうだけ!
《ディアボロス》春日恭二:「鬱陶しい……!」
《ディアボロス》春日恭二:びきびきと異形部が腕から胸に、胸から全身に渡る。
《ディアボロス》春日恭二:「私に本気を出させたこと、後悔するなよ小娘ども!」 凶暴な《ワーディング》が放たれる。
《ディアボロス》春日恭二:猛獣めいた威圧。最も、オーヴァードに効果を及ぼすほどの特殊性はない。
城崎夏美:「ぁれ」
城崎夏美:《ワーディング》に晒され。ばたりと気を失い、倒れる。
《ディアボロス》春日恭二:「…………。」
《ディアボロス》春日恭二:「えっ」
《ディアボロス》春日恭二:威圧ポーズを決めたままそのことに気付き、呆気にとられる。
織幡 亞子:「んん?」
更科紅葉:だんっ!
更科紅葉:獣のような速度で踏み込み、男の眼前に。
更科紅葉:「構う理由と時間がなくなったわねぇ」
更科紅葉:そして《ディアボロス》春日恭二の胸ぐらを掴み(ハートキャッチ)、強引に引き寄せ持ち上げて──
《ディアボロス》春日恭二:「な」
更科紅葉:「お引取り──願いましょうかぁ」
更科紅葉:轟っ!
更科紅葉:次の瞬間、空気を裂く音を生じさせ、白スーツが空を飛ぶ!
《ディアボロス》春日恭二:「う----おおおおおおおおおーーーーーーっ!?」
《ディアボロス》春日恭二:眼鏡をかけた白スーツの神経質そうな男が、埒外の膂力による投擲によって空を舞う!
《ディアボロス》春日恭二:「お――覚えていろよ――貴様ら――――ッ!」
雨宮 叶:「おお……伝統芸能……」
《ディアボロス》春日恭二:それはしばらく後、新網町の都市伝説、フライングオールバックの怪として語り継がれることになるのだが……
《ディアボロス》春日恭二:それはまた、別の話。
更科紅葉:「フェイタルフレーム! ステファノティス! 城崎夏美は!」捨て台詞を一言も聞くことなく振り返り。
城崎夏美:「ん……む……」
織幡 亞子:「ぐったりしとるけど怪我はないよ。安心して」
城崎夏美:春日が消えたことでワーディングも範囲外となった。
更科紅葉:ほう──っと一呼吸。
城崎夏美:呻きながら目を瞑っている。通常のワーディングに晒された一般人と、全く同じ反応だ。
雨宮 叶:「どうやら彼女は本当に"魔法少女"だったようですね」
更科紅葉:「そう断じるのはどうかと思うけれども──」
織幡 亞子:「とりあえずベンチに寝かそか」
更科紅葉:「違う存在の可能性は、あるわねぇ」
更科紅葉:「ええ、お願いするわぁ、フェイタルフレーム」
織幡 亞子:「どういたしまして。女の子が地べたはアカンしね」
雨宮 叶:制服の上着を脱ぎ、横にした彼女にふわりとかける。春先とはいえ風邪を引いては敵わない。
城崎夏美:「んんむ……」
更科紅葉:「──どうしたものかしらねぇ」寝顔に目をやり、ひとりごち。
織幡 亞子:「叶ちゃん優しいなあ。ええね。なんか飲む? 」
雨宮 叶:「そうですね」少し考えて。
雨宮 叶:「コーヒーを頂いても良いですか? 砂糖とミルク付きのを」
織幡 亞子:「ええで。紙コップのやつな。…」
更科紅葉:「気が利くわねぇ」
更科紅葉:自分用にスポーツドリンクを購入しながら、気遣う少女に声をかけ。
織幡 亞子:「こういうん好きなんよ。どうせなら、いつも気分良くいきたいやない?」
更科紅葉:「立派な心がけねぇ」笑顔で応じ、一気に飲み干す。
更科紅葉:脳に無理やり栄養を送り、働かせるために。
雨宮 叶:くぴくぴと飲んでいる。苦味の閾値がまだ低い。


GM:この後。事態について羽鳥エミルに報告したところ、城崎夏美を支部に連れ、検査を受けさせることになった。
GM:空を舞い。炎を操り。服を変身させる。淵霧の中で動き、影泥を討つ。それが出来るものは、オーヴァードでしかありえない。
GM:そして、もう一つ。
GM:少女を輸送する際に、いつの間にか起きていたこと。
キャロラ:少女が堪えず腰に下げていた、くまのぬいぐるみ。
キャロラ:魔法少女のマスコット・キャロラが、姿を消していた。
キャロラ:公園のどこを探しても、綿の一つすら見つかることはなかった。
GM:―――――――――――――――――
GM:シーン終了。ロイスと調達が可能です。
織幡 亞子:はーい。調達は…まあダメ元でブルーゲイルかなあ
織幡 亞子:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 10[9,10]+8[8] → 18 → 失敗

更科紅葉:ダメ元ブルゲ
織幡 亞子:あら。財産2入れて買っとくわ。誰か使う?
織幡 亞子:織幡亞子の財産を2減少 (17 → 15)
雨宮 叶:雨宮はもともと遅いから譲り~
雨宮 叶:シルバーハンマー行こうかな
雨宮 叶:3dx+4>=20
DoubleCross : (3DX10+4>=20) → 10[2,6,10]+9[9]+4 → 23 → 成功

雨宮 叶:自販機で当たった
織幡 亞子:世紀末やなあ
更科紅葉:シルバーハンマー私もいきますね。
織幡 亞子:ロイスは、「同行者:更科紅葉:○心配/不安」で。これで6枠目ですー
更科紅葉:2dx+2>=20
DoubleCross : (2DX10+2>=20) → 9[2,9]+2 → 11 → 失敗

更科紅葉:失敗。
更科紅葉:つっこちゃんが範囲攻撃で早めなので、侵蝕率負担が少なければご自身で持っておいていただくのはどうでしょう?
織幡 亞子:うち、セットアップ使っちゃうんよ。
更科紅葉:ロイスは保留かな。次のシーンでも少し叶ちゃんと話したいところ。
更科紅葉:あ、そうなんですね。
雨宮 叶:ロイスは 更科 紅葉 ◯連帯感 / 不安 で取得します!
雨宮 叶:ウチもセットアップ使うわ
更科紅葉:じゃあ先にぶん殴れるかもとゆーことで頂いておきましょう、セットアップ芸はない。
雨宮 叶:じゃあシルバーハンマーもあげます!
織幡 亞子:どうぞ。遠慮せんと使ってな。
更科紅葉:(座して賜る構え
更科紅葉:そんな訳でこちらも以上です。
GM:了解!
GM:では今日はここまで! ありがとうございました~
織幡 亞子:はい。ありがとうございました、お疲れ様でした!
更科紅葉:ありがとうございます、おつかれさまでしたー
雨宮 叶:おつかれさまでした~~~~~!!!!!!!!!!
更科紅葉:ブルーゲイルとシルバーハンマーをゲット。

ミドルフェイズ/シーン3/「」

GM:それではミドル3を始めて行きましょう
GM:ミドル3。シーンプレイヤーは更科さん。他は登場自由
GM:登場侵蝕をフルノデス
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 4)増加 (58 → 62)
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を1d10(→ 5)増加 (61 → 66)
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を1D10(→ 1)増加 (70 → 71)
GM:それでは、まずは情報収集判定からしていきましょうか

【城崎夏美について・2】 情報:噂話8
【水神について】 知識:歴史 情報:UGN 10

GM:ちなみに追加情報は出ます。
更科紅葉:お、了解です。
織幡 亞子:そしたら、UGNでだけは判定が強めに振れるので、わたし【水神について】行ってみたいかな。
雨宮 叶:ならお小遣いストックのある私は待機しようかな
更科紅葉:了解です! じゃあ私は夏美ちゃんを
織幡 亞子:了解。では【水神について】をUGNで。
織幡 亞子:4dx+4>=10
DoubleCross : (4DX10+4>=10) → 9[4,5,7,9]+4 → 13 → 成功

織幡 亞子:よし。通しました。
更科紅葉:コンボ《点鬼簿》(生き字引)にて、【城崎夏美について・2】 にチャレンジします。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1(→ 1)増加 (62 → 63)
更科紅葉:5dx7+6>=8
DoubleCross : (5DX7+6>=8) → 10[2,2,5,6,7]+10[8]+10[9]+4[4]+6 → 40 → 成功

更科紅葉:あ、まちがい(汗)
更科紅葉:すみません、c10なので間違えてます。振り直し処理でよいでしょうか?
GM:振り直してくださいな
更科紅葉:5dx+6>=8
DoubleCross : (5DX10+6>=8) → 10[1,1,1,10,10]+3[2,3]+6 → 19 → 成功

更科紅葉:成功です。
GM:極端!
GM:では情報を出しますわね
雨宮 叶:わあい
更科紅葉:おねがいします!

【城崎夏美について2】
 新網町に住む小学五年生。
 今でこそ活発だが、以前はもっと引っ込み思案で大人しい性格だった。
 半年前、彼女の友達がクラスでいじめに遭い、別の学校に転校してしまう事件があった。
 転校自体は親の都合だったようだが、彼女は友人を助けられなかったことを深く悔いていた。
 ……検査の結果、オーヴァードではない、レネゲイド非感染者であることが判明した。
 レネゲイドの介在しない、真なる魔法少女である可能性というよりも――
 彼女の力は、別のオーヴァードから貸し与えられたものである可能性が高い。

GM:もうひとつ。

【水神について】
 春日の言葉をヒントに調べたところ、確かにこの町には水神伝説が存在した。
 町の中心に流れる新網大川は、古来、たびたび氾濫を繰り返しており、その災害を鎮めるべく、奉られた神があった。
 大水の禍津神。水の恵みではなく災害を司り、祭祀によって鎮められることで完成する信仰形態を持つ。
 近代の堤防技術によって無力化され、今では忘れ去られたが、旧い社がかろうじて残っているらしい。
 水神の名は、渦楼羅彦(カロラヒコ)。

→【魔法少女/怪物について2】 知識:レネゲイド 情報:UGN 12 が解放されました。夏美との会話イベント後に判定可能になります。

GM:それでは共有シーンとしていきます。
GM:――――――――――――――――――
GM:ざあざあと、雨が降り始めている。
GM:天気予報では晴天のはずで。時期的にも降るタイミングではない。珍しいこともあると、地元の人間は首を傾げている。
GM:貴方たちは、夏美をUGN支部に連れ帰った後……各々動きながら、検査結果を待っていた。
更科紅葉:ぎぃ──
更科紅葉:音を立てて、支部が借り上げている施設の扉が開く。
織幡 亞子:「ああ。お帰りなさい、一足違いやね」
更科紅葉:「春先だからこそ、冷えるわねぇ」
雨宮 叶:「おかえりなさいませ」ぱたぱたと音の方へ。
更科紅葉:入ってきたのは、全身濡れ鼠となった白い髪の少女。
更科紅葉:「タオルか何かあれば、貸してもらえるかしらぁ?」
織幡 亞子:「はい。まあちょっと小さいけど、これしかない言うてなあ」
織幡 亞子:大きめのハンドタオルか、バスタオルというには小さい程度のもの。
更科紅葉:「助かるわぁ」受け取り、水で重くなった髪を拭き上げる。
雨宮 叶:「でも、そのままでは風邪を引いてしまいます。何か、代わりになるものがあれば良いのですが……」
更科紅葉:「それはおそらく無用の心配ねぇ」
更科紅葉:おざなりに、衣服の表面の水分をとりあえず拭き上げて。
織幡 亞子:「あれは? ほら、支部長さんが真に受けて用意してもうたー、言うてたやつ」
更科紅葉:「”自覚”してからは、病気一つしたことがないから」
雨宮 叶:「なるほど、丈夫なんですね」
更科紅葉:「──好意的に捉えれば、そうとも言えるわねぇ」笑顔で告げる少女に、揶揄するような笑みを返して。
更科紅葉:「さて──」一通り見苦しくない程度に身体を拭き上げて、着座する。
更科紅葉:「こちらはそれなりに成果はあったのだけれども、そちらはどうかしらぁ?」
織幡 亞子:「郷土資料館行ったらすぐやったよ。館長さんが親切な人でなあ」
更科紅葉:「郷土資料館?」
雨宮 叶:「確信めいたものがあったのですか?」
織幡 亞子:「いやあ、なんも思いつかんかっただけ」
織幡 亞子:「何が起きてるのかわからんときは、既に関わってる相手の漏らした話を調べてみよう、てなもんでな」
更科紅葉:「ああ、ディアボロスの──」
更科紅葉:なにかのたまわってたな、と思い返す。
雨宮 叶:「トカゲさんはしっぽを落としていってくれたんですね」
織幡 亞子:「魔女の薬を煮込むには少なすぎるけどなあ」
織幡 亞子:大判の封筒から、粗い画質のコピーを何枚か取り出す。
織幡 亞子:「かろらひこ、いう神さんがおったいう話なんね、このあたりには」
雨宮 叶:「かろらひこ」はて、なんだか引っかかるような音の運び。
更科紅葉:「かろらひこ」
織幡 亞子:「水害を起こすので、おまつりして許してもらおう、みたいな話やった、と、昔の本に書いてある」
更科紅葉:「荒御魂──というやつかしらぁ?」
織幡 亞子:「まあそれかな? 神社の類でもなくて、五十年くらい前までは、地元のお金持ちが自腹でお祭りやっとったそうなんやけど」
雨宮 叶:まるでだだをこねて涙を流す子供のような、そんな神様がいたのだろうか。
織幡 亞子:「今は、ほとんどだあれも由来しらん、ふるいお社がひとつ残っとるだけやて、そういう話」
雨宮 叶:「……なら、この雨は寂しくて泣いているのかも知れませんね」忘れて欲しくなくて、地面に跡を残すために。
織幡 亞子:「叶ちゃんは詩人やなあ」
雨宮 叶:「そうでしょうか?」
織幡 亞子:「そうよ」
雨宮 叶:「うれしいです」芸術家の感性が少しでもあるのなら、多くのものが好きになれるような気がするから。
更科紅葉:「であればなおのこと」
更科紅葉:「詩人とは縁遠いあの男が、その神に執着していたかねぇ」
織幡 亞子:「歌はスキやけどね。そういうのは思いつかんから、うちは」
織幡 亞子:「まあ、これはここまで。それで紅葉ちゃんのほうはどうよ?」
更科紅葉:「そうねぇ、おつかれさま。フェイタルフレーム」
更科紅葉:ピースのひとつを埋めてくれたことにねぎらいの言葉をかけ。
更科紅葉:「こちらはシンプルに、城崎夏美に関して色々と調べて来たわぁ」
更科紅葉:「──どうやら以前は、もっと大人しい性格だったようねぇ」
更科紅葉:一旦言葉を区切り、温かな湯気を上げる珈琲に口をつける。
雨宮 叶:「変わってしまった、ということですか……?」遺産の影響を受けた可能性を憂いて気を張る。
更科紅葉:「ええ。それも急激に、ねぇ」
更科紅葉:「──以前の彼女を象徴するようなことがひとつ」
織幡 亞子:「それは?」
更科紅葉:「半年ほど前に彼女の友人がいじめにあって、転校したそうよぉ」
更科紅葉:愉快ではない話題だが、告げないわけにもいかない。重要なピースだ。
更科紅葉:「転校自体は親の都合で、いじめとは直接繋がってないようだけれども」
更科紅葉:「城崎夏美は、そうは思わなかった」
織幡 亞子:「言うてたユキミちゃんのことかあ」
織幡 亞子:「まあ、そういうことはあるわなあ」
更科紅葉:「ええ、おそらくは、ねぇ」こくり、とうなずいて。
更科紅葉:「ともだちを助けられなかったと、ひどく後悔していたようねぇ」
雨宮 叶:誰がためにでもなく魔法少女として孤独に戦っていた子だ。責任感の強さが裏目に出てしまったのだろうか。
更科紅葉:「引っかかるのは」
更科紅葉:「そう思っていたが彼女が今は」
更科紅葉:「『ユキミちゃんは影泥の影響で転校することになった』と思っていることねぇ」
更科紅葉:嘆息と同時、率直に口に出す。
雨宮 叶:「……」偶然が重なって生まれた不幸の連鎖。それをすべて自分に巻き付けてでも繋がろうとしていたのかな。
織幡 亞子:「およめにいくときゃ、だれといく…と」ペンを手の中でくるりと回す。
更科紅葉:「そう思いたかった。あるいはそう思い込まされた、か──」
更科紅葉:「どちらにしても、厄介かもしれないわねぇ──」
織幡 亞子:「まあそう思うんは楽やしなあ」
更科紅葉:「その楽は」
更科紅葉:「後に苦に繋がりそうではあるけれども、ねぇ」
羽鳥エミル:では、その時に。扉が開く。
羽鳥エミル:「三人とも揃っていたか。ちょうどいい」
羽鳥エミル:「《スローター》は直接会うのは初めてか。当件の担当の羽鳥だ」
織幡 亞子:「ああ、羽鳥さん。お疲れ様です。何かありました?」
羽鳥エミル:「城崎の検査結果が出た」
更科紅葉:「ええ、よろしくお願いするわねぇ」ぺこり、と会釈。
雨宮 叶:「お疲れ様です」ぺこり。
羽鳥エミル:会釈を返しつつ、タブレットを弄っている。
羽鳥エミル:「結果から言うと、完全にシロだ」
羽鳥エミル:「城崎夏美は、オーヴァードではない。ただの一般人だ」
更科紅葉:「それは──朗報ねぇ」
雨宮 叶:安堵と困惑、二つの感情が言葉の入り口でつっかえる。
更科紅葉:朗報だと告げるが、表情は仏頂面なまま。
更科紅葉:「ならあの子は、なんなのかしらぁ?」
織幡 亞子:「朗報いうか、わけわからん話と違います? あるんですかそんなん」
羽鳥エミル:「広い世界だ。レネゲイドの産物以外の超常もあるのだろう、と片付けたいところだがな」
更科紅葉:「とんだ真実ねぇ、魔法少女の存在する世界」
更科紅葉:くつくつと、からかうように。
羽鳥エミル:慣れぬ冗談に、軽く咳払いする。
羽鳥エミル:「それだと、『影泥』の方がワーディング反応を示していたことと辻褄が合わん」
更科紅葉:「──つまり?」
羽鳥エミル:「”他の誰かの能力を、自分のものと勘違いして使っている” 可能性がある」
羽鳥エミル:「あるいは、彼女の意志に合わせて、別の誰かが能力を使っている」
雨宮 叶:「"親"がいるということですか」
織幡 亞子:「あるんですかそんなん、とも言えないわけですね」
更科紅葉:「とんだ魔法のタネねぇ」はぁ、と大仰に嘆息。
羽鳥エミル:「オーヴァードの支援は、基本的に誰でも効くからな」
羽鳥エミル:「ただ、普通はそんなことはしない」
羽鳥エミル:「君たちの困惑も当然だろう」
羽鳥エミル:「確認だが、それらしいやつはいなかったんだな?」
雨宮 叶:「傀儡を設ける場合、その背景には不自由な理由があると推測されます」
織幡 亞子:「言われてみれば、いましたわ」
羽鳥エミル:「遠くの物陰から城崎を凝視して手をかざしている、みたいなやつが」
更科紅葉:「ええ、とびきりのが」
羽鳥エミル:「……いたのか?」
雨宮 叶:(……いましたっけ?)把握できていない。経験値の差が出ている。
更科紅葉:常に少女と共にあり、そして今は居ないモノ──
更科紅葉:理屈としては、間違っていない。
更科紅葉:魔法少女に、それはつきものなのだから。
羽鳥エミル:ピリリリ、と端末が鳴る。
羽鳥エミル:「失礼。……ああ。ああ。どうだ?」
羽鳥エミル:「ああ。分かった」 切る。
羽鳥エミル:「城崎夏美が目覚めた。受け答えもはっきりしているようだ」
羽鳥エミル:「君たち、聞き取りは出来るか?」
更科紅葉:「私は構わないわねぇ、ピースをつなぎ合わせる必要があるし。ただ──」
更科紅葉:くるくると慌ただしく表情を変えた、少女の顔が一瞬だけ脳裏に浮かび。
更科紅葉:「”処理”はその後にする──ということでいいのよねぇ?」
羽鳥エミル:「………………」一瞬、眉間の皺を更に深くするが。
羽鳥エミル:「ああ。案件が片付いた後は、しかるべき記憶処理をすることになるだろう」
羽鳥エミル:「活動期間が長すぎるから、同じ夢を何度も見ていた、程度のものになるだろうがな」
更科紅葉:「結構。なら問題はないわねぇ」
更科紅葉:どこか苛立たしげに、長い髪を払う。
羽鳥エミル:「済まんな」
羽鳥エミル:謝罪をするが、背筋は変わらない。決定を覆す気は無い。
雨宮 叶:「それは決して夢見心地の良いものでは無かったでしょう」
雨宮 叶:「ですので、これから良い夢に変えて行きましょう」
更科紅葉:「私に詫びる必要はないわねぇ」人の良いエージェントに対し、苦笑じみた表情で返して。
織幡 亞子:「ま、危ない道に踏み込む子ぉは少ないほうがええってとでね。それは」
更科紅葉:「それにステファノティスの言う通り」
更科紅葉:「良き夢でなければ、泡沫としてあげたほうが、というやつねぇ」
雨宮 叶:「はい。朝起きた時、楽しかった残り香を感じられるように」
織幡 亞子:「詩人やねえ、やっぱり」
雨宮 叶:ちょっとだけ照れ笑い。
更科紅葉:「ええ、救われるわねぇ」
羽鳥エミル:「小学校潜入は無理だったな」真面目な顔で。「言語感覚が優れすぎだ」
雨宮 叶:てれりこ。てれりこ。


GM:”軽い日射病で倒れたので、近くの病院に運んできた”。
GM:起きた夏美への説明は、そのようになっているとのことだった。
GM:運び込んだ友人として、あなたたちは少女の病室を訪ねることになる。
更科紅葉:こんこん──
更科紅葉:病室へと続くドアが、軽くノックされる。
更科紅葉:「いいかしらぁ?」
城崎夏美:「はあい」
城崎夏美:「あ、紅葉ちゃん!」
雨宮 叶:「失礼します」あとに続いて。
更科紅葉:「お邪魔するわねぇ」
更科紅葉:返事を受け、入室。
織幡 亞子:「元気そうでよかったわあ。バナナ食べる?」
更科紅葉:人数分の椅子を取り出し、ベッドの側へと腰掛ける。
城崎夏美:「あ、ステちゃんとフェイちゃんも!」
城崎夏美:「食べます!」 バナナ受けとる。
織幡 亞子:「はいはい。高いやつやから味わって食べ?」
雨宮 叶:「こんにちは、城崎さん」更科さんに一言ありがとうございますといってから着席。
城崎夏美:「ありがとうごふぁいふぁす!」 まぐまぐ
更科紅葉:「それだけ食欲があれば、大丈夫そうねぇ」
更科紅葉:少女の口からこぼれた食べかすを、ハンケチで拭い。
城崎夏美:「びょーいんに連れてきてくれたんだよね」
城崎夏美:「ありがとうごふぁいふぁむぐ。……ます!」
更科紅葉:「ええ、そうよぉ」
城崎夏美:「ええと、あの歴史のせんせいみたいな顔したおじさんは……」 ※春日のこと
雨宮 叶:「友人の知り合いの子供を探すといっていました」
更科紅葉:「よほど急いでたのでたのか、飛ぶように去って行ったわねぇ」(しれっと
城崎夏美:「そっかぁ~」
織幡 亞子:「なんや、えらい遠い話やなあ。まあ、お礼のはなしはあとでええやろ」
雨宮 叶:「そうですね、きっと落ち着いた頃に」
城崎夏美:「何のお話してたっけ……」
城崎夏美:「二人の魔法の話?」
城崎夏美:興味津々!
城崎夏美:そこしか覚えていない。
更科紅葉:「──あなたは本当に好きなのねぇ、それが」
更科紅葉:ブレることのない──本来のものではない性格に、表情を緩める。
城崎夏美:「うん! ――だって」
城崎夏美:「悪いことはみんな、影泥の仕業なんだよ」
雨宮 叶:「まるで悪い夢を見せているかのように」
更科紅葉:慈しんでいる訳ではない。
城崎夏美:手元を見て俯く。焦点はどこか曖昧だ。
城崎夏美:「だから、わたしはそれを倒すの」
織幡 亞子:「なるほどなあ。おっかないわ。キャロラくんが教えてくれたん?」
更科紅葉:「ええ、最初からあなたはそう言ってたわねぇ」その頬を、優しく撫でる。
城崎夏美:「そうだよ? ……わっ、んふふ」
城崎夏美:くすぐったそうに笑う。
雨宮 叶:「キャロラと協力して、城崎さんは悪夢から解放してくれているんですね」
城崎夏美:「キャロラはねえ、ずっと友達なの!」
更科紅葉:「そう、お友達なのねぇ」
城崎夏美:「橋の下でね、川辺に引っかかってて」
城崎夏美:「急に喋りかけてきたから、びっくりしちゃった」
城崎夏美:両手を口に当てる。
更科紅葉:「──何を言ってたのかしらぁ?」
城崎夏美:「何を? ええっとね、影泥のことと、魔法少女のことと、……あれ。それは私が言ったんだっけ」
城崎夏美:うーん、とこめかみに指を当てて、思い出すように。
城崎夏美:「魔法少女で。影泥をやっつけて。淵霧だとみんなうごかなくて。」
城崎夏美:「どうだったっけ? ねえ、キャロラ……」 声を掛けようとしても、もういない。
織幡 亞子:「……」
更科紅葉:「『あなた』は『誰』から『何を』聞いたのかしらぁ?」
城崎夏美:「……その、前に…………」
城崎夏美:「だいじ、なのは。」
城崎夏美:「こうず。わるいものと、やっつけるもの、さえあれば……」
雨宮 叶:一言一句を聞き逃さないように集中していた。零れた言葉を漏らさないように。
GM:その時だった。
GM:病室の壁にぴしりと罅が入る。
GM:正確には、その向こうの水道管。
GM:雨水が流れ込むそこに、罅が入り、はじけ飛び、……壁から、勢いよく水が噴き出す。
GM:水流は、貴方たちと、城崎の間を壁のように遮る。
更科紅葉:「ちっ!」夏美の方へ手を伸ばそうとするが──届かない!
キャロラ:水流の中に紛れ込む、使い古されたくまのぬいぐるみ。
キャロラ:「こんなところにいたキャロ。ニンゲン」
城崎夏美:「え?」
雨宮 叶:「キャロラ────!」点と点がつながった。
織幡 亞子:「…やな場所に出とるなあ、あのクマ公」
キャロラ:「レネゲイド。UGN。FH。よく勉強になったキャロ」その輪郭が、少しずつ変わっていく。
更科紅葉:「……ずいぶん流暢に喋るようになったわねぇ、マスコットもどき?」
城崎夏美:「キャロラ? え、え……」
更科紅葉:再び、舌打ち。
キャロラ:「口を挟む気はさほどないキャロ」
更科紅葉:今度は目を覆うことも、耳を塞ぐこともできない。
織幡 亞子:「手は出すて、それ狒々親父の言い草やぞ」
キャロラ:水流は意志を持つように暴れ回り、あなたたちの妨害を防ぐ。
雨宮 叶:立ち上がり、一歩引いて踏み込みの範囲内に距離を持つ。
キャロラ:「ニンゲン。最後まで集めてもらうキャロ。それがお前との約束キャロ」
キャロラ:ぐぐぐ、と巨大な輪郭に。
更科紅葉:「──なるほど、それが最後のピースね」
キャロラ:全身が波打つ、馬のようにも見える水の塊が。夏美を背に乗せる。
城崎夏美:「え、あ――――」
キャロラ:【愚者の契約】の効果継続。
城崎夏美:その目元から焦点が消える。魔法少女服のまま、馬の背に乗る。
キャロラ:「ゆっくり観光していくことだ」
キャロラ:「新網がもう一度、水に沈むまで」
キャロラ:ばしゃあ!
キャロラ:窓を水圧で割り、少女を乗せたまま外へと駆け出す。
キャロラ:《瞬間退場》
織幡 亞子:「…こっちの手ぇは承知してますいう顔しよってあのクマモドキ」
雨宮 叶:割れた窓の先を見やる。雨脚は先程よりも強まっただろうか、抱いた不安がそう見せているだけだろうか。
織幡 亞子:スマホを取り出して支部にコール。まずは連絡する必要がある。
更科紅葉:「夏美を通しても、見てたということでしょう」
GM:【魔法少女/怪物について2】 知識:レネゲイド 情報:UGN 12  が判定可能になりました。
更科紅葉:割れた窓から外を見る。当然ながら、すでにその姿は無い。
羽鳥エミル:「おい、どうした、今の音は!」
羽鳥エミル:病室に慌てた様子で飛び込んでくる。
雨宮 叶:「……波に攫われてしまいました」
更科紅葉:「神様大暴れ──といったところかしらぁ」
織幡 亞子:「要は、下手人が夏美ちゃん攫っていきました。申し訳ありません」
更科紅葉:「フェイタルフレームのカンが当たった、といった形ねぇ」
織幡 亞子:「相手が人間の常識とかなさそうなん、忘れてたわ。気色わる…つながらんな、基地局やられたかあ?」
羽鳥エミル:「水のRBだな? まずいぞ」
更科紅葉:「それじゃあ追うのも?」<基地局やられた
織幡 亞子:「ええ。気の引き方が言うてた神さまの通りなら、徹底的に暴れてぜんぶわやにする気かもしれません」エミルさんに
羽鳥エミル:「オーヴァードに水使いは少ないんだ。影泥が出た時点で、RBの関与を想定するべきだったか……」
雨宮 叶:「……カロラヒコ」
雨宮 叶:「あれがカロラヒコなのであれば、祭祀を用意することで鎮められるのでしょうか」
更科紅葉:「だとすれば、とんだマッチポンプねぇ」
織幡 亞子:「いうても、その手の資料もなんも残ってないて。まあできることは…」
織幡 亞子:「なんとか直接、抑えてみるくらいと違うかなあ」
雨宮 叶:「……」
雨宮 叶
雨宮 叶:では、判定に入ります!
雨宮 叶:3dx>=12 【魔法少女/怪物について2】 情報:UGNで判定
DoubleCross : (3DX10>=12) → 10[2,4,10]+8[8] → 18 → 成功

更科紅葉:まわった!
雨宮 叶:めっちゃ勘が冴えてる
GM:冴えまくりじゃん
GM:では、開示

【魔法少女/怪物について2】
 「影泥」と「魔法少女」のレネゲイド反応が同一のものであるということが分かった。
 渦楼羅とは、災厄をもたらす祟り神であり、その信仰は“神官によって鎮められる神”として定義されるものである。
流れ着いた遺産の残骸を核として覚醒したそれは、城崎夏美の願いを利用し、「魔法少女に倒される怪物」の自作自演活動による噂の流布――現代風の、信仰の再収集を行なった。
かつてと同じ信仰を得た水神は、大水のRBとして再臨しつつある。
その際、起点となるのは間違いなくかつての社だ。神官である城崎ともども、そこにいると考えられる。

GM:以上です。


GM:UGN支部内で暴れた以上、その記録はしっかりと残っている。
GM:その情報をもとに、あなたたちは急いで分析と対策を進めた。
雨宮 叶:これは仮定の話だ。私の妄想に過ぎない、願望のようなもの。
雨宮 叶:神様の死とはなんだろう。きっと忘れられることだ。
雨宮 叶:なら、カロラヒコはそれが怖かったんだ。夢の中身を思い出せなくなるようなこと。
雨宮 叶:自分の存在が他と混じり合って、曖昧になることを恐れていたのかもしれない。
雨宮 叶:だから、少女の願いを利用した────ううん、違う。
雨宮 叶:願いを叶えたかったのかも。なんて、これは都合の良い解釈。自分勝手な偏見。
雨宮 叶:だけど、わざとらしく誰かを呼んでいるのだとしたら。声を上げているのだとしたら。
雨宮 叶:「カロラヒコは神様です。自己の定義を信仰に委ね、他者の思い出を依り代とする存在」
雨宮 叶:「であるならば、待っているのではないでしょうか」
織幡 亞子:「見てくれる相手を? はた迷惑な話やなあ」
織幡 亞子:「金より貴重な乙女の時間を、そんなことに使わせるないうねん」
更科紅葉:「あるいは、倒されるバケモノ役かもしれないわよぉ」
雨宮 叶:「きっと、他のやり方を知らないんです」
更科紅葉:「はた迷惑な話ねぇ」
織幡 亞子:「やっぱ叶ちゃん、詩人やんなあ。優しいわ」
雨宮 叶:「私たちは善・悪で判断します。ですが、カロラヒコにその概念はないのかもしれません」
雨宮 叶:「私が詩人であるのなら、彼のために祝詞を捧げる役を担いましょう」
更科紅葉:「私は詩人ではないから」
更科紅葉:「とても祝ぐ気にはなれないわねぇ」
織幡 亞子:「まあまあ。どっちにしろ、時間は使わないかんのやったら、少しでも気分良くいきましょ」
羽鳥エミル:「社の位置は分かっている」
織幡 亞子:「相手が善悪わからん天災やったら、ただの人命救助や。それでもええやろ?」
更科紅葉:「ええ、それが最優先」
羽鳥エミル:「急ぎ向かってくれ。地方とはいえ、神格のRBだ」
更科紅葉:「ごめんなさいねぇ、ステファノティス。情緒も何もない見解で」
羽鳥エミル:「発生直後とはいえ、被害がどの規模になるか分かったものじゃない」
雨宮 叶:「急ぎましょう。更科さんの言う通り、情を持つほど私たちは上にはいません」
雨宮 叶:「沈む前に、鎮めましょう」
織幡 亞子:「おめおめさらわれたんも腹立つしな。落とし前つけさせたろやないか」
更科紅葉:「頼もしいわねぇ、二人共。それならば──」
更科紅葉:ラッドデイリーの言う通り、まだ発生して間も無い。
更科紅葉:であればまだ──十二分に間に合うはずだ。
更科紅葉:例え相手が神だとしても──
更科紅葉:「叩き潰しに、行きましょうかぁ?」
GM:――――――――――――――――――――
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です
織幡 亞子:ロイスは保留。購入は…どうしよかな。念の為ボディーアーマーかな。
織幡 亞子:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 6[6,6] → 6 → 失敗

更科紅葉:まず亜子ちゃんのロイスをポジの有為に変換。とても有能!
織幡 亞子:んー、失敗でおわり。
更科紅葉:イリーガル【雨宮叶@○憧憬/劣等感】、ロイス6つ目。
更科紅葉:3dx+2>=12 購入はボデマチャレンジ
DoubleCross : (3DX10+2>=12) → 7[5,6,7]+2 → 9 → 失敗

更科紅葉:あ、足りるな。3点財産点使って亞子ちゃんにトス。<ボデマ
更科紅葉:以上です。
雨宮 叶:ロイスは保留。多分カロラヒコに取るかなぁ。
雨宮 叶:ボデマ買おうかしら
雨宮 叶:3dx+4>=12
DoubleCross : (3DX10+4>=12) → 5[1,2,5]+4 → 9 → 失敗

雨宮 叶:小学生向けの服しか置いてなかった
GM:私はいいと思う
GM:ではシーン終了。次回クライマックス!
更科紅葉:はーい。では裏で了承頂けましたのでちょこっとジェネシフっときます。3Dほど。
GM:ショートセッションだからそういうこともある。どうぞ!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (63 → 72)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 2)増加 (72 → 74)
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 7)増加 (74 → 81)
更科紅葉:いい感じ。
GM:良い感じだな
GM:ではシーン今度こそ終了。

マスターシーン

城崎夏美:「うう、ひっく、ひっく……」
GM:半年前。
GM:とある田舎町の、夕方の河川敷。人気の無い橋の下で、少女が泣いている。
城崎夏美:「ごめんなさい、ごめんなさい、ユキミちゃん……」
城崎夏美:元々、友達の多い子供ではなかった。その数少ない友人が、遠くに行ってしまった。
城崎夏美:顔を覆って、涙を零す。別れるときのことを思い出す。何度も謝る彼女に、友人は。
GM:『ううん。なつみちゃんのせいじゃないよ』
GM:『言ったでしょ、おとうさんの、おしごとのつごうだって』
GM:『転校しても、また、れんらくしてね』
城崎夏美:ユキミちゃんは、いじめられていた。きっかけなんて、誰も覚えていないくらいのささやかなもので。
城崎夏美:ものを隠されたり。悪口を言われたり。教科書に落書きされたり。
城崎夏美:誰かが怪我したり、お金を取られたりまではなかったけれども。それでも、彼女の両親が、転校させるのを躊躇わない程度には。
城崎夏美:自分は怖くて、怯えていて、何の力にもなれなかった。
城崎夏美:「……どうして」
GM:純粋な疑問。どうして。誰のせいで、こうなってしまった。
GM:いじめた子達のせい?
GM:いじめを見逃した学校のせい?
城崎夏美:――ああ、ちがう。ちがう。分かっている。
城崎夏美:――ほんとうは、いちばん悪いのは。
城崎夏美:――いじめられているのを見ても、なにもできなかった、
???:『そうか?』
城崎夏美:「…………え?」
GM:どこかから、声がした。
GM:川のほう。その声は、川の水そのものから聞こえてきていた。
GM:だが少女は、川べりに引っかかった、捨てられたくまのぬいぐるみを見た。それが、喋っているのだと。
???:『おかしなことだ。お前が悪いとは。――ニンゲンならば、こう思うはずだ』
???:『自分のせいじゃない。他の誰かが悪いんだ、と』
城崎夏美:「え…………え?」
???:『お前も、お前の大事なニンゲンも。傷ついたのは、他の誰かのせいだ』
城崎夏美:「ほかの……だれかの。せい」
???:『すべての元凶が、他にいる。それを倒せば、すべてがうまくいく』
GM:それは、遙かな昔に「彼」を仮定した人々が願った想い。
GM:まだ10歳の小学生にとっても、甘い、甘い、誘惑の言葉だ。
GM:――すべての災厄には元凶がいて、その元凶を倒すことで、綺麗さっぱり解決する。

城崎夏美:「ほんとう? ほんとうに。できるの?」
???:『できるとも。そうだ。お前には、資格がある。わたしの背に乗る資格が』
???:『こちらにおいで。敵を求める、哀れなニンゲン』
???:川辺の水が、不自然に渦巻く。
???:『細部は、何だっていい。お前の思うとおりの。望むとおりのカタチを取ろう』
???:『重要なのはふたつだ。元凶の怪物と。それを鎮める祠官。その構図さえあればいい』
???:『その信仰だけが、わたしを形作る』
???:Eロイス【歪んだ囁き】【愚者の契約】。
城崎夏美:「うん――うん――――うん――――」
城崎夏美:虚ろな目で、少女は答える。
城崎夏美:そして。それから一度も。少女は、ユキミちゃんに連絡を取っていない。


???:【融合】。 が保有する全てのエフェクトが、城崎夏美に共有されました。
???:【裸の王様】。夏美に倒されるための、108体の怪物が、新網町内に設置されました。
GM:―――――――――――――――――――――――
更科紅葉:叶ちゃんにシルバーハンマーをお返ししておきます宣言!
GM:OKです
雨宮 叶:わーい! いただきます!
更科紅葉:ありがとうございます。

クライマックスフェイズ

GM:それではクライマックス! 全員登場!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (81 → 90)
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を1D10(→ 1)増加 (71 → 72)
織幡 亞子:あら。下ぶれしてもうた
更科紅葉:足して2で割れればちょうどいいのにw
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (61 → 70)
GM:では
GM:――――――――――――――――
GM:増水した川が、ごうごうと勢いよく流れている。
GM:上流。山に入り込む一歩手前の森の中。横には水門があり、水が溜まっている。
GM:そこに、小さな祠があった。古び、錆びて、今にも崩れそうな。
GM:その祠の中に、少女は安置され。
水馬カロラヒコ:その前を、濁り水で出来た巨大な馬が佇んでいる。
更科紅葉:「──背に乗せ操るのは、やめたのかしらぁ?」
更科紅葉:豪雨の中、白い髪の少女が祠と対峙するように現れる。
城崎夏美:「…………」水の玉に護られている。くぐもった声が響く。
城崎夏美:「紅葉、ちゃん……」
水馬カロラヒコ:「お前たちか。ニンゲン。何をしにきた」
更科紅葉:「無事なようねぇ」
城崎夏美:その表情は暗い。目線を逸らす。
更科紅葉:「ニンゲン──ねぇ」
更科紅葉:問いかけに、嘲るような笑みで返す。
更科紅葉:「言わなければわからないかしらぁ、”神”様?」
水馬カロラヒコ:「大水をニンゲンが止めることはできない」
水馬カロラヒコ:「だから私は生まれた」
水馬カロラヒコ:「もう少しだ。もう少しで、私は自立が叶う」
更科紅葉:「そうねぇ、自然に対し人は無力。お約束のフレーズなのでしょうけれども」
更科紅葉:「──その後ろにあるものが何か、わかるかしらぁ神様?」
更科紅葉:目で、水門を指し示す。
水馬カロラヒコ:「…………。」
更科紅葉:「いつか破れるとしても──」
更科紅葉:「今ここで、間違いなく」
更科紅葉:「人の知恵が、大水を止めているわねぇ」
水馬カロラヒコ:「それも今までだ。それを上回るために、私は力を蓄えた」
水馬カロラヒコ:「このニンゲンと契約を交わした。半年の祭祀は」
水馬カロラヒコ:「私に十分な力を与えた」
水馬カロラヒコ:Dロイス:神格。このシーン終了時までカロラヒコが生存していた場合、このDロイスが確立し、水門が破壊されます。町は大水に飲み込まれるでしょう。
更科紅葉:おお、了解です。
城崎夏美:「……ごめんなさい。ごめんなさい、紅葉ちゃん」
城崎夏美:「ぜんぶ。……ぜんぶね、わたしの考えたことなの」
城崎夏美:水の守りの中で、少女が大粒の涙を流す。
城崎夏美:「影泥も。淵霧も。ぜんぶわたしの思い込みで」
城崎夏美:「そのせいにしてれば。……ユキミちゃんを、転校させちゃったことも」
城崎夏美:「わたしのせいじゃないって。わたしが、かばって、あげられなかったから」
更科紅葉:ぎりっ──
更科紅葉:少女の言葉に、奥歯を噛みしめる。
水馬カロラヒコ:「なぜ嘆く。なぜ謝る」
水馬カロラヒコ:「ニンゲンが、そうなのは当然だろう」
水馬カロラヒコ:「哀れなニンゲン。だからお前は、わたしの神官として。背に乗る資格がある」
城崎夏美:「っ…………!」
水馬カロラヒコ:Eロイス:超越者の戯れ。このシーン終了時までカロラヒコが生存していた場合、このEロイスが確立し、夏美は一個体のジャームとして、カロラヒコに取り込まれます。
更科紅葉:「『自分は悪くない、他の誰かが悪い』──」
更科紅葉:「ええ、そうねぇ。そう思うことは、しばし在るわねぇ」
更科紅葉:禍津神が告げたことは、あながち間違ってはないだろう。
更科紅葉:例え善良な存在でも、いざ己が身が不幸に見舞われれば、そう考えても不思議ではない。
更科紅葉:だけれども──
更科紅葉:「だけれども──」
更科紅葉:口の端を歪めて、嗤う。
更科紅葉:「己の責でもないのに、なんとかしてやりたかったと」
更科紅葉:「自身を苛むほど、慈しみの心を持つモノも在る」
更科紅葉:ソレが間違いにつながったとしても──
更科紅葉:ソレは責められるべきことではないはずだ。故に──
更科紅葉:「だからこそ、私やあなたのようなバケモノと違うのよぉ──ヒトは」
更科紅葉:向けた嘲りは、敵と自身に向けたモノ。
更科紅葉:ロイスを取得。禍津神【渦楼羅彦@憐憫/○同族嫌悪】
城崎夏美:「紅葉ちゃん……」
水馬カロラヒコ:「お前の? ……?」うっすら、気配の違いを感じている。
雨宮 叶:光の粒子が足元を走る。ふわりふわりと蛍のように煌めき孤を描く。
雨宮 叶:「人と神の違い、それは変化を受け入れること」
雨宮 叶:「過去を肯定し、自らの糧とすること」
雨宮 叶:背中のボタンを外し、薄っすらと柔肌が露わになる。
雨宮 叶:そして、そこから翡翠の輝きが溢れ出し────
雨宮 叶:「私は刃。切り開くもの」
雨宮 叶:────昆虫種:ミカドアゲハの翅を顕現させる。
雨宮 叶:薄暗い世界に仄かな灯火、鱗粉は淡く道を照らし出す。
雨宮 叶:「フィクションと地続きの夢を叶えるために」
雨宮 叶:「私たちは神様にだって負けません」
織幡 亞子:「かっこええなあ。そういうの、わたし好きやで」
織幡 亞子:「まあ、大仰な話とかは置いといてな。お仕事やから、その娘は返してもらう」
城崎夏美:「ステちゃん、フェイちゃん……」
織幡 亞子:「ええ年頃の子に要らんことさせてるの、許せんしな」
織幡 亞子:「夏美ちゃん。ちょい痛いけど、まあ勘弁してな?」
更科紅葉:「こちらの意見は一致したわよぉ、神様」
水馬カロラヒコ:「理解しがたい」
大影泥:社の周りに、川の水が流れ込む。
更科紅葉:「理解しなくとも結構」
更科紅葉:「であればそのまま、疑問に苛まれたまま消え去りなさい」
水馬カロラヒコ:「先ほども。同じようなことを言った眼鏡にスーツの神経質そうなオールバックの男が来たが」
水馬カロラヒコ:「一息に押し流して遣った」
大影泥:これまでのものとは比べものにならない密度を持った
大影泥:高密度の大影泥が、その水の流れの中から立ち上がる。
水馬カロラヒコ:「ニンゲンは変わった。確かにそうだ」
水馬カロラヒコ:「前よりもずっと、愚かに」
水馬カロラヒコ:「その驕り、水底で洗い流してくれようぞ」
水馬カロラヒコ:水に溶ける、膨大な《ワーディング》が発せられる!
水馬カロラヒコ:衝動判定です。目標値は9、そしてEロイス:原初の恐怖。
水馬カロラヒコ:上昇侵蝕は1d10+覚醒値!
雨宮 叶:ゲェーッ! 原初!
更科紅葉:おうふ
水馬カロラヒコ:人が持つ水への恐怖だからね。
更科紅葉:なるほどね、道理。
織幡 亞子:なるほど
更科紅葉:6dx+6>=9 衝動判定
DoubleCross : (6DX10+6>=9) → 10[1,3,7,9,9,10]+5[5]+6 → 21 → 成功

雨宮 叶:2dx>=9 衝動判定
DoubleCross : (2DX10>=9) → 9[8,9] → 9 → 成功

織幡 亞子:7dx+1>=9 衝動判定
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 10[3,5,5,6,7,9,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

更科紅葉:鋼の意志だぜ。
織幡 亞子:こっちは成功して…上昇がと
GM:気合い入ってるな……。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を1d10(→ 5)増加 (90 → 95)
織幡 亞子:1d10+14
DoubleCross : (1D10+14) → 8[8]+14 → 22

雨宮 叶:1d10+14
DoubleCross : (1D10+14) → 5[5]+14 → 19

織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を22増加 (72 → 94)
織幡 亞子:いい感じのとこかな…? 94まで。
雨宮 叶:70+19=89!
更科紅葉:95に16を足して、一気に111となりました。
GM:では戦闘開始!
GM:エンゲージから説明するわね

▼エンゲージ
(カロラヒコ[9]、大影泥A[9]、大影泥B[9]、大影泥C[9])
   10m
(織幡亞子[11]、雨宮叶[5]、更科紅葉[5])
※[]内は行動値

GM:こんなです。ではセットアップ!
更科紅葉:うす、ちょいお待ちを。
織幡 亞子:はーい。《原初の黄:氷の茨》宣言。侵蝕97に。
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を3増加 (94 → 97)
雨宮 叶:セットアップ ▼白の壁画に刻む《ターゲットロック》《狩りの統率者》
雨宮 叶:自身および同一エンゲージのキャラクターに対し、カロラヒコへの攻撃時に攻撃力+9の修正を与える。
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を7(→ 7)増加 (89 → 96)
水馬カロラヒコ:《原初の黄:ファンアウト》
水馬カロラヒコ:自分以外の三人を移動させる
雨宮 叶:ヒョエエエエエ
大影泥A~C:全員が移動。PCたちのエンゲージに。
更科紅葉:くっ、搦手を。
GM:搦手?

▼エンゲージ
(カロラヒコ[9])
   10m
(織幡亞子[11]、大影泥A[9]、大影泥B[9]、大影泥C[9]、雨宮叶[5]、更科紅葉[5])
※[]内は行動値

更科紅葉:セットアップありません。
大影泥A:《ブロックモード》。同エンゲージのPCの全達成値を-6。
織幡 亞子:難儀な。
大影泥B:《カームダウン》。全オーヴァードの全ダイスを-4。
大影泥C:《チャリオットバラー:戦術》。大影泥AB、およびカロラヒコのダイス+6。
雨宮 叶:めっちゃやりたい放題やってくる~~~~~~~~~~~
GM:大水に呑まれろ
織幡 亞子:厄介ー
更科紅葉:てんこもりー
大影泥たち:ちなみにこれらのエフェクトの効果は従者が死んだら消える物とするわ
大影泥たち:あ、こいつら従者ね
GM:それでは最初のイニシアチブです。
雨宮 叶:優しい!
GM:こちらは特になし。普通にいけば織幡さんですが。
更科紅葉:はーい
織幡 亞子:はい。
雨宮 叶:がんばえー!
更科紅葉:やっちゃえー
GM:イニシアチブないならそのままでいいかな? どうぞ
織幡 亞子:あ。了解です。ではいきますー
織幡 亞子:えーと。そしたらうちが先か。どうしよかな…マイナーでジェネシフト1D。
織幡 亞子:1d10+97
DoubleCross : (1D10+97) → 7[7]+97 → 104

織幡 亞子:よし。ボナが増えた。
織幡 亞子:で、メジャーで《原初の赤:災厄の炎》+《コンセントレイト》で、こちらのエンゲージにいる水3体に攻撃します。
GM:OKです。ダイス-4、達成値-6だぜ
織幡 亞子:もとい《斥力の鎚》(Dロイス効果でウロボロスエフェクト化している)も追加。
織幡 亞子:ダイス-4がなあ。辛いんだけど…
織幡 亞子:当たばなんとかなるしな。ちょっと頑張ってもらおう。「仇敵:カロラヒコ:好奇心/○憤懣」でロイス取ってタイタス化、昇華して不利効果消します。
織幡 亞子:(これで7枠目)
織幡 亞子:9dx7+4
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[1,2,3,4,5,5,8,9,10]+10[3,4,9]+2[2]+4 → 26

大影泥A:ドッジはカームダウン掛かってるんだよなこいつら
織幡 亞子:達成値26ですー
大影泥A:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[3,4,10]+2[2] → 12

大影泥B:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 7[1,6,7] → 7

大影泥C:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 5[1,3,5] → 5

大影泥C:全員命中。
織幡 亞子:はいな。そしたら、ダメージロールに《フェイタルヒット》。
織幡 亞子:3d10+4d10+15 装甲有効
DoubleCross : (3D10+4D10+15) → 7[4,1,2]+24[7,7,2,8]+15 → 46

大影泥C:戦術大影泥Cが手番を放棄。カームダウン大影泥Bを庇います
織幡 亞子:難儀やなあ。まあ当たりまして
大影泥C:Cはダメージだけで消し飛ぶ。
大影泥B:Bは無傷
大影泥A:Aはダメージくらったが生きてる。
織幡 亞子:46は耐えるんか。おっかないなあ。そしたら、Aは後方(カロラヒコと逆方向)に2m吹っ飛んでください。
織幡 亞子:離脱が発生したので《氷の茨》の効果がトリガー。追加ダメージ入ります
大影泥A:吹っ飛んだ
織幡 亞子:6d10
DoubleCross : (6D10) → 18[6,2,1,3,4,2] → 18

織幡 亞子:うーん出目がひどいなあ。18点。
大影泥A:合計64……まだ生きてる!
織幡 亞子:ごめん、仕留めそこねたわ
更科紅葉:十二分に削れてます。無問題!

▼エンゲージ
(カロラヒコ[9])
   10m
(織幡亞子[11]、大影泥B[9]、雨宮叶[5]、更科紅葉[5])
   02m
(大影泥A[9])
※[]内は行動値

GM:Aがエンゲージ外に出たのでブロックモード解除。Cが死んだので戦術解除。
織幡 亞子:最低限は剥がせたかな?
GM:ではイニシアチブ。カロラヒコです
更科紅葉:とてもありがたい!
水馬カロラヒコ:マイナー。《オリジン:レジェンド》+《オリジン:ミネラル》
水馬カロラヒコ:RC達成値と装甲値を増やす。
水馬カロラヒコ:メジャー。雨粒の矢+紅の刃+クロスアタック+クロススラッシュ。
水馬カロラヒコ:カームダウン影泥Bを行動済みにし、シーン攻撃を行ないます。
水馬カロラヒコ:3dx10+15
DoubleCross : (3DX10+15) → 8[8,8,8]+15 → 23

水馬カロラヒコ:ドッジダイスはカームダウンと合わせて-14ね。
雨宮 叶:11dxあっても-3dx! ガードにしましょう!
GM:装甲ほかもろもろ有効です
織幡 亞子:そらあかんわ。素手ガード。
更科紅葉:コンボ金剛身を使用します、リアクション放棄。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を3(→ 3)増加 (111 → 114)
GM:カバーします?
雨宮 叶:カバーしましょう
更科紅葉:つっこちゃんをお願い!
雨宮 叶:ロイス切ってる織幡さんをカバーかな?
織幡 亞子:ありがとう!
GM:ではダメージ。
GM:3d10+39
DoubleCross : (3D10+39) → 6[1,1,4]+39 → 45

GM:ダメージダイス!
更科紅葉:諸々加算して装甲は48。ノーダメージです。
織幡 亞子:きょうは抑えめな日
雨宮 叶:死! リザレクト! カバーしたので侵蝕率+2!
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を1d10(→ 7)増加 (98 → 105)
GM:うわっ弾くのかよ
更科紅葉:ボデマがなければ危なかった。
GM:あーそうか、ジュラシックレコード
GM:では再度イニシアチブ。
GM:Aはブロックモード、Bはクロスアタックの効果で行動済。
GM:PCお二人どうぞ。
雨宮 叶:ターン貰います。
雨宮 叶:オートアクションで『ウェポンケース』より『決闘者の剣』を装備。
雨宮 叶:更にロイス取得。カロラヒコに 静謐 / 怒ってます◯ で取得
雨宮 叶:即時タイタス昇華。デバフを解消します。
雨宮 叶:メジャー ▼名もなき詩《コンセントレイト:モルフェウス》《ペネトレイト》
雨宮 叶:白兵単体攻撃。対象はカームダウン影泥B。決闘者の剣のバフが入って攻撃力+11!
カームダウン影泥B:きませい!こちらは無傷だぜ
雨宮 叶:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[2,2,2,4,5,6,6,7,8,8,8]+5[1,1,1,5]+4 → 19

雨宮 叶:しょっぱい!
カームダウン影泥B:これは……いけるのでは?
カームダウン影泥B:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[6,6,9] → 9

カームダウン影泥B:駄目でした ダメージどうぞ!
雨宮 叶:あぶねぇ~~~~~~~~~~~~~~~
雨宮 叶:2d10+11
DoubleCross : (2D10+11) → 11[8,3]+11 → 22

雨宮 叶:うおー!
カームダウン影泥B:まあ、その、ぜんぜん元気です。
雨宮 叶:くっ、やるわね……
GM:では再度イニシアチブ。更科さんどうぞ~
更科紅葉:はーい
更科紅葉:ちょいお待ちを。
更科紅葉:ではマイナーで オリジン:ヒューマンを使用。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を2(→ 2)増加 (114 → 116)
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を5(→ 5)増加 (105 → 110)
更科紅葉:叶ちゃんのロイスをタイタス消化。ダイスボーナス+10を選択。
GM:ヒエーッ
更科紅葉:今は-6Dなだけなので、コレで結果+4Dになるはず!
GM:あ、-4dなので
GM:差し引き+6dです
更科紅葉:了解です。
更科紅葉:メジャーでコンボ蹂躙(獣の力/獣王の力/コンセ)侵蝕率+7
更科紅葉:影泥Bをぶん殴ります
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を7(→ 7)増加 (116 → 123)
カームダウン影泥B:きませい!
更科紅葉:16dx7+2 あらよっと
DoubleCross : (16DX7+2) → 10[1,5,5,5,5,6,7,7,7,8,8,8,9,10,10,10]+10[1,1,1,2,2,7,7,7,8,10]+10[1,4,6,8,10]+3[2,3]+2 → 35

カームダウン影泥B:見せてやるよ……俺の真の力を!
カームダウン影泥B:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[5,8,10]+8[8] → 18

カームダウン影泥B:ダメージどうぞ
更科紅葉:しっかり回してきた、怖い(汗)
織幡 亞子:回られんの怖いなあ
更科紅葉:オート、コンボ蹂躙・追(フェイタルヒット)。侵蝕率+4
更科紅葉:ダメージダイス+4d10
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を4(→ 4)増加 (123 → 127)
更科紅葉:4d10+32+4d10+22 装甲ガード有効
DoubleCross : (4D10+32+4D10) → 30[4,8,10,8]+32+35[9,10,9,7] → 97

更科紅葉:97の装甲ガード有効です。
カームダウン影泥B:耐えられませんね。自然破壊反対!
更科紅葉:ふんぬらばー
大影泥:跡形もなく消し飛びます。残るは2m後ろにいて届かないブロックモードをしてるBだけ!
織幡 亞子:ちょっと忘れてたので侵蝕反映させときます。
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を14増加 (97 → 111)
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を7増加 (111 → 118)
GM:それではここから演出を
GM:【セットアップ】
大影泥:「oooooooooooooo--------------!!」
大影泥:泥に満ちた大水が、ヒトガタを取って流れてくる。
大影泥:影泥の底部はそのまま地表に泥水として広がり、貴方たちを飲み込んだ。
大影泥:オーヴァードでも、踏みとどまるだけで必死の水量である。
水馬カロラヒコ:「氾濫の中で藻掻き、消えろ」
織幡 亞子:「そうもいかんの」
織幡 亞子:戦っている最中にもかかわらず、片目を瞑る。
織幡 亞子:「とりあえず露払いといこか」
織幡 亞子:足元に、うっすらとモノクロの炎…としか表現できないものが浮き上がる。周囲の水の壁に、影が落ちる。
織幡 亞子:「…お前ら、邪魔や。道開けえ」
大影泥:「ooooooーーーーー」
織幡 亞子:手を振るう。白黒の炎が燃え上がる。誰もの視界が、一瞬焼き付く。そこに…
大影泥:不自然な状況。だが、その中身が分かるわけもない。
織幡 亞子:髪の長い女が、実態のない水の塊を手で薙ぎ払うような影が写り込んだ。…単純にそれは、残像の生んだ錯覚のはずだが。
織幡 亞子:だが、結果だけは発生した。不定形のはずの水の塊が、蒸気を吹きながら、横殴りに吹き飛ばされる。
織幡 亞子:「うわぁ、量多いな。おっつかんわこれ」
大影泥:ざ  ばん!
大影泥:膨大な水量の半分近くが吹き飛ばされる。水位が下がる。
水馬カロラヒコ:「何……?」
織幡 亞子:「さあて、なんやろね」
水馬カロラヒコ:「……違う。違う。違う」
水馬カロラヒコ:「そのようなものは。ニンゲンではない……!」
大影泥:「oooooooooーーーーーーー!」
織幡 亞子:「そらそうよ。こんなもん、ありえんわ。大事なことはなんもできんのが人間や」
水馬カロラヒコ:蹄を蹴立てる。それは、轟、と渦巻くような水の音。
織幡 亞子:「だから、神様。あんたもそこにはおらんのや」
織幡 亞子:減らず口を叩き続けるのは、こちらに少しでも意識を引き寄せるため…挑発は効くほうだと理解している。
水馬カロラヒコ:「……否。私はここに生まれた。存在する。存在を望む――」
大影泥:大影泥に、更に多量の水が流れ込む。見上げるほどに大きくなるそれは、天を覆うような大水の拳。
水馬カロラヒコ:「それだけのことを、何故、止めようとする!」
織幡 亞子:それを待っていた。何がなんだかわからない力で細かなものが薙ぎ払われれば、大きな塊として使おうとする!
大影泥:滝のように水が落ちる!
織幡 亞子:「はた迷惑だからじゃ、このダァホが!」
更科紅葉:「水が相手ならば──」
更科紅葉:迫りくる水を前に仁王立ち。右の拳を握り締め──
更科紅葉:「こういう手も──あるわねぇ!」
更科紅葉:巨大な拳に対し──己が拳を叩きつけるっ!
更科紅葉:ぼふぅっ!
更科紅葉:生じたのは衝撃波。
更科紅葉:滝の如き濁流が、より巨大な力で押しのけられ、文字通り雲散霧消する!
大影泥:「oooooo―――――――!?」 掌に風穴が空く。
大影泥:更科さんという存在を怯えるように、水がその周囲だけ弾け消える。
更科紅葉:霧の中から現れたのは、苛立たしげに白い髪をかきあげる、少女のカタチをした何か。
大影泥:だが、莫大な水量はそれだけではない。残り水は、織幡さんと雨宮さんを襲い飲み込まんとする。
雨宮 叶:開けた空間、即ち空。翅を震わせ飛び出した。
雨宮 叶:────降り注ぐ濁流を躱すことは困難。否、役目は壁。そして囮。
雨宮 叶:態々ヒトガタを取る意図、ならばその思考は私たちに寄り添うはず。
雨宮 叶:「ここが一番、近い!」
雨宮 叶:姿勢を低くして飛び込む。自身の翅が、綺羅びやかに視界を奪うように。
雨宮 叶:迫りくるそれにただのナイフで傷が付けられるかはわからない。
雨宮 叶:でも、一太刀あればきっと十分。あの人はそれで後の先を取ってくれる。
雨宮 叶:水流に飲まれ、その姿が各々の視界から消失した。
大影泥:目映い羽ばたきに、奪われる目は存在しない。
大影泥:だが、その水量の一部は確かに惑わされ、かさを減らす。
大影泥:「ooooooo―――――!」 一人を叩き落とし、怪物が雄叫びを上げる。
更科紅葉:「さて──」
更科紅葉:告げると同時、その身体が淡い光に包まれ──変じる。
更科紅葉:身を包むのは、その肌や髪と同じく、透き通るような白色をベースとした和装束。
更科紅葉:額に在るは、艶めかしい輝きを放つ、大きな黒い一本角。
更科紅葉:そして虚空より召喚し手に持つは、百貫を有に超える巨大な金砕棒。

更科紅葉:さながらそれは、昔語りにて語られる──

更科紅葉:「とりあえず大事なことを、ねぇ」
更科紅葉:じろり──と、金の瞳が禍津神へと向けられる。
更科紅葉(不可思議な力)法とする(現象として引き起こす)少女。
更科紅葉:その定義なら、更科紅葉は魔法少女と言えるのかもしれない。しかし──
更科紅葉:「城崎夏美ぃ」
更科紅葉:それだけでは、魔法少女足り得ないのだ。
更科紅葉:「私は魔法少女では、ないわねぇ」
更科紅葉:故に少女へと向き直り、事実をただ告げる。
城崎夏美:「……紅葉ちゃん」
城崎夏美:「その、格好……」
更科紅葉:「姿を変えられようが、力を有していようが、少女の姿をしていようが」
更科紅葉:「どちらかといえば、ソコのソレに近い存在(バケモノ)
更科紅葉:「魔法少女を名乗るどころか、思われることも烏滸がましい。けれど──」
更科紅葉:「あなたは──違うでしょう?」
更科紅葉:正確な定義なぞ、知ったことではない。
更科紅葉:だが、少なくとも──
更科紅葉:「“人々を護る正義の少女”」
更科紅葉:「“良い心を火種に燃え盛り、悪い心だけを燃やす”存在」
更科紅葉:城崎夏美が胸に抱いた、魔法少女の在り方だけは、知っている。
城崎夏美:「それは…………で、でも」
更科紅葉:「そう願うモノこそが“魔法少女”なのでしょう?」
更科紅葉:決してそれは、ただ敵を倒すなどと言う、短絡な考えから生じたものではない。
更科紅葉:与えられた力が、偽りであったとしても──。
更科紅葉:その在り方は、偽りのない少女(ヒト)の願いの具現なのだから!
城崎夏美:じぶんの力は、かりものだった。
城崎夏美:「わたしは、じぶんのせいだとおもいたくなくて」
城崎夏美:「だから。魔法少女も、ただの、自分のためで……」
城崎夏美:「……ねえ。紅葉お姉ちゃん」
更科紅葉:「なにかしらぁ?」
城崎夏美:「なれるかな。これから」
城崎夏美:「ちゃんとする。ユキミちゃんとも話す。きらいなタマネギもいっぱい食べるよ」
城崎夏美:それがいいと思ったから、やれた。
城崎夏美:「これから、なりたいの! お姉ちゃん達みたいな、本当の魔法少女に!」
更科紅葉:「すべてはあなた次第。確約はできないわねぇ。だけれども──」
更科紅葉:「今、戦う術がないと言うのなら」
更科紅葉:そして、鬼の少女(更科紅葉)
更科紅葉:「その願いくらいは託されてもいいわよぉ、“レイディア☆フレア”?」
更科紅葉魔法少女(城崎夏美)に微笑んだ。
城崎夏美:「お姉ちゃん……!」
更科紅葉:「はぁっ!」
更科紅葉:ざぼんっ!
更科紅葉:そして荒れ狂う土泥より抜け出し、跳躍──
更科紅葉:少女の声を受け、紛ツ神の下僕の脳天に、殺意の塊を叩きつける!
城崎夏美:涙を流しながら、その動きの一つ一つを見逃さないように。
城崎夏美:目を大きく見開く。
大影泥:「ooooooooooo――――――」
大影泥:先ほどは風穴だった。
大影泥:今度はそれが、上から、下に叩きつけられる。
大影泥:ど     ぱぁんっ!!
大影泥:かつて、初めて出会ったときと同じ。
大影泥:跡形もなく消し飛ぶ。しかし、決定的なのは、それは二度と復活しないということ。
水馬カロラヒコ:「…………!」
水馬カロラヒコ:その姿を見て。無機質な瞳が丸くなり。
水馬カロラヒコ:にい、と歯を剥いた。
GM:クリンナップフェイズ。
更科紅葉:ありません
GM:エネミーズもなし。2ラウンド目、セットアップに行きます。
織幡 亞子:はい。再度《原初の黄:氷の茨》
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を3増加 (118 → 121)
水馬カロラヒコ:《戦術》。影泥Aのダイス+6。
大影泥A:《戦術》。カロラヒコのダイス+6。
更科紅葉:セットアップありません。
雨宮 叶:セットアップ ▼白の壁画に刻む《ターゲットロック》《狩りの統率者》
雨宮 叶:自身および同一エンゲージのキャラクターに対し、カロラヒコへの攻撃時に攻撃力+12の修正を与える。
雨宮 叶:誰か届け~~~~!!!!!!
雨宮 叶:雨宮 叶の侵蝕値を7(→ 7)増加 (110 → 117)
更科紅葉:失礼しました。ブルゲ使います。
更科紅葉:侵蝕+5の、行動値+5です。

▼エンゲージ
(カロラヒコ[9])
   10m
(織幡亞子[11]、雨宮叶[5]、更科紅葉[5])
   02m
(大影泥A[9])
※[]内は行動値

GM:ではイニシアチブ、織畑さん。
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を5(→ 5)増加 (127 → 132)
織幡 亞子:はい。ではマイナーでカロラヒコにエンゲージ。
織幡 亞子:最大打点入れに行きます。《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の炎》《斥力の鎚》。対象はカロラヒコのみ。
織幡 亞子:9dx7+4
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[1,1,2,2,2,5,7,7,8]+10[6,8,10]+4[2,4]+4 → 28

水馬カロラヒコ:来い! このためにカームダウンを解除したのだ
水馬カロラヒコ:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 10[3,4,7,8,9,9,10]+3[3] → 13

織幡 亞子:怖いわ! ダメージ行きます。
織幡 亞子:ダメージロールに《フェイタルヒット》。
織幡 亞子:4d10+3d10+15+9
DoubleCross : (4D10+3D10+15+9) → 24[6,3,9,6]+22[8,10,4]+15+9 → 70

織幡 亞子:装甲有効の70点。ダメージ通ったら、PC側に4m吹き飛ばします
大影泥A:《身代わりの弾幕》。消滅する代わりに本体のダメージ-20。
水馬カロラヒコ:装甲分は引いてダメージくらいます!
織幡 亞子:はい。では4mふっとばして、氷の茨の効果がトリガー
織幡 亞子:6d10
DoubleCross : (6D10) → 19[1,2,7,4,1,4] → 19

織幡 亞子:こっちはほんとに奮わんなあ。19点。
水馬カロラヒコ:ほんと奮わんね。死にかけだがまだ生きてる!

▼エンゲージ
(織幡亞子[11])
   04m
(カロラヒコ[9])
   06m
(雨宮叶[5]、更科紅葉[5])
※[]内は行動値

GM:そしてイニシアチブ。
水馬カロラヒコ:動きます。《原初の灰:極大消滅波》
織幡 亞子:ぴゃー
更科紅葉:うおお!?
水馬カロラヒコ:リアクション不能! 雨宮さんと更科さんのエンゲージだ!
雨宮 叶:うおおお!?!?!?
水馬カロラヒコ:ただでは死なねえ~~~~!
更科紅葉:ダメージかもーん!
水馬カロラヒコ:6d10
DoubleCross : (6D10) → 33[3,6,1,9,4,10] → 33

水馬カロラヒコ:素の装甲のみ有効
更科紅葉:あ、装備の装甲は有効なのですね。
水馬カロラヒコ:記載的にたぶんそうなんだよね
水馬カロラヒコ:あ、いやどうだこれ
水馬カロラヒコ:HPダメージってあるから素通しかな
更科紅葉:HPダメージだから、素通しでは?
水馬カロラヒコ:素通しですね よし!
更科紅葉:了解。くそう、あと1低ければなぁ。ぴったり0です。
GM:ではイニシアチブ。更科さんです
雨宮 叶:死ぬよ! 更科さんのロイスを切って復活!
更科紅葉:渦楼羅彦のロイスをタイタス昇華して復活します。
更科紅葉:HP15に。
GM:ではイニシアチブ。今度こそ更科さん
更科紅葉:マイナーで戦闘移動。渦楼羅彦にエンゲージ。
更科紅葉:メジャーでコンボ蹂躙(獣の力/獣王の力/コンセ)侵蝕率+7 対象は渦楼羅彦
更科紅葉:11dx7+2 あらよっと
DoubleCross : (11DX7+2) → 10[3,3,4,4,4,5,5,7,7,8,8]+10[3,6,8,8]+5[3,5]+2 → 27

更科紅葉:低い。28です。
水馬カロラヒコ:これはいけるのでは? ドッジ
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を7(→ 7)増加 (132 → 139)
水馬カロラヒコ:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 10[2,2,2,5,6,8,10]+6[6] → 16

水馬カロラヒコ:ダメージどうぞ。
更科紅葉:オート、コンボ蹂躙・追(フェイタルヒット)。侵蝕率+4
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕値を4(→ 4)増加 (139 → 143)
更科紅葉:3d10+32+12+4d10 うらぁ!
DoubleCross : (3D10+32+12+4D10) → 18[6,7,5]+32+12+14[2,3,3,6] → 76

水馬カロラヒコ:過剰威力だよ!
更科紅葉:76の装甲ガード有効です。
水馬カロラヒコ:死にます! 復活エフェクトもありません!
水馬カロラヒコ:HPは87。ちなみに従者たちも85ありました
雨宮 叶:よっしゃー!
織幡 亞子:やったでー
更科紅葉:やったぜ!
更科紅葉:あ、そうか。従者もこみで総合HPが高いパターン!
GM:そういうことなのだ
GM:では演出。織幡さんからどうぞ
織幡 亞子:はーい!
織幡 亞子:細かいピッチで、こじ開けられた水の道へ体を滑り込ませる。数秒前まで、濁流が荒れ狂っていた場所。今は違う。
織幡 亞子:手で四角形を作り、アングルをとる。世界を一つの形に切り取る。
織幡 亞子:向ける場所は、背後の何もない空間だ。
織幡 亞子:「おっと。あんたの場所は、そこやないわ」
水馬カロラヒコ:「怪奇現象め、――ッ」
織幡 亞子:「お前が言うな」
織幡 亞子:足元で、ばちりとモノクロの炎が弾ける。カロラヒコと夏美の方向へ長い影が一瞬伸びる…
織幡 亞子:強い衝撃が、凝った水を、どこの一点となく均等に殴り飛ばした。
大影泥A:流れた水が、カロラヒコの前に立ち塞がる。
大影泥A:跡形もなく消し飛ぶが、本体へのダメージを軽減した。
水馬カロラヒコ:「オ、オオ、オ―――」 弾き飛ばされ、しかし着地する。
織幡 亞子:ピンボールのように弾き出された先は、数秒前までカロラヒコがいた地点。移動した機動を逆流するように。
織幡 亞子:「かった…まあ、あとはあんたの運次第や」
水馬カロラヒコ:「――キャロ、キャロキャロキャロロロロ…………!!」
水馬カロラヒコ:水の馬が、歯を剥き出して笑う。
水馬カロラヒコ:「ああ。ニンゲン。お前たちは良いことばかり教えてくれる!」
水馬カロラヒコ:「怪人、蝶人、鬼人! それが人のフリして生きている!」
水馬カロラヒコ:「ならば、私も存在できる。祟り神でも、人の世で存在し続けられる!」
水馬カロラヒコ:ぎり、と更科さん達を睨み付ける。
水馬カロラヒコ:その周囲に水の槍が生まれ、猛烈な速度と共に撃ち出される。
水馬カロラヒコ:神としての在り方だけではない。純粋に水のオーヴァードとしての成り立ち始めている。
城崎夏美:「紅葉ちゃん! みんなっ!」
雨宮 叶:「《折り畳み》解除」────ズドン!
雨宮 叶:ポケットの中に折り畳んでいた鉄屑を展開し、刃渡り300cmの巨大な両手剣を地面に突き刺す。
雨宮 叶:バアン!
雨宮 叶:水溜りの中より突き出た両手剣に捕まり、雨宮叶はそこに立つ。
雨宮 叶:「『名もなき詩をここに』」
雨宮 叶:刹那。両手剣を光の粒子へ"分解"する。
雨宮 叶:生み出した輝きを集約し、一本のバタフライナイフ"を再構築"する。
雨宮 叶:余分な体積を排し、破壊力のみを凝集した埒外の刃を握り締め────
雨宮 叶:「参ります」
雨宮 叶:────翡翠色の翅を震わし舞うは鱗粉。光の導線をなぞるように破壊の刃を振るう。
雨宮 叶:水の槍を切り裂き、凛と佇んだ。
城崎夏美:「きれい……」
水馬カロラヒコ:「キャロキャロキャロ――」嗤っている。次弾を装填しようとする。
更科紅葉:ぞぶり──
更科紅葉:渦楼羅彦から伸びた水槍が、その身体を貫く。しかし──
更科紅葉:「哀れみはするわぁ」
更科紅葉:水槍に貫かれたまま──歩を前へと進めていく。
更科紅葉:己が身体を更に深く貫かれるのも構わず。そして──
更科紅葉:渦楼羅彦の眼前に仁王立ち、睥睨する。
更科紅葉:「されど祝詞を捧げられる身ではなし──」
更科紅葉:そして金砕棒を逆手に持ち直し──
更科紅葉:「マスコットとして大人しくしていれば、その目(存在できる可能性)もあったかもしれないわねぇ!」
更科紅葉:槍の如く突き落とし、その神核を穿ち砕く!
水馬カロラヒコ:無数の水の槍が、ミサイルのように渦を巻いて。
水馬カロラヒコ:――その全てが、金砕棒の風圧だけで吹き飛ばされる。
水馬カロラヒコ:交錯は一瞬。されど、結果は致命的だった。
水馬カロラヒコ:カロラヒコの千切れた首が高々と舞――
水馬カロラヒコ:周囲の濁流と。その力だけで維持していた社が。
水馬カロラヒコ:衝撃でがらがらと崩れ落ちて、地面に降り散った。
GM:――――――――――――――――
GM:戦闘終了。

バックトラック

GM:それではお楽しみのバックトラックに参りますわね
GM:カロラヒコのEロイスは

Eロイス:歪んだ囁き
Eロイス:愚者の契約
Eロイス:原初の恐怖
Eロイス:超越者の戯れ
Eロイス:囚人の鳥籠

織幡 亞子:5つか。使います。その前にさっきの攻撃分侵蝕を上げて…
織幡 亞子:織幡亞子の侵蝕値を14増加 (121 → 135)
雨宮 叶:使うよー!
更科紅葉:使いまーす
雨宮 叶:117-5d10
DoubleCross : (117-5D10) → 117-21[9,2,6,2,2] → 96

織幡 亞子:135-5d10
DoubleCross : (135-5D10) → 135-22[2,7,2,3,8] → 113

更科紅葉:143-5d10
DoubleCross : (143-5D10) → 143-33[5,9,8,8,3] → 110

GM:以下の5つです。ちなみにDロイスは神格と遺産継承者:チャリオットバラー。
雨宮 叶:96-4d10 等倍
DoubleCross : (96-4D10) → 96-20[6,5,4,5] → 76

更科紅葉:110-4d10 等倍
DoubleCross : (110-4D10) → 110-13[1,3,8,1] → 97

織幡 亞子:残り5本で113…うーん、等倍でいきます。
織幡 亞子:113-5d10
DoubleCross : (113-5D10) → 113-33[9,10,9,3,2] → 80

更科紅葉:あ、っぶねw
雨宮 叶:5点!
織幡 亞子:ジャスト80
織幡 亞子:5点域ですー
GM:いつもの5点にシナリオ5点、Dロイス2点で
GM:12点に侵蝕経験点を足してくださいな
GM:更科さん危ないなあ!w
更科紅葉:5点域です。
更科紅葉:GMに経験点を と思ってw
更科紅葉:<危なかった
織幡 亞子:はーい。では17点いただきます
更科紅葉:ともあれ17点を頂きます。
雨宮 叶:17点! メモリー温存!
GM:全員17点かな。その場合GMも17点ね
GM:では次回はED!
更科紅葉:みんななかよし
GM:内容をぼんやり考えておいてね
織幡 亞子:承知
織幡 亞子:せっかくだから雨宮さんと少し話したいかな…
更科紅葉:記憶処理された夏美ちゃんと遭遇、かなぁ。
GM:そんな感じですかね
更科紅葉:つっこちゃん、叶ちゃんとももちっと話したいところでは。
GM:合同+更科夏美、織幡雨宮?
GM:かな。ざっくりするなら
更科紅葉:ですかね。合同でちらと話せたら話させてもらう心意気で<叶ちゃん、つっこちゃん
雨宮 叶:かな?
GM:じゃあそんな感じで また明日~

エンディングフェイズ/シーン1

GM:空は、嘘のようにからりと晴れた。
GM:広範囲の自然への影響は、オリジン:レジェンド種のジャームの明確な特徴であり、
GM:あなたたちは奇しくも、町の危機を一つ救った――ことになるのだという。
GM:あなたたちは支部に帰り、夏美の保護を任せ、そして
GM:……水浸しに泥塗れの体を、支部員の共用浴場でしっかりと洗い流すことになった。
GM:〈某市支部 共用浴場〉
女性スタッフ:「今回はお疲れ様でした。ごゆっくりお過ごしくださいね」
織幡 亞子:「はい。ありがとうございますー」
雨宮 叶:「お世話になります」ずぶずぶである。翅も全部まるっとしっとり。
更科紅葉:「ようやっと、ゆっくり休めるわねぇ」
織幡 亞子:「実戦要員のバイトはこれがええんよね。早く上がれるから」
更科紅葉:水を吸って重くなった制服と下着を預け、浴場へと向かい
雨宮 叶:「理に適った福利厚生ということですね」
更科紅葉:「イリーガルにも貸し出してるのは、評価できるわねぇ」
更科紅葉:簡単に身体を流し、そのまま白い裸体を湯船へと沈める。
GM:浴場は広々とした作りだ。今回のような状況も想定しているのだろう。
雨宮 叶:衣類を籠に入れ、ハンドタオルを持って浴室へ。
雨宮 叶:私の小さな身体にはいくつか痣のような痕が残っている。
雨宮 叶:後天性の昆虫種。発育不全で蛹の時期が長かったことに由来する硬質化した皮膚。
雨宮 叶:他人に見せるような肌では無いけれど、一時よりはほとんど普通の人になった。
雨宮 叶:それに、これも私の一つの歴史。どんな傷も時間が解決してくれるって知ったから。
雨宮 叶:──姿隠さず、わしゃわしゃと髪を洗う。シャンプーにこだわりはない。
更科紅葉:「ふぅ──」
更科紅葉:温かい湯の熱が、冷えた身体にじわりと染み込んでくる。
織幡 亞子:「こんぴらふねふね、おいてにほかけてーぇ、と」
織幡 亞子:鼻歌交じりに泡だらけになっている。
織幡 亞子:「叶ちゃん、背中流したろか?」
更科紅葉:ステファノティスとは対象的に、その肢体には傷一つない。
更科紅葉:見た目からは、人外であることはまったく想像もできず──
更科紅葉:「──本当に面倒見がいいわねぇ、あなたは?」
織幡 亞子:「むかしは妹が欲しくてなあ」
雨宮 叶:音の方に向かってこくこくと頷く。シャンプー中は目を閉じている(しかも長い)。
織幡 亞子:「はいはい。かゆいとこございませんかあ」
雨宮 叶:「ふぇふぃ」
更科紅葉:「あれだけかわいらしければ、わからなくもないわねぇ」微笑ましい様子に、コロコロと笑う。
織幡 亞子:小さな背中を手ぬぐいで丁寧に洗う。膚の質に合わせて探っているのがわかるかもしれない。
織幡 亞子:「うちの持論やけど、女の子はみんな可愛いもんやで?」
更科紅葉:「大した持論ねぇ」と──
更科紅葉:「──そういえば、少しいいかしらぁ?」思い出し、洗い場の二人に声をかける。
織幡 亞子:「なに?」
雨宮 叶:「むぃ」><
更科紅葉:「城崎夏美と最初に遭遇したとき」
更科紅葉:「話を合わせてたでしょう?」
更科紅葉:「あれは──誰かに指示されてたのかしらぁ?」
更科紅葉:城崎夏美を魔法少女として扱い、自身らが魔法少女として捉えられてもおかしくない対応をしていた二人に。
織幡 亞子:「あんなバカバカしい話を思いつく人おったら、イリーガルの数もっと増えとるて」
織幡 亞子:「まあ、うちかてちっちゃいころは観てたしなあ。叶ちゃんがノッたほうが驚いたけど。ほら流すで」
織幡 亞子:タライにためたお湯を流しかける。シャワーのほうが便利だが、この感覚は捨てがたいと思っている。
更科紅葉:「残念ねぇ」
更科紅葉:「もし指示だとしたら、UGNに対する評価をプラス方向に改めようかと思ったのだけれどもぉ」
更科紅葉:冗談めかし、笑いながら。
更科紅葉:「なら雨宮叶も、自身の判断でと言うことかしらぁ?」
雨宮 叶:ぷるぷるぷる。
雨宮 叶:「私は指示に従ったまでです」
雨宮 叶:「小学生であるターゲットの警戒心を解き、保護するのが私の役割でした」
更科紅葉:「………………」じっと、話を聞き入る。
雨宮 叶:「最も、解釈は私の翻訳が含まれておりますが」そのあと、織幡さんにお礼を言う。
雨宮 叶:ちゃぽん。と湯船に浸かって。
織幡 亞子:「詩人やねえ。何度目か忘れたけど」
雨宮 叶:「それに、憧れてましたから」
織幡 亞子:「魔法少女に?」
雨宮 叶:「はい、魔法少女」ちょっとだけ恥ずかしそうな笑顔を湯船に浮かべて。
雨宮 叶:ちょこっとだけ。と、水に溶けるような声で。
更科紅葉:その様子に頬と身体を少し緩ませ。
更科紅葉:「改めて──」
更科紅葉:「城崎夏美にとっては幸運だったと言えるわねぇ、あなたたちが担当だったと言うことは」
織幡 亞子:「そんなもんよ。運のええやつだけが生き延びるんやー、て」
織幡 亞子:「最初に入った現場のおっさんが言うてた」
織幡 亞子:「やから、ええやん。魔法少女でもなんでもええけど。綺麗なとこに憧れるのって、そういうもんやん?」
雨宮 叶:「そうですね。自分が綺麗だと思えるもの。心を映して欲しいもの」煌めきの形が夢になる。
更科紅葉:「ええ、そうねぇ」
更科紅葉:きれいなものは、あこがれる。
更科紅葉:それが自分にないとあれば、なおさらだ。
更科紅葉:だからこそ目の前の二人の少女たちが、眩く、美しく感じられて──
更科紅葉:「まったく、そのとおりねぇ──」
更科紅葉:今日出会った、もうひとりの眩く美しい少女が脳裏に浮かび。三度湯船に身体を揺蕩わせた。
GM:ぱしゃりと湯が跳ねる。
GM:高所にある窓から、柔らかな光が差し込んでいた。

エンディングフェイズ/シーン2

GM:某市立図書館  併設喫茶店
GM:魔法少女事変が終わって、少し後。
GM:近隣にあった、改装されたばかりの図書館。敷地内の喫茶店は、単体でもカフェとして人気の穴場スポットだ。
GM:そこで、貴方たち二人は待ち合わせしていた。
織幡 亞子:奥まった席で手帳を開いて、鼻歌(だいぶ古臭いメロディ)交じりに何か書き込んでいる。
織幡 亞子:「んー。よしよし、ひとまず今月はこれで…と」
雨宮 叶:手元には1冊の児童書。古びたそれを抱えて、待ち合わせ相手の織幡さんを探す。
雨宮 叶:歩く中、左右に動く目線の先はぺらりぺらり。紙と紙が擦れる音が頬を撫でる。
雨宮 叶:ここは市立図書館。文字を追う人の息遣いが揺蕩う広間。
雨宮 叶:本を読むというのは誰かの歩みに触れることだと思う。
雨宮 叶:追体験をするように、違う時間を過ごした人の感情を知る。
雨宮 叶:だけど、それは私たち人の通りであって、神様のルールとは違うもの。
雨宮 叶:神様は自分のことを知っているのか。自伝も書かなかったのだろうか。
雨宮 叶:だけど、神様のことが好きだった人がいたはず。人も神も寄り添って。
雨宮 叶
雨宮 叶:────『みずかみさまとかわおどり』
雨宮 叶:それは小学校低学年向けの童謡。
雨宮 叶:小さい子どもたちは川で遊ぶのが大好きでした。
雨宮 叶:暖かい日は冷たい水を求めてちゃぷちゃぷ遊ぶ。
雨宮 叶:冷たい日は澄んだ水を眺めてきらきらぴかぴか。
雨宮 叶:だけど、水神様は誇り高き神様です。礼儀知らずは許せません。
雨宮 叶:川でふざけると水神様が飲み込んでしまうぞ。帰ってこれなくなるよ。
雨宮 叶:だけど、ちゃんと礼儀を持って接していたら、きっと助けてくれるよ。
雨宮 叶:だから、川で遊ぶ時は一線を超えては行けない。忘れてはいけないよ。
雨宮 叶:──そんな御伽噺。昔々、古びた児童書ですら文字が掠れた過去の話。
雨宮 叶
雨宮 叶:「ええと……」
雨宮 叶:頬が緩む。まるで懐いている姉貴分を見つけたようだ。
雨宮 叶:「織幡さん、お待たせしました」
織幡 亞子:「ううん、いまきたとこ」
雨宮 叶:「お姉さんの返し文句ですね」ふんふんと。
織幡 亞子:「いや言うほど上やないやろがい」
織幡 亞子:手だけでぺちんとツッコミを入れる。
雨宮 叶:「みぃん」
雨宮 叶:「織幡さんは大人の女性のように見えるんです」
織幡 亞子:「はは」ハニーラテを一口飲んで。
織幡 亞子:「叶ちゃんは、はよ大人になりたいん?」
雨宮 叶:「大人……」少し考える素振りをする。
雨宮 叶:「織幡さんのように干支が違う麗人のように映れたら素敵ですね」
雨宮 叶:「でも」
雨宮 叶:続く言葉はまだまだあどけなさを残していて。今という年に甘えているかのように。
雨宮 叶:「まだ、私は子供のままでいたいです」ちろっと舌を出して。
織幡 亞子:「はははだーれが三十路じゃ」ほっぺたをぷにっと押し込む
雨宮 叶:「みゅー」
雨宮 叶:「私はまだ齢十六です」
織幡 亞子:「一つ違いやろ。それで十二も上言われたらたまらんわ」
織幡 亞子:「でも、そんなもんよ。誰かて、やれることはみいんな、制限時間つきやからな」
雨宮 叶:「まるで経験者のようです」
織幡 亞子:「じゅ・う・し・ち」ほっぺたを引っ張る
雨宮 叶:「ほれはふぁるふふぃへははりまへふー!」
織幡 亞子:「わからんななぁ、うちは日本語と英語くらいしか喋れませんのでー」
織幡 亞子:手を離して。
織幡 亞子:「あかき唇褪せぬまに、熱き血潮の冷めぬ間に…とか、昔の人も言うとるしな」
雨宮 叶:「命短しですね」
織幡 亞子:「別に自分で体験する必要もないわな。それじゃ時間がいくらあっても足らんし」
織幡 亞子:「そそ。歌えばわかるし聞けばわかるし」
雨宮 叶:「でも、恋はわかりません」ぽつり。
織幡 亞子:叶ちゃんの持っているものを指差す。
織幡 亞子:「読めばわかることも、あるかもしれんけど…」
織幡 亞子:「それでもわからんかった?」
雨宮 叶:「はい、すべてはわかりませんでした」
雨宮 叶:「いいえ、すべてわからなくてもいいんです」
雨宮 叶:「わからないことがある。わかったこともある。それで、少しずつ微睡んでいく」
雨宮 叶:「現実と空想の境界線上、そこが魔法少女の適正値。ですよね?」少しだけ誇らしげに。
織幡 亞子:「なんや。お手軽な恋の真似事でも紹介したろかと思ったのに」
織幡 亞子:「叶ちゃんも、なんやかんやお姉さんやない」
雨宮 叶:「はい、一つしか変わりませんから」
雨宮 叶:「私も織幡さんと同じ、お姉さんです」
織幡 亞子:「一本取られたなあ。そしたら、叶ちゃんもなんか飲む? ここやとチャイが美味しいよ」
雨宮 叶:「そうですね……」
雨宮 叶:にこっと自信満々の微笑みを浮かべて。
雨宮 叶:「珈琲をお願いします」ワンステップ。まずは自分を型に嵌め込んで。
織幡 亞子:「そしたら、うちと同じんでええかな?」
雨宮 叶:「はい、おんなじです」ふふんと。
織幡 亞子:「はいはい。じゃ、ちょっと買ってくるから席取っといて」
雨宮 叶:「ありがとうございます」小さくぺこり。
織幡 亞子:「気にせんといて。一本取られたからなあ」
織幡 亞子:何事も時間制限があり、回数の限界がある。背筋を糺そうとする姿は好ましいけれど、悪戦苦闘する姿は見たくない。
織幡 亞子:…ということで、ちょっとくらいは小細工もするわけ。自分でラテのあまーいの頼んどくとかね。
織幡 亞子:癖というのもあるけれど、彼女の姿は綺麗だから。どうせなら、一つでも楽しい思いをしてほしい。
織幡 亞子:細かいことを差し引けば、こういうのをきっと、祈りというのだ。
雨宮 叶:「……」ふぅ。と、息を吐く。
雨宮 叶:私もきっと、いつか私のことを誰も覚えていない日が来るのでしょう。
雨宮 叶:遠く遠くの世界の果て、遥か高くの雲の先、散りばめられた星々の海。
雨宮 叶:点と点を結ぶことで名前を付ける。まとまりでなら覚えて貰えるから。
雨宮 叶:でも一つひとつに名前がある。雑草という草は存在しないことを思う。
雨宮 叶:天窓から青空を見広げる。晴れの日。
雨宮 叶:私は雨宮叶。最近、フィクションにハマっています。心の栄養ですよ。
雨宮 叶:人の歴史に残らない神様の生き様。それはきっとフィクションの分野。
雨宮 叶:忘れてしまったら、思い出せば良い。知らないことは、覚えれば良い。
雨宮 叶:(そういえば、どんな風に元気に過ごしてるのか全然知りません)
雨宮 叶:心の中に風がそよぐ。もし。折角だからこの気持ち届けてくれますか。
雨宮 叶:貴方との日々の思い出。今も私の一番の心の栄養になっています。と。
雨宮 叶:「新しいお友達ができました。は、自分の言葉で伝えるからね──くん」

エンディングフェイズ/シーン3

GM:ED2:更科紅葉
GM:ちゅんちゅん。ぴいぴい。
GM:晴天の河原に、飛び回る小鳥たちの声が響く。
GM:とある休日。任務や学校もなく、あなたは少し遠出して、のどかな町を歩いていた。
ひとびと:『いつもありがとうございます~』
ひとびと:店から出ると、間延びした声に送り出される。
更科紅葉:小脇には、あの日と同じ紙袋。
更科紅葉:買い直した戦利品を確保して、
更科紅葉:あの日と同じ道程を、ゆっくりと歩み進む。
更科紅葉:商店街を通り抜け、公園を横目に、
更科紅葉:気づけば──あの河川敷。
GM:あのときと同じ、橋の下。いくらかの家族連れが遊んでいるものの。
GM:誰がいるというわけでもない。
更科紅葉:一瞬だけ歩を止め、目をやろうとして──
更科紅葉:思い直し、再び歩を進めようと──
???:「ど、い、てーっ!」
GM:声がかかる。そして、上空に影が差す。何かが落ちてくる気配。
更科紅葉:「は?」口から出たのは、あのときと同じ、間の抜けた声。
更科紅葉:そして、声の方へと顔を向け──
GM:――――こつん。
GM:更科さんの額に。
GM:ちいさな、バドミントンの玉が当たった。
GM:原色ピンクの色も鮮やかな、子供向けのもの。
更科紅葉:「………………」
城崎夏美:「ああっ、ごめんなさいっ!」 ぱたぱたと、堤防を降りてくる少女がいる。
城崎夏美:「ケガ、しませんでしたかっ?」
更科紅葉:少女を見たまましゃがみこみ、羽根を拾う。
更科紅葉:そして──
更科紅葉:「気をつけなさいなぁ」
更科紅葉:しれっと、初めて会ったかのように。
更科紅葉:からかうような笑顔で、嗜める。
城崎夏美:「……は、はいっ」 少し声が震えた。人見知りなのだろう。初対面の時の、子供の素朴な反応。
更科紅葉:近寄ってしゃがみ込み、目の高さを合わせその手に羽根を握らせる。
城崎夏美:バトミントンのラケットを脇に抱えて、羽根を受け取る。
城崎夏美:「…………」踵を返そうとして、紅葉さんを見上げる。
更科紅葉:「お友だちと、遊んでいたのかしらぁ?」
城崎夏美:「うん! ありがとう、ございますっ」
城崎夏美:「……お姉さん、外国のヒト?」
更科紅葉:「そうねぇ、そうとも言えるわねぇ」
城崎夏美:「すごくきれい……あっ、えっと」
城崎夏美:「ごめんなさいっ。しつれいでしたよねっ」
更科紅葉:「かまわないわよぉ、褒めてくれたのでしょう?」
城崎夏美:「うんっ。アニメに出てくる、ええっと、ええと……」
城崎夏美:「魔法少女みたい!」
城崎夏美:「…………あれ?」 言ってから、首を傾げる
城崎夏美:彼女の好きな魔法少女は、ピンクとか水色とか。そういう色が多くて。
城崎夏美:銀髪金眼というものではなかった。
城崎夏美:「なんだろう。夢で見たのかな……」
更科紅葉:苦笑しながら──その頬に優しく手をあてる。
更科紅葉:「ありがとう」
更科紅葉:「好きなのねぇ、魔法少女が。夢見るくらいに?」
城崎夏美:「うん! お姉さんも知ってるの?」
更科紅葉:「──ええ、ひとりだけ」
更科紅葉:「とても優しくて、強い子を、ねぇ」
城崎夏美:「そう! 魔法少女はね、みんな強くて、優しくて、他人のために戦えるの」
城崎夏美:「あ、でも普段は普通の女の子だから。たまにはダメになる時もあるんだけど」
城崎夏美:「でもね、一生懸命、ダメなところとも、なおそうとできるの」
少女:遠くから声が掛かる。「夏美ちゃーん?」
少女:向こうの方で、バドミントンの相手がラケットを振っている。
城崎夏美:「あ、うん、待っててね! ユキミちゃん!」
更科紅葉:「──きらいなタマネギを、食べられるようにしたりかしらぁ?」
城崎夏美:「え? うん、そうなのっ。……お姉さん、よくわかるね!」
更科紅葉:「ええ、不思議ねぇ」
城崎夏美:「まさか…………本物だったりっ?」
城崎夏美:大げさに両手を挙げる。
更科紅葉:もう少女が覚えていない。──それでもきっと果たしてくれるであろう約束を、覚えている。
更科紅葉:「どうかしらねぇ? ──ほら、ユキミちゃんが待ってるわよ?」
更科紅葉:そして肯定も否定もせず、笑顔を湛え、少女を促す。
城崎夏美:「うん。ありがとう、ございました!」
城崎夏美:羽根を貰って、踵を返す。
城崎夏美:遠ざかりながら、振り返って、手を振る。
城崎夏美:「ほんとうに、ありがとうね、紅葉ちゃん!」
城崎夏美:満面の笑顔。自分の言葉の不思議さには、気付くことなく。
城崎夏美:魔法のような幸福感と希望だけを抱いて、走ってゆく。
更科紅葉:「ええ、ありがとう」
更科紅葉:少女が少女であってくれたことに
更科紅葉:「城崎夏美(“レイディア☆フレア”)
更科紅葉:そう、囁くように呟いて。
更科紅葉魔法少女(眩く美しいモノ)を──
更科紅葉:憧憬を込め、鬼の少女は見送った。
GM:――――――――――――――――
GM:『天網恢々/魔法はいつも、少女達のために』
GM:というわけで、全工程終了です。ありがとうございました
雨宮 叶:おつかれさまでした~~~~~~!!!!!!!!!!!
更科紅葉:お疲れ様です、ありがとうございましたー!
織幡 亞子:お疲れ様でした!

本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
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