『たったひとつの大事な欠片』(GM:EXst)


PC1:“ファム・シー” 乙川 光(おとかわ こう)(キャラシート)PL:優水
PC2:“ワイヤード・フォーミュラ” 獅子春 浜理(ししはる はまり)(キャラシート)PL:空燐文
PC3:“大暴力(Greater Violence(グレーターバイオレンス))” お紅さん( こう  )(キャラシート)PL:MAO

メインログ雑談ログ

目次


プリプレイ

GM:ではお時間となりました。ご用意はよろしいでしょうか
乙川光:OKです!
獅子春浜理:OKですー!
お紅さん:はい、よろしくおねがいします。
GM:はい。ではまず今回予告から

【今回予告】
 空より注ぐ太陽の暖かさを知っている。
 草木の香る風の心地よさを知っている。
 地で熱を払う水の冷たさを知っている。

 当たり前に感じるものが何よりの幸いであることを、人に紛れる半魔達は知っている。
 だからこそ彼らは戦うことを選ぶ。日々を、誰かと共に歩むことを選んでいる。

 ならば人々はどうなのだろう。当たり前を当たり前に享受し、生きてゆく最中で。
 それを退屈だと思う者は多い。昼を歩く者ならば当然のことだ。常に感謝を、自らの居場所が危機に揺れることを意識するのは難しい。

 だから忘れてはならない。その当然を手放してしまうことの重さを。
 夜の住人達にとって昼の世界に生きる者達は──宝を持て余す愚者にも見えているのだろうから。

 ビーストバインド トリニティ
「たったひとつの大事な欠片」
 心焦がすは魔の渇望、心繋ぐは人の絆。


GM:続けて自己紹介をお願いします。PC1から順番に



GM:乙川君、お願いします
乙川光:はい!
乙川光:「あっ…は、はい……僕に、何か用ですか……?」
乙川光:おどおどとして卑屈な少年。見た目はやや幼く、舐められがち。
乙川光:元々は精神を司る神で狂気を与えるものと恐れられていましたが、
乙川光:今は内なる囁くもの、音の妖精に零落し、それ故に自己肯定感が無になっています。
乙川光:疑似家族として命ちゃんという義理の妹がいますが、血縁関係はなし。
乙川光:なんとかこの子を守りたいなあ、という気持ちなどもありつつ日々を頑張っています。
GM:大変そうだけどいい子だ
乙川光:性能は割り込み行動特化のサポーター
乙川光:一度だけ大火力サポートもできるのでなかなか強いのでは?と思います。
乙川光:そんなわけでよろしくお願いします!
GM:そつがない構築。そんな君のシナリオ絆がこちらです

シナリオ絆:倉橋燈子(くらはし・とうこ。ティーンエイジャーの幽霊)
君は夜に生まれながら昼の世界を生きる、あるいは昼から夜へと踏み込んだ半魔だ。
境界線の上に立ちながら日々を生きる中で、彼女と出会ったのはある日の夜。異形に襲われて逃げている彼女を助けたことが切っ掛けだ。
幽霊である自分を見ることができる君に、彼女は頼みごとをされる。……自分の家族、姉である倉橋真琴を助けて欲しいのだと。
突然のことではあったが、魔物としても世間知らずな彼女を放っておくのも気分が悪い。助けた以上、君はこの件に関わることを決めた。

GM:困っている幽霊少女との出会い。どうか助けてあげて欲しい
乙川光:助けましょう!姉のためと聞いては黙ってられないぜ
GM:優しい! よろしくお願いします
乙川光:よろしくお願いします!

GM:PC2、獅子春君。お願いします



獅子春浜理:はーい!
獅子春浜理:「こんにちわ、こんばんわ。宇宙の果てからやってきた、数式型宇宙人こと獅子春浜理と申します。よろしくよろしく。」
獅子春浜理:宇宙、空間。無限大に広がるその世界のどこか。
獅子春浜理:数式の解をエネルギー源として生きる宇宙人です
獅子春浜理:齢のほどは人間と変わらず、しかして数学だけは他より秀でた何かです
獅子春浜理:けれども数式以外が存在しない母星では生きる、という行為以外存在しない世界。その息苦しさから解き放たれるため、
獅子春浜理:そして人間という存在の不可解さに興味を持ち、地球に住んでいます
獅子春浜理:現在は地球人としての生き方を、数学以外のことを学ぶために学校に通っています
GM:ほうほう。ある意味アウトロー
獅子春浜理:友情、恋愛、学業etc、まだまだ初心なる者です
獅子春浜理:性能面はFP盛りDFです
獅子春浜理:一応未知との遭遇とワイヤーで攻撃も出来ます。
獅子春浜理:以上です
GM:OK。君のシナリオ絆はこちら

シナリオ絆:倉橋真琴(くらはし・まこと。月影高校二年の女子生徒)
君が知っている倉橋真琴という少女は人付き合いのいい活発な少女である。しかし、最近の彼女は酷く衰弱しているようだった。
人と触れることを避けており、よくない噂まで立ち始めている。なんでも親しかった相手の多くに不幸が訪れて怪我や病気を患い、噂を聞いて面白半分で関わった人間まで同じように巻き込まれたという。
君がそれを信じているかはともかく、何かが起こっているのは間違いない。半魔という立場故どうしたものかと考えていた時──君にも不幸が襲い掛かる。

GM:君にとっては新たな解く式になるかもしれませんね。ある意味渦中に突っ込まれます
獅子春浜理:任された!不幸だとしても、困難は不可解な数式とも言えますからね!
GM:正解率は如何ほどか。よろしくお願いします

GM:PC3、お紅さん。お願いします



お紅さん:まーかーせーてー(握りこぶし

お紅さん:「酒もってこーいっ! 暴れさせろーっ! ちゅーしれーっ!」
お紅さん:本名不詳。人の呼名は“お紅さん”、魔の呼名は“大暴力”
お紅さん:“快楽に限りなく忠実なお人よし”で、見目も性格も悪くはないが、全身からダメなオンナのオーラが滲み出ている残念さん。
お紅さん:絆を縁にエゴのままに生き、ごくごく自然に魔物となりました。

お紅さん:バウンサーとしての“腕っぷし”はそこそこ。
お紅さん:『池袋呑み屋界隈の揉め事に対する“最後の切り札”などとも嘯かれていますが、
お紅さん:そのコストパフォーマンス(被害が割に合わない)から、
お紅さん:むしろ「えー、出さない方が良くないっすか?」的な意味合いで“最後の”とされているとかなんとか。
お紅さん:いずこかに肩入れする訳でなく、風の吹くまま気の向くまま、今日も“昼”“夜”問わず騒動に顔を突っ込んでいます。

お紅さん:スタイル:アタッカー
お紅さん:ブラッド:異能者:グラップラー(純血)
お紅さん:初期人間性:45 行動値:9

お紅さん:絆:【人間社会@享楽】【弱者@庇護】
お紅さん:エゴ:気持ちよくなりたい

お紅さん:だいたいこんな感じです、ミドルでは試し割りから超暴力コンボを使って、腕力家として世間を渡っていく予定。
お紅さん:久しぶりのBBTですので、全力で楽しませて頂く所存。改めまして皆様よろしくお願いいたします。
GM:今回唯一の純アタッカー、活躍に期待しましょう
お紅さん:がんばるんば
GM:シナリオ絆はこちら

シナリオ絆:悠木結葵(ゆうき・ゆき。死霊課の刑事である雪女)
警察庁死霊課、君がここから話を持ち掛けられるのは珍しいことではない。協力を持ち掛けてきた雪女刑事の悠木から伝えられたのは、ひとつの噂話だった。
ある少女に関わっていた、または近づいた人間が次々と命を落とす、重傷を負うという事故が多発。月影高校に潜入している特命刑事はこれを魔物事件と判断し、死霊課が動くこととなった。
渦中に存在する少女の名は倉橋真琴。調査に動こうとした君達の元に一本の連絡が入る。
──早速、また被害が出てしまったようだ。

お紅さん:結葵ちゃんだ~
GM:死霊課は忙しいので猫の手も借りたいようです。よろしくお願いします
お紅さん:にゃ~ん

GM:それではセッションを開始します。どうかよろしくお願いします!
お紅さん:はい、よろしくおねがいします。
獅子春浜理:よろしくおねがいします!
乙川光:よろしくお願いします!


オープニングフェイズ/シーン1/「乙川光」

GM:人間性の低下をお願いします
乙川光:乙川光の人間性を1D6(→ 4)減少 (58 → 54)

GM:冬が終わりの色を見せ始め。春の陽気を感じられる頃。それでもまだ夜は肌寒い
GM:学校帰りか、所用ゆえか。貴方は夜道を一人歩いている
GM:人の気配は少ない。空には酷く明るい月が浮かぶ
乙川光:ふうふうと手を擦り合わせながら歩いている。寒さは感じないが、こうしていると寒さを味わえる気がする。
乙川光:月を見上げて、軽くあいさつをする。
乙川光:「きみはいつまでもそこで輝いてていいなあ……」
GM:かつての力を失い、人間──半魔として生きている貴方にとっては。空で輝く月は完全なるものとしての憧れの先か
GM:空を見上げる中、風が吹く。……その時に、貴方は後ろから何かが近づいてくることを感じ取れた
乙川光:「……?」
乙川光:おそるおそる、背後を振り向く。
GM:視界に入ったのは、一人の少女。慌てるように走りながら、ふと目線が会った
????:「──ごめんなさい、ちょっと借ります!」
乙川光:ぱちくり、と瞬きをして。
乙川光:「えっ?」
GM:そう叫んで、少女は君に向かって飛び込むが──
????:「ぶはっ!?」ぶつかった。案の定といえばそうなのだが
乙川光:どふっ!ひゅーん!
乙川光:ぶつかられた勢いで吹っ飛ぶ。軽い。
????:「え、ええ……なんでぇ……」痛みに頭を抱えて道路にしばし蹲って
乙川光:「あうあうあ…???」目を回している。
????:「あっ、大丈夫!?」我に返り吹っ飛ばされた乙川君へ駆け寄る
乙川光:「ぼ、僕は大丈夫だけどっ……」
乙川光:「き、君こそ…大丈夫…?ですか?」
乙川光:「びっくりした……」
GM:まじまじと乙川君が彼女をよく見れば、体が透けている。いわゆる幽霊だ
????:「……あれ」
????:「もしかして、私のこと……見えてる?」
乙川光:「あっ、もしかして透き通ってる系のひと…?」
乙川光:「うん」
乙川光:「幽霊…なのかな」
????:「う、うん。……て、のんびりして──」
GM:そう言葉を続けようとした時、もうひとつ気配が近づく。……今度はあからさまにわかる、敵意や負の感情を持ったものだ
乙川光:「……なるほど」
????:「……!」身を硬くし、動けなくなってしまっている
乙川光:「……いい?僕が今から、君に、力を与える」
乙川光:「音の妖精の囁きだ。…『その通りになる』」
乙川光:「『君は動ける』」
乙川光:「『君は好きなように、この危機を脱することができる』」
乙川光:その声が、少女の精神を揺さぶる。
GM:近づく悪意──異形となった悪霊が、君達を見つける。獲物を見つけ、残った動物めいた本能のまま、迫る。
GM:そのままであれば掴まれ、彼女はエサとなって消えていただろう。だが
????:「……っ!」咄嗟に両手を突き出す。近づいてくるそれを押して飛ばすよう。その両手が異形に触れ、
GM:弾けた。……かつてといえど、神の加護はそこらの低級霊に抵抗できるものではなく。そのまま靄となって消えてゆく
乙川光:「…うん。良かった」
乙川光:「もう大丈夫」
????:「うそ……」自分の手、乙川君の顔を交互に見て
????:「貴方が、やってくれたの?」
乙川光:「僕は囁いただけ。君が頑張ったからだよ」
乙川光:へにゃりと笑う。
????:「……あ、ありがとう。その」
????:「私のこと、見えるだけじゃなくて。助けてもらえるなんて」
乙川光:「いいんだよ。夜の世界は袖擦り合うも多生の縁だからね」
乙川光:「僕は乙川光」
乙川光:「君は?」
倉橋燈子:「……燈子。倉橋燈子」
倉橋燈子:名乗って。しばし逡巡するよう黙り込む
倉橋燈子:「あの、乙川君!」
乙川光:「は、はい!」
倉橋燈子:手を取ろうとする。が、空ぶる
倉橋燈子:「……えっと。こうして助けてもらった上に、こんなこと言うのは失礼だと思うけど」
倉橋燈子:「でも、私を見える人なんて……他にいなくて」
乙川光:「いや、全然失礼なんてことないけど……」
乙川光:「……なにかあったの?」
乙川光:「僕じゃ力になれるかはわかんないけど」
倉橋燈子:「…………」
倉橋燈子:「私のお姉ちゃんを、助けて欲しいの」
倉橋燈子:「私も何が起こってるか、わからない。でも……」
乙川光:「…燈子さんの、お姉さん」
倉橋燈子:「このままじゃいけない、ってことがいま起こってる。だから……」
倉橋燈子:乙川君の言葉に頷いて。もう一度、透けた手を重ねようとする
乙川光:そっと手を重ねる。存在をそこだけ希薄化させて。
倉橋燈子:「ごめんなさい。私に、家族を助けるための力を貸して欲しい」
乙川光:「……うん。お姉さんのため、なんだよね」
乙川光:「僕も妹がいるから」
乙川光:「助けたい気持ち、すごくわかる」
乙川光:「手伝うよ。手伝うことなら、僕にでもできるから」
倉橋燈子:「妹さんが」
倉橋燈子:希薄化した君の手を見て。オウム返しに
乙川光:「…実の妹じゃないけどね」えへ、と笑って
倉橋燈子:「……ありがとう、乙川君」
乙川光:「まだ…力になれるか、わからないけど……」
乙川光:「話、聞くし……応援も、僕、できるから」
GM:君の言葉にまた燈子は、ありがとうと重ねる
GM:それから彼女は家族の名を伝える。倉橋真琴……月影高校に通う女子生徒
GM:ある噂の渦中にいる人物であった。

GM:シーンエンド。エゴチェック、シナリオ絆の感情設定などあれば宣言を
乙川光:シナリオ絆取得!
乙川光:倉橋燈子…尽力 みたいな感じで
乙川光:エゴはちょっと気が回ってなかったので今回は無しで!
乙川光:乙川光の愛を1(→ 1)増加 (2 → 3)
乙川光:愛がアップ!
乙川光:以上です
GM:OK!


オープニングフェイズ/シーン2/「獅子春浜理」

GM:人間性の低下をお願いします
獅子春浜理:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下
BeastBindTrinity : (1D6KH1) → 1[1] → 1

獅子春浜理:減らない…
GM:ああ、数値を直接いじるのはカウンターリモコンですね…

GM:月影高校。一般的な高等学校であるが、妙に半魔が多いことでも夜の側では有名である
GM:宇宙から来た君も、その生徒として日々過ごすことにも慣れて
GM:今日もまた半日が終わり、昼休み。廊下を歩いていた時のこと
獅子春浜理:今日も地球で覚えた文化、ライトノベルなる文学を片手に廊下を読み歩きしている
獅子春浜理:「ふむふむ……友情とは変更不可能な固い結束であると同時に、しかしてそれを破棄するという立証不可能な側面を抱えていると……」
獅子春浜理:「難しいな……友情……」
獅子春浜理:ぶつぶつとそう呟きながら
獅子春浜理:「友情……恋愛……まだまだ数式のように単純には行かないな……」
獅子春浜理:そして顔を上げる
GM:顔を上げるタイミングに重なって。読み歩き故か君と正面で誰かとぶつかってしまう
倉橋真琴:「あ……」見れば、背を曲げて目線を下げて歩いていた女子生徒
倉橋真琴:「ご、ごめんなさい」
獅子春浜理:「うわぁ!……すいません、すいません、前見てなくて。」
獅子春浜理:「いやいやいや、読書に夢中になると周囲が見えなくなるタチでして。いやいや申し訳ない……」
倉橋真琴:「いや、そんなに謝られても大丈……」
倉橋真琴:と。はっとしたように途中で言葉を区切り、
倉橋真琴:「ごめん、それじゃあ──」
GM:そそくさと、君から急いで離れるように小走りで廊下を進んでいった
獅子春浜理:その走り去る背中を見やり、ふと違和感を覚える。
獅子春浜理:同一な存在を見知っているはずだけれども、雰囲気が違うような、証明式の一部を書き違えたような
獅子春浜理:うぅん、と首を捻った後に即座に思い当たる
獅子春浜理:「ああ、ああ!確か彼女は倉橋真琴さん!」
獅子春浜理:活発かつ人付き合いのいい、いわゆる『元気』という言語の解の一つとして頭によく残っていた人だ
男子生徒:「声でけーな獅子春」同じクラスの男子が君の声につられて近づいてくる
男子生徒:「……倉橋さんがどうしたって?」
獅子春浜理:その声にぽんっと手を叩きながら振り返り
獅子春浜理:「倉橋真琴さんだよ倉橋真琴さん。彼女の雰囲気はあんな感じだったかな?って思ったんだ。」
獅子春浜理:「ええっと……そう、いめちぇん、だったかな。そういうのは明るい方面の単語によく使用されていると思ってね?それとは真逆の印象を受けたから誰だかわからなかったんだ」
獅子春浜理:と、笑顔で返す
男子生徒:「はぁ、まぁ……そらそうだな」
男子生徒:言葉を濁して、声を潜める
男子生徒:「なんかちょっと、倉橋さん回りで変なことがあんだよ。それでな」
獅子春浜理:「変なこと?どんなことか君が知っていることを教えてくれないか?」
獅子春浜理:ぐいっと、顔を近づけて尋ねる
男子生徒:「顔が近い! お前ほんとよくわかんねぇな……」
GM:話の内容はあくまで噂の範疇ではあるが。いま広まっているのは、不幸にまつわるものだ
GM:曰く、彼女に関わった人間が大けがや重病を患っている。最初は偶然や何かといわれていたが
GM:次第にその範囲が広がっていき、友人から果ては頼まれごとをしただけの教師まで含まれ
GM:学校に来ないわけにもいかない。しかし噂話は確実に広まり続け、他者と触れないように過ごす中。かつての面影もゆっくりと消えていってしまった
男子生徒:「そらまぁ、周りは所詮噂だって言ってるけど。明らかにおかしいことが連続すれば……ってことで」
男子生徒:「お前、大丈夫か? これから何か起こったり……」
獅子春浜理:「ふぅむ。」
獅子春浜理:考え込むように、頭を傾ける。
獅子春浜理:いま可能性があるとすれば、接触したという事態で何かが起こったりはするだろうが
獅子春浜理:「だがそれが噂だろうと本当だろうと、何かが起こればそれを解決出来る自信はあるよ。ほら、僕の数学は常に満点じゃないか。」
獅子春浜理:「それに、あの笑顔が失われているのは大きな損失だと思わないか?つまり僕に何事もなければ、それは噂という言葉に導かれるじゃないか。」
獅子春浜理:「だから、大丈夫だろうよ。」
獅子春浜理:そう、普段どおりの笑顔を浮かべる
GM:相変わらずな君の物言いに、呆れたのか納得したのか。男子生徒は気を付けろよ、とだけ伝えて離れてゆく
獅子春浜理:彼が離れていくのを見ながら、再びライトノベルを開き
獅子春浜理:「さて、こういう時この手の文学では『主人公』と銘打たれた人間は、解決に奔走する。」
獅子春浜理:「だが僕はそういう立場にはいないだろう。宙なる存在は、この世界では影に生きるべきだ。ある程度には。」
獅子春浜理:「……だが、放っておくというのも違う話だ。解の異常は、数式におけるバグだ。気になってしょうがない」
獅子春浜理:「……どうしたものかなぁ。」
獅子春浜理:と、悩みつつ歩き読みを再開する
GM:──半魔であれ、君が直接関わるには確証がない。式があったとしても解くためには如何なる数字が存在し、くみ上げなければならないか
GM:Xに代入する数字はまだ見えない。文章を追いながら、そう思考を進めていると
GM:どんっ。今度は先ほどとは違う、強く背を押される衝撃
GM:体が傾く。その先にあるのは、下りの階段
獅子春浜理:「う゛ぇっ!?」
獅子春浜理:自分から出たとは思えない声が、喉を通って世界に響く
獅子春浜理:あ、落ちたこれ。そう認識して対処するにはきっとあまりにも遅すぎた
GM:衝撃と、周囲から聞こえる悲鳴。自らの体を確認はできないが、どうも人間の身としては酷い怪我のようだ
GM:結果、君は午後の授業を受けることはなく病院に運ばれる。……これが単なる偶然か、はたまた噂通りの何かなのか
GM:それはまだわからない

GM:シーンエンド、エゴチェックや絆への感情決定、宣言があればどうぞ
獅子春浜理:シナリオ絆:倉橋真琴に対して感情:興味で取得します。そうなった過程が気になる!
獅子春浜理:エゴチェックは初期エゴ:数式を解きたい、で倉橋真琴という不可解な解になってしまった存在の解を解きたいロールをしたと思うので罪申請をしたいです
GM:OK、罪1点どうぞ
獅子春浜理:ありがとうございます、以上!
GM:では獅子春君には【SA:不幸から脱出する】を
GM:それと申し訳ない、乙川君のSAを忘れていました
GM:乙川君には【SA:燈子を助ける】をどうぞ
獅子春浜理:了解です!


オープニングフェイズ/シーン3/「お紅さん」

GM:人間性の低下をお願いします
お紅さん:お紅さんの人間性を1D6(→ 6)減少 (45 → 39)
お紅さん:んむ、クリティカル値が11になりました。早い(汗)

GM:さて。概ね君に何かの仕事が回ってくる、というのは最終手段であるということだ
GM:例えば人手が足りない。例えば頼まないと厳しい相手がいる。
GM:少なくとも切羽詰まった状況である、というのは確かなことである
悠木結葵:「そういうものだとはわかってもらえますか」
GM:バー・ルーナンの一角。テーブルを挟んで死霊課の刑事である結葵が口を開く
お紅さん:「うーん、しごくごもっとも」
お紅さん:黒スーツに身を包んだ、赤い髪の女が呑気な声と顔で応じる。
お紅さん:そしてジョッキになみなみと注がれたウイスキーをごっきゅごっきゅと飲み干して──
お紅さん:「どっちかと言うと、結葵ちゃんには迷惑かける方だもんね、あたし」あはははーと笑いながら。
お紅さん:「で、そうした切羽詰まった状況っての、もちょっと聞かせてもらえるのよね?」
お紅さん:おかわりを頼んで、話を促す。
悠木結葵:「そのために呼びましたので」
GM:次のジョッキが運ばれてくると同時、バッグから取り出した資料がテーブルに並ぶ
GM:記されているのは数十名の人名と、傷病名。打撲といった単純な怪我に始まり、
GM:突然の病気で入院、昏睡に至っているとも備考に書かれている
お紅さん:ほむほむ──と、資料を確認。
お紅さん:「下はバンソーコーで、上は昏睡。バリエーション豊かねぇ」
お紅さん:「──で、この被害者全員の共通項ってのが」
悠木結葵:「倉橋真琴。月影高校の女子生徒と何かしらの関わりがあることです」
悠木結葵:当人の資料を追加で出す。魔物とは関わったことのないアンノウンマンだ
お紅さん:「なるほどなるほど──ってこれ、イジメの理由とかになっちゃわない? 原因はともかく」
お紅さん:笑顔の写真を確認、『あ、かわいいな』などと思いながら。
悠木結葵:「そうでしょうね。人間社会にのみならず、魔物でもそういうものは起こる」
悠木結葵:「ただ。そうやってわずかに関わった相手すら“事故”に巻き込まれるなら、近寄るものはいなくなる」
お紅さん:「なるほど、その段階まで来てる、と」
悠木結葵:「近親者から友人、果ては少し言葉を交わした教員まで。対象の範囲はどんどん拡大しています」
悠木結葵:「よって、潜入していた特命刑事はこれを魔物案件と判断しました」
お紅さん:「なるほど、“こちらがわ”の話と断じた、と」
お紅さん:「──道化師あたりのアレかしらねぇ」んー。と、小首をかしげ。
悠木結葵:「それを調べるのも私達の役目です。……昨今の羽根を含め、池袋の魔物案件は休みなく発生している」
悠木結葵:「よって、貴方にも協力を頼まざるを得ない。ということです」
お紅さん:「おかげでこちらは、お金を稼いで家賃や食費を入れられる、と」
お紅さん:「でもアレねぇ──」再び資料に目を落とす。視線の先には『月影高校』の文字。
お紅さん:そしてじっと、結葵ちゃんの方へと視線を移し。
お紅さん:「──流石に潜入任務は無理じゃない、あたしと結葵ちゃんじゃ?」
お紅さん:いやむしろ見たいけど。
悠木結葵:露骨に呆れた顔を向ける
悠木結葵:「内部の調査をするのは別に任せています」
お紅さん:「ちぇー、なんだ残念。口実──もとい捜査のためにこの身を犠牲にする覚悟はできてたのに」よよよ、とわざとらしくしなを作る。
悠木結葵:「酔いを醒ますならいい氷があるけど」指先に冷気が集中し──
お紅さん:「あ、じゃあ次はロックで頼もうかな」六杯目のジョッキを空にして──
GM:テーブルに置かれていた端末が振動する。結葵が手に取り、画面を確認
悠木結葵:「…………」眉根を寄せて
お紅さん:『どうぞ』と無言で。
悠木結葵:「どうやら、また一人病院送りにされたようで」
お紅さん:「──っと、仕事熱心なことで」仕事かどうかはともかく。
お紅さん:七杯目を頼もうとしていた手を止める。
悠木結葵:「被害者は獅子春浜理。意識状態、言語にも問題はない」
悠木結葵:「少し、話に付き合ってもらいましょう」
お紅さん:「了解。それじゃ行きましょか?」
GM:立ち上がり、カウンターのマスターに札を数枚置いてゆく
お紅さん:次いで、椅子から立ち上がる。
お紅さん:呼気に酒気は混じり、顔は少し赤らんでいるが、それだけだ。
お紅さん:「さて──」
お紅さん:ちろり──と赤い舌を舐めて。
お紅さん:「楽しませてくれるといいけど」一人ごち、笑みを浮かべる。

GM:シーンエンド、エゴチェックと絆の感情決定あればどうぞ
お紅さん:エゴチェックはちょっとまだ薄いのでなしで。
お紅さん:【悠木結葵@好き、かたぶつさん】を取得します。
GM:OK
GM:ではOPも終わったので、改めてPC間の絆の設定もしましょうか
お紅さん:はーい。
GM:もし合流時に改めて、というなら後に回します
乙川光:はーい!
獅子春浜理:了解です
お紅さん:そうですね、少しは見知りが居たほうがいいと思うので。
お紅さん:乙川くんと私は知り合いと言う形でどうでしょうか?
乙川光:獅子春くんとは顔見知りでもいい気がしますね
獅子春浜理:問題ないですよ。同校ですしね
お紅さん:あ、ですね。乙川くんと獅子春くんは見知りでよさそうです。
獅子春浜理:お紅さんは……どうしようかな。合流後のほうが丸い気もします
お紅さん:私は逆に、さっき名前が出たのにリアクションなかったので、獅子春くんのことは知らなそう。
お紅さん:ですねー、合流後。
お紅さん:じゃあ後は、私と乙川くんですかね。
乙川光:じゃあ興味あたりで取ろうかな。不思議な存在なので。
乙川光:ですねえ、こっちはどちらでも対応できますが
獅子春浜理:わーいありがとうございます。不思議存在だー
お紅さん:知己でよければ、【乙川光@関心、悩めるせーしょーねん】あたりを取ろうかな、と。全然そちらのが年上ですが。
乙川光:じゃあそうしましょう!
お紅さん:ありがとうございます。
お紅さん:では絆はそれをセット。
乙川光:乙川光の愛を1(→ 1)増加 (3 → 4)
お紅さん:これで愛はシナリオ絆と含めて4つになったので4になります。
乙川光:というわけで初期分の愛4点だぜ
GM:乙川君OPの様子も含めて、色々な半魔を助けていそう
お紅さん:ですねー
お紅さん:巻き込まれ型で、いろいろな半魔や人を助けてそう。
乙川光:わかる
GM:では最後に。お紅さんのSAを配布します
GM:【SA:事件を解決する】をどうぞ
お紅さん:拝領しました、がんばるぞー

ミドルフェイズ/シーン1/「獅子春浜理」

GM:合流シーンとなります。全員登場
GM:人間性の低下をお願いします
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を1D6(→ 2)減少 (46 → 44)
お紅さん:お紅さんの人間性を1D6(→ 5)減少 (39 → 34)
乙川光:乙川光の人間性を1D6(→ 6)減少 (54 → 48)

GM:病院の天井を指して。知らない天井、というある意味使い古されたフレーズがあるらしい。
GM:高校の階段から落下した獅子春君はすぐさま救急車に載せられ、病院へと運ばれた。
GM:……もっとも。頑丈さに関してはかなりのものである半魔の君にとって、このくらいはどうということはない
GM:それでも表向きは人間である以上、ベッドに横になっているところだ
獅子春浜理:ぱっと目を覚まし、自分の状況を再確認。
獅子春浜理:「…………」
獅子春浜理:「おお、これがかの有名な『知らない天井知らないベッド』!」
獅子春浜理:「いやいや、不幸に見舞われると聞いてはいたけど悪いことばかりではないね。」
獅子春浜理:ふかふか、かどうかは定かではないベッドで天井を見つめる。それだけでもとっても楽しい
獅子春浜理:とりあえず誰か来るまで、この状況を堪能しようかと思いながらごろごろ
GM:個室ではないが、幸い他のベッドは空いて君の独占状態だ
乙川光:こんこん、と扉をノックする音。
獅子春浜理:その音に、ごろんと体を傾けて、ちょっとした貴重体験の終わりを迎えたことに若干ながらの不満を交えつつ
獅子春浜理:「はーい、どうぞ。」
乙川光:「失礼しまーす……」
乙川光:控えめにゆっくり開かれるドアからは、見覚えがあるかもしれない少年の顔。
乙川光:「わっ本当に入院してる」
獅子春浜理:その顔を見てから、少し考え
獅子春浜理:「……ああ、乙川君!あれだね、お見舞いというやつだね?意外と他人の顔を覚えるのもなれてきたもんだ!」
獅子春浜理:「体は全然ぴんぴんしてるんだけど、流石に階段からどがっしゃーん、ってするとこうされるんだね。」
獅子春浜理:上体を起こし、笑顔で来客を迎え入れる
乙川光:「あっ元気そう…」
乙川光:「そう、お見舞い。気になることもあったし……でも本当に元気そうだね…?」
乙川光:「僕だったら階段から落ちたらもうちょっとへばってる気がするんだけど」
獅子春浜理:「何。体が頑丈っていうのがとってもとっても自慢なところでね?そんなん不条の理だー!なんて言われるんだよ。」
獅子春浜理:「生まれつきの体質に文句を言われてもねぇ?困っちゃうのさ」
獅子春浜理:まぁ運動神経は悪いけど、と懐のライトノベルを取り出し、得意げに振る
倉橋燈子:「乙川君、お友達大丈夫だった?」
倉橋燈子:ふわりと。乙川君の隣に半透明の人間が現れる
GM:獅子春君にとっては。聞いた噂の渦中にある少女、倉橋真琴とそっくりに見えるだろう
乙川光:「うん、もう全然平気そうだね…」
獅子春浜理:ふっと、乙川君の隣に現れた半透明の存在に、目を見開く
獅子春浜理:「…………ゆ、幽霊だぁ!」
獅子春浜理:「非確定存在の極地とも言える、アストラル的な何かというか……おや?」
獅子春浜理:そうぶつぶつつぶやいてから気がつく
獅子春浜理:「……んぅ?倉橋真琴さんに似ている?」
倉橋燈子:「えっ。また私が見える人いる……」と呟いて
乙川光:「えっと、こちらは……」と言いかけて
お紅さん:と──
お紅さん:「お、なんかぼーいがみーつしてがーるしてるニオイ?」
お紅さん:くんかくんかと野生動物ぽい仕草で、黒スーツの女が入ってきます。
お紅さん:「アオハルしてるごはいねがー?」
乙川光:「うえっ」
乙川光:「おっ紅さん?!」
獅子春浜理:「……」
獅子春浜理:その女性を見て、頭を巡らせ
獅子春浜理:「記憶にない人だ!」
獅子春浜理:と叫ぶ
お紅さん:「乙川くーん、ひっさしぶりー!」(はぐっと
乙川光:「あわわわわ、抱きつかないでください!仮にも少年と大人の女性のカタチしてるんですから!」
お紅さん:「んー、相変わらずもちもちすべすべのお肌に、初い反応。善哉善哉」ひとしきり堪能。
獅子春浜理:「乙川君、この女性と半透明幽霊君は一体……?」 と困惑気味
お紅さん:すりすりっと、しながら。ベッドの方へと視線を向ける。
乙川光:「えっと、はい」このぐだぐだを止めるには!
乙川光:自分がしっかりしなければ!
お紅さん:「お、乙川くんと知り合いなのかな? でもってこっちの子も見える」
お紅さん:「となると紹介してもらった方がはやいかなー」
倉橋燈子:闖入者に思わず固まってしまっている
乙川光:「こちらの女性はお紅さんで」
乙川光:「まあ…腕っ節を商売道具にしてる…お酒好きの人」
乙川光:「で、こっちの幽霊の子は……」
乙川光:「倉橋燈子さん。倉橋真琴さんの妹さんだよ」
乙川光:「……」ちゃんとやれただろうか、という顔をして。
お紅さん:「お紅さんだよー、よろしくねー、ぼーいずあんどがーるず」ひらひらーと、初対面の二人に手を振り振り。
倉橋燈子:「倉橋燈子、です。……その」一礼。獅子春君に視線を向けて
倉橋燈子:「お姉ちゃんのこと、ご存じなんですか?」
獅子春浜理:乙川君の紹介を聞き、見知らぬ二人の顔を交互に見やる
獅子春浜理:「お紅さん、そして倉橋燈子さん。なるほど覚えました覚えました。」
獅子春浜理:「とりあえずまずは燈子さんの問に答えると、君のお姉さんは学校では結構な知名度でね、知らないということはないと思うんだ。」
獅子春浜理:「それを加味した上で、今この場にいる……原因?いやきっとそうではないのかもしれないけれど、噂ではそういうことになってる」
獅子春浜理:「そういうことです。」 まくしたてた後、頭をぺこっと下げる
乙川光:「思ってたより大変なことになってるな……」
お紅さん:「ふむふむなるほど、真琴ちゃんの妹さんと来たか」
お紅さん:んー、と思案顔。
お紅さん:「ちょっと想定外だけど、なるほどなって感じかな、結葵ちゃん?」部屋の外の連れに声をかける。
悠木結葵:「一人でずかずかいかないで。手続きもあるの」
悠木結葵:続けて入ってきたのは色素の薄いスーツの女性
お紅さん:「そーゆーのは結葵ちゃんが得意かなー、って」
悠木結葵:「ならせめて待っててほしいわね。……迷惑かけてたらごめんなさい」
お紅さん:「あ、こちら結葵ちゃん」
お紅さん:「しりょーかのおねーさんね」
悠木結葵:乙川君達に軽く頭を下げて
獅子春浜理:「しりょーか。」
獅子春浜理:「ええっと……国家組織の、あれでしたっけか。もしかして今僕は何かしらの罪に問われていたり?」
乙川光:「ああ…お世話になります」
獅子春浜理:見に覚えのない話に見を震わせる
乙川光:「多分、事件の方を追ってる…んじゃないかな」
お紅さん:「んー、身に覚えがなければセーフじゃない、たぶん?」
お紅さん:からかうように、にやにやと。
悠木結葵:「大丈夫。改めて、私は悠木結葵。警察庁死霊課の刑事をしている」
悠木結葵:手帳を取り出して見せながら
悠木結葵:「彼の通り、月影高校に広まってる噂を追っているの」
悠木結葵:「そこで、新たな被害者が出てしまったと聞いて……」
お紅さん:「そう、つまり獅子春くん、君は」
お紅さん:「容疑者じゃなくて、犠牲者だったのだ!」(じゃじゃーん
獅子春浜理:お紅さんの言葉に、がんっと衝撃を食らったような顔を浮かべ
獅子春浜理:「なるほど、僕が犠牲者……!物語の都合上、必然的に発生せざるを得ない重要ポジション……!」
獅子春浜理:「これは、非常に珍しい体験だ。これは不幸と言えるのかな?」
獅子春浜理:と、首を傾げる
お紅さん:「さてはて、それはキミ次第、かな」
悠木結葵:「思ったより元気だし前向きね」幸いか、と付け足して
お紅さん:「“こっち”側の子なら、話もしょーりゃくできてなによりってことで」
悠木結葵:「……それで、貴方は」乙川君の方を見やる
乙川光:「ええと、僕は……ですね」
乙川光:「彼女に…燈子さんに。頼まれまして」
乙川光:「お姉さんを…真琴さんを助けて欲しいと……」
乙川光:「あ、僕は乙川光っていいます」
乙川光:少しでも胸を張って。
お紅さん:「ん、乙川君はウチらのご同輩、いい子よ」
悠木結葵:「なるほどね」
お紅さん:「どうして燈子ちゃんと一緒に居るのかは、知らないけど?」
悠木結葵:「そうなると、ここにいる全員……倉橋真琴さんとは何かしらの関りがあるということね」
獅子春浜理:「僕は……ちょっとぶつかっただけなんだけれども、それでも関わりがある、ということになるのですかね?」
お紅さん:「袖触れ合うも──って言うでしょ? チキューの流儀」
悠木結葵:「ええ。死霊課はこれを、魔物の関わる案件と判断しているわ」
乙川光:「……真琴さんは、普通の人だって聞きました」
悠木結葵:「おそらく、貴方も何かしらの縁が作られている」
獅子春浜理:「魔物。……ああ、はい。そういうことですね。なるほど、乙川君が幽霊を連れている事案にようやく納得がいった。」
乙川光:「それなのに……こんなの……」
乙川光:「魔物が関わってるなら、なおさら放っておけない……」
乙川光:「だから、手伝います。お手伝いさせてください」
倉橋燈子:「…………」ことが大きくなっている現実に、黙り込んで
お紅さん:「んー、相変わらず真面目ねぇ、乙川くんは」
獅子春浜理:「倉橋真琴さんの妹と来たなら、僕も協力という形を取らせてもらいたい。」
お紅さん:「えーっと、燈子ちゃんだっけ?」
お紅さん:と、萎縮してしまった子にゆるっとした笑顔を向ける。
倉橋燈子:「は、はい」
お紅さん:「あれかな、見たとこまだ、慣れてないのかな。こーゆーの?」
倉橋燈子:「ええと、まぁ……そうです」
倉橋燈子:自分が見える者が多すぎるのに慣れてないのか。乙川君の影に隠れそうな勢いだ
お紅さん:「だいじょーぶ、獲って喰われたりは──いやすることもある世界だけど」
お紅さん:「け・せらせら。気楽にね。まずはおしゃべりしましょってことで?」
お紅さん:ぶっそうなことをほんわかと、なんでもないことのように告げる。
倉橋燈子:「……ありがとう、ございます」
乙川光:安心させるように、軽く手を取る。
倉橋燈子:触れてくれようとするその行為に、少しだけ表情を楽にする
悠木結葵:「──協力の申し出、ありがとう。恥ずかしい話だけど、死霊課も人手が足りない状態で」
悠木結葵:「こちらこそ、お願いしたいわ」
悠木結葵:「ひとまず、貴方が翌日退院したタイミングで話を聞かせてもらってもいいかしら」
獅子春浜理:うーん、と一度首を捻り
獅子春浜理:「ああ、ええ。別に今でも構いませんけど、そういうわけにはいかないんですね。そうか、病院って騒いじゃいけないんだった」
獅子春浜理:「なら静かに話せる場所のほうが都合がいいと、理解いたしました。」
獅子春浜理:と、頷く
悠木結葵:「乙川君も、構わない?」
乙川光:「あ、はい、もちろんです」
乙川光:ゆっくりはっきりと答える。
獅子春浜理:「さて、倉橋真琴さんの現在状況の回復が上手く行きそうだといい流れになってきたね!これは楽しみだ!」
獅子春浜理:と喜びの声
お紅さん:「それじゃまた。明日会いましょ~」ひらひらーっと手を振って、結葵ちゃんと一緒に退室。
お紅さん:──そして、部屋から離れて、あちらからは聞こえない距離に至り。
お紅さん:「──で、“妹さん”については何か?」率直に、問う。
悠木結葵:「倉橋燈子という人間について?」
お紅さん:「そそ、あるいは倉橋燈子と言う”元”人間について」
悠木結葵:「ひとつだけ確かな話を伝えておくわ」
悠木結葵:歩きながら声を潜めて。しかしはっきりと
悠木結葵:「倉橋燈子という人間の戸籍は存在しない」
悠木結葵:「ただ。彼女が害ある者か、という問いには。私には断定できないわ」
お紅さん:「りょーかい。う~ん──」よくある話だが、それが面白いことに繋がるとは限らない。
お紅さん:「け・せらせらで行きましょか、こっちも」ん~、と。伸びをしながら応じて──
GM:二つの足音が病院を後にする。絡まった糸を解くには、いまだ遠い


GM:シーンエンド。エゴチェック、絆申請などあればどうぞ
獅子春浜理:では先延ばしておいたお紅さんの絆を関係:協力で結びたいです。
お紅さん:お、了解です。今日は二人でダブル半魔!
乙川光:エゴロール!申請します。
GM:OK、乙川君罪1点どうぞ
乙川光:わーい 立派な自分になれるよう頑張っています
お紅さん:男子高校生をもふもふしました。エゴロール申請を。
GM:OK。罪1点を
お紅さん:ありがとうございます。
お紅さん:あとがっつり疑ったので、【倉橋燈子@疑惑:う~ん】で絆を結んでおきます。
GM:それとお紅さんは第一変異に入ったので絆のエゴ化をお願いします
お紅さん:おっと、では人間社会の絆を【暴れたい】のエゴに変換します。うおー
獅子春浜理:あ、あと乙川君に絆を結びたいです。関係:友人?で。僕たちは友人だったのかもしれない
乙川光:そうだったとは…
お紅さん:ふれんず
GM:疑問符なんだね…
GM:獅子春君のエゴチェックは大丈夫かな
獅子春浜理:あ、罪は前シーンで取ってるのでないです!
GM:失礼しました。では次のシーンへ


ミドルフェイズ/シーン2/「お紅さん」

GM:情報収集シーンになります。登場するPCは人間性の低下を
乙川光:乙川光の人間性を1D6(→ 5)減少 (48 → 43)
お紅さん:シーンPCだから出ます(`・ω・´)
お紅さん:お紅さんの人間性を1D6(→ 1)減少 (34 → 33)
獅子春浜理:登場しまーす
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を1D6(→ 3)減少 (44 → 41)

GM:まず情報収集してから、描写シーンで説明していきましょう
GM:項目は次の三つです

・倉橋燈子 難易度9
・倉橋真琴 難易度9
・流れている噂話の追求 難易度12

GM:それぞれ調べる項目を宣言して、社会で判定をどうぞ
乙川光:じゃあ燈子さんについて調べてみます。
お紅さん:失敗時のリロール救済とかありますでしょうか?
獅子春浜理:倉橋真琴さんを調査しましょうかね
乙川光:素振りでいいかなあとりあえず…
GM:失敗したら人間性を追加で1D6低下させて振り直しできます
お紅さん:了解です。
お紅さん:んじゃ、《超暴力》使って判定します。
お紅さん:あたるのは、噂話の詳細に関して
乙川光:2BB+5%43>=9 【社会】判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@12#2>=9) → 5[2,3]+5 → 10 → 成功

GM:ナイス成功
乙川光:お、よしよし
お紅さん:お紅さんの人間性を2(→ 2)減少 (33 → 31)
獅子春浜理:2BB+5%41#+1>=9 【社会】判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@12#3>=9) → 10[5,5]+5 → 15 → 成功

お紅さん:2d6+8+1>=12
BeastBindTrinity : (2D6+8+1>=12) → 6[3,3]+8+1 → 15 → 成功

獅子春浜理:出目がすごぉい
お紅さん:成功しました。
お紅さん:おお、もうちょっとすればクリティカル<出目
GM:宇宙人、素でも強かった
GM:とにかく全員成功、さすが
GM:上から順番に開示していきます

・倉橋燈子
倉橋真琴の妹。正確には死産となり、生まれることのなかった一卵性双生児の妹。
魂だけが真琴の体内に残り、彼女と共に意識が成長したため17歳相応の外見イメージを保っている。
幽霊として自己を保てる点を含めて力はあるが、ずっと真琴と共にいたため半魔としての知識は皆無。
一月弱ほど前、突然外へ弾き飛ばされて戻ることも出来ず、街を彷徨う中で真琴の危機を知る。
しかし自分を見ることができる人間がいないことで悩んでいたところ、乙川君と出会い現在に至る。


・倉橋真琴
月影高校の二年生。元々人当たりのいい明るい子だったが、いまは知られている通り噂の中心人物であり、他人とのできる限り接触を避けている。
噂の発端となる事件が起こり始めたのは約一月前。被害の始まりは両親から、最新は獅子春君。
現在は卒業後に借りる予定であった親戚のアパートの一室に移っている。進学を考え学校を休むわけにもいかないが、現状の居心地の悪さにかなり精神は追い詰められている。
彼女自身は魔物の存在を知らないアンノウンマンであり、異能の兆しも見えていない。完全なただの人間と判断してもいいだろう。


・流れている噂話の追求
月影高校のみならず、周辺にまで広まりつつある噂話。倉橋真琴に関わる親族や友人が次々と事故・病気に遭い、一部亡くなる者も出てきているという。
死霊課が魔物事件と判断して調査を進めていたが、獅子春君を調べることで詳細が判明した。
データ的にいえば、災厄級Dアーツ《資産:告死》による呪いである。最初は縁を伝っていたものが少しでも接点のできた相手にも広がり始めている。
獅子春君が半魔であったため即死は回避したが、呪いは継続している。基点の魔物を討たねば確実に真の死を迎えるだろう。


GM:さて。魔物に関わる話をする以上、場所は選ばなければならない。そこらの喫茶店でできるものではないだろう
GM:居心地を無視した上で安全性を考えると。ひとつ候補が浮かぶ
GM:──池袋警察署、その会議室である
悠木結葵:「居心地が悪いかもしれないけれども」
悠木結葵:揃ったみんなに淹れたお茶を配って
悠木結葵:「こういう話ができる場所で、安全性を考えると。ね」
獅子春浜理:淹れてもらったお茶を啜りながら、宙空を見渡しつつ
乙川光:丁寧にお茶を飲んでいる。
獅子春浜理:「いえいえいえいえ、国家組織の中に入れるなんてそうそうないですし、いい体験です。確かに少々のばかし雰囲気は違いますけれども!」
倉橋燈子:「ありがとうございます」飲むことはできないが、自分の前に出されたお茶にお礼を告げる
お紅さん:「コレを売ってないってのは弱点だけど」ぷしゅ──っと、自分で持ち込んだ350mm缶のプルタブを開ける。
乙川光:「……うう。また昼間から……」
お紅さん:「昔の偉い人も言ってたわ『ビールは水』って」(きりっ
悠木結葵:「叩き出すわよ」
乙川光:「お供物は然るべき時に…ですよう」
獅子春浜理:「ははぁ、国家組織では昼間の飲料物は自由であると。なるほどなるほど。」
乙川光:「獅子春くん、多分自由なのはこの人だけだから」
お紅さん:「ちぇー、じゃあ怒られるから一本だけで」とりあえずぐいーっと中を空にして、クシュッとスチール缶を潰して米粒状の何かに変える。
獅子春浜理:「なんと。つまり特別なる待遇故の……?お紅さんは良き立ち位置なのですね!」
獅子春浜理:純真無垢なる、興味の問いを向ける
お紅さん:「ふふふ、そう。あたしはいつだって特別なオンナ──」
乙川光:「えーと、それじゃあ事件の話なんですけど」
悠木結葵:「ええ。お願い」流す
お紅さん:「──っと、お仕事お仕事」(きりっ
悠木結葵:「……貴方がどうして燈子さんと出会って、関わったのか。聞かせてもらえるかしら」
乙川光:「はい。まず、燈子さんご自身のことです」
乙川光:彼女から聞いた、彼女の『生い立ち』を話す。
乙川光:「それで、ずっと真琴さんと一緒にいたんですが、一ヶ月ほど前に突然弾き飛ばされてしまった…らしく…」
乙川光:「そこで、彷徨ってる中で異形に襲われてるところ、僕と出会った…わけです」
倉橋燈子:「はい。……お姉ちゃんが大変なことになってるのは、知ったんですけど」
倉橋燈子:「直接何か伝えられることもできないし、どうしようか……としてるところを。助けてもらったんです」
悠木結葵:「なるほどね。……事実、真琴さんは戸籍上一人っ子だったから、これで筋は通るわ」
乙川光:「ひと月前に何が起こったのかまでは……わかりませんけど」
乙川光:「とりあえず、僕たちからはこれだけです」
お紅さん:「なるほどねぇ、魂の双子ってとこ?」
獅子春浜理:「不思議な関係、というわけですね。」
倉橋燈子:「はい。ずっと私はお姉ちゃんを通して世界を見てました」
倉橋燈子:「ある意味、お姉ちゃんに育ててもらったようなものだから……」
お紅さん:「んー、仲良し姉妹。美しき哉」
悠木結葵:「それで、一月前となると……獅子春君。生徒として君が聞いた噂や、真琴さんについてのことを聞かせてもらっても?」
獅子春浜理:「はい、僕の聞いたことですとね、こういう話でございまして。」
獅子春浜理:校内での噂、普段の立ち振舞、そして現状の倉橋真琴を細やかに語る
獅子春浜理:「ーーーうん、あまり良くはない状況ということはよく。両親から始まり、一人暮らしでは精神面が上向きになることすら難しいかと」
倉橋燈子:「……」わかってはいたが、俯いてしまう
獅子春浜理:「何か助けになれると良いですけど、しかし倉橋真琴自身はこちらに対して詳しくはないということまでは。」
獅子春浜理:「……とはいえ、放っておくわけにはいかないのは間違いなく。あの元気な倉橋真琴さんが変わってしまったのは、僕としても心が痛い。」
獅子春浜理:「と、なると。問うべきは噂のことだと思うのですけれど、そこのところは?」
獅子春浜理:と、警察の方々に視線を向ける
乙川光:難しい顔をして聞いている。
乙川光:獅子春くんと同時に、彼女らに視線を向ける。
悠木結葵:「ゼロよりは進んだというところ」
お紅さん:と、昭和の有名レスラーの入場ソングが室内に流れる。
お紅さん:「──っと、ごめんあたしあたし」
お紅さん:懐からスマホを取り出し──
お紅さん:「あ、しゃちょー。そうそ、分かった?」
お紅さん:「──ふむふむ、ふむ」
お紅さん:としばらく電話先の人間と会話と続け。
お紅さん:「ありがとねー、それだけ教えて貰えば十分十分」
お紅さん:「また今度何かあったらお願い──え、支払い?」
お紅さん:「もー、そんなみみっちいこと言ってると、事務所が傾いちゃうわよー、しゃ・ちょ・う」
お紅さん:「あの時みたいに、物理的に?」

お紅さん:かわいらしい、猫なで声で。
お紅さん:にっこりと、獰猛に。
お紅さん:どこかの誰かに物理的に、事務所ビルを倒壊させかけられた事実を思い出させ、強引に支払いを踏み倒す。
お紅さん:(変則的ですが、可能ならこれで《試し割り》申請を。パフォーマンスを行うことでシナリオ中の肉体を+2します。可否は後で)

お紅さん:「っとごめんごめん。色々調べてもらってて」
お紅さん:「えーっと、それで。とりあえず結論」
お紅さん:びしっと、獅子春くんを指差し──
お紅さん:「獅子春くん、このままじゃあなたはぽくぽくちーん──よ!」
獅子春浜理:「ぽくぽくちーん」
獅子春浜理:聞き慣れない言葉に目を白黒させ、ふぅとため息をつき
獅子春浜理:「えっと、それはどういうことでしょうか。」
お紅さん:「えっと、ざっくりは結葵ちゃんのとこでも調べてくれたみたいだけど」
お紅さん:「真琴ちゃんに関わる人間が、次々と事故や病気に遭うってやつ」
お紅さん:「一部は──怪我だけじゃすまなくなってるってこと」
獅子春浜理:「ーーーああ、つまり僕もその一部として、滅びを迎えかねぬと?」
お紅さん:「そうそ。ようはこれ、力ある魔物の仕業ね」
乙川光:「えっ…こんなに元気そうなのに」
お紅さん:「《資産》──ってやつ、乙川くんや獅子春くんなら、聞いたことがるでしょ?」あっけらかんと、告げる。
お紅さん:《資産》──
お紅さん:力ある魔物が行使する、物理法則なぞ嘲笑うが如き、超越者の業。
乙川光:「……ドミネーター、ですか」
悠木結葵:「むしろ、彼だから耐えられてる……そう思った方がいいわね」
お紅さん:「頑丈に生んでくれた、おとーさんおかーさんに感謝しましょーってやつね」
乙川光:「それが関わってるとなると……想像以上に厄介そうだ」
獅子春浜理:「なるほど、それは強固な呪いだ。うん、頑丈に産まれてよかったと今は思いたいですね。」
お紅さん:「つまるとここれ、関わった者に死を与えるってやつね」
お紅さん:「頑丈さが幸いして少し猶予があるみたいだけど、このままなんもしなかったら、宇宙幽霊爆誕って感じ、うん」
獅子春浜理:「ふぅむ……」
お紅さん:「たぶん、これを仕掛けたヤツをキャン言わせれば、呪いもとけると思うんだけど……」
獅子春浜理:宇宙幽霊、そのあまりに自身の存在と矛盾した存在に少しばかり心惹かれつつも
乙川光:「まあ……そうですね。事件を解決する、にせよ。燈子さん真琴さんを助ける、にせよ」
乙川光:「キャンと言わせるしかないですからね」
獅子春浜理:「いやいや、滅びを迎えるにも早すぎるし倉橋真琴さんを助けられなくなる。それは違うから僕の命もついでに優先しよう。」
獅子春浜理:と正気に戻る
お紅さん:「うん、獅子春くんの知的もーそーは置いといて」(おいといて、ぜすちゃー
お紅さん:「問題は、キャン言わせる相手がどこにいるか──よねぇ」
悠木結葵:「そしてもうひとつ。……なぜ、真琴さんがドミネーターに眼を付けられたか」
お紅さん:「そうそう、それと」
お紅さん:「なんで燈子ちゃんが、真琴ちゃんから弾き出されたか、もね」
お紅さん:倉橋真琴の身に災いが降り掛かった時期と、
お紅さん:倉橋燈子が弾き出された時期は、ほぼ一致している。
乙川光:「偶然、なのか、それ以上の訳があるのか───」
乙川光:悠木さんの言葉に応えて。
乙川光:「……調べないと。ですね」
悠木結葵:「ひとつひとつ、調べていきましょう。……まずは彼女の家」
獅子春浜理:「……さて、冗の談を言っている場合じゃないのだけれど」 悠木さんの言葉を聞き
獅子春浜理:「まさか、女の子という存在の家に、こういう形で上がることになるとはね」
獅子春浜理:初体験、時が時ならそういうことだが、しかしそうは言ってられないのだ
お紅さん:「ん、それじゃ獅子春くん初めての女子宅訪問にれっつらごー!」不安を蹴り飛ばすような、明るい口調。


GM:シーンエンド! エゴチェック、絆関係の操作があれば
獅子春浜理:ここは申請なしでいいかな。なしで!
乙川光:お紅さんと真琴さんに絆取りましょうかね
お紅さん:エゴチェック、絆申請はありません。《試し割り》判定がオッケーなら人間性を減らして処理を行おうかと。
乙川光:お紅さん…食傷 真琴さん…不安
乙川光:そんな感じで!
乙川光:愛+2
GM:試し割り、認めます
お紅さん:飽きられてしまった(´・ω・`)
お紅さん:ありがとうございます<試し割り
お紅さん:お紅さんの人間性を4(→ 4)減少 (31 → 27)
お紅さん:ではシナリオ間肉体が+2されます。
GM:OK。各々処理終了、次のシーンへ!


ミドルフェイズ/シーン3/「乙川光」

GM:倉橋宅を調べる場面となります。登場PCは人間性の低下を。
獅子春浜理:出ますー
乙川光:乙川光の人間性を1D6(→ 6)減少 (43 → 37)
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を1D6(→ 2)減少 (41 → 39)
お紅さん:出ます。
お紅さん:お紅さんの人間性を1D6(→ 6)減少 (27 → 21)
乙川光:減るー 第一変異です
獅子春浜理:同じく第一変異!
GM:消耗が激しい…
乙川光:人間→人を畏れさせたい のエゴに変化!
乙川光:囁き声が周りの人に聞こえるようになります。
GM:神格っぽくなってきた
獅子春浜理:邂逅絆の実相寺哲夫をエゴ化→呪いを解きたい、にします
GM:OK


GM:倉橋家にいま人の気配はない。真琴はここを一時的に離れ、その両親もまた入院中となっている
GM:がちゃり。家の中へ通した結葵の使魔がカギを開け、扉を開く
悠木結葵:《アレナ展開》。周囲の人払いをしながら家の中へ踏み込む
倉橋燈子:「ただいまー……」つい口をついて出てしまう言葉
乙川光:ひそひそと、何かが囁いている。
乙川光:囁き声の中、そっと足を踏み入れる。
獅子春浜理:キョロキョロ辺りを一度見渡してから、そうっと
獅子春浜理:「お、おじゃま、しまーす……?」
獅子春浜理:ぎこちない声で、小さく呟く
乙川光:一礼してから、境界を跨ぐ。
お紅さん:「さてはて鬼が出るか邪が出るか──こちらは魔が通りますよっと」
乙川光:「…さて。何が出てきたとしても」
お紅さん:靴をぽぽーいと脱ぎ捨て、玄関から上がる。
乙川光:「頼れる人たちがいますからね。大丈夫でしょう」
倉橋燈子:「うん……」
獅子春浜理:「何かに相対する準備は出来ていますよ。心持ちはばっちり。」
GM:さて。入った三人には【加護】で振ってもらいましょうか。
お紅さん:お、加護。了解です。
GM:難易度はなし。一番高いと何かに気付けます
乙川光:2BB+9%37 【加護】判定
BeastBindTrinity : (2BB+9@11#2) → 3[1,2]+9 → 12

乙川光:ひええ
GM:うおお
獅子春浜理:2BB+3%39#+1 【加護】判定
BeastBindTrinity : (2BB+3@11#3) → 10[4,6]+3 → 13

お紅さん:2d6+6
BeastBindTrinity : (2D6+6) → 6[1,5]+6 → 12

獅子春浜理:気づいてしまった……!
GM:獅子春君が一番か。意外なところに来た
獅子春浜理:固定値一番低いっすからね
お紅さん:出目が荒れましたね
GM:低いとはいえ乙川君とお紅さんも1差か。では
GM:乙川君とお紅さんはまず、家に踏み込むと奇妙な違和感がある。例えるなら空気が濃い……粘るような感覚さえある
GM:その中で獅子春君は、この違和感が二階に行くほどそれが強くなっているとわかるだろうか
お紅さん:「──っと」
お紅さん:肌に粘りつくような空気に、一瞬顔をしかめる。
乙川光:「これは…」
お紅さん:「なんかやーな感じねぇ」
乙川光:顔を顰める。普段であればもう少しこの手の感覚には鋭いはずだが。
乙川光:「何か。ある…」
獅子春浜理:その二人の反応に、肯定の意である首振りをし
獅子春浜理:「随分と感覚の違う空間だ。しかもこう、二階へと向かうほどそれは濃い。」
獅子春浜理:「長い長い証明式を見ているようだよ」
獅子春浜理:と、天の井を指差す
倉橋燈子:「上は……お姉ちゃんの部屋と、物置が」
乙川光:「……琴子さんに……『何』があるっていうんだ…」
お紅さん:「ん、ビンゴかな。これは」
乙川光:「あるいは。何が『あった』か」
お紅さん:「とりあえず、行って見てみましょか?」
お紅さん:「判ずるのは、それからってことで、ね?」
獅子春浜理:「そうですね。この空間感覚の正体は見なければ掴めない気はします」
悠木結葵:「行ってみましょう」
GM:一同が階段を登る。沈黙に満ちた家屋の中、階段の軋みが酷く大きく聞こえる
GM:泥土の中を進むかのような感覚に包まれながら。違和感の根源となる、倉橋真琴の部屋の前に立ち
GM:扉が開かれた
GM:……見えてくるのは、至って普通の部屋。白の壁紙に、シンプルながら女子らしい片付いた一室
乙川光:それとなく、前に立つように。
GM:しかし君達に感じ取れるのは、明確な“力”の残滓だ。
GM:思い至る者は理解する。──ここには、“羽根”があった
GM:地球の守護者から散った、力の塊。多くの魔物にとって喉から手が出るほど欲しがるその残り香が、ここから家の中に満ちている
悠木結葵:「これは……」
乙川光:「……”羽根”」
乙川光:「ここには、もうないけど」
お紅さん:「っぽいわねぇ」
お紅さん:くんかくんかと、残り香を確認するように。
獅子春浜理:「なるほど、この濃密な空間が形成されるには十二分のパワーだったということだ。」
獅子春浜理:その残滓ですら濃く残る力に、少し顔をしかめつつ
悠木結葵:「……“羽根”を手にするものは、魔物だけではない」
お紅さん:「そう──ね。面倒なことに」
お紅さん:魔にも半魔にも──そして人にも。
お紅さん:羽根は等しく、力とエゴを与える。
乙川光:「……真琴さんに異能の兆しは、ない」
乙川光:「…真琴さんが無意識に得た力を暴走させているのか、それとも…」
獅子春浜理:「……弾かれたという表現が、どういう影響を表しているか、というところにもなりそうだ。」
お紅さん:「それとも?」あえて、きちんとその先を口にするよう促す。
乙川光:「何か、彼女でない別の存在が」手を広げて
乙川光:「カタチを持ったか」
乙川光:「まだ、わからない。歯痒いことに、だが」
乙川光:囁き声が強くなる。
獅子春浜理:「羽根、という存在は何でも起こし、何でもありえる。どう転ぶかはまだわからないということだね。」
お紅さん:「──なんたらのにゃんこ──だっけ? 『見るまでどーなってるかは解らない』っての」
乙川光:「……獅子春くん、得意分野ではないかな?」
乙川光:薄く微笑む。
獅子春浜理:「シュレーディンガーキャッツのことで、いいのかな?多分きっとそのこと?」
お紅さん:「あ、そーそーそれそれ」
獅子春浜理:「開けるまでは不確定な要素。あるかどうかわからない、不可視の答え。」
乙川光:「人のこころと同じ」
お紅さん:「そうそ、つまるとこ」
乙川光:「……ゆえに見通せないというのは忸怩たるものがあるな」
お紅さん:「丁半どっちが出てるかなんて、まだわかんないんだから」おどけてお手上げのゼスチャー。
獅子春浜理:「ただわかっていることは、倉橋真琴さんは羽根という大きすぎる存在からの害を受けているということだ。」
乙川光:ふ、と息を吐いて。
乙川光:「うん───まったくだ」
獅子春浜理:「普通の人間という存在が、その影響を受けるとなると」
お紅さん:「ひとつひとつ、段階を追って、ね」
獅子春浜理:「ーーー一刻も早く解決しなければならない、ということだよね。少なくとも僕はそう思う。」
乙川光:「わ……僕も、そう思う」
乙川光:どこか超然とした態度はまた普段の少年のものに戻り。
乙川光:「二人のためにも。他のみんなのためにも」
????:「いやいや。線の細い子供だと思っていたが、中々どうしてやる気じゃないか?」
GM:突然。ここにいる者達とまったく違う声が部屋に響く
????:「誰かが追ってきているのは理解していたが。また随分と、面白い取り合わせだなぁ?」
乙川光:「……誰?」
お紅さん:「っと──」
お紅さん:「覗き見? 大したご趣味ねぇ」誂うように、虚空へと声を投げる。
獅子春浜理:その声に、尖り気味の歯を剥き出す
GM:部屋の中を見回せば。並べられた犬のぬいぐるみのひとつが、君達の方を向いている
獅子春浜理:「黒なる幕、というやつかな?」
????:「そうとも。使魔を放っていたら、ちょうど見つけたのでね。少しばかりご挨拶だ」
乙川光:ひそひそ。さざめく。じ、とぬいぐるみを見る。
GM:飄々とした男性の声。君達を挑発するような色に満ちている
獅子春浜理:「ーーー随分と可愛げな、しかしてその声色は随分とその過程とはかけ離れているね。」
乙川光:「やれやれ。真琴の暴走ではなかったことは幸か不幸か」
お紅さん:「ご丁寧にどうも──っと。それでどちらのどなたさん?」
????:「名乗ってやるのも一興だが、簡単にしてやるのも面白くないな。そも地球の下々の連中に気安く呼ばれたくはない」
????:「ああ……そうだな。ここまで追いかけてきたのならチャンスはやろう」
????:「簡単な脱出ゲームだ。抜け出したのなら──私の名を教えてやってもいい」
獅子春浜理:ーーーなるほど、地球の下々。そう呼ばれるのは少しだけ悪い気はしないが
獅子春浜理:「脱出ゲーム。確か特定の空間に色々な仕掛けを施して、対象者の能力を試す地球の人々の遊びだったね。」
獅子春浜理:「地球の下々という割にはなかなか地球的じゃないか黒幕殿。」
????:「合わせてやっているのだよ。それに」
????:「喋っている暇はないぞ」
GM:──不意に床が“揺れる”。足元は確かに感じ取れるのに。まるで水面のように一部が波打って
GM:突然、波打った床から何かが飛び出し、獅子春君めがけて飛んでくる!
乙川光:「浜理!!」
獅子春浜理:「ーーーさて、気を抜いていると思っているなら大間違いというやつだ。」
乙川光:呼ぶ声には力が乗る。
乙川光:ゆえに、獅子春くんは普段よりずっと上手く───対応できる。
獅子春浜理:瞬間、飛んできた何かを捉える。背面から、指から、列状に連なる『数字』の数々が鋼線となって
獅子春浜理:「ああ、流石だね乙川君。君のおかげでこんなにも楽に捉えられるとは」
獅子春浜理:「その声は、本当に力になる。」
乙川光:ふ、と笑う。
GM:捕らえたそれは、魚に見えた。もっとも目はなく、口と牙だけが異常に肥大化しており、深海魚の如く奇妙な形状をしている
GM:掴まれている間も暴れ続け、気を抜いたら抜け出される勢いだ
????:「最近、家臣が面白いものを見付けた。異空間を泳ぐ魔魚だそうだが──」
????:「魔物の血肉が好物らしい」
お紅さん:「んじゃノブリス・オブリージュで、あなたがお肉を分けてあげたら?」
乙川光:「ふむ…黒幕殿は気付いていないみたいだね」
乙川光:「魔物の血肉を食らう魚より恐ろしいものに、お前はエサをやっている」
乙川光:「……我々は必ず喰らい付くぞ、黒幕殿」
????:「覚えておこう。生きていればね」
GM:ぬいぐるみが棚から落ちる。使魔が離れたのだろう
獅子春浜理:「無論生きるさ。僕の呪いと、倉橋真琴さんの笑顔を取り戻すには必要なことだ。」
倉橋燈子:「……!」床の至る所に波紋が生まれ、既に複数の回遊が始まっているのに気づいて
お紅さん:「尊大なんだか寛大なんだか」呆れたような声音。
乙川光:「……ふーーーーーっ」大きく息を吐く。
乙川光:「……じゃあ、僕は助けてもらうしかできないけど」
乙川光:「一緒に……脱出しようか」
悠木結葵:「殿は務める。お紅、貴方向きの展開よ」
お紅さん:「はいはい、そんじゃま──」ぐるんぐるんと肩を回し──
お紅さん:「ぶち破るとしましょか、おさかなてんごくを?」

GM:ここで三人には突破の判定をしてもらおうともらいます。内容としては二回
お紅さん:ふむふむ
GM:1:難易度12の回避判定。失敗したPCはFPへアーマー無視の4D6点ダメージ。
GM:失敗した対象へ、《守護の盾》を宣言することで一人に対してはカバーリングでダメージを肩代わりすることは可能です
GM:2:全員で攻撃判定を行い、合計でダメージ40点を出す。失敗した場合は人間性を追加で1D6点低下させることで再度、攻撃を行えます
GM:迫ってくる人食い魚を避けて吹き飛ばす、という流れですね
お紅さん:なるほど!
GM:質問などなければ、まずは回避から。判定前の魔獣化は認めます
お紅さん:攻撃判定は、目標値などはありますでしょうか? 成功すれば自動的に命中でオッケー?
お紅さん:あと装甲の有無なども可能でしたらば。
GM:ダメージだけ出す形です
お紅さん:了解です、ありがとうございます。
獅子春浜理:こちらからは質問無しです。行けます
乙川光:大丈夫です!
GM:OK。では回避で難易度12、各自判定を
お紅さん:こちらも大丈夫です!
お紅さん:了解です!<難易度12で回避判定を。
獅子春浜理:んじゃ振りますね
獅子春浜理:2BB+6%39#+1 【回避】判定
BeastBindTrinity : (2BB+6@11#3) → 11[5,6]+6+20 → クリティカル → 37

GM:おお
乙川光:わあ
乙川光:2BB+6%37>=12 【回避】判定
BeastBindTrinity : (2BB+6@11#2>=12) → 6[1,5]+6 → 12 → 成功

お紅さん:すごい!
お紅さん:2BB+5%21 回避判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@11#2) → 6[1,5]+5 → 11

乙川光:こっちもギリギリ成功!
乙川光:振り直しアーツありですか!
お紅さん:む、妖怪1足りないだ。
GM:振り直しOK!
乙川光:《ワンモアチャンス》
乙川光:振り直しどうぞ!
お紅さん:ありがとうございます、ではもっかい。
乙川光:乙川光の人間性を2減少 (37 → 35)
お紅さん:2BB+5%21>=12 回避判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@11#2>=12) → 3[1,2]+5 → 8 → 失敗

お紅さん:わーおw
乙川光:うむむ、ここは突っ込まない方がいいかな
獅子春浜理:じゃあカバーしましょうか
お紅さん:ごめんねー
乙川光:獅子春くん任せた!
お紅さん:助かります。
獅子春浜理:カバーリング宣言からの《守護の盾》!
GM:では獅子春君にダメージ!
GM:4d6
BeastBindTrinity : (4D6) → 19[4,4,6,5] → 19

GM:19点どうぞ
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を1(→ 1)減少 (39 → 38)
獅子春浜理:おーけーっす!
GM:結構いい打点だがまだ87とか出てる…
GM:続けてダメージを。問題なければ順番に乙川君、獅子春君、お紅さんでいきましょうか
お紅さん:ありがとー
乙川光:おっけいです!
獅子春浜理:了解です!
GM:魚を殴って40点!
乙川光:13+1D6  ではシャイニングレイで攻撃
BeastBindTrinity : (13+1D6) → 13+2[2] → 15

獅子春浜理:9+5+1d6 「ワイヤー」/〈技術〉属性
BeastBindTrinity : (9+5+1D6) → 9+5+2[2] → 16

GM:31/40!
お紅さん:ではぱわーすたいるで
お紅さん:14+2+1d6
BeastBindTrinity : (14+1D6) → 14+4[4] → 18

お紅さん:20点。よかった少し面目はたったw
GM:余裕ですね。突破!
GM:続きの描写に移りましょう

GM:部屋の中のみならず。家の中に無数の波紋が浮かぶ。
GM:壁紙、床板、天井をまるで水面のように揺らして。獲物を狙い殺意が回遊する
悠木結葵:「来る!」
GM:声と同時に、三人へ牙を剥いた魔魚が一斉に襲い掛かってゆく!
乙川光:「っ……」ゆら、とその輪郭が震える。
乙川光:魔魚がその身体を通り抜ける。
お紅さん:「うおっと、なんかいっぱいきたー!?」
獅子春浜理:「おおっと、それは通らないよ。」 ふらり、と身を傾ける
獅子春浜理:「……さて、この角度から襲ってくるならば、この挙動だけで十分……お紅さん、そこはめっちゃ当たりますね!!」
お紅さん:「え、うそほんと!?」
獅子春浜理:かくん、と不条理な挙動を描いてお紅さんを捉えた魚達の攻撃を受ける
獅子春浜理:「……っと。結構痛いもんだ。」
お紅さん:「わーい、あんがと獅子春くん。あとでなんかお礼させてね」
お紅さん:少年の後ろで、やんやと囃す。
乙川光:「頼りになるなあ……!」
乙川光:「よし、反撃……しよう!」
悠木結葵:「燈子さんはこっちで受け持つ。道をお願い」
GM:徐々に一同の足元が、まるで沼地にいるかのように沈み始めている。このままいれば概念上の水の中へ飲み込まれかねない
獅子春浜理:食い込んだ魚をワイヤーで引っ張り抜き、反撃の狼煙の声に応えるように、振るう
獅子春浜理:「じゃあ先手取らせてもらおうか。数式らしく、等倍返しだ……っ!」
乙川光:「みんな『頑張って』!」
獅子春浜理:ワイヤー掴み返した魚共を、概念水中へと投げ返す
獅子春浜理:「……乙川君、本当君の声援は効くなぁ。僕ですらこの勢い、つまりは。」
獅子春浜理:と、言って後続を見る
お紅さん:「さて、少しはいいとこも見せないとね」
お紅さん:ぐわしっ!
お紅さん:天井から再び襲いかかってきた巨大な魔魚の尾部を、目を送ることも無くがっしと掴み、ふてぶてしく嗤う。
お紅さん:そして──
お紅さん:「鮮度がいいおさかなさんにはぁっ──」
お紅さん:バックスイング。唸りを立てて、魔魚の巨体が振り回されて──
お紅さん:「“叩き”になってもらいましょうかぁっ!」
お紅さん:どぐしゃぁっ!
お紅さん:壁面──否、結界の境界面に叩きつけられる!
GM:びしゃり。衝撃に耐えきれず一匹が砕け散り、血の代わりに泥のような奈落の力をまき散らして消失する!
お紅さん:「む、あんま美味しそうでない」泥のようなそれを見て、顔をしかめる。
GM:いまの攻撃で空間自体が歪んだか、他の襲撃がひとまず収まる。抜け出すならこの機だろう
お紅さん:「でもま、“道”はできたかな?」
獅子春浜理:「そうですね、空間がいい感じに撓んでる。抜け出すなら今でしょう」
獅子春浜理:「追加で襲ってくるなら僕が受けます。皆さんは一足先に」
獅子春浜理:そういってワイヤーで防御態勢を整えつつ
お紅さん:「それじゃダメ押し。ちりゃぁぁぁっ!」
お紅さん:強度の弱った空間に、勢いよく飛び蹴りを喰らわせる!
乙川光:「ありがとう、二人とも!」
乙川光:その隙に外へと踏み出す!
お紅さん:そしてそのまま、勢いに任せ外へ──
獅子春浜理:「それでは僕も、御暇させてもらおうか。概念の海に沈む気は毛頭ないからね」
獅子春浜理:張り巡らせたワイヤーを蹴って、外へ!
GM:異界へ変化し始めた倉橋宅を飛び出す。外は相変わらずなんの変化もない、ただの家の姿を保っている
????:「──おっと。本当に脱出できたか、思ったよりもやるな半魔とやらは」
GM:先ほどと同じ声色。……塀の上に留まった鴉が君達を見つめて、そこから声が聞こえてくる
乙川光:「舐めないで欲しいな。人との間を保つことは生半なことじゃないんだ」
乙川光:「……君が思うよりずっと、強いよ。半魔は」
獅子春浜理:「その通りだ。今の閉鎖空間は確かに恐ろしいけれど、数学的に考えれば閉鎖されているという問いがある以上、脱出出来るという解が存在しうる。」
獅子春浜理:「そして、半魔はその解を常に導き出せると、僕は思っているよ。」
お紅さん:「そうそ。なんならここでついでにケリつけちゃってもいいわよ?」くいくいっと、指招いて挑発。
お紅さん:「おさかなの叩きだけじゃ、物足りないし」
お紅さん:ごきりごきりと、指を鳴らす。
????:「生憎、手が離せないのでね。それにわざわざ、出向いてやるほどの価値があるわけでもない」
????:「……ああ。そうだった、名を教えてやる約束は果たさなければな」
GM:わずかばかりの時間が空く。自らを演出するように溜め、
ソムニアル:「私はソムニアル。……そこのヒトモドキを救うか、倉橋真琴のことを諦めないと言うなら。追ってくればいい」
ソムニアル:「ホストとして用意はしておこう」
乙川光:「悪いけれど、諦めるつもりはないよ。僕を頼ってくれたんだ」
乙川光:「僕が僕であるために必要なことなんだ、繋がりは…人の、こころは」
お紅さん:「そうねぇ、そこらへんはともかく」
お紅さん:「気に食わない物言いをするヤツを、ぶん殴りたいって理由はできたわねぇ」
獅子春浜理:ーーー無論、同意見だ。そう呟いてからワイヤーを手元に戻し
獅子春浜理:「関わった以上、それを諦める気もない。倉橋真琴さんとはそこまでの関係はないけれど、その存在を根底から変えるものがあるならばーーー」
獅子春浜理:ぐっと、その鋼線を握りしめ
獅子春浜理:「僕は、容赦をするつもりはない。解への執着は人一倍強いつもりだ。」
獅子春浜理:「ーーーああ、それに。僕に対する呪いもかかっているからね。そんなことで死んでたまるものか。」
獅子春浜理:それはついで、と言わんばかりだが、明確な怒りを鴉に向ける
GM:各々の言葉を聞いたかどうか。鴉が、何事もなかったかのように一声鳴いて。空へと飛び立ってゆく
倉橋燈子:「……はぁ」ぺたん。結葵に庇われて外に出て、気が抜けたのか。座り込んでしまう
倉橋燈子:「……みんな、いつもこんなことしてるの?」
乙川光:「いつもってことはないよ。でも……うん」
乙川光:「たくさん助けてもらうことはあるかな。夜の世界は、いろいろあるからね」
倉橋燈子:「私、軽く考えてた。こんな大変なことを乙川君にお願いしてたなんて」
倉橋燈子:「ごめんなさい、私も何かできればよかったのに」
お紅さん:「んー、ほんと初々しいわねぇ、燈子ちゃん」
お紅さん:「気にしない気にしない。嫌ならそもそも頼みを断るだけ」
お紅さん:「それでも助けてくれるって子に投げる言葉は、『ごめんなさい』じゃないんじゃない?」
倉橋燈子:「そう、ですね」
倉橋燈子:立ち上がり。乙川君と改めて向き合う
倉橋燈子:「ありがとう、乙川君。それに獅子春君も」
乙川光:「…いいんだよ。それに」
乙川光:「何かなら『できる』よ。僕でないというだけで」
乙川光:「誰だってそれだけで、何かができる」
獅子春浜理:「無論、僕にも礼は不要さ。君のお姉さんを助けるのは、いわば僕のためでもある。」
獅子春浜理:「笑顔、元気、快活。そのような地球的不確定言語の、近場での証明が書き換えられたなら修正しないと気がすまないタチだからさ。」
倉橋燈子:それを受けて二人に、そしてお紅さんに頭を下げる
悠木結葵:「ともあれ。追うべき名前がわかったのは大きな前進」
悠木結葵:「あと一歩よ。……真琴さんのこともある、急ぎましょう」


GM:シーンエンド、絆申請などあれば
お紅さん:エゴチェック 敵を前に凶暴性を隠さずダダ漏れさせました。【暴れたい】のチェック申請をば。
GM:OK。罪1点
お紅さん:罪を1ゲットします。2点に。
獅子春浜理:エゴチェック!呪いを解きたい意思で、エゴ:呪いを解きたいで申請します!
GM:獅子春君もどうぞ
獅子春浜理:ありがとうございます。
獅子春浜理:獅子春浜理の罪を1(→ 1)増加 (1 → 2)
乙川光:エゴチェック!人を畏れさせたい
乙川光:神っぽいところをガンガン出していきました
GM:OK。とてもらしかったのでどうぞ
乙川光:乙川光の罪を1(→ 1)増加 (1 → 2)
乙川光:やったー!
GM:絆内容の変動はなさそうなので、次のシーンへ!


ミドルフェイズ/シーン4/「獅子春浜理」

GM:情報収集シーンとなります。登場PCは人間性の低下を
獅子春浜理:でます!
乙川光:出るか
乙川光:乙川光の人間性を1D6(→ 6)減少 (35 → 29)
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を1D6(→ 4)減少 (38 → 34)
乙川光:?
お紅さん:出ます
お紅さん:お紅さんの人間性を1D6(→ 2)減少 (21 → 19)
GM:一人だけ第二変異入ってる
お紅さん:(いえーい
GM:絆の書き換えをお願いします
お紅さん:絆【弱者@庇護】を【ナメたやつをシメる】のエゴに変換します。
GM:OK


GM:情報項目はひとつ

・魔物「ソムニアル」 難易度13

GM:判定する方は宣言の後にどうぞ
乙川光:情報コネクションを使用。達成値に+2。
乙川光:2BB+5+2%29>=13 【社会】判定
BeastBindTrinity : (2BB+7@11#2>=13) → 8[3,5]+7 → 15 → 成功

乙川光:平目でも成功してたな。おっけー
お紅さん:ばっちり!
GM:きっちり成功させてゆく!
GM:では内容を開示

・魔物「ソムニアル」
魔界ドミニオンから地球を訪れている魔王の継承者の一人。
“地獄派”に属し、人間に興味を向けてはいるが見下す態度を隠そうともしない、ある意味では典型的な悪魔。
魔界からのグランドツアーを行う継承者の例に漏れず、“羽根”を手に入れて他の陣営より先を行こうとしている。
悪魔としての能力は災いを呼ぶ《不幸者》。倉橋真琴に関する呪いは彼が元凶であり、彼女が偶然手に入れた“羽根”に目を付けて一連の事件を引き起こした。

人間ではあるものの、真琴と結びついた“羽根”を手に入れるには殺害して所有権を奪うという手もあった。
しかし彼は呪いによって周囲を破滅させ、あくまで真琴が「自分のせいで壊れてゆくのなら」と意思で全てを棄てるように誘導。
邪魔者だった燈子を弾き出し、心を消耗させてゆく彼女を喜劇のように眺めて、命を含めて最終的に全てを奪おうとしている。



GM:名を知ること。人間でも、魔にとっても、これは大きな手掛かりであるのは変わらない
GM:そしてこういう時、特に頼りになる人物が池袋には存在している
GM:池袋駅の構内から伸びる地下道の一角。人気のない場所に、妙に作りこまれた段ボールハウスの住人が君達を迎えた
メフィストフェレス:「おお、これはこれは。奇妙な取り合わせ……いやいや。失礼を」
メフィストフェレス:悪魔メフィストフェレス。魔界ドミニオン、“刹那派”に属する地獄の大公である
メフィストフェレス:「ふぅむ。宇宙からのお客人を始め、興味を与えられそうな話題は、中々難しいのですが」
メフィストフェレス:「如何なる御用ですかな?」
乙川光:「………えっと。そうだね………」
乙川光:他の二人の顔を見て。
お紅さん:「やっほーめっひーおひさー」ひらひら~と、笑顔で手を振り振り。
獅子春浜理:「意外や意外と思われるかも知れないけれど、詰まるところそっちの出身に関係あることが聞きたいんですよね。はじめまして?」
メフィストフェレス:にこやかに笑って手を振り返す
お紅さん:「で、今日はマッチメークの相談とか『なんか強いやついねがー』じゃなくて、こっちの子らの付添。あたしは」
メフィストフェレス:「ほうほう。魔界ツアーのことですかな、獅子春殿。それに乙川殿も」二人を見やって。指が髭を撫でる
メフィストフェレス:名乗った覚えもないが、さらりと君達の名前を呼んで
獅子春浜理:「うわぁ、僕の名前をもう知っているなんて恐ろしい証明速度だ。これは信頼出来るのかな。」
獅子春浜理:と一息ついて
メフィストフェレス:「ふふ、失礼。改めて……私は悪魔メフィストフェレス。お見知りおきを」
乙川光:「……流石は大公殿」
乙川光:「我々がここを訪れた目的も、既にご存知なのでは?」
獅子春浜理:「よろしくおねがいします、メフィストフェレス殿。」
獅子春浜理:と、挨拶返し
メフィストフェレス:「ええ、ええ。耳に挟んではおりますとも。ただ」指を一本立てて
メフィストフェレス:「情報というものは求める者がいるからこそ価値があるものです。故にこそ私から容易く取り出して、与えるだけでは……価値がない」
メフィストフェレス:「応じた対価が必要でしょうな。まぁ高いものではありませんとも」
獅子春浜理:「対価。対価とは一体何でありましょうか。地獄の大公殿に見合うモノを持っているとはあまり思えないんですけどね、僕」
乙川光:「そうかな……?色々な知恵を持ってるじゃない?」
獅子春浜理:「そうかなぁ?そうかもしれない。伊達に超宇宙霊長とは呼ばれていないし。」
獅子春浜理:と、少しだけ自信を持ちつつ
乙川光:そうだよ、と囁く
獅子春浜理:「……ああ、本当。本当に乙川君、君は人をその気にさせるなぁ。」
獅子春浜理:鮮明なる思考回路を持って、対価をの提案を
獅子春浜理:「そう、だな。」
獅子春浜理:少し、考える。この男の対価に見合うものを
獅子春浜理:「……メフィストフェレス殿、貴殿からの要求がなければ僕が出せるものは多くない。多くはないがきっと退屈はしないかもしれない。」
獅子春浜理:「これが貴殿にとって役に立つかは全然わからないが少なくとも、無益ではないと思うのだけれど。」
獅子春浜理:「地球の数学には、『未だ証明が得られていない命題』というのが存在しているらしいね。世界中の人間である数学者が問いているあれだ。」
獅子春浜理:「僕は本来、そういうのを解くつもりは一切なかったのだけれど、それのいくつかを問いて証明式にしよう。全て書に纏めても良い」
獅子春浜理:「そういう、対価はどうだろう。地球という世界に取ってそれは少し迷惑かもしれない。面白みの欠ける話かもしれない。」
獅子春浜理:「ただ、ほんの少しだけ、世界は面白く混乱するかも知れないよ?」
獅子春浜理:ーーー渾身の悪い笑みを浮かべる。地球人類への、ちょっとした悪戯心……!
メフィストフェレス:「ほう。ほうほう! それは愉快!」
メフィストフェレス:「獅子春殿。貴方は役に立つか、と言いましたが。“これを対価として提示する”ことに意味があるのです」
メフィストフェレス:「悪魔の取引とはそういうもの。己の意思、力、そのエゴに価値を、意味があると口に出す」
メフィストフェレス:「なれば私も応えましょう、しばしお待ちを」
GM:段ボールハウスに頭を突っ込んでごそごそと探る。どう考えても探すようなスペースがあるはずがないのだが
倉橋燈子:(凄い人だなぁ……)
メフィストフェレス:「お待たせいたしました。こちらをどうぞ」
メフィストフェレス:顔を出したメフィストが、一同に見えるよう羊皮紙を出す
乙川光:羊皮紙を見る。
GM:何も書かれていない──しかし。半魔である君達には、魔力で書かれた文字列が読めるだろう
お紅さん:「ほむほむ──」上から覗き込む。
獅子春浜理:「なかなか趣深い……」 じっと羊皮紙を見る
メフィストフェレス:「“地獄派”のソムニアル。まぁ、いわゆる魔界のボンボンというやつですな。私もほんのちょっとお会いしたことはあります」
乙川光:「成程、中々に良い趣味をお持ちのようだ」
お紅さん:「地獄派地獄派──『エゴ大好きまっしぐら?』だっけ?」
獅子春浜理:「…………なるほど、なるほどなるほど。」 先々へと読み進めて行くにつれて表情が険しくなる
メフィストフェレス:「乙川殿には返す言葉もありませんな。悪徳を好むゆえに我らは悪魔、と呼ばれますから」
メフィストフェレス:「それに“羽根”はこの町で常に追うものがいる最先端。巻き込まれた少女に関しましては、同情いたします」
お紅さん:「悪魔が情けを語っちゃ本末転倒でしょうに。思ってもないこと、言わないでもいーわよ」
乙川光:「何、糾弾する意図はないよ。私も似たような出自だからな」
倉橋燈子:「…………」どこか顔色が悪く感じる。
乙川光:「……だとしても人と共に歩むことを決めた以上、捨て置けないのも事実」
獅子春浜理:「ーーーその通りだ。ましてや式の中身を書き換えて、それを終了とし廃棄するようなやり方、僕は絶対に許さない。」
お紅さん:「それはあたしらの領分」
お紅さん:「そうそ、んで二人の言う通り」
お紅さん:「それも、あたしらがすべきことねぇ」
お紅さん:にぃっと、嗤う。
お紅さん:居合わせた全員に、泥中に居るかのような錯覚を起こさせるほどの濃密な“闘気”を放ちながら──
乙川光:頷く。
GM:──乙川君が頷くと共に。羊皮紙の上に浮かんでいた文字が消える。
メフィストフェレス:「おや、これは……」
お紅さん:「あら?」
GM:そこから、虫に食われてゆくかのように。羊皮紙がボロボロと崩れてゆく
GM:崩れた破片は汚泥のように黒く変異し。それが地下道の壁へ張り付いて
GM:新たな文章となる。綴られているのは住所と、差出人──ソムニアルの名
GM:“決着をつけたいと願うならば、こちらへどうぞ。存分に歓迎させて頂く”。
メフィストフェレス:「お呼びのようですな」
お紅さん:「こーゆーの好きよね、あんたたちって?」大仰な演出に、やれやれと大仰に肩をすくめて。
乙川光:「色々あれど、趣味人であるところは似たものと言ったところだな」
乙川光:「───つまり、エンターテイナーだ、ってこと」
獅子春浜理:「やっていることは、当人が喜ぶぐらいのものだろうけれどね。」
獅子春浜理:「だからこそ、その感情を否定しなければならない……!」
お紅さん:「ま、魅せる戦いを見せたいってのは、あたしも少しわからなくもないけど──ねっ!」
お紅さん:笑顔のまま、壁に書かれたソムニアルの名を蹴りつけ、そのまま踏みにじる(ぐりぐり
メフィストフェレス:一同を見て。大仰に礼をする
メフィストフェレス:「さて、私は貴方方の戦いを見届けることはできませんが」
メフィストフェレス:「どうか良き闘争、良き結末を迎えられますよう。忌々しき天に祈っておきましょう」
メフィストフェレス:「お気をつけて」
メフィストフェレス:にぃ、と。口端を大きく持ち上げて。そう告げる
お紅さん:「悪魔のお祈り、ぞっとしないわねぇ」にぃ、と。素敵で獰猛な笑顔を返す。
乙川光:「……ならば私はそのこころが月に魅入られないよう、祈っておくとするかな」
乙川光:囁き声が笑うようにさざめく。
獅子春浜理:「僕は僕らしく、良き証明式を導くことにするよ。何故なら倉橋真琴は人を不幸になどしていない、という解を導かなければならないからね。」
獅子春浜理:がががっ……と、少し不快なノイズが周囲に走る。それは数字を喋っているような、そんな音。
GM:各々の答えを聞き、満足げに悪魔が笑う
GM:地下道に足音が跳ね返る。決戦へ向けて。闘争へ向けて。夜は深まる


GM:シーンエンド、エゴチェック等々
お紅さん:最後の絆取得。7絆【獅子春浜理@関心:おもろい子】かな。これでいっぱい。
お紅さん:絆を設定したので、愛が+1されて6になりました。
獅子春浜理:同じく最後の絆を。ソムニエルに関係:証明破棄で
乙川光:エゴも絆もなし!
お紅さん:エゴチェックはなしで!
獅子春浜理:エゴチェックはなし!
獅子春浜理:獅子春浜理の愛を1(→ 1)増加 (5 → 6)
GM:OK


ミドルフェイズ/シーン5/「マスターシーン」


GM:暗く部屋。埃臭い空気の匂い。頬に当たるのは硬く冷たいコンクリートの感触
GM:眼は開いてるだろうか。けれど、何も見えないから変わらない
GM:胸の中が空虚で、大事なものがなくなったような感覚から。転げ落ちてゆくように周囲は変わった
GM:父さんと母さん。具合が悪いと言い出して、いまは二人とも病院にいる。
GM:声をかけただけの先生が倒れた。街中で休んでいた私を心配して、声をかけてくれた人は、目の前で車に撥ねられた。
GM:おかしな方に曲がった人間の影が頭から離れなかった
GM:幻聴が聞こえてくる。日を重ねるほどに。
GM:「頷けばいい」「そうすれば終わりになる」
GM:嫌な予感がして、必死でこらえていた。だけども
GM:結局私は。耐えきれずに頷いて。

GM:「意外と強情なのも面白かったけど。……終わってみると、面倒なだけだな」
GM:声が聞こえる。遠い
GM:胸の中にあった大事なものが足りない。どこにいってしまったのか
GM:……まぁ。もう、いいか


GM:シーンエンド、次がクライマックスとなります。調達などあればどうぞ
獅子春浜理:FPちょこっと減ってるし再生薬チェレンジしておこうかな……
獅子春浜理:2BB+5%34#+1 【社会】判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@11#3) → 6[2,4]+5 → 11

獅子春浜理:1足りなしし、財産点使っておきます。1点
お紅さん:GM、私も再生薬を購入して、合わせて2つこの幕間で使ってもらうのはありでしょうか?
お紅さん:<獅子春くんに
GM:ここで使うのはいいですよ
お紅さん:やった。では再生薬購入チャレンジを。
お紅さん:2BB+5%1>=12
BeastBindTrinity : (2BB+5@10#2>=12) → 5[2,3]+5 → 10 → 失敗

お紅さん:ダメでした(汗)
獅子春浜理:じゃあ自分で購入したの使いますね!
お紅さん:財産点を使って購入します。
お紅さん:そしてそれを獅子春くんにパス!
獅子春浜理:獅子春浜理のFPを2d6(→ 7)増加 (87 → 94)
獅子春浜理:あ、じゃあもう一回!
獅子春浜理:獅子春浜理のFPを2d6(→ 2)増加 (94 → 96)
乙川光:あ、じゃあ自分も挑戦しようかな
乙川光:2BB+5%29>=12【社会】判定
乙川光:2BB+5%29>=12
BeastBindTrinity : (2BB+5@11#2>=12) → 6[1,5]+5 → 11 → 失敗

乙川光:財産1使って購入、獅子春くんにパス!
獅子春浜理:ではラスト!お二方ありがとうございます!
獅子春浜理:獅子春浜理のFPを2d6(→ 8)増加 (96 → 104)
GM:ほぼ全快まで持っていった


クライマックスフェイズ

GM:全員登場、人間性の低下を!
お紅さん:お紅さんの人間性を1D6(→ 5)減少 (19 → 14)
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を1D6(→ 1)減少 (34 → 33)
乙川光:乙川光の人間性を1D6(→ 4)減少 (29 → 25)

GM:示された住所は、閉店となったライブハウス。地下へ進む階段を進むたびに、奈落の気配が強くなるのを君達は感じ取れた
GM:一歩、一歩。進むたびに町の光が遠退く。
GM:────視界の先にある扉が、中へ招くようひとりでに開いた。
獅子春浜理:「ーーー余裕、ということなのかな。招くほどだもの。」 とひとりでに開いた扉を見て
お紅さん:「そりゃご招待しといて、穴熊って訳にはいかないわよねぇ?」
乙川光:「遊興のつもりなんだろうね。悪魔らしいことだよ」
獅子春浜理:「なら、敢えてその土俵ごと崩すべき、というやつか。」 ぐっと、両の手を握る
お紅さん:「とりあえず入りましょっか? ここでこーしてても、ってやつ」
お紅さん:にこやかに。それこそ本当にそこらの店にでも入るかのような気楽さで歩を進める。
獅子春浜理:「ーーーそうですね。招かれたなら、それに応えるのは礼儀。それがたとえ土足だろうとも」
獅子春浜理:かつん、と靴を鳴らしながら、前へ
乙川光:「それに遅れて僕がついていく……」
乙川光:「華やかなのと静かなのと、どちらが好みなんだろうね」
GM:中へ踏み込む。照明はなく、代わりに魔力の灯りが空間を照らす
GM:積み上げられたテーブルや椅子の山。その上に座り、三人を見下ろす者の影があった
ソムニアル:「ようこそ。応じて頂き感謝している」
ソムニアル:外見だけを見れば、高校生にも見えるだろうか。だがその声色は明らかに若者の持たない重さと、嘲りが感じられる
ソムニアル:「半魔とやらと、直接会うのは初めてだ。しかし……本当に奇妙な集まりだな」
ソムニアル:「零落した、かつての神格はともかく。遥か空の向こうから来た者に」
ソムニアル:「人間でこちら側に踏み込んだ者。まさしく不格好だな」
獅子春浜理:「大層な趣味を持った、御曹司殿に不格好と論立てられる謂れは無いと思うのだけれどね、ソムニエル殿。」
お紅さん:「そうそ、それに招きに応じた相手をディスるのが王族の礼儀なのかしらん?」
お紅さん:「ツアーに参加してるにしては不勉強なんじゃない、ボク?」
お紅さん:嘲りに、嘲りを持って返す。
乙川光:「んん………そうだねえ」
乙川光:「僕は、確かに今やどうということのない存在で───」
乙川光:「囁くぐらいしか出来ない、肉の体もつくりものだ」
乙川光:「だけど」
乙川光:「囁きは簡単に狂気を誘う。それは今も昔も変わらない」
乙川光:「不恰好と侮れば、恐ろしいものを見ることになろうな」
ソムニアル:「これは口が過ぎた。いささか気分が乗ってるようでね」
ソムニアル:広げた掌の上。黒い羽根が浮いている
倉橋燈子:「……お姉ちゃん!」視線を巡らせた燈子が叫んだ
GM:コンクリートの床。室内の隅、無造作に投げ捨てた人形のように。倉橋真琴が横たわっている
お紅さん:「………………」一転、冷めた目で掌の上の“ソレ”を確認する。
ソムニアル:「ああ。それはもうどうでもいい。こうして“羽根”も手に入ったからな」
獅子春浜理:「……その、『羽根』。」 浮かぶ羽根を見やり、燈子の声を聞き
ソムニアル:「欲しければやるぞ」
乙川光:「……燈子………」
乙川光:「『落ち着いて』『気をつけるんだ』」
倉橋燈子:「乙川君……」
お紅さん:「物の価値もわからないのね、王子様におかれましては」
お紅さん:「“ソレ”呼ばわりするの、間違えてるわよ?」
獅子春浜理:「ーーー。」 その横たわる、証明の終わっている者へと歩を向ける
乙川光:「……僕たちがついてる」
倉橋燈子:「っ……」乙川君の言葉に、手を握りしめて
獅子春浜理:「……そうだ。倉橋真琴さんをソレ、という扱いをする権利は誰にもない。」
獅子春浜理:「ましてやこういう扱いを受ける謂れもないはずだ。だから、罠だろうと僕は進む。」
獅子春浜理:一歩一歩、ゆっくりとそちらへと歩む
乙川光:「浜理。君には力を」
乙川光:「…真琴を任せたよ」
獅子春浜理:「……ああ、ありがとう乙川君。」
獅子春浜理:「君は、いつでも力になってくれる。」
獅子春浜理:「僕の大事な友人、そういうことだったのだろう。」
倉橋真琴:倒れた少女は目を閉じ、眠っているようにも見える。
倉橋真琴:だが呼吸は酷く浅く、肌は冷たい。追い詰められ、“羽根”を渡した際に生命力もまた抜き取られ、緩やかな死へと向かおうとしている
獅子春浜理:その、死へと向かう体をそっと、抱き上げる。
獅子春浜理:「…………倉橋真琴さん、君と僕は別段何ら関係のない存在だ。偶の然、互いにぶつかっただけのこと。」
獅子春浜理:「だけれども、それでも。」
獅子春浜理:「僕は君のアリもしない不幸を受け取って生き延びた。なら、その不幸は不幸ではない証明をするのは僕の努めだ。」
獅子春浜理:「ーーーだから、君を死なせるわけには行かない。」
ソムニアル:「中々いい台詞だ。盛り上げてくれるな」
ソムニアル:「──いい加減、鑑賞してるだけも飽きた。それにこいつの力も試したい」
ソムニアル:「簡単に折れてくれるなよ。半魔」
お紅さん:がごんっ!
お紅さん:嘲笑ったその顔の側の壁に、オンナが蹴り上げた椅子が突き刺さる。
お紅さん:「ホストを気取るなら、少しはマナーも覚えなさいな、野暮天」
ソムニアル:ほんのわずか。表情を崩す。しかし半笑いの仮面がすぐに上塗りされる
お紅さん:「あら、ご不快なお気持ちが表に出てらっしゃいますわよ、殿下?」
お紅さん:「ダメねぇ、めっふぃーならあたしにアイアンクローされても『痛い、痛いですぞお紅殿』って笑い続けるわよ?」
獅子春浜理:お紅さんの声を聞き、すうっと、息を吸う。
獅子春浜理:「問題ないですよお紅さん。とりあえず倉橋真琴さんのために時間がないということは証明されました。」
獅子春浜理:「だから、この男はこの男は叩き潰す。」
獅子春浜理:「……倉橋燈子さん、倉橋真琴さんを看ていてください。きっと、貴方なら。」
獅子春浜理:半透明の存在に、倉橋真琴さんを預け
獅子春浜理:「……その間は、皆、守るから。」
獅子春浜理:すっと、二人に背を向ける。非日常の顔を、見せぬように
お紅さん:「ん、いー返事。オトコノコオトコノコ」悪魔に向けたのとはまったく別の、柔らかな笑みを少年へと向ける。
倉橋燈子:「……ありがとう、獅子春君」
乙川光:「燈子、真琴を頼む。大丈夫、『守れる』から」
乙川光:加護を、与える。
倉橋燈子:乙川君の言葉を受けて。半透明の手が、確かに肉を持った姉の体を支える
乙川光:「……約束は、果たすよ。かならず」
乙川光:「君のお姉さんを助ける」
乙川光:そう言って、頂点で見下ろす者を見上げる。
乙川光:「ゆくぞ、魔の王子よ」
乙川光:「半端者どもの力がいかなものか…その身でとくと味わうと良い」
GM:それが戦いの始まり。羽根を自らの手の中に納めた魔界の王子は、守護者の力を自らに取り込み、
GM:三人を押しつぶすかのようなプレッシャーが空間に満ちる!
GM:堕落判定、難易度10!
お紅さん:現在の絆は4 なので2d6+4で判定します。
お紅さん:2BB+4%14>=10
BeastBindTrinity : (2BB+4@10#2>=10) → 10[4,6]+4+20 → クリティカル → 34 → 成功

乙川光:2BB+5%25>=10 堕落判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@11#2>=10) → 4[2,2]+5 → 9 → 失敗

獅子春浜理:現在絆数5!
お紅さん:(`・ω・´)
獅子春浜理:2BB+5%33#+1>=10 堕落判定(絆数の部分は必要に応じて書き換えること)
BeastBindTrinity : (2BB+5@11#3>=10) → 5[1,4]+5 → 10 → 成功

乙川光:《ワンモアチャンス》…!
乙川光:乙川光の人間性を2減少 (25 → 23)
乙川光:2BB+5%23>=10
BeastBindTrinity : (2BB+5@11#2>=10) → 8[3,5]+5 → 13 → 成功

乙川光:OK!
GM:おお持ち直した
獅子春浜理:良かった……!
お紅さん:でも人間性は成否に関わらず2d減る、と。
GM:各自、人間性の低下もお願いします
お紅さん:お紅さんの人間性を2d6(→ 6)減少 (14 → 8)
GM:一人だけえらい差がついてる
乙川光:乙川光の人間性を2d10(→ 14)減少 (23 → 9)
乙川光:減りすぎでは?
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を2d6(→ 7)減少 (33 → 26)
乙川光:あっ10だこれ
GM:ダイスの種類が違ってる!
乙川光:やり直します
お紅さん:おそろしあ(汗)
乙川光:乙川光の人間性を2d6(→ 7)減少 (23 → 16)
乙川光:OKOK。第二変異行きます。
乙川光:お紅さんの絆をエゴ変化。
乙川光:エゴ:半魔の力を示したい
GM:OK!

GM:【闘争開始】
GM:ラウンド進行へ移ります。位置はPC三人は1エンゲージ、ソムニアルとは遠隔状態となります

▼エンゲージ
(ソムニアル[6])
   遠隔
(乙川光[12]、獅子春浜理[11]、お紅さん[9])
※[]内は行動値

GM:<1R>
GM:セットアップ!
乙川光:セットアップは…なし!
獅子春浜理:セットアップは同じくなし!
お紅さん:ストライクフォームの効果により、このタイミングで《魔獣化》を宣言。
お紅さん:同時に《最強の生物》《闘魔の誇り》の効果も発動。
お紅さん:肉体が+4され、14となります。
お紅さん:お紅さんの人間性を3(→ 3)減少 (8 → 5)
GM:12ではなく?
お紅さん:あ、《試し割り》の効果ですでに+2されていて、それに+3と+1が乗っかる形です。
GM:承知しました
ソムニアル:《魔界の目付け役》。シーン中、装備を追加します。装備中は社会を使用した判定達成値+2
GM:演出があれば軽くいきましょう
お紅さん:「さて──」
お紅さん:こらえきれず──嗤う。
お紅さん:理由はともあれ、目の前に居るのは“ツヨキモノ”。
お紅さん:おあつらえ向きに人の目はなし、であるならば──
お紅さん:「全力で──いきましょうか!」
お紅さん:バキリバキリと、獣の様に広げた指を鳴らして──
お紅さん:可視化された闘気が──ダダ漏れる。
GM:殺意を向けられ。三人の前、積み上げられた我楽多の玉座より降りた悪魔の体を外套が包む
GM:継承者たちに付き従う従者。それはヒトであり、あるいは意思持つ武具防具である
GM:続けてイニシアチブ
乙川光:はい!
乙川光:《サポートフォーム》《魔獣化》
乙川光:で魔獣化しておきます。
乙川光:乙川光の人間性を3減少 (16 → 13)
ソムニアル:こちらは《世界律:召喚》。エネミーを1体、ソムニアルと同エンゲージへ出現させます

▼エンゲージ
(ソムニアル[6]、魔魚[10])
   遠隔
(乙川光[12]、獅子春浜理[11]、お紅さん[9])
※[]内は行動値

ソムニアル:「数の文句を言われる筋合いはないな?」
ソムニアル:片腕を上げる。外套の中から、異形の魚群が中空に現れる。
GM:大気の中を泳ぐように、牙を剥いて。主の横に
乙川光:「やれやれ、また魚どもか。捌いて寿司にでもするか?」その身が淡い燐光を纏う。
乙川光:囁きは、その周りに、今や目に見えるほどに大きく。
GM:ではメインプロセスへ。行動値12、乙川君!
乙川光:はい!
乙川光:ムーブはなし、マイナーもなしで、
乙川光:メジャー《神の導き》をお紅さんに。これは即座に対象を行動させ、
乙川光:行動済みにならないアーツです。
GM:行動が早い!
乙川光:しかもなんかこれ回数制限ないんだよな
乙川光:乙川光の人間性を4減少 (13 → 9)
GM:ええ…こわ
乙川光:というわけでお紅さん行動どうぞ、演出は後ほどまとめて!
お紅さん:はーい。
お紅さん:ではムーブアクションでソムニアルとおさかなのところにエンゲージ。

▼エンゲージ
(ソムニアル[6]、魔魚[10]、お紅さん[9])
   遠隔
(乙川光[12]、獅子春浜理[11])
※[]内は行動値

お紅さん:マイナーはなし、パワースタイルで魔魚の群れを攻撃します。
お紅さん:2d6+8 白兵攻撃
BeastBindTrinity : (2D6+8) → 10[5,5]+8 → 18

お紅さん:お、クリティカルだだなこれ。+20で38に。
魔魚の群:ここはガードを宣言
GM:ダメージロールどうぞ!
お紅さん:魔獣の殺意宣言。ダメージを+1dします。
お紅さん:お紅さんの人間性を1(→ 1)減少 (5 → 4)
乙川光:《アタックアシスト》ダメージ1D6+12
お紅さん:ありがとー
乙川光:潰せるなら潰したい!
お紅さん:3d6+31+1d6+12
BeastBindTrinity : (3D6+31+1D6+12) → 8[3,4,1]+31+3[3]+12 → 54

乙川光:乙川光の人間性を2減少 (9 → 7)
お紅さん:54点、さらにガード値を-7点してください。
ソムニアル:《パーフェクトサーヴァント》。《魔界の目付け役》による武器を装備中に使用可能
ソムニアル:対象のダメージ直後に宣言、受けるダメージを2D6+5点軽減!
ソムニアル:2d6+5
BeastBindTrinity : (2D6+5) → 9[3,6]+5 → 14

乙川光:ひええ
お紅さん:ぐ、減らしてきたなぁ。
GM:ガードはマイナス入って0、アーマーは4点。
GM:18点軽減して、36点受ける。まだ生きているぞ!
GM:魔魚の群のFPを36減少 (0 → -36)
GM:演出をどうぞ!
乙川光:では

乙川光:「速攻で行こう。お紅、『やれる』な?」
お紅さん:「おーらい、それじゃ共同作業と行きましょうか?」
乙川光:言葉が加護となって彼女を包む。それは、
乙川光:最適なタイミングで、相手の隙にさえ割り込んで動かすことができる───
乙川光:ファム・シー。音の妖精。名の失われた神。
乙川光:それは、人の精神を操ることも、壊すことも自在にできる。
乙川光:酷く衰えたとは言え、他者を動かすことにかけては、右に出るものはいないだろう。
乙川光:「ゆけ」
乙川光:その振動だけで、彼女は動く。
お紅さん:力ある言葉が、力となってその身に満ちる。
お紅さん:にへっと、その心地よさに笑みを浮かべ。
お紅さん:だんっ──と跳躍。巨大な魔魚の頭上へと躍り出る。そして──
お紅さん:「煮ても焼いても、美味しくなりそうにないんだから──」
お紅さん:がごんっ!
お紅さん:「ぶち砕いちゃいましょう!」
お紅さん:金剛石もかくやと握り締めた両手による、拳槌を叩きつける!
ソムニアル:迫る拳に、悪魔の外套が膨張する。
ソムニアル:地球に存在しない物質で編まれたそれが枝分かれし、拳の勢いを止めるように幾重にも巻き付く!
GM:一撃は届く。しかし本来の力には至らず、その群れを散らすにとどまる
お紅さん:外套に勢いを削がれ、仕留めきれない。
ソムニアル:「これでも可愛がっているんだ、乱暴はよしてくれ」
乙川光:「賢しいな。流石は魔の王子。使える手が多いようだ」
お紅さん:「なら水槽にでも入れて大事に飾っときなさいな?」
お紅さん:ちっ──と舌打ち。

GM:続いてのイニシアチブ。
乙川光:はい!
ソムニアル:こちらは《世界律:神速》、行動権を獲得します
乙川光:神速が来たか…!
お紅さん:おおっと
獅子春浜理:来ましたね…
GM:PC側の対抗待ち、如何でしょう!
獅子春浜理:DF側からは無し!
GM:OK!
ソムニアル:行動に入ります
お紅さん:ありません
ソムニアル:ムーブなし、マイナーで《BS付与:邪毒3》
ソムニアル:メジャー、《不幸者》を使用。社会で判定を行う特殊攻撃
ソムニアル:対象は範囲、遠隔位置にいる乙川君と獅子春君を狙う!
ソムニアル:社会でリアクションを行い、ダメージが通った場合は邪毒3と放心を与えます
獅子春浜理:ならば判定の直前 -《きらめきの壁》(コスト:4)を宣言します
獅子春浜理:同時にDFのアーツなので《魔獣化》(コスト:1)を宣言!
獅子春浜理:対象を僕一人に変更します
GM:眩しい!
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を5減少 (26 → 21)
GM:では対象は獅子春君単体、命中判定に移ります。
ソムニアル:《魔界の目付け役》により達成値+2
ソムニアル:2d6+14
BeastBindTrinity : (2D6+14) → 10[6,4]+14 → 24

ソムニアル:社会でリアクションだ
獅子春浜理:強い!
獅子春浜理:特殊攻撃なのでドッジします!社会!
獅子春浜理:2BB+5%21#+1 【社会】判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@11#3) → 7[2,5]+5 → 12

獅子春浜理:うん、直撃ですね!
ソムニアル:ダメージ直前に《ロイヤルブラッド》。ダメージに12+1D6点
ソムニアル:12+2d6+12+1d6
BeastBindTrinity : (12+2D6+12+1D6) → 12+7[2,5]+12+1[1] → 32

ソムニアル:あまり良くないな。社会属性32点、放心と邪毒3を付与
獅子春浜理:社会アーマー値は8なので24ダメージ!
獅子春浜理:獅子春浜理のFPを0減少 (104 → 104)
獅子春浜理:獅子春浜理のFPを24減少 (104 → 80)
GM:すっげぇ体力
GM:演出へ!
ソムニアル:「──その力。衰えているとしても」
ソムニアル:「厄介だな!」
ソムニアル:悪魔の両目、視線が二人を捉える。その力は知っての通り、災厄を招く不幸の呪い
ソムニアル:視線を通し、奈落から引き上げられた力を流し込む。半魔達の体を内側から破砕しようと、呪いが暴れ回るだろう
乙川光:「っ……!」
獅子春浜理:「ーーーおっと、もう一人いることを忘れないでもらいたいな。」
獅子春浜理:すっと、左の腕を横に伸ばす
獅子春浜理:「僕は皆を守ると宣言した。故に、これより始めるはその証明式。その第一幕だ。」
獅子春浜理:ーーー同時、周囲の脳内に意味不明の数列式の音声が響く
獅子春浜理:『0…11……24……11……1……7……』
獅子春浜理:数式を糧として生きる、その本来たる姿を表すための、電波信号
獅子春浜理:それが、辺りに巻き散らからせ
獅子春浜理:「……その視線、僕の友人を見るに値しない目だ。」
獅子春浜理:ぐいっと、左の腕を引く。
獅子春浜理:その動きに合わせ、数列の鋼線が乙川君に向けられた呪いの視線を遮断する
獅子春浜理:「…………ごっふぅ!……痛いな。思ったよりも痛い。」
獅子春浜理:色彩の反転した目で、ソムニエルを睨む
乙川光:「浜理…!すまない、だが……助かった」
乙川光:「……流石だな」
獅子春浜理:「けども、不条理と、超宇宙と、伊達に誇張されているわけじゃないよ。」
ソムニアル:「驚異的な頑丈さだな……並みの連中なら殺せている呪いだというが」
獅子春浜理:「そうとも。それに今は、証明式の途中だ。過程で死ぬ数学者はいないだろう?そういうことさ。」
獅子春浜理:口から血を流しながら、しかしてふらつきもせずその呪いを受け入れる
獅子春浜理:「さぁ、まだ僕は立っているぞ。来いよ御曹司殿。宇宙の広さを見せてやる。」

GM:改めてのイニシアチブ、宣言がなければ獅子春君の手番!
乙川光:宣言します!
乙川光:《やっちゃえ!》ダメージ+2D6+8で行動
乙川光:お紅さんを対象に発動!
乙川光:今回は行動権は使いますがバフがつくぞ
GM:OK、お紅さんの行動どうぞ
お紅さん:おまたせしました。
お紅さん:では再びおさかなの群れに攻撃します。
乙川光:乙川光の人間性を4減少 (7 → 3)
お紅さん:使用武器はパワースタイル!
お紅さん:2BB+8%4
BeastBindTrinity : (2BB+8@10#2) → 10[5,5]+8+20 → クリティカル → 38

乙川光:すごい
魔魚の群:ヌゥー、ガードだ!
お紅さん:《魔獣の殺意》宣言。
お紅さん:お紅さんの人間性を1(→ 1)減少 (4 → 3)
お紅さん:3d6+31+2d6+8
BeastBindTrinity : (3D6+31+2D6+8) → 8[1,2,5]+31+10[6,4]+8 → 57

お紅さん:57点、ガードを-7
魔魚の群:ガード0で今回は軽減を受けられない…53点食らっては流石に落ちる!

▼エンゲージ
(ソムニアル[6]、お紅さん[9])
   遠隔
(乙川光[12]、獅子春浜理[11])
※[]内は行動値

GM:演出をどうぞ!
乙川光:はーい!
乙川光:「……痛い目を見せてくれたね、僕の友人に」
乙川光:「いや、それは最初からか。真琴を傷つけ始めた時からずっとだ」
乙川光:ゆらり、と瞳が揺れる。
乙川光:「まだまだ、こんなものじゃない。こんなものではないぞ、御曹司殿よ」
乙川光:「半魔の力は境界に立つもの故の力。それを見せてくれる」
乙川光:「…お紅!」
乙川光:「まだ行けるな」
乙川光:「頼むぞ。私は、一人では何もできないのだからな」
お紅さん:「モチのロンっ!」
乙川光:「膾にしてやれ!」
お紅さん:言葉を背に受け、跳躍。
お紅さん:残った最後のひときわ大きな魔魚の鰓に、その手刀を深々と抉りこませる!
お紅さん:そして──
お紅さん:びぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!
お紅さん:尾部まで皮と肉と骨が引き裂かれ、魔魚が文字通り“真っ二つ”となる!
お紅さん:「────────」
お紅さん:びっ──っと、手と腕を染めた黒い体液のようなものを床に払って──
お紅さん:「──ああ、可愛がってたんだっけ?」
お紅さん:主へと、笑みを向ける。
乙川光:ここでエゴロールの申請を。
GM:OK、罪1点どうぞ!
お紅さん:同じく、こちらもエゴロール申請。【ナメたやつをシメる】
GM:そちらもOK。罪1点
お紅さん:ありがとうございます。これで罪3
乙川光:乙川光の罪を1(→ 1)増加 (2 → 3)
ソムニアル:「舐めてくれる。人間め」

GM:お待たせしました、獅子春君の手番へ
獅子春浜理:はい!
獅子春浜理:ではムーヴは破棄。マイナーで力の源の使用を宣言します
獅子春浜理:メジャー で《未知との遭遇》(コスト:3)を宣言。攻撃対象はソムニエル!
獅子春浜理:9+2d6 力の源回復分
BeastBindTrinity : (9+2D6) → 9+5[3,2] → 14

獅子春浜理:獅子春浜理のFPを14増加 (80 → 94)
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を1減少 (21 → 20)
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を3減少 (20 → 17)
獅子春浜理:2BB+1%17#+1 【白兵】判定
BeastBindTrinity : (2BB+1@10#3) → 7[1,6]+1 → 8

獅子春浜理:よ、よわい…
獅子春浜理:あと絆:ソムニエルをエゴ:証明式の達成を求める、に変更します
GM:OK、確定であればリアクションへ!
獅子春浜理:確定でいいでしょう!
ソムニアル:ここはドッジ
ソムニアル:2d6+4>=8
BeastBindTrinity : (2D6+4>=8) → 10[5,5]+4 → 14 → 成功

ソムニアル:回避!
獅子春浜理:しょうがない!
GM:では演出へ
獅子春浜理:「さて、では証明式第二幕と行こう。あまり攻撃は得意じゃないのだけど。」
獅子春浜理:空間に張り巡らせた鋼線の上に乗り、舞う
獅子春浜理:四方からの、空間断裂攻撃を仕掛け、しかし
獅子春浜理:「……づぅ……!」
獅子春浜理:纏まらない。その挙動があまりに遅い。
獅子春浜理:呪いによる弱体がこうまで響くか、と唸りながらもソムニエルへ仕掛け
ソムニアル:見えない攻撃であろうと、従者は捉えた。
ソムニアル:外套の先に魔力の輝きが灯る。陣が描かれ、獅子春君の攻撃が消失する
ソムニアル:「自慢の頭脳も回転が鈍ってきたようだな。動くだけでも辛かろうに」
獅子春浜理:「辛くはないさ。」
獅子春浜理:「証明式を奏でている時、数学者は最も楽しいんだ。勿論達成するからこそだからだけど。」
獅子春浜理:「ーーーそれに」
獅子春浜理:「倉橋真琴さんの苦しみはこうも瞬間的なものではなかったはずだ。それに比べれば、慣れたものだよ。」
獅子春浜理:引きつり気味の笑みを浮かべ、ソムニエルを睨む。
獅子春浜理:この呪い、お前に返してやると言わんばかりに。

GM:配下が吹っ飛んでしまった……行動値9、お紅さんの手番!
お紅さん:はーい!
乙川光:あっ、お紅さんは行動済み!
乙川光:ですが、
乙川光:イニシアチブに使います!
乙川光:《クイックサポート》
乙川光:これによって私は再行動可能になり
乙川光:つまり、再行動スキルがもう一回撃てるというわけ!
GM:インチキ効果!
乙川光:乙川光の人間性を5減少 (3 → -2)
乙川光:ガンガン人間性下げていこうな!
乙川光:というわけでムーブマイナーなしのメジャー!
乙川光:《神の導き》
乙川光:乙川光の人間性を4減少 (-2 → -6)
乙川光:お紅さん再行動!
お紅さん:了解、お紅さん再行動します(ふわー
お紅さん:ムーブ、マイナー放棄。
お紅さん:メジャー、パワースタイルで素殴り! 対象はソムニアル!
乙川光:では
お紅さん:2BB+8%3
BeastBindTrinity : (2BB+8@10#2) → 4[1,3]+8 → 12

乙川光:判定前に《神罰》ダメージ27+8
お紅さん:ごっは、低い(汗)
乙川光:おっと、これは通りますか?
GM:神罰への対応は通る!
乙川光:OK!
乙川光:では、さらに!
乙川光:《ワンモアチャンス》
乙川光:これで振り直し!
お紅さん:ありがとー
乙川光:乙川光の罪を1(→ 1)減少 (3 → 2)
お紅さん:2BB+8%3
BeastBindTrinity : (2BB+8@10#2) → 6[3,3]+8 → 14

乙川光:乙川光の人間性を2減少 (-6 → -8)
お紅さん:ぐー、裏返ってきたか。14で。
GM:これ以上の割り込みがなければリアクションへ移ります!
乙川光:どうぞ!
GM:OK!
ソムニアル:ドッジだ!
ソムニアル:2d6+4>=14
BeastBindTrinity : (2D6+4>=14) → 7[1,6]+4 → 11 → 失敗

お紅さん:やったぜ!
乙川光:よかよか
ソムニアル:ちぃ、軽減等はない!
乙川光:神罰乗ったアタックだぜ
お紅さん:ではまいどお馴染み《魔獣の殺意》でさらに+1d
お紅さん:お紅さんの人間性を1(→ 1)減少 (3 → 2)
乙川光:罪も行きません?
お紅さん:ですねー、使い所。罪を1枚使ってダメージブースト! さらに+5D!
お紅さん:アーマー、ガード値を0に!
GM:載せてくるな!
お紅さん:ではダメージ行きます!
お紅さん:2d6+31+1d6+27+8+5d6
BeastBindTrinity : (2D6+31+1D6+27+8+5D6) → 9[3,6]+31+1[1]+27+8+21[6,6,6,2,1] → 97

お紅さん:97点の装甲無効ガード不可!
GM:ソムニアルのFPを97減少 (0 → -97)
GM:神罰載せた分が響く……! まだ生きてるが相当重い!
GM:演出どうぞ!
乙川光:「浜理、休んでいろ」
乙川光:「いや───違うな」
乙川光:「お前の役割は守りだ。それは私には出来ない」
乙川光:「だから、頼んだぞ」
獅子春浜理:「ーーー任された。」
乙川光:「では、ゆくぞ……お紅!」
乙川光:「今度の一撃は、ちと重い……」
乙川光:獅子春浜理の絆をエゴ:こころあるものを狂気に落としたい へ。
乙川光:「貴様の中も弄ってやるからな…ソムニアル!」
乙川光:音の漣がわんわんと、蟲のようにお紅とソムニアルの元へと向かう。

お紅さん:「おーらい、んじゃあちらさんの頭の回転も、少しばかり鈍らせるとしましょうか!」
お紅さん:ふわ──と、さながら羽根を思わせる動きで、しなやかな肢体が宙に舞う。
お紅さん:「高貴なお方にいきなり手を上げるってのもなんだから──」
お紅さん:がっ!
お紅さん:そしてそのまま両足首で、高貴な方の顔(かんばせ)を挟み込み──
お紅さん:「足蹴にしてみましょうかぁっ!」
お紅さん:足首を支点に、自身の身体を激しく回旋させ──
お紅さん:「ちりゃぁぁぁぁぁぁぁっ──っ!」
お紅さん:その勢いのままソムニアルの天地を返し、硬く冷たいコンクリートへと頭蓋を叩きつける!
乙川光:その、瞬間に。
乙川光:音───否。そこにある精神が、蠢き、ざわざわと脳を掻き乱す。
乙川光:無数の蟲が頭から身体中に広がっていくような、
乙川光:そこから体が腐り落ちていくような、
乙川光:しかしそれはなにひとつ肉体的な感覚ではない。
乙川光:ただ、ただそのこころが、めちゃくちゃに掻き回されているのだ。
乙川光:それを、人は「狂気」と呼んだ。
ソムニアル:「……!」
GM:直接的なダメージはまだいい。魔物である以上、痛手であろうとまだ耐えることはできる
GM:しかし、衝撃に薄まった精神防壁を蝕む音が。悪魔の中さえもかき乱す
GM:知らない感覚に表情が崩れる。余裕の仮面が徐々に消えてゆく
ソムニアル:「貴様ら……!」

GM:最後の手番、ソムニアル
ソムニアル:ムーブなし、マイナーで《BS付与:邪毒3》。メジャーで《不幸者》による攻撃
ソムニアル:今回は殴ってきた方を。お紅さんが対象!
ソムニアル:2d6+14
BeastBindTrinity : (2D6+14) → 5[4,1]+14 → 19

ソムニアル:19で確定、社会でリアクションを
お紅さん:判定前に《超暴力》 リアクションを肉体で行います。
お紅さん:お紅さんの人間性を2(→ 2)減少 (2 → 0)
お紅さん:2BB+14%0
BeastBindTrinity : (2BB+14@9#2) → 11[5,6]+14+20 → クリティカル → 45

GM:回すねぇ……判定後だし、対応はないな
お紅さん:やったぜ(ほっ
お紅さん:変異が3段階に進みましたので、【倉橋燈子@疑惑:う~ん】の絆を【力あるモノを蹂躙したい】のエゴに変換します。
GM:演出へ移ります
ソムニアル:吹き飛ばされ、呪いを受けても力が消えたわけではない
ソムニアル:両の目が相手を選ぶ。残った一人、己を狙った女を破壊しようと呪を込めた外套が解け、一斉に襲い掛かる!
ソムニアル:「見下すな、人間が!」
お紅さん:「ふんっ!」
お紅さん:仁王立ち、その胸で真正面から攻撃を受け止める!
お紅さん:ぐにゃり──
お紅さん:刃と化した外套が、肉の宮に阻まれ歪む。
お紅さん:魔鋼すらたやすく穿つはずの必殺の武器が──
お紅さん:ヒトモドキのオンナ如きを、貫くことが能わない!
お紅さん:「ごめんなさいねぇ、王子様」ことさら、嘲るような声音で見下ろして──
GM:エゴの強さこそが魔の強さと言うのなら。人間と悪魔の差とは何か
GM:この半魔は、それを証明して。ここに立つ

GM:クリンナップ! 放心を回復、邪毒による3D6ダメージを
獅子春浜理:3D6 邪毒ダメージ
BeastBindTrinity : (3D6) → 8[3,2,3] → 8

獅子春浜理:獅子春浜理のFPを8減少 (94 → 86)
獅子春浜理:ぐえー
GM:ぐえーとか言うFPではない
乙川光:まだこっちの倍以上あるw
GM:では第一ラウンド終了!

GM:第二ランドへ移行!
GM:セットアップ
お紅さん:魔獣化してるのでもう大丈夫。ありません。
乙川光:なしですー
獅子春浜理:こちらもなし!
ソムニアル:《不和の芽》。自身の【社会】以下の単体を対象として発動。暴走を付与する
ソムニアル:こちらの【社会】は12、《不幸者》を所持する場合+2として計算して14
ソムニアル:対象は守りの要である獅子春君だ
獅子春浜理:対応なし!受けるしかねぇ!
ソムニアル:受け取るがいい
GM:続けてイニシアチブ!
ソムニアル:二発目の《世界律:神速》!
乙川光:やはり来たー!
お紅さん:ガンガンくる!
ソムニアル:行動権を獲得! ムーブなし、マイナーで《BS付与:邪毒3》。
ソムニアル:《不幸者》による攻撃を行うが、直前に《世界律:崩壊》を宣言。対象と射程をシーンに拡大!
乙川光:びゃー!
GM:対応なければ判定へ!
お紅さん:ちょいお待ちを
お紅さん:おまたせしました
お紅さん:《万物の打倒者》を宣言! コストで罪1を使用。その判定に-20してください。
乙川光:あれ、罪でしたっけ
GM:愛ですね
お紅さん:まちがい、愛でした(汗) 罪2/愛5となります。
GM:宣言も判定直後だが、とりあえず判定へ
ソムニアル:2d6+12
BeastBindTrinity : (2D6+12) → 5[2,3]+12 → 17

ソムニアル:《世界律:超越》を宣言、《万物の打倒者》と併せてプラマイ0
ソムニアル:17で確定、社会でのドッジとなります!
乙川光:はい!
乙川光:2BB+5%-8>=17 【社会】判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@9#2>=17) → 8[4,4]+5 → 13 → 失敗

乙川光:クリティカルには1足りない
獅子春浜理:2BB+5%17#+1>=17 【社会】判定
BeastBindTrinity : (2BB+5@10#3>=17) → 8[3,5]+5 → 13 → 失敗

GM:C9はヒヤヒヤするな…
獅子春浜理:1足りない!
お紅さん:2BB+5%0
BeastBindTrinity : (2BB+5@9#2) → 8[3,5]+5 → 13

お紅さん:同じくw<1足りない
獅子春浜理:仲がいい!!
乙川光:みんな13じゃん!
お紅さん:みんなー
GM:命中、割り込み等がなければダメージへ
獅子春浜理:待った!罪の効果『回復』をここで宣言します
獅子春浜理:罪1点を使ってバステを回復、FPを【加護】+10点回復します!
獅子春浜理:暴走を回復、FPを13回復します
GM:しっかりやってくるねぇ、OK!
獅子春浜理:獅子春浜理の罪を1(→ 1)減少 (2 → 1)
獅子春浜理:獅子春浜理のFPを13増加 (86 → 99)
獅子春浜理:そしてカバーリングと《守護の盾》(コスト:1)、《レンジドカバー》を宣言してお紅さんをカバー!
獅子春浜理:獅子春浜理の人間性を3減少 (17 → 14)
GM:そつがない。ダメージへ移行!
ソムニアル:《世界律:絶望》、ダメージへ+30と装甲ガードを無視する
ソムニアル:2d6+12+30
BeastBindTrinity : (2D6+12+30) → 10[5,5]+12+30 → 52

ソムニアル:52点で確定だ、食らっていけ!
乙川光:どう足掻いてもかり死するので、罪を1切って復活します。
獅子春浜理:お紅さん分合わせて104ダメージ!耐えられない!
乙川光:乙川光の罪を1(→ 1)減少 (2 → 1)
獅子春浜理:同じく罪一点切って復活します!
獅子春浜理:獅子春浜理の罪を1(→ 1)減少 (1 → 0)
お紅さん:守ってもらったのでノーダメージ(`・ω・´) ありがとー
乙川光:乙川光のFPを19に変更 (33 → 19)
GM:OK、演出へ!
獅子春浜理:獅子春浜理のFPを82減少 (99 → 17)
GM:侮っていた半魔達の攻撃に、追い詰められている。それが魔王の息子の神経を苛立たせる
ソムニアル:「不愉快だ……この音も、貴様らの全てが!」
ソムニアル:手にした“羽根”から力をさらに引き出す。空間に満ちる威圧感、膨れ上がる自己(エゴ)
乙川光:「くは、いよいよ余裕をなくして来たな魔界の王子!」
乙川光:「ここで仕掛けてくるか!良いぞ、我一匹くらいならば軽々と潰せるだろうよ!」
ソムニアル:「見下すか、過去の残りかすの分際で!」
ソムニアル:「消え去れ!! 神の欠片であろうと、俺を侮辱するな!」
お紅さん:「ったく往生際の悪い!」
お紅さん:動きを阻もうと踏み込むが──止めるには至らない。
ソムニアル:爆発。彼の悪魔としての力、災厄を引き起こす呪いが直接的な質量へと変質し、三人めがけて殺到する
ソムニアル:元より呪いをかけられていた獅子春にとっては、なおのこと強烈な一撃となって迫る!
乙川光:体中から血を噴き出して襤褸雑巾のように吹き飛ぶ!
獅子春浜理:「……ふぅー……ふぅ。『7……15……14……12……22……1』……」
獅子春浜理:強大な呪いの二重にかけられ、自身の数式を解く、という強烈なエゴを増幅されて
獅子春浜理:しかして、落ち着いて数字を数えることで、そのエゴの力を真逆に通す!
獅子春浜理:「ーーーよし、目が覚めた!!覚めたならば間に合うはずだ!」
獅子春浜理:数列で構成された鋼線を、お紅さんへ向かって投げ、つかむ
獅子春浜理:「飛んでいって、避けろぉ!!」
お紅さん:「おおっとう!?」
獅子春浜理:横っ飛びにお紅さんを投げ飛ばし
獅子春浜理:「余った分は……こっちで受ける!!」
獅子春浜理:余波が飛ばぬように、数学的見地に基づいた空間制圧で、できるだけ攻撃を自分へ向け
獅子春浜理:吹っ飛んだ
ソムニアル:「小細工を! 呪いを受けて、なぜそこまで走る!」
ソムニアル:「たかだか小さな命ひとつに、魔の価値を賭けるのか! 理解できん!」

GM:改めてイニシアチブ、乙川君!
乙川光:はい、手番前のイニシアチブに!
乙川光:《やっちゃえ!》を発動!ダメージ+2D6+8で行動させる!
乙川光:対象はお紅さん!やっちゃえー!
乙川光:乙川光の人間性を4減少 (-8 → -12)
GM:人間性の減りがえげつない
GM:行動へどうぞ!
お紅さん:ありがとー!
お紅さん:ムーブ&マイナー放棄!
お紅さん:パワースタイルで攻撃!
お紅さん:2BB+8%0
BeastBindTrinity : (2BB+8@9#2) → 11[5,6]+8+20 → クリティカル → 39

お紅さん:くりっと! 39で
お紅さん:命中はこれで確定。
お紅さん:リアクションお願いします。
ソムニアル:ドッジ!
ソムニアル:2d6+4
BeastBindTrinity : (2D6+4) → 7[3,4]+4 → 11

GM:ダメージをどうぞ
乙川光:愛+罪投げます!
お紅さん:《魔獣の殺意》と罪のダメージブーストを使用宣言。人間性-1の、罪1消費で 罪1/愛5
乙川光:ダメージブースト!+5D6どうぞ!
乙川光:乙川光の罪を1(→ 1)減少 (1 → 0)
乙川光:乙川光の愛を1(→ 1)減少 (6 → 5)
お紅さん:友情パワーを受け取りました。これでダメージダイスは+10D ダメージ行きます!
お紅さん:2d6+31+1d6+2d6+8+5d6+5d6
BeastBindTrinity : (2D6+31+1D6+2D6+8+5D6+5D6) → 4[1,3]+31+6[6]+6[2,4]+8+18[4,1,4,6,3]+19[4,2,5,6,2] → 92

お紅さん:92点の装甲ガード無視!
GM:でか……
お紅さん:お紅さんの人間性を1(→ 1)減少 (0 → -1)
ソムニアル:耐えきれるか!
GM:FP0、超越を抱え落ちするとは……無念!
お紅さん:やったぜ!
GM:フィニッシュへどうぞ
乙川光:では

乙川光:襤褸きれのように、少年の形をしたものが転がっている。
乙川光:それが、波紋が走ると、とぷんと消えて失せる。
乙川光:『侮辱?侮辱など、していないとも』
乙川光:『我は驚嘆しているのだよ。どのようなものであれ、そう』
乙川光:『この残り滓に比べれば、はるかに力強い』
乙川光:声が響く。
乙川光:音の波紋が伝って───捉える。
乙川光:ソムニアルの頭に、直接それは響いた。
ソムニアル:「……!」異音、ノイズが明確な声となり。内側から響く
乙川光:『そのエゴから何れ程の狂気が引き出せるものかと、試してみたくなったのだよ』
乙川光:『……誇るが良い、魔の王子よ。お前は強き者だった』
乙川光:『だが、ここまでだ』
乙川光:ぎゅるるるるる、と回旋するドリルのように音が身体中を通り抜ける。
乙川光:そして───
乙川光:いつの間にか、先ほどと同じところに少年は立っている。
乙川光:「『お紅』」
乙川光:「『引導を渡してやれ』」
ソムニアル:「貴様ぁ!!」絶叫と共に、視線が少年を射抜くように向けられる。
GM:しかし既に遅い
お紅さん:「もー、ほんと獅子春くんも乙川くんも頼れる。愛してるわ~」
お紅さん:投げ飛ばされた空中でくるりと身を翻し、二人の頼れる仲間にウインク&投げキッス。
お紅さん:そしてそのまま、ソムニエルの目の前に降り立って──
お紅さん:「はぁ~い」
お紅さん:にこやかに、親しい友人に語りかけるような笑顔を浮かべながら──
お紅さん:ごずっ!
お紅さん:両の貫手をその胸郭へ穿ち放ち、体奥深くへと抉りこませる。
お紅さん:「さて──と、おさかな好きの王子様」
お紅さん:ぐぢぐぢぐぢぐぢぐぢぐぢぐぢぐぢ──がっ!
お紅さん:肉と臓腑を押し分け抉り進んだそれぞれの手が、その背中へと辿り着き、左右の肩甲骨を鷲掴む。そして──
お紅さん:「“三枚おろし”って──ご存知?」
お紅さん:至近。
お紅さん:鼻先が触れ合うほどに近づいたオンナの顔に、紅い紅ーい三日月が浮かび──
GM:声はない。見た目といえど、人間を模した肉体に与えられた一撃は重く
GM:残った力を以て、“羽根”による反撃を試みる。しかし腕は動かず
GM:目が合う
お紅さん:その目が最後に捉えたのは──エゴに酔う魔物の笑み。

お紅さん:ぶぢぶぢぶぢぶぢぶぢぶぢぶぢぶぢぶぢっ──

お紅さん:左右に引き裂かれる。
お紅さん:紙切れのように、易易と。

お紅さん:魔力もクソもない、ただの純粋な“暴力”によって。
お紅さん:力あるもの(ドミネイター)は臓腑と背骨を風に晒す、無残な姿へと成り果てた。
GM:静かに、手の内へあった“羽根”が落ちる。
GM:災禍の中心にあった力は消えて。建物の中に満ちる呪い──それぞれの体を蝕んでいたものもまた、吹かれた塵のように抜けてゆく
GM:残るのは、一人の人間と半魔達だけだ。……後継者であった残骸も、黒い汚泥と化して。消えた

バックトラック

GM:戦闘終了!
お紅さん:やったー!
乙川光:勝ちましたわ
獅子春浜理:勝ったぜー
GM:無事戦い抜いた三人、お疲れ様です。人間性の回復に移りましょう
お紅さん:大事!
GM:各自、絆の回復など宣言して復帰をどうぞ
乙川光:あ、SAの達成についてはいかがでしょう
GM:そうですね。乙川君も無事に黒幕を潰して【燈子を助ける】ことはできましたし
GM:獅子春君も呪いの中心を消したのでOK、お紅さんも事件解決。全員達成となります
乙川光:やったー!
お紅さん:やったー!
獅子春浜理:わーい!
乙川光:では、まずはエゴ化した絆を愛三つ使って回復して…
乙川光:SA達成の倍ぶりで行こうと思います
獅子春浜理:マイナス行っていないのでこのままかな
乙川光:12d6-12
BeastBindTrinity : (12D6-12) → 42[1,6,1,2,2,3,3,6,3,5,6,4]-12 → 30

お紅さん:こちらもエゴ化した3つを愛3使って絆に変更。
お紅さん:SA分の×2はノーペナで行けるので、こちらも12dで行こうかと思います。
乙川光:ちょっと勢いが良すぎたな…最終人間性による経験点は4点。無事帰還。
GM:よかった一番削れてたから怖かった
お紅さん:12d6-1
BeastBindTrinity : (12D6-1) → 39[1,5,3,2,4,4,6,1,3,1,3,6]-1 → 38

お紅さん:あ、経験点表見間違えてた(汗)
GM:一応経験点の算出になるから獅子春君もお願いね
お紅さん:こちらも4点域です。
獅子春浜理:あ、了解です
獅子春浜理:じゃあこのまま振りましょう。4d
獅子春浜理:4d
BeastBindTrinity : (4D6) → 13[2,3,6,2] → 13

獅子春浜理:27点!4点ですね
GM:OK。みんな帰還!


エンディングフェイズ/シーン1


GM:結葵が落ちた“羽根”を拾い上げ、スーツの内ポケットから護符の張られたケースを取り出す
GM:開き、中に納めて。
悠木結葵:「本当に頑丈ね、貴方」獅子春君へ声をかけ、手を差し伸べる
獅子春浜理:「…………っぅ、でも流石に堪えましたよ。今の今まで起き上がれなかったわけですし」
獅子春浜理:その手を握り、さらに自身の鋼線を支えに立ち上がる
獅子春浜理:「終わった……んですね。」
お紅さん:「そうそ、おしまい。おつかれさん」毒気の抜けたのほほん笑顔で応じる血まみれのオンナ。
乙川光:「燈子さんと……真琴さん……は?」
乙川光:そこには、燐光もゆらめきも消え失せた、少年が一人。途方に暮れたような顔で立っている。
お紅さん:「っと、そか。肝心要のそれが残ってたわね」
獅子春浜理:「……ああ、そうだ。僕はまだ休めなかった。」
倉橋燈子:「みんな……」目の前で繰り広げられた死闘に茫然としながら
GM:幽霊に抱えられた少女は、まだ目を覚まさない。
乙川光:「怪我は……ないみたい、だね。よかった…」
倉橋燈子:「みんなの、おかげ。……ごめんね、ちょっとまだ動揺してて」
GM:初めて魔物同士の戦いを見たことで声が震えている。しかし、視線が姉へと向いて
倉橋燈子:「大丈夫、だよね。起きてくれる……よね?」
乙川光:「……うん」
お紅さん:「ま、慣れてないとね~」
獅子春浜理:「……そのはず、だけれど。僕の中にあった呪いは、綺麗に消えているはずだ。なら、倉橋真琴さんも。」
お紅さん:八割がた、残虐行為の原因となったオンナが微笑んで。
乙川光:「…まだ、弱っているんだと思う。ずっと呪いに…さらされてたんだし…」
お紅さん:「羽根に干渉したショックもあるかもね」ふむふむと覗き込む。
悠木結葵:「それに、“羽根”と一緒に生命エネルギーの一部も抜かれたようだし……」
乙川光:「…………」少し、思案して
お紅さん:「むー、壊すのは得意だけど、直したり治したりは苦手なのよね、あたし」難しい顔で。
獅子春浜理:「数式は時に便利だけれども、人の命にまでは……」 と唇を噛む
乙川光:「多分、それならどうにか……できるかも、しれない……」
乙川光:「………僕が、呼びかける。だから……」
乙川光:「獅子春くん。手を、握っててあげて。真琴さんの」
獅子春浜理:「…………」 少し、黙し
獅子春浜理:「うん、わかった。やってみよう。」
お紅さん:「ん──そね」
お紅さん:「結局のとこ、そーよね」
獅子春浜理:「僕にはそれがどういうことなのかはわからないけれど、」
獅子春浜理:「乙川君がそう言うならば、間違いはないはずだ。」
お紅さん:エゴだけではない
お紅さん:絆あるからこその、我らなのだから──
乙川光:すう、と息を吸って。
お紅さん:「任せた、乙川くん、獅子春くん! それに燈子ちゃん!」
乙川光:『真琴さん───倉橋真琴さん』
乙川光:『あなたのたましいは───こころは───いま』
乙川光:『もとのカタチへともどろうとしている───だから』
乙川光:『大丈夫。僕の声が届くなら、あなたのたましいは、すぐになおるだろう』
乙川光:『あなたに触れる、絆を感じて。それが、あなたをひきあげてくれる』
乙川光:《絆の救済者》。
獅子春浜理:ーーーぎゅっと、その願いをなんと無しに感じ取り手を握る力を強める
獅子春浜理:「倉橋真琴さん、君は不幸のままいってはいけない。」
獅子春浜理:「その不幸は、君自身が選んだ不幸じゃない。」
獅子春浜理:「そして、僕にぶつかったことも不幸じゃない。」
獅子春浜理:「だから、帰ってきて。」
獅子春浜理:鋼線で、その魂を釣り上げる感覚を想起する。
獅子春浜理:いつだって、数式は思いつきから始まるのだから……!
乙川光:「大丈夫。僕は、音の妖精だから」
乙川光:「君の言葉にも、力が宿る」
乙川光:「奇跡を起こすのは、僕じゃなくて」
乙川光:「君たちの、想いなんだ」
倉橋燈子:握られた獅子春君の手に重なる、半透明の手
倉橋燈子:ただ願う。姉は自分を知らない、それでもいい
倉橋燈子:なんであろうと、ずっと共にいた、自分にとってたった一人の姉なのだ
倉橋真琴:……冷たくなっていた肌に熱が戻ってゆく。呼吸は深く、穏やかに
倉橋真琴:眼は閉じられたままだ。しかしいまの彼女は、穏やかな眠りに落ちているように見えるだろう
お紅さん:「お?」朱が差した顔を確認。
悠木結葵:「……どうやら、もう平気のようね」
お紅さん:「みたいね」
お紅さん:ふぅ──っと一息。
獅子春浜理:「……届いた、みたいだね。」
獅子春浜理:……それでも、その手は離さずに
獅子春浜理:「流石乙川君だ。」
獅子春浜理:と隣で引き上げてくれた友人に笑みを見せる
乙川光:「ううん」
乙川光:「僕ができることなんて、なにもない」
乙川光:「みんなの、おかげだよ」
乙川光:そういって、微笑んだ。
お紅さん:「んー」
お紅さん:「“みんな”なんだから、もちろん乙川くんも込みってことで、ね?」誂うように、微笑んで。
乙川光:「うあっ…?!ず、ずるいですよお紅さん……」
乙川光:むう、と口を尖らせて。
獅子春浜理:「お紅さんの言う通りさ乙川君。この証明式は、誰一人欠けても解にはたどり着かなかったんだ。」
獅子春浜理:「だから、君のおかげでもある。」
乙川光:「もう……」
悠木結葵:「私からも礼を言うわ。協力してくれてありがとう、二人とも」
乙川光:困ったように笑う、しかし満更でもなさそうに。
お紅さん:「えー、あたしあたし、あたしはー?」クールビューティーに鬱陶しく絡む。
悠木結葵:「善意の協力者と仕事の関係は同じではないでしょう」
悠木結葵:「感謝はしているわ。そこは事実」
お紅さん:「わーい、ありがと結葵ちゃん」心底嬉しそうな笑顔でハグる。
悠木結葵:「やめなさい」押し返しながら
GM:……遠く、外からサイレンの音が聞こえてくる。結葵が呼んだ死霊課の仲間達が到着したのだろう
悠木結葵:「燈子さんと真琴さんは、一旦私達の方で様子を見るわ」
悠木結葵:「問題はないだろうから、すぐに戻れると思うけれど」
悠木結葵:「貴方達も送っていくから後は休んで。本当にありがとう」
お紅さん:「はーい、おつかれさん。よろしくね~」女刑事に声をかけて
お紅さん:「さって、それじゃ!」ぐわしっと、少年二人の首に腕を回す。
乙川光:「わわっ!?」
獅子春浜理:「わぉ、なんですか?」
お紅さん:「焼肉行かない、お腹減ったでしょ?」
お紅さん:ぎゅるるるるると、お腹の音を隠さず、堂々と。
乙川光:「それって…お紅さんが行きたいんですよね……?」
お紅さん:「もっちろーん!」
お紅さん:満面の笑顔で。
乙川光:「ふう……いいですよ、付き合いますよ。でもこっちのお財布は当てにしないでくださいね?」
獅子春浜理:「焼肉……興味がありますね。普段そういうものは食べることが少ないので。」
乙川光:仮にも高校生なんですから、と付け加えて。
獅子春浜理:「あ、お財布は僕も期待しないでください。」
お紅さん:「もちろん奢るわよー! だいじょーぶ! ツケが効くお店知ってるから!」
お紅さん:それは奢りなのだろうか?
乙川光:「堂々としてらっしゃる……僕にはとても真似できません……」
獅子春浜理:「ツケ!古いドラマで学びましたよそれ。絶対に払わない支払いのやつですね!」
獅子春浜理:「うーん、それは楽しみだ!」
獅子春浜理:と満面の笑み
お紅さん:「んじゃオッケーってことで。れっつらごー!」おーっと音頭を取る。
乙川光:「ま。たまには…いいか」
獅子春浜理:「楽しみだね乙川君。君とこういうことをするのも初めてだ。うん、楽しみだね!」
乙川光:「……ふふっ。そうだね。うん、楽しみだ」
乙川光:「君とはもっと、話してみたかったしね」
獅子春浜理:「僕もだ。此度のことで君に一層興味が湧いたもの。」
獅子春浜理:「今までは友人、ということに疑問符を抱いていたけれどーーー」
獅子春浜理:「うん、間違いなくこれは友、と言えるやつとわかったよ。」
獅子春浜理:「これからもよろしく、でいいのかな?」
獅子春浜理:と言って、手を差し出す
乙川光:そっと、手を握る。
乙川光:「うん」
乙川光:「…よろしくね。これからも」

エンディングフェイズ/シーン2/「お紅さん」


GM:週末の居酒屋の中は、酒気を帯びた者達の盛大な笑い声に満ちている
GM:池袋の一角にあるその店は月に数度、半魔達だけの貸し切りとなり。アレナを展開した店内では人間の姿から少しだけ解き放たれた者達がそれぞれテーブルを囲んでいた
悠木結葵:「ひとまずこれで事件は解決。お疲れ様」
悠木結葵:対面に座った結葵が梅酒の入ったグラスを掲げる
お紅さん:「うえーい、かんぱーい!」上機嫌で大ジョッキを掲げ、次の瞬間には呑み干している。
お紅さん:「おねーさんおかわりー!」そしてすぐさまおかわりの要望。
お紅さん:「いやー、たっまんないわね~(たまの)仕事の後の一杯は!」
悠木結葵:「いつも同じこと言ってるんじゃないの」小鉢を箸で突く。凍らされたほうれん草の和え物を口に運んだ
お紅さん:お通しの枝豆をプチプチっと剥いて、ひょいぱくひょいぱくと口に放りながら、微笑む。
お紅さん:「ふっふっふ、大事なことは二度、そしてもっと大切なことは何度言ったって構わないのよん」
お紅さん:アルコールや肴だけでなく、周囲の喧騒そのものも楽しみ、満足気に微笑む。
悠木結葵:「そう。……それで、何から聞いておきたいの」
悠木結葵:「わざわざお酒を飲ませるために人を呼びつけるだけではないでしょう」
悠木結葵:それだけなら断っているところだ
お紅さん:「えー、どっちかといえばそちらが主なんだけど、それじゃたぶん結葵ちゃんつきあってくれないし」
お紅さん:からかうような笑みで。
悠木結葵:「人手が足りないから貴方に頼んだっていう発言忘れてるでしょう」
お紅さん:「さておき、聞きたいことがあるってのも、ウソじゃないわよ、うん」
お紅さん:追加で頼んだ手羽先を、バリバリとまるごと噛み砕きながら。
お紅さん:「──で、ひとまずってことだけど、あのあとどーなったの、燈子ちゃんと真琴ちゃん?」
お紅さん:率直に、問う。
悠木結葵:霜をグラス表面に張り、温度の変わらない薄緑色の液体を口に運ぶ
悠木結葵:「真琴さんは入院中、だけど経過は良好。もう少しすれば問題なく退院できる」
悠木結葵:「噂については室長達……特命刑事が火消しに回っているし」
悠木結葵:「時間はかかるけど、学校には戻れるわ」
お紅さん:「お、それはなにより。人の噂も九九八十八って言うもんねぇ」
お紅さん:八十一だったかしら? など、根本からずれてる疑念が少しだけ脳裏によぎる。
悠木結葵:「燈子さんについては、そうね」
悠木結葵:「問題ないとだけ伝えておく」
お紅さん:「ん、りょーかい」
お紅さん:口数は少ないことは知っている。
お紅さん:そしてそれにもまして、信のおける相手だと言うことを、それ以上に知っている。
お紅さん:故にその言葉だけに納得し、満足気に微笑む。
お紅さん:「──んじゃあらため。よかったわねぇ、結葵ちゃん」すでに二桁目となった大ジョッキを、そちらへと掲げる。
悠木結葵:「そうね。まぁ、色々はあるけれど」
悠木結葵:「貴方が協力してくれたことで解決したのは事実」
悠木結葵:「感謝しているわ。お紅」
お紅さん:「うへへー、うれしいなぁ。結葵ちゃんの『スキスキアイシテル』もらっちゃったぁ」照れり照れり。
悠木結葵:「……あの二人に変な絡み方してないでしょうね」
悠木結葵:「実の齢はどうあれ。彼らも表向きは学生なのだから」
お紅さん:「だいじょぶだいじょぶ、死霊課のお世話になるようなことはしてないわよ」ぱたぱたと手を振って否定。
お紅さん:※死霊課のお世話になるようなケースは、もはや最終段階です。
お紅さん:「でもかーいーわよね、獅子春くんも乙川くんも」
お紅さん:なにかを思い出し、さらに表情を弛緩させながら。
お紅さん:「特にこー、乙川くんはギャップがこー、たまらんちんとゆーかうん」(じゅるり
悠木結葵:盛大な溜息を隠そうともせず零す
お紅さん:「でもねー、あたし結葵ちゃんも好きよー、モチのロン」
お紅さん:「貴重で数少ない」
お紅さん:「“本気”につきあってくれるコだし」
お紅さん:見せる笑みはそれまでと違う、どこか肉食獣めいたもの。
悠木結葵:「評価されてると思っていいのかしら」
お紅さん:「とーぜん」
お紅さん:「欲望(エゴ)に任せるも、繋がり(絆)に流されるもよし」
お紅さん:「希少よぉ、そーゆーお相手って?」
お紅さん:つつーっと、テーブルの上に置かれた指に指を絡める。
お紅さん:「よければどーお、このあと一戦?」
悠木結葵:「死霊課は暇がないと言ってるでしょう」
お紅さん:「ちぇー、つれないのー」あっさり手を引き、再びジョッキの中身に口をつける。
お紅さん:「でもせめて、この席くらいはつきあってくれるんでしょ?」
お紅さん:それまでとはまた違うほほえみを向ける。
お紅さん:それはまるで、人が人に向けるような──
悠木結葵:もう一度溜息を落として
悠木結葵:「あと一杯。それだけよ」
悠木結葵:半分ほど減ったグラスをもう一度、持ち上げる
お紅さん:「やったー、だから結葵ちゃん大好きー!」
お紅さん:半ば空になってしまったジョッキを掲げ
お紅さん:「それじゃもっかい、めでたしめでたしに──」
お紅さん:どこか滑稽な、それでいて喧騒の中でもよく響く澄んだ声で
お紅さん:「かんぱ~い!」
お紅さん:人でも魔でもないモノが、満面の笑みを浮かべ心の底より寿いだ。


エンディングフェイズ/シーン3/「獅子春浜理」


GM:戦いが終わろうと、めでたしで終わることはそう多くない
GM:噂はその最たるもので。学校という小規模な社会で流布されてしまったものが消えるのは、時間を要する
GM:死霊課の特命刑事が対応に当たっていること、そして倉橋真琴が退院していることは知らされていた
GM:そして今日の君は帰路の途中。
倉橋真琴:「あ」あの時と少し違う形で。目が合う
倉橋真琴:簡単なデニムとロングシャツにパーカー。少し散歩に出ていた、といった装い
獅子春浜理:「あ、倉橋真琴さんだ。」
獅子春浜理:ふっと、あの時と同じように、ライトノベルを片手に
獅子春浜理:しかして、向かう足はしっかりと方角を見定め
獅子春浜理:「こんにちわ。とてもちょうどいいところで会いましたね」
獅子春浜理:そう笑顔を向ける
倉橋真琴:「こんにちは。……獅子春君、だよね」
倉橋真琴:あの頃に比べて顔色はずっとよくなっている。ただし、対人の付き合いには少し壁が残っている様子だ
獅子春浜理:「ええ、その通りです。ほぼ初対面だとは思いますけど、まぁ色々あって。」
獅子春浜理:「いやいや、かと言って何か変なことをしようとしにきたわけというのではなく。」
獅子春浜理:これです、と言って学校で渡された荷物一式を見せる
獅子春浜理:「これを届けるようにと言われたものでしてね。軽く縁あって、ということで。」
倉橋真琴:「あ。それは、わざわざありがとう」
倉橋真琴:頭を下げて
倉橋真琴:「ごめんね。遠回りだったりしたら迷惑かけちゃった」
獅子春浜理:「いえ、全然遠回りじゃないですよ。近道というわけでもないですけれど。」
獅子春浜理:「実はそんなに遠くないんですよ、僕の家。」
獅子春浜理:「ですから、このままこの荷物を運んでいこうかと思いまして」
獅子春浜理:「体調おかげんはいかがです?」
倉橋真琴:「うん、ほとんど大丈夫なんだけど。もう少し様子を見た方がいいって言われて……」
倉橋真琴:「……」荷物のことでいいのだろうか、と少しだけ躊躇う表情を見せるが
倉橋真琴:「じゃあ、甘えてお願いしてもいいかな。私もそろそろ帰るところだし」
獅子春浜理:「ならばお任せあれ。別に重いものでもないんですけど。」
獅子春浜理:「ああいえね、以前から倉橋真琴さんのことは僕からは知っていたのですけど」
獅子春浜理:「まだ表情が以前に比べて固いですから、少々ばかし気になって」
獅子春浜理:よっと、声をあげながらその荷物を再び背負う
倉橋真琴:「……色々、あったから」
GM:死霊課のカウンセリングによれば、魔物に関する事柄は彼女は覚えておらず
GM:単純な不幸が積み重なった結果、と自らの中で結論を付けていた
倉橋真琴:「獅子春君のこと、私もちょっとだけ聞いてたよ。なんだか面白い男子がいるって友達が」
倉橋真琴:「いつも本読んでるから真面目な人かと思ってた」
獅子春浜理:「おおっと、真面目であるかそうでないかと言われると難しいところですね。」
獅子春浜理:「さて、ある一点に関しては至極真面目のつもりなのですけれど」
獅子春浜理:……そうはいうが、その詳細は語れない。自らの根源に関わる世界を、彼女は覚えてないのだから
獅子春浜理:「……確かに色々あったみたいですけど、倉橋真琴さんに何事も無くてよかったという点は、真面目に考えてますよ」
獅子春浜理:「ええ、それはもう。僕自身は不幸でもなかったですしね。」
獅子春浜理:色々な話をぼかしつつも、そう、告げたかった
獅子春浜理:不幸ではなかった、と。それだけは。
倉橋真琴:「ありがとう。そう言ってくれると、ちょっと楽になる」
倉橋真琴:「……」少しだけ、逡巡を挟む
倉橋真琴:「獅子春君、ちょっと聞いてもいい?」
獅子春浜理:「はい、はい?はい。なんでしょうか。」
獅子春浜理:「お答えできることならば、何なりとどうぞ?」
倉橋真琴:「私、失神して警察の人が病院に連れて行ってくれた……そう聞いてるんだけど」
倉橋真琴:「……その時、獅子春君。居合わせてたりしない?」
GM:当然、あの戦いを覚えているわけではない。
獅子春浜理:「……」
獅子春浜理:少し、悩んだ。
獅子春浜理:果たしてそれを答えるべきなのか、自身は小説の中の主人公がごとく、あの場にいたと言っても良いものか
獅子春浜理:どこまで、語るべきなのか
獅子春浜理:「……さて、それは僕であるかもしれないし、僕でないかもしれないですね」
獅子春浜理:「シュレーディンガーキャッツ、という言葉があります。観測するまでそれはそうであるかわからない、という話」
獅子春浜理:「だから……そう、ですね。」
獅子春浜理:一つ、区切り
獅子春浜理:「倉橋真琴さんが、それを僕だと思っていれば、きっとそれは僕なのでしょう。」
獅子春浜理:「……世の中には秘密というものがあります。それを知るべきかどうかは、僕にはわかりません。」
獅子春浜理:「特に、今の倉橋真琴さんが知るべきか、どうかは。」
獅子春浜理:「ーーーただ。」
獅子春浜理:ふっと、頭に思い浮かべる。
獅子春浜理:似た顔をした、倉橋真琴さんに似た、半透明の存在を
獅子春浜理:「きっと、知るべき時は来ると思います。その時初めて、その事象は観測されるかなと。」
獅子春浜理:「さすれば真実は……明らかになるかな、と。」
獅子春浜理:悩んだ。そこまで伝えるかは悩んだ
獅子春浜理:だけれども、証明されたものを全く伝えないのは、其れは違うと思考する
獅子春浜理:これは、きっと、倉橋真琴さんへの、数学的問題なんだろう
獅子春浜理:意地の悪い話だ、と自分自身を評価した
倉橋真琴:「…………」想定をしていなかった回答に目を丸くする
倉橋真琴:ただ、彼が煙に巻いていたり。変なことを言っているわけではないと、それは理解できた
倉橋真琴:「だったら、そう思っておくね」
倉橋真琴:「……夢なのか、私の疲れた結果の幻聴なのか。呼んでくれた人達がいたの」
倉橋真琴:「それが獅子春君や、もう一人……ううん」
倉橋真琴:「女の子と、不思議な声。……目が覚めても、それだけは覚えてたから」
倉橋真琴:「変なこと言ってごめんね。ちゃんと考えてくれてありがとう」
獅子春浜理:「……それだけ、倉橋真琴さんを想ってくれる人がいる、っていうことですよ。」
獅子春浜理:「僕自身も、貴方が元気がなかったのは、気にかかっていましたからね。」
獅子春浜理:他意はない。
獅子春浜理:「色々ありましたけど、また元気になってくれることを、僕は願っていますよ」
獅子春浜理:なぜならば、と、ひょい、と塀の上に立つ
獅子春浜理:「貴方は学校でも随一の『元気』『活発』という存在なのですから!」
獅子春浜理:「時間はかかるかもしれませんけれども!きっと皆も待っています!」
獅子春浜理:「……その時に、復活の一端になれたならば!証明式の修復に一役買えたというものです!」
獅子春浜理:両の手を広げ、天を仰ぐ。
獅子春浜理:少しだけ、少しだけ。
獅子春浜理:自分の素を、正体の欠片を、いずれ理解するかもしれない世界を
獅子春浜理:すこーしだけ、倉橋真琴に魅せつける
倉橋真琴:その奇妙な、友人と言うにもまだ未知数の少年を前に。
倉橋真琴:ほんの少し、口元が緩む
倉橋真琴:「うん。きっとじゃない、ちゃんと戻るよ」
倉橋真琴:「──また話そう、獅子春君。今度は……学校で!」
倉橋真琴:引っ張られるように。あるいは自らを奮い立たせるように。声を張って答えた
獅子春浜理:その表情を見て、納得した
獅子春浜理:そうか、それを言えばよかったのか、と
獅子春浜理:「うん、そうですね。学校で、次は『友人』として。」
獅子春浜理:「ーーーああ、倉橋真琴さん。」
獅子春浜理:「やっぱり、貴方は笑っている顔が一番可愛いですね。」
獅子春浜理:にっこりと、自分の中で出た解を告げる
獅子春浜理:今まで出てこなかった、『可愛い』という証明を!
GM:次がいつになるかはわからない、だが間違いなく来るだろう
GM:今度は友として。あの場所で、出会うことを願い。君の帰路は続いてゆく


エンディングフェイズ/シーン4/「乙川光」


GM:その夜はまた、月が綺麗に浮かぶ日だった
GM:雲もなく。地上からの光によって、星は見えなくとも
GM:煌々と夜空に浮かぶ月だけは、その存在を主張する
GM:少しだけあの時。倉橋燈子に助けを求められた夜に似ていて
倉橋燈子:「こんばんは、乙川君」
GM:もう一度彼女と出会うのも。偶然ではなかったかもしれない
乙川光:「……こんばんは」
乙川光:少年の顔は、月明かりに照らされている。
乙川光:「調子は…それから、どうかな」
乙川光:彼女の横に並ぶ。
倉橋燈子:「ばっちり。いや、私は別に生きてるわけではないんだけど……」ふわふわと浮かびながら
倉橋燈子:「こうして話したり、自由に飛んだりするのはもう慣れたかな」
GM:──“羽根”によって引き起こされた事件は収束したが、その影響は彼女にも出ていた
GM:倉橋真琴の中で生きていた霊体でしかなかった彼女は、結果的に至近距離で“羽根”の力を受けており
GM:それゆえか。既に一人の半魔として十分な力を得て、いまはそれもコントロールできるようになりつつある
倉橋燈子:「まぁ。お姉ちゃんと会うには、もう少し先になりそうだけど」
乙川光:「……会いたい?」
倉橋燈子:「ずっと一緒にいたからね。でも、本当は私はもういないわけだし」
GM:加えて。魔としての力を得た彼女が、ただの人間である真琴の元に戻ることは難しい
倉橋燈子:「死霊課の人達に色々教わってるけど」
倉橋燈子:「まだちょっと、悩んでる」
乙川光:静かに聞いている。そして、ゆっくり、確かめるように口を開く。
乙川光:「……まず、言っておきたいのは、ね」
乙川光:「君は『ここにいる』、ってこと」
乙川光:「生まれがどのようなものであっても、君は意志を持って存在している」
乙川光:「だから、そのことは否定しないで、いいんだ」
乙川光:「……その上で」
乙川光:「考えるといいんじゃないかな……自分の会いたいという気持ちをとるか」
乙川光:「真琴さんの暮らしを守ることをとるか」
倉橋燈子:「……乙川君は、欲しい言葉をくれるね」
倉橋燈子:足を延ばして。人のように乙川君の隣に立つ
倉橋燈子:「いま会うべきか、守るべきか」
倉橋燈子:「でもそれと同じくらい、私はもっと色んなことを知らなきゃいけないと思う」
倉橋燈子:「“羽根”のせいでこんなことになってしまったけど。私はそのおかげで、乙川君や獅子春君、お紅さんに出会えた」
倉橋燈子:「お姉ちゃんを通してしか外を知らない私に、多くを教えてくれた」
倉橋燈子:「……不謹慎かな、こういうのは」
乙川光:「いいや…」
乙川光:「不謹慎などではないとも。君が新たな世界を開いたのは寿ぐべきことだ」
乙川光:「君はひとつを知り、さらに多くを知りたいと願うようになった」
乙川光:「ならば、今はそれに随えばいい」
乙川光:「こころのままに、というやつだよ」
乙川光:にこ、と微笑む。
倉橋燈子:「貴方もそうだった?」
乙川光:「……僕は、ね」目を細める。薄い波がその表面に浮かぶ。
乙川光:「ひとがこころと、たましいを。学び、カタチにしていくうちに───」
乙川光:「僕になっていた。そして、」
乙川光:「ひとのねがうように、信じるように、振る舞っていたんだよ」
乙川光:「……だけど、ね」
乙川光:「ある時、ふっと思ったんだ。僕にはなんの力もない、って」
乙川光:「ひとのようになりたい。彼らはからだもこころももっていて、自分の力で歩くことができる」
乙川光:「だから、僕はひとのカタチをとるようになった」
乙川光:「……だから……そうだね、僕は、できるならば『そうありたい』」
乙川光:「こころのままに生きられる、君たちのように」
倉橋燈子:「……そっか」
倉橋燈子:「貴方は私達より、ずっと長い道を歩いてきて。これからもそう願ってる」
倉橋燈子:「だったら私も、従おうと思う」
倉橋燈子:乙川君の手を取る。初めての時のように、今度は自らの力で実体を持たせ。指を絡める
乙川光:されるままにする指はやわらかく。
乙川光:体温はなかった。
倉橋燈子:「ありがとう。私達を助けてくれて」
倉橋燈子:繋いだ手に熱はない。しかし、感じるものは確かにある
倉橋燈子:「私はもっと多くを知ってくる。お姉ちゃんから教えられたものだけじゃなく、この境目で」
倉橋燈子:「人と魔物を見て、自分で答えを出してみようと思う」
倉橋燈子:「大事なものは離れても。きっと繋がっていると思うから」
倉橋燈子:「──また会ってくれる? 乙川君」
乙川光:「…ふふ」
乙川光:「何、いつでも会うとも。…もし、お前が真琴と再会したくなったならば…」
乙川光:「いくらでも、付き合うぞ?付き合うだけだがな」
乙川光:そう、少しだけ尊大な口調で告げる。
倉橋燈子:「その言葉、大事にしておくよ」
倉橋燈子:手を放し、足元が大地から離れる。月を背にして
倉橋燈子:「またね、乙川君! 今度はきっと──」
倉橋燈子:「貴方を助けられるようになりたいな!」
倉橋燈子:口にする。言葉を作る、約束以上に確かな誓いとして
倉橋燈子:月の光の中に溶けるように。一人の幽霊が、飛んで行く
乙川光:「───まったく」
乙川光:その姿を見上げて、呟く。
乙川光:「どいつも、こいつも───だれもかれも」
乙川光:「自らの力というものをわかっていない。こころを持ち、動いているのは紛れもなく自分たちであるというのに」
乙川光:「……ほんとうに、ねえ」
乙川光:「ずっと僕たちは助けられて生きてるって言うのに、ね」月を見上げて、語りかける。
乙川光:君たちという、光に。
乙川光:光を受けて輝く影のごときもの。
乙川光:ゆえに、こそ───
乙川光:「また会おうね、倉橋燈子さん」
乙川光:「……そして、僕を助けてくれ。今度みたいに」
乙川光:囁くと、静かに歩き出した。
GM:一人の魔が生き方を決め、そしてまた君は長い道を歩き続ける
GM:月の光を受けた影はどこまでも伸びてゆく。飲み込まれるような黒の中
GM:わずかな輝きは星のように浮かぶ。そうやって、半魔達はこの境界を歩き続けるのだろう


GM:ビーストバインド トリニティ
GM:「たったひとつの大事な欠片」
GM:END.


GM:全行程終了。お疲れさまでした!
乙川光:おつかれさまでしたー!
獅子春浜理:お疲れ様でしたー!
お紅さん:おつかれさまでしたー
GM:長い期間お付き合い頂きありがとうございます。では経験点発行へ
GM:諸々達成でまず5点、SA達成で……5点かな
GM:Dアーツは資産含めて8個、あとは最終人間性で…
GM:全員4点ですね
乙川光:ですねー
お紅さん:はい
GM:22点、合計66で3で割ってGMも22点頂きます
乙川光:わーいたくさん!いただきます!
お紅さん:やたー、ありがたく頂戴いたします(もぐもぐ
GM:改めて、お疲れさまでした! 拙いところもありましたが最後までありがとうございます
獅子春浜理:22点頂きます。ありがたみ
乙川光:本当に楽しかったです!今回はお声かけてくださり本当にありがとうございました…!
獅子春浜理:お疲れ様でした!大変楽しゅう卓でございました!ありがとうございましたー!
お紅さん:参加させて頂きありがとうございます。楽しく充実した日々を送らせていただきました。


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社メディアワークス」が権利を有する『ビーストバインド トリニティ』の二次創作物です。
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