偽死蔵王往来ヲ闊歩ス:今スグフン縛レ(GM:ジェネ半)


PC1:“汽罐王(ロード・モーティブ)” ナターリヤ・ネプチャン(キャラシート)PL:karamiso
PC2:“金剛公(デューク・アーマメント)” フローレンス・アシュモール(キャラシート)PL:黒鉛筆
PC3:“気ままな風(フリーゲイル)” 久遠セツナ(くおん    )(キャラシート)PL:MAO
PC4:“星月夜(スタードリーム)” 恵那 エリカ(えな   )(キャラシート)PL:ミハエル

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:皆さんお集まりいただきありがとうございます
GM:只今よりダブルクロス・OVノヴァのセッション
GM:「偽死蔵王往来ヲ闊歩ス:今スグフン縛レ」
GM:開始させていただきます

久遠セツナ:よろしくおねがいしまーす!
GM:まずは自己紹介だ!
ナターリヤ・ネプチャン:よろしくお願いします……!
GM:PC1、ナターリアさん! キャラシはこっちで貼らせてもらうぜ!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY_r3RnwUM
ナターリヤ・ネプチャン:はーい!



ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャン。ネプちゃんって呼ばれると不服そうにします。
ナターリヤ・ネプチャン:PLもよく打ち間違えるんですが、ナターリヤらしいです。ややこしいですね。
GM:ネプちゃ~ん キャッキャ
ナターリヤ・ネプチャン:キングダムで諸王を務める定時制の生徒です。魔導工学部の長であり、その名を汽罐王ロード・モーティブ
GM:すげえ漢字
ナターリヤ・ネプチャン:継承した王鍵の影響で『蒸気使い』となったサラマンダーのオーヴァードであり、スチームでパンクなガジェットを色々と扱います。
ナターリヤ・ネプチャン:所持する暗渠孔ワジ・ハルファは曲者な王権です。
ナターリヤ・ネプチャン:どこからかレネゲイドの働きを阻害する水を汲み出し続けるポンプなんですが、湧き出た水の分だけ侵蝕率が上昇する。
ナターリヤ・ネプチャン:放っておくと際限なく水を撒き散らして水源を作ってしまうし、契約した管理者がいても湧水を完全に止めることはできません。
GM:ひどいぜ
ナターリヤ・ネプチャン:扱い切れる生徒がおらず定時制にお株が回ってきたと言うわけ。
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤは完全に理詰めでこの王鍵を管理しています。元はそんな感じじゃなかったのですが、王になってからデータキャラに転向しました。
GM:凄い人じゃん!!
ナターリヤ・ネプチャン:結構無理してがんばっています。
ナターリヤ・ネプチャン:定時制の生徒としては、かつて”蛇”と呼ばれる古代オーヴァードと交わった家系の子孫で、爬虫類系娘です。舌とか半分に割れてたりする。
GM:あっらあっ
ナターリヤ・ネプチャン:肌とかもざらざらです。それとノヴァリスに双子の姉がおり、結構慕っています。そんな感じで。
ナターリヤ・ネプチャン:戦闘ではメインプロセス以外の支援を色々撒き散らしながら、海鳴の石板による氷壁の成功を狙っていくなんかこう…雑多なビルドです!
ナターリヤ・ネプチャン:必ずやキングダムのお役に立ちます!よろしくお願いします!
GM:ウオーッ めちゃくちゃ役にたってもらうぜ
GM:そんなナターリヤさんのHOがこちら

PC1:ナターリヤ・ネプチャン
シナリオロイス:星辰研究会

あなたはキングダム連合学院の王の一人であると同時に、今起こっている偽死蔵王大量出現事件に頭を悩ませる一人である。仮装するくらいの奴なら割といるし無害だからほっといたら、なんだか分からないけど日を追うごとにドンドン増えているし。捕まえて問い詰めても「なんか楽しそうなので真似しました!」「こうするバイトです、雇い主知りません」「ニャーン」などの返答しか返ってこないし。
もしかすると議会の元で本気の制圧が始まるかもしれない、という空気を感じ始めたころ、あなたのところに匿名で一件のタレコミが入る。曰く「定時制の星辰研究会が事件に関わっている」とのこと。定時制内の問題は定時制内で解決すべく、あなたは調査に乗り出した。


GM:そういう感じです。頑張ってください
死蔵王?:捕まえてみるシゾ~
ナターリヤ・ネプチャン:あからさまに……なんだこいつは!?
ナターリヤ・ネプチャン:十字冠もないし……変なやつだな
GM:tips:いろんな顔の死蔵王っぽい人を作ろうと思ったけど画像の管理が爆発したので、素体を加工している
GM:よろしくお願いします
ナターリヤ・ネプチャン:よろしくお願いします!
GM:では続いてPC2!フローレンスさん!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYkp-EjwUM
フローレンス・アシュモール:はーい



フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモール。大ノヴァリス博物館のしがない学芸員です。
フローレンス・アシュモール:ちょっと昔円卓議会第七席で大博物館の館長だったことがあるだけの普通の生徒です。
GM:凋落
フローレンス・アシュモール:ちょっと他と違うのは八月革命時に死蔵王に追い落とされ、その報復を働いて王としての権力を失ったことくらいかナー。
フローレンス・アシュモール:なので元金剛王ロード・アーマメント金剛公デューク・アーマメントです。
GM:そんな……死蔵王がそんな王様だったなんて
フローレンス・アシュモール:周知の事実でしょ
フローレンス・アシュモール:第二次紛争で最愛の妹を失ったり、理事会にいいように使われたり、踏んだり蹴ったりな目に遭っていますが、
フローレンス・アシュモール:これと定めた勇士に試練と財を与える王鍵『財禍賜わすリテパデウ』のせいだったりするのかもしれません。
フローレンス・アシュモール:遺産によって生み出されたダイヤモンドを利用した宝石魔術によって個人で要塞のような戦力を誇ります。
フローレンス・アシュモール:本人の気質としては、穏やかで礼儀正しく、気品ある模範的なキングダムの(元)王様という感じ。死蔵王にだけは当たりが強いです。
竜胆ジョウカ:なんでだろう……
フローレンス・アシュモール:ご自分の胸にお聞きになっては
フローレンス・アシュモール:性能としては、黄金錬成とニーベルングの指輪で得た膨大なお金で装備を調え、低侵蝕でそれなりの攻撃と防御を両立し、カバーリングもします。
フローレンス・アシュモール:よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:ではそんな金剛公のHOがこちら

PC2:フローレンス・アシュモール
シナリオロイス:“本物”の偽死蔵王

あなたは諸々のすったもんだの末、死蔵王の元で遺跡の発掘業務に勤しむことになった一人の学生だ。
勤め先の博物館地下遺跡は地上と隔絶されており、偽死蔵王が侵入してきても即効で本人と労働者共に袋叩きにされるため、偽死蔵王騒動の影響は「死蔵王が事件対応で地上に行っちゃうから指示が少なくて困る」くらいのものだった。
……そう、「だった」のだ。
その日起こったのは、明らかに死蔵王が複数いるとしか思えない情報の錯綜。原因究明のための調査の結果「死蔵王と散々触れ合っている作業員たちですら気づかない精度で模倣する“本物”がいる」ことが判明し、作業も休止する事態に。急に暇になったものの「本物の死蔵王が複数いたらキングダムが終わる」という焦燥感からあなたは調査に動き出す。


GM:休日労働です 死蔵王のヤバさを知ってしまった故に
フローレンス・アシュモール:災厄からキングダムを守らなければ
GM:頑張って金剛公 死蔵王2人に両耳ささやきASMRで胃を破壊される前に
GM:そんな感じでよろしくお願いします!
GM:では次 PC3の久遠セツナちゃん
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY1bDM2wQM
久遠セツナ:はい!




久遠セツナ:「初めまして、ボクは久遠セツナ」
久遠セツナ:「何者かと問われればこう応えるよ、冒険者・・・──ってね!」

久遠セツナ:快活な笑顔が特徴の黒髪ボクっ娘。十字冠は漆黒の手裏剣型。
久遠セツナ:しかしてその正体は。彷徨学園の2つ名を持つグリード旅団学園の旅団長。
久遠セツナ楽しく冒険・・・・・を座右之銘に、ノヴァリス中を駆け巡るトラブルメイカーにしてトラブルバスターです。
GM:うお~~~ いい女
久遠セツナ:「えへへー、ありがとー!」
久遠セツナ:八月革命時、理事会保有の移動要塞を攻略し、冒険のためだけに学区を立ち上げ──
久遠セツナ:後はよろしくとばかりに人任せ、勝手気ままに冒険三昧な名ばかり旅団長です、悪い子ですね。
久遠セツナ:そんな感じで二学期も変わらず、おもちゃ箱のようなノヴァリスを駆け巡ってます。

久遠セツナ:オーヴァードとしての能力はハヌマーンによる身体、反射、感覚能力の強化と実にシンプル。
久遠セツナ:手にする黒剣はノヴァリスの名も無き遺跡で手に入れた品。
久遠セツナ:直線的な剣身を持つ漆黒の小剣で、このノヴァリスにおいてはただのちょっと強い剣・・・・・・・・・・程度のモノなのですが──
久遠セツナ:時々なんか概念斬りEロイス解除みたいなことをしたりしてます。なんなんでしょね?
GM:団長パワーに違いない
久遠セツナ:「そうだったとは!」
久遠セツナ:そんな訳でシンドロームはピュアハヌマーン
久遠セツナ:ロイス関係は――
久遠セツナ:Dロイス №98【遺産継承者】(鬼切りの小太刀)
久遠セツナ:【すなわちノヴァリス:冒険@○キラキラと煌くもの/失いたくない】
久遠セツナ:【学区のみんな:グリードの仲間@○仲間さっ!/おこごと苦手】
久遠セツナ:――を所持しています。

久遠セツナ:データ的にはシンプル。
久遠セツナ:援護の風&ウインドブレスでダイスを増やしたり、装甲を無効化して殴ったりします。
久遠セツナ:今回は限界突破もあるので、1Rに最大2回も使えちゃうのだ(えへんぷいぷい
GM:最強団長じゃん
久遠セツナ:そんな訳で今回は久しぶりにお友達ジョウカちゃんに会えるってことで本人ワクワクしてます。
久遠セツナ:「なんか増えてるしね!」(目えキラキラ
久遠セツナ:だいたいこんな感じで。皆様よろしくお願い申し上げます。
GM:ありがとうございます 倍ジョウカ(ジョウカが倍いること)にご期待ください
久遠セツナ:「やったー」
GM:HOは共通なので、次の自己紹介後にまとめて貼るぜ!
GM:PC4、恵那エリカさん!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2-KXnQUM



恵那エリカ:「こーんにーちはー、恵那エリカでーす、よろしくねー」
恵那エリカ:恵那エリカです、不登校児です。『シュガーランプ』という組織名義で何でも屋してます。
恵那エリカ:8月革命よりさらに数年前に思いつきと義憤で中枢部でテロを起こし
恵那エリカ:半日グダグダと殴り合いを続けた挙句全てに困ってやけくそで邪神を召喚しようとしたところを捕縛されました
GM:よっ 大犯罪者
恵那エリカ:そのせいで革命終わってしばらくするまでどっかに閉じ込められ
恵那エリカ:ほとぼりが冷め看守が居なくなったころにこっそりと逃げました。
恵那エリカ:脱獄なので二罪状目
恵那エリカ:法的には敷地に入れないみたいですがなぜか市街地でそこそこ目撃情報が出てます、不思議ですねえ
GM:出禁なのにキングダム内入れちゃった……と思ったけど、入れてるなら大丈夫そうですね よかった~
恵那エリカ:人に優しく直情、行動力は非常に高く、そして考えなし。息をするように犯罪行為に走りさらに適度にトラブルを起こしていく女です。
恵那エリカ:性能
恵那エリカ:ブラックドッグとノイマンのクロスブリードです
恵那エリカ:行動値12からレッドテンペストでぶん殴ります。シンプルです。
GM:こういうのが一番怖いんだよな
恵那エリカ:あとおまけでインスピレーションがあります。シナリオ最大2回くらいGMに直接質問できます。
恵那エリカ:演出としてはスナイパーライフルによる狙撃を滅茶苦茶な物量と精度の補助魔法でサポートしてます。魔法の力で直接質問の答えを引っ張ってきたりもします。
GM:ホッホッホ なんでも聞いてください
恵那エリカ:聞いていきます、というわけでよろしくお願いします
GM:ではでは、そんな二人のHOが……こちら!

PC3:久遠セツナ
PC4:恵那エリカ
シナリオロイス:黒部ハレ・山中川アガベ

あなたたちは、ある事件の解決を通して死蔵王、竜胆ジョウカと知り合った彼女の友人である(別に友人じゃなくて顔見知りだと思っていてもいい)。当然あなたたち同士も親交がある。
たまたまキングダム近傍で遭遇し、折角なのでと偽死蔵王が平然と歩き回るキングダム内でお茶をしていたあなたたちは、偽死蔵王の中でも特にガラの悪い面々が女の子2人を囲んでいるのを見つける。
助けて話を聞くには、どうやら彼女たちは事件解決のための糸口を掴んでいるらしい。持ち前の優しさで手伝ってあげたりしてくれると嬉しい。


黒部ハレ:嬉しいです
山中川アガベ:助けてください
恵那エリカ:もちろん
久遠セツナ:うんうんまかせて!
GM:話が早い2人でよかった~
GM:そんなわけでよろしくお願いします
GM:じゃあね 最後にトレーラー貼って開始させていただきます

【トレーラー】


キングダム某所。喫茶店「マティーニ」。


「暑いな……」

「よくこんな日に外歩けるな、みんな……」

「だな。アイスうっま」

「ここ来るとき死蔵王があり得ん量の書類?担いでんの見たけど、よくやるよな」

「えっ? 私も死蔵王見たぞ?」

「は? 家の方向違うよな?」

「うん。あと史料持ってない代わりに馬車乗って移動してた」

「えー……死蔵王のフットワークって軽いんだな」

「……お二人とも、それは違うシゾ」

「「うわっ!? 死蔵王さま!?」」

「今、ワタクシの偽物が出没してるらしいシゾ。見つけたら行政部に連絡よろしくシゾ」

「は……はあ……」

「ではこれで……あ、店員さん。お会計頼むシゾ。領収書は博物館宛で――」

「あっ、行っちゃった……」

「ノヴァリスってやっぱやべーよな……」

「……」

「……」



「死蔵王さまってあんな喋り方と一人称なの?」

「わかんね。暑いからじゃね?」


暑いからではない。



ダブルクロス、the 3rd edition。

「偽死蔵王往来ヲ闊歩ス:今スグフン縛レ」

ダブルクロス――
――それはたぶん、偽物も意味する言葉。だと思う。


GM:よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!
恵那エリカ:よろしくお願いします!
久遠セツナ:よろしくおねがいしまーす!
フローレンス・アシュモール:よろしくお願いします!
ナターリヤ・ネプチャン:ふん縛るぞーーーっ!


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オープニングフェイズ/シーン1/「草木も靡く偽死蔵王の脅威」

GM:シーンプレイヤー:ナターリヤ・ネプチャン
GM:登場侵蝕お願いします。
ナターリヤ・ネプチャン:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

ナターリヤ・ネプチャン:侵蝕39です

GM:某日、キングダム連合学院定時制。
GM:まだ夏の暑さが厳しく残る日のことである。
GM:あなたはいつも通り、番外二十八席、汽罐王としての仕事をしていた。
GM:書類仕事とかかな……と思ったけど水出るならできなかったりするのか? その辺も描写してもらえると嬉しいです。
GM:全く別のことしててもいいよ。
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤの執務室に、紙質のぬれるとこまるモノは一つも置かれていない。
ナターリヤ・ネプチャン:……フシュー  ……シュー
ナターリヤ・ネプチャン:断続的に響く蒸気音により、湿度が高く。霧のように細かな粒子が満たされた空間。
ナターリヤ・ネプチャン:その大気を利用した光のシアターがいくつも浮かぶ。あるものは立体ホログラムのように、あるいは空間に開かれたウィンドウのように。
ナターリヤ・ネプチャン:「……ふぅ、今日の業務は完了か。工廠の製造効率は問題なし……」指と機械仕掛けの指サブアームで作業を終えたウィンドウを消す。
ナターリヤ・ネプチャン:「侵蝕上昇率……規定内。万事問題なし。みんなにも昼休憩に入ってもらおう……」
ナターリヤ・ネプチャン:キリをつけて退室しようかな。工場的なところに併設されたオフィスめいてる感じだと思います
GM:では、あなたが退室しようとした時に、一人の部下が入室してきます。
部下:コンコン。ドアをノック。
部下:「失礼します……っと。お疲れ様ですネプちゃん先輩」
ナターリヤ・ネプチャン:「相変わらず気やすいね、キミは。オレの苦手な間合いだ」
ナターリヤ・ネプチャン:換気システムを作動させる。ただでさえ暑い日にこの湿気は困るだろう。
部下:「あー、お気遣いありがとうございます」
部下:「んで要件なんですけど、匿名でお手紙が来てまして」
部下:一応いっぺん開けて罠じゃないのは見てます、と言いつつ渡します。
ナターリヤ・ネプチャン:「へえ、換気が功を奏したね。どれどれ」紙の封筒を見るぜ
GM:中身は社交慣れしてない感じの文章だったけど、要点をまとめるとこんな感じ。
GM:「定時制の星辰研究会が件の事件に関わっている」
GM:「調査を依頼したい」
GM:君の勘が鋭ければ、ぼんやりと書かれた「件の事件」の正体に思い至ってもいい。
ナターリヤ・ネプチャン:「宛名は……なし。親切などなたから匿名のタレコミってところか」
ナターリヤ・ネプチャン:「今のキングダムで『件の事件』って言われたら……まぁ、”アレ”だよなぁ」同意を求めるように目線を送る。背は小さいので見上げる格好。
部下:「……アレ……あー、“死蔵王”の」
GM:そう。円卓議会第五席にして大ノヴァリス博物館館長、“死蔵王”。
GM:ここ数日、その彼女の偽物が、キングダム内で何人も見かけられているのだ。
GM:あんまりクオリティも高くないし、わざわざ手をかけていては格も落ちる。
GM:初期のうちはそんな雰囲気が強かったが、だんだん数が増えてきているしクオリティも上がってきている。
GM:そろそろどこかで制圧されるんじゃないか、という予測が挙がっていた頃合いであった。
部下:「あれですっけ。なんで流行り出したのか分からない奴」
ナターリヤ・ネプチャン:「最初は季節外れの仮装騒ぎハロウィーンかと言われていたものだけどね」
ナターリヤ・ネプチャン:「なんらかの実害を被ったわけではないけど、単に不気味だし。オレはあんまり拘らないようにしてたんだが」
ナターリヤ・ネプチャン:ぽむぽむ、と大きな手袋で手紙の中程を指す。
ナターリヤ・ネプチャン:「星辰研究会といえば、たしか定時制ウチの寄り合いだよね」
部下:「確かそうっすね」
GM:任意の情報技能で振って4以上が出たら、前から知っていたことにできます。
ナターリヤ・ネプチャン:えーっと、じゃあ情報FHで
ナターリヤ・ネプチャン:1dx+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 3[3]+1 → 4

ナターリヤ・ネプチャン:ぎりぎり知ってました
GM:うまいぞ

・星辰研究会
……定時制の面々によって結成された研究会の一つ。星辰を読み解いて未来を予測する、占星術を研究している。あんまり大々的に活動しているわけでもないが、ノヴァリスのぐちゃぐちゃな星空からそこそこの将来予測ができるのは割と凄い、と魔術界隈での評価はちょっと高い。

部下:「でも星見る連中が関わってる、って言われてもあんま想像つかないっすけどね」
ナターリヤ・ネプチャン:「オレもだ。此処の空で算盤弾けるようなやつらがなんだって第五席に喧嘩を売るんだ?」
ナターリヤ・ネプチャン:内情は知らないけれど、けっこう評価しているほう。
ナターリヤ・ネプチャン:「五席はほら……何かと物騒な評判を聞くし」
部下:「あー……? いや、割と引きこもって出てこないイメージっすけど……」
部下:「あーでも、確かにたま~に噂聞くと物騒ですもんね」
ナターリヤ・ネプチャン:「……へえ、オレの見当違いかな」覚えに間違いがある、というのは気になる。データの不足だ。
部下:「やー、立場が上だからいろんな話を聞いてて、ってことだと思いますよ」
部下:「んで、行くんすか? それなら午後の業務、あちこち振っときますけど」
ナターリヤ・ネプチャン:「む。キミに任せられるか。移動しながら自分コッチでやる」
部下:「手厳し~」ニコニコ。
ナターリヤ・ネプチャン:「それより速く鉄火場のみんなに休憩させてやれ。規定時間90分、狂いなく、きっちりな」
部下:「ウス、了解です。ではご武運を」
ナターリヤ・ネプチャン:外出用のマントを手に取る。サブアームに仕立てさせ、金の肩章を撫でつけた。
ナターリヤ・ネプチャン:「納期に遅れは出すなよ。それくらいはできるだろ」
部下:「無論!」そう言いつつ、先に部屋を出る。
GM:汽罐王、出撃。がんばれ。

GM:ロイス所得のみ可能です。
ナターリヤ・ネプチャン:ここはロイホにします!部下ちゃんも良い子だったけどね
部下:ウス 以降出番ないので正しいです


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オープニングフェイズ/シーン2/「気をつけろ!僕らの死蔵王が偽物になってるぞ!」

GM:シーンプレイヤー:フローレンス・アシュモール
GM:登場侵蝕お願いします
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(40 → 44)

GM:あなたは最近いろいろあって、
GM:王の座を降り、今は大ノヴァリス博物館地下で見つかった遺跡の発掘に従事している。
GM:地下は平和だ。何せ上でどんなことが起こってても、伝わってくるにはラグがある。
GM:あとついでに死蔵王が結構な時間いるので変なのがいると即効つまみ出される。
GM:そういう環境にあった、ある日のことである。
作業員:「フロ姐、フロ姐。巷で噂の偽死蔵王の話聞いたことある?」
GM:そんな話を振られたのは休憩中のことだった。
フローレンス・アシュモール:「耳にはしています。ここにも何人か現れたそうですね」
フローレンス・アシュモール:作業で流れた汗を拭きながら答える。
フローレンス・アシュモール:発掘に従事している際、動きやすく汚れてもいいように作業着を身に付けている。
作業員:「だよなー。なんかよくわかんないけどいいよな、騒がしくて」
作業員B:「バッカお前、死蔵王の話あんま振んないであげろよ」隣にいた子が小声で牽制をかけてる。
作業員:「えー? ネタにされてると溜飲下がるってもんじゃねーの?」
作業員B:「リュウイン……?」
フローレンス・アシュモール:微笑を浮かべる。
フローレンス・アシュモール:「そうお気になさらず。死蔵王様とは確かに確執はありますが、他愛ない雑談で目くじらを立てる程には狭量なつもりはありません」
フローレンス・アシュモール:「私の気持ちを慮ってくれているのなら、ありがたいですが、それよりも共に働くあなた達とお話をしている楽しさが勝ります」
作業員B:「はー、そっか……どうもどうも」
フローレンス・アシュモール:事実、そう不愉快な話でもない。
フローレンス・アシュモール:死蔵王の人格と言動はどうあっても相容れないものがあるが、外見を真似ているだけの他人と死蔵王本人とは何の関係もないのだ。
作業員:「なんか面白いもんねー。他のとこの学園祭でそういうの見たことあるし」
作業員:「どの学区だっけな、こう、みんなが生徒会長に扮して……」
作業員:「そういう感じの楽しさがあるよねー」ニコニコ。
フローレンス・アシュモール:「お祭りの出し物だと考えると、確かに愉快ですね」
フローレンス・アシュモール:そう言って、少し顔を曇らせる。
フローレンス・アシュモール:「今回も、それだけならいいのですが」
フローレンス・アシュモール:「本人達はただ無邪気に楽しんでいるだけかもしれませんが、王を騙るとなれば不要な騒動に巻き込まれる恐れもあります」
作業員B:「だねえ。ただまあ前来たのもアレ・・だし、そこまで心配しなくていいと思うけど」
作業員:「アレ凄かったねえ。四足でこう、這って」
GM:フローレンスさんは見てても見てなくてもいいです。
フローレンス・アシュモール:「それは本当に死蔵王様に扮していたのですか……? 確かに一般的な常識は持ち合わせていませんが、二足歩行を忘れる程ではない思いますよ……?」
作業員:「いやー、でもそれっぽいことは言ってたし……」
竜胆ジョウカ:「あれ『それっぽい』だけで全く正しくなかったですよ」



作業員のみなさん:「「ワーーーッ!?!?」」
竜胆ジョウカ:どこからともなく歩いてきて出現。油断も隙もあったもんじゃない。
フローレンス・アシュモール:「死蔵王様。何度も言っていますが、音もなく忍び寄るのはおやめください。みなさんが驚きます」
竜胆ジョウカ:「ああ、すみません……」にへら、と笑いかける。
GM:突然ですが、〈知覚〉で振ってもらうか
フローレンス・アシュモール:むっ、遺産の代償でダイスが少ないぞ
フローレンス・アシュモール:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 7[2,7]+1 → 8

GM:そこそこ!
GM:ではあなたは、目の前のジョウカに軽い違和感を覚えます。
GM:いつもの採掘の時の全てを捨てた格好じゃなくて、正装寄りだからかな……?くらい。
フローレンス・アシュモール:「……」
フローレンス・アシュモール:「本日は来客のご予定でも?」
竜胆ジョウカ:「……ん。あーいや、ちょっと地上出なきゃいけない用があって」
竜胆ジョウカ:「そういうわけなので、し、失礼しますね……頑張ってください……」
竜胆ジョウカ:そう言って、ふらっと去っていく。
作業員:「……あー、びっくりした……」
作業員B:「地味にプレッシャーあるからな……見た目と動作だけなら小動物感もあるけど……」
フローレンス・アシュモール:「……そもそも、館長が地下に降りたままろくに地上に出ない方がおかしいのですが」
フローレンス・アシュモール:しかし、その地下に籠もりきりの死蔵王が地上に上がる用とは一体なんなのか。
フローレンス・アシュモール:考えられるとすれば、円卓議会に関する何らかの動き。
フローレンス・アシュモール:「……いけませんね。私は既に王ではない以上、無意味な詮索ですね」小声で呟く。
作業員C:「……おーい、そこのみんなぁ!作業再開するぞー」
作業員:「うーす」
フローレンス・アシュモール:「はい。次はC-6区画ですね。風化が激しいので慎重に作業しましょう」
作業員C:「あー、それなんだけどさっき死蔵王から指示が――」

GM:結果として、あなたの懸念は正しかった。
GM:その後の作業は情報が錯綜し、なんだかよく分からない状態に。
GM:最終的にその辺にいた死蔵王が指示のうち半分を「それ出してないです」と宣言したことで収拾をつけたものの、
GM:それは「半数に偽指示を出していた偽物がいる」ということになる。死蔵王も全然地下にいたし。
GM:ということで「事故って遺跡が取り返しのつかない状態になる前に」と作業はしばらく休止に。
GM:あなたは期せずして休みを得たが……頭に残るのは先に見た“あの”死蔵王である。
フローレンス・アシュモール:(何者かが遺跡の発掘を妨害しているのは間違いない)
フローレンス・アシュモール:(偽物騒動は、その為の予行演習と考える方が自然――便乗し利用している可能性もありますが)
フローレンス・アシュモール:(……あれだけの扮装。高位の擬態能力者か、認識操作能力者による犯行である可能性が高い)
フローレンス・アシュモール:「休暇をいただいても、一年以上も休んでいたので、時間の潰し方も一通り試してしまいました」
フローレンス・アシュモール:「……まったく、いけませんね。王としての習性がまだ残っているようです」
フローレンス・アシュモール:遺跡の調査は個人としても何としても成し遂げたい事業ではあるが、学術的興味より先に、発掘に従事している学芸員達の顔が浮かぶ。
フローレンス・アシュモール:「急な休みでよかったわ。エズミをお茶に誘う暇もなかった」
フローレンス・アシュモール:作業着から外行きの服に着替え、地上に出た。
フローレンス・アシュモール:久方振りの休暇・・は少し慌ただしくなりそうだ。

GM:ロイス所得のみ可能です。
フローレンス・アシュモール:“本物”の偽死蔵王 尽力/警戒○


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オープニングフェイズ/シーン3/「急に偽死蔵王が来たので…」

GM:シーンプレイヤー:久遠セツナ・恵那エリカ
GM:登場侵蝕お願いします
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(37 → 46)
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(31 → 36)

GM:キングダム某所。喫茶店「マティーニ」。
GM:ちょっと裏手の路地にあり、人が沢山来るわけではないが、それでも確かな名店である。
GM:そして、その立地ゆえ。あまり目立ちたくない時にも、この場所は有効だ。
恵那エリカ:ガッシャーン
恵那エリカ:存在しない全面ガラス張りのビルの窓辺を一気にぶち壊すような音が店内に響く
恵那エリカ:音と裏腹に、店内の物は何も壊れていないが
恵那エリカ:空間をぶち抜くように出てきた、おそらくお客と思わしき少女がいた。
恵那エリカ:「あっごめんなさいズレちゃった」
恵那エリカ:1秒で空間に空いた穴は何事も無かったように消滅し
社会人:ちらとそちらの方を見るが、すぐに視線を戻す。
社会人:「いらっしゃいませ。お好きなお席にどうぞ」
恵那エリカ:「本日のケーキセット、2つ分くださいな」
恵那エリカ:「飲み物はミルクティーと……あ、お疲れー、何にする?」
久遠セツナ:ぽこんっ!
久遠セツナ:天井の点検口が、小気味よい音を立てて開く。
久遠セツナ:くるくる──しゅたんっ!
久遠セツナ:その中からくるくるっと音もなく(あったよね?)降り立ったのは、朗らかな笑顔を浮かべる黒髪の少女。
久遠セツナ:「ボクはホットミルク!」
久遠セツナ:グリード旅団学園旅団長、久遠セツナだ。
社会人:「畏まりました」
久遠セツナ:とったったと、少女エリカちゃんの方へ。
久遠セツナ:「久しぶりエリカちゃん。元気?」(ハイタッチの構え
恵那エリカ:「いえーい元気だよー」ハイタッチに応じる構え
久遠セツナ:(いえ~いと応じて)
恵那エリカ:ぺちり、と小気味よいハイタッチの音が店内に響いた後
恵那エリカ:「場所、窓辺のあそことかにしておこうか」
久遠セツナ:「うん! ボクこーゆーとこあんまりわかんないから、エリカちゃんにおまかせで!」
恵那エリカ:「りょーかーい」と言ったあたりでケーキセットを受け取って席に行く
久遠セツナ:「あ、じゃあボクそっち持つね」カップが乗ったトレーを担当し、ついていく。
恵那エリカ:「いやあしかし、うるさくしちゃったとはいえ、冷房のある室内に直で入れたのはよかったよー」
恵那エリカ:「こうして暑い外の様子は窓から見れるしね」
久遠セツナ:「そっか、エリカちゃんはいんどあ・・・・って奴だもんね」
恵那エリカ:「割とねー、あそうだ、外面白いものあった?」
久遠セツナ:「あ、そうそう! それ!」
久遠セツナ:「エリカちゃん、見た?」
久遠セツナ:この少女は、しばし主語をすっとばす。
恵那エリカ:「あー、もしかして話には出てた偽竜胆ちゃん?」
恵那エリカ:「実際には見てないんだよねー、いた?」
久遠セツナ:「うんうん、世はまさにジョウカちゃん時代! ──って感じだよ」
久遠セツナ:「ボヤボヤしてたら後ろからばっさりジョウカちゃん! ってくらいたくさん居た!」
恵那エリカ:「ほんとに?窓の外見たら見れるかなそれ」
久遠セツナ:「すごいよねぇ。どうやって増えたんだろジョウカちゃん。お湯とかかな?」
久遠セツナ:つられて窓の外へと目を向ける。
恵那エリカ:どれどれと外を見る
GM:じゃあ見るとね います
久遠セツナ:「──居たよエリカちゃん! あっちあっち!」
死蔵王?:『オウオウオウ、何してくれとんじゃワレ』髪型と眼鏡と黒っぽい服なのはあってる。
死蔵王?:『ワレー』複数いるところは違う。
???:『ひ、ひえ……』



恵那エリカ:「ふむふむ」魔術で偽装してるなーとかそういう雰囲気はありますか?
GM:ないですね……
久遠セツナ:「あははー、なんかガラの悪いジョウカちゃんズだー!」
???:『き、キングダムってこんな感じなの……!?』
恵那エリカ:「あっ結構普通に偽してる!」
???:『こんなじゃないですわ……!! 騒ぎに便乗する他の学区から来た連中かと……!!』



死蔵王?:『コソコソ何言うとるんじゃワレー』『ワレー』
久遠セツナ:「うんうん。確かにって感じだね」
???:『……ッ』銃を取り出そうとするが、
久遠セツナ:「──っと」
恵那エリカ:「ねー、あ、すみません店員さん、ケーキセット2つ追加、飲み物は両方カルピスで」
死蔵王?:『ホレッ』釘バットで弾き飛ばされる。
社会人:「畏まりました」それ以上は何も言わない。
恵那エリカ:と言ってミルクティーを飲み干し外に出る
久遠セツナ:同じく、当たり前のように外へと。
恵那エリカ:「前任せていい?」
恵那エリカ:と言った瞬間には既にスナイパーライフルが組み立てられて手元にある
久遠セツナ:「オッケー! じゃあエリカちゃんは後ろで」
???:「ど、どうすれば……あっ」
???:「そこのお二方危ないですわ!逃げてくださいまし!!」
久遠セツナ:「あははー、ソレはなし!」逃げろと言われた少女が、たんたんたんっと軽やかにそちらへと駆け寄る。
死蔵王?:『アーン?』各々が釘バットを構え向き直る。
久遠セツナ:「よいっ──」そして偽ジョウカちゃんズの直前で急停止!
久遠セツナ:「──しょっと!」注意をひきつけ、ばね仕掛けのようにその場から真上へと跳躍する!
死蔵王?:『舐めんじゃネッゾ――』〈マルチウェポン〉してそうな、一番強そうな奴の視線が釣られる。
恵那エリカ:「vAaYO siann光よ紡げ」単なる実弾に即興で閃光を載せて発射
恵那エリカ:照準コントロールとターゲット以外の回避は呪文に頼るまでも無く
恵那エリカ:襲われている二人を綺麗に避けるように曲がった弾丸は、花火のような光を放ち明らかな偽物に当たる
恵那エリカ:勿論、ただの実弾で転送するほどヤワな人間はここにいないが
恵那エリカ:風が吹くくらいの隙はどうやったってできる
偽死蔵王:「ガッ」「こなくそっ」
久遠セツナ:そして風が吹く──
久遠セツナ:「よっ! はっ! とっ! せっ!」
久遠セツナ:ぽかっ、ぽかっ、ぽかっ、ぽかかっ!
久遠セツナ:軽やかな音を立て、偽ジョウカちゃんズの頭を少女が軽やかに渡り跳ぶ。
久遠セツナ:軽い一撃だ、致命には程遠い。
久遠セツナ:だがその連撃は、確実に脳を揺らす悪辣さを有していた。
偽死蔵王:せめて仕留め返そうと獲物を振り回すが、その程度の攻撃が当たることはない。
偽死蔵王:「ガ……」「ウ……」「…………きゅう」
久遠セツナ:くるくる──すたんっ!
久遠セツナ:まさに風のような捉えどころのなさで、囲まれてた少女二人の前に着地する。
偽死蔵王:揃って行動不能。
久遠セツナ:「──だって助けにきたんだから、ボクたちは」そしてにっこり、逃げろと告げた二人へと微笑む。
恵那エリカ:「ねー、あ、ケーキ食べる?奢るよ?」
???:「お、おお……」パチパチと拍手。
???:「あ、ありがとうございますわ……!」
???:「如何いたしましょうか、アガベさま。お忙しいそうですが……」
???:「……あー……あ、すいません。ありがとうございます」2人に礼。
???:「ただちょっと今人探してて。お気持ちだけで」
久遠セツナ:「ふふんっ、義を見てせざるはなんとやら──だよっ!」
???:「……そうですか……ケーキ……」
久遠セツナ:「人探し?」
???:「えっハレさん食いたかったんですか?」
???:「あーはい。自分、こういうものでして」学生証を見せる。
恵那エリカ:「その辺も相談聞くからさ、ね?」
恵那エリカ:どれどれと学生証を見る
久遠セツナ:ふむふむ──と覗き込む。
山中川アガベ:記載された名前は「山中川アガベ」。学生証のデザインは、アンジェリカ音楽歌劇学校のもの。
山中川アガベ:「キングダムのこと分かんないんで、ハレさんに手伝ってもらってたんです」
黒部ハレ:「どうも、黒部ハレと申しますわ」ぺこり。
久遠セツナ:「あ、セイラちゃんとこの子だ」<アンジェリカ
恵那エリカ:「よろしくー、珍しいね、キングダムで人を探してるってことは、キングダム生?」
山中川アガベ:「いえ、その……」
久遠セツナ:「じゃあアンジェリカの子?」
山中川アガベ:「……はい。うち――林組の先輩を探してるんです」

GM:ロイス所得が可能です。
恵那エリカ:久遠セツナ ○友情/不安
恵那エリカ:とりあえずこれだけ取っておきます
久遠セツナ:【友だち!:恵那エリカ@〇元気そうで一安心/だいじょうぶかな?】 を取得。以上で。

ミドルフェイズ/シーン1/「偽死蔵王戦線異状しかなし」

GM:ミドル1 シーンプレイヤー:全員
GM:登場侵蝕お願いします
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(44 → 50)
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(36 → 39)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(46 → 52)
ナターリヤ・ネプチャン:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3


GM:喫茶店「マティーニ」。
GM:先ほど店先で乱闘が起こったとは思えないほどに中の空気は落ち着いていたが、
GM:その乱闘騒ぎの話は、静かに、しっかりと広まりつつあった。
GM:それはさておき、エリカ・セツナコンビは助けた子としばしティータイム中。ご歓談ください。
黒部ハレ:「あら、美味しいですわね……」
久遠セツナ:「大変大変エリカちゃん!」
久遠セツナ:もぐもぐと、本日のケーキであるベイクドチーズをほおばりながら──
久遠セツナ:「このケーキ、とっても美味しい!」
久遠セツナ:満面の笑み。
恵那エリカ:「いいよねここ、飲み物頼むと金平糖のサービスもついてくるから見た目もいいし」
黒部ハレ:「アンジェリカの女優さんだと、やはりこういうのよく頂くんですの?」
黒部ハレ:「それとも、こう……略奪して……」声を潜める。
山中川アガベ:「……あー、それ多分風組のイメージですね」
久遠セツナ:「そういえば、ハレちゃんはキングダムここの子なの?」
山中川アガベ:「林組は割とクリーンなんで」食べるのが早い。
久遠セツナ:もぐもぐぺろり。あっとゆーまにお皿を空にしてしまう。
黒部ハレ:「あ、はい!そうですわ」
恵那エリカ:「ははあ、派閥が違うんだ」
黒部ハレ:「アガベさまが迷ってらしたので、つい声をおかけしまして」
久遠セツナ:「なるほど! ハレちゃんは親切な子なんだね」
黒部ハレ:「ふふ、お褒めいただきありがとうございます」
久遠セツナ:「うんうん、いいと思うよ。親切はぐるぐるまわって世界を巡るって、誰かが言ってた」えへん顔。
恵那エリカ:「んで、山中川ちゃんの困りごとって言うのは、さっき言ってた先輩関連かな?」
山中川アガベ:「あー、はい。その先輩、うちの楽団みたいなののリーダーなんですけど……」
GM:ここで〈情報:ノヴァリス〉難易度4。成功でアンジェリカ林組の詳細を思い出すことができます
久遠セツナ:それなら素で行けるかな。なんと情報:ノヴァリスは2もあるのだ。
恵那エリカ:生き字引で代行できます?
GM:いいよ!(全肯定GM)
久遠セツナ:2dx+2>=4
DoubleCross : (2DX10+2>=4) → 9[6,9]+2 → 11 → 成功

恵那エリカ:んじゃ生き字引使います、コスト1、判定を意志にして+1D
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1増加(39 → 40)
恵那エリカ:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 10[2,3,4,5,5,10]+6[6]+2 → 18

恵那エリカ:OK
久遠セツナ:こちらも成功です。
GM:最強女のみなさんに開示していきます

・アンジェリカ歌劇団林組
……白浜トオルが座長を務める、アンジェリカ四大歌劇団の一つ。個性的なものが多いこのノヴァリスにおいてなお、強制招待も襲撃もせず王道のど真ん中を行くような演劇を行って一線に立ち続けている。音楽部隊として、神響啼ライカを総合指揮者とする「スカーレット・ウィンド・オーケストラ」という吹奏楽団も擁している。
もっと知りたかったらプレイエイドを見てね。

山中川アガベ:「件の先輩はライカ先輩って言って、この人です」劇団HPを見せる。



恵那エリカ:「おー、なるほどなるほど?」並行で術式を走らせ、裏を取る
久遠セツナ:「あ、座長さんは聞いたことがあるよ。セイラちゃんが言ってた子だ」
久遠セツナ:ふむふむと端末を覗き込みながら。
恵那エリカ:「ぱっと調べる限りなんの連絡も無しにどっか行く子じゃなさそうだけど……」
山中川アガベ:「あ、話が早くて助かります。夏合宿だー、みたいな話をしてたと思ったらどっかに行っちゃったんですよね」
久遠セツナ:「そうなんだ。じゃ、合宿先がキングダムだったの?」
山中川アガベ:「キングダム、っぽいんですよね……」
久遠セツナ:「なるほどなるほど。理にかなってるね」
山中川アガベ:「連絡もつかないのでなんだかな、と思って調べてたら、こんなのを見かけて」
久遠セツナ:「こんなの?」
恵那エリカ:「んお?」もらった情報を術式に代入しながらそっちを見る。
山中川アガベ:SNSの投稿を見せる。ライカが何人かの級友のような人と連れ立ってキングダムを歩いている写真に、
山中川アガベ:『ヤバ!林組いるじゃん』という文章。鍵アカなのか反応は殆どない。
久遠セツナ:「……なんかびっくりされてるね、誰かに」
山中川アガベ:「で、ちょっと全体で小規模な休みなんでちょっと見に来ようと思って来て……」
黒部ハレ:「土地勘がなくて困ってたのを助けようとしてましたの」
久遠セツナ:「シティアドベンチャーは現地の人の協力が不可欠だからね」
久遠セツナ:「ハレちゃんはぐっじょぶ! アガベちゃんはらっきー!」
恵那エリカ:「目撃情報あり……本人から最後に連絡が来たのは?」
山中川アガベ:「休み前最後の練習には来てました。SNSとかあんまりやらない人なんで、それ以降はイマイチ……」
恵那エリカ:「なるほど……おっと……交差反応?誰か来ちゃったかなあ」
恵那エリカ:それまで爪で星を結ぶように繋ぎまくっていた術式にラグが生じた、誰か魔術師でも来たかなあ
黒部ハレ:「しかしうまくいきませんでしたわ……」
黒部ハレ:「余所者に辛辣なキングダムですので、ちょっと聞き込めばすぐ見つかると思っていたのですが」
久遠セツナ:「キングダムの子ってそうなの?」
黒部ハレ:「この偽死蔵王騒ぎで、どこもかしこもとっちらかって……」
恵那エリカ:「えー私知らなーい」
久遠セツナ:そういえば前にエリカちゃんもいじわる・・・・をされたと聞いた覚えがある。
フローレンス・アシュモール:ドアベルが鳴る。
黒部ハレ:「さっき絡まれたのも偽死蔵王でしたし、なんとかなって欲しいですわね……」ズズズとカルピスを啜る。
久遠セツナ:「そういえばジョウカちゃん、なんで増えてるんだろね?」
恵那エリカ:「偽竜胆ちゃんねえ……一体だれが何の目的でこんなことしてるんだか」
フローレンス・アシュモール:亜麻色の長髪を靡かせ、涼やかな双眸を湛えた、所作の一つ一つにどこか気品を感じさせる女子生徒。
フローレンス・アシュモール:「失礼致します」真っ直ぐにあなた達のテーブルまでやって来て一礼する。
久遠セツナ:「?」そちらへと振り返る。
恵那エリカ:「あ、どうも……」と振り向いて表情が固まる
フローレンス・アシュモール:「まず、一つ謝罪を」
山中川アガベ:「……?」なんだかわかってない顔。
黒部ハレ:「」固まる。
久遠セツナ:「お詫びの前に。挨拶がいいかも」
久遠セツナ:「ボク、キミのこと知らないし」
フローレンス・アシュモール:「これは重ね重ね失礼を」
久遠セツナ:率直な問いだ、敵意や害意はない。
久遠セツナ:「ボクは久遠セツナだよ、グリードの旅団長」
久遠セツナ:そして笑顔で、自分から名を告げる。
フローレンス・アシュモール:「フローレンス・アシュモールと申します。大ノヴァリス博物館で学芸員として勤めています」
フローレンス・アシュモール:「私、今人捜しをしておりまして、周囲の音を探っていたところ、みなさまの会話を拾ってしまいまして」
フローレンス・アシュモール:「礼を失した行いを謝罪しに参りました」
久遠セツナ:「博物館──ってことはジョウカちゃんのとこの?」
恵那エリカ:はーと息をついて術式を仕舞う、もう手遅れかもしれないが面倒の気配がした
山中川アガベ:(有名人?)こっそりハレちゃんに聞く。
フローレンス・アシュモール:「はい、ご存知の通り、死蔵王様は弊博物館の館長です」
黒部ハレ:(こ、金剛王ですわ……!以前は円卓にも入ってた、かなり偉い……!)
久遠セツナ:「なるほど。つまりジョウカちゃんの友達」うんうんと納得。
フローレンス・アシュモール:友達、という言葉に表情が一瞬固まる。
フローレンス・アシュモール:「……盗み聞きをしていた身でこんなことを言うのは不躾ではあるのですが」
久遠セツナ:「いいよー、ジョウカちゃんの友達ならボクの友達みたいなもんだし」腰を浮かせて、フローレンスが座れるスペースを作る。
フローレンス・アシュモール:「死蔵王様の偽物と何か騒動があったとか」友達という言葉については触れない方向で行くことにしたようだ
フローレンス・アシュモール:「失礼します」促された通りに椅子に座る。
恵那エリカ:ウェイターさんにもう一つケーキセットを頼んでおく
黒部ハレ:(ヒエ…)緊張しちゃった。
久遠セツナ:「まずはフローレンスちゃんもケーキセット頼も。とっても美味しかったのです」
恵那エリカ:内容は彼女に任せる
フローレンス・アシュモール:その際、さりげなく一行を観察。(グリードの団長様と……彼女は)エリカに目をやる
フローレンス・アシュモール:「死蔵王様の偽物についてのお話を伺いたいのです」ひとまずは言及しないことにした
山中川アガベ:「あ、どうも……つっても偽死蔵王の話はそこまで出来ないんすよね」
恵那エリカ:「あー」と言いながら先ほど銃のスコープで補足していた画像をそのままコピー用紙に転写する
山中川アガベ:「詳しいのだと、さっきツッパリ版の死蔵王の集団にリンチされそうになった、くらいで……」
ナターリヤ・ネプチャン:ブルン……薄く、バイクの駆動音が響いたかもしれない。
恵那エリカ:「こんな感じだったね」
久遠セツナ:「うんうん。ハレちゃんやアガベちゃんが絡まれたり、ボクとエリカちゃんがえいやっとしたり、それくらい」
山中川アガベ:「外にまだ転がって……ないけど、誰かいるな」
ナターリヤ・ネプチャン:ドアベルがまたも鳴る。
ナターリヤ・ネプチャン:「……失礼。その話、オレにも聞かせてもらえるだろうか」
フローレンス・アシュモール:(……最近になって出没した本物と見紛う偽物では、ないか)偽だと断定されている以上そうとは思っていたが。
山中川アガベ:「あ、大丈夫ですよ」
恵那エリカ:「もう一人来た、椅子足りる?」
黒部ハレ:「ケホッ」びっくり。
久遠セツナ:「あははー、ジョウカちゃん以外の子も増えるねぇ」
フローレンス・アシュモール:「これは……汽罐王様」
フローレンス・アシュモール:「ご無沙汰しております」立ち上がり、深く礼をする。
ナターリヤ・ネプチャン:金管楽器を組み合わせたような機械を背負った、小柄な少女だ。フローレンスの方を気にするような素振り。
久遠セツナ:「店員さーん、こっちのテーブル借りるねー!」
ナターリヤ・ネプチャン:「いえ……これはご丁寧に」
久遠セツナ:えいやっと隣のテーブルをくっつけてスペースを確保。
ナターリヤ・ネプチャン:「……今は金剛公、でしたか」一礼で返す。
山中川アガベ:(今来たのも偉い人?)ハレさんにコソコソと。
久遠セツナ:「”こんごーこー”?」
フローレンス・アシュモール:「はい。私のコードネームです」
黒部ハレ:(偉いも何も現行の二十八席ですわ……!)コソコソ。
恵那エリカ:もうどうにでもなーれ☆とばかりに笑いながらケーキセットを追加しておく
久遠セツナ:「おおー、かっこいいね!」
ナターリヤ・ネプチャン:「表でお見かけした際はまさかと思いました」いただいた席に腰掛ける
久遠セツナ:「汽罐王ってのも、なんかすごいし」
久遠セツナ:「キングダムの子たちは、かっこよくて難しい名前が多いねぇ」
山中川アガベ:「そ……そちらも、偽死蔵王について調べてらっしゃる……?」
久遠セツナ:「でもちょっと言いづらいから、名前を教えてもらえると嬉しいな。ボクはグリードの久遠セツナ」
恵那エリカ:「へいへいへいへい」さっきまでの情報を爆速で適当なコピー用紙に転写している
ナターリヤ・ネプチャン:「いかにも。ここを訪れたのは全く違う要件になるけどね」
ナターリヤ・ネプチャン:「……これはいけない、オレとしたことが名乗りを忘れるとは」
ナターリヤ・ネプチャン:「ナターリヤ・ネプチャンだ。この偽死蔵王騒動を……まあ、なんとかするため、定時制から出向いている」
フローレンス・アシュモール:「魔導工学部でも、何か被害が?」
ナターリヤ・ネプチャン:「ぶっちゃけ特段の被害はないですが、タレコミがありました」
ナターリヤ・ネプチャン:「星辰研究会という定時制のサークルがこの事件に関わっている、と」
ナターリヤ・ネプチャン:届いた手紙を差し出す。「特に仕掛けはないから安心して欲しい」
GM:みんなはそのサークルのこと、知ってても知らなくてもいいよ。
恵那エリカ:「いい名前じゃん」
フローレンス・アシュモール:「星辰研究会……ですか」
フローレンス・アシュモール:(ノヴァリスの星空の真実を考えると、どうにもきな臭く思えてくるわね)顔が曇る。
久遠セツナ:「エリカちゃんのコードネームと縁がありそうな会だねぇ」
恵那エリカ:「入部届出してみようかなー、覚えてたらだけど」
久遠セツナ:「──で。ナターリヤちゃんとフローレンスちゃんは、どっちもジョウカちゃんの偽物のことを調べてて」
久遠セツナ:「で、ハレちゃんとアガベちゃんは、行方不明の林組のライカちゃんを探してる、と」
久遠セツナ:ふむふむと、この場にいるものたちの状況を整理。
山中川アガベ:「ですね。あ、ライカ先輩ってのはこの人で……」さっき見せてたSNSの投稿を見せるぞ。
恵那エリカ:「そだねー、あ、これ確認しておくといいよ」ここまでの話をコピー用紙に移した
久遠セツナ:「フローレンスちゃんとナターリヤちゃんは知らない、この子のこと?」
ナターリヤ・ネプチャン:「……今のキングダムで人探しか。情報量が少ない(=偽死蔵王が多い)分気楽そうではあるね」
ナターリヤ・ネプチャン:ふるふる、と首を振る「あいにくだけど」
フローレンス・アシュモール:「……概要は理解しました。申し訳ありません、心当たりはありません」用紙を読みつつ
久遠セツナ:「そっかー。残念。ありがとね」
黒部ハレ:「それが難しいんですのよね……偽死蔵王にみんな脳を持ってかれちゃってて」
フローレンス・アシュモール:「こちらからもよろしいですか?」
山中川アガベ:「あ、はい」
久遠セツナ:「うん、ボクにできることなら」
フローレンス・アシュモール:「――エリカさん」
久遠セツナ:「エリカちゃん?」と、呼ばれた本人へと視線を向ける。
フローレンス・アシュモール:「……とハレさん、アガベさんでしたか」
恵那エリカ:「はいはい」どうせくるのはわかってたのでやけくそ
黒部ハレ:「?」
山中川アガベ:「はい」
フローレンス・アシュモール:「みなさんのお名前を直接伺っていませんでしたので」微笑む
恵那エリカ:「わーい私としてはもう帰りたいなー」無理、ギブ
久遠セツナ:「あ! そうだった、ごめんごめん」
山中川アガベ:「そういえばそうでしたね……山中川アガベです」
黒部ハレ:「く、黒部ハレと申しますわ……」
ナターリヤ・ネプチャン:やはり人の上に立つ才のある方だ……と感心してる
山中川アガベ:「……あの」ふと思いついたように。
山中川アガベ:「そちらのフローレンスさんとナターリヤさん、って結構偉い人なんですよね」
フローレンス・アシュモール:「いえ、私の場合は昔の話です。今は一学芸員でしかありません」
ナターリヤ・ネプチャン:「かえって嫌味っぽくないかな」「……まあ、オレも定時制の一員だからね」通常の諸王より権限は限られる。
山中川アガベ:「ウッ、すいません……」
久遠セツナ:「あ、そうなんだ。じゃあジョウカちゃんと一緒だね」
久遠セツナ:「大変だ~」ホットミルクをすすりながら『偉いって大変ってことだよね』とばかりに。
山中川アガベ:「……その、偽死蔵王の捜査?手伝います。なんでその、お力を自分達に貸していただければ……と思って……」
ナターリヤ・ネプチャン:「……そうか。話の腰を折って悪かった」
ナターリヤ・ネプチャン:「オレは……問題ないよ。こっちとしても人手が増えるのは有り難いことだ」少しだけ社交辞令が入ってはいる
フローレンス・アシュモール:「お力を貸していただけるのはありがたいのですが……」
フローレンス・アシュモール:「先輩の捜索であれば、私にできるのは聖詠部にご案内することか一緒に歩いて探すくらいしかできませんが……」
山中川アガベ:「それでもかなりありがたいです……!」
フローレンス・アシュモール:「むしろこちらが付き合わせてしまうのが申し訳ないような……」
フローレンス・アシュモール:「では、こうしましょう。交換条件ではなく、お互いの善意でお互いを助ける、という形でならば」
フローレンス・アシュモール:「その申し出お受けしようと思います」
山中川アガベ:「は、はい。ではそのように、お願いします……!」ぺこり。
黒部ハレ:「ふふ、よかったですわね。わたくしも勿論協力しますわ」
久遠セツナ:「よかったねぇ、アガベちゃん、ハレちゃん」
恵那エリカ:「方針見つかっただけでもねえ、御の字じゃない?」
恵那エリカ:さて帰ろうかなあ、と全員分の勘定の確認をする
久遠セツナ:「──あ、そうだエリカちゃん」と──
久遠セツナ:「ボクらもお手伝いしない、四人の?」
恵那エリカ:「えー」
久遠セツナ:「ジョウカちゃんが増えて、ジョウカちゃんも困ってるかもしれないし」
久遠セツナ:「アガベちゃんとハレちゃんは──うん」
久遠セツナ:「”沈めかかった舟”──ってことで!」
恵那エリカ:「いや沈めちゃだめでしょ」
黒部ハレ:「縁起でもないですわ……!」
恵那エリカ:「まあ久遠ちゃんがそこまで言うならしょうがないなあ」
久遠セツナ:「っと、ごめんごめん」あははー、と。
久遠セツナ:「わーい、ありがとーエリカちゃん!」
久遠セツナ:「このまま『おつかれさまです』したら、なんかもやもやしちゃいそうだったから──さ」
久遠セツナ:好奇心を刺激された。
山中川アガベ:「あ、ありがとうございます……!」
ナターリヤ・ネプチャン:「……キミはキングダムの生徒でもないんだろ?いいのかい」
久遠セツナ:それだけで十分だ、この少女にとっては。
恵那エリカ:「はいはい、んじゃちゃっちゃと情報集めに行くよー」
恵那エリカ:「そこは気にしない、私から何も聞かないから、そっちも何も聞かない、そういうことで」
フローレンス・アシュモール:このまま去るつもりなら自分が引き留めるつもりだったが、その必要もなくここに留まったということは、この件の下手人である疑いは少し薄くなった。
フローレンス・アシュモール:(しかし、警戒はしておきましょう)
久遠セツナ:「だって楽しそう・・・・だしね、全然問題なし!」
久遠セツナ:「よろしくね、みんな!」
フローレンス・アシュモール:(何せ、相手はあの・・恵那エリカなのだから)
フローレンス・アシュモール:「――はい。エリカさんもご協力、ありがとうございます」
ナターリヤ・ネプチャン:(なるほどな、”道楽気分”か……)やや穿った視線。
ナターリヤ・ネプチャン:「よろしく頼むよ。外の人」
久遠セツナ:「セツナでいいよ、ナターリヤちゃん」にっこり笑顔で返して。
GM:様々な思いが交錯するが、それはそれとして偽死蔵王の混乱は加速しつつある。
GM:この臨時共同戦線が、キングダムで目にするものとは。

GM:ロイス所得・購入が可能です
恵那エリカ:ロイス保留で
久遠セツナ:ロイスは保留。まだ会ったばかりだしね。
フローレンス・アシュモール:ナターリヤ・ネプチャン ○懐旧/不安
フローレンス・アシュモール:恵那エリカ 協力/警戒○
フローレンス・アシュモール:とりあえず二人で
ナターリヤ・ネプチャン:星辰研究会 ○親近感/疑念
ナターリヤ・ネプチャン:フローレンス・アシュモール ○感服/不安
ナターリヤ・ネプチャン:前回取り忘れてたシナリオロイスと合わせて
フローレンス・アシュモール:照準器を狙います
フローレンス・アシュモール:1dx+2>=15
DoubleCross : (1DX10+2>=15) → 10[10]+9[9]+2 → 21 → 成功

フローレンス・アシュモール:か、買えただと……
恵那エリカ:買えてる……
フローレンス・アシュモール:大口径機関砲に付けます
久遠セツナ:同じく照準器。EX:気ままな風 を自分に使用して購入判定します。
久遠セツナ:9dx+15=>15
DoubleCross : (9DX10+15>=15) → 10[2,2,3,3,4,5,8,8,10]+10[10]+3[3]+15 → 38 → 成功

久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を4増加(52 → 56)
ナターリヤ・ネプチャン:大槌を狙います!難易度14
恵那エリカ:すごい
久遠セツナ:ゲット。&エリカちゃんにトス。付き合ってくれてありがと~
ナターリヤ・ネプチャン:1dx+3>=14
DoubleCross : (1DX10+3>=14) → 10[10]+7[7]+3 → 20 → 成功

ナターリヤ・ネプチャン:そんなことあるんだ
恵那エリカ:受け取りますー
フローレンス・アシュモール:購入の達人の集まりかな?
恵那エリカ:購入、ブルゲ持っておこうかな
恵那エリカ:1dx+2
DoubleCross : (1DX10+2) → 3[3]+2 → 5

恵那エリカ:でしょうね、終わり
ナターリヤ・ネプチャン:ウェポンケースにしまっておきます


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ミドルフェイズ/シーン2/「偽死蔵王、さながら闇夜の礫の如し」

GM:登場侵蝕お願いします
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(50 → 56)
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(40 → 43)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(56 → 61)
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(43 → 48)

GM:ミドルだ!皆さんには情報収集をしていただく……わけなのですが
GM:ちょっと特殊なことをやるぜ。題して『ハプニング偽死蔵王チャート』
ナターリヤ・ネプチャン:ハプニング偽死蔵王チャート!?
恵那エリカ:偽死蔵王チャート!?
久遠セツナ:ほう、『ハプニング偽死蔵王チャート』ですか。
フローレンス・アシュモール:突然偽死蔵王がやってきて敵を全部倒すより面白い話を……というあの
GM:・ミドルシーンでは情報を収集しながら、偽死蔵王を片付けて行ってもらいます。混乱の要因を何とかしないとままならないので
GM:・具体的には何人かの組を作りながら会話シーンをやっていただき、その中でランダムな偽死蔵王が出現するので対処という形になります。判定が必要なものもあるかも。
GM:・偽死蔵王は8種類+シークレット。一度見たものは抽選から除外されるので天井はあります。
GM:・偽死蔵王が片付くごとにキングダム全域に広まった混沌が収まっていき、倒すべき敵が明確になりクライマックスが開放されます。
GM:具体的には、特定の偽死蔵王から貰える「進行値」を3貯めると移行可能です。
GM:・全部見なくても大丈夫なようにはなってるので、短めに終わるかも……? 頑張ってくださいね!

GM:会話シーンはワイバーンみたいにペアでやるのを想定しており、それぞれで引くので
GM:基本的には1シーンに2ずつ片付いていくイメージです。
GM:ペアはシーンプレイヤーに会話したい相手を選んでもらい、残りで組むイメージ。
GM:ここで複数選んだり、みんなで見に行くのを選んだりしてもかまいません。
GM:質問は!
ナターリヤ・ネプチャン:だいじょうびです!
久遠セツナ:ふむ、このシーンのシーンプレイヤーはとりあえずどなたとなりますでしょうか?
恵那エリカ:大丈夫です
GM:あっ指定してねえや すいません
GM:PC順でネプちゃんということにします
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤです よろしくお願いします
フローレンス・アシュモール:了解です
フローレンス・アシュモール:全てを理解しました
久遠セツナ:了解しました。とりあえず大丈夫そうです。あとは何かありましたらば都度。
GM:じゃあ誰と会話したいか選びな……
ナターリヤ・ネプチャン:金剛公ともお話ししたいが……ここはセツナさんにしましょうか
恵那エリカ:じゃあ金剛公と私かあ
久遠セツナ:わーい、御指名だー!
ナターリヤ・ネプチャン:ずっとエリセツで同シーンだったしね
フローレンス・アシュモール:ふふ、よろしくお願いしますね(キングダムスマイル)
GM:じゃあシーンプレイヤーの側がメイン、残りがサブで会話してもらうからね……
ナターリヤ・ネプチャン:そちら側のやりとりが見てみたかったというのもかなり多分にあります

GM:開始前に、チャートだけこっちで振ります
GM:1d8 ナターリヤ・セツナペア
DoubleCross : (1D8) → 8

ナターリヤ・ネプチャン:でかい数字
GM:1d8 フローレンス・エリカペア
DoubleCross : (1D8) → 2

⑧"深淵霊廟"未結座リュウカ……騒動が始まる前から、流行とか関係なしに死蔵王ごっこをやってる狂人。こういうのが結局一番怖いかもしれない。

②猫……ジョーちゃん(3歳、マンチカン)。どこからどう見ても猫なのだが、なぜか遺産と遺跡と骨董品についての造詣が深い。飼い主は個人商店を営む一介の生徒で、昨今の偽死蔵王ムーブメントに乗っかって看板猫として押し出し始めた。


GM:100均のパーティーグッズみたいな感じで死蔵王になるキットも出回り、
GM:死蔵王っぽい人が続々と増えつつある。
GM:そんなキングダムに一人、異彩を放つ影。
GM:誰よりも死蔵王らしく、誰よりも死蔵王らしくない。
未結座リュウカ:「――まったく。気に食わないね、この騒ぎ」
久遠セツナ:「あははー、でもちょっとお祭りみたいだよね?」
GM:彼女の名は未結座リュウカ……死蔵王に惹かれ、死蔵王みたいな恰好と能力を使うようになった人物。端的に言えば狂人である。
久遠セツナ:「──それにうん、この人はあれだねえ。気合が入ってる」
ナターリヤ・ネプチャン:「うん。なかなか骨のありそうな偽五席だね」
ナターリヤ・ネプチャン:「マスクをかぶっているだけの連中とは違う……自然体なのに、どこかあの”死蔵王”らしい……」
久遠セツナ:「あっ、聞いたことあるよ。好きこそもののなんとかかんとか!」
ナターリヤ・ネプチャン:「最後まで貫けるやつは一握り、ともね」
未結座リュウカ:「お褒めいただき何より。かの死蔵王の名に恥じぬものになっていれば嬉しいんだけどね」
未結座リュウカ:フッと笑い、虚空から取り出した紅茶を啜る。
久遠セツナ:「おお、すごい。手品みたい!」
未結座リュウカ:「それで、何だっけ。偽死蔵王について探っているのかい?」
久遠セツナ:「うんうん」
久遠セツナ:「何か知ってる、リュウカちゃん?」
ナターリヤ・ネプチャン:「その辺の連中はまるでお話にならなくてね」
ナターリヤ・ネプチャン:「こう……そこはかとなくオーラのあるキミに話を伺いたいのだが」
未結座リュウカ:「そうか、分かってくれるかい」
未結座リュウカ:「ただまあ、一つ先んじて付け加えておくならば……オーラの有無は問題じゃない」
未結座リュウカ:「あの素晴らしい決断力と体躯の王に近づこうという、意志。それこそが――」
GM:めんどくせえなと思い始めたところで判定。
GM:〈情報:ノヴァリス〉〈交渉〉難易度8。なんか高説垂れてる彼女から情報を引き出そう。
久遠セツナ:ふむふむなるほど。
ナターリヤ・ネプチャン:社会は1!どっちもありません
ナターリヤ・ネプチャン:マクスウェルプログラムでエンゲージしてる相手のダイスを3増やしたりはできます、が…
久遠セツナ:ふむ
久遠セツナ:せっかくなのでナターリヤさんに判定してもらいたいので
久遠セツナ:支援エフェクト噛ませますよ。
ナターリヤ・ネプチャン:いただけるならそれで振っちゃおうかな
久遠セツナ:EX:気ままな風 を使用。侵食率+4
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を4増加(61 → 65)
久遠セツナ:判定を+「7d+15」してくださいませ。
ナターリヤ・ネプチャン:固定値だけで成功しちゃう!
ナターリヤ・ネプチャン:8dx+15 〈交渉〉
DoubleCross : (8DX10+15) → 7[1,2,2,3,4,4,6,7]+15 → 22

ナターリヤ・ネプチャン:久遠セツナ最強!!久遠セツナ最強!!
GM:やったぜ。

〈情報:ノヴァリス〉〈交渉〉難易度8
「他の奴が真似てる奴は""浅い""んだよな」という理由でこの騒動には反感を抱いており、独自の調査を繰り返していた。人やモノの流れが不自然な地点についての正確な情報提供が得られたので、首謀者の居場所の特定に使えそうだ。なんでこんな奴の知識が役に立つんだ。
進行度+1。

未結座リュウカ:「……で。キミはボクにどうしてほしいんだい?」
未結座リュウカ:全てを見通すかのような目。本物はこんな目しないが、それでもそこはかとない恐ろしさがある。
ナターリヤ・ネプチャン:(こいつめんどくさいな……)思い始めた。
ナターリヤ・ネプチャン:「……そうだね。情報は適切に提供してもらったわけだ」
ナターリヤ・ネプチャン:「有識者のキミからみてなにかこの騒動への所感とか、ある?」
未結座リュウカ:「うーん……」
未結座リュウカ:「思うに、首謀者は死蔵王そのものへの思い入れは無いんじゃないかな」
未結座リュウカ:「死蔵王が大好きで、沢山それっぽいのがいて欲しい。それなら洗脳とか合わせて振る舞いも寄せたがる気がする」
久遠セツナ:「えーっと──」思案顔。
久遠セツナ:「つまり、別にジョウカちゃんじゃなくてもよかったってこと?」
未結座リュウカ:「そんな気がする。条件が合うなら、キミを増やしても良かったんじゃないかな」
未結座リュウカ:「……うん、条件。そういうのがあって、それが死蔵王だった……?」
ナターリヤ・ネプチャン:「当人の人格とかカリスマ、そういったものではないなにか、か……」
久遠セツナ:「ふーん……」垣間見える、むっとした感情。
ナターリヤ・ネプチャン:「……そういえば、さっきから気になっていたのだけど」
ナターリヤ・ネプチャン:「セツナ。いくら外部のキミでも第五席……”死蔵王”くらいは称号か、せめて敬称で呼んだ方がいいと思うんだが」
久遠セツナ:「?」きょとん
久遠セツナ:本当に心の底から、何を言われたのか分からなかったとゆー顔になり──
久遠セツナ:「あーっ、そっか!」
未結座リュウカ:「おや、意外だね。汽罐王サマはそういうのを気にするタイプだったか」
ナターリヤ・ネプチャン:「いや、危なっかしいから気になっただけ――」
久遠セツナ:「そっかー、気にする人は気にしちゃうよねぇ。うーん」腕を組み、心底悩む。
久遠セツナ:「え、危なっかしい。なんで?」
未結座リュウカ:「敬意を向けない者が許せない人間は何処にだっているものさ」
未結座リュウカ:「ナターリヤ嬢は、そういう人間との軋轢を避けるべきだと思ってるんだろう」
ナターリヤ・ネプチャン:「……まあね。それに、”会ったことのない相手”のことをそう呼ぶのはさ」「色々問題があるかもだ」
久遠セツナ:「あ、そうか! 心配してくれたんだね、ナターリヤちゃん!」
久遠セツナ:その両手を握って、ぶんぶんと上下に振り回す。
久遠セツナ:「でもまあ、うん──」
久遠セツナ:「ジョウカちゃん本人が『いや』じゃなければ」
久遠セツナ:「ボクはジョウカちゃんをジョウカちゃんって呼びたいかな、他の人に何を言われても」えへへ、と笑う。
久遠セツナ:「でもひょっとしたらイヤかもしれないから、今度直接ジョウカちゃんに聞いてみるね」
未結座リュウカ:「そうか、それがい……」
ナターリヤ・ネプチャン:「ふん。別に心配なんかじゃ……」
未結座リュウカ:「い……?」ガシャガシャと、虚空から諸々のものが落ちる。
久遠セツナ:「? どしたの、リュウカちゃん?」
未結座リュウカ:「……? 直接……? えっ、その、つかぬ事を伺いますが交友が……?」
ナターリヤ・ネプチャン:こくこく、と頷く「セツナ。キミはもしかして……」
久遠セツナ:「うん! ジョウカちゃんとはともだちだよ」(えっへん
未結座リュウカ:「……!??!?!?」
未結座リュウカ:「く、詳しく! 友人としての『竜胆ジョウカ』について、どうか教えて――」
ナターリヤ・ネプチャン:「……へえ! なるほど、面白い交友関係を持ってるんだ――」
ナターリヤ・ネプチャン:少し評価を書き換える。有名人と知り合いだから……というのではなく。
ナターリヤ・ネプチャン:彼女の振る舞いがその経歴に基づいたものであると知ったからだ。

進行値、累計+1。



ジョーちゃん:「ニャーン」
GM:商店が立ち並ぶ道に、猫の鳴き声が響く。
GM:看板猫にして偽死蔵王の一人(一猫)、ジョーちゃん(3歳、マンチカン)だ。
GM:かわいいね。
恵那エリカ:かわいいね。
恵那エリカ:ショーを見ながら現実(横の金剛公)から逃避している
店主:「あー可愛いねリューちゃん……じゃあコレ分かるかい?」
店主:二枚の絵を取り出す。よく似ているが、
ジョーちゃん:「ニャ」見た瞬間、片方をビリビリに破く。
ジョーちゃん:……破いた方にはサインがない。贋作だ!
恵那エリカ:かしこいね。
店主:「偉いぞ~~~~っ」
GM:周囲からも投げ銭と投げカリカリが飛ぶ。
GM:これ以上はないです。次のショーも1時間後。
恵那エリカ:「えらいぞー」ちゅーるを投げ銭代わりに置いていく
フローレンス・アシュモール:「なるほど。目利きは確かなようですね……」
フローレンス・アシュモール:遺産から出したダイヤモンドは流石にやり過ぎなので、お金を置いておく。
恵那エリカ:「まあこれなら放っておいてもいっか、そのうちちゃんとジョーちゃん名義で広がるでしょ」
フローレンス・アシュモール:「猫は色覚や静物の認識は苦手な筈ですが……どのように判断しているのでしょうか……」
フローレンス・アシュモール:「やはり匂い……?」割と真剣に考えている。
恵那エリカ:そしてショーが終わってしまい現実に戻ってきてしまった、どうしようかなあ彼女
フローレンス・アシュモール:「エリカさんはどう思いますか? ジョーちゃんが、どのようにして贋作と本物を区別しているのか」
恵那エリカ:「えー」ぶっちゃけ答えが出るならそれでいいんだけど
恵那エリカ:「気になるのは、本物をタッチする、じゃなくて偽物を破く点かなあ」
恵那エリカ:「逆説的に本物を餌で釣ってるわけではないと言えるんだけど」
フローレンス・アシュモール:「ええ、まるで本物の美術品に対する敬意があるようでした」
恵那エリカ:「破けてしまえばそこまで正確に真偽がわかるわけじゃないから、両偽で破れた方を偽と主張している」
フローレンス・アシュモール:「それはありません。あの絵は間違いなく本物でした」
フローレンス・アシュモール:「目利きに関しては、私も自信があります」
恵那エリカ:「うん、じゃあ次、偽の方に術式を張っている、と言いたいけど。これは無いかな。さすがに通したし」
恵那エリカ:「案外アナログに嫌がるものを張ってましたーとかだったら術式精査でわかるわけないけどねー」
フローレンス・アシュモール:「他にも可能性を挙げれば、店主が動物を操るエフェクトでジョーちゃんを操作、誘導していたり、ジョーちゃんが実は知性あるAオーヴァードであるとか」
フローレンス・アシュモール:「疑おうと思えば、いくらでも疑うことはできます」
フローレンス・アシュモール:「ですが、こう考えることもできます」
フローレンス・アシュモール:「いかさまも何もなく、この店で過ごすうちにジョーちゃんが店主の方の愛する骨董品について、本当に区別できるようになった、とか」
恵那エリカ:「まあありなんじゃない?」否定はしない、突き詰めればそれだって立派な原因だ
フローレンス・アシュモール:「――恵那さん。人はどこまでも疑うことのできる生き物です」名乗っていない筈の苗字で呼ぶ。
恵那エリカ:「なーに、レレンタス行?言うてあそこもう人収監できないでしょ」
フローレンス・アシュモール:「それは今も昔も私の権限で決められることではありませんよ」
フローレンス・アシュモール:「ですが、もし、あなたが大博物館に不利益を与える存在ならば、今も昔も私はやるべきことをやります」
フローレンス・アシュモール:「あなたは、イカサマで贋作を見破ったように見せかけた猫か、本当に真贋を見極めることのできる猫、どちらでしょう」
恵那エリカ:「あーそっちか、それは今んとこ無い」
恵那エリカ:「今年の展示論文見たけどクソリプ送る必要ないくらい全部いいやつだったし」
恵那エリカ:「今の体制だったら、まああそこは満足だよ」
恵那エリカ:「あそべーって殴りこみに行くのも野暮だしね」
フローレンス・アシュモール:会話の中で唐突に核心を突きつけることで、反応を見る。使い古された手だが、経験上それなりに有効な手ではある。
フローレンス・アシュモール:それに、こうして一対一で話して人柄は少し見えてきた。
フローレンス・アシュモール:「……なるほど。分かりました」
フローレンス・アシュモール:「人は疑う生き物です。残念ながら、私も例外ではなく」
フローレンス・アシュモール:「あなたに対して警戒する心をなくすことはできません」
恵那エリカ:「あーあーいい、それは想定内」
フローレンス・アシュモール:「――ですが、少なくとも、偽の死蔵王様を用意するような迂遠な手を使う方ではないようです」
恵那エリカ:「私としても身柄を拘束とかされなければどうだっていいしねー、あーそれ、さすがにやり方がくどい」
フローレンス・アシュモール:「無用な疑いを向けました。無礼を謝罪します」深く頭を下げる。
恵那エリカ:「いーよ、そういうのめんどくさいから」
フローレンス・アシュモール:「いえ、これはあなたの嫌いなキングダムの礼儀作法ではなく」
フローレンス・アシュモール:「人として、当然の謝罪です。それならば受け取っていただけませんか?」
恵那エリカ:「……そういうのが嫌なんだけどなー、しゃーなし、受け取っておきますよ」
フローレンス・アシュモール:「ふふ、それはまた失礼を。では、これ以上はやめておきましょう」
恵那エリカ:「なんだわかるんじゃん、んじゃ次行きますよー」
フローレンス・アシュモール:「その前に、恵那さん」
恵那エリカ:「まだあるの?」全部言ってくれないかなこういうの
フローレンス・アシュモール:「ジョーちゃんを撫でる手が手慣れていましたが、猫との戯れ方を教えてもらっていいですか?」
フローレンス・アシュモール:「先程撫でようとしたら逃げられてしまって……」
恵那エリカ:「……」マジかこの人……という目をしておく
恵那エリカ:結局教えた。

GM:ロイス所得、購入が可能です。
恵那エリカ:フローレンス・アシュモール 連帯感/○キングダムの面倒くさいところ全部詰めセット
フローレンス・アシュモール:ロイス保留!
久遠セツナ:【かっこいい汽罐王:@ナターリヤ・ネプチャン〇心配してくれてありがとー!/心配性なのかな?】を取得します。
ナターリヤ・ネプチャン:久遠セツナ ○有意/隔意
恵那エリカ:購入ブルゲ
恵那エリカ:1dx+2
DoubleCross : (1DX10+2) → 10[10]+8[8]+2 → 20

恵那エリカ:買えちゃった、持っておきます
フローレンス・アシュモール:多機能ヘルメットを狙います
フローレンス・アシュモール:1dx+2>=15
DoubleCross : (1DX10+2>=15) → 3[3]+2 → 5 → 失敗

フローレンス・アシュモール:駄目です
ナターリヤ・ネプチャン:フレーバーを現実にするためにバイクを買っちゃおうかな
ナターリヤ・ネプチャン:1dx+3>=12
DoubleCross : (1DX10+3>=12) → 3[3]+3 → 6 → 失敗

ナターリヤ・ネプチャン:だめ!
久遠セツナ:多機能ヘルメットを狙おう。
久遠セツナ:例のコンボ!
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を4増加(65 → 69)
フローレンス・アシュモール:別に緊急度高くないから侵蝕は使わなくていいですよ!
フローレンス・アシュモール:もう結構上がってるし
恵那エリカ:まだ上がりますしね
久遠セツナ:っと、なるほど。
久遠セツナ:すみませんGM、取り下げよろしいでしょうか?
GM:いいですよ~(万物許可)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を65に変更(69 → 65)
久遠セツナ:では素でチャレンジ。
久遠セツナ:3dx>=15
DoubleCross : (3DX10>=15) → 8[2,5,8] → 8 → 失敗

久遠セツナ:失敗。以上です。お待たせしました。


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ミドルフェイズ/シーン3/「偽死蔵王のことなんか、全然好きじゃないんだからね!」

GM:シーンプレイヤー:フローレンス・アシュモール
GM:登場侵蝕お願いします。
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(43 → 48)
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(56 → 63)
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(48 → 58)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(65 → 67)

GM:フローレンスさんは、一緒にミドルをやるあいてをお選びください
フローレンス・アシュモール:久遠様を指名致します
GM:ではそのように!

GM:内容のダイスを振るぜ。内部の番号は、さっき出た2と8を飛ばして1~6の目と対応させます
GM:1d6 メイン:フローレンス・セツナペア
DoubleCross : (1D6) → 6

GM:1d6 サブ:ナターリヤ・エリカペア
DoubleCross : (1D6) → 3

GM:チャートの番号としては、7と4が対応します。

⑦死蔵王コンカフェ「ほーるど」……突発開店。即刻営業停止。

④林組B……「遍く在ること、また林の如し」。雇われの演技バイトとして、偽死蔵王騒動に関わっている。実際に林組は「社会経験も演技の参考になる」として演技以外の仕事も引き受けたりしている(稽古優先という但し書きはあるが)。真っ当な公演をしているので社会的信用もあり、色んな所で活動している。


GM:カランカラン、と玄関のベルが鳴る。
GM:ここは死蔵王コンカフェ「ほーるど」。
GM:ブームに乗っかるため、あるコンカフェが今朝改造してこの形になったのだ。
GM:当然色々とマズいので、行政部からそろそろ営業停止処分が下される……あるいはその処分書を君たちに任されてるかもしれない。
GM:が。当然店員たちはそれを知らないので。
偽死蔵王:「ど、どうも……適当な席へ……」制服をちゃんと着た、眼鏡の女の子。胸が大きい。
偽死蔵王:「ふ、2人新しく来ましたぁ~……」奥に声をかける。
GM:当然のようにちゃんと接客してくる。
フローレンス・アシュモール:「うぐっ」
フローレンス・アシュモール:顔色が悪い。
久遠セツナ:「どしたのフローレンスちゃん、だいじょぶ?」
フローレンス・アシュモール:「いえ……問題ありません。少々寒気がしただけです」
久遠セツナ:「冷房かな? お店の人に頼んで、席変わってもらおうか?」
偽死蔵王:「メニューです……」服が足りなかったのかメイド服を着ている。
フローレンス・アシュモール:手が震えている。
フローレンス・アシュモール:「……大丈夫です。早く調査を済ませてしまいましょう」
久遠セツナ:ん-、とちょこっと困り顔。
久遠セツナ:「あのね、フローレンスちゃん」
久遠セツナ:「我慢はよくないと思うよ?」
久遠セツナ:「なんだったら、休んでもらって、ボクが代わりに調べてもいいし」
久遠セツナ:心底、心配しての発言。他意は全く無い。
フローレンス・アシュモール:「久遠様……ご心配をかけてしまって申し訳ありません」
フローレンス・アシュモール:「……そうですね。同行者がこの調子では気を遣わせてしまいますね」
フローレンス・アシュモール:目を瞑り、息を吸って、吐く。
フローレンス・アシュモール:「――もう大丈夫です。少々面食らってしまっただけです」
フローレンス・アシュモール:「彼女達はただ表面を真似ただけの、死蔵王様とは何の関わりもない生徒」
フローレンス・アシュモール:「そうと分かっている以上、動揺することはありません」
フローレンス・アシュモール:本当に調子を取り戻したようだ。
久遠セツナ:「そそ、ジョウカちゃん本物じゃないんだから」
偽死蔵王:「す、すみません……オーダーの方」
偽死蔵王:「お願いできますか……?」そっと気配を消して近づいてくる。
久遠セツナ:「あ、ごめんごめん。えっと、あったかいお茶とかのほうがいい、フローレンスちゃん?」
フローレンス・アシュモール:「では、この『モカト=ヒャンデルただしチョコ無し』をいただきます」
久遠セツナ:「じゃ、ボクもそれで!」
偽死蔵王:「かしこまりました……その、本日初日ということでサービスなんですが」
偽死蔵王:「チェキはお付けしますか……?」
フローレンス・アシュモール:「結構です」即答
久遠セツナ:「ボクもそれで!」
フローレンス・アシュモール:「あ……久遠様が撮りたければ、撮っていただいても」
久遠セツナ:「ん、だいじょぶだいじょぶ」
偽死蔵王:「は、はい……では少々お待ちください……」姿勢がちょっといい。
久遠セツナ:少し(かなり? だいぶ?)『チェキってなんだろ?』と気にはなったが──
久遠セツナ:「早く終わらせちゃお」
GM:しばらく経って。
偽死蔵王:「お、お待たせしました……『モカト=ヒャンデルただしチョコ無し』になります……」
フローレンス・アシュモール:「ありがとうございます」労いの笑みを浮かべる。
偽死蔵王:「……それでですね、その……」
久遠セツナ:「ん?」
偽死蔵王:「一応、こういう業態ですので……面倒ですが、『おいしくなる呪文』の方を……」
久遠セツナ:「呪文?」
フローレンス・アシュモール:「なるほど」
フローレンス・アシュモール:もう死蔵王の格好でどんな呪文が出てくるのか逆に気になってきた。
偽死蔵王:「一緒に『萌え萌えきゅん♡』とやっていただければ」本人は絶対しないトーンと顔色で、恥じらいもなく。
久遠セツナ:(すごいねフローレンスちゃん、エリカちゃんみたいだよ)ひそひそ
偽死蔵王:「旧代から伝わる曰く付きでして、やらないといけなく……すみません……」
久遠セツナ:「モエモェキューン?」変な呪文だな、とか思う。
フローレンス・アシュモール:(この場合の呪文は魔術詠唱ではなく、おまじないのようなものかと)
フローレンス・アシュモール:「一緒に……ですか」
久遠セツナ:(なるほど!)
偽死蔵王:「はい。では、行きますよ……!」
偽死蔵王:「せーの、」
久遠セツナ:「もえもえー!」
偽死蔵王:「萌え♡萌え♡きゅん♡」
フローレンス・アシュモール:「も……」
久遠セツナ:「きゅんっ!」(ざしゃぁ
フローレンス・アシュモール:「もえ……もえ…………きゅ、ん」
フローレンス・アシュモール:死蔵王とは関係なく、普通に恥ずかしい。
偽死蔵王:「あ、ありがとうございます……ではごゆっくり……」
久遠セツナ:「あははー、なんかおもしろかったねー」
久遠セツナ:純粋に楽しみ、朗らかに笑う。
フローレンス・アシュモール:「い……いけませんね。こういったことは恥を捨てなければ余計に恥ずかしいとは分かっているのですが」
久遠セツナ:「恥ずかしくなんかなかったよー、とってもかわいかった!」
フローレンス・アシュモール:顔の前で手を合わせてもごもごと言っている。
フローレンス・アシュモール:「……あ、ありがとうございます……」
久遠セツナ:「そっかー、さっきのチェキとかってのもこーゆーやつだったのかなー、ひょっとして」うんうんと、一人納得。
フローレンス・アシュモール:「チェキというのは、確かツーショット写真のことだったかと」
久遠セツナ:「なるほどね! フローレンスちゃん、物知りだ!」
フローレンス・アシュモール:「いえ、まだまだ不勉強です。現代の風俗を残すのも我々の務めですが、恥ずかしながら実際に来店したのは今日が初めてでして」
久遠セツナ:「──それにうん、ちょこっとほにゃ・・・ってなったみたい。よかったよかった」
フローレンス・アシュモール:「ご心配をおかけしてしまいましたね」
久遠セツナ:「あはは、フローレンスちゃんがんばっちゃいそうなタイプっぽいから。ちょっとたっぷり、ね」<心配
久遠セツナ:皮肉ではなく、思ったことをそのまま口にする。
フローレンス・アシュモール:「やはり一つの学校を治める方には敵いませんね」
フローレンス・アシュモール:「人を見る目があります」くすりと笑いながら
久遠セツナ:「どかな? どだろ? よく『人の話を聞きなさい』って怒られてるよ、ボク?」
久遠セツナ:えへへ、とバツが悪そうに。
久遠セツナ:「──だからもし何かあったら言ってね、フローレンスちゃん」
久遠セツナ:「知らなかったり、気づけなかったらできないけど」
久遠セツナ:「そうじゃなかったら、できることもあるから、うん」
フローレンス・アシュモール:「……ええ、そうですね」
フローレンス・アシュモール:少し前までは、何もさせない為に知らせず、気付かせないようにしていたことを思い出しつつも。
フローレンス・アシュモール:「では、何かあれば遠慮なく頼らせていただきますね」
GM:店内は興奮したお客が取り押さえられたり、ライブをやるという宣言があったり。
GM:混沌かつほのぼのとした空気は、行政部の強制執行が行われるまで続いた。
GM:ちなみに情報はなかった。

山中川アガベ:「……ん? あれ、ウチのメンバーっすね」
黒部ハレ:「そうなんですの?」
GM:街中を歩いていると、何人かでまとまって歩くある偽死蔵王の組を指さし
GM:アガベが言った。彼女たちは割と出来は良い。
恵那エリカ:「おっと、じゃあ聞き込みしてみようか」
ナターリヤ・ネプチャン:「キミら、もしかして関係大アリなんじゃないか……?」近づいていく
恵那エリカ:「こーんにーちはー」
山中川アガベ:「そうかもしれない気がしてきました……おーい」
林組死蔵王:「ああ、お嬢様方どうも……ってあれ」
林組死蔵王:「アガベじゃん。何してんの? バイト参加予定じゃなかったよね?」
恵那エリカ:「お、バイト中だったのかな?そういう話出てた?」
黒部ハレ:「アガベさま、何かあるんでしたの?」
ナターリヤ・ネプチャン:「なるほど、バイト系か」キュッキュと防水タブレットに書き込む。すべての聞き込みを記録してある。
山中川アガベ:「あー、何かそういうのあった気がするな……」
山中川アガベ:「えっそれで着てんの?もしかして」
林組死蔵王:「そだよー」「街中をこれで歩くの。簡単でいいでしょ」
恵那エリカ:「へー」
ナターリヤ・ネプチャン:「アンジェリカって見境とかないの?」
林組死蔵王:「割が良くて募集も規模大きかったからサイコー……おや、すみません。初めまして素敵なレディ」
恵那エリカ:「まあまあ、芸能は先立つものが無いとどうにもならないからねえ」
林組死蔵王:「一応、上の方が通してますので大丈夫な部類ではあるかと」
林組死蔵王:「よっぽど……例えば銀行強盗がー、とかだとちゃんと弾いてくださいますし」
GM:そんな感じで話しつつ聞き出すぞ。判定。
GM:〈情報:(任意)〉難易度8です
恵那エリカ:生き字引使おうかな
恵那エリカ:コスト1、意志で判定します
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1増加(48 → 49)
恵那エリカ:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 8[1,1,2,2,6,8]+2 → 10

ナターリヤ・ネプチャン:わー 成功だ
GM:成功!

〈情報:(任意)〉難易度8
詳しく話を聞くと、彼女たちは金策以外の理由で参加しているらしく、「あの座長が興が乗ったとか言って参加してんの、見たいに決まってるよね」「実際凄かったよ、今回の先輩」とのこと。……その座長の力が借りられれば、一気に林組を撤収させられるかもしれない。

→イベントシーンが発生しました。次に登場する偽死蔵王は特殊なものになります。


山中川アガベ:「え、座長いんの……? なんで……?」
恵那エリカ:「ほへえ、だから求人票とかの形じゃないんだねえ」
林組死蔵王:「知らん知らん」「でもなんか乗り気だったよ」
ナターリヤ・ネプチャン:急な王子様口調に鼻白んでいたが、持ち直す。「ええと、キミたちの探し人だったよね」
山中川アガベ:「いや、座長はまた違うっすね……ややこしくてすいません」
山中川アガベ:「探してるのが『楽団長』のライカ先輩。『座長』はトオル先輩で……」
黒部ハレ:「どんな人ですの?」
山中川アガベ:「ろくでもない人」
恵那エリカ:「あ、聞いたことある、ろくでもないの?」
恵那エリカ:そんな印象無かったけどなあ
ナターリヤ・ネプチャン:「そうか。いけないな、エリカの紙情報を記録し忘れてた」
ナターリヤ・ネプチャン:「どんな奴なんだ?」
林組死蔵王:「ぼんやりしてるのに演技めちゃ上手いの」
林組死蔵王:「あと綺麗でね……顔の良さだけで軍とか動かせるよ、ぶっちゃけ」
恵那エリカ:「へええ、強いじゃん」
林組死蔵王:「それを補って余りあるくらい適当なんだけどね」もう敬語も取れてる。慣れすぎ。
ナターリヤ・ネプチャン:「へえ、すごい逸話だ」
ナターリヤ・ネプチャン:芸術家系はすぐ話を盛りたがるな……と認識。
黒部ハレ:「凄い方ですのね……」
黒部ハレ:「ね、ね。ご協力いただければ、解決に大きく近づくのではありませんの?」
山中川アガベ:「……なるほど?」
恵那エリカ:「確かに、目下楽団長ちゃんが行方不明のさなか、キングダムに座長が乗り気だと関係性もありそうだねえ」
ナターリヤ・ネプチャン:「林組のトップが化けてる偽五席か……探すアテはあるのかい」
林組死蔵王:「あ、見に行くの? ならさっき会った場所教えるわ」
林組死蔵王:「その辺探せば会えるんじゃないかな」
山中川アガベ:「マジありがと、恩に着る」
恵那エリカ:「ありがとーう!」
ナターリヤ・ネプチャン:「有り難い……ふむ」
ナターリヤ・ネプチャン:「”演じる”ことを極めた手合いだとどんな仕上がりになるんだろうね」
恵那エリカ:「ふうん」クオリティを気にする感じなのかとぼんやり思っておく
恵那エリカ:「あ、そうだ、二人に質問、楽団長ちゃんは見てない感じ?」
林組死蔵王:「んー?」「楽団長……ライカ先輩?」
林組死蔵王:「……見てないなあ」「まあみんな休み中はてんでバラバラだし、気にしすぎなんじゃない?」
恵那エリカ:「なーるほどね、ありがと二人とも」
林組死蔵王:「ういうーい」「んじゃ、失礼します」
山中川アガベ:「ありがとー」
黒部ハレ:「……では、会いに行きますか……?」
山中川アガベ:「かね……それでもいいですか?」
恵那エリカ:「いいよー」
ナターリヤ・ネプチャン:「顔で軍が動かせるんだっけ。まあ、見に行ってみようか」
恵那エリカ:「あそうだネプチャンちゃんだっけ」
恵那エリカ:「紙媒体良くなかったらなんか別のにしておく?」
ナターリヤ・ネプチャン:「ナターリア。……まあ、ネプチャンでもいい」
ナターリヤ・ネプチャン:「紙が相性悪いのはオレの事情だからさ、別に無理に合わせにこなくてもいいけど」
恵那エリカ:「あーいやいや平気平気」紙のデータをぺらっと取ってさっき露店で買った輝石を用意
恵那エリカ:術式を走らせ、10秒足らずでデータを写し終えた
恵那エリカ:「大した手間じゃないし……魔法局の見様見真似だけどこれでいい?」
ナターリヤ・ネプチャン:「……悪くない手際だ。自己流でこれを?」
恵那エリカ:「まあね、細かいことは色々できるはず。拡張子に馴染みが無いからそこだけお借りした感じになるけど」
ナターリヤ・ネプチャン:「ふウん……いや、確かに。そういえばそうか」プリントされた輝石をしげしげと眺め
ナターリヤ・ネプチャン:「キミ、セツナの友人・・・・・・なんだもんな。……もしかして、オレが疎いだけで全日制だと有名人?」
恵那エリカ:「あーそっか、そういや今日私服だったわ」
恵那エリカ:「キングダム生だよ、多分定時」
恵那エリカ:「多分なのは校舎入ったことないから」
ナターリヤ・ネプチャン:「……???」
ナターリヤ・ネプチャン:「いや……わかった。おいおい、ってことにしておく」輝石を手元にしまう。
ナターリヤ・ネプチャン:なんとなく、それを言ってのけることに凄みを感じたからだ。
恵那エリカ:「まあ、そのうちね、そのうち」
恵那エリカ:「んじゃあ行こうか」
恵那エリカ:そう軽く言うとふらりと現場に行った

GM:ロイス所得・購入が可能です。
フローレンス・アシュモール:久遠セツナ ○感服/不安
久遠セツナ:【ジョウカちゃんのお友達:フローレンス・アシュモール@〇あたまがよくてかわいい!/時々なにか大変そう、心配】
フローレンス・アシュモール:多機能ヘルメット狙います
フローレンス・アシュモール:2dx+2>=15
DoubleCross : (2DX10+2>=15) → 10[8,10]+6[6]+2 → 18 → 成功

フローレンス・アシュモール:買えちゃった……装備!
久遠セツナ:買い物が上手すぎる!
久遠セツナ:UGNボデマ。まだチャンスはありそうだから素振りで。
久遠セツナ:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 10[1,4,10]+7[7] → 17 → 成功

久遠セツナ:買えちゃった。装備して以上。
恵那エリカ:ナターリヤ・ネプチャン ○期待/不安 魔道工学どんなのかなー
ナターリヤ・ネプチャン:恵那エリカ ○好奇心/疑念 定時制……?マジで?
ナターリヤ・ネプチャン:復活のバイクチャレンジ
ナターリヤ・ネプチャン:1dx+3>=12
DoubleCross : (1DX10+3>=12) → 1[1]+3 → 0 (ファンブル) → 失敗

ナターリヤ・ネプチャン:おわりだ
久遠セツナ:バイクの代わりに俳句を買えちゃいそうな判定だ
恵那エリカ:じゃあバイク買おうかな
恵那エリカ:1dx+2
DoubleCross : (1DX10+2) → 10[10]+1[1]+2 → 13

恵那エリカ:買えたし、ナターリアちゃんにパスして終わり
ナターリヤ・ネプチャン:わ〜〜!ありがたすぎ!
ナターリヤ・ネプチャン:蒸気機関で動くバイクだよ
恵那エリカ:かっこいー!
久遠セツナ:スチームパワーだ

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ミドルフェイズ/シーン4/「偽死蔵王の風、吹いてきてる。着実に、確実に、俺たちの方に」

GM:シーンプレイヤー:特殊シーンのため全員
GM:登場侵蝕お願いします。
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(49 → 55)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(67 → 75)
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(63 → 69)
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(58 → 66)

GM:ナターリヤとエリカの組が入手した「林組の座長」の目撃情報とその位置情報。
GM:それを元に、あなたたちは調査を行うことにした……が。
GM:それらしい影は一向に見つからない。
山中川アガベ:「……あーっ! 一体どこいったんすかねあの人!」
黒部ハレ:「ドンマイですわ……」よしよし……
恵那エリカ:「もう既に移動しちゃった?にしては早い気もするけど……」
久遠セツナ:「セイラちゃんから聞いた感じだと、座長さん」
ナターリヤ・ネプチャン:「話を聞く限り、目立ちそうなものだけどな……」きょろきょろ
久遠セツナ:「目立ちそうなんだけどね」
久遠セツナ:とったっか──と、適当な高いところに移動して、同じくきょろきょろ。
フローレンス・アシュモール:「座長様からお話を聞ければ、楽団長様の行方についても何か掴めるかもしれないと思ったのですが……」
山中川アガベ:「こういう時に限っていないんだよな、全く……!!」
フローレンス・アシュモール:(それに、アルバイトで偽物を演じているのなら、雇い主についても聞いておきたいところ)
黒部ハレ:「まあまあ……あ、そうですわ! 本筋とは関係ないかもしれませんが、いいものを見ましたの!」
山中川アガベ:「?」
久遠セツナ:「え、なになにー!」くるくるりんと着地。
恵那エリカ:「教えて教えてー」
黒部ハレ:「ほら、あちらの古書店」声を潜めつつ。
久遠セツナ:「ふむふむ」そちらへと目を向ける。
黒部ハレ:「窓の中にお見えになるの……本物の死蔵王さまではありませんの?」
GM:★シークレット★"本物"の偽死蔵王……滅茶苦茶本物っぽい雰囲気の人がいる! 魔術に纏わる本を古本屋で読み漁っているし……なんかいい匂いもするし……スタイルもいいし……これは本物なんじゃないか? 林組の座長がいるとかいう話は嘘だったのかな……
竜胆ジョウカ:『……』声は聞こえないが、一心不乱に本を見て回っている。
ナターリヤ・ネプチャン:「なるほど、確かに……そこはかとなく気品を感じる五席様だ」
竜胆ジョウカ:『……』一見しても二見しても本物みたいに見えるぞ。
恵那エリカ:「おお、ほんとだ」
久遠セツナ:「むー」半目で確認。
フローレンス・アシュモール:「…………」
GM:疑う皆さんは、〈意志〉難易度10で振っても構いません。
GM:疑わない人は振らなくてもいいよ。
久遠セツナ:スタイルがよくて気品があるので疑いますw
フローレンス・アシュモール:3dx+5>=10
DoubleCross : (3DX10+5>=10) → 8[1,8,8]+5 → 13 → 成功

恵那エリカ:といいつつも何か偽装ないかなーなんの魔術使ってるかなーと確認してるので振ります
恵那エリカ:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 10[1,2,6,8,10]+5[5]+2 → 17

ナターリヤ・ネプチャン:本物なんじゃないか?となってるので振らないことにします
久遠セツナ:あとあれだ、友達を見間違えたくないw
久遠セツナ:EX:気ままな風
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を4増加(75 → 79)
久遠セツナ:9dx+15>=10
DoubleCross : (9DX10+15>=10) → 10[1,1,4,5,6,7,9,10,10]+9[7,9]+15 → 34 → 成功

久遠セツナ:冒険者アイがすべての真実を見抜くぜ(`・ω・´)
GM:めちゃくちゃ成功してる では解放!
恵那エリカ:すごいぜ

〈意志〉難易度10
あなたたちは彼女のその雰囲気が、メイクと服装・演技、そしてソラリス能力に基づく周囲に散布された幻惑剤によって作り出したものであること、その正体は全然別人であることに気づく。
他の連中よりも本気で「死蔵王」を演じている彼女こそが、アンジェリカ歌劇団林組座長、白浜トオルである。


山中川アガベ:「はえー、あれが……偉い人なんだよな?」気づいてない。
黒部ハレ:「ええ!すごいお人ですわ」上に同じ。
ナターリヤ・ネプチャン:「多くの偽死蔵王を観測てきたオレにはわかる」
ナターリヤ・ネプチャン:「あれこそもっとも本物らしい死蔵王だ…!」
久遠セツナ:「んー、すごくっぽい・・・けど」じーっと観察。
久遠セツナ:「ジョウカちゃんじゃないよ、あの子」そして断言。
黒部ハレ:「えっ」
恵那エリカ:「んー、魔術みたいにガチガチの体系化はされてないけどこれは……キングダムじゃないどっかのソラリス教本にあった気がするな……」
フローレンス・アシュモール:三人に恥をかかせずに指摘する方法を考えていたが、
フローレンス・アシュモール:「とても巧妙な偽装……いえ、演技というべきでしょうね。実際に死蔵王様に会ったことがなければ見破るのは至難でしょう」
久遠セツナ:「あと変な臭いがする。なんだろこれ?」
久遠セツナ:くんくんと鼻を鳴らして──
恵那エリカ:「でも本当に雰囲気程度、残りほぼ演技とメイクで作ってる」
恵那エリカ:「私も教本の内容覚えてないとわからなかったなこれ」
フローレンス・アシュモール:実際のところ、気品を感じた時点で本物ではないと直感していたのだが。
恵那エリカ:「あー、それ多分幻惑剤だからあんまり吸わない方がいいよ」
恵那エリカ:ハンカチを久遠ちゃんに渡しておく
山中川アガベ:「ってことは……あれ、もしかして」
竜胆ジョウカ?:見ているとふらっと店から出てきた。声をかけるなら今。
久遠セツナ:「あっと危ない危ない。ありがとエリカちゃん」
フローレンス・アシュモール:「失礼致します」死蔵王?に声をかける。
ナターリヤ・ネプチャン:「むむ……」自信を失いながら様子を見る
竜胆ジョウカ?:「えっ、わっ……こ……金剛、公?」ふるまいもそれっぽさはある。
久遠セツナ:「あははー、うん。でもやっぱりそっくりはそっくりだね」
竜胆ジョウカ?:「どう、しました? こんな街中で……お休みなのでは?」
フローレンス・アシュモール:「なるほど、私のことも調べられているのですね。その姿勢は素晴らしいですが」
久遠セツナ:これまでとは違うレベルの偽死蔵王さんに笑いかける。
フローレンス・アシュモール:「死蔵王様は私のことをそのように呼びません」
フローレンス・アシュモール:「少なくとも、出会って一言目は名前を思い出す為に曖昧に誤魔化します」
竜胆ジョウカ?:「え、えー……」
恵那エリカ:(そうなんだ)
久遠セツナ:(あはは、そうかも)
竜胆ジョウカ?:「……んー……じゃあこっちがミスったし、もういいかなー」
ナターリヤ・ネプチャン:(そうなのか……)
竜胆ジョウカ?:露骨に雰囲気が変わる。急に身長伸びた?みたいな感じ。
竜胆ジョウカ?:「ちなみに、お話は死蔵王サマあて? だったら私偽物だけど」
恵那エリカ:「いや?」
竜胆ジョウカ?:ゴソゴソと制服っぽいものを紙袋に放り込みつつ。
恵那エリカ:「アンジェリカの座長さん・・・・・・・・・・・を探してるんだよね」
竜胆ジョウカ?:「あ、じゃあ私で当たりだね」
白浜トオル:やがてヅラやらカラコンやらを取り、出てきたのは全く別の人物。



白浜トオル:「どうもー。座長やってます、白浜トオルでーす」
久遠セツナ:「おお、すごい! 全然別の人だ!」その技術に目をキラキラと輝かせる。
白浜トオル:手をひらひら。
黒部ハレ:「はわわ……」
恵那エリカ:「どうも~」ひらひら手を振る
山中川アガベ:「メイクはそのままだから脳バグりそう……!!」
ナターリヤ・ネプチャン:ごしごし、と目を擦る「なんてことだ。まるで別人だな」
久遠セツナ:「すっごいねぇ、全然違うのに見た目も雰囲気もジョウカちゃんだったよ」
フローレンス・アシュモール:「お仕事のお邪魔をしてしまい、申し訳ありません」
久遠セツナ:うんうんと感心。
恵那エリカ:「んで、何聞こうか」これはみんなに
白浜トオル:なんでもきいてね、とニコニコ。
フローレンス・アシュモール:「まずは、山中川様のご用件から」
久遠セツナ:「うん。あとは『なんで?』かな?」
久遠セツナ:<まずはアガベちゃんの用件
山中川アガベ:「ん、あーそっか……」
山中川アガベ:「……ライカ先輩、しばらく消息分かんないんですけど。何か知ってたりしますか?」
白浜トオル:「あー。キングダムで合宿してるよ」しれっと。
白浜トオル:「名前……は忘れたけど、どっかの会が場所貸してくれた―とか言ってて」
白浜トオル:「料金は通常だけど、バイトの依頼出して別口でお金入れてくれるから実質割安……みたいな感じだったよ」
山中川アガベ:「……バイトの依頼?」
白浜トオル:「ん、今やってたやつ」
恵那エリカ:「死蔵王の恰好をするバイト?」
久遠セツナ:「万国吃驚ジョウカちゃん?」
白浜トオル:「そうそう。やりつつ仮装グッズ広めてくれたらー、みたいな」
フローレンス・アシュモール:「依頼元の名前は……忘れてしまったのですか?」
白浜トオル:「えーと……」ごそごそと紙袋やらポッケを漁りつつ。
白浜トオル:「……ごめんアガベちゃん、ちょっと手伝って―」
GM:数分後。
白浜トオル:「あったあった、契約書の写し。原本は学校置いてきたけど」
GM:くちゃくちゃの紙が出てくる。
久遠セツナ:「ふわ~、しっかりしてるねぇ」
フローレンス・アシュモール:「ありがとうございます」お辞儀
ナターリヤ・ネプチャン:「しっかりしてるか?」しわくちゃの紙をつまんで
GM:文章量が多く分かりにくいが……その中には割としっかりと、
久遠セツナ:素直に感心。口約束で依頼を受けることもある身からすれば異世界の話だ。
恵那エリカ:「どもども」紙を確認。複製禁止の術は貼ってあるかなあ
GM:「星辰研究会」の文字。貸出手として参加しているらしい。
久遠セツナ:「あ、ここって確かナターリヤちゃんが言ってた」
ナターリヤ・ネプチャン:「ああ……ここまでどんぴしゃりだとは思わなかったな」
フローレンス・アシュモール:「ここで星辰研究会ですか……汽罐王様の元へ来た匿名の通報は、無根拠な悪戯ではなかったようですね」
フローレンス・アシュモール:それが善意によるものなのか、何らかの罠なのかは、まだ判断できないが。
恵那エリカ:「でもこれさあ、このまま素直に考えると自分たちで種を撒いて自分たちで通報して捜査してもらってるような感じじゃない?」
恵那エリカ:丸コピは良くないかなあと思いながらとりあえず必要な部分をメモに取っておく
黒部ハレ:「内部も一枚岩ではない、とかでしょうか……通報したのと撒いたのは別、というか」
フローレンス・アシュモール:「今想定できる可能性としては、汽罐王様を誘き寄せる為の罠である可能性ともう一つ」
久遠セツナ:「リュウカちゃんの話だと、ジョウカちゃんじゃなくてもよかったんじゃないか──だったよね、確か」
久遠セツナ:「ジョウカちゃんが条件・・に合ってた──ってだけで」
フローレンス・アシュモール:「楽団長様が場所を借りているという合宿……そこで何かを知ったアンジェリカの方による善意の通報」
フローレンス・アシュモール:「その場合、死蔵王様の偽物騒動の犯人だけを指摘するのは少々不自然ではありますが……」
ナターリヤ・ネプチャン:「うーん……トオル、キミはその雇用主のこと何かわからないか?」
ナターリヤ・ネプチャン:「”合宿”がどこで行われているのか、とか。思いつきのようなものでもいい」
白浜トオル:「? んー……大して知らないかな」
白浜トオル:「でもまあ、ライカが一緒に行ってるし大丈夫な人だと思うんだけど」
白浜トオル:「ところで何の話してたの?」
フローレンス・アシュモール:「死蔵王様に扮するアルバイトに関して、大博物館、及び死蔵王様は許可を出していません」
フローレンス・アシュモール:「ですので、一度発起人にお話を聞きしたく、足取りを辿っているのです」
白浜トオル:「なるほど……って、そうなの?」
恵那エリカ:「ちなみにそこの人は博物館の人ね」
白浜トオル:「あ、どうも……あー、なるほど……?」
白浜トオル:「……うん。もしかして怪しいね?」
フローレンス・アシュモール:「はい。残念ながら」
山中川アガベ:「そうなると、その……ライカ先輩もアレかな、と……」
久遠セツナ:「うんうん、怒られちゃうかもだよ」
白浜トオル:「確かに危ないかもね……ライカなら大丈夫、かもだけど……」
ナターリヤ・ネプチャン:「もしかしたら、何か事件に巻き込まれているのかも」
久遠セツナ:「だから探してるのです、ライカちゃんを」
久遠セツナ:「お話聞ければ安心できるし、何かわかるかもしれないしね」
ナターリヤ・ネプチャン:「ああ。そうでないにせよ……君たちは知らずのうちに星辰研究会の計画の片棒を担がされてる」
ナターリヤ・ネプチャン:かもしれない、という話ではある、結局往来を死蔵王で埋め尽くす目的は掴めていないのだから。
ナターリヤ・ネプチャン:「健全な状態とは言えないだろ」
白浜トオル:「……うん、だね。ちょっと失礼」
白浜トオル:ポッケから連絡用の端末を取り出し。
白浜トオル:「……あーあー、連絡でーす。今キングダムのバイトに参加してた人、ちょっと怪しそうなので撤退します」
白浜トオル:「なんか……補填は……うまいこと法務部がやるっしょ。やってもらいます」
白浜トオル:「んじゃよろしくねー」ブチ。
白浜トオル:「……これでOKなはずだよー」
恵那エリカ:「素早い」
フローレンス・アシュモール:「ありがとうございます」
久遠セツナ:「これで一安心──かな?」
久遠セツナ:あくまでもひとつだけだけど。
フローレンス・アシュモール:「星辰研究会は大博物館の発掘事業を妨害しようとしている疑いがあります。これ以上自由にさせる訳には参りません」
白浜トオル:「あー、それは私がふらっと行っただけだから気にしなくていいよ」
白浜トオル:「あ、もしかしてデカイヤバさの……ごめんね?」
久遠セツナ:「あはは、好き勝手してる」
フローレンス・アシュモール:「……もしかして、今朝の死蔵王様は……」
白浜トオル:ピース。
フローレンス・アシュモール:「白浜様。後日、大博物館から通達が来るかもしれませんので、お覚悟を」にっこりと微笑む
恵那エリカ:「やるじゃん」胆力も演技力も
白浜トオル:「ははは、ごめんなさーい」
恵那エリカ:「んじゃ、後は星辰研究会かな」
久遠セツナ:「うんうん、直接会って聞いてみよー!」
ナターリヤ・ネプチャン:「結局そっちをとっちめられればいいわけだ」
黒部ハレ:「まあ、まだ人が多くて見つけるには時間かかりそうですけど……」
フローレンス・アシュモール:「はあ……無許可で死蔵王様の扮装をしていることには変わりありませんし」
山中川アガベ:「でもま、林組撤収するし多少楽になるっしょ」
フローレンス・アシュモール:「ここまで来た以上、お話は聞かせていただきましょう」
久遠セツナ:「そうそう、なんでこんなことしてるか、知りたいしね!」

林組が撤収したことで、偽死蔵王が減り捜査がかなりしやすくなりました。

進行値+1。累積合計は+2です


GM:ロイス・購入が可能です。
恵那エリカ:ロイスは無し、購入はどうしようかな
フローレンス・アシュモール:ロイスは満タン!
フローレンス・アシュモール:購入は強化素材を狙います
フローレンス・アシュモール:2dx+2>=15
DoubleCross : (2DX10+2>=15) → 7[7,7]+2 → 9 → 失敗

フローレンス・アシュモール:そう上手くはいかない
恵那エリカ:じゃあ強化素材便乗
久遠セツナ:ロイスはなし。
恵那エリカ:1dx+2
DoubleCross : (1DX10+2) → 4[4]+2 → 6

久遠セツナ:購入は強化素材便乗2します。
恵那エリカ:無理終わり
フローレンス・アシュモール:エフェクトは使わなくていいよ!
久遠セツナ:3dx>=15
DoubleCross : (3DX10>=15) → 10[7,9,10]+4[4] → 14 → 失敗

久遠セツナ:お
フローレンス・アシュモール:すごい
ナターリヤ・ネプチャン:ロイホ 購入はボディマかな
久遠セツナ:財産1つかって購入しておきましょう。んでフローレンスちゃんにトス。
フローレンス・アシュモール:やったー! ガードシールドに使用してガード値+1します
久遠セツナ:コンボでなくともやるときはやる子(`・ω・´)
フローレンス・アシュモール:金剛公フルアーマード
ナターリヤ・ネプチャン:2dx+3>=12
DoubleCross : (2DX10+3>=12) → 7[4,7]+3 → 10 → 失敗

ナターリヤ・ネプチャン:財産使っちゃお 2払って調達で
久遠セツナ:幕間処理は以上です。
GM:イエイ


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ミドルフェイズ/シーン5/「偽死蔵王跋扈す 駆除せよ」

GM:シーンプレイヤー:久遠セツナ
GM:登場侵蝕お願いします。
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(69 → 77)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(79 → 80)
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(55 → 65)
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(66 → 76)

GM:セツナさんは一緒にやる相手を選んでね
久遠セツナ:お、なるほど。
久遠セツナ:一週しましたし、エリカちゃんかな?
GM:あいよっ!(いなせな大将)

GM:それではサプライズ偽死蔵王チャートを振るぜっ
GM:ちなみに残りは1,3,5,6の4つ……だったのですが、3は林組でした。
久遠セツナ:おお
GM:そのため撤退し、残りは三種類。1,5,6にそれぞれ1~3の目を対応させるぜ
GM:1d3 メイン
DoubleCross : (1D3) → 1

GM:1d3 サブ
DoubleCross : (1D3) → 2

恵那エリカ:1と5だ

①木彫り……ずっと寝ていると思ったら、よくできた死蔵王の木彫りの像だ! それにしてもよく似ている……博物館に展示してもいいかもしれない。作者不詳。

⑤ゴロツキ……その辺(周囲の学校含む)の騒動好きの皆さん。流行ってるらしい、なんか楽しそう、お金になるらしいなどの弱い理由で変装を始めた。趣味でやってるせいでやめたがらない奴も混ざってるので、地味に厄介。


GM:ある公園のベンチ。
GM:だらしなく転がり、しかし下着がギリギリ見えない感じの姿勢で眠る死蔵王の姿があった。
GM:よく似ているが、微動だにせず、呼吸もしない。あと人の重さと触った感じじゃない。
GM:……木彫りの像だ。よく出来ている……
恵那エリカ:「木製だこれ!?」
久遠セツナ:「ほんとだ!」
久遠セツナ:見て近づいて、ぺしぺしっとして初めて気づくレベルの精巧さ。
恵那エリカ:「めっちゃよくできるじゃん」一つ一つのパーツが精巧だ
恵那エリカ:近づいても偽物だとわかるのに時間がかかる
久遠セツナ:「だねぇ。追加のお土産にしよっか、ジョウカちゃんに?」その出来に関心。
恵那エリカ:「しておく?どうやって運ぼう」
久遠セツナ:「うーん、ちょっと重いし──」
久遠セツナ:「お天気は大丈夫そうだし、あとでマイカちゃんに取りに来てもらうとか!」
久遠セツナ:盗掘卿 宝条マイカ。
久遠セツナ:ジョウカちゃんの副官にして、なんかいろいろ運ぶのが得意な子だ。
恵那エリカ:「なるほどねえ、となるとマッピングと」位置をスマホに記録して
恵那エリカ:「簡単にカバーをかけておくといいかな?」雨避け・日避け・防風・防塵の結界をテント状に打ち込んでおく
久遠セツナ:「うん! あとは『持ってかないでね』とメモをはっつけとけばばっちり!」
恵那エリカ:「よし」
恵那エリカ:流石に簡単な術だしこれで足がつくこともあるまい
久遠セツナ:「でも残念。ハズレだったね」
久遠セツナ:この偽ジョウカちゃんは、星辰研究会へとは繋がらなさそうだ。
久遠セツナ:「──ちょっと休んでこか? ベンチもあるし」
恵那エリカ:「まあそんなもんでしょー、休んでいこ」
恵那エリカ:近くのベンチに向かい
恵那エリカ:「紅茶?コーヒー?」
久遠セツナ:「苦いの苦手! だから牛乳たっぷりの紅茶がいいな!」
恵那エリカ:「はいよー」といいながら置き型ガスバーナーと小鍋を出して
恵那エリカ:さっき自販機で買った水を入れて温める
久遠セツナ:「本格的だ!」
久遠セツナ:ぴょこん──っとベンチに正座。わくわくして準備を見守る。
恵那エリカ:一度カップを温めてからもう一回お湯を沸かして
恵那エリカ:適当なところで火を止めて小鍋にティーバッグを入れる
恵那エリカ:色がついたところで牛乳を家から呼び出して入れて、それらを注いで
恵那エリカ:「どうぞー」
恵那エリカ:「さっき喫茶店で買ってきたクッキーもあるよ」袋から出して渡す
久遠セツナ:「わーい、ありがとエリカちゃん!」
久遠セツナ:カップを両手で包むように受け取り──
久遠セツナ:「いただきまーす!」
恵那エリカ:「いただきまーす」噴水を眺めながら紅茶を頂く
久遠セツナ:んくんくと、暖かで優しい味のミルクティーを美味しく頂く。
久遠セツナ:「……ぷはぁ!」半ばで飲み干して、これまたおいしそうな色とりどりクッキーを口へと運び。
久遠セツナ:「こっちもとってもおいしいねぇほっひもほっへもほいひいへえ」おひさまのような笑顔。
恵那エリカ:「よかったよかった」
恵那エリカ:作法については特にうるさくしない
久遠セツナ:もぐもぐ──ごっくん。
久遠セツナ:「そういえば、キングダム」と──
久遠セツナ:「思ったより普通だね。ちょっと意外」
久遠セツナ:おなかとこころがくちて、ぽろりと素直な感想。
恵那エリカ:「そう?というかどういうイメージしてたの?」
久遠セツナ:「前にほら、エリカちゃんがいじめられたりとか」
久遠セツナ:「ミナトちゃんから『行くなら王には気をつけてくださいね絶対』とか言われてたから」
久遠セツナ:「ちょこっと怖い学区なのかなぁ──って思ってた」
恵那エリカ:「今日は話が比較的通じる人が多いからねえ」
久遠セツナ:「そっかぁ、そうだよねぇ……」んー、と身体を伸ばす。
久遠セツナ:「エリカちゃんのときも、話が通じる人だったらよかったのにね」
恵那エリカ:「まあ通じても残当みたいなところあるけどね私の場合は」
久遠セツナ:「前にも言ったけど、ボクはそうは思わないけどなぁ──」
久遠セツナ:んくんくと、再びミルクティーに口をつける。
久遠セツナ:「ふあ~……おいしいねぇ、このミルクティー。おかわりしてもいい?」美味しさでほっぺを落としながら。
恵那エリカ:「いいよー」お茶を追加で注ぐ
恵那エリカ:「味変でこんなのもあるけどどう?」はちみつのパック
久遠セツナ:「それはとってもおいしそう! お願いします!」へへーっと頭を垂れる。
恵那エリカ:「はいはい」とかして入れて渡す
久遠セツナ:「ふわぁ~。『とってもおいしい』が、『すごくとってもおいしい』にレベルアップだよ~」優しい甘さに、ますますその表情が蕩ける。
恵那エリカ:「そう言われると獄中で習った甲斐があるねえ」
久遠セツナ:「あ、このはちみつってエリカちゃんのとこで取り扱ってるやつ?」
恵那エリカ:「あ、そうそう、最近先生の話聞いて養蜂とか牧畜にも手を出してさ」
久遠セツナ:「エリカちゃんすごいねぇ、ばんのーの天才だよ」
久遠セツナ:「小瓶とかに入れたら持ち歩けるかなぁ。野営とかの時にぽたりぽたーりとお湯に垂らしたら美味しいかも!」
恵那エリカ:「………」少し顔を赤らめた
恵那エリカ:「……初めて言われたかも」
久遠セツナ:「ボクが保証するよ。エリカちゃんはすっごいのです!」えへんと我がことのように自慢気に。
恵那エリカ:「あはは、照れるなあ……」本当に慣れていないことからくる声で言った後
恵那エリカ:「蜂蜜、瓶で取っておくよ、取りには来れるよね?」
久遠セツナ:「わーい、ありがとーエリカちゃん。大好き!」満面の笑みを返す。
恵那エリカ:「て、照れる~~~~~~~」



偽死蔵王:「いやー、なんだか減ってきたシゾねえ」
偽死蔵王:「そんな語尾じゃねーだロ。もっと似せろよ」
偽死蔵王:「ハッハッハ、こういうのは最後までやってたもんが勝ちシゾ」
GM:林組は撤収したものの、まだまだ偽死蔵王はいる。
GM:おまけにこういう層は何となくの噂で始めたのが大体で、
GM:この騒ぎを面白がってるのでなかなか辞めたがらない。
GM:こんな相手は「わからせ」るに限る。

→突発的に暴れた連中を対処し、摘発をやってるところを見せつけよう。
〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉〈交渉〉いずれかで判定を行い、合計が40以上になったら進行値+1。1ラウンド以内に達成できなかった場合3dダメージ。

ナターリヤ・ネプチャン:やってやるぞ〜
フローレンス・アシュモール:うおー
偽死蔵王:やるシゾ~
フローレンス・アシュモール:一応確認です
フローレンス・アシュモール:ダメージに対して装甲とガードは有効ですか? あとカバーリングは可能ですか?
GM:有効!
フローレンス・アシュモール:了解です
ナターリヤ・ネプチャン:えー、達成値勝負はマジでカスです
フローレンス・アシュモール:とりあえずやってみるか……
GM:RC11あるでしょ
ナターリヤ・ネプチャン:あ、そうでした そうじゃないですか
フローレンス・アシュモール:汽罐王様の達成値見てエフェクト使うか決めよう
ナターリヤ・ネプチャン:やりまあす
ナターリヤ・ネプチャン:4dx+11 RC
DoubleCross : (4DX10+11) → 9[2,3,8,9]+11 → 20

ナターリヤ・ネプチャン:わりかしいい感じですね
ナターリヤ・ネプチャン:マクスウェルプログラムでダイス+3できるんですが、使いましょうか?
フローレンス・アシュモール:一応使っておくか
フローレンス・アシュモール:大丈夫! エフェクト使えば確定で成功するので
フローレンス・アシュモール:メジャー:【我に試練を】《スキルフォーカス》 2(+db)dx+20(22) 対象:単体 射程:350m 攻撃力+21 侵蝕2
ナターリヤ・ネプチャン:了解です!
フローレンス・アシュモール:3dx+20
DoubleCross : (3DX10+20) → 6[3,6,6]+20 → 26

フローレンス・アシュモール:エフェクトなしでもギリギリ成功してたな
ナターリヤ・ネプチャン:最強の王達
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を2増加(77 → 79)
GM:ブラボー(拍手) では適当に入ってきてボコしてください

偽死蔵王:「……んー……しかし金にはならないシゾ~」
偽死蔵王:「もっと死蔵王に寄せて、詐欺にするってーのハ……」
フローレンス・アシュモール:「――そこの方々、少しよろしいでしょうか?」
偽死蔵王:「「「アン?」」」話していた何人かが一斉に振り返る。
フローレンス・アシュモール:「ただ扮装を楽しんでいるだけならば、お願いはしても無理強いまではするつもりはありませんでしたが」
フローレンス・アシュモール:「大博物館の学芸員として、死蔵王様を名を騙っての犯罪行為は見過ごせません」
フローレンス・アシュモール:「まだ実行されていないようですので、その扮装を脱いでいただければこれ以上は申しません」
ナターリヤ・ネプチャン:金剛の輝きに控えるように黒肌の少女が座する。
偽死蔵王:「あーん、学芸員カ……?」
ナターリヤ・ネプチャン:「祭りの時間は終いだ、と言っている」
偽死蔵王:「ハハハ、誰かと思えばこの前王じゃなくなった奴シゾ……後ろのはだれシゾ?」
ナターリヤ・ネプチャン:「……今なら浮かれ気分で口が滑ったことにしてやる、ともな」憮然とした表情で
フローレンス・アシュモール:「お願い致します」丁寧に礼をする。
偽死蔵王:「んー……嫌だネ」
偽死蔵王:「ああ、思い出した!後ろのメカの人も王シゾねえ!」
偽死蔵王:「ここはしっかり下剋上して」手から炎と氷を出す。
偽死蔵王:「本当に王になっちゃうのも悪くないシゾ~~ッ!!」
偽死蔵王:そのまま真っ先に一人、突っ込んでくる
フローレンス・アシュモール:「……残念です」
ナターリヤ・ネプチャン:「全くですね。しかも本当に運がない・・・・
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤの背後から2対のサブアームが伸びる。
ナターリヤ・ネプチャン:その先端から噴霧されるのは高温高熱の蒸気。———氷にとっても、炎にとっても分の悪い相性。
偽死蔵王:「ッ!?」
ナターリヤ・ネプチャン:「オレにサラマンダーで勝負を仕掛けるとは」その一吹きだけで、精製された氷炎は大いに暈される。
偽死蔵王:「チッ……こっちやるゾ!」「オデ、シゾウオウ……シゾウオウ、ジャナイ、ツブス」
偽死蔵王:残った面々はフローレンスの方に向かう。そちらが御しやすいと踏んだか。
フローレンス・アシュモール:「警告は致しました」
フローレンス・アシュモール:だが、向かうことはできない。体が動かない――否。
フローレンス・アシュモール:地面から突き出した金剛石の柱が、偽死蔵王達を中に取り込むように伸びる。
偽死蔵王:「オゴ……」特に巨体の者が壊そうとするが、びくともしない。
フローレンス・アシュモール:一切の身動きを封じるように、ちょうど彼女達の体をくりぬいた形に生成したダイヤモンドの柱群。
フローレンス・アシュモール:顔と四肢のみが露出している。
偽死蔵王:「ググ……無念っ」
取り巻き:「ひ……ヒエッ……!」取り巻きの有象無象が逃げだす。
取り巻き:取り締まりでこうなる、という噂が流布すれば、かなり死蔵王は減るだろう。
フローレンス・アシュモール:「騒動が収まるまでここで頭を冷やしていただきます」
ナターリヤ・ネプチャン:「おーう散れ散れ。なるべく同業者に声をかけてな」キュイキュイ、サブアームで手を振って見送る
ナターリヤ・ネプチャン:「……流石です、金剛公。傷をつけず生け捕りにするのはオレには難しかった」
フローレンス・アシュモール:そう言いつつ、数十分で解放するつもりだ。示威行為による抑止が目的であり、必要以上に疲弊させる必要はない。
フローレンス・アシュモール:「それは能力の傾向の違いでしかありません」
フローレンス・アシュモール:「それに、王に対して明確に反旗を翻した彼女だけは、痛みを与える必要があったと思いますよ」
フローレンス・アシュモール:正確には、他の生徒が汽罐王に向かう前に拘束したのだが。
ナターリヤ・ネプチャン:「そういうものですか——いや、”私”にはまだ難しい」昔の一人称を溢れさせる
ナターリヤ・ネプチャン:「王としての振る舞いや責務、それなりに時間は経ちましたが……未だ慣れぬものです」
フローレンス・アシュモール:「――本当は、慣れる必要はないのかもしれません」
フローレンス・アシュモール:「……いえ、失言でした。お忘れください」
フローレンス・アシュモール:「汽罐王様は、王たる己に恥じぬ振る舞いをされれば、それでよいかと」
ナターリヤ・ネプチャン:「己に恥じぬ、振る舞いを……」
ナターリヤ・ネプチャン:よく咀嚼するように言葉を口で呟く。
ナターリヤ・ネプチャン:「フローレンス様が、そこまで”らしく”あれるのは何故なのですか?」
フローレンス・アシュモール:「誇れる理由ではありません。あなたの参考にはならない――いえ、してはいけません」
フローレンス・アシュモール:八月革命以前からの王は全て、理事会によって王としての在り方を強制されていた。その中で、自らの王道を見出し、今も君臨する者も多いが、
フローレンス・アシュモール:ただ規定された王道に縛られていた者もいる。
フローレンス・アシュモール:「それに、私は既に王ではありませんから」少し困ったように笑う。
ナターリヤ・ネプチャン:「……」”参考にしてはいけない”———その言葉の重さに瞠目する。
ナターリヤ・ネプチャン:「……ごめんなさい。あまりに当たり前に……私にとって貴方は、王だったものですから」
ナターリヤ・ネプチャン:それも、過去のしがらみではあるのだ。今に至ってようやくその実感が芽生えた気がする。
ナターリヤ・ネプチャン”王”これはある種、支配時代から残された負の遺産でもあるのだと。
ナターリヤ・ネプチャン:「少し、話しすぎました。もう解放してやってもいいかもしれませんね」縛られたゴロツキ達をみる
フローレンス・アシュモール:「ええ、これで懲りていただけたと信じましょう」
偽死蔵王:「……ハッ、ハアッ……」
偽死蔵王:「「すみませんでしたあ……」」ちょっと泣いてる。
ナターリヤ・ネプチャン:「泣かなくてもいい。ほら、さっさと持ち場に戻りな」
ナターリヤ・ネプチャン:「学区なり部活なりサークルなり、帰るとこはあるだろ」
偽死蔵王:「「はいい……」」



GM:ロイス・購入が可能です。
恵那エリカ:ロイス保留
恵那エリカ:購入ブルゲしてみようかな
久遠セツナ:【友だち!:恵那エリカ@〇元気そうで一安心/だいじょうぶかな?】を【友だち!:恵那エリカ@〇エリカちゃんはすごいのです/だからなにかあれば言ってね】に変更します。
恵那エリカ:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 10[7,10]+1[1]+2 → 13

恵那エリカ:うーんまだ厳し、パス
久遠セツナ:ブルゲチャレンジ、コンボなどは使わずで。
久遠セツナ:3dx>=20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 7[2,7,7] → 7 → 失敗

久遠セツナ:さすがに無理。以上です。
フローレンス・アシュモール:ほしいものがめちゃくちゃ買えてしまったので買いたい物が残っていない
フローレンス・アシュモール:なのでブルゲチャレンジ!
フローレンス・アシュモール:2dx+2>=20
DoubleCross : (2DX10+2>=20) → 5[4,5]+2 → 7 → 失敗

ナターリヤ・ネプチャン:ロイス取得 王 ○義務?/悔悟
ナターリヤ・ネプチャン:まだ一枠あるんだよな
ナターリヤ・ネプチャン:購入はなしで!
GM:ハイヨ!


GM:進行値の累積合計が3になりました。
GM:実は余裕を持たせていたので……ハプニング偽死蔵王チャート自体は……クリア!
GM:クライマックスに移行することが可能になりました。
GM:残り一つを開けに行ってもいいよ。相談して移行してね。
久遠セツナ:残り1つだー
恵那エリカ:いえあ


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ミドルフェイズ/シーン6/「もはや偽死蔵王ではない」

GM:最後の一つを開けるそうなので、ミドルやるよっ
GM:出たい人は登場侵蝕お願いします。
フローレンス・アシュモール:お休みします
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(65 → 70)
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(76 → 83)
久遠セツナ:フローレンスちゃんのぶんもがんばる!
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(80 → 89)
GM:あぶない
久遠セツナ:がんばりすぎた!w

GM:最後の一つ……それがこちらです。

⑥星辰研究会員……偽死蔵王じゃないけど、見かけたので職質。タレコミもあったしね。
葉を隠す森は消えた……


星辰研究会員:「……フワ……なんか、騒がしいわね……」
星辰研究会員:「昼しか寝れないってのに、こんな……あんまりじゃない、かしら……」
GM:街中を歩いていたら、一人死蔵王ではないけど気になる人物がいた。
GM:ナターリヤが共有した星辰研究会に関する情報……その中に掲載されたメンバーの一人だ。
ナターリヤ・ネプチャン:「いた。探したぞ……星辰研究会員」
ナターリヤ・ネプチャン:「確かキミは昼行性の種族じゃなかった気がするが、こんな昼間に何してる」
星辰研究会員:「ヘアッ!?」
星辰研究会員:「なにって……騒がしくて寝れやしないから、夜食……」
星辰研究会員:「ちがうわね。何かしらコレ、昼食?とりあえずなんか買いに行こうと思って」
恵那エリカ:「こんにちはー」ひょこりと顔を出して
恵那エリカ:「あ、星辰研究会の人?」二人を見比べる
ナターリヤ・ネプチャン:「そうだね。リストで見覚えがある」
久遠セツナ:「あ、居た居た。ごよーでおなわだよ!」しゅたっとどこからから舞い降りてくる。
恵那エリカ:「良かったー、活動内容のフリーペーパーとかありませんか?」
星辰研究会員:「えっ何何? 御用でお縄???」
GM:判定!〈情報:ノヴァリス〉難易度9
久遠セツナ:「……あれ、ちがったっけ?」
恵那エリカ:生き字引使います
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1増加(70 → 71)
恵那エリカ:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 10[3,4,4,6,8,10]+1[1]+2 → 13

久遠セツナ:頼れる~
GM:では解放!
ナターリヤ・ネプチャン:たすかる

〈情報:ノヴァリス〉難易度9
ぐちゃぐちゃな星辰をてんでばらばらに読み解いているせいで内部でも活動が一貫しておらず、そのため何かやらかしていてもインタビューした彼女自身は関わってないらしい。
ただ「何かデカイ予言踏んだ先輩が、珍しく他の面々集めてなんか儀式やろうとしてた」という話や、儀式に使えそうな場所の話を聞くことができた。
進行値+1(もう関係ないけどネ)。


星辰研究会員:「……ってわけで、そのー……申し訳ないことに……知らず……」
恵那エリカ:「えー」
恵那エリカ:「なんかもっと星辰をそろえてにゃるにゃるビーム招来とかしてるところだと思ってたのに」
星辰研究会員:「雑に普段使ってる場所の情報、まとめといたんで勘弁で……」
久遠セツナ:「うーん」目閉じ腕汲み思案。
星辰研究会員:「……そんなことはしないわよ。ビームとかは喧嘩で撃ち合うけど、あくまで魔術だし」
恵那エリカ:思った通りのところじゃなくて落胆を隠せない
ナターリヤ・ネプチャン:「エリカの期待はともかくとして……とりあえず、場所の情報は手に入ったか」
久遠セツナ:「つまりその『なんか儀式』が、増えるジョウカちゃんと関係してるってことだよね?」
星辰研究会員:「十中八九、そうね」
恵那エリカ:「予言魔術でしょ?術理も限られるし……ここ数日なんかそれっぽいのあったかな……」
星辰研究会員:あんたらの諸々の話を前提とすると、という前置きはついた上で。
久遠セツナ:「ジョウカちゃん破壊光線じゃなかったのはちょこっと残念」うんうんと、エリカちゃんに同意するように。
星辰研究会員:「数日……っていうよりは、もっと大規模ね」
久遠セツナ:さぞかしすんごい光線だったにちがいない。もし本当にそうだったなら。
恵那エリカ:「規模大き目……あっまさか流星?」
久遠セツナ:「流星?」
星辰研究会員:「あー違う違う、そっち方向じゃなくて時間方向」
星辰研究会員:「やってたの、一番上の先輩で。いっぺん強制留年喰らってるから、今年はちゃんと卒業できるかーってしきりに気にしてたのよ」
星辰研究会員:「だからこう、一年……もっと広いと数年先の未来? そういうのを読もうとするデカイ予言」
恵那エリカ:「あーそっちか、となると手段はあれとあれとあれくらいで……」
ナターリヤ・ネプチャン:「件の留年措置っていったらもうずいぶん前だ」
久遠セツナ:「先とか読めちゃったら、おもしろくないと思うけどなぁ……」
ナターリヤ・ネプチャン:「それだけ計画的に進められてきた事件だったんだな」
恵那エリカ:「……全部において地雷踏み抜きそうな気配しかないなあこれ……」
恵那エリカ:既存で自分が知ってる範囲の未来視魔術が大まかに何示してるか思い起こして
星辰研究会員:「……踏み込むなら気をつけなさいよ。あいつらがどうなってもまあ……別にいいんだけど」
久遠セツナ:「あはは、心配してくれてありがと」
久遠セツナ:「でもうん、ジョウカちゃんに迷惑かけちゃってるかもしれないしね。ほっとけないよ」
星辰研究会員:「予言した先輩が儀式に巻き込んだメンバー、割と螺子飛んでるやつが多いから……」
星辰研究会員:「……よく考えるとノヴァリスってみんな飛んでるからいいわね、うん」
ナターリヤ・ネプチャン:「それこそ今更すぎる忠告だね」
恵那エリカ:「魔術師なんて大なり小なりそんなもんでしょ」
久遠セツナ:「冒険者だって──ね?」
久遠セツナ:つまるところ──ないのだネジなんで誰にも。

GM:ロイス・購入が可能です。
恵那エリカ:星辰研究会部長 ちょっと期待してていいかな/○ちょっと!もっとちゃんとやってくれないと困るよ!!
恵那エリカ:これを最後のロイスにします
恵那エリカ:購入はブルゲ
恵那エリカ:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 6[2,6]+2 → 8

恵那エリカ:無理、終わり
久遠セツナ:購入はブルゲ
久遠セツナ:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 6[2,4,4,6] → 6 → 失敗

久遠セツナ:失敗!
ナターリヤ・ネプチャン:保留にしておこうかな
GM:終わりかな
久遠セツナ:【そういえば騒ぎのこと知らないんじゃ?:竜胆ジョウカ@〇おともだち/元気にしてるかな?】 を取得。これでロイスもMAX
恵那エリカ:ナターリアちゃん何か買います?
ナターリヤ・ネプチャン:欲しいものも思いつかないのでいいかも!
久遠セツナ:以上です。
GM:アイヨー


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クライマックスフェイズ/「真偽死蔵王/偽死蔵王最後の日」

GM:クライマックス 「真偽死蔵王/偽死蔵王最後の日」
GM:シーンプレイヤー:全員
GM:登場侵蝕お願いします。
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(79 → 81)
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(83 → 88)
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(71 → 81)
フローレンス・アシュモール:よしよし
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(89 → 96)

GM:偽死蔵王の騒ぎが鎮静に向かったことで、調査は限りなく通常通り進むようになった。
GM:むしろ君たちが混乱の中方々から情報を集め回っていたので、それは限りなく早く進み。
GM:……ついに首謀者たる星辰研究会、その彼女たちが儀式場として用いていた場所を特定することに成功した。
GM:ということで突撃します。覚悟の準備をしておいてください。

GM:その場所は、地下水道を経由しながらしばらく歩いたところにある一つの空き部屋。
GM:定時制の領土内だが、モルフェウスが実験でもしていたのか、妙に広い空間だ。
フローレンス・アシュモール:「明らかに周囲から隠された部屋……単に秘蹟を人目に晒さない為だけならばいいのですが」
恵那エリカ:「……ふむ」
久遠セツナ:「ちょっとした地下迷宮みたいだねぇ」ワクワクを隠さず。
恵那エリカ:GM、インスピレーションを使ってもいいですか?
ナターリヤ・ネプチャン:「妙に込み入ってるな……何のための空間だ?」
恵那エリカ:質問内容は「この空間で行われる儀式の内容は何ですか?」の予定です
GM:いいよ!では早速ですが回答しましょう
恵那エリカ:ありがとうございます!
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を2増加(81 → 83)

この儀式場が行っているのは『照応』の魔術の分流、派生、流派によっては全く別。
現在起こっている事実を昇華し、普遍的な逸話として条件付きで流用可能にする手法……
具体的に言えば「偽死蔵王が沢山いたことがある」という今の状況を元に、
「死蔵王は沢山いることができる」という逸話を死蔵王の概念に付与。
その気になれば彼女そのもの・・・・を増やすことができるようになる魔術です。

恵那エリカ:なるほど、ありがとうございます
恵那エリカ:「なるほど、中々面白い儀式考えるじゃん」
ナターリヤ・ネプチャン:「わかるんだな、エリカ」
山中川アガベ:「どういう感じで……?」先輩救援のためについてきた。
久遠セツナ:「教えて、エリカちゃん」
黒部ハレ:「……」アガベについてきた。
恵那エリカ:「部屋の隅に刻んだ印章、これ竜胆ちゃんのところが使ってる『照応』の分派だったはず」
久遠セツナ:「しょーおー?」
ナターリヤ・ネプチャン:「”一方がこうであるから、もう一方をこうとする”」
ナターリヤ・ネプチャン:「単純な代入式と思えばいい。そういう考え方だ」
恵那エリカ:「そうそ、で、これほかの印や配置も含めると」
恵那エリカ:「死蔵王がたくさんいる、という状況を作って、その事実を元に死蔵王はたくさんいる、と言う状況を作ってる」
恵那エリカ:「で、彼女を大量に増やせる体制を作ってる」
ナターリヤ・ネプチャン:「は?」
恵那エリカ:「死蔵王なのも納得だね、使える魔術と本人の戦力を鑑みるとこれほど相性のいい人はいない」
フローレンス・アシュモール:「……ですが、それは不可能では?」
フローレンス・アシュモール:「ノヴァリスには複製禁止の戒律があります」
フローレンス・アシュモール:「他人が姿を真似るのとは訳が違います」
ナターリヤ・ネプチャン:「すまない、取り乱した……確かにそうだ。オレたちの複製は作れない」
恵那エリカ:「一応それに対する対策も無いわけじゃないけど……これは本人の話を待った方がいいかな」
星辰研究会員:「その通り。そのあたりは抜かりないよ、諸君」コツコツ、と歩いてくる音。
久遠セツナ:「黒幕っぽい!」
恵那エリカ:「あ、来た来た、残りの解説をお聞きしたいですー」
星辰研究会員:「我々の考察だと、あの辺のルールは“遺伝子複製体”に厳しい」
星辰研究会員:「ので『完全な別存在に、同じ能力と外観を魔術的に付与する』……この方向を狙っていてね」
恵那エリカ:「あ、やっぱりそっちか。魔術的アプローチだったらそっちの方がやりやすいもんね」
星辰研究会員:「君は詳しそうだね。せっかくだし儀場そのものも見て行くといい」
星辰研究会員:「どうせそろそろ終わる・・・・・・・からね」
久遠セツナ:「えーと、それはやっぱり」
久遠セツナ:「増やしたジョウカちゃんと仲良くしたい──とかじゃない?」
恵那エリカ:「大体読んだ通りだと」
恵那エリカ:「死蔵王の概念情報に複製能力を追加して死蔵王という情報を複製」
恵那エリカ:「その後複製した情報を別の人にそれぞれ貼り付けて死蔵王として運用する」
恵那エリカ:「そんなとこじゃないかな」
ナターリヤ・ネプチャン:「……ある意味で仮装コスプレか。確かにノヴァリスでも、エフェクトで他人に似ることは可能なわけだ」
ナターリヤ・ネプチャン:その腕前も往来で見た。
星辰研究会員:「完璧だ」黒幕ぶりながら出てきた彼女が手を叩く。
フローレンス・アシュモール:「複製ではなく、精巧な模倣という訳ですか」
星辰研究会員:と、暗くて見えにくかった奥の方が明転。魔法陣の駆動が見えやすくなる。
フローレンス・アシュモール:「何の為に?」
恵那エリカ:「それはわからん、いくつか考えられるけど動機は素直に聞きたい!」
ナターリヤ・ネプチャン:「ああ。その話の腰は折り続けてしまったね」「目的は何だ?」
GM:周囲を囲むように研究会員が並び、何らかの魔術を唱え続けている。
星辰研究会員:「ああ。目的は……そうだな、端的に言おう」
星辰研究会員:「ノヴァリスの武力の頂の一人。それが超大量にいれば、どんなイレギュラーが起こっても」
星辰研究会員:「純粋な火力でなんとかなるだろう?」
恵那エリカ:「ああ……儀水、星辰、夢境……どこ取っても予報真っ暗だからねえ……」
モブ研究会員:「ハ!?低身長卑屈眼鏡猫背女ハーレムが目的じゃな」
星辰研究会員:「儀式に集中しろ!!!!!」
星辰研究会員:「……コホン」
恵那エリカ:「雲行きヤバそう」
ナターリヤ・ネプチャン:「意思統一はできてるのか?」
久遠セツナ:「えーっと、うん。確認。総意はキミがえへんと告げた内容でオッケー?」
久遠セツナ:最後の最後、ちょこっとだけ違うといいなと思いつつ、それでもしっかり確かめる。
星辰研究会員:「ああ。実際集中力は落ちてて、これ以上続けても儀式の精度が下がるだけだからここで終了だ」
星辰研究会員:「実際一番今が可能性は高いし……」
久遠セツナ:その答えにはぁ──と明らかに落胆。大きなため息。
星辰研究会員:「それに」奥の方を見やる。
山中川アガベ:「……ッ!?先輩!?」
神響啼ライカ:「……」円の外側。何人かのメンバーと共に、演奏をさせられている。
恵那エリカ:「……あっ」
神響啼ライカ:動きは虚ろ、音はどこかに吸い込まれたように聞こえない。
恵那エリカ:儀式停止、今日の星辰予報、そして演奏付き
神響啼ライカ:「……」今にも崩れ落ちそう。
久遠セツナ:「つっまんないことするなぁ──」
久遠セツナ:心底、がっかりを隠さず、思ったことをそのまま口にする。
星辰研究会員:「外部メンバーもそろそろ限界のようだからな」
恵那エリカ:これから来るもののおおよその予想が立ってしまった
恵那エリカ:「……まさか、ここまで意図して……?」
星辰研究会員:「?」
フローレンス・アシュモール:「あなた方がノヴァリスの今後を憂え、未来の為に行った行為だと信じます」
フローレンス・アシュモール:「ですが、犠牲を前提とした手法を肯定する訳には参りません」
フローレンス・アシュモール:「死蔵王様の情報を降ろせば、元の生徒の今はどうなるのでしょう」
フローレンス・アシュモール:「楽団長様は、何故、そうも疲弊しておられるのですか?」
星辰研究会員:「ああ……悪いことはしたよ。後で賠償はするさ」
フローレンス・アシュモール:「取り返しが付くことでしかないと? 彼女を案じ、探し続けた彼女達の前で、そうおっしゃるのですね」
山中川アガベ:「……ック……」銃を握る。
フローレンス・アシュモール:「では取り返しが付くうちに引き返していただきましょう」
フローレンス・アシュモール:「あなた方の儀式が成功したとしても、その結果は恐らくあなた方の思う程よいものではありませんよ」
恵那エリカ:「やばいこれ意図してなーい!」
恵那エリカ:「えーっと久遠ちゃん、一応目閉じる準備と戦闘準備」
恵那エリカ:「んでナターリヤちゃん」
恵那エリカ:「おそらく今日の儀式はデータの書き込みの段なんだけど、中断箇所と今日の星具合のかみ合わせが大変良くない」
恵那エリカ:「今この場所の術式の解析終わったからとりあえずチェックしたところ直しておいて、そして祈っておいて」
恵那エリカ:ぽんとデータ入り輝石を渡す
久遠セツナ:「オッケー、エリカちゃん」
久遠セツナ:指示の意図は不明。
久遠セツナ:けどエリカちゃんが言うなら、それは絶対に意味がある。
久遠セツナ:「──────」
久遠セツナ:スラリ──と、腰の後ろに差した黒い小剣相棒を抜く。
久遠セツナ:ドキドキワクワクは消え去り、残ったのはがっかりな気持ちだけ。
久遠セツナ:まあでもしかたない。
久遠セツナ地下迷宮ダンジョンかと思ったら、ただのごみ捨て穴だった。
久遠セツナ:そんなことだって、冒険にはつきものだ。
久遠セツナ:キラキラ輝くものを求めても、いつもそうな訳じゃない。
久遠セツナ:「──まっ、それならそれで」
久遠セツナ:だからすぱっと気持ちを切り替えて──
久遠セツナ:「遠慮なく邪魔できるかな。うん!」
久遠セツナともだち・・・・武力・・なんて言葉でくくり、無理やり人を操るいやなやつに明確な敵意を向けた。
ナターリヤ・ネプチャン:「……キミなぁ、言語規格は統一しとけよ。デコードするのも大変なんだぞ」
ナターリヤ・ネプチャン:ほら、セツナなんて馬鹿正直に目を閉じたまま剣を構えてる。噛み砕きすぎるのも考えものということだ
ナターリヤ・ネプチャン:手の輝石をなぞる。おおよそ読み解けた内容としては「儀式はうまくいかないらしい」ということくらい。
ナターリヤ・ネプチャン:「……はぁ。役割だの予測だの責務だの……」
ナターリヤ・ネプチャン:カシャン、カシャン……ウィン、フシュー……
ナターリヤ・ネプチャン:背のサブアームが3対6本、全面展開。
ナターリヤ・ネプチャン:「そういうのは手のかからない方法で、始末をつけられる内が華だよ」
ナターリヤ・ネプチャン:「今回は”仮装騒ぎ”辺りで終わりにしておこう」
恵那エリカ:「ごめーんでも仕事めっちゃ早いよありがとう!!」5割お祈りと見てたけどこれなら7割くらいには傾きそう!
星辰研究会員:「……ッ!式を直接弄ってくるか、貴様ら……!!対抗式も無視して……!!」
星辰研究会員:「クソッ、これ以上なんかされる前に――『励起せよ、第五の器』……!!」
GM:そう言いながら指揮を出すと共に、研究会員たちが離れていく。
GM:光を放ち始める魔法陣。その中心に、何かが現れ始める……
黒部ハレ:「……!!今のうちにっ、ですわっ!!」
山中川アガベ:「あいよっ」
神響啼ライカ:拘束が解けて崩れ落ち、そのまま引きずられていく。
GM:そして、空っぽになった部屋の中心に現れたのは。
偽死蔵王:「……」
偽死蔵王:死蔵王、みたいな人。
星辰研究会員:「……式的には、こうはならないはずだが……」
星辰研究会員:「ある意味、成功……?」
恵那エリカ:「……OK3割回避ヨシ!目開けていいよ!」
偽死蔵王:それは、カタカタ、と震え始め。
久遠セツナ:「あ、もうだいじょぶ?」ぱちくりとおめめを開けて。
久遠セツナ:カタカタ震えるソレを視界に収める。
ナターリヤ・ネプチャン:「誰も依代にせず、顕現した……?」
偽死蔵王?:ポン、と頭部が咲く・・
星辰研究会員:「あっダメだコレ!!」
フローレンス・アシュモール:冷ややかな目でそれを見ている。
久遠セツナ:「花だ!」
GM:ゴゴゴ、ゴゴゴゴゴゴ……
GM:今度は、空間自体が震え始める。
偽死蔵王?:「……」頭部を置換するように咲いた色のない竜胆から取り出したのは、指揮棒のようなもの。
偽死蔵王?:それを、何らかの作為を持って振り始める。
GM:壁面が崩落し、瓦礫が形を作り始める。
GM:それは、劇場だ。
星辰研究会員:「まっ……なんだこれ!?外壁は本物死蔵王が攻撃してもびくともしないアレじゃ……」
山中川アガベ:「……いや、これ……アレだ!」
ナターリヤ・ネプチャン:「それは施工業者が大法螺吹いてる気がするが……っく」サブアームで体を支える
山中川アガベ:「台本クリプトスクリプトによる演劇領域!その要素が追加されてないか!?」
神響啼ライカ:いまだ意識を取り戻さない、林組の楽団の指揮者。
フローレンス・アシュモール:「アンジェリカの、現実を侵蝕する劇場構築」
神響啼ライカ:彼女の存在を術式に利用したことで。彼女が件の王と同じエフェクトを持っていたことで。
久遠セツナ:「ジョウカちゃんの偽物なのに、なんかぜんぜんジョウカちゃんっぽくない!」揺れる大地の中、体幹の微妙な操作だけで構えを崩さず。
GM:顕現した偽死蔵王は、全く本人とは異なる混ぜ物ディスペクターとして存在を確立した。
フローレンス・アシュモール:「強制的に見る者を演劇という『世界』に取り込む特異結界」
偽死蔵王?:《裸の王様》。周囲に演奏者を生やします。
GM:続々と、頭が竜胆なだけの謎のヒトガタが現れ。
GM:落ちていた楽器を拾い、あるいは陰から生み落とし。
GM:ここに、一つの楽団と。舞台が完成した。
久遠セツナ:「なるほど、つまり偽物ジョウカちゃんじゃなくて──」
久遠セツナ:「合体・・偽物ジョウカちゃんと、愉快じゃない仲間たち!」あんまりなネーミングである。
恵那エリカ:「いずれにせよ即時発狂無しなら許容範囲内!!叩き返せば終わるはず!!」スナイパーライフルをスタンバイ、狙撃と対抗術式の準備に入る
フローレンス・アシュモール:「ある意味では当然の結果ですね」
フローレンス・アシュモール:「『照応』の魔術は対象への理解が肝要。恣意的に要素を抜き出そうとしても」
フローレンス・アシュモール:「参照元を偽の死蔵王様としか認識していない時点で、成功の目はありません」
フローレンス・アシュモール:「一人一人が、このノヴァリスに生きる人間であるという当たり前のことが、この儀式には欠けている」
久遠セツナ:「とってもシンプル! それで行こっ!」叩いて終わらせろと言う言葉にうなずいて。
ナターリヤ・ネプチャン:「……『五席を演じる者』が比率として大きすぎた」
ナターリヤ・ネプチャン:「いや、単純にアンジェリカ頼みすぎたのかもだけど、しかし……こうも悪趣味になるかな!」
GM:振動が収まり、たった今現れた偽死蔵王がこちらを向く。

《《 キングダム連合学院・学園“災” 》》
              《《 “赫死夜話” 》》
《《 Festizard No.1  Artificial Gentian 》》

黒部ハレ:「なんか変なカットインが挟まりませんでしたこと!?!?」
“赫死夜話”:色褪せた竜胆の頭の彼は、深く、深く礼をした。

GM:クライマックス戦闘を開始します。

GM:得体の知れない奇怪な演奏が始まり、君たちのレネゲイドが喚起される。
GM:衝動判定。難易度はいつもの9!
フローレンス・アシュモール:4dx+5>=9
DoubleCross : (4DX10+5>=9) → 7[1,2,6,7]+5 → 12 → 成功

恵那エリカ:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 9[3,3,6,8,9,9]+2 → 11

恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を2D10(→ 13)増加(83 → 96)
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を2D10(→ 16)増加(81 → 97)
久遠セツナ:怒ったから暴走してもいいかもしれない。
ナターリヤ・ネプチャン:思い出の一品+ブランケットで+2
久遠セツナ:4dx+3>=9
DoubleCross : (4DX10+3>=9) → 7[3,4,7,7]+3 → 10 → 成功

久遠セツナ:成功、暴走せず。
ナターリヤ・ネプチャン:3dx+4
DoubleCross : (3DX10+4) → 8[4,8,8]+4 → 12

久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を2D10(→ 15)増加(96 → 111)
ナターリヤ・ネプチャン:あぶないあぶない
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を2D10(→ 16)増加(88 → 104)
GM:また、みなさんの「こんなカスみたいな偽死蔵王に負けない」という思いに
GM:ノヴァリスの中心……セイクリットピラーの輝きが応えます。
GM:“神聖十字冠”を解禁します。

【神聖二重冠(ダブルクロス)】

クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。

あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。

・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。

・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。

・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。

・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。

・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。

・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。

・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。

GM:いい感じに使ってね。

▼エンゲージ
(“ウッドウィンド”[15]、“ブラス”[12]、“パーカッション”[6]、“赫死夜話”[0])
   5m
(恵那エリカ[12]、久遠セツナ[6]、フローレンス・アシュモール[6]、ナターリヤ・ネプチャン[5])
※[]内は行動値

GM:備考・書き方があれですが敵はみんな同エンゲージです

GM:セットアップ!
ナターリヤ・ネプチャン:あるよ!
フローレンス・アシュモール:コーリングシステム。金剛乗騎(対オーヴァード装甲車)に搭乗。
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールのイニシアチブを6減少(6 → 0)
フローレンス・アシュモール:ノリコメー
恵那エリカ:無い
久遠セツナ:あります。
ナターリヤ・ネプチャン:《オーバーウォッチ》皆さんのメジャー判定ダイスに+3です
久遠セツナ:《限界突破》 援護の風を指定。1ラウンドに2回援護の風を使用できるようになります。
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を3増加(111 → 114)
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を4増加(104 → 108)
恵那エリカ:ありがたく頂きます!
久遠セツナ:ダイス支援をありがたく。
フローレンス・アシュモール:やったーもらいます!
“ブラス”:取り巻きの
“ウッドウィンド”:我々には
“パーカッション”:ありませんが
“赫死夜話”:本体はあります。
“赫死夜話”:〈限界突破〉〈鮮血の奏者〉。ラウンド中攻撃力を+24し、〈夜魔の領域〉を2回使えるようにします。
フローレンス・アシュモール:死蔵王とシンドロームが違うぞ!
恵那エリカ:指定夜魔か……
“赫死夜話”:また、こいつは無から湧いたもののジャーム兵器に近い存在なので
“赫死夜話”:《虚実崩壊》。こういうのも持ってます。
“赫死夜話”:これにより“赫死夜話”は、「取り巻きの残HPが攻撃の達成値に加算される」状態になります。
tips:行動値0のタイミングで、とんでもない達成値のサイレンがたくさん飛んでくるぞ。
tips:達成値を下げ、攻撃を止められるように頑張ろう。
久遠セツナ:お、なるほど。ジャームなのですね。
“赫死夜話”:悲しき意思なき獣……ちょっと死蔵王みたいな顔の……
“赫死夜話”:顔でもないけど……

▼エンゲージ
(“ウッドウィンド”[15]、“ブラス”[12]、“パーカッション”[6]、“赫死夜話”[0])
   5m
(恵那エリカ[12]、久遠セツナ[6]、ナターリヤ・ネプチャン[5]、フローレンス・アシュモール[0])
※[]内は行動値

GM:イニシアチブ15。“ウッドウィンド”の手番です。
久遠セツナ:戦略にかかわるのでちょいと先に確認よろしいでしょうか?
GM:いいよ!
久遠セツナ:虚実崩壊、鬼切り効果で解除可能でしょうか?
GM:可能です。
久遠セツナ:ありがとうございます。
GM:では改めて
“ウッドウィンド”:メジャーで〈声援〉〈風の渡し手〉。ブラスとパーカッションのダイスを増やします。
“ブラス”:イエーイ
“パーカッション”:フーフー

GM:イニシアチブ12。同値はPC優先!
GM:エリカさんどうぞ
恵那エリカ:はいだらー
恵那エリカ:マイナー無し、メジャー
恵那エリカ:「EX:淡色のコンフェッティロマンス+」(コントロールソート+コンセントレイト:NeL3+神機妙算)精神代行判定、C値-3、範囲選択、コスト7
恵那エリカ:対象は敵エンゲージ全部
GM:やべ~~っ
恵那エリカ:差し込みありますか?
“赫死夜話”:ないです……!
久遠セツナ:ちょいお待ちを
GM:アイヨ
ナターリヤ・ネプチャン:「マクスウェルプログラム」エンゲージ対象の判定ダイス±3 判定ダイス+3で
恵那エリカ:受け取ります
久遠セツナ:すみません、お待たせしました。
GM:いいよ~
恵那エリカ:判定
恵那エリカ:15dx7+7
DoubleCross : (15DX7+7) → 10[1,1,1,3,3,3,4,4,5,5,7,7,7,8,10]+10[1,1,7,9,9]+10[2,8,9]+10[7,9]+4[1,4]+7 → 51

恵那エリカ:リアクションどうぞ
“赫死夜話”:結構デカイなあ!なんだその固定値の7は
恵那エリカ:射撃LV4+サイドリール!
ナターリヤ・ネプチャン:ダメロ前に支援投げます
“ウッドウィンド”:6dx ワンチャンドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 9[3,5,5,6,8,9] → 9

“パーカッション”:6dx 同上
DoubleCross : (6DX10) → 10[2,2,3,4,7,10]+1[1] → 11

“赫死夜話”:ガード。
“ブラス”:《炎陣》宣言。で……えー
“ブラス”:“ウッドウィンド”庇います。
“赫死夜話”:ダメージどうぞ
恵那エリカ:ダメージ前支援どうぞ
ナターリヤ・ネプチャン:《凍てつく刃》自分以外の攻撃力+1d+18。ラウンド1回
ナターリヤ・ネプチャン:1d+18
DoubleCross : (1D10+18) → 4[4]+18 → 22

ナターリヤ・ネプチャン:火力に+22しちゃって〜
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を3増加(108 → 111)
恵那エリカ:受領、では踏まえたうえでダメロ行きます
恵那エリカ:8d10+22+22
DoubleCross : (8D10+22+22) → 52[7,6,5,10,5,10,4,5]+22+22 → 96

恵那エリカ:装甲・ガードは有効
“赫死夜話”:馬鹿野郎が!!
“パーカッション”:ミリ耐え
“赫死夜話”:顔面で受けます。本体でHPがデカいのでキツイけどまだマシ。
“ブラス”:ちょっと待ってもらうぜ!〈子羊の歌〉起動!
“ブラス”:この後のメインプロセスで装甲とかガードとか上げる予定だったけど
“ブラス”:それ含めて考えても次で死なので、ここで“赫死夜話”を守ってメインプロセス使わずに落ちます
恵那エリカ:なるほどね
恵那エリカ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

恵那エリカ:HP-4して25
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を4増加(96 → 100)
“赫死夜話”:ということで耐え。
恵那エリカ:処理終了。

▼エンゲージ
(“ウッドウィンド”[15]、“パーカッション”[6]、“赫死夜話”[0])
   5m
(恵那エリカ[12]、久遠セツナ[6]、ナターリヤ・ネプチャン[5]、フローレンス・アシュモール[0])
※[]内は行動値


GM:次は行動値6組。PC優先でセツナさん……ですが
“パーカッション”:このまま引き下がるわけには行かないぜーっ!!
“パーカッション”:〈加速する刻〉を切ります。
“パーカッション”:メジャーで〈滅びの一矢〉〈ブラッドボム〉〈コンセントレイト〉!
“パーカッション”:1d4 狙う相手はPC番号のやつ。
DoubleCross : (1D4) → 4

“パーカッション”:16dx7 判定。ダメージが通ればHPを更に6d失ってもらうぜ。
DoubleCross : (16DX7) → 10[1,2,2,3,3,6,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,3,4,5,7,7,7,8]+10[2,3,8,9]+10[7,10]+10[6,8]+1[1] → 51

恵那エリカ:本気で返しに来てるじゃん
恵那エリカ:こちらから挟むことは無し、なにも無かったらドッジ処理します
“パーカッション”:ドッジしな
恵那エリカ:3 dx+1
恵那エリカ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 10[8,9,10]+2[2]+1 → 13

恵那エリカ:まあそうだよね
フローレンス・アシュモール:【全ての災禍は我が元へ】《砂の結界》 カバーリング 侵蝕2
フローレンス・アシュモール:庇います
“パーカッション”:なにっ
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を2増加(97 → 99)
恵那エリカ:おっとお
“パーカッション”:だが貫通すれば関係ないシゾーっ ワタクシの華麗な殺人打楽器をくらうシゾっ
“パーカッション”:6d10+8
DoubleCross : (6D10+8) → 32[8,8,1,4,7,4]+8 → 40

“パーカッション”:これは……装甲もガードも有効ですね……
フローレンス・アシュモール:ガード値12、装甲21、更にオーヴァード装甲車の効果で10軽減。
フローレンス・アシュモール:43減らすので完全に弾きます。
恵那エリカ:すごお
久遠セツナ:これが硬度10──ダイヤモンドパワー!
“パーカッション”:“惜しかった”んだ……処理が……

GM:では本来の手番。セツナさんどうぞ
久遠セツナ:待機しちゃうと向こうが動いちゃうからね、動くよ。
久遠セツナ:マイナーで戦闘移動。夜話たちのところにエンゲージ。
久遠セツナ:メジャーコンボ NS:疾風が如き 吠え猛る爪/コンセの組み合わせ。
久遠セツナ:これに支援コンボ EX:気ままな風 援護の風/ウインドブレス と
久遠セツナ:さらに SS:遙かへ風は征く リミットリリース を乗せて判定します。
久遠セツナ:対象は夜話。
久遠セツナ:やっとくか。冒険に対するロイスをS指定。同時にタイタス昇華して判定ダイスを+10します。
“赫死夜話”:うおおおおおっ タスケテ……
“赫死夜話”:判定どうぞ
久遠セツナ:6+3+8+10で27dと。
久遠セツナ:crは100超えて+リミットリリースで下限が5になるので。コンセ3で6になってそこから-1してcr5
久遠セツナ:行くぜー
久遠セツナ:27dx5+21 あらよっと
DoubleCross : (27DX5+21) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,4,4,4,4,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[2,4,4,5,5,5,6,7,7,7,8,8,9]+10[1,2,2,3,5,6,6,8,9,10]+10[2,5,8,9,10,10]+10[4,5,6,7,9]+10[1,5,6,10]+10[3,3,8]+10[6]+10[8]+10[9]+2[2]+21 → 123

“赫死夜話”:ギャー!!ガードします
久遠セツナ:ではダメージ。装甲無効、ガード友好です。
久遠セツナ:13d10+7 装甲無効
DoubleCross : (13D10+7) → 59[1,2,1,10,9,8,2,9,2,1,5,3,6]+7 → 66

久遠セツナ:66の装甲無効。
“赫死夜話”:そのまま受けます。HPはデカいので耐える……が……!
久遠セツナ:が!
“赫死夜話”:ダメージを……受けたので……
久遠セツナ:そう、そのとおり!
久遠セツナ:ダメージが通ったので鬼切効果発動。《虚実崩壊》を解除します!
“赫死夜話”:くっそ~ サイレンの数で勝負するしかなくなってしまった
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を4増加(114 → 118)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を4増加(118 → 122)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を6増加(122 → 128)

▼エンゲージ
(“ウッドウィンド”[15]、“パーカッション”[6]、久遠セツナ[6]、“赫死夜話”[0])
   5m
(恵那エリカ[12]、ナターリヤ・ネプチャン[5]、フローレンス・アシュモール[0])
※[]内は行動値

“パーカッション”:なんか生き残ったので本来の手番です。死ぬかと思った。
“パーカッション”:本体の骨は抜かれちゃったけど……やることをやっておこう
“パーカッション”:メジャーで〈異能の継承〉。〈加速する刻〉を赫死夜話に投げつけます
“赫死夜話”:もらいます

GM:ということで行動値5。ナターリヤさんの手番の前に
“赫死夜話”:〈加速する刻〉。メインプロセスを行います。
“赫死夜話”:メジャーで〈サイレンの魔女〉。当然PC全員を狙います
“赫死夜話”:ただな~~!達成値バフ(今計算したら104乗るはずだった)が鬼切られてっからな~!
久遠セツナ:鬼切ってやったぜ
“赫死夜話”:6dx+9 できることをやります
DoubleCross : (6DX10+9) → 7[1,2,5,5,7,7]+9 → 16

ナターリヤ・ネプチャン:リバースカードオープン!
“赫死夜話”:なにっ
ナターリヤ・ネプチャン:『暗渠孔ワジ・ハルファ(海鳴の石版)』任意キャラクターの判定直後、達成値-15。シナリオ3回。
ナターリヤ・ネプチャン:おまえの達成値は……1!
“赫死夜話”:へにょへにょ……達成値1です……
“赫死夜話”:リアクションどうぞ
恵那エリカ:ドッジします
恵那エリカ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[7,7,9]+1 → 10

久遠セツナ:ナターリヤちゃんありがとー、ドッジします。
久遠セツナ:6dx+2>=1
DoubleCross : (6DX10+2>=1) → 9[2,2,2,4,7,9]+2 → 11 → 成功

フローレンス・アシュモール:ガード。ガードシールドの効果使用してガード値+5します。
ナターリヤ・ネプチャン:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 9[1,1,3,7,8,8,9] → 9

ナターリヤ・ネプチャン:回避成功です
“赫死夜話”:1d10+24 ダメージ&装甲無視
DoubleCross : (1D10+24) → 1[1]+24 → 25

“赫死夜話”:最低値やんけ
フローレンス・アシュモール:ガード値17、装甲車で-10、ダメージ0
“赫死夜話”:少し泣く。

GM:ナターリヤさんの手番です。
ナターリヤ・ネプチャン:戦略的待機だよ〜
GM:戦略だぜ

GM:行動値0組!やっぱりPC優先で
GM:フローレンスさん!お願いします
フローレンス・アシュモール:もしもの時の為にセツナ団長を庇えるように戦闘移動してエンゲージ!
フローレンス・アシュモール:メジャー:【賜わせ、我が敵に災禍を】《スキルフォーカス》《零距離射撃》 3(4)(+db)dx+20(22) 対象:単体 射程:至近 攻撃力+21 侵蝕4
フローレンス・アシュモール:対象は赫死夜話!
“赫死夜話”:来な!
フローレンス・アシュモール:えーっと支援があるから
フローレンス・アシュモール:8dx+20
DoubleCross : (8DX10+20) → 10[4,5,5,6,8,9,9,10]+2[2]+20 → 32

“赫死夜話”:ガードします!
フローレンス・アシュモール:ガード不可です
フローレンス・アシュモール:大口径機関砲なので
“赫死夜話”:そうだった……
“赫死夜話”:5dx ドッジ・ダメモト
DoubleCross : (5DX10) → 10[1,2,7,8,10]+8[8] → 18

フローレンス・アシュモール:怖……
“赫死夜話”:跳ねてて草 ダメージどうぞ
フローレンス・アシュモール:4d10+21
DoubleCross : (4D10+21) → 26[1,10,6,9]+21 → 47

“赫死夜話”:しっかり喰らいます。
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を4増加(99 → 103)

▼エンゲージ
(“ウッドウィンド”[15]、“パーカッション”[6]、久遠セツナ[6]、“赫死夜話”[0]、フローレンス・アシュモール[0])
   5m
(恵那エリカ[12]、ナターリヤ・ネプチャン[5])
※[]内は行動値

GM:では“赫死夜話”の手番。
GM:こいつは自分のメインプロセスが終わった後に〈夜魔の領域〉を撃ち
GM:追加で2回、合計3回メインプロセスを確保するので、その処理は中略して連続でメインをやるぜ。
“赫死夜話”:さて……まずは本来の手番
“赫死夜話”:ここでみなさんに一つお伝えしておくことがあります
“赫死夜話”:皆さんは「3連続」だと思っていたようですが
“赫死夜話”:〈ライトスピード〉
“赫死夜話”:「4連続」だっ!!
フローレンス・アシュモール:めちゃくちゃ動いてくる!
ナターリヤ・ネプチャン:あっお前!
久遠セツナ:あ、この!
“赫死夜話”:4回全部〈サイレンの魔女〉、対象はPC全員!最初の2回はC値+1
“赫死夜話”:6dx+9 1回目
DoubleCross : (6DX10+9) → 7[1,2,3,5,7,7]+9 → 16

“赫死夜話”:C値11にし忘れたけど変わんないのでそのままリアクションどうぞ
ナターリヤ・ネプチャン:もう1回王鍵の効果で達成値−15だ!残り1回
“赫死夜話”:ショボショボ 達成値1でリアクションどうぞ
恵那エリカ:3dx+1 ドッジ
DoubleCross : (3DX10+1) → 7[3,7,7]+1 → 8

フローレンス・アシュモール:ガード
ナターリヤ・ネプチャン:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 9[1,2,2,6,9,9] → 9

久遠セツナ:6dx+2>=1
DoubleCross : (6DX10+2>=1) → 9[2,3,4,4,8,9]+2 → 11 → 成功

久遠セツナ:あ、ドッジですごめんなさい。
“赫死夜話”:1d10+24
DoubleCross : (1D10+24) → 4[4]+24 → 28

フローレンス・アシュモール:ガード値12、軽減10で6ダメージ
フローレンス・アシュモール:残りHP19
“赫死夜話”:6dx11+9 2回目
DoubleCross : (6DX11+9) → 8[2,6,6,7,7,8]+9 → 17

ナターリヤ・ネプチャン:これでラスト!海鳴の石板で達成値−15!
“赫死夜話”:2です……リアクションどうぞ
フローレンス・アシュモール:ガード
ナターリヤ・ネプチャン:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 9[7,7,8,8,9,9] → 9

久遠セツナ:6dx+2>=2 ドッジ
DoubleCross : (6DX10+2>=2) → 10[4,4,9,10,10,10]+10[3,8,10]+2[2]+2 → 24 → 成功

恵那エリカ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[5,6,9]+1 → 10

“赫死夜話”:1d10+24 ダメージ
DoubleCross : (1D10+24) → 7[7]+24 → 31

フローレンス・アシュモール:9ダメージ。残りHP10
“赫死夜話”:6dx+9 三回目、ここからC値戻るぜ
DoubleCross : (6DX10+9) → 10[6,7,7,8,10,10]+9[7,9]+9 → 28

恵那エリカ:回るなあ
“赫死夜話”:君たちはどうリアクションするか 絶賛公開中
ナターリヤ・ネプチャン:リアクションします ただしオレがするのはドッジでもガードでもない
ナターリヤ・ネプチャン:リアクション:『{System_regalia.compile();}』《氷壁》《リフレックス》〈RC〉で視界対象の判定に勝利すれば打ち消し。侵触+7
“赫死夜話”:ウワーッ 越えられるものなら越えてみろ
ナターリヤ・ネプチャン:エンブレム最愛の人、侵蝕上昇で+6d
ナターリヤ・ネプチャン:9dx7+11
DoubleCross : (9DX7+11) → 10[2,5,6,6,6,7,9,10,10]+10[3,5,6,9]+5[5]+11 → 36

ナターリヤ・ネプチャン:よしっ!
久遠セツナ:やったぁ!
恵那エリカ:ナーイス
フローレンス・アシュモール:流石!
“赫死夜話”:ギャーーッ!!強制打ち消しです!!
“赫死夜話”:6dx+9 じゃあ最後の一撃行くね……
DoubleCross : (6DX10+9) → 9[1,2,5,6,8,9]+9 → 18

フローレンス・アシュモール:ガード
恵那エリカ:気合避け
ナターリヤ・ネプチャン:これはドッジだ
恵那エリカ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[4,4,9]+1 → 10

恵那エリカ:無理
久遠セツナ:あ、ドッジちょっとまっちょー
久遠セツナ:EX:気ままな風 (援護の風/ウインドブレス)
久遠セツナ:ナターリヤちゃんのその判定にダイス+8個の達成値+18で
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を4増加(128 → 132)
久遠セツナ:そして自分は素ドッジ。
久遠セツナ:6dx+2>=18
DoubleCross : (6DX10+2>=18) → 8[2,4,6,7,8,8]+2 → 10 → 失敗

フローレンス・アシュモール:【全ての災禍は我が元へ】《砂の結界》 カバーリング 侵蝕2
フローレンス・アシュモール:セツナちゃんをカバーリングします
フローレンス・アシュモール:フローレンス・アシュモールの侵蝕率を2増加(103 → 105)
ナターリヤ・ネプチャン:支援いただきまして
ナターリヤ・ネプチャン:15dx+18
DoubleCross : (15DX10+18) → 9[1,2,2,3,4,4,4,4,6,7,7,7,8,9,9]+18 → 27

GM:ニコニコ超回避
“赫死夜話”:2d10+24 じゃあダメージ!ようやく2個以上振れる
DoubleCross : (2D10+24) → 11[7,4]+24 → 35

恵那エリカ:死にます、星辰研究会へのロイス切って起きる。残り5
フローレンス・アシュモール:ガード値12で23、2倍で46、10軽減で36……うーん流石に耐えられない
久遠セツナ:ごめんねー、ありがとー
フローレンス・アシュモール:“本物”の偽死蔵王のロイスをタイタスにして昇華、復活します
フローレンス・アシュモール:HP11

GM:長かった処理も終わり……クリンナップ……
久遠セツナ:クリンナップありません。
フローレンス・アシュモール:なしよ
“ウッドウィンド”:〈フェニックスの翼〉〈火の鳥の加護〉。自分と味方のHPを25回復させます
“赫死夜話”:たすかる^~
ナターリヤ・ネプチャン:ありません
ナターリヤ・ネプチャン:小癪なやつだな

GM:では2ラウンド目 セットアップ!
フローレンス・アシュモール:なし
恵那エリカ:無し
久遠セツナ:んー
ナターリヤ・ネプチャン:《オーバーウォッチ》みんなのメジャーダイス+3
久遠セツナ:念のためだ、使っておこう。限界突破で援護の風の使用回数をラウンド2回に。
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を4増加(118 → 122)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を3増加(132 → 135)
恵那エリカ:受け取り
フローレンス・アシュモール:やったー受け取ります
久遠セツナ:頂きます。
“赫死夜話”:〈限界突破〉〈鮮血の奏者〉。ラウンド中攻撃力を+24し、〈夜魔の領域〉を2回使えるようにします。
“赫死夜話”:このラウンドで決める……
久遠セツナ:真似っこめー

GM:行動値15~
“ウッドウィンド”:〈声援〉〈風の渡し手〉。本体とパーカッションのメジャーダイスを一応増やします。

GM:行動値12!
GM:エリセさんの手番です 割り込みがあるのか……
ナターリヤ・ネプチャン:イニシアチブに宣言あり〼
恵那エリカ:どうぞ
ナターリヤ・ネプチャン:《氷熱の軍団》+「マージナルヴィラン」ラウンド間、対象:シーン(選択)の攻撃の攻撃力+20。1シナリオ1回。
“赫死夜話”:ギャ
ナターリヤ・ネプチャン:対象はPCのみんな やっちゃって〜
フローレンス・アシュモール:うおおお……!
久遠セツナ:ありがとー、ナターリヤちゃん!
恵那エリカ:頂きます!
恵那エリカ:では改めて手番へ
恵那エリカ:マイナーは無し、メジャー
恵那エリカ:「EX:淡色のコンフェッティロマンス+」(コントロールソート+コンセントレイト:NeL3+神機妙算)精神代行判定、C値-3、範囲攻撃、コスト7
久遠セツナ:そこに! EX:気ままな風 ダイス+8の判定値+18して、エリカちゃん!
恵那エリカ:対象は敵エンゲージ!支援受け取り!
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を4増加(135 → 139)
恵那エリカ:妨害と追加支援はありますか?
“赫死夜話”:な……い……!!
ナターリヤ・ネプチャン:例によってダメロ前にあります
恵那エリカ:マクスウェルは大丈夫そう?
ナターリヤ・ネプチャン:あ!もってってください!ダイス+3個です
恵那エリカ:頂きまーす!
恵那エリカ:では判定!
恵那エリカ:24dx7+7+18
DoubleCross : (24DX7+25) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6,7,7,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,3,5,7,9,10,10,10,10]+10[2,4,5,9,9,10]+10[1,6,9]+4[4]+25 → 69

恵那エリカ:リアクションどうぞ!
“赫死夜話”:ガード!
“ウッドウィンド”:6dx ワンチャンドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 8[2,6,7,8,8,8] → 8

“パーカッション”:6dx ワンチャンドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 10[3,6,10,10,10,10]+9[2,4,6,9] → 19

“パーカッション”:期待させおって……ダメージどうぞ
ナターリヤ・ネプチャン:《凍てつく刃》自分以外の攻撃力+1d+18。ラウンド1回
恵那エリカ:ダメージ前支援どうぞー
ナターリヤ・ネプチャン:1d+18
DoubleCross : (1D10+18) → 3[3]+18 → 21

ナターリヤ・ネプチャン:ダメージに軍団と合わせて+41です
ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を3増加(132 → 135)
恵那エリカ:9d10+21+22+20 装甲・ガード有効
DoubleCross : (9D10+21+22+20) → 41[4,10,8,9,1,1,1,4,3]+21+22+20 → 104

久遠セツナ:100超えだぁ!
“ウッドウィンド”:死!
“パーカッション”:死!
“赫死夜話”:……計算の結果が出ました
久遠セツナ:(どきどき
“赫死夜話”:死!
GM:復活無し。みなさんの勝利です……!!
恵那エリカ:よし!!
久遠セツナ:やったー!
ナターリヤ・ネプチャン:やったね!
フローレンス・アシュモール:やったー!
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を7増加(100 → 107)
恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を3増加(107 → 110)
恵那エリカ:一応侵蝕処理(後半のは1R忘れてた妙算)
GM:では演出!

GM:とその前に
GM:バックトラックやるぞ!
GM:Eロイスは《虚実崩壊》のみ!振りたきゃ振りな
フローレンス・アシュモール:振りません
ナターリヤ・ネプチャン:振ります!
ナターリヤ・ネプチャン:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

久遠セツナ:頂きます。
恵那エリカ:うむ、E無しで素振りしておこうっと
久遠セツナ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

フローレンス・アシュモール:等倍でも全部1出ない限りは帰還できるぞ
恵那エリカ:等倍
フローレンス・アシュモール:等倍!
恵那エリカ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 24[2,10,5,6,1] → 24

ナターリヤ・ネプチャン:ナターリヤ・ネプチャンの侵蝕率を7減少(135 → 128)
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を130に変更(139 → 130)
フローレンス・アシュモール:105-5d10
DoubleCross : (105-5D10) → 105-20[1,10,1,7,1] → 85

恵那エリカ:恵那エリカの侵蝕率を24減少(110 → 86)
久遠セツナ:まずこれで侵蝕が130に。
恵那エリカ:あと十字冠の効果で経験点3倍にしておきます
久遠セツナ:神聖二重冠効果。タイタス昇華したSロイス冒険を、ロイスに戻します。
フローレンス・アシュモール:神聖二十冠で経験点3倍!
ナターリヤ・ネプチャン:経験点効果でもらいます〜
久遠セツナ:これでロイスが6個に。倍振りします。
久遠セツナ:130-12d10
DoubleCross : (130-12D10) → 130-80[8,7,4,2,5,8,6,10,4,10,10,6] → 50

久遠セツナ:さがりすぎだ(汗)
恵那エリカ:めちゃ下がってる
GM:かわいいね
久遠セツナ:まあジャームになっちゃうよりはね。3点域で生還。Sロ保持です。
ナターリヤ・ネプチャン:意地を張らずに倍振りします
ナターリヤ・ネプチャン:128−12d10
ナターリヤ・ネプチャン:128-12d10
DoubleCross : (128-12D10) → 128-59[5,4,9,3,10,9,2,1,9,2,4,1] → 69

ナターリヤ・ネプチャン:倍振りなので3×3点だね
ナターリヤ・ネプチャン:生還!
GM:じゃあ感謝の15点に各々の経験点を足しな!
フローレンス・アシュモール:30点!
恵那エリカ:更に15つけて30点で
ナターリヤ・ネプチャン:24点です!
GM:もぐもぐ……GMは合計を3で割った値を受け取ります
久遠セツナ:15に3を足して18。Sロイスの5点で23点です。
GM:36もらったぜ Happy

GM:~演出~

“赫死夜話”:中心に立つそれは、言葉は発さない。
“赫死夜話”:ただ、ゆったりと指揮を振り始める。それだけで、
“ブラス”:周囲に沸いた人影たちが、
“ウッドウィンド”:調和的かつ破滅的な音を奏でながら、
“パーカッション”:その密度を上げていく。
フローレンス・アシュモール:八角形の十字冠の内側にラインが走り、内部の空間を埋めるように煌めきを放つ。
フローレンス・アシュモール:ダイヤモンドのカッティングのような神聖二十冠が顕現すると同時。
フローレンス・アシュモール:「――騭めよ、『財禍賜わすリテパデウ』」
フローレンス・アシュモール:指輪の王鍵が小さな輝きを放ち――金剛公の体はその名が示す通り、金剛石の鎧に包まれる。



フローレンス・アシュモール:見る者を圧倒する光輝の鎧。輝ける魔銃。鉄壁の盾。威容の乗騎。
フローレンス・アシュモール金剛公デューク・アーマメントの完全武装である。
ナターリヤ・ネプチャン:「戦闘行動開始——現状の侵蝕付加はa hundred (and) eightテン・エイト観測フィックス
ナターリヤ・ネプチャン:光背のように伸びたサブアーム。放出された霧中に光のスクリーンが浮かぶ。
ナターリヤ・ネプチャン:空間内分子量——敵対者戦闘情報——各員空間配置、指定。足りない部分は今から集めていけばいい。
ナターリヤ・ネプチャン:「隅々まで見せてもらおうか。星辰研究会」
ナターリヤ・ネプチャン汽罐王ロード・モーティブが戦線に立つ。
久遠セツナ:ぴしっ──
久遠セツナ:頭上の十字冠クロスクラウンに赤い軌跡が疾走る。
久遠セツナ:ふぃぃぃぃぃん──
久遠セツナ:分割、展開。内部の紅く透き通った結晶が露わになり、真の姿をさらけ出す。
久遠セツナ:何があっても想いを貫くと言う意思を顕したかのような鋭さを有する、
久遠セツナ:久遠セツナの──神聖二重冠ダブルクロス

久遠セツナ:ジョウカちゃんがすごいのは──
久遠セツナ:ムカトなんたらがすごいとか、王様だからすごいから、知識たっぷりで頭がよくてすごいからじゃない。
久遠セツナ:極論。そんなのはオマケだと思う。
久遠セツナ:ジョウカちゃんがすごいのは──その欲望だ。
久遠セツナ:それが燦燦と心の中で燃えさかってて──
久遠セツナ:その炎にとっても素直にまっすぐで──
久遠セツナ:そう、竜胆ジョウカボクのともだちがすごいのは──
久遠セツナ:そんな素敵な欲望を持っているからだ!

久遠セツナ:ゆえに、目の前のアレは恐るるに足らない。
久遠セツナ:力が強かろうが、数が多かろうが、なにをしてこようが──
久遠セツナ:心持たぬ、偽物と言うのもおこがましい──別物なのだから!
“ウッドウィンド”:「~♪……■■□■」先導するように何らかの木管楽器の音が奏でられ、
“ウッドウィンド”:敵陣のレネゲイドが高まっていくのを感じる。
“ウッドウィンド”:が、それ以上何か起こるよりも早く。
恵那エリカ:銃床用意終わり、装填良し、照準ロック良し。
恵那エリカ:私の見立てなら、あれの中身の最悪は暗黒の魔王だ。
恵那エリカ:たとえ外れていたとしてもそこのケアから入らないとまずい、己の直感はそう告げた
恵那エリカ:「zz fYIwYOrLYA glansee balduo raudl pNsNwYNtLYN hyzik Dia/.虚空より来たりし宇宙の暗黒よ、王の器を捨て退去し、再び微睡に還るがいい
恵那エリカ:全弾に退却強制型術式を追加で装填。内容の詰め方的にオート照準は効かない。
恵那エリカ:全て手動で狙いをつけ、打ち込む
恵那エリカ:さらに言えば、この予想を外した場合、この弾にはまともなダメージが期待できないが、そこはカバーしてもらえるだろう
ナターリヤ・ネプチャン:「——熱素操作、自動追従パッシブ論証クリア
ナターリヤ・ネプチャン:弾丸の出力が目に見えて異なる。炸裂時の火薬量、あるいは熱による術式補佐か。
ナターリヤ・ネプチャン:「オレが契ったのは悪魔ではないがね」
ナターリヤ・ネプチャン:「これくらいのズルはしてみせるさ」
GM:大火力の弾幕が、“赫死夜話”とその周囲の人型を攻め立てる。
GM:そのまま一発で壊滅しかねない、が。
“ブラス”:――ガヂャラガヂャガヂャガヂャガヂグヂャラ!!
“ブラス”:“赫死夜話”がぐん、と指揮を出すと同時。金管楽器の群れがあちこちから現れる。
“ブラス”:壁面、天井、人影の体内……あちこちから生まれたそれは壁を作り、その攻撃の多くを軽減する。
“ブラス”:だが、無駄ではない。リソースは確実に削られている。
フローレンス・アシュモール:(独自系統の魔術――そして、初見の相手との連携は、それだけその場限りの共闘の経験を積んでいることを物語っている)
“ブラス”:少なくとも、金管楽器の音が合奏から消えた。
フローレンス・アシュモール:(キングダムに縛られていては日の目を見なかった才)
恵那エリカ:「センキュー内蔵できなかったから助かるー!これどっちだろうなー!」
ナターリヤ・ネプチャン:「無駄口叩くな。被害が予想より小さい……アイツら、思ったより能があるな」
恵那エリカ:「あ、そう見える?じゃあ半分くらい予想外したなー」
“パーカッション”:そして、この傷を与えた砲撃手は。確実に脅威と捉えられた。
久遠セツナ:「来るよっ!」
“パーカッション”:群れの中の一体の姿が、ふっと搔き消え。
“パーカッション”:エリカの影の中から、その人形が現れる。
フローレンス・アシュモール:「――“我に試練を”」
“パーカッション”:大きく振りかぶって、マレットを頭部めがけて振りぬかんとする……が。
フローレンス・アシュモール:「“全ての災禍は我が元へ”」
フローレンス・アシュモール:その打撃は不自然に――引き寄せられるように向かう先を変え、金剛の盾に受け止められる。
フローレンス・アシュモール:持ち主に試練と財を齎す古代神リテパデウの権能が、その試練を簒奪した。
恵那エリカ:「あっありがとー!」一回喰らって解析してみようかなーとか思ったけど、その必要すら無さそうだった
“パーカッション”:ばごん。快音が鳴るが、本来攻撃後に起こる爆発は起こらない。
フローレンス・アシュモール:盾には、傷一つ生じない。
“パーカッション”:無効化の証だ。影はほどけ、どこかへ去っていった。
フローレンス・アシュモール:「いえ、誰であろうと無用な傷を負う必要はありませんので」
ナターリヤ・ネプチャン:(微細な摩耗すらなし……!)驚異的な観測データに目を見張る。
久遠セツナ:攻防の最中──
久遠セツナ:シュンっ!
久遠セツナ:音を置き去りに、少女の小柄な身体が掻き消える。
久遠セツナ:久遠セツナの能力は単純シンプル極まりない。
久遠セツナ:集中による身体、反射、感覚能力の向上。ただそれのみだ。
久遠セツナ:しかしシンプルが故に──
久遠セツナ:嵌まればこれほど強力なモノもない!
久遠セツナ:タンっ!
久遠セツナ:そして軽やかに、
久遠セツナ:“赫死夜話”の真後ろに少女が現れる。
久遠セツナ:一瞬にして距離を消す。さながら縮地の如し。
久遠セツナ:(ぴくぴくっ)
久遠セツナ:ちっちゃな鼻がソレ・・を捉え、ひくひくと震える。
久遠セツナイヤ・・な臭いだ。
久遠セツナ:最近時々こんな臭いのする奴がいる。
久遠セツナ:だいたいそれは──臭い以上にイヤなやつ・・・・・だ。
久遠セツナ:そして“赫死夜話”イヤなやつが少女に気づき、振り返ると同時──
久遠セツナ:シュカッ!
久遠セツナ:黒い軌跡が頸を薙ぐ。
久遠セツナ:否、本来なら頸がある空間──
久遠セツナ:胴体と、その上に浮かぶ頭部花束を結ぶある一点を、黒い小剣が薙ぐ。
久遠セツナ:考えての行動ではない。感じたままに動いただけだ。
久遠セツナ:グリード旅団学園生が稀に見せる特徴にして特性。
久遠セツナ:求め欲するモノのためならば、いかなる対価をも惜しまない──
久遠セツナ:否、そんなことすら考えもしない強欲一途さが生み出す、冗談のような事象。
久遠セツナ:理屈も因果も蹴飛ばして、求む結果を強引に掴み取る──
久遠セツナ:【冒険魂Fate Breaker】!
久遠セツナ:魔術のイロハも知らぬ少女が、
久遠セツナ:『ともだちをバカにするな』と言う一念のみで放ったその斬撃は、
久遠セツナ:見えぬはずの“赫死夜話”の魔術的ななにかを、
久遠セツナ:一刀のもとに、斬り捨てた。
“赫死夜話”:遮断のための小細工も間に合わず、攻撃を素直に受け入れる。
“赫死夜話”:その存在へのダメージは、軍勢の消失によって代替される……が。
“赫死夜話”:自らの奏させた演奏を外部から取り込んだ台本クリプトスクリプトで加圧し、
“赫死夜話”:効率的な供物に変換することで全てを“弾き”殺す魔術機構。
“赫死夜話”:その大半が吹き飛ぶ。
“赫死夜話”:「……」
“赫死夜話”:機能がないので、何も口にすることはない。ただ、演奏を続けるのみ。
“パーカッション”:ぐわん、と急激にテンポが上昇し。全体が加速する。
“赫死夜話”:「♪」「□□□■□」
“赫死夜話”:そして、大きく指揮を振り上げた瞬間。BGMであった演奏は、突如として破壊そのものと化す。
“赫死夜話”:弱まっているとはいえ、まともに受ければ人間を即座に壊す一撃。
“赫死夜話”:彼女たちにとっても、かなりの痛手になる……そのはず、だった。
ナターリヤ・ネプチャン:劇場に、霧が広がっている。
ナターリヤ・ネプチャン:一粒一粒の粒子が持つ力は無に等しい。
ナターリヤ・ネプチャン:強力に干渉してみせるものではない。
ナターリヤ・ネプチャン:だが、その”水”が空間を満たしているということは。
ナターリヤ・ネプチャン:それ以外の物質が、破壊が、レネゲイド・・・・・が作用する余地が、奪われているということだ。
ナターリヤ・ネプチャン:「——よく見て。対処できる規模スケールにまで落とし込んである」
ナターリヤ・ネプチャン:「キミらなら……いや、オレたちなら。去なせるはずだ」
久遠セツナ:「よっ! とっ! せっ!」
久遠セツナ:とっ! たっ! かっ! とサイド&バックステップ。
久遠セツナ:軽やかに、舞うように。死の演奏をひらりと躱す。
久遠セツナ:「ありがとナターリヤちゃん、ばっちり見えたよ!」
久遠セツナ:霧を巡らせ、不可視の凶風を凡庸な風へと変じさせた少女へ手を振って。
恵那エリカ:「ナイスう!結構細かいところまで丁寧だねえ!」存在の落とし込みは魔術の基本、だが、基本と言えど面制圧ほど難しいのだ
恵那エリカ:ありがたく近くの崩れた岩場に潜り込む
ナターリヤ・ネプチャン:二つの影が響音を躱し——一筋の光が放たれるのを見た。
フローレンス・アシュモール:煌びやかな宝玉のみで構築された乗騎が駆ける。
フローレンス・アシュモール:ひとりでに走る馬車のようなそれは、魔力を潤沢に含んだその躯体自体が動力源エンジンだ。
フローレンス・アシュモール:汽罐王の霧によって減衰した威力ならば、回避も防御も不要。真っ直ぐに駆ける。
フローレンス・アシュモール:金剛公が警戒していた点が二つあった。
フローレンス・アシュモール:一つは、台本クリプトスクリプト
フローレンス・アシュモール:演劇に引きずり込むアンジェリカの特異領域は、どのような挙動を強制されるか完全に未知数。
フローレンス・アシュモール:しかし、これは久遠セツナによって切り伏せられた。
フローレンス・アシュモール:もう一つは、敵が曲がりなりにも死蔵王の情報を元に降臨した存在であるということ。
フローレンス・アシュモール:死蔵王は、天敵だ。既に二度敗北している。
フローレンス・アシュモール:だが、今の攻撃で杞憂だったと確信した。
フローレンス・アシュモール:術式を迂回して攻める悪辣さも、上から焼き尽くす傲慢さもない。
フローレンス・アシュモール:たとえ、同じ能力を持っているとしても、知識と人格が伴わない限り、全く恐るるに足りない。
フローレンス・アシュモール:「還りなさい。ここは我らの領土」
フローレンス・アシュモール:「その公演は、許可されていません」
フローレンス・アシュモール:至近距離からの魔銃の砲火が、竜胆の造花を撃ち貫いた。
“赫死夜話”:至近距離ゆえに、何かを挟み込む余裕もない。
“赫死夜話”:ガギュ、オン……ッ!! 正面から思いっきり食らい、跳ね飛ばされ、
“赫死夜話”:しかし後ろから沸かせた影たちに支えさせ、一切姿勢を崩さず立ち続ける。
“赫死夜話”:そのまま、先ほどと同じように指揮棒を構える。
“赫死夜話”:先ほど汽罐王に止められた一撃。能力は削がれ、火力は落ちた。
“赫死夜話”:だが、それは。この怪物が、やり返す手立てを持たないことを意味しない。
“赫死夜話”:「♪」
“赫死夜話”:指揮棒を振り下ろすと同時、影の楽団の姿が全て搔き消え。
“赫死夜話”:一瞬の後に、あなたたちを至近、四方向から囲むように分裂する。
“赫死夜話”:「「」「□□■□」」」「」
“赫死夜話”:一度に消されないよう、微かにタイミングをずらした不協和音として。
“赫死夜話”:都合四度に渡って、攻撃を放つ。
ナターリヤ・ネプチャン:「ッチ……小癪なんだよ、完全展開フル・スクリーン!」
ナターリヤ・ネプチャン:天井まで広がるほどの勢いで、宙を埋め尽くす情報の羅列。
ナターリヤ・ネプチャン:小細工、あるいは大仕掛け。その攻撃に向けて躊躇いなく”起動”のための記術式スクリプトを引く。
”Screen”:{public class RegaliaControllerアイ・ハブ・コントロール・オーバー : LordBehaviourロード・モーティブ、P.I.C.
”Screen”:{System_regalia.compile();システムレガリア、レディ……
ナターリヤ・ネプチャン:「宜しラン」「────王鍵レガリア開門アクセス
ナターリヤ・ネプチャン:全ての駆動音が、止む。
ナターリヤ・ネプチャン:「うなれ、【暗渠孔ワジ・ハルファ】」
ナターリヤ・ネプチャン
ナターリヤ・ネプチャン:───────ッバ、シュゥゥゥゥゥウウゥウィィィィィィィィイイイイイッッッ
ナターリヤ・ネプチャン:あふれる拡がる充たす遍く埋める溢れる塗り込む満たすみたす満たす充たすみたす充たすみたすみたすみたすみたす
ナターリヤ・ネプチャン:吹き上がる霧の量は、まるで洪水の如く。
ナターリヤ・ネプチャン:一縷の隙間なく空間全てを埋め尽くす。
ナターリヤ・ネプチャン:王として、すべてを管理下に置く。異能の発現さえも。
ナターリヤ・ネプチャン:「水底にも音は響くかい?」
ナターリヤ・ネプチャン:「残念だが——全て、この霧で暈されてしまうよ」
フローレンス・アシュモール:(これが今代汽罐王の王鍵執行――)
フローレンス・アシュモール:(正しく継承されたようですね)
フローレンス・アシュモール:「――感服の至り」
ナターリヤ・ネプチャン:質量すら伴う蒸気の荷重が、演奏の手を止めんとする。
“赫死夜話”:濛々と立ち込める霧に、四方から奏でられた音は全て掻き消されゆく。
“赫死夜話”:攻性の演奏すらない、限りなく無音に近い状態。
“赫死夜話”:「――」だが。
“赫死夜話”:服飾、武装、あるいは瓦礫。そこに微かに残された影から、
“赫死夜話”:影の人型が溢れ。
“赫死夜話”:初手に見せて以来、使ってこなかった直接攻撃。そのカードを切る。
“赫死夜話”:楽器を叩き壊すようなその一撃は、音による圧殺より火力は劣るものの。
“赫死夜話”:意表をついた、その一点で。妨害をかいくぐり、攻撃として成立した。
久遠セツナ:「あっ、この!」
久遠セツナ:ある意味解りやすい攻撃。とっさに足元の石を蹴り、汽罐王へと向かった影の頭に直撃させる!
久遠セツナ:「ナターリヤちゃん、行ったよ!」
ナターリヤ・ネプチャン:「っ、助かる!」サブアーム再起動へのコンマ数秒を稼げた。
久遠セツナ:えへへとサムズアップで応じる。
ナターリヤ・ネプチャン:ひらり。迫る影を巴投げの要領で、都合8つの腕が転ばす。
フローレンス・アシュモール:周囲の光を金剛石の乗騎が、鎧が、盾が、魔銃が取り込み、屈折させ、虹色の輝きとして分散する。
フローレンス・アシュモール:輝きがセツナを襲う影に差し、歪める。
フローレンス・アシュモール:二人分の影の攻撃を受ける。輝きに僅かに影差すが――
フローレンス・アシュモール:「ご無事ですか、久遠様」
フローレンス・アシュモール:未だ、健在。
久遠セツナ:「ととっ──ありがと、フローレンスちゃん!」こっちにもやっぱりサムズアップ。
フローレンス・アシュモール:微笑みで応える。
恵那エリカ:ごちん、と鈍い音を立てて楽器による殴打を喰らっておく
恵那エリカ:「いったあ!」
恵那エリカ:頭蓋骨へこんでない?と思いつつも、殴られ、間近で観察して、大体読めてきた

“赫死夜話”:直接攻撃は、勿論それらの本懐ではない。
“ウッドウィンド”:残された人型は元の場に再配置され、
“パーカッション”:演奏を続けながらそれぞれに立て直しを行っている。
“赫死夜話”:再度、先の演奏攻撃を行うためだ。
“赫死夜話”:儀式場に接続されているので、攻撃面のリソースは残っている。その回数で押し切ろうとしている。
“赫死夜話”:その動作には、如何なる意志を読み取ることもできない。
久遠セツナ:「しつっこい! 意外にがんばりやさんだ!」
フローレンス・アシュモール:再度の攻撃を耐えきる公算はある。だが、耐えられるのは自分だけだろう。
フローレンス・アシュモール:逆に、自分では攻撃の前に排除する火力が足りない。
フローレンス・アシュモール:「――頼みます」
ナターリヤ・ネプチャン:想定以上の気概を見せられたが——未だ、戦闘領域は汽罐王ロード・モーティブが掌握している。
ナターリヤ・ネプチャン:「侵蝕負荷、処理臨界トゥエルブを踏破……今なら、これも使えるか」
ナターリヤ・ネプチャン:空間の電荷にメスを入れる。熱をより分けるように、+と−、正と負の位相の分離。
ナターリヤ・ネプチャン:何が起きるか。霧を”雷雲”として扱うということだ。
ナターリヤ・ネプチャン:敵の行動を縛り上げるように、味方には焦げひとつ作らぬように。稲光が走る。じ、と音が響く。
ナターリヤ・ネプチャンクラックが、プラズマを喚び——空間に張り巡らされた回路を駆け巡るように、かがやく。
ナターリヤ・ネプチャン:「オレの本来の能力用法だ。どうやら、中々見所があったよ……キミたち」
久遠セツナ:「!」
久遠セツナその・・挙動に気づき、身体が勝手に動く。
久遠セツナ:ふわり、とその場で跳躍し──
久遠セツナ:「えぇぇぇぇぇいっ!」
久遠セツナ:“赫死夜話”の胸板に正面両脚跳び蹴りドロップキック
久遠セツナ:「っと、とと──」
久遠セツナ:小柄な身体だ、ダメージを与えるには至らない。少し態勢を崩せただけ。しかし──
久遠セツナ:「へっへーんっ!」
久遠セツナ:にやりと笑い宙返りサマーソルト
久遠セツナ:──しかし充分すぎる隙だ。
久遠セツナ頼れるともだち恵那エリカが必殺の一撃を放つには!
久遠セツナ:「やっちゃえエリカちゃんっ!」
恵那エリカ:「おっけーい!キングダムの敷地でやるとは思わなかったけど、久々に大魔術行っちゃおうかな」
恵那エリカ:狙撃用に構えていたスナイパーライフルを、一度脇において
恵那エリカ:「jAzAt SAC_COMMAND_VERTERE_PASTARIE-HYMMNO art ELISE_HYADES_ARTONERIKO/.記述言語を簡略呪言式から星霊祭謳式に変換、管理者コード権限で直接操作に移行
恵那エリカ:「Exa, Was paks ra gyen idem near.六つ、鏡の虚ろは実と化した
恵那エリカ:高らかに、この場所に対して宣言するように2節を読み上げた後。
恵那エリカ:「Was paks ra hymme rre……太初に我がときめきを添えて
恵那エリカ:「 Odet zenva fluy湖面のオデットは跳び立ち
恵那エリカ:まるで、いくつかの長い歌を切り取り、接いで作ったような詠唱。
恵那エリカ:楽団、人形、台本、踊るような白刃戦、満ちる水、宝石。
恵那エリカ:ばらばらに今ここで起こっている事象から、共通点を見出して。
恵那エリカ:繋いで、昇華して、照応する。
恵那エリカ:「kapa fountaina  fluy.その内にある水は穏やかに満たされている
恵那エリカ:「 rre titilia lyuma an Sylphide grlanza .金平糖の精とシルフィードはくるくる踊っている
恵那エリカ:完全に即興の詠唱を楽団の奏でる演奏に合わせてもなんら違和感ない形で歌うように詠んでいく。
恵那エリカ:「……Wee ye ra irs hymmne.ああ、とても楽しい話だったとも
恵那エリカ:「Was ki wa firle rre hymmne yehar. だけれども、祭りは終わり、本は閉じられ、舞台は幕を引かないとならない
恵那エリカ:「Was ki gaya tarfe her hymmne.故に、めでたしめでたし、だ。
恵那エリカ:そのまま、平たい言葉で言うのであれば。これには何の意味も無いのかもしれない。
恵那エリカ:しかし、これは古き神秘の詞。同時に自身が能力で接続した魔道実行サーバーを操作する最新のコマンド。
恵那エリカ:故に、作用として
恵那エリカ:めでたしめでたしの言葉通りに、幕が強制に引かれるだろう
“赫死夜話”:そのまま、数瞬は何事もなかったかのように演奏を続ける。
“赫死夜話”:次の演奏攻撃に転じようともした。だが、
“赫死夜話”:「□――」
“赫死夜話”:「……――」
“赫死夜話”:その攻撃は発されることなく、尻切れトンボ気味に曲は終わり。
“赫死夜話”:ぎくしゃくと、本体がお辞儀をし。
GM:物理法則を無視した速度でゆっくりと、“赫死夜話”の元に落ちてくる。
GM:周囲の天井よりもかなり分厚い、頭上から降ってきたそれは、さながら緞帳のようで。
“赫死夜話”:死蔵王を僭称させられたそれは、一切の抵抗を経ずに圧し潰された。
GM:その後、儀式場が改められた時。彼らの姿はどこにもなかった。

《《 Festizard Subjugated 》》
   《《 夜話閉幕 》》


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エンディングフェイズ/シーン1/「本物死蔵王も別に脅威じゃないわけじゃない」

GM:ということで、事件は解決。諸々の事後処理も何とかなった。
GM:これを機に偽死蔵王コスプレにハマった奴もいるが、それはまあ許容範囲である。
GM:ついでに“本物の偽死蔵王”の部分も解決したので、博物館地下の発掘調査も再開した。
GM:遅れを取り返すように進行する中、作業に勤しむ“金剛公”の元に来客が訪れる。
フローレンス・アシュモール:砂と泥で汚れた作業着姿で額に汗して遺跡の壁の周囲の土を慎重に取り除いている。
フローレンス・アシュモール:金剛公の宝石魔術は固体に限れば万物創造に近い汎用性を持つが、精密機器を作り出す程の緻密さはない。
フローレンス・アシュモール:その為、ミリ単位の慎重さを要する作業はどうしても手作業が必要になってくる。
ナターリヤ・ネプチャン:「——こちらでしたか、金剛公」
ナターリヤ・ネプチャン:発掘作業を行う傍からやや調子の低い声が届く。
フローレンス・アシュモール:その声に手を止め、首にかけていたタオルで汗を拭いてから振り返る。
フローレンス・アシュモール:「汽罐王様」
フローレンス・アシュモール:少し目を丸くして「おっしゃっていただければ出迎えの準備をしましたのに」
作業員たち:「誰?」「汽罐王様ですわ、二十八席の」「なんで挨拶に来ただけなのに作業させられてんだろね俺たち」
フローレンス・アシュモール:「このような格好で申し訳ありません」
作業員たち:周囲からヒソヒソと声がする。環境音程度。
ナターリヤ・ネプチャン:「いえ、アポイントメントを取り付けなかったのは自分です。そう時間を取る用件でもありませんから」
フローレンス・アシュモール:地熱の影響か、発掘現場の気温は高い。汗を拭いてはいるが、雫が肢体を滑り落ちて行く。
フローレンス・アシュモール:「では、どのようなご用件で?」
ナターリヤ・ネプチャン:よく見ると……背中のメカメカしいユニットには呪符のように吸湿剤が貼り付けられている。
ナターリヤ・ネプチャン:「昨日さくじつの偽死蔵王事件、おおよその事後処理が終了しました」
ナターリヤ・ネプチャン:「定時制こちらでまとめた部分の報告……」
ナターリヤ・ネプチャン:「形式的なものです。文書ではそちらの盗掘卿との間で既にカタがついていますから」
フローレンス・アシュモール:「汽罐王様自らお越しいただかなくとも、大博物館経由で報告は受けると思いますが……」
フローレンス・アシュモール:「こうしてまたお会いできて嬉しいです。ご足労いただき感謝致します」
ナターリヤ・ネプチャン:「……はい、こちらこそ有難うございます」
ナターリヤ・ネプチャン:指摘は正しいものだ。ナターリヤが自ら大博物館まで足を運ぶ必要はそんなにない。
ナターリヤ・ネプチャン:今の金剛公の仕事ぶりを見てみたかった……という本当の理由は、わずかに板についた威厳の裏に隠しておく。
ナターリヤ・ネプチャン:「しかし、発掘中……でしたか」
フローレンス・アシュモール:「はい。近頃はこればかりです。捜査に参加できたのも、事件の影響で発掘が滞ってしまっていたからですし」
フローレンス・アシュモール:「有意義な発見も多いので、楽しいですよ」
作業員たち:「何話してらっしゃるんでしょう」「ちょっと近づいて」「ハイハイ作業作業」
フローレンス・アシュモール:「魔導工学部と調査研究部門が共同開発した地熱を利用した魔導掘削機にもお世話になっています」
ナターリヤ・ネプチャン:「拝見しましたよ。ウチで開発した品が実働しているところを見るのは……なんというか、新鮮でした」
ナターリヤ・ネプチャン:「”血統政変”から此方、全日制との交流のハードルは下がりましたが」
ナターリヤ・ネプチャン:「納品後の経過を観察できる機会はそう多くない……、と」
ナターリヤ・ネプチャン:背中からすい、とサブアームが一本伸びる。汚れのように付着した土を繊細な動作で払い落とした。《E:怒髪天》。
ナターリヤ・ネプチャン:「……は」無意識での行動だったらしい。「すみません、部外者が勝手に手を出して……」
フローレンス・アシュモール:「ふふっ……いえ、魔導工学部の部長自らメンテナンスしていただいてありがたいくらいです」
フローレンス・アシュモール:「……汽罐王様は、王としての振る舞いや責務について悩んでおられましたが」
フローレンス・アシュモール:「振る舞いなどは実績の後に身に付ければよいものです」
フローレンス・アシュモール:「そして、こうして確かな実績と、それに対する自負と責任感は既に身についておられるご様子」
フローレンス・アシュモール:「今のあなたは、誰が見ても立派な王です」
フローレンス・アシュモール:「……差し出がましい口を利いてしまいましたね」
ナターリヤ・ネプチャン:「いえ!……ありがたい言葉です。私にとっては、特に———」
ナターリヤ・ネプチャン:眩しさに目を細めるように、瞳を閉じる。
作業員たち:「なんか出した方が良かったりしませんの?」「そうなの?」「そこのテントに茶ならあるな」
作業員たち:「私らの土産もありますよ」「じゃあ取りに行くか……」
GM:しばし時間を置いて。
作業員たち:「ウワーーーーーッ!? また増えた!?!?」騒がしくなる。
神響啼ライカ:「ちょっ……トオル!?ヤバいってこれ乗っかるのホントに!!」テントの中からは、この前気絶してた子の声。
白浜トオル:「ふふふ。実際ヤバそうだね、この前も説教されたし」
竜胆ジョウカ:「ハハハ、大丈夫ですよ今度は私バックにいるんで」
白浜トオル:「これで会議に出ればいいの?」
GM:絶対にあってはならない会話が、開けられた天幕の入り口から聞こえてくる。
フローレンス・アシュモール:「……振る舞いは後でいいとは言っても、限度はありますので」
ナターリヤ・ネプチャン:「まったく、騒がしいな……」いつの間にか金剛公と並んで発掘作業を手伝っていた
神響啼ライカ:「やめたほうがいいですよ……!? こいつ会議寝るタイプなんで!」先の儀式の諸々からは回復したようだ。
フローレンス・アシュモール:「汽罐王様はあのようになってはなりませんよ」穏やかな笑みを浮かべる
竜胆ジョウカ:「あー……じゃあ使いどころは悩む必要がありますね……」
白浜トオル:「まあこれでお詫びになるなら好き勝手呼びつけてね」
神響啼ライカ:「絶対に行政部とかで使ってもらった方がいいと思うわよ」
ナターリヤ・ネプチャン:「確かに、あの一件が終わっても仮装を続けているのは・・・・・・・・・・見上げた振る舞いですが——」
ナターリヤ・ネプチャン:「おい、どこの所属の発掘隊員だ?まだ皆作業は終わってないぞ」
竜胆ジョウカ:入り口からちらっと見えるのは、随分と適当な服装の小柄な黒髪の女性。作業はしやすそう。



作業員たち:サッと目をそらす。
ナターリヤ・ネプチャン:「そこのほら、小柄な丸眼鏡のキミ」
竜胆ジョウカ:「?」周囲を見回し。
神響啼ライカ:「絶対あなたです」
竜胆ジョウカ:「あ、ああどうも……すいません、ちょっと集中しちゃってました」
竜胆ジョウカ:「確かに作業の方が先決でしたね……まだまだ手の付けられてないところもたくさんあるのに……」
竜胆ジョウカ:しゅん。
ナターリヤ・ネプチャン:「いや……まあ、専心できるのはいいことだと思うけど」
ナターリヤ・ネプチャン:「オレが気になるのはその格好だよ。いつまで死蔵王騒ぎに浮かれてるつもりさ」
フローレンス・アシュモール:「――メサイア領内で発掘された中で三番目に古い年代の古代ノヴァリス文明の遺跡の名前は?」唐突に問いを投げかける。
竜胆ジョウカ:「えっズオンス遺跡ですけど……なんで急に……?」
竜胆ジョウカ:マジで当然みたいな感じで回答。
ナターリヤ・ネプチャン:「——あれ、ウィッグじゃない……思ったより手の込んだ似せ方をして——」サブアームでつまんで確認中。
フローレンス・アシュモール:「……汽罐王様の言う通りですよ。その格好は何度も注意した筈ですよね、死蔵王・・・様」
フローレンス・アシュモール:「お客様の前で、何ですかその寝間着のような服装は」
竜胆ジョウカ:「う゛ッ」
竜胆ジョウカ:「……着替えて、きます……」そそくさと退場。
ナターリヤ・ネプチャン:「………………」
ナターリヤ・ネプチャン:「ま、まままままっ……まままさか」
白浜トオル:「すごいよねー」いつの間にか顔を出して。
ナターリヤ・ネプチャン:「……本物の、死蔵王、ですか?」立ち去った方向に指を差す。
神響啼ライカ:「そうらしいです……あっどうも、先日はお世話に」
フローレンス・アシュモール:「気に病む必要はありません汽罐王様。本物らしくないあの方が全面的に悪いのです」
フローレンス・アシュモール:「こちらこそ。神響啼様がご無事で何よりです」
ナターリヤ・ネプチャン:「いやっ……えと、えー……!?」
ナターリヤ・ネプチャン:詫びを入れようかとも思ったが、先回りして金剛公に悪いのは相手だと言われてしまったので挙動がバグっている。
神響啼ライカ:「これはお土産で……ホントありがとうございます」金剛公に。
白浜トオル:「そこの方動転してるっぽいしお茶にしない?」
ナターリヤ・ネプチャン:「わ、私は……とんでもない無礼を働いてしまったのでは?」
神響啼ライカ:「アンタが言うことじゃないわよ」トオルさんに。
フローレンス・アシュモール:「ご丁寧にどうも……そうですね。作業も規程通り進行していますし、休憩時間の前倒しを進言してみましょう」
フローレンス・アシュモール:「気分が落ち着くハーブティーを淹れますよ」
ナターリヤ・ネプチャン:「血統王様や霊樹王様が積み重ねてきた……定時制融和の道が……」
ナターリヤ・ネプチャン:そこの方は動転している。
竜胆ジョウカ:「お、お待たせしました……」
竜胆ジョウカ:「……あ、そちらは……“暗渠孔ワジ・ハルファ”」
竜胆ジョウカ:「ということは王……ど、どうも、お世話になってます」
フローレンス・アシュモール:「“汽罐王”様です」
竜胆ジョウカ:「“汽罐王”、はい。了解です、よろしくお願いします」
ナターリヤ・ネプチャン:「ひゃいっ!あ、はい!ワジ・ハルファのお世話をしております(?)」
ナターリヤ・ネプチャン:「こほん!……ナターリヤ・ネプチャンと言います。先ほどは無礼を……失礼いたしました……!」
竜胆ジョウカ:「先ほど……はあ、どうも」
竜胆ジョウカ:気にしてなさそう。それもそのはず、人の顔が覚えられないので
竜胆ジョウカ:誰に何されたかも覚えてないのだ。史料を破壊しなければ謀反しても多分忘れられるぞ。
白浜トオル:「今みんなの休憩がてらお茶しようって話になってたんです。どうです?」
竜胆ジョウカ:「あー……いいですね。ちょっと早いけどそうしますか」
竜胆ジョウカ:「ワジ・ハルファについても色々聞きたいですし……」そこが本音。
フローレンス・アシュモール:「失礼のないようにしてくださいね」二十八位の汽罐王ではなく、五位の死蔵王に対して言う
竜胆ジョウカ:「はい……」
ナターリヤ・ネプチャン:「な、なんという……」
ナターリヤ・ネプチャン:(なんという、懐の広さ……!!)
ナターリヤ・ネプチャン:(まるで先の一件を忘れてしまったかのような……円卓の王はこれほどまでの寛容さを持ち合わせているのか……!?)
フローレンス・アシュモール:何だかとても複雑そうな顔をしつつ「……カモミールにでも致しましょうか」お茶の用意をする。
竜胆ジョウカ:『皆さんも休憩でーす』メガホンで宣言。
作業員たち:「「「「ウオオオオオ!!」」」」
GM:大きな勘違いがあったような気もするし、また林組を巻き込もうとしてる人もいた気がするが。
GM:とりあえず、博物館は……キングダムは平和である。

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エンディングフェイズ/シーン2/「死蔵王往来を闊歩す:今すぐふん縛れ」

GM:ED2 「死蔵王往来を闊歩す:今すぐふん縛れ」

GM:同じく、博物館地下発掘現場。
作業主任:「あーい、さっさと瓦礫運べー。信頼が得られればもっと楽しい現場入れるぞ」
星辰研究会員:「な……なんでこんな目に……」理由は労役。
星辰研究会員:「せめて密告した奴がいなければ逃げられたかもなのになあ……誰だよったく」
星辰研究会員:「あ、それ私」
星辰研究会員:「なんでだ……」
星辰研究会員:「だって……増やすなら鉄騎王が絶対いいって主張したのに聞き入れなかったし……」
星辰研究会員:「死蔵王くらい外に出ない奴じゃないと固有のイメージあるから成功率低い、って言ったろ……」
謎の作業員:「まあ実際死蔵王だったのは目の付け所悪くなかったと思うよ」
星辰研究会員:「だよなあ」うんうん。
謎の作業員:「使っている魔術の系統が近いなら成功率も大幅に上げられるだろうし」
謎の作業員:「ただまあー……術式の配線とかはもうちょいご安全を期してもよかったんじゃないかなあ?」
安全ヘルメット姿の少女:「ふわぁ……」
安全ヘルメット姿の少女:語らう少女らをよそに。
安全ヘルメット姿の少女:わくわくどきどきを隠さず、作業服&安全ヘルメット姿の少女が感嘆の声を上げる。
安全ヘルメット姿の少女:「すごいっ! ひろいっ! おもしろそーっ!」
安全ヘルメット姿の少女:眼前に広がる、広大な地下遺跡に対し。
星辰研究会員:「あれ以上練る時間なかったんだよなあ……」
星辰研究会員:「せめてもうちょっと広い儀場使えれば余裕持たせられたけどなー」
星辰研究会員:「はあ……鉄騎王の巨体に包まれたい……」
謎の作業員:「あーそれは大事だよ場所確保、魔術師全体的に課題だよねえ……」
安全ヘルメット姿の少女:「ふわぁ……」
安全ヘルメット姿の少女:終わった事件をポッケナイナイし、ただただ目の前の不思議に魅入られる。
安全ヘルメット姿の少女:あの先は、どうなってるのだろう?
安全ヘルメット姿の少女:あの暗がりには、なにがあるんだろう?
安全ヘルメット姿の少女:壁の向こうには、隠し部屋とかあったりするにちがいない!
作業主任:「はいはい喋らない、キョロキョロしないー。あと……そこの二人」
作業主任:謎の作業員とヘルメットの少女に。
安全ヘルメット姿の少女:「──っと、ごめんごめん。ボク?」
作業主任:「犯歴組はまだここな。んで、君らはちょっと別のとこから要請来たからそっち回す」
恵那エリカ:「あっはーい」
久遠セツナ:「あ、ボクもっと奥がいい! 奥の方をきぼー!」
恵那エリカ:「まあ配線とかは100均でコードも売ってるし、ちゃんとまとめておいて損はないよ、頑張ってねー」
作業主任:「あー、区画はD-3。姐さんが監督だから詳しくは聞いてくれ」
作業主任:「金髪がきれいだからすぐわかるぞー」
恵那エリカ:星辰研究会のみんなに手を振って区画に行く
久遠セツナ:「了解了解! ばいばいまたね!」了承と別れのあいさつを一緒くた。
星辰研究会員ども:「「「じゃあなー」」」
久遠セツナ:とったっかっと、足取りも軽く指示されたエリアへと二人で向かう。
GM:では徒歩数分。
久遠セツナ:「ありがとねー、エリカちゃん。付き合ってくれて」後ろ向きに歩きがてら、えへへと礼を述べる。
恵那エリカ:「まあ、暇だし、採掘一回は言っておこうかなと思ったしねえ」
久遠セツナ:「すっごいねぇ、ひっろいねぇ──」再びほわんほわんと夢見ごこち。
久遠セツナ:「いいなぁジョウカちゃん。楽しんでるんだろうなー」
モブ作業員:「――ん、応援の子? 待ってて人呼ぶから」
モブ作業員:「おーい、姐さーん。フローレンス・・・・・・姐さーん、H区画からの応援来たー」
フローレンス・アシュモール:「はい。アルバイトの方ですね。発掘作業のご協力感謝致し……」礼を述べようとしたところで
モブ作業員:「説明頼んだー」とっとと去ってしまう。
久遠セツナ:「応援にきましたー!」堂々と悪びれず、えへへと笑う。
フローレンス・アシュモール:「まあ……久遠様、恵那さん」口元を軽く押さえて目を丸くする。
恵那エリカ:「どうもー、しれっと手伝いに来ましたー」実際は久遠ちゃんに付き合っただけである
久遠セツナ:「でも本当は地下遺跡ダンジョンを見に来たり、ジョウカちゃんに会いにきたのです。内緒だよ」ひそひそと金剛公に
フローレンス・アシュモール:「なるほど。見ての通り、未だ発掘途中ですが、存分にご覧になってください」
久遠セツナ:「やったー! ありがとフローレンスちゃん」
フローレンス・アシュモール:「死蔵王様も暫くすれば見えるでしょう。あの方はご自身の気分に任せてあちこちで作業していますので」
久遠セツナ:「あはは、ジョウカちゃんらしいねぇ」
久遠セツナ:言いながら、視線はすでに遺跡のあっちこっちに向けている。
フローレンス・アシュモール:「もちろん、作業員としての仕事はしていただきますね?」ツルハシを二人に手渡す。
恵那エリカ:「はーい、留意点とかはさっきの区画と同じ感じ?」
フローレンス・アシュモール:「ええ。一つ申し上げるなら、H区画より岩盤が硬いので、心してかかってください」
恵那エリカ:「りょうかーいでーす」
久遠セツナ:「ん、『遺跡に影響を与えないように岩盤を』だよね」
久遠セツナ:「得意だよっ、ボク!」
久遠セツナ:シュカカッ!
久遠セツナ:腰から抜いた黒い小剣で、岩盤をバターのようにカットする。
久遠セツナ:「ね?」えへんと自慢げに。
フローレンス・アシュモール:「流石は発掘にも慣れていますね」
久遠セツナ:「埋もれたのを見つけたり、埋もれたとこから脱出したり。冒険者の必須スキルだからね」
久遠セツナ:後者のパターンが結構多いのは内緒だ。
恵那エリカ:岩盤を割りながら(これどうやって自動化しようかなあ)とか(ここどういう回路組んだら効率的かなあ)とか考えている
フローレンス・アシュモール:「蒐集部門がグリード相手だと先を越されて、買い取りに費用がかかると嘆いていました」
久遠セツナ:「あー、うん。そのあたりは大変だよね」
フローレンス・アシュモール:会話しながらもツルハシで岩盤を猛スピードで削っている。
フローレンス・アシュモール:肉体が優れているというよりも、自身の宝石魔術で作り出したツルハシが硬い岩盤だろうとほぼ抵抗なく削っている。
久遠セツナ:「ボクなんかは、見つけたら後はあげちゃってもいいと思うけど」
久遠セツナ:「それだとごはんが食べられなくなっちゃうからねぇ」
久遠セツナ:「とてもなやましー問題なのです、うん」
久遠セツナ:ルートができたことなどもあり。
久遠セツナ:グリードが発掘した品の多くは、博物館へと流されている。
久遠セツナ:グリードからすれば安定した財源の確保。
久遠セツナ:博物館からすれば供給の拡大。
久遠セツナ:ウインウインだがそこはそれ。自分で見つければタダ・・ですむとゆーのも、また真理だ。
フローレンス・アシュモール:全作業員にこのツルハシは行き渡っている。
恵那エリカ:「ねーところで竜胆ちゃんや、やっぱこれ自動化とかはあんまり予定に入れてない感じ?」
竜胆ジョウカ:「ですね」ぬっ。



竜胆ジョウカ:「どのラインまで『瓦礫』と見なすかがかなり厳しいんですよね、やっぱり」
竜胆ジョウカ:「運用できる人間がいないとは言いませんが、選定も面倒なんですよね……」
恵那エリカ:「社会人の人工知能をモデルにすればどうにか行けそうな気がしないでもないけど、さすがに卒業間に合わないよねえ……」
久遠セツナ:「あ、ジョウカちゃんだ! いえーい!」気づいてハイタッチの構え。
フローレンス・アシュモール:唐突に現れた死蔵王に呆れの視線を送りつつも、この場に唐突な登場に驚く人間はいないので苦言を呈することはしない。
竜胆ジョウカ:「あっえっ、いえー?」
久遠セツナ:片手を上げて一瞬で距離を詰める。ハヌマーンの真骨頂。
久遠セツナ:(ぱしんっ!)
久遠セツナ:なかば反射的に上げさせられた掌に掌を合わせる。
竜胆ジョウカ:(ばしんっ!)
久遠セツナ:「すっごいねぇ、この地下遺跡ダンジョン!」
竜胆ジョウカ:(びりびりびり……)反動で、手が……
フローレンス・アシュモール:「粉塵の除去など自動化できる部分は自動化していますよ」
竜胆ジョウカ:「……あ、え、そうですね……」一瞬とりあえず話を合わせてそうな顔になるが、
久遠セツナ:「もう奥の方とか調べたの!? それともこれから!? 実はもう全部見て終わっちゃってたり!?
久遠セツナ:矢継ぎ早、気になることを思いつくまま口にする。
竜胆ジョウカ:「……ああ、グリードでしたね。それでも気になるというのはやっぱり凄いんですね」ナイフを見て気づいて返す。
竜胆ジョウカ:「いやー、範囲を徒歩で巡ってはみたけど詳細な発掘は全然ですね……!」
久遠セツナ:「そっかー、まだまだこれからなんだぁ……」
久遠セツナ:「それはとっても──楽しみだね!」
フローレンス・アシュモール:「何分かなり古い時代の遺跡ですので、作業も慎重になります」
恵那エリカ:「やっぱ人工知能の分野魔法でもどうにか頑張ればこまごましたところも楽になるよなあ……最近使い魔の術式を利用して簡単に判断とかはさせてみたけどまだ一通りの学習に時間はかかるし……」ぶつぶつと考え事しながらつるはしを振っている
竜胆ジョウカ:「ですね……! そうだ、見学だけなら……ええと、今やってるのが」
竜胆ジョウカ:書類を手繰る。
久遠セツナ:「おおっ、なになに!」
竜胆ジョウカ:「……この、へんで」地図を見せつつ。
久遠セツナ:「あ、地図だ! すごいよエリカちゃん! 地図地図!」
久遠セツナ:興奮してつるはしを振い続ける少女を手招く。
竜胆ジョウカ:「流石に最前線の何があるか怪しい所なんで、熟練枠じゃないとツルハシは任せらんないですけど」
恵那エリカ:「あ、待てよ遺跡の中核には古代の使い魔モデルも一部あったから一回博物館の論文読んで調べる余地が……はいなーにー?」
久遠セツナ:「発掘の最前線だって!」
恵那エリカ:「なるほど?何があるのかはまだ分かってない感じ?」
久遠セツナ:わくわくと、遺跡地図を食い入るように。
竜胆ジョウカ:「ですね……この辺は露出も少ないんで。物がそもそもあるのか、大事なものが埋まってるのか果たしてって感じで」
竜胆ジョウカ:「今はチマチマと……あ、グリードがやってた手法も取り入れてて――」
竜胆ジョウカ:学術的な話が始まってしまった。止まらないかも。
久遠セツナ:「──ん」
久遠セツナ:地図の一点を指さし。
久遠セツナ:「この辺からこっち、ひょっとしたら奥に繋がってないかな?」
恵那エリカ:「あ、これグリードがやってたんだ、これ何かに組み込んでおけばそのうち便利な奴作れないかな……」
久遠セツナ:気づいたことを、思いつくまま口にする。
久遠セツナ:こと冒険と言うことに関してのみ、久遠セツナこの少女の頭脳はフル回転する。
恵那エリカ:話は聞いているしその上で何か使える物が無いかとあれこれ考えている
久遠セツナ:「よく見るパターンだよ。先史ノヴァリスの遺跡で?」
竜胆ジョウカ:「あ、あー……? いやそれは……んでもあり得なくはないか……」
久遠セツナ:「そうそう。『いやそれは』ってひっかけなんだよね、こーゆーのって」
竜胆ジョウカ:「……ちょっと見に行きますか。来ます?」
久遠セツナ:「うんうん、行きたい行きたい!」
恵那エリカ:「あ、ほんとじゃん、2年前と4年前の博物館の論文集で確か言ってた奴」
恵那エリカ:「行く行くー」
竜胆ジョウカ:「そう言えばそうですね……あー、あの、なんか変な表紙の論文集」
竜胆ジョウカ:「あれ結構読みごたえが――」
恵那エリカ:「そうそう、毎年お世話になってますー」
久遠セツナ:「あ、そうだ! 読み応えで思い出した!」唐突に。
久遠セツナ:「ジョウカちゃんにお土産が三つあるのです!」
竜胆ジョウカ:「去年のが特に、あっはいなんでしょう」
久遠セツナ:ごそごそと、バックパックの中を探りながら。
久遠セツナ:「ひとつはえっと、マイカちゃんにお願いしておいたから後でもらっておいてね」
久遠セツナ:※1/1スケール 木製ジョウカちゃん。
久遠セツナ:「で、もひとつはこれです。じゃじゃーんっ!」
久遠セツナ:かわいらしく包装された、お菓子の包み袋。
久遠セツナ:「喫茶店「マティーニ」のベイクドチーズケーキ! 美味しかったのでお土産にしてもらいました!」
竜胆ジョウカ:「わあ、ありがとうございます。甘味は久しぶりですね」
久遠セツナ:「えへへ、あとでエリカちゃんにお茶淹れてもらってみんなで食べよ!」
久遠セツナ:「で、あとはこれ!」ごそり──と取り出したのは、手のひらサイズの金属プレート。
恵那エリカ:「これ何?」
久遠セツナ:不思議な光沢を放つその表面には、見たこともない文字と文様が刻まれてる。
竜胆ジョウカ:「ほう」
久遠セツナ:「この前いった遺跡で見つけたのです!」
久遠セツナ:「一番奥の部屋に、大事そうに飾ってあったから」
久遠セツナ:「お持ち帰りしてきました!」
竜胆ジョウカ:「ほうほうほう……」
恵那エリカ:「えーこの文字なんだろ」
フローレンス・アシュモール:いつの間にか興味深げにプレートを覗き込んでいる。
恵那エリカ:「地方的にこの辺じゃないのは明らかだけど……」
竜胆ジョウカ:「なるほど。解読部門に回してみますか」
久遠セツナ:「先史ノヴァリスの文字とかと似てるけど、ちょこっと違う感じもあって」
久遠セツナ:「うん、ジョウカちゃんならきっと楽しく調べてくれるかな──って思ったから」
久遠セツナ:「プレゼント!」
恵那エリカ:「あ、これ写真撮っていい?読みたい」
恵那エリカ:これは竜胆ちゃんに確認
竜胆ジョウカ:「ですね、先史文字だとすると微妙に文法が……なるほど」
竜胆ジョウカ:「あ、いいですよ。撮ったらこちらに」金剛公を指さす。
恵那エリカ:「せんきゅー」フラッシュとかに気をつけつつタブレットで撮影し
フローレンス・アシュモール:「そういったことは総務室に確認してからの方がいいと思いますが……」しかし、権限上死蔵王が頂点なので止められない。
久遠セツナ:「あ、でもあれかなぁ。しばらくはここ調べるので大変?」
恵那エリカ:即魔術印刷したものを金剛公に回す
竜胆ジョウカ:「まあ多少余裕持ってやってるんで。……それより」
久遠セツナ:「?」<それより
フローレンス・アシュモール:「承りました」印刷された物を受け取りつつ。
竜胆ジョウカ:「さっき言ってたポイントの方、行ってみましょうか。では!」
久遠セツナ:「りょうかーい!」どきどきわくわくと
恵那エリカ:「いくかー、文字ありそうなら確認したーい」
恵那エリカ:と、出ようとして
フローレンス・アシュモール:「行ってらっしゃいませ」担当区画から離れられないので見送る。手伝いの二人が抜けたのでこれから三人分の仕事だ。
久遠セツナ:死蔵王と二人、肩を並べて奥へととっとこ進んでいく。
竜胆ジョウカ:「楽しみ~」とっとこ。
久遠セツナ:「うんっ!」とっとこと──
久遠セツナ:そして二人して奥へと先行──
フローレンス・アシュモール:「ああ、恵那さん。少しよろしいですか?」
恵那エリカ:「ん、何?」と振り向こうとして、なんか嫌な予感がして
フローレンス・アシュモール:「お帰りの際はお声かけくださいね」
フローレンス・アシュモール:「もし声をかけていただけなかった場合、タイミングを測り間違えて見学を邪魔してしまうかもしれませんので」
恵那エリカ:「はーい」行くわけがねえだろうがようと思ったものもそういう脅迫をしてくるなら仕方がない
恵那エリカ:せめてもの腹いせに焼いてきたウェルシュケーキは全部二人に渡してしまおうと思って、少し見学して
恵那エリカ:「はい、そろそろ帰るよー」と一人で戻ってきた
フローレンス・アシュモール:「恵那さん。今回の事件が解決したのはあなたのお陰です」
フローレンス・アシュモール:「ありがとうございました」
恵那エリカ:「あーいらんいらん、やりたいことやっただけだし、んで、通報するんでしょ」
フローレンス・アシュモール:「そのつもりでしたが、やはりそうするか迷いつつあります」
フローレンス・アシュモール:「お礼を受け取っていただいたなら、もう少し迷ってしまいそうです」
フローレンス・アシュモール:「人と人の繋がりは私達には重要なことです。たとえあなたの行為があなた一人の思惑の下に行われていたとしても」
フローレンス・アシュモール:「それで他人の思いをなかったことにしていい理由にはなりません」
フローレンス・アシュモール:「小煩いことはお嫌いでしょうけれど、面倒な女の戯言――一先ず礼だけ受け取ってしまえばそれで済むのでは?」
恵那エリカ:うるせ~~~~~~~~~と思ったけど辛うじて口に出さなかった私をお師匠褒めて、顔に出てた?ダメ?
恵那エリカ:「はいはい、んじゃあ受け取ってはおきますよ、表の言葉なんていくらでも修正の効く薄いもんだけど」
恵那エリカ:退却用の魔術は既に行くときに用意していた、その気になればコンマ1秒で証拠も残さず帰還できる
フローレンス・アシュモール:「では、あと三十分程迷っていましょう」
フローレンス・アシュモール:「お一人で急いで帰るより、久遠様と語らいながら帰るとよろしいでしょう」
恵那エリカ:「よろしい、いかな言葉より行動で示してくれる方がよほど信頼が置ける」
恵那エリカ:と、いいつつ、退却用術式を作動させて去っていった。
恵那エリカ:一瞬の光明が見えた後、そこには何もない
恵那エリカ:そこには、ね
フローレンス・アシュモール:「慌ただしい方ですね」
フローレンス・アシュモール:それから作業を再開して、三十分後、休憩ついでに救伐騎士団捜査部に通報する。
フローレンス・アシュモール:「――さて、どうやらこの遺跡を気に入っていただけたようですね」独りごちる

久遠セツナ:──────
久遠セツナ:────
久遠セツナ:──

久遠セツナ:「ん~」
久遠セツナ死蔵王ジョウカちゃんと肩を並べ、遺跡の奥を調べながら。
久遠セツナ:「エリカちゃんとフローレンスちゃん、来ないのかなぁ?」
久遠セツナ:なかなか来ない二人に(今更ながら)気づき、隣の少女に声をかける。
竜胆ジョウカ:「まあ……金剛公に関しては他の仕事もありますし」
竜胆ジョウカ:自分のことを棚にあげつつ。
久遠セツナ:「そっかぁ──大変だね、お仕事」同じく棚に上げつつ。
久遠セツナ:と──
久遠セツナ:「あれ?」
竜胆ジョウカ:「どうしました?」
久遠セツナそれ・・に気づく。

恵那エリカ:ノヴァリス 上空
恵那エリカ:「あ、来たー、早くてよかったよーバイアクヘー君(魔改造を施した挙句時速180㎞で航行するようになった箒の名前)」
恵那エリカ:彗星のようなエフェクトを出しながらこちらにやってくる箒をつかんで、飛び乗る
恵那エリカ:さて、別に退却をしたからと言って
恵那エリカ:準備が一枚だけだったとは言って無いし、30分待つと言った真を切ったわけでもない
恵那エリカ:だから、少しだけ時間を使った。
恵那エリカ:持ってきたウェルシュケーキを少し直火で温め、紅茶を保温ポットに用意して
恵那エリカ:ついでに少しサンドイッチも作って来た。なあに軽い奴だ
恵那エリカ:最後に「ごめん急用できちゃった、それは好きに食べてていいよー」と書置きも添えて
恵那エリカ:そうして、悠々とキングダムを出てきたわけだ
恵那エリカ:ノヴァリスはまだ昼間、月齢もあってか青空に月も出ている
恵那エリカ:「さーて、白い月の方角まで走ろうか!」
恵那エリカ:追われていることなど意にも介していないように、天真爛漫に魔女は空に叫んだ

ダブルクロス、the 3rd edition。
「偽死蔵王往来ヲ闊歩ス:今スグフン縛レ」
                             おしまい




GM:全行程完遂!!!!!!!!!!!!!!!!!お疲れ様でした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恵那エリカ:お疲れ様でした!!!
久遠セツナ:おつかれさまでしたー!
フローレンス・アシュモール:お疲れ様でした!
ナターリヤ・ネプチャン:お疲れ様でしたー!

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本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.