『一夜二人転──霧氷院ヒビキと霧氷院真澄の場合』 GM:MAO
メイン 見学
PC1::ダイヤモンド:霧氷院 ヒビキ@PL:そごう
PC2::夢氷光子:霧氷院 真澄@PL:海野しぃる
プリプレイ
オープニングフェイズ:シーン01
オープニングフェイス:シーン02
ミドルフェイズ:シーン01:FSラウンド01
ミドルフェイズ:シーン01:FSラウンド02
ミドルフェイズ:シーン01:FSラウンド03
クライマックスフェイズ:シーン01
エンディングフェイズ:シーン01
GM:本日の予定骨子──
GM:【ギアストライドに対する記憶を、霧氷院ヒビキが失ってしまう】
GM:という事態に陥る。
GM:事態を解決するためには
GM:【記憶を奪った相手を探す】
GM:を進行する必要がある。
GM:最後の障害として
GM:【記憶を奪っていったギアストライダーを倒す】
GM:を達成しなくてはならない。
GM:──を検討しております。
霧氷院ヒビキ:望むところ!
霧氷院真澄:やってやるわよ!!!!!
GM:おまたせしました、始めてまいりましょう。
GM:今回の基本環境は、先に述べたとおりです。
霧氷院真澄:こちらのメモにあるやつですね
GM:あっとそうか。お二人は二人転のご経験は?
霧氷院ヒビキ:1回あります
霧氷院真澄:初めてなんですよね……
GM:基本的には、最初にPC二人に特殊な状況が与えられ
GM:それをFS判定でなんとかしていく仕組みですね。
GM:今回で言えば、状況は最初に流させてもらった
GM:【ギアストライドに対する記憶を、霧氷院ヒビキが失ってしまう】
GM:を解決するために
GM:【記憶を奪った相手を探す】
GM:をミドルのFSで行って頂き
GM:【記憶を奪っていったストライダーを倒す】
GM:をクライマックスで行っていただく流れとなります。
霧氷院真澄:はい!
霧氷院ヒビキ:理解!
霧氷院真澄:ミドル強が霧氷院の流儀(っぽい気がする)ので、お任せください
GM:注意点はハプニングチャートが独特のものあることと
GM:FS判定に対して支援を行うことで、もう片方の判定の達成値を+3して、最大達成値を10に底上げできるところですね。
霧氷院真澄:一気に進む1
GM:ですです
霧氷院真澄:分かったぜ!
GM:で、4R超えても達成値に届かない場合
霧氷院真澄:ちなみに今回の支援の難易度とかは
GM:ペナルティつきでクライマックスに強制移動、となります。
霧氷院真澄:オッケー!
GM:はい。支援の難易度は判定の難易度と同じですね。なので今回は6です。
霧氷院ヒビキ:SSSCのアドベントよりレアなクライマックス強制移動
霧氷院真澄:オッケー!
霧氷院真澄:多分ダイスの目が連続して1とかにナラない限りは
霧氷院真澄:いける
GM:では改めて、初めて参りましょう。よろしくお願いいたします!
霧氷院ヒビキ:よろしくお願いします!
霧氷院真澄:よろしくおねがいします!
GM:では──
GM:シーンPC:マスターシーン
GM:
GM:激しい風雨の吹きつける断崖絶壁。
GM:雷鳴と叩きつける豪雨が、あらゆる音をかき消していく──
GM:
GM:確認できるものは──3つ。
GM:
GM:1つ、ギアバトルの行なわれた痕跡。
GM:1つ、気を失って倒れ伏す霧氷院ヒビキ。そして──
???:「──────」
GM:微笑を浮かべ、値踏みするような目で少年を見下ろす、白衣の女──
GM:
GM:シーンエンド
GM:
GM:爆烈熱闘ギアストライドG×G
GM:第◯◯話「記憶を取り戻せ! 陀天門リリスの挑戦!」
GM:
GM:~~~♪
GM:=以下オープニング省略=
GM:デデン!!
GM:制作:大N市
GM:
GM:シーンPC:霧氷院ヒビキ&霧氷院真澄
GM:※ヒビキくんは指示があるまでおねむ状態となります。
GM:※侵蝕率を上げてください
霧氷院ヒビキ:霧氷院ヒビキの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:33->39)
霧氷院真澄:28+1d10
DoubleCross : (28+1D10) → 28+6[6] → 34
GM:『霧氷院ヒビキが病院に運び込まれた!』
GM:その報を受けたあなた──霧氷院真澄は取る物も取り敢えず、霧氷院コーポレーションが出資をしている系列の病院へと駆けつけました!
霧氷院真澄:「ヒービキィッ!」
霧氷院真澄:《壁抜け》
霧氷院真澄:病室の扉を開けるのも惜しいと言わんばかりに、高い行動値と《壁抜け》のエフェクトにより、病室の中へエントリー!
霧氷院真澄:ヒールをブレーキ代わりにしながら優雅に枕元へと立ち、遅れて病室内を見回す!
GM:では、大きな個室のベッドには、アナタの最愛の従弟が眠っており──
霧氷院真澄:「ヒビキィイイイイイイイイイ! いやあぁっ!」
霧氷院真澄:「起きて! ねえ起きてヒビキ!」
霧氷院真澄:すがりついてしくしくと涙します。
霧氷院ヒビキ:眠ったままうるさそうに眉を顰める。
じいや:「落ち着いてくださいませ、真澄さま」じいやが足を払ってベッドに突進したあなたを引き剥がします。
霧氷院真澄:「くっ……私いっつもこんなんね……!」
霧氷院真澄:素直に引き剥がされながらため息をつく。
じいや:「落ち着かれましたかな?」慣れているのか、あなたの勢いに怯むこと無く、平常運転で対応します。
霧氷院真澄:「……それで。状況は? とりあえず走ってきちゃったから何も知らないんだけど」
霧氷院真澄:先ほどとは打って変わって冷静、そして少し不機嫌そうな声色。
じいや:「お身体にはさほど怪我を負っておりません」
霧氷院真澄:「オーヴァードで良かったというべきか……やはりそばに私がついていなかったのが痛かったわ……」
じいや:「──昨晩、お屋敷を一人お出になられましたヒビキ様を護衛が捕捉したのが深夜半」
霧氷院真澄:「リスク管理の観点から同じ場所にはあまり居るべきではないのでしょうけど、やっぱり行住坐臥一緒に居てあげるべきだと思うのよね」
じいや:「館裏庭の断崖絶壁に備え付けられた特訓用のギアバトルスペースにて、発見されております」
霧氷院真澄:(ナチュラルにスルーされたわ)
霧氷院真澄:「そうね。何者かに呼び出されて、決闘でもしたってことかしら? ストライダーらしいわね」
霧氷院真澄:「本当に……天井知らずのストライドバカなんだから……」
じいや:「はい。バトルの痕跡があったと報告を受けておりますので、おそらくは──」
霧氷院真澄:「やっぱり。何処の誰に毒されたやら……あの頃の冷酷で無慈悲な貴方は何処に行ったのかしら……?」
霧氷院真澄:ヒビキの頬を撫でる。
霧氷院真澄:いい機会だと言わんばかりに撫で擦る。
霧氷院真澄:(スベスベね……あと何年スベスベなのかしら)
霧氷院ヒビキ:ぴくり、と眉が動く。
霧氷院ヒビキ:がばっ!
霧氷院ヒビキ:跳ねるように上体を起こします。
霧氷院真澄:「ヒッ」
霧氷院真澄:ビクリと飛び退きます。意識の有る相手には何もできないチキンなので。
じいや:「おお、ヒビキ様。お気づきになられましたか」
霧氷院ヒビキ:周囲をきょろきょろと見渡し。
霧氷院真澄:「ヒビキィ! 意識を取り戻したのね!」
霧氷院ヒビキ:「む。じい、それと──」
霧氷院ヒビキ:真澄さんの方へと目を向ける。
霧氷院真澄:「お姉ちゃんよッ!」
じいや:「少々やんちゃが過ぎましたな。ご気分はいかがですか?」
霧氷院ヒビキ:「姉? 俺に姉などは──うっ……」唐突に頭を押さえて俯く。
霧氷院真澄:「ヒビキ!?」
霧氷院真澄:「まさか……記憶喪失……!?」
霧氷院ヒビキ:「いや……」頭を振る
じいや:「ふむ──」
霧氷院ヒビキ:「霧氷院真澄だな、会った覚えはある」
霧氷院真澄:「そうでなきゃヒビキが私を忘れるはずないもの……貴方の姉なるものよ!」
霧氷院真澄:「!?」
霧氷院真澄:(あっ、これガチなやつだ)
霧氷院ヒビキ:じいに向き直り「やんちゃが過ぎたと言ったな」
じいや:「はい、そのとおりでございます」
霧氷院ヒビキ:「…………心当たりがない。俺はこうなる過程で、何をしていた…………?」
霧氷院真澄:(記憶喪失? どこまで? まさかFHから保護されて心を閉ざした私の部屋に毎日通って熱心にギアストライド遊ぼうって言いに来た記憶とかまで消えてる……?)
霧氷院真澄:(この発言からして、確認すべきは記憶消失の範囲と種類ね)
じいや:「ふむ──」とじいやは首をかしげ
霧氷院ヒビキ:こいつ……ここぞとばかりに設定を固めに来ている!
霧氷院真澄:(それがわかればもう少し事の真相に迫れるかも知れないわ)
じいや:「──ギアストライド」
霧氷院真澄:与太話実体化させておかないとね!
GM:霧氷院ヒビキにとって、馴染み親しんだはずの単語を口にします。
霧氷院ヒビキ:「ふむ。何だそれは」
じいや:「ふむ」
霧氷院ヒビキ:本当に心当たりがないといった調子で。
霧氷院真澄:「ギアストライドを知らない。ギアストライドに関係する記憶の欠落、ね」
霧氷院真澄:ではGM
霧氷院真澄:ここでインスピレーションを使ってみてもよろしいでしょうか
じいや:「記憶を失われましたな、ヒビキ様」表情を変えること無く、アナタの従僕はそう告げてきます。
GM:お、いいですね。どうぞ!<インスピレーション
霧氷院真澄:内容は「ヒビキを襲った者がオーヴァードやジャームのようなレネゲイド絡みの存在か」です
霧氷院ヒビキ:「記憶──」言われてみれば、何か。自分を形作るものがごっそりと抜け落ちたような虚無感がある。
GM:え、えーっと。ちょいお待ちを(思案)
GM:この話数ではまだジャームではありません。
霧氷院ヒビキ:話数の概念が出てきた
霧氷院真澄:!?
霧氷院真澄:少なくともレネゲイド絡みではあると
霧氷院真澄:34→36
霧氷院真澄:「……大体わかったわ。レネゲイド絡みよ」
霧氷院真澄:「霧氷院ヒビキ、UGNって言葉は知ってる?」
霧氷院真澄:「貴方の覚醒自体はギアストライドと密接に関係しているけど、その後の知識は別でしょう?」
霧氷院真澄:「もしかして…‥知ってたりしない?」
霧氷院ヒビキ:「──ファルスハーツか」
霧氷院真澄:「よし、そこまでニブってはいないようね」
じいや:「ふむ、どうやらギアストライドに関する記憶だけが、失われているようですな」
霧氷院ヒビキ:「なぜ知っているのかは分からん。真澄がどうしてここに居るのかも、正直……」
じいや:「少なくとも昨夜までは記憶を保たれておいででした、ヒビキ様は。つまり──」
霧氷院真澄:「この子の戦闘能力の根幹である以上、これは由々しき問題ね……」
霧氷院真澄:「ではざっくり説明しましょう」
霧氷院ヒビキ:表情はあまり普段と変わらないが、付き合いの長い2人はそこに濃い不安の影を感じ取ったかもしれない
霧氷院ヒビキ:「……頼む」
霧氷院真澄:「良いこと霧氷院ヒビキ、貴方は従姉である私が許嫁である記憶や、ギアストライドのパートナーである記憶を失っているわ」
霧氷院真澄:「ごめん、許嫁は言いすぎたんだけど……」
霧氷院ヒビキ:「許嫁……? 待て待て待て!」
霧氷院ヒビキ:「何がどうなってそうなった????」
じいや:(すすすと真澄さんの背後を取って)
霧氷院真澄:「まあともかく、私と貴方の関係性ってギアストライド無くして語れないの」
霧氷院ヒビキ:「貴様、従姉だろうが!」
じいや:(投げ飛ばす)
霧氷院真澄:「裏霧氷院から救出されたはいいものの、全てに心を閉ざした私をキャー!?」
霧氷院真澄:「ちょっと! あんまりじゃなくって!」
じいや:「真澄様は、ヒビキ様の従姉でございます」即座に訂正。頼れる従僕。
霧氷院ヒビキ:「そして、フン……『ギアストライド』だと? 何だそれは。分かるように説明しろ!」
じいや:「ふむ、そうですな──」と、視線をヒビキくんの後ろにあるテーブルに向けます。そこには──
霧氷院真澄:「まあ小型の車両模型を使った遊戯で弊社の大切な商品なんだけど……」 テーブルの方を見る。
GM:1台のギアストライド──かつてあなたが、ダイヤモンドヴァジュラと名付けたモノが、丁重に置かれています。
霧氷院ヒビキ:「──」言葉を失ったように、息を呑む。
GM:しかし──あなたにはコレがなんであるか、思い出せません。
霧氷院ヒビキ:そう。それが何かは分からない。
霧氷院真澄:「実物を見てもダメそうね。っていうか遊戯とか商品って物言いにそんなに反応しないものね」
霧氷院真澄:「貴方がFHと戦う為の大切な武器でもあり、魂の一部なんだけど……ダメ?」
霧氷院ヒビキ:だが、その流線形の機体に込められた技術の粋だけは、霧氷院の後継として感じ取ることができた。
霧氷院ヒビキ:「ダイアモンド、ヴァジュラ」ぽつりと、その言葉が零れた。
じいや:ほう──と、片眉を動かす。この従僕が表情を変えることは珍しい。
霧氷院真澄:「……思ったよりは、ね」
霧氷院ヒビキ:蒼いフレームを持ち上げる。しげしげと眺めるうちにスイッチのようなものを見つけ、モーターを回転させる。
霧氷院真澄:「ヒビキ、貴方の記憶、戦う力は恐らくFHの手の者によって奪われた」
霧氷院ヒビキ:「…………待ってくれ」
霧氷院ヒビキ:頭を押さえながら。
霧氷院ヒビキ:「先程から聞いていると……その」
霧氷院ヒビキ:「なんだ」
霧氷院ヒビキ:「いや、確かにこのホビーは大したものだ、大したものだが…………」
霧氷院ヒビキ:「これでファルスハーツと戦うことを前提に話しているように聞こえるが、正気か?」
霧氷院真澄:「正気か?」
霧氷院真澄:思わずポロッと口から出た。
霧氷院真澄:「貴方これ無しでどうやって戦うのよぉ!?」
霧氷院ヒビキ:「えっ…………」
霧氷院真澄:「マスターエージェントまでぶっ飛ばした姉弟なのよ私達!? なのに! そんな!」
霧氷院ヒビキ:確かに、言われてみればこれまでどうやってFHと戦っていたのか全く思い出せない、が、しかし……。
霧氷院真澄:「ええいまあいいわ!」
霧氷院真澄:「あんた、負けっぱなしで終わりたい? それともそいつを地の果てまで追ってぶちのめしたい?」
霧氷院ヒビキ:シャ──────と、しばらくホイールの回転音が響く。
霧氷院ヒビキ:「無論」
霧氷院ヒビキ:ベッドの上で立ち上がり、2人を見下ろす。
霧氷院ヒビキ:「決まっている! 霧氷院に立ちふさがる敵は全て、叩き潰すまでだ。この──」
霧氷院ヒビキ:自分の右手に収まったギアを見て
霧氷院ヒビキ:「この………………うん」
霧氷院真澄:「そうでなくっちゃ……じゃあ早速敵の追跡、そして特訓よ!」
霧氷院真澄:「貴方の記憶喪失がバレる前に! 特訓で戦う力を取り戻し、ふざけたFH野郎をぶちのめして記憶を取り戻すのよ!!!!!!」
霧氷院ヒビキ:「あ、ああ……」
霧氷院ヒビキ:「貴様、こんなに馴れ馴れしかったか? 俺達の間に何があったんだ」
霧氷院ヒビキ:気圧されながらも。
じいや:「かしこまりました、ヒビキ様。くれぐれもこの従姉状の生物にはお気をつけくださいませ」恭しく頭を垂れます。
霧氷院ヒビキ:じいや厳しい!
霧氷院真澄:「そういうの、私以外の女の子に言わせちゃダメだぞ……じいや? じいや!」
霧氷院真澄:「キーッ!」
GM:ヒビキくんのじいやであって、従姉状のなにかの従僕じゃないからw
霧氷院ヒビキ:未知なる敵との戦いを前に、決意を新たにした。
GM:シーンエンド!
GM:ロイス操作、購入判定が可能です。
霧氷院真澄:ロイス!
霧氷院ヒビキ:従姉 霧氷院真澄 有為〇/何こいつ、こわ……
霧氷院ヒビキ:謎の敵 敵愾心/脅威〇
霧氷院真澄:私のヒビキを返しなさい!!!!! 謎の襲撃者 興味/殺意◯
霧氷院ヒビキ:あっ購入できるんだ
霧氷院ヒビキ:ボデマ 2dx+3
霧氷院ヒビキ:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 4[4,4]+3 → 7
GM:一夜転、この次はクライマックス前にしか購入判定できないので
霧氷院ヒビキ:見送り! 以上です。
霧氷院真澄:よしではボデマ
霧氷院真澄:1dx+4>=12
DoubleCross : (1R10+4[10]>=12) → 4[4]+4 → 8 → 失敗
霧氷院真澄:財産点、4くらい使いますよ
霧氷院真澄:使ってヒビキ(はぁと)
霧氷院真澄:財産点残り6です
霧氷院ヒビキ:貴様が着ろ! (もらいます ありがとうございます)
GM:ではミドルのシーンへと移行しましょう。システム状、このミドルの次がクライマックスとなります。
霧氷院真澄:以上!
霧氷院ヒビキ:やっぱこれも取っとくか ギアストライド 有為?/不安感〇
GM:基本的にはハプニングチャート>FS判定>ロール>ハプニングチャート を繰り返す感じですね。
GM:FS判定は同シーンなので、シーン間持続エフェクトはずっと効果を及ぼすこと
霧氷院真澄:ハプニング!!!!!!!!!1
霧氷院真澄:治安を壊していきます!
GM:1シーンに1回などの制限があるばあい、二回目以降のFS判定では使えないことなどにはお気をつけください。ラウンド進行だから1ラウンド1回などのエフェクトはオッケーで。
霧氷院ヒビキ:はーい
GM:では──
GM:シーンPC:霧氷院ヒビキ&霧氷院真澄
GM:侵蝕率を上昇させてください。
霧氷院ヒビキ:霧氷院ヒビキの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:39->47)
霧氷院真澄:36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+4[4] → 40
GM:ではまずハプニング内容を決めましょう。代表者、1d6!
霧氷院ヒビキ:1d6 では
DoubleCross : (1D6) → 1
GM:1:支部員など共通の知り合いに出くわす。GM・見学席等に知り合いのPCがいれば出演してもらうとよい
GM:ラウンド中の使用技能を≪意志≫に変更する。
GM:となります。
霧氷院ヒビキ:意志はきつい
霧氷院真澄:意志ならば任せて欲しい
霧氷院真澄:この女、意志は5からスタートする
GM:ではまあ、判定だけを先にやってしまいましょうか。
GM:FS判定、支援共に意思で行うことになりますね。
霧氷院ヒビキ:1dx+1 意志で普通に判定!
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 9[9]+1 → 10
霧氷院ヒビキ:いけたわ
霧氷院真澄:あ、こっち支援に回る?
GM:ではまず判定をしてしまいましょう。
GM:支援は行動消費するので、真澄さんが支援する場合、ヒビキくんがFS判定をすることになりますね。
GM:うまくすれば一気に2点獲得!
霧氷院ヒビキ:というかプライズ4で最大達成値が10なのでもう上限叩いてる
霧氷院真澄:つまり私が支援に回ればいいと……
GM:そうですね、支援を入れないと9になって10に届きません。
霧氷院ヒビキ:えっそうなの?
霧氷院真澄:いや、このままだと最大が9なんで、支援判定どっちかしないとダメなんですよね
GM:はい。最大が9なのですが
GM:支援を受けた場合、これが解除されて10が出せるようになるのです。
霧氷院真澄:なので後出しなのですが支援に回っていいです……?
霧氷院ヒビキ:ルール理解してませんでした じゃあ自分のを支援にしてください……
GM:あ、いえ。こちらが説明しきれてなかったので
GM:今回は後出し支援在りとしましょう。
GM:さくっと判定するのです、従姉どの
GM:<支援
霧氷院真澄:1dx+5
DoubleCross : (1R10+5[10]) → 2[2]+5 → 7
霧氷院真澄:支援成功ですね
GM:支援クリア。上限が10となり、このFS判定の達成値は10。進行値を2獲得しました 1ラウンド目にして2/4です
GM:で、判定がオッケーになったので、内容をさくっと決めましょうか。
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:
GM:霧氷院邸:地下ギアストライド特訓ルーム
GM:最先端技術によって作られたそこに
GM:霧氷院ヒビキと、霧氷院真澄はやって来ました。
GM:慣れ親しんだはずの、まったく知らないその部屋に──
霧氷院ヒビキ:天井付近に設置された巨大モニターに表示されるワイヤーフレームの通りに体を動かし、練習用のギアをスタジアムに投げ込む。
霧氷院真澄:「まずは基礎動作よ。身体の記憶の確認ね」
霧氷院真澄:彼女は素組しただけの市販ギア“マッハスタンピード”を取り出して、なめらかなサイドスローでスタジアムに投げ込む。
霧氷院真澄:マッハスタンピードは絶妙に制御された回転と軽量ボディにより、接地の瞬間に爆発的に加速、真澄の手元にブーメランのように戻ってくる。
霧氷院真澄:「って感じのこととか。記憶が戻ったらできると思うわ」
霧氷院ヒビキ:「おお、凄い」素の反応。
霧氷院真澄:「こっちを向いた時に接地するように投げるだけよ。貴方が教えてくれたのよ?」
霧氷院ヒビキ:感心するも、これが果たして何の役に立つのか、確信が持てない様子で投げ込みを再開する。
霧氷院ヒビキ:「──まあ、他に標にするものも無いからな……」
霧氷院ヒビキ:存外に奇麗なフォームで回転をかけたギアが、スタジアムの障害物に激突してそのままひっくり返った。
霧氷院真澄:「やはり完璧なデータとたゆまぬ鍛錬で力を磨いたヒビキにとって記憶喪失は大きな痛手……!」
霧氷院ヒビキ:「むぅ……」
霧氷院真澄:「UGNから人が来るみたいだから、ちょっと話を聞いてみるのも良いかもね」
霧氷院真澄:「貴方の戦う姿を見てる人だし、口も固いわ。信用できる人だと思う」
霧氷院ヒビキ:フィールドへ降りていき、かちゃかちゃと車輪を上にして震えるギアを拾い上げる。
じいや:『……ヒビキ様』と、部屋に備え付けられたインターホンから、じいやの声がします。
霧氷院ヒビキ:「……戦う姿か。未だに半信半疑だが、そういう事なら」
霧氷院ヒビキ:「タイミングが良いな」
じいや:『お客様が見えられました。そちらへお通しいたしますか?』
霧氷院ヒビキ:「いや、こちらから出向こう」
霧氷院真澄:何食わぬ顔で後ろについていくつもりである。
じいや:『かしこまりました、それでは──』
GM:
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:霧氷院邸・応接室
GM:落ち着いた調度品の並ぶその部屋で、UGNからの客人は待っていました。
影山 夏月:「…………」
霧氷院ヒビキ:「御足労感謝する、俺が霧氷院──」名乗ろうとしたところで、停止。
霧氷院真澄:(三歩下がって付いていくのって良妻賢母って感じがするわよね……)
霧氷院真澄:停止したのに気づいて自分も停止する。
霧氷院ヒビキ:「かっ……影山夏月!」
影山 夏月:「…………!」
霧氷院真澄:「!?」
霧氷院真澄:「ちょっとぉ!?」
霧氷院真澄:「なんでよぉ!?!?!?!??」
影山 夏月:自分の名を呼ぶ声に驚き、少年の顔を見てわずかに頭に違和感が走り。
霧氷院真澄:「な~んでこうなるのよ! お姉ちゃんから思い出しなさいよ! 思い出してよぉ!」
霧氷院ヒビキ:「続柄は覚えていただろうが!」
霧氷院真澄:「たしかに」
霧氷院真澄:スンッとおとなしくなる
影山 夏月:「……失礼。私のことを、ご存知でしたか」
霧氷院ヒビキ:「いや、こちらこそ失礼」咳払い
影山 夏月:すぐに平静を取り戻す。
霧氷院真澄:「あ、姉の真澄です~」よそ行きボイスだがもう遅い
霧氷院ヒビキ:「霧氷院ヒビキ、こちらが従姉の」
霧氷院ヒビキ:「『従姉の』」
影山 夏月:「はじめまして。UGN第三支部所属、影山夏月と申します」
霧氷院ヒビキ:「霧氷院真澄だ」ソファに座る。
霧氷院真澄:「まあ第三支部の……うちのヒビキが良くしていただいて……ちょっとお茶持ってきますのでごゆっくり~」
じいや:「………………」洗練された仕草で、客人と主人と他1名にティーセットを用意する。
霧氷院真澄:「じいや!」
霧氷院真澄:「……ありがと」
じいや:「………………」恭しく主人に頭を垂れ、後ろへと引く。
影山 夏月:「ありがとうございます」 受け取って自分も席につく。
霧氷院真澄:(二人が男同士の良い感じの会話をしてるところに乱入したかった……)
霧氷院真澄:大人しく自分もソファーに座る。
霧氷院ヒビキ:「夏月さん、まずはそちらの要件を伺おう」
影山 夏月:「はい。今日はUGNよりの連絡役として参りました」
霧氷院ヒビキ:息を吐く。彼はきっと──あの異世界での戦いの事を覚えては居まい。そうする理由が、ない。
霧氷院ヒビキ:そしてそれにまつわる自分の記憶も、また相当に怪しい。
影山 夏月:「FH、ハザードナイツ。霧氷院社長はご存知ですね?」
影山 夏月:「先の第4地区で……ギアストライドを用いて悪事を目論んだという、彼らです」
???:霧氷院ヒビキが異世界での戦いを思い出したその刹那、一瞬だけ、部屋の片隅に放置された金色に輝くギアが震えた。
霧氷院ヒビキ:「そういった者たちと敵対していた、という記憶はある。ただ、どうにも」
影山 夏月:あまりにも荒唐無稽であった報告書を思い直し、若干困惑する様子を隠しながら話を進める。
霧氷院ヒビキ:「……いや、続けて欲しい」
影山 夏月:「はい。そのハザードナイツが、再び動き出したという情報が入りました」
霧氷院真澄:(あら、あんな所に置きっぱなし? 変なの)
霧氷院ヒビキ:(あれは……あれも、ギアストライドか)黄金のギアを目に留めて
影山 夏月:「そして彼らが、霧氷院さんのことを狙っていると」
霧氷院ヒビキ:「……成程、いや。恐らくは先ほど俺が交戦したという相手が──それだ」
影山 夏月:「……!既に交戦されたのですか?」
霧氷院ヒビキ:「ああ、そしてどうにも、認めたくないが」
霧氷院ヒビキ:「負けた。戦う術も奪われた」
霧氷院真澄:「それに記憶を失った」
霧氷院真澄:「……」
霧氷院ヒビキ:真澄さんを見て「そうだ」
影山 夏月:「記憶を……!」
霧氷院ヒビキ:「今の俺は、"ハザードナイツ"といかにして戦ったのかという記憶がない」
霧氷院ヒビキ:「ギアストライドとやらの操縦技術──というよりは、それにまつわる記憶がごっそり抜け落ちていてな」
影山 夏月:「申し訳ありません。我々がもっと早く気づいていれば……」
霧氷院ヒビキ:「……よせ。UGNの責ではない」
霧氷院真澄:「今大事なのは未来の話よ」
霧氷院真澄:「影山さん、この子の戦いについて、貴方から教えてあげてくれないかしら」
霧氷院ヒビキ:「真澄の言う通り。むしろ感謝している。報復の矛先を告げに来てくれたことにな」
霧氷院ヒビキ:「ああ……えっと、そう……」
霧氷院ヒビキ:ダイアモンドヴァジュラを取り出し
影山 夏月:「……はい。ありがとうございます」
霧氷院ヒビキ:「そもそもこれでオーヴァードと勝負になるのか?」
影山 夏月:「しかし、霧氷院さんの戦い方について……ですか?」
霧氷院ヒビキ:それらしきVTRを見たが、自分が練習をして同じような超常現象を発生させられる気が全くしない。
霧氷院ヒビキ:それでも。
霧氷院真澄:「生で見たからわかることってのもあるでしょう。きっと」
霧氷院ヒビキ:勝利しなければならないという強迫観念だけが強烈にくすぶっている。
霧氷院真澄:(ふふ、この星で最強の男になるのよヒビキ……冷酷さも暖かさも自由も友情も残忍も……全て背負うには良い機会だわ……)
霧氷院真澄:窓辺から外を見て紅茶を口にする。
影山 夏月:「申し訳ありません、私も報告で伺ってはいるのですが、実際に拝見したことは……」
霧氷院ヒビキ:あるいはそれは、隣にいるこの女に与えられたもののような、なんとなく、そんな気がした。
影山 夏月:ない、と断言しようとして、なぜか口ごもる。
霧氷院ヒビキ:「──まあ、そうだ。覚えてはいないだろう」
霧氷院ヒビキ:「俺と貴様は、かつて共に戦ったことがある」
影山 夏月:「え?」
霧氷院真澄:(ああ、でも本当に強くなったら、私なんて貴方には不要……なのかしらね)
霧氷院真澄:窓辺から外を見て紅茶を口にする。
霧氷院ヒビキ:「俺のことを『社長』と呼んだな」
影山 夏月:「……あ」
霧氷院ヒビキ:「結論から言えば、それは全くの勘違いだ。俺はまだ霧氷院を継いではいない。どうしてこんな小学生が社長だなどと思った?」
影山 夏月:「それは……申し訳ありません、勘違いを……ただ」
霧氷院真澄:(異世界においては、ヒビキは既に社長だったと報告があった)
霧氷院真澄:(影山さんは薄っすらとそれを覚えている……)
霧氷院真澄:(それはヒビキの力を、行く先を、知るための手がかりになる……ふふふ)
影山 夏月:「そうお呼びするのが自然であるように、思えて……」
霧氷院ヒビキ:「フフッ」
霧氷院ヒビキ:「記憶から失われていても、貴様は知っているのだ。ここにいる俺でない俺のことを」
霧氷院ヒビキ:「俺も、ここにいる貴様でない貴様のことを知っている」
影山 夏月:……奇妙な感覚がある。先程までは彼の口にしたとおり、玩具で戦えることに違和感があったはずだが。
影山 夏月:その違和感が消えていき、彼の戦う姿をはっきりとイメージできる。
霧氷院ヒビキ:「今は、どうやってかは分からないが──超常の剣を振るう貴様と、肩を並べて戦っていたという実感だけがある」
霧氷院真澄:「何か、思い出したみたいね?」
影山 夏月:「……霧氷院さんが仰っていること、まだはっきりとはわかりません。ただ」
影山 夏月:「私も、知っている気がします。その機体と共に戦う貴方を」
霧氷院ヒビキ:「……」再びダイアモンドヴァジュラを見る。
霧氷院ヒビキ:「戦えるのだと──そう確信が持てん」
霧氷院ヒビキ:「それでも──そうだな」
霧氷院ヒビキ:「夏月さんの知っているという、夏月さんのイメージする、こいつと、共にある俺は」
霧氷院ヒビキ:「やれそうか?」
霧氷院ヒビキ:そう、幾分か生気を取り戻した眼光で、彼を見る。
影山 夏月:「勿論」
影山 夏月:「真澄さん。私にどこまでできるかわかりませんが」
影山 夏月:「ヒビキさんの戦いについて、私が伝えられる全てを伝えます」
霧氷院真澄:「……感謝します」
霧氷院ヒビキ:「ああ、頼む」
霧氷院真澄:「私にできないこと、お願いしますね」
影山 夏月:「いいえ、こちらこそ。 ……まだあまり、思い出せてはいないのですけれど」
影山 夏月:「これで、少しは貴方にもお返しできると。感謝しているぐらいなのです」
影山 夏月:「それに」
影山 夏月:「チーム『チドリ』のエースに、負けっぱなしで終わってほしくはないですから」
影山 夏月:「私も、皆さんのファンなもので」
GM:では次のハプニング 1d5として、出目に+1したものとなります。
霧氷院真澄:じゃあフル~
霧氷院ヒビキ:真澄ちゃんお願い!
霧氷院真澄:1d5+1
DoubleCross : (1D5+1) → 5[5]+1 → 6
GM:6:特殊技能の要求。
GM:追っている対象の特性(誘き出す・それが弱点など)、情報提供者の出した条件、偶然遭遇した厄介ごとなど様々な理由で特殊技能が要求される。
GM:使用技能は以下からROCで決定する。
GM:これはロールするまでもなく
GM:運転でいでしょうw
霧氷院ヒビキ:運転!
霧氷院真澄:いぇー!
霧氷院ヒビキ:やるぜやるぜ~
霧氷院真澄:じゃあこちらが支援しましょう
霧氷院ヒビキ:真澄ちゃん支援お願いします
霧氷院真澄:運転:ギアストライドで
霧氷院真澄:振ってもいいでしょうかね~!
霧氷院真澄:1dx+2 運転:ギアストライド 行くぜ!
DoubleCross : (1R10+2[10]) → 1[1]+2 → 3 → ファンブル
GM:なんとー!w
霧氷院ヒビキ:おっと……
GM:運転する時は、きちんとヒビキくんの方じゃなくて、前を見なさいって言ったでしょう!w
霧氷院真澄:馬鹿な……!?
霧氷院ヒビキ:9dx7+4 コンセ巨匠運転しまーす
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[2,3,3,4,5,5,5,6,7]+4[4]+4 → 18
霧氷院ヒビキ:よわいがまあ達成値9
GM:はい、ヒビキくんは判定に成功しましたので。達成値9となり。
GM:進行値は3/4となりました。惜しかったね!w
霧氷院真澄:ダメだタイタスを使ってもファンブルはけせねえ!
霧氷院ヒビキ:ルルブ確認マン
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:そして再び、地下訓練施設──
霧氷院真澄:「きゃあ~~~~~~~~~っ!?」
霧氷院真澄:盛大に吹き飛ぶ霧氷院真澄!
霧氷院真澄:コマ送りにするとスカートの中まで見えそうで見えない絶妙な回転で壁に激突する!
霧氷院真澄:「つ、強くなったわね……ヒビキ……!」
霧氷院ヒビキ:「ますみ────っ!!!」
霧氷院ヒビキ:駆け寄って抱き起すぞ
霧氷院真澄:よろよろと立ち上がる。
霧氷院真澄:「貴方の内なる才能、情熱……もっとよ、もっとぶつけなさい」
霧氷院真澄:「貴方の全て……受け止めてみせるから!」
霧氷院真澄:眼鏡が外れると、美少女である。
霧氷院ヒビキ:眼鏡つけてても美少女だろ!(キレ)
霧氷院ヒビキ:「あ、ああ……」
霧氷院ヒビキ:スタジアムを振り向く。
霧氷院真澄:「ほら、私の心配なんかしてないで、立ちなさい」
霧氷院真澄:「命の終着まで戦い続け、勝ち続ける……それが貴方の使命よ! ヒビキ!」
霧氷院真澄:すっくと立ち上がる。
霧氷院ヒビキ:霜の降りたリング。スリップした互いのギア。勝ったのは偶然だ。
霧氷院真澄:(確実にリングの温度が低下している……身体は正直ね、ヒビキ!)
霧氷院ヒビキ:制御不能の何かが荒れ狂い、二つのギアをリング端まで弾き飛ばしたのを見た。
霧氷院ヒビキ:「命の終着まで……」
霧氷院真澄:「ヴァジュラインパクト……復活は近いわ」
霧氷院ヒビキ:「それを貴様の口から聞くと、なんというか不愉快な気分になるな」
霧氷院真澄:「え?」
霧氷院真澄:(やだ……心配されてる……)
霧氷院ヒビキ:「…………いや、いい、忘れろ」ぽりぽりと頭を掻く
霧氷院真澄:(闇霧氷院とFHの手で改造された私のことを心配している……)
霧氷院真澄:「忘れてないのね、そーゆーの」
霧氷院ヒビキ:「忘れているさ、だから今はいい」
霧氷院ヒビキ:ギアを拾う。
霧氷院真澄:「あんまり軽率に女の子の心配すると、大変なことになっちゃうわよ?」
霧氷院真澄:「この町にはそういうの満ち満ちているみたいだから……」
霧氷院真澄:(そうよね? 羽鳥さん……)
霧氷院ヒビキ:「俺とは関係のない話だ」
霧氷院ヒビキ:「……今は忘れているが、思い出したら散々文句を言う。これは推測というか、確信だが……」
霧氷院真澄:「そうね。待ってるわ。少し、ワクワクしちゃう」
霧氷院真澄:まるで少女のような笑みを浮かべて、頬を赤らめる。
霧氷院ヒビキ:その手に持つのは、初心者用のギアではない。
霧氷院ヒビキ:ダイアモンドヴァジュラ。かつての相棒だというそれが、手に馴染むという感覚を、少しずつ覚えつつある。
霧氷院ヒビキ:「喜ぶな!覚悟しておけと言っているんだ」
霧氷院真澄:「覚悟とは喜びよ」
霧氷院真澄:「覚悟できるものは、己に降りかかる全てを喜んで受け入れられる。そして踏破する」
霧氷院真澄:「……なんて」
霧氷院真澄:「あと一歩よ、後少しだけ、磨きましょう」
霧氷院真澄:「奴に足りない分は、私が隣で支えるわ」
霧氷院ヒビキ:「……そうだな。覚悟は過程だ。その先にしか、真の勝利はない」
霧氷院ヒビキ:「そしてどうやら、貴様の見据えているものが、俺には必要らしい」
霧氷院真澄:「届くわよ。貴方には、私が居るじゃない」
霧氷院ヒビキ:腕を引く。重心を落とす。ギアを構える。
霧氷院真澄:「私が、勝たせてあげる」
霧氷院真澄:ギアをもう一度構える。
霧氷院真澄:「3」
霧氷院ヒビキ:「ああ、勝つのは俺だ。俺達だ──2」
霧氷院ヒビキ:彼女を見る。どうにも過分な程に尽くしてくる女だが、不思議と居心地の悪さは覚えない。
霧氷院真澄:(良いわね。私“達”)
霧氷院真澄:「──1」
霧氷院ヒビキ:「ストライド」
霧氷院真澄:「イン!」
霧氷院ヒビキ:目の前の霧氷院真澄は、自分の知っている霧氷院真澄ではない。何か大きなことがあったのだと思う。
霧氷院ヒビキ:取り戻さなければならない。何もかもを。
GM:
GM:ではそんな訳で、次のFS判定とまいりましょう。
霧氷院ヒビキ:ハプニングチャートを……振る!
霧氷院真澄:いぇー!
GM:ハプニング決定。1d4してください。出目1~4を 2~5と読み替えます
霧氷院ヒビキ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1
GM:1、つまり2
GM:2:事態が深刻化する。状態変化の進行・周囲への拡大など
GM:ラウンド中の判定難易度を8に変更する。
霧氷院ヒビキ:せっかく思い出しかけて来たのに!
霧氷院真澄:いや
GM:む、今回のパターンだと、ちょっと微妙かも。
霧氷院真澄:被害者増やしましょう
霧氷院ヒビキ:技能は依然運転でいいですか?
GM:ROCしてみます?<その他のも見てみて
霧氷院真澄:記憶喪失者が増える
GM:あ、いえ。運転だったのは先のラウンドだけですね。このラウンドは通常に戻ります。
霧氷院ヒビキ:はーい
GM:一応他のパターンとしては
GM:3:状態変化がもう片方に反転、あるいは両者になる。既に両方が陥っているシチュエーションの場合は片方が解決、もう片方が深刻化する
GM:4:二人で協力して作業に当たる。
GM:5:ちょっとした荒事・戦闘が必要な局面。
GM:がありますね(とりあえず内容羅列
霧氷院真澄:被害者増えると犯人の居場所追いやすいと思うんですよね……!
霧氷院ヒビキ:5でハザードナイツのとこに乗り込みたさあります
GM:お、なるほど。確かに。
霧氷院真澄:あっ、なるほど?
霧氷院真澄:5もありだ……
霧氷院ヒビキ:じゃあ5でいこう5
霧氷院真澄:銃撃っぽいことするか~!
GM:となると──
GM:5:ちょっとした荒事・戦闘が必要な局面。
GM:ラウンド中の使用技能を≪白兵≫≪射撃≫≪RC≫に変更する。
GM:で行きましょう。
霧氷院真澄:はい! では支援!
霧氷院真澄:射撃で支援判定します
霧氷院真澄:6dx 射撃
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[3,4,5,6,8,10]+9[9] → 19
霧氷院真澄:死ぬがよい
霧氷院ヒビキ:さすがだぜ
霧氷院ヒビキ:4dx 白兵で進行判定
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[2,3,3,7] → 7
GM:おお!
霧氷院ヒビキ:セーフ
霧氷院真澄:+3で10よヒビキィ!
GM:支援で+3
霧氷院真澄:やったわね!
霧氷院ヒビキ:やりました
GM:見事進行値4をオーバーです。3R目なのでペナルティも無し!
霧氷院真澄:ヒャッハー!
GM:
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:
GM:N市・高層ビル街
GM:ハザードビル
GM:
GM:霧氷院コーポレーションとUGNの情報力を結集させた結果
GM:ハザードビルと呼ばれるこの、漆黒一色に彩られた高層ビルの最上階に
GM:それらしき人物が居るらしいと言うことを、あなた方二人は突き止めました。
GM:そしてビルの前には──いや、おそらく中にも。
GM:特徴的なヘアスタイルを決めた、警備員らしき屈強な男が待ち構えています。
GM:むろん、その手にギアストライドを手にして!
霧氷院真澄:「へえ……あんたもやるみたいね、ギアストライド」
霧氷院真澄:「けど、うちのチャンピオンと試合をしたいならマネージャーである私を通してからにしてもらえるかしら?」
霧氷院ヒビキ:「だが生憎、貴様ら如き雑魚には興味が無くてな」
霧氷院真澄:ギアを構える。
モヒカンストライダー:「ん──おやおや」
モヒカンストライダー:「誰かと思えば──ギアストライドの握り方も忘れたお坊ちゃんじゃないですか?」
GM:ニヤニヤと、下卑た笑みを浮かべる。
霧氷院ヒビキ:「話を聞いていなかったのか? 貴様等にはそもそも無い。俺の前に立つ資格がだ」
霧氷院ヒビキ:ぱちりと指を鳴らす
霧氷院真澄:「仕方ないわね。やぁっておしまい!」
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:瞬間。
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:黒炎の如きワーディングが地を舐め広がり、それが去った後には地に巨大な式盤が刻まれている。
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:「──六壬金口」
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:モヒカンストライダーたちの影より這い出した無数の黒い鉤が、彼らの四肢を拘束し、押さえつける!
霧氷院真澄:「あらあら……もう行きましょうヒビキ。脚の上げ下げの仕方も忘れた赤ちゃんの相手をしても仕方ないわ」
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:「これでいいな。ご主人様ども」
霧氷院真澄:「ええ、最高。ボーナスは何時もの口座に振り込んでおくわ」
モヒカンストライダー:「そ、そんな。ギアセットを言う間も無くっ!」驚愕するモヒカンストライダーズ!
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:霧氷院の陰陽メイド、鍵岬ヒナクだ!
霧氷院ヒビキ:「よし、行くぞ」
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:ぐっ、と親指を立てるしぐさ
霧氷院真澄:「ええ、三歩下がってついていくわ」
霧氷院ヒビキ:「ええい! 嫁のような真似をするな!」
霧氷院真澄:ヒナクに向けてビシッと親指を立ててから歩き始める。
GM:ではビルの中へと進撃する二人。その前に現れたのは──
ダブルモヒカンストライダー:「よくぞここまできた。だがこの私は表のやつらのようにはいかんぞっ!」
GM:身体は一回り、トサカを1つ増量した新たなモヒカンストライダーです!
霧氷院ヒビキ:「……まあいいだろう。ギアの握り方も忘れたと言われて、多少燻っていたところではある」
霧氷院真澄:「あら、そう? じゃあ三歩下がって見守ってるわ、三歩下がって」
霧氷院ヒビキ:「まとめて相手をしてやる──ゆくぞ! ダイアモンドヴァジュラ!」
GM:両手に大型のギアストライドを構えるダブルモヒカンストライダー!
ダブルモヒカンストライダー:「イレギュラーバトル! ギアセット!」
霧氷院ヒビキ:「ストライド・イン!」当然のごとく備え付けられているギアストライドスタジアム──3つのギアが交錯する!
ダブルモヒカンストライダー:「ストライド・イン!」
ダブルモヒカンストライダー:レギュレーションを無視した、大型のギアストライドが、ダイヤモンドヴァジュラに迫る──しかし!
霧氷院ヒビキ:ガァン! ガン! ガァン!
霧氷院ヒビキ:ギア同士がぶつかりあう音が響く。最初の激突は──互角!
ダブルモヒカンストライダー:「ふっ──」不敵に笑うダブルモヒカン
霧氷院ヒビキ:「ふーっ……」
GM:じりじりと、ダイヤモンドヴァジュラはダブルモヒカンの機体に押し込まれて行きます。
ダブルモヒカンストライダー:「ふふふ、私のマッシブモヒカン三世には、通常のギアストライド3台分の駆動機関が組み込まれているのだっ!」(違法改造
霧氷院ヒビキ:双方向からの突撃が、霧氷院ヒビキ本来の必殺技たる高速スピンの起こりを打ち消す!
ダブルモヒカンストライダー:「さあっ、これでトドメだっ!」
霧氷院ヒビキ:「貴様らは一つ、勘違いをしているな──」
ダブルモヒカンストライダー:「なにっ!?」力任せに押し切ろうとした言葉と挙動を遮られ──
霧氷院ヒビキ:双方向からの突撃を受ける直前。
霧氷院ヒビキ:ヴァジュラの片輪が凍り付き、コースを、外れる。
霧氷院真澄:「あれは! ヒビキの得意とするスリップアウト戦術!」
霧氷院ヒビキ:「力で上回ったか、数で上回ったか、記憶を消し、研鑽で上回ったか──────」
霧氷院ヒビキ:モヒカンのギアが正面衝突を起こし、浮き上がる。
ダブルモヒカンストライダー:「なん──だと」想像することもできなかったその動きに言葉を失う。
霧氷院真澄:「来るわ……嵐が!」
霧氷院ヒビキ:「そんなもので貴様らが如きごろつきに倒せるなら、『天才』の名を冠しはしない」
霧氷院ヒビキ:彗星のごとく。蒼いギアが突っ込んでくる。
霧氷院ヒビキ:(確か、こう言えばいいんだったな────)
霧氷院ヒビキ:「突き穿て! ヴァジュラインパクト!!」
霧氷院ヒビキ:その宣告と共に、リング外へと二つのギアが弾き飛ばされた。
ダブルモヒカンストライダー:「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」吹き飛ぶモヒカン──そしてマッシブモヒカン三世!
ダブルモヒカンストライダー:「……ば、馬鹿な。珠算書道算盤ギアストライ道合わせて十段のこの私が──」
GM:そして無念の呻きを漏らし、ダブルモヒカンストライダーは気を失いました。
GM:もはや最上階までの道を阻むモノはいませんっ!
霧氷院真澄:「ヒビキ……記憶が!」
霧氷院ヒビキ:「いや──」まだ思い出せてはいない。
霧氷院ヒビキ:「試合記録の見様見真似だ。俺の代名詞たる必殺技も、まだ使えはしない」
霧氷院ヒビキ:「だが、戦いが……それを取り戻す一助にはなるはずだ。そうだろう?」
霧氷院真澄:「ええ……ええ!」
霧氷院真澄:「確かに、貴方は進んでいるわ!」
霧氷院ヒビキ:そう言って、随分と久しぶりのような──笑みを浮かべる。
霧氷院真澄:「それでこそマイスイートよヒビキィ!」
霧氷院ヒビキ:「なっ……やっぱり俺はその、従姉であるところの──貴様と爛れた関係なのか!?」
霧氷院ヒビキ:「そういうのは記憶が戻っても是正していくからな!」
霧氷院ヒビキ:「フン……行くぞ」
霧氷院ヒビキ:歩き出す。上階へ向けて。
霧氷院真澄:「はい?」
霧氷院真澄:三歩下がって、ついていく。
GM:
GM:シーンエンド
GM:ロイス操作、購入判定。ラスト! これだけやっちゃいましょうか。
霧氷院真澄:ロイス!
霧氷院真澄:いや、まだだ
霧氷院真澄:クライマックスで取る
霧氷院真澄:ブルーゲイル狙い!
霧氷院ヒビキ:めちゃくちゃC値下げられそうな予感を覚えるんですが……
霧氷院真澄:1dx+4 調達
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 4[4]+4 → 8
霧氷院ヒビキ:ロイス! 影山夏月
霧氷院真澄:ダメ!
霧氷院ヒビキ:信頼〇/隔意 覚えてないけど覚えてる!
霧氷院ヒビキ:ブルゲいくか
霧氷院ヒビキ:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 7[2,7]+3 → 10
霧氷院ヒビキ:失敗! 以上!
GM:ではクライマックスフェイズに突入します!
GM:シーンPC:霧氷院ヒビキ&霧氷院真澄
GM:侵蝕率を上昇させてください。
霧氷院ヒビキ:霧氷院ヒビキの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:47->53)
霧氷院真澄:今気づいたんですが
霧氷院真澄:ダブルモヒカンのシーンの登場判定……してない!
GM:あ、いえ、大丈夫。
GM:さっきまではずっとミドルの1なので
霧氷院真澄:あ、そっか!
霧氷院真澄:40+1d10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+10[10] → 50
霧氷院ヒビキ:FS判定だぜ……
霧氷院真澄:しかし侵食50、60ほしかったなこれ……
GM:
GM:そして様々な障害を突破して──
GM:あなた方二人はハザードビルの最上階へとたどり着きました。
GM:フロア全てをぶち抜いた、広々とした空間で待ち受けて居た者は──
???:「やあやあ、一日ぶりだねぇ、霧氷院くん?」
GM:白衣に身を包んだ、どこか呑気な感じの、紅い髪の女性です。
GM:そして女性を目にしたヒビキくんの脳裏に、『忘れたはずの記憶の一部』がフラッシュバックします。
GM:細かなところはいざしらず──
霧氷院真澄:「女……?」
GM:昨夜、あなたはこの女性と戦い、敗北し、そして大事な何かを奪われました。
霧氷院ヒビキ:「貴様が──」
霧氷院真澄:いかん!
霧氷院真澄:(女と会ってたの? ヒビキ……)
GM:昂ずるヒビキくんに対して、のほほんと言ってもよい態度を崩そうとしません。
???:「それでどうしたのかな? ボクとしては昨日のバトルで『これ』を貰えたから、キミに対する関心はもう無いのだけれどもね?」
GM:と、胸元より取り出すのは、拳大のレネゲイド結晶。
GM:(キラリ──と反射した表面に、これまでのヒビキくんの想い出が映し出されたりする演出)
霧氷院真澄:「私は関心があるわよ……大いに」
霧氷院ヒビキ:「フン……貴様の態度はまあ──良いだろう。勝者が敗者をどう扱おうが」
霧氷院ヒビキ:「だが、俺としては大いに用がある。貴様の持つそれに……」
???:「ふうん、なるほどね……」指先で結晶を弄りながら──
???:「ああ、うん。忘れているのだし、そちらとは初めてなのだから、もう一度名乗った方がいいのかな?」
霧氷院ヒビキ:「いかに俺にとって価値があるのか、片鱗程度は理解しつつある」
霧氷院ヒビキ:「戦場で語るというのなら、それでもいい」スゥ、とギアを構える。「だがせっかくだ、聞こう」
霧氷院真澄:「聞かせてもらいたいものね……!」
陀天門リリス:「ハザードナイツ四天王の一人。“堕ちた天使”(フォーリン・アンゲルス)、陀天門リリスだよ」
GM:反対の手で長い髪を弄りながら、楽しそうに応じる。
霧氷院ヒビキ:「──霧氷院ヒビキだ」
霧氷院真澄:ではこの瞬間ロイスをとります
霧氷院真澄:この……泥棒猫! “堕ちた天使”(フォーリン・アンゲルス)、陀天門リリス 期待/殺意◯
霧氷院ヒビキ:短く名乗る。今の自分は、それ以上の何かではない。
霧氷院真澄:「──霧氷院真澄よ。覚悟なさい泥棒猫。ヒビキを弄んだ罪、ここで清算なさいな」
霧氷院ヒビキ:「ハザードナイツ四天王。また俺の道を塞ぐというのなら──」
GM:態度こそ大人びていますが、歳の頃は真澄さんより下ですね。
陀天門リリス:「弄んだはひどいなぁ。誤解を生んでしまうよ」
霧氷院ヒビキ:「何度でも叩き潰すまで」
霧氷院真澄:「ヒビキとなにもないの!? 信じられない! 信じない!」
陀天門リリス:「それに道を塞ぐつもりはないよ。ボクの研究は、君たちギアストライダーあってのもだからね」
GM:うんうん、と頷く陀天門リリス。
霧氷院真澄:「深夜にヒビキを連れ出して二人きりになっておいて……なおのこと許せないわ!」
霧氷院ヒビキ:貴様は何なんだ…という目を真澄さんに向ける。
霧氷院真澄:「大丈夫よヒビキ、この女に分からせてあげるわ」
陀天門リリス:「うん、ボクはどちらかと言うと研究肌でね。ギアストライドにおいて、『心』がどのような効果を発揮しているのか、調べているんだよ」
陀天門リリス:「高じて、ハザードナイツにスカウトされてね。どうやらレネゲイドウイルスにも、そうした要素があるらしいから」
霧氷院真澄:「人の心の──貴方の持つ可能性の──煌めきを!」
陀天門リリス:「うん、いいことを言うねぇ」<人の心
GM:と、そこで言葉を区切り──
GM:陀天門リリスの背後に巨大なホログラフィックスクリーンが展開されます。
陀天門リリス:「ボクもあなたと同じで、ヒビキくんの『心』にとても関心があってね」
霧氷院真澄:「フンッ、多少は分かっているようね……」
陀天門リリス:「とりわけ関心をいだいたのが、キミの記憶さ。霧氷院ヒビキくん」
霧氷院ヒビキ:(こいつらの会話は成立しているのか……?)
GM:スクリーンにこれまでのあなたの戦い(1話からのもの)が、次々と映し出されます。
GM:ライバルとのギアバトル──
GM:敗北からの再起──
GM:仲間と呼べる存在との交流──
GM:あなたが得たはずの、あなたが失ったものが、次々と──
GM:そして再び、ヒビキくんに目を向けて。
陀天門リリス:「キミはすでに完全なギアドライバーだった」
陀天門リリス:「にも関わらず、キミは彼らと出会い、交流を深めることで、『完全』を超えたギアストライダーへと進化した」
霧氷院真澄:(今の映像、総集編一話分くらい有った気がするわ)
霧氷院ヒビキ:「──天才たるこの俺に関心を向けるのはごく自然な成り行きだ、とは思ったが」
霧氷院真澄:(私が仕込んだ闇霧氷院にルーツを持つ勝利への執念は既にヒビキを完成させていた……分かってるじゃないこの女)
霧氷院真澄:(趣味が合うわ……嫌いじゃないわ)
霧氷院ヒビキ:「それ以上の理由があったとはな。『完全』を超えたとは──大層な題目を」
陀天門リリス:「キミの自己評価は違うのかな?」
霧氷院真澄:この……泥棒猫! “堕ちた天使”(フォーリン・アンゲルス)、陀天門リリス 期待◯/殺意 期待を表面に変更します
霧氷院ヒビキ:こいつ……!
霧氷院ヒビキ:「フン……さてな。それを思い出すためにも」
霧氷院ヒビキ:「陀天門リリス。貴様が勝利の対価に『それ』を得たように」
霧氷院真澄:「まずはぶっ飛ばしてから、よね?」
陀天門リリス:「うん、そうだね」
霧氷院ヒビキ:頷く。
陀天門リリス:「ボクはね、そうなるに至った理由を知りたかったんだよ、だから──」
陀天門リリス:そして再び、開けすぎな胸元に結晶体を収めます。
陀天門リリス:「──研究するために、これを譲り渡してもらったと言う訳さ。そうした便利なモノが、この街には溢れているみたいだからね」
霧氷院真澄:「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
GM:恐らくは、なんらかのレネゲイドアイテムかと思われます。
霧氷院ヒビキ:「うわっ!」
霧氷院真澄:「ヒビキの目にどくよ!!!!!!!!!!!!! 露出はお控えなすって!!!!!!!!」
陀天門リリス:「?」
霧氷院ヒビキ:「何だ貴様……さっきから横で面白い顔をしたり、茶々を入れたり」
霧氷院真澄:「ヒビキ!!!!!! この女とこれ以上言葉を交わすのは危険よ……!」
霧氷院真澄:「とにかくその危険そうなアイテムが何なのかは知らないけど!」
霧氷院ヒビキ:「フン……いつまでも無駄口を聞いている理由がないというのは同意するところだ」
霧氷院真澄:「舐めた奴は地の果てまで追って潰す!」
陀天門リリス:「うん、そうだね。どうやらおとなしくは帰ってくれないようだし──」
陀天門リリス:「ギアストライドのことは、ストライドバトルで決着をつけるのが道理だろうね」
GM:そして陀天門リリスの合図と同時に、床面が割れ巨大なバトルフィールドがせり上がってきます。
霧氷院真澄:「ではレフェリーは私が務めましょう」
陀天門リリス:「それに──記憶を失ったはずのキミが、再びこうしてバトルをしていることにも、少し関心があるしね」
霧氷院真澄:(まあレフェリー面して嵌めるつもりなんだけどね)
霧氷院ヒビキ:揺れる室内。迷いなくスタンドポジションへの階段を上る。ギアを掴んだ右腕を前に突き出すように。構える。
GM:そしてバトルフィールドを挟む形でヒビキくんと対峙して、陀天門リリスが妖艶に微笑みました。
霧氷院真澄:「ご両人、用意は?」
GM:その手にするは、シンプルなフォルムのボディに、禍々しい黒革を巻きつけたギアストライド。
陀天門リリス:「この“ナイトメア・ボンデージ”で、またお相手をさせてもらうよ」
霧氷院真澄:(いやらしい女……だけどこういう露骨なお色気枠も必要……)
霧氷院ヒビキ:「さて──俺がこのギアの名を真に思い出すには、暫しの時が必要だろう」
霧氷院真澄:(悪いけど、ライバルポジとしては死んでもらうわ……陀天門リリス!)
霧氷院ヒビキ:「ゆくぞ。ダイアモンドヴァジュラ──スタンダードバトル、ギアセット」
陀天門リリス:「ナイトメア・ボンデージ。イレギュラーバトル・ギアセット」
霧氷院真澄:「ノーオプションフリーエントリー!」
霧氷院真澄:「チャージは三回までとします!」
霧氷院真澄:「3!」
霧氷院ヒビキ:「2!」
陀天門リリス:「1」
陀天門リリス:「ストライド・イン!」
霧氷院ヒビキ:「ストライド・イン!」
霧氷院真澄:「ストライド・イン!」
GM:
GM:では衝動判定を。目標は9!
霧氷院ヒビキ:(冷気を纏い射出されるダイアモンドヴァジュラのカット)
霧氷院ヒビキ:(一瞬スローになってフロントウェポンとホイールの回転の様子がよく分かるやつ)
霧氷院ヒビキ:1dx+1>=9
DoubleCross : (1R10+1[10]>=9) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル
GM:(ふわりと──バトルフィールドに重さを感じさせない着地をするナイトメア・ボンデージのカット)
霧氷院真澄:1dx+5>=9
DoubleCross : (1R10+5[10]>=9) → 7[7]+5 → 12 → 成功
GM:ここで、《ワンナイトフィーバー》効果により
霧氷院真澄:ヒビキ君が……暴走を……!
GM:上昇侵蝕率を2d10ではなく、100まで上昇させることも可能です。
霧氷院ヒビキ:暴走はしています ワンナイトフィーバー適用!
霧氷院真澄:では100まで行きましょう
GM:なおこの効果は、拒否も可能です。適応時には、バックトラック前に侵蝕率を50%下げられます。
GM:では戦闘配置。
GM:PCは便宜上1エンゲージ。
GM:ナイトメア・ボンデージは、その先10mに位置しています。
GM:では戦闘ラウンドに移行しましょう!
GM:1ラウンド目
GM:セットアップ
霧氷院ヒビキ:なし
霧氷院真澄:なし!
GM:《アクセル/ミラーコート》行動値が+6 シーン間ドッジダイスが+3されます。
霧氷院ヒビキ:何ィ!?
霧氷院真澄:面白ぇ女だ
陀天門リリス:「さて、踊ろうか。ナイトメア・ボンデージ?」
GM:舞うような優美さで、バトルフィールド外周をナイトメア・ボンデージが疾走する!
GM:
霧氷院ヒビキ:(洗練されている、故に疾い──)
GM:イニシアチブ。ナイトメア・ボンデージの手番
GM:マイナーアクションで《主の恩恵》メジャーのダイス+4
GM:メジャー ≪コンセントレイト:ソラリス≫+≪エクスプロージョン≫+≪流血の胞子≫+≪幻惑の光≫
GM:判定は 11dx7 射程視界 範囲選択 命中すると邪毒4と放心をプレゼント。
GM:あ、ちがう。11+4で15ね
GM:15dx7 対象はダブル霧氷院!
DoubleCross : (15R10[7]) → 10[1,1,1,3,3,4,5,6,6,7,7,8,9,9,10]+10[3,5,6,8,9,10]+10[1,3,9]+4[4] → 34
霧氷院真澄:素手ガードしつつヒビキのカバーに入ります
GM:おのれ審判! 通しますw
GM:ではダメージ
霧氷院真澄:《砂の結界》 発動!
霧氷院ヒビキ:審判狙ってきたし……
霧氷院真澄:100→102
GM:4d10+8 装甲有効
DoubleCross : (4D10+8) → 20[6,7,6,1]+8 → 28
霧氷院真澄:まずはFHのロイスを切って立ち上がります
陀天門リリス:「──ファサネェイシャン・ミスト」
GM:ナイトメア・ボンデージから煌めく粒子が散布され、バトルフィールドを包み込みます。
GM:それは人のみならずギアストライドすら蠱惑する、陀天門リリスの生み出した新物質。
GM:粒子を受けた存在から気力体力動力を奪い取り、戦意を萎えさせる恐るべきギアストライド粒子です!
霧氷院真澄:「ウッ、ゴホッ! ゴホゴホッ!」
霧氷院真澄:「し、審判である私にまで攻撃を……!? ルール違反だわ!」
霧氷院ヒビキ:「くっ──やはり一筋縄ではいかんか──真澄?」
陀天門リリス:「うん、だからコンピューターによる自動審判をと考えていたのだけれどもね。勝手に審判台にあがったのはそちらだからなぁ……」
霧氷院真澄:(この瞬間を待っていたのよ!)
霧氷院真澄:「審判《ルーラー》の権限を以て──ペナルティを与えます!」
霧氷院真澄:突如せり上がるバトルフィールド!
霧氷院真澄:巨大な障壁がダイアモンドヴァジュラとヒビキを守ったのと同時に! 毒の煙を吸い込み始める!
霧氷院ヒビキ:「えぇ……」
霧氷院真澄:「ゴフッ……ウグ、フ、ホホ、オーッホッホッホ! 仕切り直しの上、試合続行とします!」自分は毒で勢いよく吐血!
陀天門リリス:「なるほど、ギアストライドバトル国際条約第七条の適応かな? 本当に審判資格を持っていたのだね」
霧氷院真澄:「当たり前よ! 自社の売れ筋製品ですもの!」
霧氷院ヒビキ:ガィン! ガィンガィンガィンガィン! 戸惑いながらもギアを外壁に激突させ、回転したヴァジュラが火花を散らす。
GM:では次のイニシアチブ。疑惑の審判真澄さんの手番です!
霧氷院真澄:ではマイナーでリリスさんのエンゲージへ移動
霧氷院真澄:メジャーでインスピレーション
霧氷院真澄:102→104
霧氷院真澄:GMに質問です
GM:はい、GM質問に応えます(ふわり
霧氷院真澄:陀天門リリスをメイド隊に雇用したいのですがどうにかなりますか(ふわり
霧氷院真澄:具体的にはヒビキ君の研究を近くでできるしFHよりもお金があり警察の心配もしなくて良いとささやきたいのですが
GM:もう1クールくらい後でハザードナイツが全滅してからじゃダメですか?w
霧氷院ヒビキ:従弟を験体に差し出すな
霧氷院真澄:なる程、では今回はフラグだけ立てます
霧氷院真澄:ハザードナイツが全滅した後なら……チラッチラッくらいのあれをあれしましょう
霧氷院真澄:では演出!
霧氷院真澄:「聞きなさい陀天門リリス」
霧氷院真澄:「今、あなたはFHで人の心を研究しているようだけど」
霧氷院真澄:「その研究の完成こそが貴方の命題よね?」
陀天門リリス:「うん、そうだね。無論経過も楽しもうとは考えているけれども──何が言いたいのかな?」
霧氷院ヒビキ:2人が話す間にも、リングでは淀みなく二つのギアがぶつかり合っている。
霧氷院ヒビキ:(否──遊ばれている。当然だ。フルパワーの俺を打倒した相手なのだから、この程度は児戯だろう)
霧氷院真澄:「それ、FHでやる必要ある?」
陀天門リリス:「………………」
霧氷院真澄:「例えばセルの崩壊、例えばUGNによって貴方個人が捕縛された場合、様々なリスクが人生にはあるわ」
霧氷院真澄:「それを解決できるものはなに?」
陀天門リリス:ぽんっと、無言で掌を拳で叩く。
霧氷院真澄:「そう、現金よ」
霧氷院ヒビキ:「真澄ァ!」
陀天門リリス:「なるほど、これは引き抜きと言うやつかな?」
霧氷院真澄:(記憶を取り戻しつつあるわねヒビキ……)
霧氷院ヒビキ:「──くっ」会話に気を取られた隙にギアが弾き飛ばされる。
霧氷院真澄:「今ならまだ被害は小規模、なおかつこの町のUGNは投降者に寛大よ」
陀天門リリス:真澄さんと会話しながらも、余裕を持ってギアストライドを操る。
霧氷院ヒビキ:(集中、集中しろ──)
陀天門リリス:「なるほど。確かに理論的には誤っていないね。だけれども──」
GM:誂うように、ダイヤモンドヴァジュラを翻弄するナイトメア・ボンデージ。
霧氷院真澄:「けど?」
陀天門リリス:「ならせめて、君たちに──今の彼にそれだけの力と魅力があるか、ボクに証明してくれるかな?」
霧氷院ヒビキ:「勝手な話を──この俺を差し置いて!」
霧氷院真澄:「ホーッホッホ! だ、そうよヒビキ! 見せて上げなさい!」」
霧氷院ヒビキ:幾度目かの交錯。ギアボックスが組み代わり、ヴァジュラが回転し始める。
霧氷院真澄:「貴方という命は輝いているのだから!」
霧氷院ヒビキ:(──思い、出しつつある)
陀天門リリス:「なら改めてキミの力と魅力を見せてもらおうか。霧氷院ヒビキくん?」
GM:イニシアチブ、ヒビキくんの手番!
霧氷院ヒビキ:やったらぁ!
霧氷院ヒビキ:マイナー《ヴィークルモーフィング》《氷の回廊》 搭乗して接敵
霧氷院ヒビキ:メジャー《コンセントレイト》《巨匠の記憶》《クリスタライズ》
霧氷院ヒビキ:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,4,6,7,8,8,9,9,10]+10[2,2,3,4,5,9]+5[5]+4 → 29
霧氷院真澄:待った!
霧氷院ヒビキ:アッ失礼 支援見る前に振っちゃた
霧氷院真澄:判定に対してタイタス昇華謎の襲撃者を昇華してC-1します
霧氷院真澄:特権階級パワー!
GM:≪神の眼≫+≪御使いの声≫
GM:10dx ドッジ!
DoubleCross : (10R10[10]) → 10[1,1,2,2,3,5,6,7,9,10]+7[7] → 17
GM:おしい、12足りない!
霧氷院ヒビキ:えーと、6出てるのが最初の1回か
霧氷院ヒビキ:1dx6
DoubleCross : (1R10[6]) → 2[2] → 2
霧氷院真澄:ダメか~~~~~!
霧氷院ヒビキ:じゃあこっちの出目は変わらず29で!
霧氷院真澄:まあそんな時もある
GM:ではダメージをどうぞ!
霧氷院ヒビキ:3d10+24+1d10
DoubleCross : (3D10+24+1D10) → 17[3,9,5]+24+5[5] → 46
霧氷院ヒビキ:装甲無視
GM:ではダメージを食らった瞬間──《鏡の盾》 40点のダメージをヒビキくんに反射!
霧氷院ヒビキ:やりおるわ
霧氷院真澄:ヒビキィ!
霧氷院ヒビキ:死! ギアストライドをタイタス昇華して立ち上がる!
霧氷院ヒビキ:(そうだ、思い出しつつある)
霧氷院ヒビキ:(審判を抱き込んだ汚い妨害、試合中に敵の戦意を削ごうとする、その意地汚い性根!)
霧氷院ヒビキ:(俺は──そうだ。傍流たる影の霧氷院との戦いで、確かにそれを見た)
霧氷院ヒビキ:「というか俺がやられたやつじゃないか!!!!!」
霧氷院真澄:ペコちゃんみたいなテヘペロ顔である。
霧氷院ヒビキ:ギィィイイイイイイイイン! 火花を上げながら両者のギアが激突を繰り返す。否、弱まっていく。一方の火花が。
霧氷院ヒビキ:「だが、お陰で──」
霧氷院ヒビキ:冷気の支配が、僅かに広がりつつある。
霧氷院ヒビキ:氷面を利用した、加速────
霧氷院真澄:(そうよ、ヒビキ……善も、悪も、貴方はすべてを取り戻す……)
霧氷院真澄:「ヒビキ、貴方に……力を……!」
霧氷院ヒビキ:「……まずは正しく──取り戻したぞ。ヴァジュラインパクト!」
霧氷院ヒビキ:突撃する。リングを一周ぶんの加速を乗せて、『ナイトメア・ボンテージ』へと。
陀天門リリス:「くっ!」
GM:直撃を喰らい、激しく吹き飛ばされるナイトメア・ボンデージ。しかし──
陀天門リリス:「乱暴な殿方だね。でもそれはそれで嫌いではないよ?」
GM:──回転することで衝撃を逃し、ふわりとフィールドに着地する。そして──
陀天門リリス:「さて──それじゃあ真の姿でお相手をさせてもらおうかな?」
GM:──ナイトメア・ボンデージに巻き付いた黒革が弾け飛び、フィールドがその衝撃波に覆われます!
GM:<鏡の盾のダメージ演出
霧氷院ヒビキ:「ぐぅ……ハ、思っていないとも。この程度で沈むなどとは!」
霧氷院真澄:「ヒビキッ!」(私にもあれくらい乱暴にぶつかってきなさいよ!)
霧氷院ヒビキ:衝撃を前に踏みとどまりながら、薄く笑う。
GM:そしてその中から現れたのは、艶めかしいボディにミーラーコーティングを施された、美しいギアストライド!
GM:そして──
GM:ばさぁっ!
陀天門リリス:「さて、本番といこうか、ヒビキくん?」
GM:陀天門リリスもその白衣をはだけ、表面積の少ない黒革でぎりぎりなコスチュームにお色直しして微笑みます。
霧氷院ヒビキ:「んな!?」
霧氷院真澄:(……合格ね)
GM:ではクリンナップ! 邪毒放心の処理などを!
霧氷院真澄:蛇毒死!
霧氷院ヒビキ:「いや──聞いてない……」
霧氷院真澄:すまない影山くん!
霧氷院真澄:復活!
霧氷院ヒビキ:(これのせいで負けたとかではないよな? 答えてくれ、俺の記憶──)
霧氷院真澄:きっとこの女は弟の友達の事を忘れている!
霧氷院真澄:「ヒビキ! 女体に怯えてるんじゃないわよ! 何回お姉ちゃんの見てるの!」
霧氷院ヒビキ:「貴様ァ!」
GM:そしてその豊満なあれの間には当然のように結晶体が収まっております。
霧氷院真澄:「ホーッホッホ!」
霧氷院ヒビキ:従姉の体にドキドキするのは変態だろうが!
GM:さて、2ラウンド目といきましょうw
GM:セットアップ
GM:こちらは再びアクセルで行動値を底上げ。
霧氷院ヒビキ:なし
霧氷院真澄:なし!
GM:ではこちらの手番。マイナーで主の恩恵、メジャーは先と同じコンボ。対象はヒビキくんのエンゲージ!
霧氷院真澄:まるで真澄ちゃんが変態みたいな……
GM:15dx7 命中時邪毒4&放心を付与
DoubleCross : (15R10[7]) → 10[3,3,3,4,4,4,5,7,7,7,7,9,9,9,10]+10[3,4,4,6,6,8,8,10]+6[3,6,6] → 26
霧氷院ヒビキ:破壊者でドッジは無! ガードします
霧氷院真澄:ヒビキくん多分同じエンゲージに!
GM:あ、しまった。
GM:そうか移動してましたね。失礼しました(汗)
GM:んじゃ真澄さんも狙おう。範囲選択だから自分は大丈夫。
霧氷院真澄:は、範囲攻撃だ~!?
霧氷院真澄:では砂の結界を宣言したいのですが~
霧氷院真澄:チラッチラッ
霧氷院ヒビキ:「余計なことはするな!」
霧氷院ヒビキ:真澄さんに一喝しちゃう!
霧氷院真澄:「貴方の命は余計なんかじゃない! 余すところ無く私を使いなさいよ!」
霧氷院真澄:痴話喧嘩を始めちゃう
霧氷院ヒビキ:「煩い。これは俺の戦いだ。そんなものがなくても──」
霧氷院ヒビキ:「この俺が勝つ」
霧氷院真澄:「ヒビキ──」
霧氷院真澄:(大きくなったのね)
霧氷院真澄:カバー撤回!
GM:了解。リアクションはどうされますか?
霧氷院真澄:素手ガードしてふっとばされます復活無し!
GM:了解。ではここにフェイタルヒットを重ねます。
霧氷院ヒビキ:ギョエーッ!
GM:3d10+3d10+8 あらよっと
DoubleCross : (3D10+3D10+8) → 13[5,4,4]+13[4,3,6]+8 → 34
霧氷院真澄:死!
霧氷院ヒビキ:装甲で20点軽減して生存
霧氷院真澄:特にロイスを切らず戦闘不能になります!
霧氷院ヒビキ:放心邪毒を受けます
GM:命中時は放心邪毒4を付与!
霧氷院ヒビキ:さっき侵蝕上げ忘れた
陀天門リリス:「おやすみ、ヒビキくん──」
霧氷院ヒビキ:霧氷院ヒビキの侵蝕率を+12した(侵蝕率:100->112)
GM:ギアストライド粒子の煌きが、ミラーコーティングによって増幅され、あなたたち二人を襲う。しかし──
霧氷院ヒビキ:そこへ、天空から風が吹き込んだ。
霧氷院ヒビキ:リングの上にあってギアが上げる火花は、既に沈黙している。ギアの回転が生み出す下降気流。
霧氷院ヒビキ:「──さて、また一つ。取り戻した」
霧氷院ヒビキ:その切っ掛けは、眼前に曝け出された肢体を目にして過去のなんかを思い出したりだったりするのだが。
霧氷院ヒビキ:「そんなことはどうでもいい!」陀天門リリスからすれば完全に意味不明なシャウトとともに。ギアの回転を加速させる!
陀天門リリス:「! そんな、ボクのファサネェイシャン・ミストが──」
GM:下降気流が粒子を吹き散らし、雲散霧消する!
霧氷院真澄:一方で
霧氷院真澄:《探知する光》《ドクター・ドリトル》《壁抜け》
霧氷院真澄:一般的に存在するこれらのエフェクトは、理論上光量子を通じた完璧なコミュニケーションを可能にする。
霧氷院真澄:霧氷院真澄が愛する従弟であるヒビキの盾とならなかったのはとても単純な理由だった。
霧氷院真澄:本らの彼女ならば徹底的に戦闘には水を差す。戦いは商機、戦力とは商品。戦士のプライドなど意に介さぬ女だ。
霧氷院真澄:それでも──それでも、彼女には推測できた。霧氷院ヒビキが本気で己を心配してくれたことが。それ故に、霧氷院真澄は起き上がらない。薄く微笑んで、そのまま地に伏せる。
霧氷院真澄:「勝ちなさい、ヒビキ」
霧氷院ヒビキ:「フン」
霧氷院ヒビキ:毅然と、視線は前を向いたまま。その先の勝利へと。
GM:イニシアチブ。真澄さんは戦闘不能。よってヒビキくんの手番です!
霧氷院ヒビキ:マイナーなし
霧氷院ヒビキ:メジャー《コンセントレイト》《巨匠の記憶》《クリスタライズ》でナイトメアボンテージを攻撃!
GM:タイタス昇華などは使われますか?
GM:<現時点で放心により判定ダイス-2
霧氷院ヒビキ:さらにロイス変更 謎の敵を陀天門リリス 闘争心/敵愾心〇に変更してタイタス昇華 C値-1
霧氷院ヒビキ:10dx6+4
DoubleCross : (10R10+4[6]) → 10[4,6,6,7,8,8,8,9,9,10]+10[1,1,2,2,3,5,7,9,9]+10[7,8,9]+10[4,6,10]+10[8,9]+10[10,10]+4[3,4]+4 → 68
霧氷院ヒビキ:すごい跳ねた
GM:おお、回った!
霧氷院真澄:やっぱ悪霊が消えたから……
GM:10dx ドッジー
DoubleCross : (10R10[10]) → 10[1,1,3,4,5,6,7,9,10,10]+10[6,10]+10[10]+5[5] → 35
GM:うお、がんばった。けどダメ
霧氷院ヒビキ:こっちもめちゃめちゃ怖い出目出して来るな……
霧氷院真澄:ドッジも随分回ったね……!?
霧氷院ヒビキ:だがダメージ!
霧氷院ヒビキ:7d10+1d10+24
DoubleCross : (7D10+1D10+24) → 40[5,8,2,9,6,4,6]+9[9]+24 → 73
霧氷院ヒビキ:ダークアースゲイナーのクライマックスを思い出す出目 装甲無視です
GM:そのダメージは──落ちます。戦闘不能!
GM:演出どうぞっ!
霧氷院ヒビキ:突撃のヴァジュラインパクト。スピンによる冷気の領域。
霧氷院ヒビキ:(あと少しだ──あと少しで)
霧氷院ヒビキ:凍結したフィールドでホイールが空転し、ヴァジュラが弾かれる。
霧氷院ヒビキ:(何か──何かが足りない。あと一つ、何かが──────)
霧氷院ヒビキ:敵の操るギア『ナイトメアボンテージ』を見る。フィールドの氷をものともせず、確かに地を捉えている──
霧氷院ヒビキ:「摩擦熱か!」
霧氷院ヒビキ:その声を発した瞬間。
陀天門リリス:「──────」その慧眼に、息を呑む。<摩擦熱か!
???:──『フル、パワー……』
霧氷院ヒビキ:思い出す。
???:──『フレイム・テンペスト!!!』
霧氷院ヒビキ:はじめに、自分を変えた男の名を。
霧氷院ヒビキ:ホイールの擦過熱を増幅強化し炎を纏う、赤いギアのことを。
霧氷院ヒビキ:俺達のチーム────『チドリ』のことを。
炎牙タケル:『やーっと、戻ってきたな。ヒビキ!』
霧氷院ヒビキ:脳内で、奴が笑うのに合わせ、こちらも笑う。
霧氷院ヒビキ:「──まだ、足りないものは多い。」
霧氷院ヒビキ:「だが今必要なものは、全て手に入れた」
霧氷院ヒビキ:どこまでも澄んだ瞳が、陀天門リリスを射貫いた。
陀天門リリス:「大した情報分析能力だね。でも今のキミに、それを使いこなせるのかい?」揶揄するように、微笑む。
霧氷院ヒビキ:リリスのギアが加速する。これまでと同じように、
霧氷院ヒビキ:激突。
霧氷院ヒビキ: ィィ────
霧氷院ヒビキ:バキン!
霧氷院ヒビキ:その瞬間。世界が凍った。
霧氷院ヒビキ:「過冷却だ」
陀天門リリス:「なっ──!?」初めて見せる、驚愕の表情。
霧氷院ヒビキ:気づけばナイトメア・ボンテージの機体は、気流によって僅かに浮き上がっている。
陀天門リリス:「まさか──『すべて計算の上であの動き』を!?」
霧氷院ヒビキ:対照的に──
陀天門リリス:ふわりと浮かび上がるナイトメア・ボンデージを、信じられないといった表情で見やる。
霧氷院ヒビキ:死神のごとくリングに這い上がる氷霜が、ただ一点を避けるように
霧氷院ヒビキ:冷気の中心に居るその機体だけが、強烈な下降気流──ダウンバーストによって地へ押さえつけられ。
霧氷院ヒビキ:その摩擦で以て、確かに地面を捉えていた。
GM:ナイトメア・ボンデージの華麗な動きは、その四輪のグリップあってのことだ──
GM:宙に浮かんだ状態では──翅をもがれた蝶に等しい!
霧氷院ヒビキ:「待たせたな。これが──"ダイアモンド"の領域」
霧氷院ヒビキ:「俺こそが霧氷院の御曹司、最強のストライダー……"ダイアモンド"。霧氷院ヒビキだ!」
霧氷院ヒビキ:円を描くような軌道で、敵のギアを四方八方から跳ね上げる。
霧氷院ヒビキ:「ゆけ! ダイアモンドヴァジュラ"R"!」
霧氷院ヒビキ:相棒の、真の名を呼んだ。
霧氷院ヒビキ:「クリスタルダストォ・パニッシャー!」
霧氷院ヒビキ:自らの作り出した嵐に乗り上げ、きりもみ回転するように加速。
霧氷院ヒビキ:輝くギアと交錯し────場外へと弾き飛ばした。
GM:フィールドから弾け飛ばされるナイトメア・ボンデージ!
GM:そしてその衝撃波は、フロア中に吹き荒れ頑丈な高層階の窓ガラスをも内側から砕き──
陀天門リリス:「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
GM:陀天門リリスの身体が、窓の外へと投げ出され──
霧氷院真澄:「これが私の、本日最後……!」
霧氷院真澄:もはやエフェクトの行使とさえ言えない。
霧氷院真澄:モルフェウスの砂とエンジェルハイロウの光で作られた空中にかかる橋。
霧氷院真澄:それは単体では道としてすら機能しないはずだが──
霧氷院真澄:「行きなさいヒビキ!」
霧氷院ヒビキ:砂の粒子を核として、氷の道が生まれる。
霧氷院ヒビキ:「よく……やった!」
霧氷院ヒビキ:がしり、陀天門さんの腕をすんでの所で掴む。
霧氷院真澄:その光景を見届けて、今度こそ力尽きる。
GM:がしり。繋がれた手が、堕ちていこうとしてた少女をとどめます。
霧氷院ヒビキ:「っ……はぁ! この、感謝……しろ! 俺が過去の俺だったら、真澄が過去のあいつだったなら──」
霧氷院ヒビキ:「絶対に起きなかった事だ。貴様が奪ってもいいと思ったものが、貴様の命を繋ぎ止めた事にな」
陀天門リリス:「──────」そして少年の表情を見て──
陀天門リリス:悟る。ああ、自分が知りたかったものの根幹は、こんなところにあったのだ。と。そして──
霧氷院ヒビキ:えっちらおっちらと、その体を引き上げる。
陀天門リリス:「──参ったよ、ヒビキくん。二重の意味でね」
陀天門リリス:そしてそれまでとは少し違った風に見える微笑みを浮かべて──
陀天門リリス:引っ張り上げられた瞬間。体勢が崩れて少年の方へと倒れ込む。
霧氷院ヒビキ:「う、わっ……」
陀天門リリス:その身体に、覆いかぶさるようにして。
陀天門リリス:息が触れ合うような距離まで、微笑みながらその顔を近づけて──
霧氷院ヒビキ:急な事で思考がついていかない。
陀天門リリス:「バトルにも──キミの魅力にもね」慈しむように少年の頬に自らの両手を添え──
陀天門リリス:ぽろり──とその胸元から落ちたレネゲイド結晶が。あなたの身体の上で静かに砕け散ります。
霧氷院ヒビキ:「くっ……待て…………!?」
霧氷院ヒビキ:遅れて、濁流のごとく記憶が戻ってくる。チームチドリ、関東大会。全日本スペリオルカップ。アジアチャンピオンシップ。世界大会、UGNとの邂逅──
霧氷院ヒビキ:「がっ……あっ」
霧氷院ヒビキ:そのままばったりと、気を失う。
GM:堕ちていたはずの少女が、堕とさず救い上げた少年を見つめて──
GM:
GM:バック! トラック!
霧氷院真澄:これ104なので
GM:まずワンナイトフィーバーの効果を適応。侵蝕率を-50してください。
霧氷院真澄:50減らした後に下手に振るより2倍振りで3固定するのが早いんですよね
霧氷院ヒビキ:62 倍振りしよ
霧氷院真澄:104→54
霧氷院真澄:倍振りパワー!
霧氷院ヒビキ:62-8d10
DoubleCross : (62-8D10) → 62-38[4,3,8,4,1,5,6,7] → 24
霧氷院真澄:54-8d10
DoubleCross : (54-8D10) → 54-52[6,2,10,5,6,10,10,3] → 2
霧氷院ヒビキ:3点帰還
霧氷院真澄:3点~
GM:無事戻ってきましたね。では基本の5点にそちらを加算したものをお収めください。<経験点
霧氷院真澄:8点ゲット~
霧氷院ヒビキ:8点! ありがたく
GM:シーンPC:霧氷院ヒビキ&霧氷院真澄
GM:
GM:ごごごごごごごごごご──
GM:栄枯盛衰──
GM:ギアストライドにより栄華を極めたハザードビルが
GM:今まさに、崩れ落ちていきます。
GM:
GM:そして少し離れたビルのヘリポートに。
GM:少年と少女が、眠るようにして倒れていました。
霧氷院真澄:「ん……ここは」
霧氷院ヒビキ:「んーむむ……これは一体全体どういうことだ……?」頭を押さえて起き上がる。
霧氷院真澄:「何故私達はここに……? まさかヒビキ……崩れ落ちるビルから私を抱きかかえて自力で脱出したのね!?」
霧氷院真澄:「ヒビキ~~~~~~~~!」
霧氷院ヒビキ:「分からん……いろいろ曖昧で──おい!」
霧氷院真澄:勢いよく飛びつき、服の下に隠された豊満を押し付ける!
霧氷院ヒビキ:「こら! しがみつくんじゃない! 大体いつも貴様はそうやって──」
霧氷院ヒビキ:その語調から、真澄さんはヒビキの記憶が戻った事を察するかもしれない
霧氷院真澄:「あの女よりもお姉ちゃんの方がスタイル良いでしょ~? ねえ~?????」
霧氷院真澄:「……ん?」
霧氷院真澄:「今、いつもって言った?」
霧氷院真澄:「やっぱりあの女をぶっ飛ばしたら記憶が戻るのは正解だったのね!」
霧氷院真澄:(……あれ、でも、あの子何処行ったのかしら)
霧氷院ヒビキ:「ウワッ ウワァ──っやめ……」手が止まった事に気付き、すかさず突き放す。
霧氷院真澄:「ぐえーっ!」
霧氷院ヒビキ:「……世話になったな」
霧氷院真澄:「何言ってるのよ、今更よ」
霧氷院真澄:「今後も、一生、末永く、徹底的にお世話するから」
霧氷院真澄:「嫌なことは嫌って言ってくれればそれでいいわ」
霧氷院ヒビキ:「お世話どうこうはともかく──末永くは、本当に」
霧氷院ヒビキ:「約束しろよ、真澄。本当に……それと」
霧氷院真澄:満足そうに腕を組み、普段は服の下に隠しているものの実は自慢の胸部を強調する。
霧氷院真澄:「それと?」
霧氷院ヒビキ:微妙に視線を外しながら
霧氷院ヒビキ:「感謝はしているが、記憶の無い俺に都合のいいことを吹き込もうとしたのは別だ」
霧氷院真澄:「……あっやば」
霧氷院真澄:(忘れてた……覚悟しているとか言ってたけど忘れてた)
霧氷院ヒビキ:「というか、第四支部の一件でも正規エージェントの自我を妙な方法で揺さぶったと聞くし」
霧氷院ヒビキ:「貴様、まだファルスハーツ時代の倫理観のままでいるのか?」
霧氷院真澄:「あれはエフェクト使ってないもん! 人間の会話の範疇だもん!」
霧氷院ヒビキ:割とガチ目に怒っている。
霧氷院真澄:「ノー! ノーFHよ!」
霧氷院ヒビキ:「審判なのにひいきするし……」
霧氷院真澄:「ぐすん……」
霧氷院真澄:「ごめんなさぁい……ぐすっ」
霧氷院ヒビキ:「泣く真似をしても許さん」くずおれた真澄さんの額を人差し指で突きながら
霧氷院真澄:(流石に付き合いが長いとバレるわね)
霧氷院ヒビキ:「今度という今度は徹底的にだな──」
霧氷院ヒビキ:鼻先が触れ合うようなくらいの距離で真澄さんを睨みつけながら
霧氷院真澄:(か、顔が近いわ……)
GM:そんないとこ同士の仲睦まじい(?)交流を
陀天門リリス:「………………」
GM:とヘリの方から見守る少女が一人。
霧氷院真澄:「──ッ!」
霧氷院真澄:そちらの方を振り返る。
陀天門リリス:「ああ、いや。続けてくれて構わないよ、ボクの方は」
霧氷院ヒビキ:「!」
GM:再び白衣を纏った、陀天門リリスです。
霧氷院ヒビキ:そうだ、ここまで2人を運んだ者がいる以上は──
霧氷院真澄:「……ようこそ霧氷院メイド隊へ」スマイル!
霧氷院ヒビキ:「身内の恥を見られたな──」ふいと明後日の方向を向く。
霧氷院ヒビキ:「まあ、これからいくらでも見ることになる。俺が気にすることでもない……のか?」
陀天門リリス:「いやいや、それもまたキミの『心』の強さの秘密かもしれないからね」
霧氷院真澄:「そう、心よ、絆よ」
陀天門リリス:「身体の方は大丈夫かな? ヒビキくんはボクが運ばせてもらったけど、真澄さんの方はナイトメア・ボンデージのウインチで無理やり運び込んだからね」
霧氷院ヒビキ:ばっ、と真澄さんの方を向く。
霧氷院真澄:「分かってるじゃない。最優先はヒビキよ、まあ生意気で気に食わない気がするけど雇用主としては80点くらいを……なによ」
霧氷院ヒビキ:「おい! 大丈夫か! 普通に関節は動くか!?」
霧氷院真澄:「あっ」
霧氷院真澄:「私の服の下に隠れた肢体を想像したわねヒビキ!!!!!!!」
霧氷院真澄:「違う? そう……関節は普通に動くわ」
霧氷院ヒビキ:真澄さんの手やら肩やらを掴んでぶらぶらさせながら。
霧氷院ヒビキ:「こいつは見た目よりも体が脆いからそういう──そういうのは無しだ! クソッ俺が意識を保っていれば」
霧氷院真澄:「もう、バカねえ心配しすぎよ……うふふ」
霧氷院真澄:(見せつけすぎじゃない……ヒビキのバカ……ふふ)
霧氷院ヒビキ:「いや──礼は言おう。あのままビルに放置されていたら」
霧氷院ヒビキ:頬を冷や汗が伝う。
陀天門リリス:「すまなかったね。半分は意趣返しの冗談でもあったのだけど、なにせボクの細腕で二人を運ぶことはできなくてね」
霧氷院真澄:「ほら、私のことよりも、三人で手近な支部に向かうわよ。事態の経緯を説明してリリスちゃんの処遇に関してあれそれしないと」
GM:実際、配慮はされていたようで、身体に痛みなどはありません。
霧氷院真澄:「あ~~~~~~~~~~」
陀天門リリス:「うん、それなのだけれどもね──」<支部
霧氷院真澄:「でもな~~~~~~~ちょっと疲れちゃったからヒビキにおんぶしながら支部に向かいたいなあ~~~~~~」
霧氷院真澄:「?」スンッと真面目な表情に戻る
霧氷院ヒビキ:「調子に乗るなこの……何だ」
陀天門リリス:「うん、調子に乗るのかも知れないけれども。ボクとしては『UGN』に下ったのではなく、あくまでも『霧氷院ヒビキ』に下ったのだから──」
陀天門リリス:「できれば支部送りは避けてもらえると、ね。うん」
陀天門リリス:ちらっと、ヒビキくんの方に目を向けます。
霧氷院真澄:「はぁ??????」
霧氷院真澄:「ヒビキに迷惑かけるつもり??????」
霧氷院真澄:「あなた、ヒビキの女の自覚は有るの?????????」
霧氷院ヒビキ:「ややこしくなるから黙っててくれないか?」
霧氷院ヒビキ:頭を押さえながら
霧氷院真澄:不思議そうに首を傾げる。
霧氷院ヒビキ:「負けた以上、その程度のことには従ってもらうぞ」
霧氷院ヒビキ:「記憶を抜かれるよりはマシだろう。黙ってついて来い」
陀天門リリス:「──なるほど、うん。2つの意味で道理だね」
霧氷院真澄:「特権階級たるこの私が約束してあげるわ。悪いようにはしないわよ。ねえヒナクちゃん?」影に向かって声をかける。
陀天門リリス:なにやら自分で納得したように頷いて──
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:ずぶり、と顔を出す。
陀天門リリス:「敗者が勝者に従うのも、キミのオンナがキミの言うことに従うのも、ね」
"グラフィアカーネ"鍵岬ヒナク:「妙な動きをする気はないようだな」パンパン、とメイド服の裾を払いながら
陀天門リリス:「了解したよ、霧氷院ヒビキ。身も心も、キミに従おう」
陀天門リリス:ふふふ──と再び蠱惑的な微笑みを浮かべる。
霧氷院ヒビキ:「ぐ、そういう献身を求めたつもりは──というか」
霧氷院真澄:「フンッ、いくら偉そうにしても、私に借り一つよ。覚えておきなさい……!」
霧氷院ヒビキ:「ひょいひょいとまだ増やし足りないのか! 女!」
霧氷院ヒビキ:「今の今で十分だろうが!」
陀天門リリス:「うん、『おねえさん』にも、それなりの敬意を払わせてもらうよ」
陀天門リリス:<好きな漢字を入れよう 例:お従姉さん お義姉さん
霧氷院真澄:(私が何をしようとヒビキの周りに女の子が増えてるのはヒビキの魅力によるものだと思うんだけど……)
霧氷院ヒビキ:「俺からも言っておく!」
霧氷院真澄:「ふんっ、まあ良いわ。それくらいでなくては務まらないもの」
霧氷院ヒビキ:「陀天門リリス。貴様が俺の味方になる分には構わんが」
霧氷院ヒビキ:「別に貴様は俺の女ではないし、」
霧氷院ヒビキ:「この──このアホ従姉もそういう采配の権限を与えられているわけでは全然ない!」
霧氷院ヒビキ:「全然ないからな!」
霧氷院ヒビキ:憤慨した様子で、ヘリポートを後にする。
霧氷院真澄:「ふふっ、行きましょうヒナクちゃん」
陀天門リリス:「うん、そうだね──」立ち去るその姿に、満足げな笑みを浮かべながら。
霧氷院真澄:三歩後ろをついていく
霧氷院真澄:(健闘を期待しているわよ、陀天門リリス……)
陀天門リリス:「これはボクの意志さ。惚れた弱みってやつだよ、うん」そっと呟いて、二人の後についていく。
霧氷院ヒビキ:(ハザードナイツ四天王。ジョーが戦った者と合わせれば、これで三人目──か)
霧氷院ヒビキ:順調に、構成員それ自体は明らかになりつつある。だが──未だ実体定かならざる"ハザードナイツ"の目的。
霧氷院ヒビキ:闇業コウヤによるEXレネゲイド機体のばら撒きは何を目的としていたのか、陀天門リリスの研究が果たして何に使われていたのか。
霧氷院ヒビキ:(こいつから、何か引き出せるだろうか)ちら、と陀天門さんを見て。
陀天門リリス:(視線に気づき、ウインク)
霧氷院ヒビキ:「フン……」
霧氷院ヒビキ:懸念は多い。ギアの可能性は無限で、レネゲイドも何でもありで。次に何が起きるかは予測不可能で。
霧氷院ヒビキ:(それでも、勝利するのは俺達だ)
霧氷院ヒビキ:ずっと、そうしてきた。
霧氷院ヒビキ:(そうだろう──真澄)
霧氷院ヒビキ:轟音の中、ひときわ大きな音が響く。ハザードナイツの居城、その一つが完全に崩壊した。
GM:(ビルの崩壊を背にする3人の止め絵に、鳴り始めたEDの曲が重なって──
GM:シーンエンド!
GM:
GM:一夜一昼二人転、これにて終了となります。おつかれさまでしたー!
霧氷院ヒビキ:お疲れさまでした!
霧氷院真澄:おつかれさまでした!!!!
どどんとふ:「霧氷院ヒビキ」がログアウトしました。